JPH06221307A - 空気圧シリンダの制御装置 - Google Patents

空気圧シリンダの制御装置

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JPH06221307A
JPH06221307A JP2978293A JP2978293A JPH06221307A JP H06221307 A JPH06221307 A JP H06221307A JP 2978293 A JP2978293 A JP 2978293A JP 2978293 A JP2978293 A JP 2978293A JP H06221307 A JPH06221307 A JP H06221307A
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JP
Japan
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piston
pressure difference
pressure
control signal
air
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Pending
Application number
JP2978293A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Sakamoto
幸彦 坂本
Nobutaka Kiku
信隆 菊
Akitoshi Morishima
昭年 森嶋
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンの始動開始までの時間が短く、次の
目標位置への位置決め時間を短くすること。 【構成】 内部にピストン1が介挿され、ピストンの動
きに磁気的に連動する位置センサ21を配置したスライ
ダ2を有する磁気式ロッドレス空気圧シリンダ3と、シ
リンダ3の両端に設けた空気管4L、4Rと、各空気管
4L、4Rにそれぞれ配設された圧力センサ5L、5R
と、各空気管4L、4Rを介してピストン1によって分
割された左右の部屋3L、3Rへの空気圧の給気量およ
び排気を制御する電磁弁6L、6Rと、次の移動位置へ
の移動に先立ち予めピストンの静止摩擦力に相当する圧
力差より低い目標圧力差を形成するために、電磁弁6
L、6Rの給排を制御するためのコントロール信号を出
力するコントローラ7と、コントローラ7からのコント
ロール信号に基づき電磁弁の駆動信号を出力する電磁弁
駆動回路8とから成る空気圧シリンダの制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストンにより分割さ
れた左右の部屋に供給される空気圧を電磁弁により制御
される空気圧シリンダにおいて、次の移動位置への移動
に先立ち予めピストンの静止摩擦力に相当する圧力差よ
り若干低い目標圧力差に制御する空気圧シリンダの制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気圧シリンダの制御装置(特開
平4−203606)は、図5に示されるように、位置
決めが完了した停止時にはピストンPにより分割された
シリンダC内の左右の部屋LC、RCの圧力が同一であ
り、次の目標位置に移動する場合はこの圧力差が無い状
態から電磁弁Mにより左右の部屋に移動に必要な圧力差
を形成した後にピストンPが移動するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気圧シリ
ンダの制御装置は、停止時においてはピストンPにより
分割されたシリンダC内の左右の部屋LC、RCの圧力
が同一で、圧力差が無い状態であり、次の目標位置に移
動する場合は制御装置Sからの制御信号により電磁弁M
が制御され、圧力差が無い状態からピストンPとシリン
ダCとの静止摩擦力に打ち勝つ圧力差になって初めてピ
ストンPが移動し始めるので、ピストンPの始動開始ま
での遅れが大きく、次の目標位置への位置決め時間が長
くなるという問題が有った。
【0004】そこで本発明者らは、次の目標位置への移
動に先立ち予めピストンとシリンダとの静止摩擦力に相
当する圧力差よりは若干低い圧力差を形成しておくとい
う本発明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重ね
て、ピストンの始動開始までの時間が小さく、次の目標
位置への位置決め時間を短くするという目的を達成する
本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の空気圧シリンダ
の制御装置は、ピストンにより分割された左右の部屋に
供給される空気圧を電磁弁により制御される空気圧シリ
ンダにおいて、次の移動位置への移動に先立ち予めピス
トンの静止摩擦力に相当する圧力差より若干低い目標圧
力差を形成する制御信号を出力するコントローラと、コ
ントローラからの制御信号により前記左右の部屋の圧力
を予め前記目標圧力差に保つべく供給空気圧を制御する
電磁弁とから成るものである。
【0006】
【作用】上記構成より成る本発明の空気圧シリンダの制
御装置は、コントローラが次の移動位置への移動に先立
ち予めピストンの静止摩擦力に相当する圧力差より若干
低い目標圧力差を形成する制御信号を出力し、電磁弁が
コントローラからの制御信号により供給空気圧を制御す
ることによって左右の部屋の圧力を目標圧力差に維持す
るものである。
【0007】
【発明の効果】上記作用を奏する本発明の空気圧シリン
ダの制御装置は、ピストンによって分割されたシリンダ
の左右の部屋の圧力が予めピストンの静止摩擦力に相当
する圧力差より若干低い目標圧力差に維持されているの
で、直ちにピストンの静止摩擦力に相当する圧力差に制
御されるため、ピストンの移動開始までの時間が短く、
次の目標位置への位置決め時間を短くするという効果を
奏する。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0009】(第1実施例)第1実施例の空気圧シリン
ダの制御装置は、図1ないし図4に示すように内部にピ
ストン1が介挿され、ピストンの動きに磁気的に連動す
る位置センサ21を配置したスライダ2を有する磁気式
ロッドレス空気圧シリンダ3と、シリンダ3の両端に設
けた空気管4L、4Rと、各空気管4Lおよび4Rにそ
れぞれ配設された圧力センサ5L、5Rと、各空気管4
Lおよび4Rを介してピストン1によって分割された左
右の部屋3Lおよび3Rへの空気圧の給気量および排気
を制御する電磁弁6Lおよび6Rと、電磁弁6Lおよび
6Rの給排を制御するためのコントロール信号を出力す
るコントローラ7と、コントローラ7からのコントロー
ル信号に基づき電磁弁の駆動信号を出力する電磁弁駆動
回路8とから成り、ピストン1の位置を制御することに
より、磁気的にスライダ2の位置決めを行うものであ
る。
【0010】空気圧シリンダ3は、中空円筒体30で構
成され、ピストン1により面積A1およびA2(A1=
A2)の左右の部屋3Lおよび3Rを有し、両端におい
てフレーム3Fに固定された側板3Pによって支持され
るとともに、分岐管3Dが配設され、分岐管3Dに圧力
センサ5L、5Rと空気管4L、4Rとが配設されてい
る。
【0011】空気圧シリンダ3の中空円筒体30の外部
には、磁石mを組込んだシリンダ可動部31が配設さ
れ、ピストン1の移動に応じて磁気的結合によりシリン
ダ可動部31の移動を可能にする構成より成る。
【0012】スライダ2は、ロの字状部材20で構成さ
れ、フレーム3F上に配設されたガイドレール2G上を
摺動するガイドベアリング2B上に載置されるととも
に、前記シリンダ可動部31を内蔵固着しており、ピス
トン1の移動に応じたスライダ2の移動を可能にする構
成より成る。
【0013】位置センサ21は、スライダ2のロの字状
部材20の後方上部に配設された非接触位置センサで構
成され、前記側板3Pの後方上部関節軸に架設したスケ
ール2Sに一定の距離を置いて対向しており、スライダ
の現在位置を非接触で検出するものである。
【0014】電磁弁6Lおよび6Rは、空気管4L、4
Rを介して空気圧シリンダ3の左右の部屋3Lおよび3
Rに連絡しているとともに、給気口は空気圧の供給配管
51に連絡しており、排気口52にはサイレンサ53が
配設されている。
【0015】コントローラ7は、図1に示すように位置
センサ21に接続したアップダウンカウンタ61と、左
右の圧力センサ5L、5Rに接続したA−D変換器62
と、ROM−RAMおよびI/O(図示せず)を具備し
たCPU63とから成り、従来の位置決め用コントロー
ル信号に加え、次の目標位置に移動するに先立ち始動信
号発生時までピストンの静止摩擦力に相当する圧力差P
cの約70%を中心とする一定範囲内の目標圧力差に維
持するための目標圧力差用コントロール信号を出力す
る。
【0016】上記目標圧力差用コントロール信号は、始
動信号発生時の約0.5sec 前から始動信号発生までの
間の圧力差Pcの70%を中心にして±20%の範囲で
振れる鋸歯状のコントロール信号であり、図3に示すC
PU63のROMに予め格納されたフローチャートに従
い出力されるものである。
【0017】すなわち、フローチャートに従ってCPU
63は、まず停止が完了すると次の目標位置への移動方
向である動作方向が正か負かを判別し、移動方向を考慮
して目標圧力Po又は−Poを目標圧力差Pc′に設定
して指令する。
【0018】次に左右の圧力センサ5L、5Rの検出圧
力Pi(i=1、2・・・)読み取り、上記目標圧力差
Pc′である指令圧力と圧力センサ5L、5Rによる実
際の検出圧力Piとの差ΔPを演算し、図3のフローチ
ャート中に示された関係式に従い電磁弁6Lおよび6R
の給排気時間tv を演算する。その結果、圧力差Pcの
70%を中心にして±20%で振れる鋸歯状のコントロ
ール信号が作成される。
【0019】上述の様な鋸歯状の変動を繰り返す中で次
の目標位置に位置決めするための始動開始信号が出力さ
れると、上記鋸歯状のコントロール信号から、上述の特
開平4−203606に詳細に示される様に、空気圧シ
リンダ3の摩擦力を推定し、左右の部屋3Lおよび3R
の差圧に対し前記推定した摩擦力に相当するオフセット
値として付加質量、加速度からなる慣性力と、検出した
変位、速度とから成る所定の条件式に従い電磁弁の給排
気を切換制御するための位置決め用コントロール信号に
変更して出力するものである。
【0020】上記構成より成る第1実施例の空気圧シリ
ンダの制御装置は、ある目標位置への移動が完了した
後、次の目標位置へ移動する上述の一定時間前になる
と、次の目標位置への移動方向が判別され、左右の圧力
センサ5L、5Rによって検出された左右の部屋3Lお
