JP2554945Y2 - 液体燃料燃焼機器の芯昇降装置 - Google Patents
液体燃料燃焼機器の芯昇降装置Info
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- JP2554945Y2 JP2554945Y2 JP1892692U JP1892692U JP2554945Y2 JP 2554945 Y2 JP2554945 Y2 JP 2554945Y2 JP 1892692 U JP1892692 U JP 1892692U JP 1892692 U JP1892692 U JP 1892692U JP 2554945 Y2 JP2554945 Y2 JP 2554945Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、石油ストーブなどの芯
上下式液体燃料燃焼機器の芯昇降装置に関する。
上下式液体燃料燃焼機器の芯昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より液体燃料燃焼機器の芯昇降装置
においては、芯昇降動作を確実に行い、かつ、芯組品の
交換を簡単にできるように工夫がなされている。図1
0、11は従来の石油ストーブの芯昇降装置周辺の外観
斜視図である。この従来の芯昇降装置は、芯、芯内筒、
芯外筒、芯ホルダーなどによりなる芯組品3の係合部4
に芯調節軸組品5の昇降アーム7が係合し、この昇降ア
ーム7は燃料タンク1の内部で芯調節軸8と連結し、芯
調節軸組品5は操作部6と連結し、連結板19に連結さ
れている。
においては、芯昇降動作を確実に行い、かつ、芯組品の
交換を簡単にできるように工夫がなされている。図1
0、11は従来の石油ストーブの芯昇降装置周辺の外観
斜視図である。この従来の芯昇降装置は、芯、芯内筒、
芯外筒、芯ホルダーなどによりなる芯組品3の係合部4
に芯調節軸組品5の昇降アーム7が係合し、この昇降ア
ーム7は燃料タンク1の内部で芯調節軸8と連結し、芯
調節軸組品5は操作部6と連結し、連結板19に連結さ
れている。
【0003】操作部6は、芯調節レバー20、消化レバ
ー21、対震重り17などの各種操作部材より構成さ
れ、これらはピン、穴、鎖などにより相互に連結或いは
係合して伝達し、最終的に連結板19を介して芯調節軸
組品5の芯調節軸8を回転させる。芯調節軸8の回転は
昇降アーム7により上下動に変換され、芯組品3を上下
動させる。芯組品3は、燃料タンク1の底部に立設され
た芯内筒2と図示しない芯外筒との間で昇降自在に案内
される芯と、その芯を保持する円筒状の芯ホルダーとか
ら構成され、芯ホルダーには係合穴4が設けてある。芯
ホルダーの係合穴4に係合して芯組品3を昇降させる芯
調節軸組品5は、燃料タンク1の側壁にパッキン27を
介して嵌合固定された軸受け9と、前記軸受け9に回転
自在に支持された芯調節軸8などから構成されている。
前記操作部6の押さえ部材、即ち基板11に切り起こし
部112を設けて連結板19の切り欠き部193を当接
させるようにしていた。
ー21、対震重り17などの各種操作部材より構成さ
れ、これらはピン、穴、鎖などにより相互に連結或いは
係合して伝達し、最終的に連結板19を介して芯調節軸
組品5の芯調節軸8を回転させる。芯調節軸8の回転は
昇降アーム7により上下動に変換され、芯組品3を上下
動させる。芯組品3は、燃料タンク1の底部に立設され
た芯内筒2と図示しない芯外筒との間で昇降自在に案内
される芯と、その芯を保持する円筒状の芯ホルダーとか
ら構成され、芯ホルダーには係合穴4が設けてある。芯
ホルダーの係合穴4に係合して芯組品3を昇降させる芯
調節軸組品5は、燃料タンク1の側壁にパッキン27を
介して嵌合固定された軸受け9と、前記軸受け9に回転
自在に支持された芯調節軸8などから構成されている。
前記操作部6の押さえ部材、即ち基板11に切り起こし
部112を設けて連結板19の切り欠き部193を当接
させるようにしていた。
【0004】前記芯調節軸5の昇降アーム7側は、芯組
品3に係合した状態でこの芯組品3を着脱できるよう
に、連結板19は芯組品3の消火位置から僅かに上昇さ
せた状態で基板11の切り起こし部112よりやや大き
い形状の前記した切り欠き部193が相対するように形
成されていた。また、修理時など芯組品3の交換に際し
ては芯調節軸組品5を矢印の方向に引っ張るだけで芯組
品3を外すことができる。芯調節軸8の反対側の端部に
は連結板19がビス24により固定されている。連結板
19の各操作部材の動作を芯調節軸8に伝達する。芯昇
降動作は、操作部6において何らかの操作が行われる
