JPH06219177A - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

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JPH06219177A
JPH06219177A JP5013422A JP1342293A JPH06219177A JP H06219177 A JPH06219177 A JP H06219177A JP 5013422 A JP5013422 A JP 5013422A JP 1342293 A JP1342293 A JP 1342293A JP H06219177 A JPH06219177 A JP H06219177A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 差動装置に設けたクラッチの摩擦板がある程
度劣化している場合でも、過大なスリップが生じた場合
におけるクラッチの焼き付きをより有効に防止する。 【構成】 差動装置に対する差動制限力を電磁多板クラ
ッチの締結によって得るようにした差動制限装置を有す
る車両の制御装置において、上記クラッチの摩擦板の劣
化度合を該クラッチの累積吸収エネルギEp,Ehに基づ
いて検出し、この検出結果に応じて、上記差動装置への
入力トルクを減少させるように制御することを特徴と
し、摩擦板の劣化度合がひどい場合ほどクラッチ締結力
を低く制限し、過大なスリップが生じた場合におけるク
ラッチの焼き付きをより有効に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の制御装置、特
に、左右の車輪間もしくは前後の車軸間に介設された差
動装置に対する差動制限力をクラッチの締結によって得
るようにした差動制限装置を有する車両の制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば自動車等の車両で
は、エンジンの出力を車輪側に伝達するに際して、例え
ば車両旋回時など、車輪軌跡差に起因して各車輪に回転
速度差が生じる場合においても、タイヤスリップの発生
防止を図り、車両の操縦性を十分に確保することができ
るように、エンジンから各車輪側に至る動力伝達系の途
中に、差動作用によって回転速度差を機構的に吸収し得
る差動装置(デファレンシャル装置)が設けられている。
すなわち、前輪駆動車にあっては左右の前輪間の、ま
た、後輪駆動車にあっては左右の後輪間の回転速度差を
それぞれ吸収するために、前輪用または後輪用の差動装
置(所謂、フロントデフまたはリヤデフ)が設けられ、更
に、4輪駆動車にあっては、上記左右の車輪間の差動装
置に加えて、前輪側と後輪側との間にも差動装置(所
謂、センタデフ)が設けられる。
【0003】また、各車輪へのトルク伝達を適正に行う
ために上記差動装置による差動を制限する差動制限装置
として、例えば電磁式の多板クラッチを締結することに
よって差動制限力を得るようにしたものが知られてい
る。かかるタイプの差動制限装置では、電磁多板クラッ
チへの供給電流を適宜制御することにより、クラッチ締
結力つまり差動制限力を所望のレベルに制御することが
できる。
【0004】ところで、上記のような多板クラッチの締
結力によって差動制限を行う場合、車輪間もしくは車軸
間に生じた差動回転(スリップ)が大きいほどクラッチ締
結力を高めることが求められるのであるが、特に、この
スリップが過大なものである場合には、クラッチの最大
容量まで(つまり、クラッチ締結力が最大値となるまで)
その締結力を高め、更に、この締結状態を維持すること
が必要となる。そして、このような場合には、摩擦板の
クラッチ面における温度上昇が急激なものとなり、最悪
の場合には焼き付きに至ることもあり得る。
【0005】この問題に対して、例えば、特開昭64−
12918号公報では、電磁多板クラッチの制御電流が
最大値となってから一定時間が経過した場合にはスロッ
トル弁開度を減少させるようにしたデフロック装置が開
示されている。この装置によれば、電磁多板クラッチの
制御電流が最大値(つまりクラッチ締結力が最大値)とな
ってから一定時間が経過すれば、アクセルペダルの踏込
量にかかわらずスロットル弁開度が減少してエンジン出
力が低下し、デファレンシャル装置への入力トルクが減
少せしめられるので、過大なスリップが生じた場合にお
