JPH06219454A - 自立性に富む角底袋 - Google Patents

自立性に富む角底袋

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JPH06219454A
JPH06219454A JP2188393A JP2188393A JPH06219454A JP H06219454 A JPH06219454 A JP H06219454A JP 2188393 A JP2188393 A JP 2188393A JP 2188393 A JP2188393 A JP 2188393A JP H06219454 A JPH06219454 A JP H06219454A
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JP
Japan
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bag
film
rib
ribs
thick
Prior art date
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Pending
Application number
JP2188393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakiyo Kabayama
正清 樺山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Shokai Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Shokai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 袋を構成するフイルムをそれ程厚手にしなく
とも袋自体が自立性に富み、袋の形態が角筒状に整い、
体裁のよい袋とすることである。 【構成】 角底袋Bの起立した四つの稜線を形成する部
分を、フイルム布地よりも厚手のリブ16とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は熱可塑性合成樹脂袋に
係るものであり、主として、やや厚手のフイルム製であ
って、角底袋に成形されたものであり、自立性のある袋
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の袋は、袋の口縁近傍に手提
孔が穿設されたものや、手提ハンドルが取り付けられた
もので、俗にファッションバッグと称され、婦人用ドレ
ス、スーツなどの商品持ち帰り用袋として使用されてい
る。
【0003】しかしながら前記フイルムは柔軟であるた
め、殆ど自立性がなく、商品をいれるときに、挿入し難
いし、また手持ちすると、商品の形状に袋が変形し、体
裁が悪く、普及に今一歩の感がある。これに対し、紙袋
は紙自体に腰があるため上記欠点はなく根強い人気があ
るが、紙資源欠乏の折、これに代わる袋の開発が待望さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この考案は袋を構成す
るフイルム自体はそれほど厚手のフイルムを用いなくと
も、自立性に富み袋の形態が角底は勿論、角筒状に整
い、手提したときにも体裁のよい熱可塑性合成樹脂フイ
ルム製の自立性のある角底袋を市場に提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を達成するた
めにこの発明は底ガゼットのあるサイドシール型の熱可
塑性合成樹脂フイルム製の角底袋において、サイドシー
ル位置よりガゼット折込幅相当寸法内側に、袋の口縁よ
りガゼットの谷の位置に至るまでの間前記サイドシール
と平行に、袋の両側のフイルムをそれぞれ独立して線状
に肉厚としたリブがそれぞれ形成してあることを特徴と
する自立性に富む角底袋とする。
【0006】また前述の課題を達成するためにこの発明
の自立性に富む角底袋の前記リブは外側に凸の断面∧型
であることを特徴とする場合もある。また前述の課題を
達成するためにこの発明の自立性に富む角底袋の前記リ
ブはそれぞれ極く接近した二本のリブであることを特徴
とする場合もある。
【0007】また前述の課題を達成するためにこの発明
の自立性に富む角底袋の前記リブ部分の厚みはフイルム
の厚さの1.2乃至2倍程度であることを特徴とするこ
とが好ましい。
【0008】
【作用】叙上のように構成しているこの請求項1乃至4
記載の発明においては、袋が未使用の場合は扁平になっ
ており、リブの部分は多少厚みが大であるが底ガゼット
部分の厚みと大差なく、この種の袋を相当枚数重ねて、
これを単位として包装して、流通又は保管する。
【0009】使用するときはこの袋を拡げると、前記リ
ブの位置が丁度角底袋の縦方向の稜線となり、リブが肉
厚であるため、折れ曲がり難く、自立性に富み、袋が空
の場合そのまま或いは僅かな商品などの物品を袋にいれ
るだけで袋はその口縁が長方形となって自立する。
【0010】また商品などを袋に入れ、手提袋として手
持ちしたときにも前述の各リブは真直性をある程度維持
する。
【0011】
【実施例】図1乃至図5に示すものであり、図1に示す
ものは角底袋を扁平にしてある状態の斜視図である。こ
の袋Bは熱可塑性合成樹脂フイルム、殊に延伸フイルム
より成形されたものであり、ヒートシール棒を押圧して
加熱し、ヒートシール棒をフイルムより離反し、フイル
ムを無拘束状態にすると、ヒートシール棒で加熱された
部分が収縮し、厚肉に変形する特性を有するフイルムよ
り成形してある。
【0012】前述の袋Bには底ガゼット10が形成して
あり、また口縁部も内側に折り返された折り返し片11
が形成してあり、袋Bの両側縁は前記底ガゼット10及
び折り返し片11と共に袋Bの両側のフイルム12が一
体に熱溶着されたサイドシール部13が形成されてい
る。
【0013】前記袋Bの両サイドシール部13と平行で
あって、このサイドシール部13より前記底ガゼット1
0の折り込み幅aと等しい間隔aをおいた位置であり袋
の口縁14より底ガゼット10の谷15の位置までの間
に、袋Bの両側のフイルム11にそれぞれ独立して、線
状の圧肉リブ16が形成してある。この厚肉リブ16
は、前記折り返し片11の部分においては、両側のフイ
ルム12とが一体に有着していることが好ましい。17
は前記折り返し片11の位置に穿設された手提用の孔で
あり、孔17の内縁は折り返し片11とフイルム12が
一体に溶着してあるか、或いは更に厚手の合成樹脂成形
品よりなる補強枠(図示してない)を取り付ける場合も
ある。
【0014】前述の手提用の孔17を設ける代わりに、
合成樹脂成形品よりなるハンドル18又はテープハンド
ル(図示してない)を取付けたものもこの発明の実施例
に含まれる。
【0015】前述の厚肉リブ15の断面形状としては、
図2に示すように、一本の厚肉リブ15であっても、図
3に示すように、極く接近した二本の厚肉リブ15であ
ってもこの発明の実施例に含まれるが図4に示すよう
に、外側に凸の断面∧型のものが最適である。
【0016】参考までに図1の袋Bの製造方法を図6及
び図7において説明する。供給される袋素材帯Fの、折
り曲げ縁F1側はガゼット折り込み20が施してあり、
開放縁F2側には内側に折り返された折り返し部21が
形成してある。
【0017】この袋素材帯Fを適当な間歇搬送手段(図
示してない)によって長手方向に製造すべき袋の幅W相
当寸法づゝ間歇搬送し、この間歇搬送手段より上流側の
ステーシヨン位置において、一つの袋Bとして溶着溶断
されるべき位置Sより、ガゼット折り込み幅a相当寸法
離反したところを、袋素材帯Fが停止しているときに袋
素材帯Fの横断方向に、上下2枚のフイルムにそれぞれ
独立して上下4本のヒートシール棒22を押圧する。ヒ
ートシール棒22がフイルムに接触する位置は開放縁F
2からガゼット折り込み部20の谷の位置までであり、
上下のフイルムが独立して加熱されるように袋素材帯F
の開放縁F2からシリコンゴム板若しくはテフロン加工
板などの間受板23が挿入してある。而して、ヒートシ
ール棒22を袋素材帯Fから離反した直後において、前
記加熱部分を無拘束の状態におく。
【0018】このようにすると、熱収縮性のあるフイル
ムは中袋素材帯Fの長さ方向に収縮し、その部分はフイ
ルムの厚みより、1.2乃至2.0倍程度厚肉なリブ1
6となり、冷却固化する。
【0019】リブの長さ方向つまり袋素材帯Fの横断方
向については、袋素材帯を構成しているフイルムによっ
て支えられ、殆ど熱収縮は起らない。リブ16自体の幅
はフイルムの厚さ、熱収縮特性にもよるが、熱収縮率3
3〜83%で、厚み20〜150ミクロンの場合には、
リブ16の幅は、1mm乃至2mm程度が好ましいが、
この数値自体に限定的な意味はない。次に、前記間歇搬
送手段の下流側のステーシヨンにおいて、袋素材帯Fの
溶着溶断すべき位置Sを溶着溶断用ヒートシーラ24と
ロール状の受台25によって、溶着溶断し、袋Bを得る
(図6及び図7参照)。
【0020】袋Bを製造する方法としては、上述の例に
限定されず、フラットな広幅の袋素材帯Fの両側縁を折
り返し、先ず、リブ16と手提用の孔17を形成後、こ
の袋素材帯を半折りし、折り曲げ縁に更にガゼット折り
込みをした後、袋素材帯Fを、前記の例と同様に横断方
向に溶着溶断して個々の袋Bを製造する方法も考えられ
る。前記リブ16を作る方法の他の方法としては、サイ
ドシール型の袋Bを完全に製造した後、袋Bの中にゴム
板などの間受板23を入れ、前記陵線となるべき位置を
ヒートシール棒22で押圧し、後この部分を無拘束状態
として、リブ16を形成する。ヒートシール棒22で加
熱する方法は袋の両側を一時に四本のヒートシール棒2
2で加熱するのが能率的である。
【0021】実施例の作用 実施例の作用は殆ど本件発明と同一であるので重ねての
説明は省略する。図2のように各リブ16が一本の場合
には袋Bを拡げたとき、フイルムはこの際から曲がり陵
線を形成する。図3のような各リブ16が極く接近した
二本のリブで構成されているときは、袋Bを拡げたと
き、極く接近した2本のリブ16の間で袋Bのフイルム
が折れ曲がる。図4のように各リブ16が∧型状のアン
グルになっているときは、袋Bを拡げたときは、この∧
型状のリブ16自体が陵線となる。
【0022】
【発明の効果】叙上のように構成しているこの発明の角
底袋においては、折り畳まれた状態においては、ガゼッ
トのある部分の四枚のフイルムの厚さと、二本のリブの
重なった厚さとは、凡そ同一であるから、積み重ねたと
きに偏在して、厚みが大きくなることもなく、保管、流
通時の梱包乃至包装が容易である。
【0023】また袋を拡げたときは、各リブが丁度角底
袋の垂直方向の陵線となり、この肉厚により袋に自立性
ができ、袋が空のまゝ乃至は底の方に被包装物を入れれ
ば、袋は自立し、後の被包装物の出入が容易となる。ま
た袋を手持ちしたときも、前記各リブが一種の骨となっ
て紊りに皺にならず、角底袋としての形態を保つ効果を
奏する(図4及び図5参照)。
【0024】実施例固有の効果 図3に示す形状のリブ16を有する実施例においては、
極接近した二本のリブ16の中間位置がフイルムの曲が
り陵線となり、フイルムが曲がった後は、相接近したリ
ブ16がアングル状となり、何れの方向にも曲がり難
く、前述の効果殊に袋B自立性の効果は更に顕著であ
る。
【0025】図4の実施例においてはリブ16はもとも
と断面∧型形状であるから、恰もアングル材の如き効果
を発揮し、角袋としての形態の保持効果を高め、また陵
線部がこの厚肉のリブとなるため、丈夫な袋となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の手提袋の斜視図である。
【図2】図1の2−2線横断矢視拡大断面図である。
【図3】リブの断面形状の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図4】リブの断面形状を示す他の実施例の断面図であ
る。
【図5】手提ハンドル付の袋の斜視図である。
【図6】この発明のものを製造する方法の一例を示す斜
視図である。
【図7】図6のワーク線矢視側面図である。
【符号の説明】
B 袋 10 底ガゼット 13 サイドシール部 15 底ガゼットの谷 16 厚肉リブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底ガゼットのあるサイドシール型の熱可塑
    性合成樹脂フイルム製の角底袋において、 サイドシール位置よりガゼット折込幅相当寸法内側に、
    袋の口縁よりガゼットの谷の位置に至るまでの間前記サ
    イドシールと平行に、袋の両側のフイルムをそれぞれ独
    立して線状に肉厚としたリブがそれぞれ形成してあるこ
    とを特徴とする自立性に富む角底袋。
  2. 【請求項2】前記リブは外側に凸の断面∧型であること
    を特徴とする請求項1記載の自立性に富む角底袋。
  3. 【請求項3】前記リブはそれぞれ極く接近した二本のリ
    ブであることを特徴とする請求項1記載の自立性に富む
    角底袋。
  4. 【請求項4】前記リブ部分の厚みはフイルムの厚さの
    1.2乃至2倍程度であることを特徴とする請求項1、
    請求項2又は請求項3記載の自立性に富む角底袋。
JP2188393A 1993-01-14 1993-01-14 自立性に富む角底袋 Pending JPH06219454A (ja)

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JPH06219454A true JPH06219454A (ja) 1994-08-09

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JP (1) JPH06219454A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08207963A (ja) * 1995-02-03 1996-08-13 Fujimori Kogyo Kk バッグインボックス型収納容器
US11958659B2 (en) * 2020-03-05 2024-04-16 Mettler Packaging LLC Plastic film bottom bag and use thereof as well as blank for a plastic film bottom bag

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