と、その動作が連結板19により芯調節軸8に回転運動
として伝達され、芯調節軸8の回転は昇降アーム7によ
り上下運動に変換されて芯組品3を昇降する。
品3に係合した状態でこの芯組品3を着脱できるよう
に、連結板19は芯組品3の消火位置から僅かに上昇さ
せた状態で基板11の切り起こし部112よりやや大き
い形状の前記した切り欠き部193が相対するように形
成されていた。また、修理時など芯組品3の交換に際し
ては芯調節軸組品5を矢印の方向に引っ張るだけで芯組
品3を外すことができる。芯調節軸8の反対側の端部に
は連結板19がビス24により固定されている。連結板
19の各操作部材の動作を芯調節軸8に伝達する。芯昇
降動作は、操作部6において何らかの操作が行われる
と、その動作が連結板19により芯調節軸8に回転運動
として伝達され、芯調節軸8の回転は昇降アーム7によ
り上下運動に変換されて芯組品3を昇降する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のような構造
では、芯の昇降動作において操作部6の切り起こし部1
12、芯調節軸組品5および連結板19などの精度いか
んで連結板19の切り欠き部193が切り起こし部11
2に接続してしまって芯組品3の昇降動作が重くなる。
又は連結板19の切り欠き部193に切り起こし部11
2がはまり込む等の問題が生じていた。
では、芯の昇降動作において操作部6の切り起こし部1
12、芯調節軸組品5および連結板19などの精度いか
んで連結板19の切り欠き部193が切り起こし部11
2に接続してしまって芯組品3の昇降動作が重くなる。
又は連結板19の切り欠き部193に切り起こし部11
2がはまり込む等の問題が生じていた。
【0006】本考案は、このような課題を解決すべくな
されたものであり、通常の芯昇降動作時には連結板と操
作部の作動板が同時に回転運動して芯組品から芯調節軸
組品の係合が離脱せず、しかも強度的にも機構機能も優
れ、また前記した係合を容易に解除することができて芯
組品3を離脱することのできる液体燃料燃焼機器の芯昇
降装置を提供することを目的としている。
されたものであり、通常の芯昇降動作時には連結板と操
作部の作動板が同時に回転運動して芯組品から芯調節軸
組品の係合が離脱せず、しかも強度的にも機構機能も優
れ、また前記した係合を容易に解除することができて芯
組品3を離脱することのできる液体燃料燃焼機器の芯昇
降装置を提供することを目的としている。
【0007】本考案は、上記目的を達成するために、芯
組品に係合し、芯組品を昇降させる昇降アームと、この
昇降アームに接続される芯調節軸を含む芯調節軸組品
と、各種操作部材を備えた操作部と、前記芯調節軸に接
続されるとともに前記各種操作部材に連結されて前記操
作部の各種動作を前記芯調節軸組品に伝達する連結板と
を具備した液体燃料燃焼機器の芯昇降装置であって、 前
記操作部は、連結板が係合する鍵部を持った作動板を有
しており、連結板が鍵部に係合した状態では、昇降アー
ムは芯組品から離れる方向への移動が阻止され、連結板
が鍵部に係合した状態で芯組品を上昇させることが可能
で、上昇した状態にある芯組品を操作部材により手動で
下降させると、連結板が鍵部から離脱して昇降アームが
芯組品から離れる方向への移動が可能となるように構成
されている。
組品に係合し、芯組品を昇降させる昇降アームと、この
昇降アームに接続される芯調節軸を含む芯調節軸組品
と、各種操作部材を備えた操作部と、前記芯調節軸に接
続されるとともに前記各種操作部材に連結されて前記操
作部の各種動作を前記芯調節軸組品に伝達する連結板と
を具備した液体燃料燃焼機器の芯昇降装置であって、 前
記操作部は、連結板が係合する鍵部を持った作動板を有
しており、連結板が鍵部に係合した状態では、昇降アー
ムは芯組品から離れる方向への移動が阻止され、連結板
が鍵部に係合した状態で芯組品を上昇させることが可能
で、上昇した状態にある芯組品を操作部材により手動で
下降させると、連結板が鍵部から離脱して昇降アームが
芯組品から離れる方向への移動が可能となるように構成
されている。
【0008】
【作用】この考案に係る液体燃料燃焼機器の芯昇降装置
では、その回転運動で芯組品を昇降アームにより昇降す
る芯調節軸組品の端部に接続された連結板に、芯組品と
昇降アームとが係合した状態のときに、芯調節軸組品が
芯組品から離脱しないように鍵部を操作部の作動板に設
けたので、芯調節軸組品5の昇降アーム7が芯組品3か
ら離脱しない。また、操作部をセット状態にして、芯調
整レバーを引き上げると連結板が時計方向に回転するの
で連結板は作動板の鍵部より解放された状態になり、芯
