JPH0622059Y2 - トイレの採光構造 - Google Patents

トイレの採光構造

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JPH0622059Y2
JPH0622059Y2 JP4258088U JP4258088U JPH0622059Y2 JP H0622059 Y2 JPH0622059 Y2 JP H0622059Y2 JP 4258088 U JP4258088 U JP 4258088U JP 4258088 U JP4258088 U JP 4258088U JP H0622059 Y2 JPH0622059 Y2 JP H0622059Y2
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JP
Japan
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toilet
ceiling
light
panel
daylighting
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JP4258088U
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JPH01150760U (ja
Inventor
浩 河村
鋭一 須田
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトイレの採光構造に関する。
(従来の技術) 一般に、建築物の屋内照明に自然光を利用できれば、そ
れに越したことは無く、通常は、側壁に採光用の窓を設
けて目的を達する。
然るに、トイレでは、プライバシーの保護或いは構造上
の理由等から、側壁に十分な採光を期し難い場合があ
る。
従来、そうした場合、トイレに屋根があれば、必要に応
じ、これに天窓を設けて上方からの射し込みを利用する
ようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) この為、屋根が無ければ、多少薄暗くても我慢せざるを
得なかったし、また屋根があっても、これに窓枠を嵌め
込む関係上、雨仕舞に苦労させられ、天井付の場合だ
と、これにも対応した開口部を設ける必要がある等、施
工に手間取り、しかも十分な光量を得ようとすると、開
口部の強度保全上、材料が限られ、コスト面でのバラン
スが崩れるのみか、太陽の位置によってはまぶし過ぎて
落着かず、逆に室内のレイアウトによっては、過度の陰
影を生じるようなことにもなっていた。
本考案は斯かる従来のトイレの採光上の問題点を有効に
解決すべき為されたもので、その目的とする処は、側壁
からの採光を余り当てにできない場合、天窓に頼らずと
も所要の光量を確保し得、しかも屋根の存在をも不問に
付し得るトイレの採光構造を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案は、トイレスペースを上
下二重の天井で覆って、上天井の下面を下方に向けて光
を反射させる反射体、下天井を透光体とし、以って、こ
れら上下の天井間に自然光を導入するようにした。
(作用) 上記手段によれば、上下の天井間に導入された自然光を
光源とする天井間接照明が行なわれ、その際、上天井の
下面が反射板の役割を果し、下天井の透光度に応じた照
光面となる。
(実施例) 以下、本考案を屋外公衆トイレに適用した実施例に付
き、添付図面に基いて、詳細な説明を行なう。
先ず、第1図を参照して、トイレの概要を説明してお
く。
第1図はトイレの要部破断展開図である。
図中、Tはトイレの全体を表し、トイレTは、大便所と
して構築されたパネル構造建築物で、ベタ基礎Fdに腰
積Ftを立上げ、タイル仕上壁パネルPe…を建廻して
外壁Weを形成する一方、床パンPfを敷き、外壁We
との間に軸組を交わしてホーロー仕上壁パネルPi…を
建付けることにより内壁Wiを形成し、斯くして内外壁
Wi,We間にユーティリティスペースSuを又中央に
トイレスペースStを得た構成になっている。
トイレ正面の敷石Spを昇り、出入口Etの自動ドアD
rから中に入ると、左手に手洗器Whと鋼鏡Mr及び防
犯キットKtが、また正面奥、上から順に、人体感知セ
ンサーSr、ベビーネットNtそれに物置カウンターC
tが見え、カウンターエプロンに紙巻器Rlやグリップ
バーBrが配備されている。図中、Asは灰皿、Fnは
ファン、Grはグリルである。
一方、床Fl中央の開口の中に大便器Bdが見え、左方
下壁部のペダルPdを踏んで水洗できるようになってい
る。床Flはベルトコンベヤ方式による自動洗浄型で、
そのゴミ受Db及び洗浄機構Clがユーティリティスペ
