JPS61157593A - 浴室用洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、浴室内の浴槽、湯桶、腰掛け、すのこ或は洗
い場に付着している汚れを落とすのに好適な洗浄剤組成
物に関するものである。

浴室内の汚れは、脂−肪酸金属塩（金属石鹸主としてＣ
ａ塩）、遊離脂肪酸、グリセライド含窒素化合物などの
有機物質や、泥土などの無機物質から成っていると考え
られる。

上記の汚れを落とす洗浄剤としては、従来より酸性物質
、界面活性剤及び溶剤を組合せた酸性洗浄剤が有効であ
るとされ用いられてきた。

しかし、従来のものは、酸性度が高い為、タイル目地を
傷めたり、皮膚に対する刺激性が強く、又溶剤としては
エチレングリコール又はジエチレングリコールのモノア
ルキルエーテルなどを溶剤として用いるため、溶剤臭が
強く、消費者に不快感を与えるという欠点があった。

さらには、浴槽、湯桶などに付着している脂肪酸金属塩
などを主体とした湯垢汚れに対しては、除去効果がある
ものの、洗い場、特にタイル床などに泥などの無機物と
湯垢などの有機物とが混合してこびりついた汚れについ
てはまだ十分な洗浄効果が得られでおらず、しかもスポ
ンジなどの洗浄具にて浴室内を洗浄後、洗浄具を洗おう
とするとそのすすぎ性が悪いという欠点も併わせもって
いた。

本発明者らは、上記欠点を克服すべく、鋭意検討の結果
非石鹸系界面活性剤、ヒドロキシ多価カルボン酸、特定
の重合度のポリプロピレングリコールに炭素数６〜２４
の飽和ｏｒ不飽和脂肪酸又はその塩を添加して、アルカ
リ剤で弱酸性にした洗浄剤組成物が上記欠点を解決する
ことを見出し本発明を得るに至った。すなわち本発明は （Ａ）非石鹸系界面活性剤　　　：１〜１５ｗｔ％（Ｂ
）ヒドロキシ多価カルボン酸 又はその塩　　　　　　：１〜１０すｔ％（Ｃ）平均重
合度５〜２５ ポリプロピレングリコール：１〜２０ｗｔ％（Ｄ）炭素
数８〜２４の飽和及び／又は不飽和脂肪酸又はその塩：
　ｏ、ｏｉ〜５ｗｔ％を含有することを特徴とする弱酸
性浴室用洗浄剤組成物を要旨とする発明である。

本発明に於て、（Ａ）成分として用いる非石鹸系界面活
性剤は、特に限定されるものではなく、浴室内の汚れの
除去作用を促進するものであれば、アニオン性、ノニオ
ン性及び両性イオンの各界面活性剤が、いずれも使用可
能である。

（Ａ）成分の非石鹸系界面活性剤の代表的なものを例示
すれば次の通りである。

（イ）アニオン性界面活性剤 直鎖又は分岐アルキル（Ｃｓ＝　Ｃ２ｚ　）ベンゼンス
ルホン酸塩、長鎖アルキル（ＣＳ〜Ｃ−Ｚ　）スルホン
酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、長鎖モノアルキル
、ジアルキル又はセスキアルキル（ＣＳ〜Ｃ２Ｘ　）リ
ン酸塩、ポリオキシエチレン（Ｉ〜６モル）モノアルキ
ル、ジアルキル又はセスキアルキル（ＣＳ〜Ｃｘ　ｚ　
）リン酸塩など。

各アニオン性界面活性剤の対イオン（陽イオン）はナト
リウム、カリウム、マグネシウムなどのアルカリ金属又
はアルカリ土類金属イオン及びモノエタノールアミン、
ジェタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアル
カノールアミンイオン又はアンモニウムイオンのいずれ
であっても差し支えない。

（ロ）ノニオン性界面活性剤 ポリオキシエチレン（Ｉ〜２０モル）長鎖アルキル（ｃ
　ｓ　”　ｃ　ａ　ｘ　）エーテル、ポリオキシエチレ
ン（Ｉ〜２０モル）アルキル（ｃｍ〜Ｃ４，）フェニル
エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブ
ロックポリマー、高級脂肪酸アルカノールアミド又はそ
のアルキレンオキシド付加物、長鎖型第３級アミンオキ
シド（Ｃｉｚ〜Ｃ１４）など。

（ハ）両性界面活性剤 アミノ酸型両性界面活性剤、アルキルスルホベタイン、
アルキル酢酸ベタインなどのベタイン型両性界面活性剤
、イミダシリン型両性界面活性剤など。

上に例示したものを含む各界、面活性剤は単独でも、又
２種以上組合せても使用可能である。

そして成分（Ａ）の非石鹸系界面活性剤の配合量は洗浄
剤組成物中１〜１５ｗｔ％好ましくは２〜１０ｗｔ％さ
らに好しくは２〜８ｗｔ％の範囲内である。成分（Ａ）
の配合量がｌｗｔ％より少ないと汚垢成分の湿潤作用が
乏しく、一方１５ｗｔ％より多くてもこれらの効果の顕
著な向上効果がなく、すすぎ性が劣化するからである。

本発明の（Ｂ）成分としては、下記一般式（Ｉ）で表わ
されるヒドロキシ多価カルボン酸又はその塩であり。

ＨＯＣＸＹＣＯＯＨ（Ｉ） （式中ＸはＨ，ＣＨ，、ＣＨ２０Ｈ，ＣＨ２ＣＯＯＨ又
はＯＨＣＨＣＯＯＨ１’あり、ＹはＨ又はＣＨ，Ｃ：Ｏ
ＯＨである） この一般式内の多くの化合物が使用できるが、実際的に
はリンゴ酸、クエン酸が特に好ましい。

又、成分（Ｂ）のヒドロキシ多価カルボン酸の塩として
は、Ｎａ塩、Ｋ塩、モノエタノールアミン塩、ジェタノ
ールアミン塩、トリエタノールアミン塩が一般的である
。成分（Ｂ）の配合量は１〜１（ｈｔ％であり、好まし
い範囲は３〜８ｗｔ％である。これは１ｗｔ％未満では
汚れの除去効果が不十分であり、１０％ｉｔ％以上配合
しても顕著な向上効果をもたらさないからである。

成分（Ｃ）のポリプロピレングリコールは平均重合度５
〜２５のもので、この中にはプロピレンオキシドの重合
体は勿論、グリセリン若しくはトリメチロールプロパン
にプロピレンオキシドを重合させたものも含まれる。ポ
リプロピレングリコールの平均重合度（ｐ）はｐ＝５〜
２５の範囲になることが必要であり、平均重合度５未満
のものは優れた汚垢除去効果が得られず。

又２０を越えるものは溶解性が劣るので好ましくない。

成分（Ｃ）の配合量は１〜２０ｗｔ％である。

配合量が１ｗｔ％未満では充分な洗浄効果が得られず、
２０ｗｔ％越えても顕著な向上効果が認められない。而
して、ポリプロピレングリコールの好ましい平均重合度
は８〜２０であり、好ましい配合量は３〜１５ｗｔ％で
ある。成分（Ｄ）は炭素数６〜２４の飽和及び／又は不
飽和脂肪酸又はその塩であり、その代表的なものを例示
すれば次の通りである。

脂肪酸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸
、ミリスチン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステア
リン酸、アラキン酸、リグノセリン酸などの飽和脂肪酸
、リンデル酸、マツコラ酸、パルミトオレイン酸、オレ
イン酸、ガドレイン酸、リノール酸、リルン酸などの不
飽和脂肪酸及び動植物油からの混合脂肪酸では大豆油、
パーム油、ヤシ油、綿実油、牛油から作られる混合脂肪
酸も包含する。又、成分（Ｄ）の飽和又は不飽和脂肪酸
の塩としては、Ｎａ塩、Ｋ塩、モノエタノールアミン塩
、ジェタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ア
ンモニウム塩が好ましい。

上記に例示したものを含む飽和又は不飽和脂肪酸及びそ
の塩は、単独でも又２種以上混合さでも差し支えない。

成分（Ｄ）の配合量は０．０１〜５ｗｔ％、好ましくは
０．０５〜２ｗｔ％であり、　０．０１ｗｔ％未満では
浴室内のタイル床汚れに対する洗浄効果及びスポンジ等
の洗浄具のすすぎ性が不十分であり、５ｗｔ％を越える
と製品の保存安定性が劣化するので好ましくない。

上記の必須成分の他に本発明の浴室用洗浄剤組成物は液
体とするために水が必要であり、又。

成分（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）（Ｄ）を前記の量配合し、さら
に弱酸性としなければならない。つまり、弱酸性である
ｐＨ３〜６とすることにより、低皮膚刺激性さらにはタ
イル目地の損傷が防止でき、溶剤臭がなく、汚れ除去力
に優れ、かつ洗浄具のすすぎ性の良好な浴室用洗浄剤が
得られるのである。尚、成分（Ｂ）としてヒドロキシ多
価カルボン酸を用いた場合には、水酸化ナトリウムや水
酸化カリウムなどの苛性アルカリ又はアルカノールアミ
ンのアルカリ剤でｐＨ３〜６にすることが必要である。

さらに本発明の浴室用洗浄剤組成物には、エタノール、
イソプロパツールなどの低級アルコール、トルエンスル
ホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩などのハイドロトロー
プ剤、殺菌剤、防腐及び防カビ剤、香料色素及び顔料な
どの着色剤、紫外線吸収剤などを添加することができる
。

以下、実施例をあげて、内容を具体的に説明することに
するが、それに先立ち、実施例における洗浄剤の評価方
法をまず説明する。

評価方法 １、風呂桶汚れの洗浄力 こすった程度では簡単に除去できない、ポリ製風呂桶に
付着した湯垢汚れ（Ｉケ月間使用品）に洗浄剤原液をふ
りかけ１分放置後、桶表面をウレタン製のスポンジにて
１０回往復こすり汚れの除去状態を下記のように視覚判
定する。

Ｑ・・・汚れ落ち良好 Δ・・・汚れ落ちにムラがある ×・・・汚れがほとんど落ちない ２、浴室タイル床汚れの洗浄力 容易に除去できない浴室のタイル床（特に目地部分）に
付着した汚れに洗浄剤原液をふりかけ、１分放置後ウレ
タン製スポンジにて１０往復こすり汚れの除去状態を下
記のように視覚判定する。

０・・・汚れ落ち良好 Δ・・・汚れ落ちにムラがある ×・・・汚れがほとんど落ちない ３、溶剤臭 配合した洗浄剤の臭気を下記のように官能評価する。

Ｑ・・・溶剤臭がない Δ・・・溶剤臭が若干ある ×・・・強い溶剤臭がある ４、洗浄具のすすぎ性 洗浄具（軟質ウレタンスポンジ）に洗浄剤２ｇ及び水２
０ｇを含ませて１０回握って泡立てる。

泡立てたスポンジを５Ｑの溜水中で５回握ってすすぎ、
５回目に絞る。この時のスポンジのすすぎ性を下記のよ
うに判定する。

０・・・スポンジのすすぎ性が良好 Δ・・・スポンジのすすぎ性が若干悪い×・・・はとん
どスポンジがすすげない実施例１ 各種脂肪酸及びその塩を配合した以下の組成を有する洗
浄剤を調製し、風呂桶汚れ及びタイル床汚れの洗浄力及
び洗浄具のすすぎ性を評価した結果を表−１に示す。

尚、洗浄剤のｐＨはＮａＯＨにて３．０に調整した。

ＬＡＳ　　Ｎａ　　　　　　　　　　　　：３ｗｔ％リ
ンゴ酸　　　　　　　　　　　　　　　：　５ｗｔ％平
均重合度（Ｐ＝ｌＯ）ポリプロピレングリコール：　５
ｗｔ％エチレングリコール　　　　　　　　　：　２ｗ
ｔ％エチルアルコール　　　　　　　　　　：５％＋１
％脂肪酸又はその塩　　　　　　　　　　：０．５ｗｔ
％水　　　　　　　　　　　　　　　：残部性）商品名
ソフタノール９０（日本触媒ＫＫ）Ｃ１２〜１４セカン
ダリ−アルコールＥＯ付加物（ＥＯ：３モル）（以下余
白） 表−１ ｇ溶解性悪い 実施例２ 各種洗浄剤組成物の風呂桶汚れ及びタイル床汚れの洗浄
力溶剤臭、洗浄具のすすぎ性を評価し表−２に示す。

尚、全ての洗浄剤組成物のｐＨはＮａＯＨにて３．５に
調整した。実験Ｎｏ、６〜１１は比較例で、他は実施例
である。

（以下余白） 実施例３ 配合量を変化させた浴室用洗浄剤の性能を評価した結果
を表−３に示す。

尚、洗浄剤のｐＨはＮａＯＨにてｐＨ４，０番こ調整し
た。実験Ｎ００１〜５は実施例、Ｎ０９６〜９番家比較
例である。

（以下余白） 手続補正帯　　　　６ 昭和６０年２り″′１日 浴室用洗浄剤組成物 ３、　補正をする者 事件との関係　特許出願人 東京都墨田区本所１丁目３番７号 （６７６）ラ　イオン株式会社 代表者　小　林　　　敦 ４、代理人 ５、　補正の対象 明細書のｒ発明の詳細な説明」の欄 、　補正の内容 （Ｉ）明細書第３頁末行の「炭素数８〜２４」の記載を
「炭素数６〜２７Ｉ」と補正する。

（２）　　同第１７頁表−３における比較例７の洗浄具
のすすぎ性の欄にｒΔ１を加入する。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、（Ａ）非石鹸系界面活性剤：１〜１５ｗｔ％（Ｂ）
   下記一般式（ I ）で表わされる ヒドロキシ多価カルボン酸又はその塩 ：１〜１０ｗｔ％ ＨＯＣＸＹＣＯＯＨ（ I ） （式中ＸはＨ、ＣＨ＿３、ＣＨ＿２ＯＨ、ＣＨ＿２ＣＯ
   ＯＨ又はＯＨＣＨＣＯＯＨであり、 ＹはＨ又はＣＨ＿２ＣＯＯＨである） （Ｃ）平均重合度５〜２５のポリプロピレングリコール
   の１種又はそれ以上 ：１〜２０ｗｔ％ （Ｄ）炭素数６〜２４の飽和及び／又は不飽和脂肪酸及
   びその塩を１種又はそれ以上 ：０．０１〜５ｗｔ％ を含有することを特徴とする弱酸性の浴室用洗浄剤組成
   物。