調節軸組品を移動でき、芯組品を交換することができ
る。
では、その回転運動で芯組品を昇降アームにより昇降す
る芯調節軸組品の端部に接続された連結板に、芯組品と
昇降アームとが係合した状態のときに、芯調節軸組品が
芯組品から離脱しないように鍵部を操作部の作動板に設
けたので、芯調節軸組品5の昇降アーム7が芯組品3か
ら離脱しない。また、操作部をセット状態にして、芯調
整レバーを引き上げると連結板が時計方向に回転するの
で連結板は作動板の鍵部より解放された状態になり、芯
調節軸組品を移動でき、芯組品を交換することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案に係る芯昇降装置の実施例につ
いて、図面に基づいて説明する。図1は本考案の芯昇降
装置を燃料タンクに組み込んだ状態の斜視図、図2は同
じく燃料タンク及び芯調節軸組品の分解斜視図、図3は
同じく操作部の芯交換時の斜視図、図4は同じく芯昇降
装置を燃料タンクに組み込んだ状態の断面図、図5は操
作部の分解斜視図、図6は同じく芯昇降装置のセット時
の状態を示す正面図、図7は図6に示す芯昇降装置の裏
面図、図8は同じく芯昇降装置の手動解除時を示す正面
図、図9は芯昇降装置と連結板との通常の係合時を示す
正面図である。尚、下記する実施例では、前記した従来
例と同様な部材には同じ符号を付している。
いて、図面に基づいて説明する。図1は本考案の芯昇降
装置を燃料タンクに組み込んだ状態の斜視図、図2は同
じく燃料タンク及び芯調節軸組品の分解斜視図、図3は
同じく操作部の芯交換時の斜視図、図4は同じく芯昇降
装置を燃料タンクに組み込んだ状態の断面図、図5は操
作部の分解斜視図、図6は同じく芯昇降装置のセット時
の状態を示す正面図、図7は図6に示す芯昇降装置の裏
面図、図8は同じく芯昇降装置の手動解除時を示す正面
図、図9は芯昇降装置と連結板との通常の係合時を示す
正面図である。尚、下記する実施例では、前記した従来
例と同様な部材には同じ符号を付している。
【0010】本考案に係る芯昇降装置の概略を説明する
と、これは、主として図1、2、3に示すように、芯組
品3の係合穴4には芯調節軸組品5の昇降アーム7の一
端が着脱自在に配設され、昇降アーム7の他端は芯調節
軸8に固定接続されている。芯調節軸8は燃料タンク1
の側壁にパッキン27を介して嵌合固定された軸受け9
に回転自在に支持され、連結板19にビス24により固
定されている。連結板19は、操作部6の各種操作部材
と連結されている。一方、基板11には、重り台18が
固定され、その重り台18の上に対震重り17が倒立状
態で載置されている。また、基板11にはL字形の消火
レバー21が段付きピン26で揺動自在に支持され、基
板11に固定された軸受け12により作動板13が回転
自在に支持されている。
と、これは、主として図1、2、3に示すように、芯組
品3の係合穴4には芯調節軸組品5の昇降アーム7の一
端が着脱自在に配設され、昇降アーム7の他端は芯調節
軸8に固定接続されている。芯調節軸8は燃料タンク1
の側壁にパッキン27を介して嵌合固定された軸受け9
に回転自在に支持され、連結板19にビス24により固
定されている。連結板19は、操作部6の各種操作部材
と連結されている。一方、基板11には、重り台18が
固定され、その重り台18の上に対震重り17が倒立状
態で載置されている。また、基板11にはL字形の消火
レバー21が段付きピン26で揺動自在に支持され、基
板11に固定された軸受け12により作動板13が回転
自在に支持されている。
【0011】対震重り17にはタマ鎖23が取り付けら
れ、前記タマ鎖23は重り台18、消火レバー21のア
ーム遊端部213を貫通して、鎖バネ16が装着された
鎖止め15に連結されている。鎖止め15は、前記した
作動板13の切欠部132の下部に鎖バネ16が位置す
るように介装してある。この鎖バネ16は対震重り17
が転倒時に復帰させる方向に、タマ鎖23を引っ張る機
能を有している。
れ、前記タマ鎖23は重り台18、消火レバー21のア
ーム遊端部213を貫通して、鎖バネ16が装着された
鎖止め15に連結されている。鎖止め15は、前記した
作動板13の切欠部132の下部に鎖バネ16が位置す
るように介装してある。この鎖バネ16は対震重り17
が転倒時に復帰させる方向に、タマ鎖23を引っ張る機
能を有している。
【0012】又、作動板13の作動ピン14は消火レバ
ー21のくの字形案内孔212の係止部211に係脱自
在に係合し、作動板13と基板11との間には降下バネ
10が取り付けられ、作動板13を時計方向に付勢して
いる。更に、作動板13は、芯調節レバー20の長小判
