JPH06241206A - ピストン速度制御装置 - Google Patents

ピストン速度制御装置

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JPH06241206A
JPH06241206A JP5475393A JP5475393A JPH06241206A JP H06241206 A JPH06241206 A JP H06241206A JP 5475393 A JP5475393 A JP 5475393A JP 5475393 A JP5475393 A JP 5475393A JP H06241206 A JPH06241206 A JP H06241206A
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JP
Japan
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piston
flow rate
magnetic field
cylinder
speed
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JP5475393A
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English (en)
Inventor
Katsuhisa Tanaka
克久 田中
Masahiro Furuya
昌弘 古谷
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンを高速で移動させる場合でも、ピス
トンを衝撃なくスムースにスタートさせ、停止させるこ
とができるピストン速度制御装置を提供する。 【構成】 圧力配管48Bからシリンダチューブ20の
供給口20Bに圧力エアが供給されてピストン12が図
の右方向に移動すると、ピストン12のマグネットリン
グ14もホール素子26に近づくため、ホール素子26
の出力電圧は次第に大きくなる。流量比例電磁弁40の
流量は出力電圧が増加すれば減少するように制御されて
いるため、シリンダチューブ20に供給される圧力エア
の流量はピストン12がホール素子26に近づくにつれ
て小さくなる。従って、ピストン12の移動速度は次第
に低下して、ホール素子26の取付け位置で最小速度と
なる。外部の図示しないストッパ機構でピストンロッド
10が停止することにより、ピストン12も最小速度か
ら滑らかに衝撃を生ずることなく停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリンダ内をスライ
ドするピストンの速度を制御して、ピストンの移動開始
および停止を滑らかに行うことにより、スタート時・停
止時の衝撃を緩和するピストン速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮エア等の圧力流体をシリンダ内に供
給してピストンをスライドさせるエアシリンダ等のシリ
ンダ装置において、ピストンの停止時の衝撃を緩和する
ためにクッション機構が用いられる。このようなクッシ
ョン機構付きのシリンダ装置の具体例としては、例えば
特開平2−38704号公報に記載されたクッション用
位置センサ付きシリンダの発明がある。この公報に記載
されたクッション用位置センサ付きシリンダにおいて
は、ピストンに永久磁石が取り付けられており、一方、
シリンダのストローク端付近に位置検出センサが取り付
けられている。この位置検出センサは磁性材にコイルを
巻き付けてなるものであり、周囲の磁束の変化を高感度
で検出することができる。この位置検出センサで(ピス
トンに取り付けられた)永久磁石が通過する際の磁束の
変化を検出することによって、ピストン速度の大小に関
わらずピストンの通過を高感度で検知できる。このピス
トン通過検知信号に基づいて、シリンダに供給される
(ピストン駆動用の)流体圧力を遮断するか、シリンダ
の反対側に背圧を印加する等の制御を行えば、ストロー
ク端におけるピストン停止時の衝撃を緩和することがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術においてクッション用位置センサとして用いられる
磁束検出センサは、ピストンの通過を検知するのみであ
り、ピストンの速度を検出することができない。従っ
て、ピストン速度の大小に関わらずピストンを所定の位
置で停止させるために、シリンダに供給される流体圧力
を急激に変化させる必要がある。これにより、ピストン
速度が大きくなるほど停止の際の衝撃が大きくなり、ま
た制御遅れも生ずることになる。さらに、このような衝
撃の問題はピストンが停止状態から移動を開始する際に
も生ずるが、上述のシリンダ装置はピストン停止時のク
ッション機能を有するのみであり、ピストンのスタート
時の衝撃を緩和することはできなかった。このため、ピ
ストンの移動を高速化することができず、かかるシリン
ダ装置を用いた自動加工装置等の運転効率が著しく低下
するという問題点があった。そこで本発明においては、
ピストンを高速で移動させる場合でも、ピストンを衝撃
なくスムースにスタートさせ、かつ停止させることがで
きるピストン速度制御装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明において
は、上記課題を解決するために、シリンダに供給される
流体によって前記シリンダ内で移動するピストンの速度
を制御する装置であって、前記ピストンに設けられた磁
界発生手段と、前記シリンダの前記ピストンが停止する
位置の近傍に設けられ、磁界の大きさに比例した信号を
出力する磁界検出手段と、前記シリンダに供給される流
体の流量を調節する流量調節手段と、該流量調節手段に
より調節される流量を前記磁界検出手段から出力される
信号の大きさが増加するときは減少させ、前記磁界検出
手段から出力される信号の大きさが減少するときは増加
させるように制御する制御手段とを有するピストン速度
制御装置を創出した。
【0005】
【作用】さて、上記構成を備えた本発明に係るピストン
速度制御装置においては、シリンダに供給される流体に
よってシリンダ内のピストンが移動する。ピストンには
磁界発生手段が、シリンダには磁界検出手段が、それぞ
れ設けられている。磁界検出手段はピストンの停止位置
の近傍に設けられており、磁界の大きさに比例した信号
を出力する。また、ピストンを移動させるためにシリン
ダに供給される流体の流量が、流量調節手段によって調
節される。さらに、制御手段によって、この流量調節手
段により調節される流量が制御される。さて、シリンダ
に流体が供給されてピストンが移動し、磁界検出手段か
ら一定の距離内に接近すると、ピストンに設けられた磁
界発生手段による磁界が磁界検出手段によって検出され
る。ピストンが磁界検出手段に近づくに従って、磁界検
出手段から出力される信号の大きさは次第に大きくな
る。
【0006】ここで、流量調節手段により調節される流
量は、この出力信号の大きさが増加すれば減少し、減少
すれば増加するように制御されているため、シリンダに
供給される流体の流量はピストンが磁界検出手段に近づ
くにつれて小さくなる。ピストンの移動速度はシリンダ
に供給される流体の流量によって決まるので、ピストン
が磁界検出手段に近づくに従って速度は次第に低下し
て、磁界検出手段の取付け位置において最小の速度とな
る。このように、ピストンが磁界検出手段に接近するに
つれてピストンの速度が次第に小さくなるように制御さ
れる。従って、外部に設けられたストッパ機構や流体の
供給を完全に遮断する制御手段等によって、磁界検出手
段の取付け位置の近傍でピストンを停止させれば、ピス
トンを滑らかに衝撃なく停止させることができる。同様
にして、磁界検出手段の取付け位置の近傍からピストン
が移動を開始するときにも、磁界検出手段との間の距離
に応じてピストンの速度が次第に大きくなることから、
滑らかにピストンをスタートさせることができる。この
ようにして、ピストンを高速で移動させる場合において
も、ピストンを衝撃なくスムースにスタートさせ、かつ
停止させることができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明を具現化した一実施例につい
て、図1を参照して説明する。図1は、本発明に係るピ
ストン速度制御装置の一実施例を示す全体構成図であ
る。図1に示されるように、本実施例のピストン速度制
御装置2は、シリンダチューブ20と、このシリンダチ
ューブ20内にスライド可能に嵌合されたピストン12
を有するエアシリンダ機構に設けられている。シリンダ
チューブ20は非磁性材料からなり、ピストン12の外
周には磁界発生手段として、永久磁石からなるマグネッ
トリング14が装着されている。また、ピストン12に
はピストンロッド10が固定されており、ピストンロッ
ド10の他端には、駆動されるべき部材(図示省略)が
取り付けられている。シリンダチューブ20の外周部に
は、図示しない取付け具によって、センサ本体22が取
付け位置変更可能に取り付けられている。このセンサ本
体22の内部には基板24が固定されており、基板24
の下面には、磁界検出手段としてホール素子26が固定
されている。このホール素子26は板状に形成されてお
り、素子面に対して垂直な方向の磁界に感応して、その
強さに応じた信号電圧を出力する特性を有する。
【0008】ホール素子26の信号出力線28はセンサ
本体22の外部に取り出され、アンプ30およびAD変
換器32を介して、演算処理ユニット34に接続されて
いる。ホール素子26の出力電圧はアンプ30で増幅さ
れ、AD変換器32でデジタル変換された後に、演算処
理ユニット34に入力される。演算処理ユニット34
は、CPU(中央処理装置)およびRAM,ROMのメ
モリ装置を中心としたコンピュータシステムであり、ホ
ール素子26からの出力信号の演算処理を行う。演算処
理ユニット34には、一対のDA変換器36A,36B
が接続されており、これらのDA変換器36A,36B
には、それぞれアンプ38A,38Bが接続されてい
る。アンプ38A,38Bは、さらに、流量比例電磁弁
40の電磁コイル42A,42Bにそれぞれ接続されて
いる。演算処理ユニット34における演算処理の結果出
力された制御信号は、一対のDA変換器36A,36B
においてアナログ変換された後に、アンプ38A,38
Bで増幅されて、電磁コイル42A,42Bに入力され
る。
【0009】流量比例電磁弁40は、図1に示されるよ
うに直列に並んだ3つの弁室40A,40B,40Cを
有しており、二つの入力側ポートと二つの出力側ポート
が設けられている。二つの入力側ポートの一方には、圧
力エア源44が圧力配管46によって接続されており、
他方の入力側ポートは大気中に開放されている。また、
流量比例電磁弁40の二つの出力側ポートには、圧力配
管48A,48Bが各々接続されている。これらの圧力
配管48A,48Bは、前記シリンダチューブ20に設
けられた供給口20A,20Bにそれぞれ接続されてい
る。流量比例電磁弁40の3つの弁室40A〜40Cの
うち、右側の弁室40Aは、圧力エア源44からの圧力
配管46を圧力配管48Bと接続する。また、中央の弁
室40Bは入力側ポートと出力側ポートとの間を遮断
し、左側の弁室40Cは圧力エア源44からの圧力配管
46を圧力配管48Aと接続する。これらの3つの弁室
40A〜40Cの切り換えは、流量比例電磁弁40の電
磁コイル42A,42Bに制御信号電圧が入力されるこ
とによって行われる。さらに、弁室40Aまたは40C
における圧力エアの流量は、電磁コイル42Aまたは4
2Bに入力される制御信号電圧に比例して変化する。
【0010】さらに、本実施例においては、ピストンロ
ッド10を所定の位置で停止させるために、図示しない
機械的なストッパ機構が外部に設けられている。このス
トッパ機構によってピストンロッド10が所定位置で停
止すると、ピストンロッド10に固定されたピストン1
2も、ホール素子26の取付け位置において停止する。
【0011】次に、ホール素子26の出力電圧の特性
と、演算処理ユニット34における制御について、図2
を参照して説明する。図2は、ピストン位置に対するホ
ール素子26の出力電圧の特性および演算処理ユニット
34における制御を示す図である。図2(B)に示され
るように、ホール素子26の出力電圧60は、ピストン
12の位置の変化によって、ホール素子26の取付け位
置を中心として対称の山形の曲線となる。すなわち、図
2(A)に示されるように、ピストン12の中心がホー
ル素子26の取付け位置の中心に対応する位置Sにある
ときにホール素子26の出力電圧60は最大となる。そ
して、ピストン12の中心が位置Sから離れるに従っ
て、出力電圧60は減少する。
【0012】ここで、図2(B)のホール素子26の出
力電圧60の変化曲線に対応して、図2(C)に示され
るように、流量比例電磁弁40の流量制御電圧62をピ
ストン位置に対して変化させる。すなわち、出力電圧6
0が増加するに従って流量制御電圧62を減少させ、出
力電圧60が最大出力のとき(ピストン12が位置Sに
あるとき)に流量制御電圧62が最小出力になるように
する。このとき、図2(D)に示されるように、流量制
御電圧62は出力電圧60の増加分だけ減少する関係に
なる。ただし、流量制御電圧62は出力電圧60が最大
出力のとき(ピストン12が位置Sにあるとき)に、零
でない最小出力をとるように制御される。この流量制御
電圧62の最小出力は、流量比例電磁弁40の流量が、
ピストン12の移動に必要な最小の流量になる値であ
る。そして、もし仮に出力電圧60がこの最大出力を越
えることがあっても、図2(D)に示されるように、流
量制御電圧62はこの最小出力より下がらないように制
御される。
【0013】さて、以上のような構成を有する本実施例
のピストン速度制御装置2におけるピストン速度の制御
について、図1〜図3を参照しつつ説明する。まず、ピ
ストン12の停止時における制御について説明する。図
1に示される流量比例電磁弁40の入出力ポートに弁室
40Aが接続された状態で、圧力配管48Bから供給口
20Bを通じてシリンダチューブ20内に圧力エアが供
給される。これによって、ピストン12が図3(A)の
矢印Gの方向に移動する。磁界の大きさがホール素子2
6の検出限界以下で出力電圧70が零の間は、図3
(C)に示されるように流量比例電磁弁40の流量72
は一定であり、図3(D)に示されるようにピストン1
2は一定の速度で高速移動する。ピストン12がホール
素子26から一定の距離内に接近すると、マグネットリ
ング14による磁界の大きさがホール素子26の検出限
界を越えて、磁界の大きさに対応する出力電圧70が出
力される。ピストン12がホール素子26に近づくに従
って、図3(B)に示されるように、ホール素子26か
ら出力される電圧70の大きさは次第に大きくなる。
【0014】ここで、図3(C)に示されるように、流
量比例電磁弁40の流量72は出力電圧70の大きさに
逆比例するように制御されている。このため、シリンダ
チューブ20に供給される圧力エアの流量は、ピストン
12がホール素子26に近づくにつれて小さくなる。ピ
ストン12の移動速度はシリンダチューブ20に供給さ
れる圧力エアの流量によって決まるので、図3(D)に
示されるように、ピストン12がホール素子26に近づ
くに従って速度は次第に低下する。そして、ホール素子
26の取付け位置Sにおいて、ピストン12の速度は最
小速度74aとなる。このようにして、ピストン12が
ホール素子26に接近するにつれてピストン12の速度
が次第に小さくなるように、滑らかな速度制御が行われ
る。ただし、位置Sにおける流量制御電圧72aは流量
比例電磁弁40の流量がピストン12の移動に必要な最
小の流量になる大きさであり、ピストン12の速度74
aは零にはならない。ここで前述の如く、外部に設けら
れた図示しないストッパ機構によってピストンロッド1
0が停止する。これによって、ピストン12も最小速度
から滑らかに衝撃を生ずることなく、位置Sの近傍で停
止する。
【0015】以上の説明は、ピストン12の停止時にお
ける速度制御についてであるが、ピストン12のスター
ト時においても、同様な考え方により、スムースな加速
を行わせることができる。すなわち、図3(A)の位置
Sで停止しているピストン12をスタートさせる際に
は、図1に示される流量比例電磁弁40を切り換えて、
弁室40Cを入出力ポートに接続する。これにより、圧
力配管48Aを通じてシリンダチューブ20の供給口2
0Aに圧力エアが供給される。このとき弁室40Cの流
量は、図3(C)に示されるように、ピストン12が移
動するために必要な最小流量72aとなっている。これ
によって、ピストン12が図3(D)に示される最小速
度72aでスタートして位置Sから離れると、ホール素
子26の出力電圧70は、図3(B)に示される最大出
力電圧70aから徐々に減少する。この結果、図3
(B)〜(D)の各曲線は時間軸を逆に左へ辿った場合
の変化を示し、ピストン12の速度がホール素子26と
の間の距離に応じて次第に大きくなる。これにより、滑
らかにピストン12をスタートさせることができる。以
上のようにして、ピストン12を高速で移動させる場合
においても、ピストン12を衝撃なくスムースにスター
トさせ、かつ停止させることができる。
【0016】なお、ここでは、図3(A)の矢印Gの方
向へピストン12を移動させて位置Sで緩やかに停止さ
せた後に、流量比例電磁弁40を切り換えて圧力配管4
8Aから圧力エアを供給することにより、矢印Gの逆方
向へピストン12を緩やかにスタートさせる例について
説明したが、ピストン速度制御装置による制御は、必ず
しもかかる往復運動のみに限定されるものではない。す
なわち、図3(A)の矢印Gの方向へ進むピストン12
を位置Sで一旦停止させた後に、再び矢印Gの方向へス
タートさせる制御を行うこともできる。従って、流量比
例電磁弁40を切り換えて、シリンダチューブ20の反
対側のシリンダ室に圧力エアを供給することは、本発明
に必須の要件ではない。さらに、ピストン12を完全に
停止させる制御に限られず、図3(A)の矢印Gの方向
へ進むピストン12を位置Sで微小速度になるように緩
やかに減速させ、位置Sを通過した後は次第に加速させ
るという制御を行うこともできる。
【0017】本実施例においては、外部に設けられた図
示しない機械的なストッパによりピストン12を最終的
に停止させる機構としているが、他の方法によりピスト
ン12を停止させてもよい。例えば、ピストン12が図
3の停止位置Sに達した時点で、図1の演算処理ユニッ
ト34から制御信号を出力して流量比例電磁弁40を弁
室40Bに切り換え、圧力エアを完全に遮断して停止さ
せることもできる。また、本実施例においては、磁界の
大きさに比例した信号を出力する磁界検出手段としてホ
ール素子を用いた例について説明したが、MR素子等の
他の磁界検出手段を使用してもよい。さらに、磁界発生
手段として永久磁石を用いた例について説明したが、電
磁コイル等の他の磁界発生手段を用いることもできる。
ピストン速度制御装置のその他の部分の構造,形状,大
きさ,材質,数,配置等についても、本実施例に限定さ
れるものではない。
【0018】さらに本実施例に固有の効果として、永久
磁石14を取り付けたピストン12とシリンダチューブ
20は、従来のオートスイッチ付きシリンダのシリンダ
部と同様の構造であるため、オートスイッチを演算処理
ユニット34等が接続されたセンサ本体22と交換すれ
ば、容易に本実施例の構成を実現できる。また、センサ
本体22を取付け位置を変更できるようにシリンダチュ
ーブ20の外周に取り付けているため、ピストン12の
停止位置が変更された場合でも直ちに対処できるという
利点がある。
【0019】
【発明の効果】本発明においては、ピストンに磁界発生
手段を、シリンダに磁界検出手段を設け、検出される磁
界の大きさが増加すればシリンダに供給される流体の流
量を減少させ、磁界の大きさが減少すれば流体の流量を
増加させるように制御するピストン速度制御装置を創出
したために、ピストンを高速で移動させる場合でも、ピ
ストンを衝撃なくスムースにスタートさせ、かつ停止さ
せることができる。これによって衝撃を発生することな
くピストンを高速で移動・停止させることが可能になる
ため、シリンダ機構が多数使用される自動加工装置等の
運転効率を著しく向上させることができ、極めて実用的
なピストン速度制御装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピストン速度制御装置の一実施例
を示す全体構成図である。
【図2】ピストン速度制御装置の一実施例におけるホー
ル素子の出力電圧の特性および演算処理ユニットにおけ
る制御を示す図である。
【図3】ピストン速度制御装置の一実施例におけるピス
トン速度の制御方法を示す説明図である。
【符号の説明】
2 ピストン速度制御装置 12 ピストン 14 磁界発生手段 20 シリンダ 26 磁界検出手段 34 制御手段 40 流量調節手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダに供給される流体によって前記
    シリンダ内で移動するピストンの速度を制御する装置で
    あって、 前記ピストンに設けられた磁界発生手段と、 前記シリンダの前記ピストンが停止する位置の近傍に設
    けられ、磁界の大きさに比例した信号を出力する磁界検
    出手段と、 前記シリンダに供給される流体の流量を調節する流量調
    節手段と、 該流量調節手段により調節される流量を前記磁界検出手
    段から出力される信号の大きさが増加するときは減少さ
    せ、前記磁界検出手段から出力される信号の大きさが減
    少するときは増加させるように制御する制御手段、とを
    有するピストン速度制御装置。
JP5475393A 1993-02-19 1993-02-19 ピストン速度制御装置 Pending JPH06241206A (ja)

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