JPH11125149A - 排気ガス還流装置 - Google Patents

排気ガス還流装置

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JPH11125149A
JPH11125149A JP9290683A JP29068397A JPH11125149A JP H11125149 A JPH11125149 A JP H11125149A JP 9290683 A JP9290683 A JP 9290683A JP 29068397 A JP29068397 A JP 29068397A JP H11125149 A JPH11125149 A JP H11125149A
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JP
Japan
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exhaust gas
engine
gas recirculation
pipe
cooling water
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JP9290683A
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Tokuaki Ono
徳昭 小野
Nobuhiro Kondo
暢宏 近藤
Akiyoshi Kakoi
陽厳 囲
Yasuhiro Tsutsui
泰弘 筒井
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ガス還流装置において、エンジン始動時
から早期に排気ガスを吸気系に還流可能として排気ガス
還流による窒素酸化物の低減効率の向上を図る。 【解決手段】 排気ガス還流管20に排気ガスを冷却す
るEGRクーラ21を設け、このEGRクーラ21の下
流側における排気ガス還流管20から分岐して排気管1
8に合流するバイパス管23を設け、排気ガス還流管2
0にEGRバルブ24を装着する一方、バイパス管23
に切換バルブ25を装着し、エンジンの冷態時に、EG
Rバルブ24を全閉して切換バルブ25を全開すること
で、排気ガスをEGRクーラに導いてエンジン冷却水を
温めてエンジンの暖機を促進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の内燃機関か
ら排出された排気ガスの一部を吸気通路に還流させる排
気ガス還流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の内燃機関を駆動すること
によって排出される排気ガス中には、窒素酸化物などの
有害物質が含まれており、その排出量が規制されてい
る。この窒素酸化物を低減するものとして、排気ガスを
吸気通路に還流させ、燃焼温度の上昇を抑えることで窒
素酸化物の生成量を抑制する排気ガス還流装置(EGR
装置)が知られている。
【0003】図6に従来の排気ガス還流装置の概略を示
す。図6に示すように、上流端部にエアクリーナ101が
装着された吸気管102は、ターボ装置103のコンプレッサ
側に接続され、更に、インタークーラ104を介してエン
ジン105の吸気マニホールド106に接続されている。一
方、エンジン105の排気マニホールド107には排気管108
の上流端部が接続され、この排気管108はターボ装置103
のタービン側に接続され、下流端部にマフラ109が接続
されている。また、排気管108から分岐するように排気
ガス還流管110が接続され、この排気ガス還流管110の下
流端部は吸気管102に接続されており、排気ガス還流管1
10にはEGRクーラ111が装着されている。このEGR
クーラ111にはエンジン105の冷却水配管112が配設さ
れ、排気ガスと冷却水との間で熱交換を行っている。そ
して、排気ガス還流管110の下流端部にはEGRバルブ1
13が装着され、このEGRバルブ113はコントロールユ
ニット(ECU)114によって開閉制御可能となってい
る。
【0004】従って、エンジン105の排気マニホールド1
07から排気管108に排出された排気ガスは、EGRバル
ブ113の開閉状態に応じて排気ガス還流管110に流動し、
EGRクーラ111にて冷却されてから吸気管102に流動す
る。そのため、冷却された排気ガスの一部が吸気管102
に流れて吸気と共にエンジン105に供給されることとな
り、燃焼温度を下げて窒素酸化物を低減できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンの
冷態時には、燃焼室が低温であるために排気ガス中には
多量のハイドロカーボンや窒素酸化物や一酸化炭素など
の有害物質が含まれている。そのため、エンジン始動と
同時に排気ガス還流を作動させたいが、上述した従来の
排気ガス還流装置にあっては、エンジン105の冷態時に
は、排気ガスが排気ガス還流管110を通して吸気管102に
供給されてしまうことから、燃焼が悪化してハイドロカ
ーボンや一酸化炭素が増大してしまう虞がある。また、
エンジン105の冷態時に、排気ガスが排気ガス還流管110
を通してEGRクーラ111に流動すると、排気ガスとエ
ンジン冷却水との温度差が大きいため、排気ガスが冷却
されすぎ、このEGRクーラ111内にて排気ガスの水分
が凝縮し、この排気ガス中の硫黄成分と混合されて硫酸
となり、排気ガス還流管110や吸気管102、あるいはエン
ジン105内を腐食させてしまう虞がある。このような理
由から、このエンジン105の冷態時には、EGRバルブ1
13を閉じて排気ガスを排気ガス還流管110を通して吸気
管102に供給しないようにしている。
【0006】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、エンジン始動時から早期に排気ガスを吸気系に
還流可能としてこの排気ガス還流による窒素酸化物の低
減効率の向上を図った排気ガス還流装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1の発明の排気ガス還流装置では、排気ガスを
エンジンの吸気通路に還流させる排気ガス還流通路に排
気ガスをエンジン冷却水によって冷却するEGRクーラ
を設け、このEGRクーラの下流側における排気ガス還
流通路から分岐して排気通路に合流するバイパス通路を
設けると共に、エンジンの冷態時に排気ガス還流通路内
の排気ガスの流れを吸気通路側からバイパス通路側に切
り換える制御弁を設けてある。従って、エンジンの冷態
時に、排気ガスは制御弁によって排気ガス還流通路を通
してEGRクーラに導かれ、ここで、排気ガスから冷却
水へと熱交換が行われることでエンジンの暖機が促進さ
れてエンジン始動時から早期に排気ガスを吸気系に還流
して窒素酸化物を低減できるようになる。また、熱交換
された排気ガスはバイパス通路を通して排気通路に流動
されることで、吸気通路に戻されることはなく、燃焼の
悪化によるハイドロカーボンの大量発生や排気ガスの水
分凝縮によって発生した硫酸による腐食を防止できる。
【0008】また、請求項2の発明の排気ガス還流装置
の発明では、EGRクーラのエンジン冷却水通路に車内
暖房装置を連結して、制御弁がエンジンの高回転高負荷
時に排気ガス還流通路内の排気ガスの流れをバイパス通
路側に切り換えるようにしてある。従って、エンジンの
高回転高負荷時に、排気ガスは制御弁によって排気ガス
還流通路を通してEGRクーラに導かれることで、ここ
で、排気ガスから冷却水へと熱交換が行われて冷却水温
が上昇し、寒冷地などでの暖房機能を向上できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1に本発明の第1実施形態に係る排気ガ
ス還流装置の概略構成、図2に本実施形態の排気ガス還
流装置による制御のフローチャートを示す。
【0011】本実施形態の排気ガス還流装置において、
図1に示すように、上流端部にエアクリーナ11が装着
された吸気通路としての吸気管12は、ターボ装置13
のコンプレッサ側に接続され、更に、インタークーラ1
4を介してエンジン15の吸気マニホールド16に接続
されている。一方、エンジン15の排気マニホールド1
7には排気通路としての排気管18の上流端部が接続さ
れ、この排気管18はターボ装置13のタービン側に接
続され、下流端部にマフラ19が接続されている。ま
た、排気管18から分岐するように排気ガス還流通路と
しての排気ガス還流管20が接続され、この排気ガス還
流管20の下流端部は吸気管12に接続されており、排
気ガス還流管20にはEGRクーラ21が装着されてい
る。このEGRクーラ21にはエンジン15の冷却水配
管22が配設され、排気ガスと冷却水との間で熱交換を
行っている。
【0012】また、EGRクーラ21の下流側における
排気ガス還流管20から分岐してバイパス通路としての
バイパス管23が接続され、このバイパス管23の下流
端部は排気管18に合流されている。そして、排気ガス
還流管20の下流端部にはEGRバルブ24(制御弁)
が装着されると共に、バイパス管23の上流端部には切
換バルブ25(制御弁)が装着されており、このEGR
バルブ24及び切換バルブ25にはコントロールユニッ
ト(ECU)26が接続されている。即ち、このECU
26には図示しない各種のセンサからエンジン冷却水温
Tとエンジン回転数Neとアクセル開度LPが入力さ
れ、ECU26はこのエンジン冷却水温Tとエンジン回
転数Neとアクセル開度LPとに基づいてEGRバルブ
24及び切換バルブ25の開閉制御を行うようになって
いる。
【0013】従って、図2に示すように、ステップS1
において、EGRバルブ24及び切換バルブ25を全閉
とし、ステップS2にて、ECU26がエンジン冷却水
温Tとエンジン回転数Neとアクセル開度LPとを読み
込む。そして、ステップS3において、排気ガス還流
(EGR)の作動条件が成立しているかどうか、例え
ば、エンジン冷却水温Tが所定の冷却水温T0 (例え
ば、50℃)より低いかどうかを判定し、エンジン冷却
水温Tが所定の冷却水温T0 より低ければ、ステップS
4に移行して切換バルブ25を全開とする。
【0014】そのため、図1に示すように、エンジン冷
却水温Tが所定の冷却水温T0 より低いエンジンの冷態
時には、排気管18内の排気ガスは切換バルブ25が全
開することで排気ガス還流管20を通ってEGRクーラ
21に導かれ、ここでエンジン冷却水との間で熱交換が
行われ、冷却水の温度が上昇されてエンジンの暖機を促
進する。従って、エンジン15は始動時から早期に暖機
されることとなる。そして、熱交換された排気ガスはバ
イパス管23を通って排気管18に流動し、マフラ19
を通って排出される。
【0015】そして、このように排気ガスがEGRクー
ラ21に導かれてエンジン冷却水を温める一方、図2に
示すように、ステップS2〜S4の処理を繰り返し行っ
ており、ステップS3にて、エンジン冷却水温Tが上昇
して所定の冷却水温T0 以上となると、ステップS5に
移行して切換バルブ25を全閉としてから、ステップS
6にてEGRバルブ24の開閉制御を行う。この場合、
ECU26はエンジン回転数Neとアクセル開度LPに
基づいて制御を行う。
【0016】そのため、図1に示すように、排気ガスが
排気ガス還流管20からEGRクーラ21に導かれ、こ
こでエンジン冷却水との間で熱交換が行われて排気ガス
が冷却され、排気ガス還流管20を通って吸気管12に
流動する。そのため、排気ガスの一部が吸気管12に流
れて吸気と共にエンジン15に供給されることとなり、
このエンジン15内では燃焼温度を下げて窒素酸化物を
低減できる。
【0017】このように本実施形態の排気ガス還流装置
にあっては、排気ガス還流管20にEGRクーラ21を
装着し、このEGRクーラ21の下流側から分岐してバ
イパス管23を接続して排気管18に合流し、排気ガス
還流管20にEGRバルブ24を装着すると共にバイパ
ス管23に切換バルブ25を装着することで、エンジン
の冷態時にはEGRバルブ24を閉じて切換バルブ25
を開け、排気ガスを排気ガス還流管20からEGRクー
ラ21に導き、排気ガスの熱によってエンジン冷却水を
温めるようにしており、エンジン15の暖機が促進され
てエンジン始動時から早期に排気ガスを吸気管12に還
流して吸気と共にエンジン15に供給することができ、
ハイドロカーボンや窒素酸化物や一酸化炭素などの有害
物質の発生を抑制できる。
【0018】また、エンジンの冷態時にEGRクーラ2
1にてエンジン冷却水を温めた排気ガスは、バイパス管
23を通して排気管18に流動されることで、この排気
ガスの水分凝縮によって発生した硫酸による排気ガス還
流管20や吸気管12やエンジン15内などの腐食を防
止できる。
【0019】図3に本発明の第2実施形態に係る排気ガ
ス還流装置による制御のフローチャートを示す。なお、
前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する
部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0020】図3に示すように、ステップS11におい
て、EGRバルブ24及び切換バルブ25を全閉とし、
ステップS12にて、ECU26がエンジン冷却水温T
とエンジン回転数Neとアクセル開度LPとを読み込
む。そして、ステップS13にて、エンジン冷却水温T
が所定の第1冷却水温T1 (例えば、80℃)より低い
かどうかを判定し、低ければステップS14に移行して
切換バルブ25を全開とする。そのため、図1に示すよ
うに、エンジン冷却水温Tが所定の冷却水温T1より低
いエンジンの冷態時には、排気ガスは排気ガス還流管2
0を通ってEGRクーラ21に導かれ、ここでエンジン
冷却水を温めてエンジンの暖機を促進する。その後、ス
テップS15では、エンジン冷却水温Tが所定の第2冷
却水温T2(例えば、50℃)より低いかどうかを判定
し、低ければステップS12〜S15の処理を繰り返し
行う。
【0021】そして、ステップS15にて、エンジン冷
却水温Tが所定の第2冷却水温T2以上になると、ステ
ップS16に移行して切換バルブ25を全開のまま、E
GRバルブ24の開閉制御を行う。即ち、エンジン15
を暖機しながらEGRを行うこととなる。なお、ステッ
プS13にて、エンジン冷却水温Tが上昇して第1冷却
水温T1 以上になると、ステップS17に移行して切換
バルブ25を全閉としてから、ステップS16にてEG
Rバルブ24の開閉制御を行う。
【0022】このように本実施形態の排気ガス還流装置
にあっては、エンジン冷却水温Tが第1冷却水温T1
り低く第2冷却水温T2 より高い(50℃<T80℃)
ときには、切換バルブ25を開けて排気ガスの熱によっ
てエンジン冷却水を温める一方、EGRバルブ24を開
閉制御して排気ガスを吸気管12に還流して吸気と共に
エンジン15に供給するようにしており、排気ガス還流
による窒素酸化物等の低減効率を向上できる。
【0023】図4に本発明の第3実施形態に係る排気ガ
ス還流装置の概略構成、図5に本実施形態の排気ガス還
流装置による制御のフローチャートを示す。なお、前述
した実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材
には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0024】本実施形態の排気ガス還流装置において、
図4に示すように、吸気管12がエンジン15の吸気マ
ニホールド16に接続される一方、エンジン15の排気
マニホールド17には排気管18が接続されている。こ
の排気管18には排気ガス還流管20が分岐して接続さ
れ、この排気ガス還流管20にはEGRクーラ21が装
着されている。このEGRクーラ21にはエンジン15
の冷却水配管22が配設され、排気ガスと冷却水との間
で熱交換を行っており、この冷却水配管22の下流側に
は車内暖房用のエアコン31が装着されている。また、
EGRクーラ21の下流側の排気ガス還流管20からバ
イパス管23が分岐して排気管18に合流しており、排
気ガス還流管20の下流端部にはEGRバルブ24が、
バイパス管23の上流端部には切換バルブ25がそれぞ
れ装着されており、ECU26によって開閉制御可能と
なっている。そして、ECU26には暖房スイッチのO
N/OFF信号が入力されるようになっている。
【0025】従って、ステップS21において、EGR
バルブ24及び切換バルブ25を全閉とし、ステップS
22にて、ECU26がエンジン冷却水温Tとエンジン
回転数Neとアクセル開度LPとを読み込む。ステップ
S23では、エンジン冷却水温Tが所定の第1冷却水温
1 (例えば、80℃)より低いかどうかを判定し、低
ければステップS24に移行して切換バルブ25を全開
とする。そのため、図4に示すように、エンジン冷却水
温Tが所定の冷却水温T1 より低いエンジンの冷態時に
は、排気ガスは排気ガス還流管20を通ってEGRクー
ラ21に導かれ、ここでエンジン冷却水を温めてエンジ
ンの暖機を促進する。その後、ステップS25では、エ
ンジン冷却水温Tが所定の第2冷却水温T2 (例えば、
50℃)より低いかどうかを判定し、低ければステップ
S22〜S25の処理を繰り返し行う。
【0026】そして、ステップS25にて、エンジン冷
却水温Tが第2冷却水温T2 以上になると、ステップS
26に移行して切換バルブ25を全開のままEGRバル
ブ24の開閉制御を行う。即ち、エンジン15を暖機し
ながらEGRを行うこととなる。また、ステップS23
にて、エンジン冷却水温Tが上昇して第1冷却水温T 1
以上になると、ステップS27に移行して暖房スイッチ
SWがONされているかどうかを判定し、OFFであれ
ばステップS28に移行して切換バルブ25を全閉とし
てから、ステップS26にてEGRバルブ24の開閉制
御を行う。
【0027】一方、ステップS27にて、暖房スイッチ
SWがONされていればステップS29に移行する。こ
のステップS29では、エンジン回転数NeがEGR禁
止回転数(高回転)K1 以上で、アクセル開度LPがE
GR禁止LP(高負荷)K2以上であるかどうかを判定
し、そうであれば、ステップS30に移行して切換バル
ブ25を全開としてから、ステップS31にてEGRバ
ルブ24の全閉とする。そのため、図4に示すように、
エンジン15の高回転高負荷時にはEGR制御をやめ、
排気ガスを排気ガス還流管20を通してEGRクーラ2
1に導き、ここでエンジン冷却水を加熱することで車内
暖房用のエアコン31の暖房を補助する。従って、通常