穴201に段付きピン28により回転、および上下動自
在に連結されている。また、芯調節レバー20の上端は
基板11の案内孔111に段付きピン22より上下動自
在に介装されている。更に、芯調節レバー20には微調
ピン25が固定され、その微調ピン25は連結板19の
小判孔191に係合している。
ー21のくの字形案内孔212の係止部211に係脱自
在に係合し、作動板13と基板11との間には降下バネ
10が取り付けられ、作動板13を時計方向に付勢して
いる。更に、作動板13は、芯調節レバー20の長小判
穴201に段付きピン28により回転、および上下動自
在に連結されている。また、芯調節レバー20の上端は
基板11の案内孔111に段付きピン22より上下動自
在に介装されている。更に、芯調節レバー20には微調
ピン25が固定され、その微調ピン25は連結板19の
小判孔191に係合している。
【0013】しかも、連結板19の下部には凸部192
が設けてあり、作動板13の折曲部に設けた鍵部131
に介装している。また、作動板13が消火レバー21に
係止時に、芯調節レバー20を引き上げることにより、
連結板19の凸部192が作動板13の鍵部131より
解放され、芯調節軸組品5を図3の矢印方向に引き出す
ことができるように構成している。
が設けてあり、作動板13の折曲部に設けた鍵部131
に介装している。また、作動板13が消火レバー21に
係止時に、芯調節レバー20を引き上げることにより、
連結板19の凸部192が作動板13の鍵部131より
解放され、芯調節軸組品5を図3の矢印方向に引き出す
ことができるように構成している。
【0014】次に、通常使用時の動作を説明する。 芯組
品3が降下した状態、すなわち消火状態にある場合は、
連結板19の凸部192が作動板13の鍵部131に規
制される。すなわち、芯調節軸組品が図3に示す矢印方
向に移動できず、昇降アーム7が芯組品3から離れる方
向に移動できないので、昇降アーム7は芯組品3の係合
穴4から離脱することがない。 次に、芯調節レバー20
は押し下げることにより、基板11の案内孔111を案
内として下がり、芯調節レバー20に連結された作動板
13は、軸受12を支点として反時計方向に回転する。
このとき、連結板19は、作動板13に固定された微調
ピン25が連結板19の小判穴191と係合しているた
め、作動板13と同方向、すなわち反時計方向に回転す
る。 そして、連結板19は、ビス24によって芯調節軸
8に固定されているので、芯調節軸8も同様に反時計方
向に回転する。この芯調節軸8の回転が昇降アーム7に
よって上昇運動に変換されて芯組品3が上昇する。
品3が降下した状態、すなわち消火状態にある場合は、
連結板19の凸部192が作動板13の鍵部131に規
制される。すなわち、芯調節軸組品が図3に示す矢印方
向に移動できず、昇降アーム7が芯組品3から離れる方
向に移動できないので、昇降アーム7は芯組品3の係合
穴4から離脱することがない。 次に、芯調節レバー20
は押し下げることにより、基板11の案内孔111を案
内として下がり、芯調節レバー20に連結された作動板
13は、軸受12を支点として反時計方向に回転する。
このとき、連結板19は、作動板13に固定された微調
ピン25が連結板19の小判穴191と係合しているた
め、作動板13と同方向、すなわち反時計方向に回転す
る。 そして、連結板19は、ビス24によって芯調節軸
8に固定されているので、芯調節軸8も同様に反時計方
向に回転する。この芯調節軸8の回転が昇降アーム7に
よって上昇運動に変換されて芯組品3が上昇する。
【0015】芯調節レバー20をさらに押し下げると、
作動板13の作動ピン14が消火レバー21のくの字孔
212の係止部211に係止され、操作部6がセット状
態、すなわち点火が可能な状態になり、芯組品3の上昇
が完了する。 操作部6の消火状態からセット状態までの
一連の動きでは、作動板13と連結板19とはほぼ同じ
動きとなるため、連結板19の凸部192は作動板13
の鍵部131に介装されたままなので、芯調節軸組品5
の昇降アーム7は芯組品3の係合穴4より脱落しない。
消火レバー21で芯組品3を降下させた場合は、消火レ
バー21を押すことにより、作動板13に取り付けられ
た作動ピン14が消火レバー21の係止部211より外
れて、作動板13は降下バネ10により時計方向に付勢
され、芯調節レバー20が元の位置に復帰する。 この操
作部6の動作により連結板19を介して芯調節軸8が回
転し、昇降アーム7が芯組品3を降下させる。
作動板13の作動ピン14が消火レバー21のくの字孔
212の係止部211に係止され、操作部6がセット状
態、すなわち点火が可能な状態になり、芯組品3の上昇