ースSuの下方に配設されている。Rtはゴミ投入口、
Mcは点検口カバーである。
そして、内外壁Wi,Weの上縁部にパネル構造の天井
ユニットUtが載置固定され、トイレスペースStを上
方から画成している。
本実施例では、以上において、天井ユニットUtを、ト
イレスペースStを俯瞰する天井パネル1と、トイレT
の屋根となるルーフパネル2とを上下に隔てゝ重ね合せ
た二重構造とし、各パネル本体3,4を、前者3は光の
透光体、後者4は反射体として構成する一方、本体周縁
部3a,4aを保持する枠組、つまり、框5,6間を、
乳白色アクリル樹脂製の採光パネル7で帯状につなぎ、
各角隅に飾縁を兼ねる締め金物8を当て込んで一体に締
上げ、全体を略陸屋根状にユニット化するようにしてお
り、パネル1,2間の中空スペースShにカクテル照明
用のランプ9が配設されている。
こゝで、第2図及び第3図を併せ参照して、上記ユニッ
トUtの詳細構造を説明する。
第2図及び第3図は夫々天井パネル及びルーフパネルの
平面図である。
天井パネル1のパネル本体3は、トイレ外壁Weの屋外
側に臨む庇としての前記周縁部3aと、屋内側に臨む天
井部3bとから成り、その間に外壁We上縁部を嵌着保
持する外桁10が突出形成されている。
本実施例の場合、本体3を、乳白色のアクリル樹脂で一
体的に成形するが、周縁部3aを透明にして外壁We足
元周りの夜間照明に充てることは差支えず、またスパン
によっては、外桁10を別体の形鋼材とぢて剛性及び強
度の保全を図るようにしても良い。
天板部3bは、トイレ内壁Wiの上縁部に止着固定され
る補強突条部としての内桁11に対し、その外廻りに位
置してユーティリティスペースSuに臨む取合工作部3
cと、内方に位置してトイレスペースStに臨む間接照
明部3dとから成り、照明部3dの略中央に点検口12
が開いていて、そのカバー13上面に前記ランプ9のソ
ケット9aがビス止めされ、工作部3cに設けた配線取
合口14にコネクター14aから給電を受けている。カ
バー13をヒンジ止めとして、ソケット9aと一緒にト
イレスペースSt側へ垂し込むことが出来るようにする
ことは差支えない。
尚、工作部3dには、四隅に軸組通し柱の貫穴15を形
成する外、適所に換気用のグリル16を配しておく。そ
して、内桁11にビス孔11a,また外桁10に外壁嵌
着溝10aを設け、更に、パネル周縁部3aの適所にド
レン穴17を穿設する。
天井パネル3の框5は、多少厚手の板材5a,5bを前
後左右に廻して、四辺形状に組み、アングルジョイント
18でつないだもので、上縁沿いに突条5c,5dが形
成されており、これが採光パネル76の下縁部を位置決
め固定するダボの役目を果す。尚、框5の下縁部は断面
略L形として、パネル本体3の周縁部3a下面を受けさ
せ、その上面側をビス止め固定する金具19を配備して
おく。
ルーフパネル2の本体4は、凹面状に湾曲させたステン
レス鋼製反射体20と、心持ち片流れに傾斜させたホー
ロー仕上の葺板21との間に、ライトゲージの補強枠F
rを母屋状に組廻し、断熱材22を詰込んだ三層構造に
なっていて、補強枠Frを構成する平桁23と妻梁24
間に受板25が飼われており、トイレ内外壁Wi,We
間の軸組から持って来た通し柱の頭をこれ25で受ける
ようにしている。図中、20aは、反射体20に形成し
た通し柱の貫穴である。尚、好ましくは、反射体20の
下面を鏡面仕上とし、要すれば、ガラス製の鏡を張り廻
す。
框6は、天井パネルの框同様、多少厚手の板材6a,6
bを前後左右に廻して四辺形状に組み、ジョイント26
でつないだもので、この場合、下縁沿いに凹溝6c,6
を形成し、これを採光パネル7の上縁部に嵌着させる。
尚、框6の上縁部には、適所に、雨水排除用の排水口2
7を設け、不図示の樋につなげておく。図中、28,2
9は、反射板20と葺板21を、夫々、下面側から止着
保持する為の金物である。
本実施例によれば、トイレスペースStを天井パネル1
とルーフパネル2で上下二重に覆い、以って、上側2を
光の反射体、下側1を透光体として、その間に自然光を
導入するようにしているので、天井パネル1の天板部3
b下面がムラの少ない照光面となって、光がトイレスペ
ースSt全体に行き渡り、この為、壁Wi,Weに採光
窓を持たないトイレTの屋内照明に自然光を利用するに
当り、天窓を必要としていない。
また、採光パネル7を介し、自然光を側方から導入する
ようにしているので、採光面積及び射し込み方向の調整
が比較的楽で、十分な光量を確保するに困らない。
しかも、天井ユニットUtの中空スペースShにランプ
9を配設しているので、夜間はこれ9で間接照明を行な
える。又、トイレ正面側でのパネル周縁部3aの突出
し、つまり、庇を多少長目にしてあるので、こゝから漏
れ出た光が出入口Et付近を明るく照らし、何かと都合
が良い。
尚、出来れば、ランプ9をメタルハライドランプや高圧
ナトリウムランプとして、カクテル効果を挙げるように
する。
ところで、上記実施例では、ルーフパネル2を二層構造
とし、その下層の反射体20を凹面形状としているが、
これはランプ9を利用する夜間照明への配慮を前面に押
出したことによるもので、当然ながら昼間照明を主とし
た構成も可能であり、この点での変更実施例を、以下、
第4図及び第5図に基き説明する。
第4図及び第5図は夫々別実施例に係る天井ユニットの
縦断面図で、前記実施例に対し或いは相互間において同
様な部材は同じ参照番号で示されている。
第4図の天井ユニットUt′は、中空スペースShのカ
クテルランプを取り去る一方、ルーフパネル2′のパネ
ル本体4′を、葺板21と反射体30との二層構造とし
たもので、反射体30の下面が凸面鏡になっており、こ
の為、採光パネル7を介して入射した光線が天井パネル
1′側へ無駄なく集束投射される。
また、天井パネル1′のパネル本体31を構成する庇3
1aと天板31bが別部材になっていて、その間にトイ
レ外壁の桁材32が嵌着されている。図中、Gtは雨樋
である。
第5図の天井ユニットUt″は、ルーフパネル2″を葺
板40のみの単層構造としたもので、これ40が、下方
よりの光線を反射し上方よりの光線を透過するマジック
ミラーになっている。
尚、上記天井ユニットUt′,Ut″の中空スペースS
hにランプを配設して夜間照明に充てることは差支えな
い。
(考案の効果) 以上の説明により明らかな如く、本考案によれば、トイ
レスペースを上下二重の天井で覆って、上天井の下面を
下方に向けて光を反射させる反射体、下天井を透光体と
し、以って、これら上下の天井間に自然光を導入するよ
うにしているので、自然光を光源とする天井間接照明を
行なえ、従って、所要の光量を得るに当り、側壁からの
採光を期待できない場合に、天窓に頼る必要が無く、こ
の為、屋根付の場合は勿論のこと、屋根が無くても薄暗
さを我慢せずに済み、また天窓に関連した諸種の不利益
を回避できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を屋外公衆トイレに適用した実施例に付き
示したもので、第1図はトイレの要部破断展開図、第2
図は及び第3図は夫々天井パネル及びルーフパネルの平
面図、そして第4図及び第5図は変更例に係る天井ユニ
ットの縦断面図である。 尚、図中、1,1′,1″は天井パネル、2,2′,
2″はルーフパネル、3,4,4′,31はパネル本
体、3a,4a,31aは本体周縁部、3b,31bは
天板部、3cは取合用工作部、3dは間接照明部、5,
6は框、7は採光パネル、8は締め金具、9はランプ、
20は凹面反射体、21は葺板、22は断熱材、27は
排水口、30は凸面反射板、40はマジックミラー、G
tは雨樋、Shは中空スペース、Stはトイレスペー
ス、Suはユーティリティスペース、Tは屋外公衆トイ
レ、Utは天井ユニット、Weは外壁、Wiは内壁を表
している。

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トイレスペースを上下二重の天井で覆っ
    て、上天井の下面を下方に向けて光を反射させる反射
    体、下天井を透光体とし、該上下の天井間に自然光を導
    入して成るトイレの採光構造。
  2. 【請求項2】前記自然光を前記上下の天井間に側方より
    導入して成る請求項1に記載のトイレの採光構造。
  3. 【請求項3】前記上天井の下面を凸面とした請求項2記
    載のトイレの採光構造。
  4. 【請求項4】前記上天井の周縁部と下天井の周縁部との
    間に透光性の帯状部材を嵌着し、該帯状部材を介して前
    記自然光を導入した請求項2記載のトイレの採光構造。
  5. 【請求項5】前記上下の天井間に発光体を配設した請求
    項1若しくは2記載のトイレの採光構造。
  6. 【請求項6】前記上天井の下面を凹面とした請求項5記
    載のトイレの採光構造。
  7. 【請求項7】前記上天井に屋根を兼ねさせた請求項6記
    載のトイレの採光構造。
  8. 【請求項8】前記上下の天井と帯状部材とは一体のユニ
    ットになっている請求項7記載のトイレの採光構造。
  9. 【請求項9】前記ユニットを略陸屋根状とした請求項8
    記載のトイレの採光構造。
  10. 【請求項10】前記上天井の上面を片傾斜にして、前記
    ユニットに雨樋を着けた請求項9記載のトイレの採光構
    造。
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