よび3Rの圧力P1およびP2、検出時点には圧力Pi
と目標圧力差Pc′との差ΔPを演算する。さらに電磁
弁6Lおよび6Rの給排気時間tv が演算され、圧力差
Pcの70%のレベルである目標圧力差Pc′を中心に
して±20%の範囲内で振れる鋸歯状の目標圧力差用コ
ントロール信号がコントローラ7から出力され、このコ
ントロール信号に基づき電磁弁6Lおよび6Rの給排気
時間tv が制御され、シリンダ3内の左右の部屋3Lお
よび3Rの圧力が図4の目標圧力差Pc′を中心とする
鋸歯状の波形となり一定範囲内に維持される。
【0021】この状態において次の目標位置へ移動する
ための位置決め用コントロール信号の始動信号が出力さ
れると、予め目標圧力差Pc′を中心とする±20%の
範囲内のレベルに維持されているので、そのレベルから
静止摩擦力に相当する圧力差Pcを越える圧力差になる
ように電磁弁6Lおよび6Rの給排気時間が制御され、
次の目標位置にピストン1およびスライダ2が移動制御
される。
【0022】上記作用を奏する第1実施例の空気圧シリ
ンダの制御装置は、位置決め用の始動信号が出力される
と、シリンダ3内の左右の部屋3Lおよび3Rを目標圧
力差Pc′から圧力差Pc以上に高めるだけで良いた
め、従来のように停止している状態の圧力差零から圧力
差Pcまで高める(図4中破線P2′で示す)のに比
べ、短時間で高めることが出来るので、ピストン1およ
びスライダ2の移動開始までの時間(遅れ)を短くして
速度を高くする(図4中矢印で示す)とともに、スライ
ダ2を次の目標位置へ位置決めするための位置決め時間
を短くすることが出来るという効果を奏する。
【0023】上述の様に第1実施例装置は、スライダ2
の位置決め時間を短縮するので、ロボットハンドの駆動
および動作を高速・短時間で行うことを可能にするとい
う効果を奏する。
【0024】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0025】上述の第1実施例については、ロボットハ
ンド駆動用の磁気式ロッドレス空気圧シリンダに本発明
を適用した例について代表的に述べたが、それに限定す
るものでは無く、ロボットハンド駆動用以外の用途、お
よびロッドを有する空気圧シリンダについても適用可能
である。
【0026】上述の第1実施例は、目標圧力差Pc′を
一例として静止摩擦に相当する圧力差Pcの約70%の
レベルに設定して±20%の範囲で変動する鋸歯状の圧
力波形で制御する例について述べたが、本発明は、目標
圧力差Pc′を上記圧力差Pcの約80%のレベルに設
定して±10%の範囲で変動する正弦波状の圧力波形で
制御することも可能で、その他用途に応じて制御するこ
とも可能である。
【0027】上述の第1実施例においては、次の目標位
置に移動する前に予め静止摩擦に相当する圧力差Pcよ
り低い目標圧力差Pcまで左右の部屋3Lおよび3Rの
圧力差を高める例について述べたが、本発明は、空気圧
シリンダを機械式ブレーキにより制動を付与した状態で
次の目標位置の移動に先立ち静止摩擦に相当する圧力差
Pcより大きな最大圧力差を目標圧力差Pc′として付
与しておき、始動信号が入力されると直ちに機械式ブレ
ーキを解除することにより、大きな加速度で位置決めす
るという変形例も採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例装置を示すブロック図であ
る。
【図2】第1実施例装置を示す斜視図である。
【図3】第1実施例装置のCPUに格納されたフローチ
ャートを示すチャート図である。
【図4】第1実施例の空気圧シリンダの圧力変化の状態
およびピストンの速度変化の状態を示す線図である。
【図5】従来装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ピストン 2 スライダ 3 空気圧シリンダ 4L、4R 空気管 5L、5R 圧力センサ 6L、6R 電磁弁 7 コントローラ 8 電磁弁駆動回路 20 ロの字状部材 21 位置センサ 2S スケール 30 中空円筒体 3F フレーム 3P 側板 3D 分岐管 3L、3R 部屋 51 供給配管 52 排気口 53 サイレンサ 61 アップダウンカウンタ 62 A−D変換器 63 CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンにより分割された左右の部屋に
    供給される空気圧を電磁弁により制御される空気圧シリ
    ンダにおいて、 次の移動位置への移動に先立ち予めピストンの静止摩擦
    力に相当する圧力差より若干低い目標圧力差を形成する
    制御信号を出力するコントローラと、 コントローラからの制御信号により前記左右の部屋の圧
    力を予め前記目標圧力差に保つべく供給空気圧を制御す
    る電磁弁とから成ることを特徴とする空気圧シリンダの
    制御装置。
JP2978293A 1993-01-26 1993-01-26 空気圧シリンダの制御装置 Pending JPH06221307A (ja)

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JP2978293A JPH06221307A (ja) 1993-01-26 1993-01-26 空気圧シリンダの制御装置

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