の暖房では不十分な寒冷地であっても、車内を適切な温
度に維持できる。
【0028】このように本実施形態の排気ガス還流装置
にあっては、エンジン15の高回転高負荷時には、空気
過剰率が低くてEGR制御には不適であるが、この高温
の排気ガスをEGRクーラ21に導いてエンジン冷却水
を加熱することで、車内暖房用のエアコン31の暖房効
率が促進し、寒冷地であっても車内を快適な温度に維持
できる。
【0029】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の排気ガス還流装置によれば、排
気ガス還流通路に排気ガスをエンジン冷却水によって冷
却するEGRクーラを設け、このEGRクーラの下流側
における排気ガス還流通路から分岐して排気通路に合流
するバイパス通路を設けると共に、エンジンの冷態時に
排気ガス還流通路内の排気ガスの流れを吸気通路側から
バイパス通路側に切り換える制御弁を設けたので、エン
ジンの冷態時に、排気ガスは排気ガス還流通路を通して
EGRクーラに導かれて排気ガスから冷却水へと熱交換
が行われることとなり、エンジンの暖機を促進すること
でエンジン始動時から早期に排気ガスを吸気系に還流し
て窒素酸化物を低減してこの排気ガス還流による窒素酸
化物等の有害物質の低減効率の向上を図ることができる
ようになる。また、熱交換された排気ガスはバイパス通
路を通して排気通路に流動されることとなり、吸気通路
に戻されることはなく燃焼の悪化によるハイドロカーボ
ンの大量発生や排気ガスの水分凝縮によって発生した硫
酸による腐食を防止することができる。
【0030】また、請求項2の発明の排気ガス還流装置
によれば、EGRクーラのエンジン冷却水通路に車内暖
房装置を連結して、制御弁がエンジンの高回転高負荷時
に排気ガス還流通路内の排気ガスの流れをバイパス通路
側に切り換えるようにしたので、エンジンの高回転高負
荷時に、排気ガスは排気ガス還流通路を通してEGRク
ーラに導かれることとなり、ここで、排気ガスから冷却
水へと熱交換が行われて冷却水温が上昇し、寒冷地など
での暖房機能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る排気ガス還流装置
の概略構成図である。
【図2】本実施形態の排気ガス還流装置による制御のフ
ローチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態に係る排気ガス還流装置
による制御のフローチャートである。
【図4】本発明の第3実施形態に係る排気ガス還流装置
の概略構成図である。
【図5】本実施形態の排気ガス還流装置による制御のフ
ローチャートである。
【図6】従来の排気ガス還流装置の概略図である。
【符号の説明】
12 吸気管(吸気通路) 15 エンジン 18 排気管(排気通路) 20 排気ガス還流管(排気ガス還流通路) 21 EGRクーラ 22 冷却水配管 23 バイパス管(バイパス通路) 24 ERGバルブ(制御弁) 25 切換バルブ(制御弁) 26 コントロールユニット(制御手段) 31 車内暖房用のエアコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F01P 3/20 F01P 3/20 E (72)発明者 筒井 泰弘 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガスをエンジンの吸気通路に還流さ
    せる排気ガス還流通路と、該排気ガス還流通路に設けら
    れて排気ガスをエンジン冷却水によって冷却するEGR
    クーラと、該EGRクーラの下流側における前記排気ガ
    ス還流通路から分岐して排気通路に合流するバイパス通
    路と、エンジンの冷態時に前記排気ガス還流通路内の排
    気ガスの流れを前記吸気通路側からバイパス通路側に切
    り換える制御弁とを具えたことを特徴とする排気ガス還
    流装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の排気ガス還流装置におい
    て、前記EGRクーラのエンジン冷却水通路には車内暖
    房装置が連結され、前記制御弁はエンジンの高回転高負
    荷時に前記排気ガス還流通路内の排気ガスの流れをバイ
    パス通路側に切り換えることを特徴とする排気ガス還流
    装置。
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Cited By (9)

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