けるクラッチの焼き付き防止を図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記多板ク
ラッチ等の摩擦式クラッチは、その使用期間が長くなる
ほど摩擦板が劣化し、この摩擦板の劣化度合がひどくな
るほど焼き付きが生じ易くなることが知られている。従
って、クラッチがある程度以上の長期間に渡って使用さ
れ、その摩擦板がある程度以上劣化している場合には、
過大なスリップが生じた際、上記従来のように、クラッ
チ締結力が最大値となって一定時間が経過してから装置
への入力トルクを低下させたのでは、クラッチの負荷が
軽減される以前に焼き付いてしまう可能性がある。
【0007】そこで、この発明は、クラッチの摩擦板が
ある程度劣化している場合でも、過大なスリップが生じ
た場合におけるクラッチの焼き付きをより有効に防止し
得る車両の制御装置を提供することを目的としてなされ
たものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本願の第1の
発明は、左右の車輪間もしくは前後の車軸間に介設され
た差動装置に対する差動制限力をクラッチの締結によっ
て得るようにした差動制限装置を有する車両の制御装置
において、上記クラッチの摩擦板の劣化度合を検出する
検出手段を備え、上記差動装置への入力トルクを、上記
検出手段の検出結果に応じて減少させるように制御する
ことを特徴としたものである。
【0009】また、本願の第2の発明は、上記第1の発
明に係る車両の制御装置において、上記検出手段は、上
記車両の累積走行距離に基づいて上記クラッチの摩擦板
の劣化度合を検出することを特徴としたものである。
【0010】更に、本願の第3の発明は、上記第1の発
明に係る車両の制御装置において、上記検出手段は、上
記クラッチの締結時における吸収エネルギの累積値に基
づいて上記クラッチの摩擦板の劣化度合を検出すること
を特徴としたものである。
【0011】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、上記検出手
段で上記クラッチの摩擦板の劣化度合を検出し、摩擦板
が劣化している場合には、その劣化度合に応じて差動装
置への入力トルク自体を減少させることができるので、
摩擦板の劣化度合がひどい場合ほどクラッチ締結力を低
く制限することができる。すなわち、過大なスリップが
生じた場合におけるクラッチの焼き付きをより有効に防
止し、長期間に渡って使用した場合における装置の信頼
性を高めることができる。また、摩擦板の劣化度合に応
じて差動装置への入力トルクを制限することにより、過
大なスリップが生じた場合などにおいても無意味に駆動
輪が空転することを抑制できるので、例えば低μ(路面
摩擦係数)路等を走行する際における車両の挙動の安定
性確保にも寄与することができる。
【0012】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することがで
き、特に、上記クラッチの摩擦板の劣化度合を検出する
に際して、通常、クラッチの作動回数と正の相関関係を
有する車両の累積走行距離に基づいて検出するようにし
たので、比較的簡単に上記劣化度合を検出することがで
きる。
【0013】更に、本願の第3の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することがで
き、特に、上記クラッチの摩擦板の劣化度合を検出する
に際して、この劣化度合とより密接な相関関係を有する
クラッチの締結時における吸収エネルギの累積値に基づ
いて検出するようにしたので、より精度の高い劣化度合
の検出を行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を、例えば4輪駆動
タイプの自動車に適用した場合について、添付図面を参
照しながら詳細に説明する。図1は、本実施例に係る自
動車の駆動力伝達系の全体構成を概略的に表す全体構成
図であるが、この図に示すように、上記自動車では、エ
ンジン10の出力側に連結されたトランスミッション1
1にトランスファ12が接続され、該トランスファ12
には、フロント及びリヤのプロペラシャフト13及び1
4の一端がそれぞれ接続されている。
【0015】上記フロントプロペラシャフト13の前端
側は、フロントデファレンシャル21(以下、フロント
デフと略称する)を介してフロントアクスル15に接続
されており、エンジン10の出力は、トランスミッショ
ン11及びトランスファ12から、フロントプロペラシ
ャフト13,フロントデフ21及びフロントアクスル1
5を順次介して左右の前輪16に伝達される。また、上
記リヤプロペラシャフト14の後端側は、リヤデファレ
ンシャル22(以下、リヤデフと略称する)を介してリヤ
アクスル17に接続されており、エンジン10の出力
は、トランスミッション11及びトランスファ12か
ら、リヤプロペラシャフト14,リヤデフ22及びリヤ
アクスル17を順次介して左右の後輪18に伝達される
ようになっている。
【0016】上記フロントデフ21は、左右の前輪1
6,16間に回転速度差が生じた場合にはこれを機構的
に吸収するとともに、プロペラシャフト13を介して伝
えられるエンジン10の出力を前輪16,16に伝達す
る際には、左右の各前輪16へのトルク配分を制御する
ものである。また、上記リヤデフ22は、左右の前輪1
8,18間に回転速度差が生じた場合にはこれを機構的
に吸収するとともに、プロペラシャフト14を介して伝
えられるエンジン10の出力を後輪18,18に伝達す
る際には、左右の各後輪18へのトルク配分を制御する
ものである。更に、上記トランスファ12には、前輪1
6,16側と後輪18,18側との間でのトルク配分を制
御するために、センタデファレンシャル20(以下、セ
ンタデフと略称する)が設けられている。
【0017】上記各車輪16,16,18,18の近傍に
は、各車輪の車輪速を検出する車輪速センサ30がそれ
ぞれ配設され、各車輪速センサ30の検出信号(車輪速
信号)は、アンチスキッドブレーキ装置用コントロール
ユニット41(以下、ABS用コントロールユニットと
いう。)に入力されている。また、エンジン10には、
該エンジン10のスロットル開度を検出するスロットル
センサ32が取り付けられ、該スロットルセンサ32の
検出信号(スロットル開度信号)はエンジン用コントロー
ルユニット40に入力されている。更に、車両フロント
側には、ブレーキのON/OFFを検出するブレーキス
イッチ31が設けられ、該ブレーキスイッチ31の検出
信号(ブレーキ信号)は、デファレンシャル用コントロー
ルユニット43に入力されている。このデファレンシャ
ル用コントロールユニット43には、後述するデフロッ
クのモード選択を行うマニュアルスイッチ44及びバッ
テリ45が接続されている。
【0018】上記デファレンシャル用コントロールユニ
ット43には、上記ブレーキスイッチ31からのブレー
キ信号の他、スロットルセンサ32からスロットル開度
信号が、また、ABS用コントロールユニット41から
アンチスキッドブレーキ装置が作動しているか否かを示
すABS信号および各車輪16,16,18,18の車輪
速信号が、更に、上記マニュアルスイッチ44からモー
ド信号がそれぞれ入力される。デファレンシャル用コン
トロールユニット43では、これらの入力信号に基づい
て、フロント,リヤ及びセンタの各デファレンシャル2
1,22及び20に対して供給すべき制御電流値をそれ
ぞれ演算し供給する。そして、この供給された各制御電
流(フロントデフ電流,リヤデフ電流およびセンタデフ電
流)に応じて、各デファレンシャル21,22及び20の
差動制限力(ロック力)が制御されるようになっている。
尚、上記デファレンシャル用コントロールユニット43
からは、上記ABS用コントロールユニット41に向か
ってABS禁止信号を出力し得るようになっている。
【0019】上記フロント,リヤ及びセンタの各デファ
レンシャル21,22及び20は、例えばセンタデフ2
0を例にとって説明すれば、図2にその一例を示すよう
な電磁式の多板クラッチ50を備え、この多板クラッチ
50の締結状態により、センタデフ20のロック力が制
御される。尚、このクラッチ50としてはは、センタデ
フ20の場合、フロントプロペラシャフト13とリヤプ
ロペラシャフト14との差動を制限できるものであれ
ば、他のどのような形式のものであっても良い。
【0020】上記多板クラッチ50は、、複数枚のイン
ナディスクとアウタディスクとが組み合わされてなるク
ラッチ板51と、このクラッチ板51に押圧力を作用さ
せるアクチュエータ52とを備えている。尚、53は軸
受、54は一方のプロペラシャフトに伝動連結する伝動
