JPH06221229A - エンジンの排気ガス還流装置 - Google Patents

エンジンの排気ガス還流装置

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JPH06221229A
JPH06221229A JP5014322A JP1432293A JPH06221229A JP H06221229 A JPH06221229 A JP H06221229A JP 5014322 A JP5014322 A JP 5014322A JP 1432293 A JP1432293 A JP 1432293A JP H06221229 A JPH06221229 A JP H06221229A
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air
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 未燃カーボン成分の吸気系への導入を可及的
に防止でき、信頼性の向上が図れるエンジンの排気ガス
還流装置を提供する。 【構成】 主触媒13より上流に副触媒18を配置し、
高負荷時の空燃比がλ<1のリッチ条件下では、副触媒
18に部分的に排気を流通させると共に二次エア通路1
9から二次エアを供給させ、副触媒下流からカーボンの
除去されたEGRガスを取り出して過給機5の上流に還
流する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの排気ガス還
流装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、過給機付きエンジンの排気還
流装置(EGR装置)に、過給領域でもEGR弁を開放
状態に保持してEGRを行なわせる手段を設けること
で、この領域における窒素酸化物の低減化を可能にした
技術が知られている(特開昭60−237153号公報
等)。即ち、図8に示すように、過給機31を備えたエ
ンジン本体39の吸気マニホールド38にEGR通路4
2を連通させ、この通路42の途中には負圧式のEGR
弁43を設け、スロットルボデー37のEGRセンシン
グポート44とEGR弁43のダイヤフラム室43aと
を通路45で連通してある。また、ポート負圧を検出す
るために通路46に負圧スイッチ47を設け、このスイ
ッチ47の動作信号を制御ユニット48に入力し、通路
45の途中に設けたソレノイド弁49を、制御ユニット
48の出力信号で開閉する。即ち、過給領域に入る直前
にソレノイド弁49を閉じて所定の負圧をEGR弁43
のダイヤフラム室43aに閉じ込め、過給領域中もEG
R弁43を開放状態に保持してEGR制御をするように
なっている。
【0003】尚、31a は過給機のコンプレッサ、31
bはタービン、32はダクト、33はエアクリーナ、3
4はエアフローメータ、35は吸気管、36はスロット
ルバルブ、40は排気管、41は排気ポートである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の如く
過給機31の下流にEGRガスを吸・排気の差圧で入れ
る構成の場合、過給領域では吸気圧が高くなるために十
分な量のEGRガスは供給し難く、特に高過給領域にな
ると殆どEGRは行えなくなる。従って、一応過給領域
でEGR効果を発揮し得るのは、過給圧があまり高くな
らない低過給領域,例えばスロットルの全開領域の手前
のいわゆる中負荷領域までであると考えられ、そのよう
な領域にまで窒素酸化物の低減を可能にした技術といえ
る。
【0005】しかし、窒素酸化物の低減化は過給領域の
全域に亘って達成することが望ましく、このため高過給
領域でも十分な量のEGRガスを供給できるEGR装置
の開発が要望されている。ここで、高過給領域でも十分
な量のEGRガスを供給し得る一つの方法として、EG
Rガス通路を過給機の上流側に接続することが考えられ
るが、これを採用するには解決しなければならない次ぎ
のような課題がある。
【0006】すなわち、エンジンの排気ガス中には未燃
の硬質なカーボン成分が含まれているので、これをその
まま過給機上流の吸気系に導入してEGRさせた場合、
その未燃のカーボン成分により過給機が損傷されてしま
い、耐久性が得られなくなる。そして、特に本発明者等
が開発中である「コールドEGR」、即ち過給領域でE