が完了する。 操作部6の消火状態からセット状態までの
一連の動きでは、作動板13と連結板19とはほぼ同じ
動きとなるため、連結板19の凸部192は作動板13
の鍵部131に介装されたままなので、芯調節軸組品5
の昇降アーム7は芯組品3の係合穴4より脱落しない。
消火レバー21で芯組品3を降下させた場合は、消火レ
バー21を押すことにより、作動板13に取り付けられ
た作動ピン14が消火レバー21の係止部211より外
れて、作動板13は降下バネ10により時計方向に付勢
され、芯調節レバー20が元の位置に復帰する。 この操
作部6の動作により連結板19を介して芯調節軸8が回
転し、昇降アーム7が芯組品3を降下させる。
【0016】また、外力が加わって、対震重り17が働
いた場合は、対震重り17が傾くと、まずそれに連結す
るタマ鎖23を介して鎖止め15の上端が消火レバー2
1のアーム遊端部213を引き上げ、作動ピン14が消
火レバー21の係止部211より外れ、降下バネ10に
より作動板13と芯調節レバー20が元の位置に戻り芯
組品3が降下する。このとき対震重り17は作動板13
と鎖止め15に介された鎖バネ16により、タマ鎖23
が引っ張られ元の倒立状態に復帰する。
いた場合は、対震重り17が傾くと、まずそれに連結す
るタマ鎖23を介して鎖止め15の上端が消火レバー2
1のアーム遊端部213を引き上げ、作動ピン14が消
火レバー21の係止部211より外れ、降下バネ10に
より作動板13と芯調節レバー20が元の位置に戻り芯
組品3が降下する。このとき対震重り17は作動板13
と鎖止め15に介された鎖バネ16により、タマ鎖23
が引っ張られ元の倒立状態に復帰する。
【0017】次に、芯組品3の交換時の動作について説
明する。 芯調節レバー20を押し下げて、作動板13に
付いている作動ピン14を消火レバー21に係止させ、
操作部6をセット状態にして、芯調節レバー20を引き
上げると、芯調節レバー20は基板11の案内孔111
と、芯調節レバー20の長小判孔201とをガイドとし
て上昇する。 この動きに伴い芯調節レバー20に固定さ
れた微調ピン25が係合している連結板19は時計方向
に回転する。 この時作動板13は、消火レバー21に係
止されたままの状態であるため、連結板19の凸部19
2は作動板13の鍵部部131より解放された状態にな
る。 したがって、連結板19にビス24が固定された芯
調節軸組品5を図3に示す矢印の方向に移動することが
でき、図3及び図4に破線で示すように、昇降アーム7
の先端を芯組品3の係合穴4から外し、芯組品3を芯内
筒2らか取り外し交換することができる。
明する。 芯調節レバー20を押し下げて、作動板13に
付いている作動ピン14を消火レバー21に係止させ、
操作部6をセット状態にして、芯調節レバー20を引き
上げると、芯調節レバー20は基板11の案内孔111
と、芯調節レバー20の長小判孔201とをガイドとし
て上昇する。 この動きに伴い芯調節レバー20に固定さ
れた微調ピン25が係合している連結板19は時計方向
に回転する。 この時作動板13は、消火レバー21に係
止されたままの状態であるため、連結板19の凸部19
2は作動板13の鍵部部131より解放された状態にな
る。 したがって、連結板19にビス24が固定された芯
調節軸組品5を図3に示す矢印の方向に移動することが
でき、図3及び図4に破線で示すように、昇降アーム7
の先端を芯組品3の係合穴4から外し、芯組品3を芯内
筒2らか取り外し交換することができる。
【0018】新しい芯組品3の組み立ては、上記の状態
のままで装着し、芯調節レバー20を押し下げて操作部
6をセット状態にして、消火レバー21を押して作動板
13の係止を外せば、操作部6は解除状態になる。
のままで装着し、芯調節レバー20を押し下げて操作部
6をセット状態にして、消火レバー21を押して作動板
13の係止を外せば、操作部6は解除状態になる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、この考案は、一端
が芯組品へ係合し、他端が操作部の動作を連結する連結
板に接続している芯調節軸組品を、通常使用時に離脱し
ないように、この操作部の作動板に鍵部を設けたので、
芯調節軸組品の昇降アームが芯組品から脱落しない。し
かも、通常使用時は作動板と連結板がほぼ同様の動きに
なるので、動作がよくなる。また、操作部をセット状態
にして、芯調節レバーを消火位置まで移動することよ
り、芯調節軸組品を係合穴から昇降アームが外れる方向
に移動することができ、容易に芯組品を取り外すことが
できる。
が芯組品へ係合し、他端が操作部の動作を連結する連結
板に接続している芯調節軸組品を、通常使用時に離脱し
ないように、この操作部の作動板に鍵部を設けたので、
芯調節軸組品の昇降アームが芯組品から脱落しない。し
かも、通常使用時は作動板と連結板がほぼ同様の動きに
なるので、動作がよくなる。また、操作部をセット状態
にして、芯調節レバーを消火位置まで移動することよ
り、芯調節軸組品を係合穴から昇降アームが外れる方向
に移動することができ、容易に芯組品を取り外すことが
できる。
【図1】本考案の芯昇降装置を燃料タンクに組み込んだ
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図2】同じく燃料タンクおよび芯組品の分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】図1に示す芯昇降装置における操作部の芯交換
時の斜視図である。
時の斜視図である。
【図4】図1に示す芯昇降装置を燃料タンクに組み込ん
だ状態の断面図である。
だ状態の断面図である。
【図5】図1に示す芯昇降装置における操作部の分解斜
視図である。
視図である。
【図6】図1に示す芯昇降装置のセット時の状態を示す
正面図である。
正面図である。
【図7】図6に示す芯昇降装置の裏面図である。
【図8】図1に示す芯昇降装置の手動解除時を示す正面
図である。
図である。
【図9】図1に示す芯昇降装置と連結板の通常の係合時
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図10】従来の芯昇降装置の斜視図である。
【図11】従来の芯昇降装置の芯交換時の斜視図であ
る。
る。
3 芯組品 5 芯調節軸組品 6 操作部 7 昇降アーム 8 芯調節軸 13 作動板 131 鍵部 19 連結板
Claims (1)
- 【請求項1】 芯組品に係合し、芯組品を昇降させる昇
降アームと、この昇降アームに接続される芯調節軸を含
む芯調節軸組品と、各種操作部材を備えた操作部と、前
記芯調節軸に接続されるとともに前記各種操作部材に連
結されて前記操作部の各種動作を前記芯調節軸組品に伝
達する連結板とを具備した液体燃料燃焼機器の芯昇降装
置において、 前記操作部は、連結板が係合する鍵部を持った作動板を
有しており、連結板が鍵部に係合した状態では、昇降ア
ームは芯組品から離れる方向への移動が阻止され、連結
板が鍵部に係合した状態で芯組品を上昇させることが可
能で、上昇した状態にある芯組品を操作部材により手動
で下降させると、連結板が鍵部から離脱して昇降アーム
が芯組品から離れる方向への移動が可能となることを特
徴とする 液体燃料燃焼機器の芯昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1892692U JP2554945Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 液体燃料燃焼機器の芯昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1892692U JP2554945Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 液体燃料燃焼機器の芯昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569508U JPH0569508U (ja) | 1993-09-21 |
JP2554945Y2 true JP2554945Y2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=11985237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1892692U Expired - Lifetime JP2554945Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 液体燃料燃焼機器の芯昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554945Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP1892692U patent/JP2554945Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0569508U (ja) | 1993-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |