JPH0622111U - ライセンスプレートブラケット - Google Patents
ライセンスプレートブラケットInfo
- Publication number
- JPH0622111U JPH0622111U JP1052592U JP1052592U JPH0622111U JP H0622111 U JPH0622111 U JP H0622111U JP 1052592 U JP1052592 U JP 1052592U JP 1052592 U JP1052592 U JP 1052592U JP H0622111 U JPH0622111 U JP H0622111U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- license plate
- crush
- bracket leg
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両の低速時の衝突、例えば車両後退時の衝
突等に対し、ボデーの板厚をアップしたり、補強材を追
加したりしてボデー剛性を高めるのではなく、一般に必
要な部品であるライセンスプレートブラケットを利用し
てボデーの衝撃や変形を防止ないしは軽減する。 【構成】 リヤライセンスプレートブラケット1は、リ
ヤライセンスプレート6が取り付けられるプレート取付
部7と、これを一定距離隔てたボデー5に連結する両側
のブラケット脚部8とを備える。各ブラケット脚部8に
は2個のクラッシュビード12と1個のクラッシュホー
ル13とが形成されていて、この部分がブラケット脚部
の脚長方向の圧縮荷重に対して最も剛性の弱い部分とな
っている。したがって、その部分が、例えば車両後退時
の衝突による衝撃によってつぶれ、ブラケット脚部8に
座屈を生じさせて衝撃を吸収する。
突等に対し、ボデーの板厚をアップしたり、補強材を追
加したりしてボデー剛性を高めるのではなく、一般に必
要な部品であるライセンスプレートブラケットを利用し
てボデーの衝撃や変形を防止ないしは軽減する。 【構成】 リヤライセンスプレートブラケット1は、リ
ヤライセンスプレート6が取り付けられるプレート取付
部7と、これを一定距離隔てたボデー5に連結する両側
のブラケット脚部8とを備える。各ブラケット脚部8に
は2個のクラッシュビード12と1個のクラッシュホー
ル13とが形成されていて、この部分がブラケット脚部
の脚長方向の圧縮荷重に対して最も剛性の弱い部分とな
っている。したがって、その部分が、例えば車両後退時
の衝突による衝撃によってつぶれ、ブラケット脚部8に
座屈を生じさせて衝撃を吸収する。
Description
【0001】
この考案は、車両のライセンスプレート(いわゆるナンバープレート)をボデ ーに取り付けるためのライセンスプレートブラケットに関する。
【0002】
従来、車両のライセンスプレートを、比較的脚部の長いライセンスプレートブ ラケットを介してボデーに取り付けることが行われている。このようなブラケッ トは、ライセンスプレートが固定されるプレート固定部と、このプレート固定部 をボデー側につなぐブラケット脚部とを備えたものであり、例えば乗用車のリヤ ライセンスプレートの取付けに使用されている。これは、ボデー後端からの突出 し量の大きい大型のリヤバンパーが採用される場合、これに合わせてリヤライセ ンスプレートもボデー後端から突き出た位置で固定するためである。一般的には 、ボデーに固定されたブラケット脚部がリヤバンパーに形成された切欠部側に突 出し、その突出端に形成されたプレート固定部に、ライセンスプレートがリヤバ ンパー切欠部に納まるように固定されるのが普通である。
【0003】
従来、この種のライセンスプレートブラケットは、そのブラケット脚部への圧 縮荷重に対する剛性が高く、したがって、例えば車両後退中における低速衝突時 、バンパーの衝撃吸収量を超える衝撃が加わり、ライセンスプレートまで達した 場合、その衝撃をダイレクトにボデーに伝えてしまい、このためにボデーの変形 を招く場合がある。
【0004】 ボデーの変形を防ぐには、ボデー構造の剛性アップが考えられるが、これには ボデーの板厚を増大したり、リインホースメント(補強材)を追加したりするこ とが必要であり、これでは重量増加やコストアップが避けられない。
【0005】 本考案の課題は、ボデーの剛性アップによってではなく、ライセンスプレート ブラケットを利用して、衝撃作用時のボデーの変形を防止ないしは軽減できる衝 撃吸収効果の高いライセンスプレートブラケットを提供することにある。
【0006】
本考案に係るライセンスプレートブラケットは、プレート固定部とこれと一体 的なブラケット脚部を有する構造を前提とし、上記ブラケット脚部にそのブラケ ット脚部の座屈荷重を小さくするクラッシュビードおよびクラッシュホールの少 なくとも一方が形成されたものである。その態様としては、クラッシュビードの み、クラッシュホールのみ、あるいはそれらの双方が設けられる場合があるが、 それらは、いずれにしてもブラケット脚部に作用する圧縮荷重に対してその脚部 の座屈を生じ易くする機能を果たす。
【0007】
したがって、例えばリヤライセンスプレートブラケットに本考案が適用されれ ば、後退時の衝突による衝撃によって、ブラケット脚部に形成されたクラッシュ ビードやクラッシュホールからブラケット脚部に座屈が生じ、これによりその衝 撃が吸収されて、ボデーのダメージが軽減される。
【0008】
図1は、本考案の一実施例であるリヤライセンスプレートブラケット1を示す ものである。これは図4に示すように、乗用車2のリヤバンパー3の切欠部4に 位置してボデー5に固定されるものであり、ここにリヤライセンスプレート6が 取り付けられることとなる。
【0009】 図1に示すように、このブラケット1は、金属プレス成形による板金製のもの で、リヤライセンスプレート6が取り付けられるプレート取付部7を備え、この 両端から一体に一対のブラケット脚部8が延び出している。全体としては、平面 視で図3に示すように、ほぼ等脚台形のブラケット形態をなすもので、その台形 形態の上辺に当る部分がプレート固定部7となる。
【0010】 図1に戻って、プレート固定部7の両端部内側には、2個のナット部材9が固 定され、これらのナット部材9にリヤライセンスプレート6を固定するねじ部材 がねじ込まれるようになっている。
【0011】 両側のブラケット脚部8は、そのボデー5側の端部が外側に曲げられてボデー 5への固定部10とされ、これらの固定部10において、例えばスポット溶接に よりボデー5に固定される。
【0012】 ブラケット脚部8は、側方から見てプレート取付部7側ほど幅が小さくなる横 向きの等脚台形状の形態をなし、その上下の斜辺部(上辺部および下辺部)には 、それぞれクラッシュビード12が同様に形成されている。クラッシュビード1 2は、図3からも明らかなように、ブラケット脚部8の上辺部および下辺部の各 一部がプレス加工により外方へ局部的に膨出させられたもので、その部分の板厚 は他の部分とほとんど変わらず、膨出形態は例えば台形形状、U字形状もしくは 円弧形状等とされている。また、各ビード12の方向はブラケット脚部8の長さ 方向とほぼ直角な方向(ボデー5への取付状態では上下方向)に短く形成されて おり、上辺部のクラッシュビード12の延長線上に下辺部のクラッシュビード1 2が位置している。
【0013】 各ブラケット脚部8の長さ方向のほぼ中央部分には、その長さ方向に長い長孔 がクラッシュホール13として形成されている。このクラッシュホール13は、 ブラケット脚部8を貫通して形成され、その位置は上下のクラッシュビード12 と対応し、このクラッシュホール13を挟んで上下に各クラッシュビード12が 位置している。
【0014】 両側のブラケット脚部8は同じ構成であるため、クラッシュビード12は片側 に2個づつ全体で4個、クラッシュホール13は片側に1個づつ全体で2個形成 されており、ブラケット脚部8において、これらクラシュビード12およびクラ ッシュホール13の形成されている部分が、その脚部8の長さ方向に作用する圧 縮荷重に対し、剛性の最も弱い部分となっている。
【0015】 以上のようなリヤライセンスプレートブラケット1においては、例えば車両後 退中の低速時の衝突により図4のリヤバンパー3が衝撃を受け、さらに図2(A )のようにリヤライセンスプレートブラケット1に衝撃力Fが作用すると、ブラ ケット脚部8がその衝撃力F(圧縮荷重)を受け、クラシュビード12およびク ラッシュホール13の部分からつぶれ、座屈する(同図(B))。これによりそ の衝撃を吸収し、ボデー5側のダメージを軽減する。
【0016】 以上の実施例では、クラッシュビード12とクラシュホール13との双方が設 けられていたが、その一方のみとすることもできる。また、それらの形成個数や 形成部位は適宜に変更可能である。
【0017】 また、本考案は、リヤライセンスプレート用のブラケットに限らず、フロント 用のそれとしても同様に適用可能である。
【0018】
本考案に係るライセンスプレートブラケットによれば、それのブラケット脚部 に形成されたクラッシュビードまたはクラッシュホール、あるいはその双方が、 ブラケット脚部の脚長方向の圧縮荷重に対して剛性の弱い部分となり、その方向 に作用する衝撃力により座屈して衝撃エネルギーを吸収する。このため、ボデー 側のダメージが緩和され、ボデーの変形が回避または軽減される。これは、低速 で起きる衝突(例えば車両後退時の衝突)に特に効果を発揮する。
【0019】 また、この技術は、ボデーの板厚を厚くしたり、補強材を追加したりしてボデ ー剛性を高めるのではなく、本来的に必要な部品であるライセンスプレートブラ ケットを利用してそれに衝撃緩衝機能をもたせることにより、ボデーのダメージ ・変形を防ぐものであるため、重量増にもつながらないし、またコストアップも ほとんど招かない。さらに、クラッシュホールを形成する場合には、車両重量の 軽量化にも寄与する。
【図1】本考案の一実施例であるリヤライセンスプレー
トブラケットの斜視図。
トブラケットの斜視図。
【図2】その作用説明図。
【図3】そのブラケットの概略的な平面図。
【図4】そのブラケットの車両への取付位置を示す斜視
図。
図。
1 リヤライセンスプレートブラケット 5 ボデー 6 リヤライセンスプレート 7 プレート取付部 8 ブラケット脚部 12 クラッシュビード 13 クラッシュホール
Claims (1)
- 【請求項1】 車両のライセンスプレートを固定するプ
レート固定部とそのプレート固定部をボデー側につなぐ
ブラケット脚部とを備えたライセンスプレートブラケッ
トにおいて、 前記ブラケット脚部に、自身の座屈荷重を小さくするク
ラッシュビートおよびクラッシュホールの少なくとも一
方を形成したことを特徴とするライセンスプレートブラ
ケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1052592U JP2553127Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ライセンスプレートブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1052592U JP2553127Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ライセンスプレートブラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622111U true JPH0622111U (ja) | 1994-03-22 |
JP2553127Y2 JP2553127Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=11752668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1052592U Expired - Fee Related JP2553127Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ライセンスプレートブラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553127Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015024706A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | マツダ株式会社 | 車両の前部車体構造 |
ES2957436A1 (es) * | 2022-06-06 | 2024-01-18 | Ind Samart Sa | Soporte deformable, absorbedor de energia |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1052592U patent/JP2553127Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015024706A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | マツダ株式会社 | 車両の前部車体構造 |
ES2957436A1 (es) * | 2022-06-06 | 2024-01-18 | Ind Samart Sa | Soporte deformable, absorbedor de energia |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2553127Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4008502B2 (ja) | 車両の車体下巻き込み防御用装置 | |
JP4483826B2 (ja) | バンパ取付部構造 | |
JP3870677B2 (ja) | 移動体用緩衝装置 | |
JP3045337B2 (ja) | 自動車の前部構造 | |
JP2002054672A (ja) | 移動体用緩衝装置 | |
JP3182973B2 (ja) | フロントボデーの構造 | |
JPH0622111U (ja) | ライセンスプレートブラケット | |
JPH04138974A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
JP2940361B2 (ja) | キャブオーバ型トラックの車体前部構造 | |
JP2958091B2 (ja) | 車両の車体前部構造 | |
JP2591433Y2 (ja) | キャブチルト車両のキャブ構造 | |
JPH0543538B2 (ja) | ||
JPH0728977Y2 (ja) | カ−エアコンのコンデンサ取付け構造 | |
KR910002609Y1 (ko) | 자동차용 충돌에너지흡수프레임장치 | |
JPH0634207Y2 (ja) | 車体のダッシュフロア構造 | |
KR200141615Y1 (ko) | 충격흡수를 위한 차량의 시트 마운팅구조 | |
JPH0726281U (ja) | 車両のフロントバンパ取付部構造 | |
JPS5943149Y2 (ja) | 自動車用バンパ | |
JPH0326005Y2 (ja) | ||
JPH0736829Y2 (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JP2590504Y2 (ja) | 車両用ドア構造 | |
KR900002661Y1 (ko) | 자동차범퍼 보강재구조 | |
JP4300627B2 (ja) | キャブオーバ型車両の衝突安全装置 | |
JPH0571082U (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JPH0672786U (ja) | 車体構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |