JPH06220487A - 研磨材含有洗剤組成物 - Google Patents
研磨材含有洗剤組成物Info
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- JPH06220487A JPH06220487A JP10441391A JP10441391A JPH06220487A JP H06220487 A JPH06220487 A JP H06220487A JP 10441391 A JP10441391 A JP 10441391A JP 10441391 A JP10441391 A JP 10441391A JP H06220487 A JPH06220487 A JP H06220487A
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Abstract
洗浄効果の良好な研磨材含有洗剤組成物を提供すること
を目的とする。 【構成】 洗剤組成物中に含有させる研磨材を、適宜粒
度調整された木粉で構成する。 【効果】 洗剤使用時の洗浄感覚、洗浄効果が良好であ
り、使用後の下水処理において研磨材の大部分を容易に
除去することができ、若干の取り残された微粒子は自然
分解されて無公害化できる。
Description
に関する。
では、手などに付着したグリース、エンジンオイル、タ
ール等の油脂類や印刷インキ、塗料等を洗い落すため
に、各種界面活性剤を主成分とする洗剤が用いられてい
る。又、界面活性効果だけで落すことの出来ない汚れを
落すために、研磨剤(スクラブ材)を含有する洗剤が用
いられている。この研磨材含有洗剤では、研磨材が汚れ
を削り落すことにより、研磨材を含有しない洗剤と比
べ、洗浄性が良好であることが知られている。
ミナ、シリカ等無機質材料の粉末がよく用いられてい
る。しかし、これら無機質研磨材は非水溶性であり、下
水中でいつまでも粒子状態を保ち続けるため、排水管中
に堆積し、これを詰まらせ、排水処理を困難にする原因
になっている。
ポリエチレンにデンプンを加えた生物分解性プラスチッ
クから成る研磨材の使用も試みられているが、下水中で
デンプン分解後にポリエチレンか細かく分裂した粒子が
残り、下水処理場に流入した際ケーキ化するのが困難で
取り残し量が多くなるという問題点がある。
いため、洗浄時手の間でこすった際の触感がハードで洗
浄感覚が必ずしも満足しうるものでなく、また強くこす
ると皮膚を荒らす恐れもあり、研磨材の汚れ削り落し作
用を充分に発揮できない等のきらいもあった。
研磨材を含有する洗剤では、使用後に研磨材が配水管を
目詰まりさせたり、また下水処理場に流入した際ケーキ
化が困難で取り残し量が多くなるといった問題があり、
更に硬度が高く使用時の洗浄感覚が満足しうるものでな
いという問題があった。
大部分の研磨材を容易に分離およびケーキ化して除去す
ることができ、除去されない研磨材は自然分解されるこ
とにより無公害化され、従って排水処理を軽減し、更に
使用時の洗浄感覚および洗浄効果が非常に良好な研磨材
含有洗剤組成物を提供することを目的とする。
明の研磨材含有洗剤組成物は、各種界面活性剤、溶剤、
水等から成る洗剤に、木粉から成る研磨材を適宜粒度調
整して含有せしめたことを特徴とする。
が水中や地中の微生物等により自然分解される天然の有
機物であり木材である。また木粉は粒子形状が球状のも
のよりも細長いものや複雑な形状のものが多い。そこ
で、洗剤使用後研磨材が下水処理場に流入した際、まず
浮上しているものは容易に分離でき、水中に浮遊してい
るものも、上記粒子形状のため、特に下水中で湿潤ない
し膨潤した状態では、ケーキ化の際粒子が相互に結合し
易く取り残し量が少ない。仮に微粒子部分が取り残され
ても取り残された若干の微粒子は自然分解により無公害
化される。かつ、万一大きな粒子が取り残されても、自
然に微粒子化され分解される。
ので、特に本発明の洗剤組成物中で吸湿した状態では、
洗浄時、手の間でこすった際の触感がソフトで洗浄感覚
が良好である。又、多少強くこすっても皮膚を荒らす恐
れが少なく、更に木粉は、削り落し作用の他に、油等を
吸収し塗料等も付着し易いので、洗浄効果も良好であ
る。
ては、いかなる木粉も使用しうるが、触感のソフトさの
点からは松、杉、檜またはこれらの混合物といった針葉
樹材の木粉が好ましい。木粉は本発明への使用のために
特に粉砕して製造したものでなくても、鋸屑等の副産物
を利用してもよいことは勿論である。
下、更には100メッシュパス付近が好ましい、またメ
ッシュ選別された複数種の木粉を混合するのも好まし
い。粒度が20メッシュ以下では、洗浄に用いた際の洗
浄感覚が悪化すると同時に、分解されにくくなる。
の約45重量%以下、更には約3〜約20重量%が好ま
しい。45重量%以下では、洗浄感覚が悪化すると同時
に、組成物がクリーム状になりにくくなる。
性剤、溶剤および水が含まれる。
%、更には、約10〜約30重量%が好ましく、界面活
性剤の一例としては、非イオン界面活性剤であるポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、両性界面活性
剤であるラウレルベタイン、陽イオン界面活性剤である
アルキルベンジンメチルアンモニウムクロライド等が挙
げられる。
用いられ、配合量は全組成物の0〜約25重量%、更に
は約10〜20重量%が好ましい。これに使用される溶
剤の例としては、水溶性のポリアルキレングリコールエ
ーテル系溶剤が挙げられる。水は全組成物の約20〜約
80重量の範囲で配合される。
益な性質を悪化させない限り、通常の補助剤、希釈剤、
およびその他の添加剤、例えば香料、塗料、変色防止
剤、殺菌剤およびこれらの類似物等を含有させることが
できる。又、アルカリ源およびPH緩衝剤、例えばアル
カリ金属の炭酸塩および重炭酸塩、モノエタノールアミ
ン、トリエタノールアミンおよびアルカリ金属の水酸化
物等も利用できる。
A、B、C、Dを行なった。
(DBE)は、塗料、印刷インキや油汚れを落すための
シェル化学製の溶剤である。リポノックスNC−70、
NC−100、NC−150はライオン(株)の非イオ
ン界面活性剤である。アンヒトール24Bは花王石鹸
(株)製の両性界面活性剤である。サニゾールB−50
は花王石鹸(株)製の陽イオン界面活性剤である。木粉
はニュージーランド産のラジエーターパインを粉砕した
もので、粒度は100メッシュパスである。
る洗剤組成物は、クリーム状で、いずれもよく汚れが落
ちると共に、従来の研磨材を含有する洗剤組成物に比べ
て触感がソフトで、洗浄効果、洗浄感覚共に非常に良好
であり、研磨材含有洗剤として広く利用できるものであ
る。又、上記配合の洗剤組成物を容器に封入した後は、
多量の雑菌類を入れない限り、木粉の分解は起らず、即
座に変質を起こすこともなく保存性も良好であった。
れると、研磨材である上記100メッシュパスの木粉が
下水中に散るが、木粉は比較的嵩比重が小さいので配水
管に沈積して目詰まりを起こすことはない。下水処理場
に流入した際、浮上しているものは容易に分離すること
ができ、また水中に浮遊しているものも容易にケーキ化
して除去することができる。この場合、若干の微粒子が
取り残されても、水中や地中の微生物等により自然分解
され無公害化される。
記載の通り、木粉を研磨材として含有することを特徴と
する研磨材含有洗剤組成物であるので、配水管を目詰ま
りさせることがなく、下水処理場において容易に取り除
くことができ、取り残された粒子は自然分解させること
ができ、無公害の洗剤となしうるものである。
感がソフトであり、また削り落し作用の他に吸収や付着
による汚れ落し作用もあり、更に下水処理場で微粒子が
取り残されても問題がないので研磨材粒度の制約がな
く、これを適切に選択することにより、洗浄感覚および
洗浄効果が一層良好な洗剤を提供しうるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 各種の界面活性剤、溶剤、水等からなる
洗剤に、木粉から成る研磨剤を適宜粒度調整して含有せ
しめたことを特徴とする研磨材含有洗剤組成物。 - 【請求項2】 請求項1において、前記研磨材は松、
杉、檜またはそれらの混合物の木粉から成ることを特徴
とする研磨材含有洗剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10441391A JP2961938B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 手洗い用研磨材含有洗剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10441391A JP2961938B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 手洗い用研磨材含有洗剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220487A true JPH06220487A (ja) | 1994-08-09 |
JP2961938B2 JP2961938B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14380010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10441391A Expired - Fee Related JP2961938B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 手洗い用研磨材含有洗剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2961938B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999005251A1 (de) * | 1997-07-23 | 1999-02-04 | Bayer Aktiengesellschaft | Reinigungsverfahren |
WO1999029819A1 (de) * | 1997-12-05 | 1999-06-17 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Reinigungsmittel und reinigungsverfahren für fahrzeuge |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3632408A1 (en) * | 2018-10-04 | 2020-04-08 | Jim Seido | Wood particles microbeads enriched with berry (mainly: 1- bilberry: vaccinium myrtillus/2- lingonberry: vaccinium vitis-idaea / 3- american blueberry: vaccinium cyanococcus) extract |
-
1991
- 1991-05-09 JP JP10441391A patent/JP2961938B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO1999005251A1 (de) * | 1997-07-23 | 1999-02-04 | Bayer Aktiengesellschaft | Reinigungsverfahren |
US6468359B2 (en) * | 1997-07-23 | 2002-10-22 | Bayer Aktiengesellschaft | Cleaning method |
WO1999029819A1 (de) * | 1997-12-05 | 1999-06-17 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Reinigungsmittel und reinigungsverfahren für fahrzeuge |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2961938B2 (ja) | 1999-10-12 |
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