GRガスを100℃位又はそれ以下に冷してエンジン筒
内に入れるという技術を採用して、ノッキングの抑制を
図ろうとした場合、冷却により排気ガス中の水分が凝縮
して液化し、これに前記カーボンが混じって粘着性の強
い液体となって吸気系に還流されてしまい、このため過
給機のロータとケーシング間にカーボンが詰まるという
深刻なトラブルに直結してしまう。
【0007】また、この未燃カーボンの影響は過給機だ
けに限らず、例えば筒内にデポジットして溜まったり、
あるいは吸気系に接続される各種の通路やバルブ関係に
溜まって固着したりする等の問題があり、これらは信頼
性の上から極力避けなければならないことであって、過
給機の有無を問わず排気ガス還流装置を備えたエンジン
の吸気系全般の課題にもなっている。
【0008】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、未燃カーボン成分の吸
気系への導入を可及的に防止でき、信頼性の向上が図れ
るエンジンの排気ガス還流装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明によるエンジンの排気ガス還流装置は、理論
空燃比をλ=1として、エンジンに供給する混合気の空
燃比がλ<1のリッチ条件下において排気系から排気ガ
スの一部を取り出して吸気系に還流させるエンジンの排
気ガス還流装置であって、排気浄化触媒装置より上流の
排気系に、前記リッチ条件下で該触媒装置での酸素濃度
が空燃比に換算してほぼλ=1からλ>1のリーンとな
るよう二次エアを供給する二次エア供給手段と、この二
次エア供給時に該触媒装置より下流の排気系から排気ガ
スを取り出して吸気系に還流させる排気還流手段と、を
備えた構成とする(請求項1)。
【0010】また、吸気系に過給機を備えたエンジンの
場合には、前記排気還流手段は二次エア供給時に該触媒
装置より下流の排気系から排気ガスを取り出してこれを
冷却して過給機より上流の吸気系に還流させる構成とす
る(請求項2)。
【0011】ここで望ましくは、前記排気浄化触媒装置
は、主触媒と、該主触媒より少くなくとも上流に配置さ
れた副触媒と、少くなくともλ<1のリッチ条件下で副
触媒に部分的に排気を流通させる手段とを有し、前記二
次エア供給手段は、前記λ<1のリッチ条件下で副触媒
に二次エアを供給し、前記排気還流手段は前記二次エア
供給時に前記副触媒下流から排気ガスを取り出して還流
させる手段を有する構成とする(請求項3)。
【0012】
【作用】請求項1の排気ガス還流装置では、理論空燃比
をλ=1としたとき、空燃比がλ<1のリッチな条件下
では触媒装置の上流に二次エアが供給される。即ち、触
媒装置の下では排気ガス中の酸素濃度が空燃比に換算し
てほぼλ=1からλ>1のリーンになるように空気量が
増大され、これによりカーボンと酸素との反応が促進さ
れてカーボンの少ない排気ガスとなる。そして、その浄
化されたカーボンの少ない排気ガスがEGRガスとして
吸気系に導かれる。従って、吸気系へのカーボン導入阻
止による信頼性の向上を図りつつ、空燃比がλ<1のリ
ッチ域(出力アップが図れる高負荷域が主)でのノッキ
ング抑制とNOx低減等を達成することが可能になる。
【0013】請求項2においては、過給機を備えたエン
ジンにおいて前記二次空気供給時に過給機の上流に冷却
したコールドEGRガスを還流させる。ここで、「コー
ルドEGRガス」とは、高負荷域でのエンジンの排気ガ
ス(例えば200℃)を外部導管に通すことにより又は
クーラにより100℃程度以下に冷したガスである。前
記触媒の酸化反応により浄化したEGRガスをコールド
EGRガスとして過給機の上流からエンジン筒内に入れ
ることにより、過給機へのカーボン固着を避けつつ過給
領域の全域に亘って十分な量のEGRガスの供給が可能
になり、NOxの低減とともにノッキングの抑制が図れ
る。ここで、コールドEGRを行った場合に耐ノッキン
グ性が良くなる理由は、温度的に冷えることが原因であ
ると思われる。即ち、断熱圧縮する場合に余分のガスが
入っているので圧縮時の温度が下がり、燃焼途中の温度
も下がり、また、排ガス温度も下がるといった理由によ
る。このためコールドEGRを行うと、耐ノッキングと
信頼性を改善することができ、より出力を上げられる方
向へセットでき、燃費も良くなる。
【0014】請求項3では、λ<1のリッチ条件下では
副触媒に部分的に排気を流通させ、その副触媒下流から
EGRガスを還流させる。このため副触媒における酸化
反応に必要な二次エア量も少量で済む。これは、その分
だけポンプ負担を軽減することができることを意味し、
その分燃費が良くなる。また、副触媒下流から吸気系ま
で引き回すEGRガスの配管は細い管となるので、コー
ルドEGR上も有利である。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0016】図1において、V型エンジン本体の左右バ
ンク部8、9用の吸気系として、それらの共通吸気管1
には、上流側から下流側に向けて、順に、エアクリーナ
2、エアフローメータ3、スロットルバルブ4、スクリ
ュー式過給機5、インタークーラ6が配設されている。
また、この共通吸気管1には、前記スクリュ式過給機5
とインタークーラ6とをバイパスするバイパス通路7が
設けられ、このバイパス通路7にはバイパス弁V1が設
けられている。このバイパス弁V1は、始動時など十分
な過給を必要としない領域では自然吸気を可能とすべく
全開とされ、十分な過給を必要とする領域では閉じられ
るようになっている。
【0017】エンジン本体の排気系として、左右バンク
部8、9からの排気マニホールド10、11が共通排気
管12で合流されており、この共通排気管12中に三元
触媒よりなる排気浄化触媒装置(キャタリスト)13が
介設されている。そして、二次エア通路19が、左右バ
ンク部8、9および配管10、11を迂回する形で、共
通吸気管1から共通排気管12におけるキャタリスト1
3の上流に接続されており、二次エア通路19の途中に
は二次エアバルブV4が設けられている。
【0018】前記エンジン本体には、第1、第2の2つ
の外部EGR通路(共に外部配管で構成されている)2
1、22が付設され、第1の外部EGR通路21は低負
荷領域で使用され、他方第2の外部EGR通路22は高
負荷領域で使用される。第1の外部EGR通路21は、
キャタリスト13の出口側より、共通の外部配管20で
引き出され、共通吸気管1におけるインタークーラ6の
出口側に至る通路であり、この通路中には軽負荷用EG
RバルブV5が介設されている。また、前記第2の外部
EGR通路22は、同じくキャタリスト13の出口側よ
り共通の配管20で引き出され、共通吸気管1のスロッ
トル弁4の下流側に至る通路であり、この通路中にはコ
ールド用EGRバルブV6が介設されている。
【0019】図6に、エンジン回転数と負荷との関係
で、低負荷領域(イ)、中負荷領域(ロ)、全開を含む
高負荷領域(ハ)、という3つの運転領域と、それらの
領域における空燃比の採り方を示す。
【0020】3つの領域のうち、高負荷領域(ハ)で
は、理論空燃比(A/F=14.7)をλ=1と置き換
えて表現したとき、空燃比をλ<1のリッチな状態とし
て運転する。かかる空燃比がリッチな条件下では、第1
のEGRバルブV5は閉じ、第2のEGRバルブV6を
所要開度で開くことによって、コールドEGRを行う。
この高負荷領域は、従来は通常EGRを止めていた領域
であるが、本発明では、冷したEGRガスを吸気系に還
流させるというコールドEGRを行うことにより、主と
してノッキング抑制の効果を得る点に特長がある。
【0021】詳述するに、高負荷時の過給域(λ<1)
においてコールドEGR制御を行う場合、軽負荷用EG
RバルブV5は閉じ、コールド用EGRバルブV6でコ
ールドEGR量をコントロールする。更に、本発明にお
いては、二次エアバルブV4によって二次エア量もコン
トロールする。即ち、キャタリスト13の触媒に、排気
ガスの全量を流通させる一方、その触媒による酸化反応
ために触媒の下で排気ガス中の酸素濃度が空燃比に換算
してほぼλ=1からλ>1のリーンになるように二次エ
ア量をコントロールして適宜供給する。そして、このキ
ャタリスト13の触媒下流から取り出したクリーンな排
気ガスの一部をEGRガスとして、配管20、第2の外
部EGR通路22を通して過給機5の上流へ導入する。
【0022】ところで、この触媒に対する二次エアの供
給を考慮しない場合、理論空燃比A/F=14.7より
も小さいA/F=13、A/F=12等のリッチの条件
下(λ<1)では、当然未燃カーボンも多く発生し、そ
れがエンジン筒内に入ることになって不都合である。し
かし、本実施例では、かかる空燃比がλ<1のリッチな
ときに、高温となっているキャタリスト13の触媒に、
これが最も効率よく機能するように、二次エア量をコン
トロールして供給するため、カーボンと酸素とが迅速に
酸化反応して、カーボンの少ない十分に浄化された排気
ガスとなる。このため、その浄化された後のきれいな排
気が触媒下流から取出され、EGRガスとして吸気系1
へ還流される。
【0023】このように、EGRガスを触媒後から取り
出すことにより、触媒のカーボン浄化機能を利用して、
カーボンの極めて少ないEGRガスを過給機上流に導く
ことができる。従って、高負荷にあっても、コールドE
GRによるノッキングを抑える効果を発揮しつつ、吸気
系へのカーボンの導入阻止による信頼性向上の効果を得
ることができる。
【0024】次に図2の実施例について説明する。
【0025】図2においては、エンジン本体の排気系と
して、左右バンク部8、9からの排気マニホールド1
0、11が共通排気管12で合流され、合流点にバイパ
ス制御弁V2が、また共通排気管12中には三元触媒よ
りなる主触媒装置(メインキャタリスト)13が介設さ
れる。また、左右バンク部8、9の排気マニホールド1
0、11の途中からの分岐配管15、16を共通配管1
7で合流させ、その共通配管17を前記バイパス制御弁
V2とメインキャタリスト13との間に合流させて成る
バイパス通路14が形成されており、このバイパス通路
14の共通配管17中には三元触媒よりなる副触媒装置
(プリキャタリスト)18とプリキャタリスト通路制御
バルブV3とがこの順序で介設されている。そして、二
次エア通路19が、左右バンク部8、9を迂回する形
で、共通吸気管1から分岐配管15、16に接続され、
途中に二次エアバルブV4が設けられている。
【0026】図1の場合と同様に、前記エンジン本体に
は、外部配管で構成された第1、第2の2つの外部EG
R通路21、22が付設され、それぞれ軽負荷用EGR
バルブV5、コールド用EGRバルブV6を備えてい
る。但し、ここでの第1の外部EGR通路21は、前記
バイパス通路14の共通配管17中に介設したプリキャ
タリスト18の出口側より、共通の配管20で引き出さ
れ、共通吸気管1におけるインタークーラ6の出口側に
至る通路である。また、前記第2の外部EGR通路22
は、同じくプリキャタリスト18の出口側より共通の配
管20で引き出され、共通吸気管1のスロットル弁4の
下流側に至る通路である。いわば、排気マニホールド1
0、11、共通排気管12、メインキャタリスト13と
いう主排気系統から、排気マニホールド10、11、分
岐配管15、16、プリキャタリスト18、共通配管2
0、第1、第2の外部EGR通路21、22という循環
系統が分岐した形になっている。また、この循環系統は
配管17にて主排気系統と接続され、この配管17によ
り上流側にプリキャタリスト18がまた下流側にメイン
キャタリスト13が接続される形ともなっている。また
容量的には、プリキャタリスト18はメインキャタリス
ト13よりも小さくなっている。
【0027】23はEGR制御ユニットであり、以下の
ような制御を司どる。
【0028】まず、暖機中は、図4に示す如くバイパス
制御バルブV2を閉じ、プリキャタリスト通路制御バル
ブV3のみを開いて、矢印方向の流路を形成し、プリキ
ャタリスト18とメインキャタリスト13に排気を流
す。即ち、暖機中は排気ガスの量も少ないので、排気ガ
スの全量を容量の小さなプリキャタリスト18に流し、
迅速な触媒の温度上昇を図ると共に、メインキャタリス
ト13の触媒温度が上昇するのを待つ。
【0029】そして暖機後は、つまりメインキャタリス
ト13の触媒温度が上昇した後は、図5に示す如く、バ
イパス制御バルブV2を開いてメインキャタリスト13
にも排気ガスを直接に流すことができる。
【0030】暖機後におけるEGR制御は、図6に示す
3つの領域(イ)(ロ)(ハ)について次のように行わ
れる。
【0031】低負荷領域(イ)においては、空燃比はλ
=1つまり理論空燃比A/F=14.7であり、排気ガ
スは三元触媒により十分に浄化されクリーンなガスとな
る。この場合は、一般的なホットEGR制御を行う。即
ち、図3に示す如く、コールド用EGRバルブV6を閉
じ、二次エアバルブV4も閉じて、軽負荷用EGRバル
ブV5とプリキャタリスト通路制御バルブV3とでEG
R量をコントロールする。プリキャタリスト18を通っ
たホットな排気ガスが第2の外部EGR通路22からイ
ンタークーラ6の下流に還流される。この吸気系に戻さ
れる量は、バイパス制御バルブV2とプリキャタリスト
通路制御バルブV3によって加減される。
【0032】中負荷領域(ロ)においては、燃費重視の
観点から空燃比はλ≧1つまりリーンな状態であるの
で、前記λ=1の場合と同様に、三元触媒の浄化作用は
十分に発揮されてクリーンなガスとなる。尚、過給領域
は、この中負荷領域の中間より上側の領域である。
【0033】最後の高負荷領域(ハ)というのは、例え
ば、変速機を4速に入れてアクセルを5000rpmま
で踏込んでいるような領域であり、空燃比は当然にλ<
1のリッチな状態にあり、通常はカーボンも多く発生す
る。そこで、この高負荷領域(ハ)においては、次のよ
うにコールドEGR制御と触媒への二次エア付与の制御
を行う。
【0034】即ち、図2に示す如く、軽負荷用EGRバ
ルブV5は閉じ、コールド用EGRバルブV6とプリキ
ャタリスト通路制御バルブV3とでコールドEGR量を
コントロールし、更に、二次エアバルブV4によって二
次エア量もコントロールする。これにより、左右バンク
部8、9からの排気マニホールド10、11中の排気の
一部が、配管15、16よりプリキャタリスト18に流
される。この排気の一部をプリキャタリスト18に流す
量及びコールドEGRガスとして吸気系に戻す量は、バ
イパス制御バルブV2及びプリキャタリスト通路制御バ
ルブV3により必要に応じて加減しうる。また、プリキ
ャタリスト18に供給される二次エアの量も、これに対
応して加減される。
【0035】本実施例も、プリキャタリスト18の副触
媒に二次エアが供給され、その量は副触媒の下で排気ガ
ス中の酸素濃度が空燃比に換算してほぼλ=1からλ>
1のリーンになるように制御される。即ち、排気ガス中
のカーボンがプリキャタリスト18の触媒による酸化反
応によって除去され、クリーンなEGRガスとして過給
機5の上流へ導入される。但し、図1の場合と異なり、
プリキャタリスト18に流れる排気ガスの量は全排気量
中の一部となっている。しかし、実際にEGRとして要
求されるガス量は、全排気量から見れば僅かな量で良い
ため何等の不都合も生じない。むしろ、必要とする二次
エア量が少なくなり、そのポンプ負荷も軽減され、精度
よく制御できる利点を有する。
【0036】前記のように、図2の実施例によれば、プ
リキャタリスト18側へのバイパス部の排気ガス流量を
EGRに必要な流量とすることができるので、図1の場
合よりも遥かに少ない二次エア量でEGRガスとして取
り出す排気ガス中のカーボン量を低減することができ
る。また、バイパスシステムとEGRシステムを共用し
て構造の簡素化を図る。更に、二次エア量が少量で済む
ため、その分ポンプ負担を軽減することができ、換言す
ればその分だけ燃費が良くなる。また、細い管となるの
でコールドEGR上も有利である。
【0037】図7は空燃比と排気ガス中のカーボン排出
量との関係を示す。カーボン排出量(g/h)は濾紙で
トラップしたもので、図示の如くカーボン排出量(g/
h)がキャタリストの前後で減少しており、触媒の酸化
反応により浄化されたことが分る。そして、注目すべき
点は、空燃比A/Fがリーンになるほど、即ち図の右側
になるほどカーボンが少なくなり、理論空燃比のA/F
=14.7まで行くと、カーボン排出量がゼロになって
いる点である。従って、触媒装置の下での排気ガス中の
酸素濃度が空燃比に換算して理論空燃比のA/F=1
4.7より常にリーンになるように2次エアの供給量を
制御することで、触媒装置から排出される排気ガス中か
らカーボンをほぼ完全になくせると判断し得る。従っ
て、この触媒装置の下流から排気ガスを取出して過給機
の上流からコールドEGRを行うことにより、過給機へ
のカーボン固着を避けつつ過給領域の全域に亘って十分
な量のEGRガスの供給が可能になり、NOx の低減と
ともにノッキングの抑制が可及的に図れるようになる。
【0038】尚、前記実施例において、図2に二点鎖線
で示唆するように、フィルタ24を設けて更に厳密にカ
ーボンを除去することもできる。
【0039】前記実施例では、理論空燃比A/F=1
4.7を中心として空燃比がλ=1より小さいリッチの
領域で説明したが、A/F制御精度の問題をも加味し、
λ=1といった場合にはA/F=14〜15程度の中央
値の幅が許容されるものである。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような優れた効果が得られる。 (1)請求項1では、二次エアを与えて触媒の酸化反応
を促進させ、カーボンの除去されたEGRガスを触媒後
から取り出すことができ、このカーボンの少ないEGR
ガスを吸気系に導くことができる。従って、高負荷にあ
っても、ノッキングを抑える効果を発揮しつつ、吸気系
へのカーボンの導入阻止による信頼性向上の効果を得る
ことができる。 (2)請求項2においては、コールドEGRによりノッ
キングが抑制される一方、過給機へのカーボン導入阻止
による信頼性向上が図れる。このため、より出力を上げ
られる方向へセットでき、燃費も良くなる。 (3)請求項3では、副触媒に排気を流通させるため必
要な二次エア量が少量で済むため、その分ポンプ負担を
軽減することができ、その分燃費が良くなる。また、細
い管となるのでコールドEGR上も有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す構成図であり、コー
ルドEGR状態を示す図である。
【図3】図2の実施例におけるホットEGR状態を示す
図である。
【図4】図2の実施例における暖機中の状態を示す図で
ある。
【図5】図2の実施例における暖機後の状態を示す図で
ある。
【図6】コールドEGRを行う領域と運転領域との関係
を示す図である。
【図7】カーボン排出量及び排ガス温度の空燃比に対す
る変化を例示した図である。
【図8】従来のエンジンの排気ガス還流装置を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 共通吸気管 2 エアクリーナ 3 エアフロメータ 4 スロットルバルブ 5 スクリュ式過給機 6 インタークーラ 8、9 V型エンジン本体の左右バンク部 10、11 排気マニホールド 12 共通排気管 13 メインキャタリスト(主触媒) 19 二次エア通路 21 第1の外部EGR通路 22 第2の外部EGR通路 14 バイパス通路 18 プリキャタリスト(幅触媒)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 3/22 A B 3/24 ZAB C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 理論空燃比をλ=1として、エンジンに
    供給する混合気の空燃比がλ<1のリッチ条件下におい
    て排気系から排気ガスの一部を取り出して吸気系に還流
    させるエンジンの排気ガス還流装置であって、 排気浄化触媒装置より上流の排気系に、前記リッチ条件
    下で該触媒装置での酸素濃度が空燃比に換算してほぼλ
    =1からλ>1のリーンとなるよう二次エアを供給する
    二次エア供給手段と、 この二次エア供給時に該触媒装置より下流の排気系から
    排気ガスを取り出して吸気系に還流させる排気還流手段
    と、 を備えたことを特徴とするエンジンの排気ガス還流装
    置。
  2. 【請求項2】 理論空燃比をλ=1として、エンジンに
    供給する混合気の空燃比がλ<1のリッチ条件下で排気
    ガスの一部を吸気系に還流させるエンジンの排気ガス還
    流装置であって、 排気浄化触媒装置より上流の排気系に、前記リッチ条件
    下で該触媒装置での酸素濃度が空燃比に換算してほぼλ
    =1からλ>1のリーンとなるよう二次エアを供給する
    2次エア供給手段と、 この二次エア供給時に該触媒装置より下流の排気系から
    排気ガスを取り出してこれを冷却して過給機より上流の
    吸気系に還流させる排気還流手段と、 を備えたことを特徴とするエンジンの排気ガス還流装
    置。
  3. 【請求項3】 前記排気浄化触媒装置は、主触媒と、該
    主触媒より少くなくとも上流に配置された副触媒と、少
    くなくともλ<1のリッチ条件下で副触媒に部分的に排
    気を流通させる手段とを有しており、 前記二次エア供給手段は、前記λ<1のリッチ条件下で
    副触媒に二次エアを供給し、 前記排気還流手段は前記二次エア供給時に前記副触媒下
    流から排気ガスを取り出して還流させる手段を有してい
    る、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のエンジンの排気
    ガス還流装置。
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