部材、55は他方のプロペラシャフトに伝動連結する伝
動部材である。上記アクチュエータ52は、ソレノイド
56が通電された際に発生する磁力によってアーマチュ
ア57がクラッチ板51を押圧するように構成されてい
る。この電磁多板クラッチ50では、ソレノイド56に
流れる電流とクラッチ板51を摩擦係合させる押圧力
(つまり、電磁多板クラッチ50で発生するトルク)とが
比例関係にあるので、センタデフ20の差動回転数を電
流の増減によって連続的に変化させることができる。
尚、フロントデフ21及びリヤデフ22にも、上記と同
様の構成を備えた電磁多板クラッチが設けられている。
【0021】ここで、上記マニュアルスイッチ44によ
って選択される各デフロックモードにおけるフロント,
センタ及びリヤの各デファレンシャル21,20及び2
2の制御内容の一例を表1に示す。この表1の「制御内
容」欄において、"アンロック"の場合には、当該デファ
レンシャル装置の電磁多板クラッチに対する供給電流は
0(零)であり、また、"完全ロック"の場合には最大値の
電流が供給される。
【0022】
【表1】
【0023】上記各モードは、マニュアルスイッチ44
を操作することにより、運転者が任意に選択することが
でき、例えば、「Aモード」では、フロントデフ21がア
ンロック状態とされているため、駆動性に影響が少なく
操作性が優れており、市街地などの通常路を走行するオ
ンロード走行に適している。一方、「Fモード」では、総
てのデファレンシャル21,20,22が完全ロック状態
とされているため、操作性は低下するが駆動性に優れて
おり、悪路などを走行するオフロード走行に適してい
る。また、「Cモード」及び「Rモード」は、共に上記両モ
ードの間の特性を有し、運転者の好みに応じて選択され
る。
【0024】次に、上記デファレンシャル用コントロー
ルユニット43による各デファレンシャル装置の電磁多
板クラッチ50への供給電流の制御について説明する。
制御が開始されると、まず、各車輪速センサ30からの
入力信号に基づいて、左右の前後輪16,16,18,1
8の車輪速Nfl,Nfr,Nrl,Nrrが演算される。この演
算値を相互に比較することにより、いずれかの車輪にス
リップが生じているか否かを知ることができる。また、
上記車輪速Nfl,Nfr,Nrl,Nrrから車体速および各デ
フ20,21,22の差動回転数を算出することができ
る。車体速Vsp並びにセンタデフ20の差動回転数ΔN
cおよびリヤデフ22の差動回転数ΔNrを演算するサブ
ルーチンを、それぞれ図3並びに図4および図5に示
す。
【0025】図3のフローチャートに示すように、車体
速Vspを演算する場合、各車輪速Nfl,Nfr,Nrl,Nrr
を入力し(ステップ#10)、これらの車輪速Nfl,Nfr,
Nrl,Nrrの内の最低値を車体速度Vspと定義する(ステ
ップ#11)。また、図4のフローチャートに示すよう
に、センタデフ20の差動回転数ΔNcを演算する場
合、各車輪速Nfl,Nfr,Nrl,Nrrを入力し(ステップ#
20)、この入力値に基づいて、前輪側と後輪側との回
転差であるセンタデフ20の差動回転数ΔNcを演算す
る(ステップ#21)。更に、図5のフローチャートに示
すように、リヤデフ22の差動回転数ΔNrを演算する
場合、左右のリヤ車輪速Nrl,Nrrを入力し(ステップ#
30)、この入力値に基づいて、左右の後輪間の回転差
であるリヤデフ22の差動回転数ΔNrを演算する(ステ
ップ#31)。尚、フロントデフ21の差動回転数ΔNf
については、リヤデフ22の場合と同様の演算式で、N
rl,NrrをそれぞれNfl,Nfrに置き換えて演算すること
ができる。
【0026】次に、上記のようにして求めた各デフ2
0,21,22の差動回転数に応じて、各デフ20,21,
22の電磁多板クラッチ50のソレノイド56に供給す
べき制御電流値の演算が行なわれる。まず、センタデフ
20の制御電流値の演算例について説明する。図6は、
オートモード制御時におけるセンタデフ電流の設定ルー
チンを示すフローチャートであるが、この図に示すよう
に、まず、ステップ#40でセンタデフ電流Icを設定
する。このセンタデフ電流Icは、上記センタデフ差動
回転数△Ncとスロットル開度TVOから求められる。
図7は電流値I1とセンターデフ差動回転数△Ncとの関
係を示す線図、図8は電流値I2とスロットル開度TV
Oとの関係を示す線図である。すなわち、センタデフ差
動回転数△Ncとスロットル開度TVOのいずれかが最
大電流値Imaxとなった場合、センターデフ電流Icを、
「Ic=Imax」と設定する。また、センタデフ差動回転数
△Ncとスロットル開度TVOのいずれもが最大電流値
Imax以下の場合には、そのときの電流値I1と電流値I
2に基づきセンターデフ電流Icを所定の演算式を用いて
求める。
【0027】次に、ステップ#41で、センタデフ電流
Icが最大電流値Imaxか否かを判断し、センターデフ電
流Icが最大電流値Imaxと異なる場合、すなわち最大電
流値Imaxより小さい場合は、ステップ#42において
「Ic=Ic」と設定する。このとき、センタデフ20は中
間ロック状態となり、また「Ic=0」の場合はアンロッ
ク状態となる。センタデフ電流Icが最大電流値Imaxの
場合には、ステップ#43においてタイマをセットし、
ステップ#44においてセンタデフ電流Icを「Ic=Im
ax」と設定する。このとき、センタデフ20は完全ロッ
ク状態となる。その後、ステップ#45においてタイマ
がカウントアップされ、ステップ#46において所定時
間経過したか否が判断される。すなわち、スリップなど
によりセンターデフ差動回転数△Ncが急激に増大した
とき、センタデフ20を所定時間完全ロック状態に保持
するようにしている。
【0028】次に、リヤデフ22の制御電流値の演算例
について説明する。図9はオートモード制御時における
リヤデフ制御電流値設定ルーチンを示すフローチャート
である。リヤデフ制御電流値設定ルーチンは、基本的に
上記のセンターデフ制御電流値設定ルーチンと同様であ
る。すなわち、図9に示すように、まず、ステップ#5
0においてリヤデフ電流Irを同様に設定し、ステップ
#51において、リヤデフ電流Irが最大電流値Imaxか
否かを判断し、リヤデフ電流Irが最大電流値Imaxより
小さい場合は、ステップ#52において「Ir=Ir」と設
定する。このとき、リヤデフ22は中間ロック状態とな
り、また「Ic=0」の場合はアンロック状態となる。リ
ヤデフ電流Irが最大電流値Imaxの場合には、ステップ
#53においてタイマをセットし、ステップ#54にお
いてリヤデフ電流Irを「Ic=Imax」と設定する。この
とき、リヤデフ22は完全にロック状態となる。次に、
ステップ#54においてタイマがカウントアップされ、
ステップ#56において所定時間経過したか否が判断さ
れる。すなわち、スリップなどによりリヤデフ差動回転
数△Nrが急激に増大したとき、リヤデフ22を所定時
間完全ロック状態に保持するようにしている。
【0029】本実施例では、車輪間もしくは車軸間に過
大な差動回転(スリップ)が生じた場合における電磁多板
クラッチ50の焼き付きを防止するために、当該クラッ
チ50の摩擦板(クラッチ板)51の劣化度合を検出し、
この劣化度合に応じてデファレンシャル装置への入力ト
ルクを減少させるようにしている。すなわち、本実施例
では、具体的には図示しなかったが、より好ましくは、
上記デファレンシャル用コントロールユニット43に、
各電磁多板クラッチ50について、後で詳しく説明する
累積吸収エネルギ(つまり、各多板クラッチ50の締結
時における吸収エネルギの累積値)を演算し得る演算回
路が設けられており、この演算値に基づいてエンジン出
力が低下させられ、デファレンシャル装置への入力トル
クが減少されるようになっている。
【0030】以下、上記累積吸収エネルギの演算および
デファレンシャル装置への入力トルクの制御について、
センタデフ20の場合を例にとって、図10のフローチ
ャートを参照しながら説明する。車両走行中、走行状態
に応じて、前後の車軸15,17間に差動回転が生じ、
センタデフ20の作動とこのセンタデフ20に対する差
動制限力の制御が開始されると、この差動制限力を生じ
させる上記電磁多板クラッチ50の吸収エネルギ演算回
路が作動し、まず、ステップ#60で、この多板クラッ
チ50の過去の全累積吸収エネルギEpが演算される。
この過去の全累積吸収エネルギEpは、新車状態(時間:t
=0)から現在(時間:t=Tg)に至るまでの間に、上記多
板クラッチ50がそのクラッチ板51の摩擦係合(締結)
によって吸収した全エネルギを積算したもので、センタ
デフ20の差動制限力が作用した場合に、つまり、多板
クラッチ50のソレノイド56にセンタデフ電流Icが
供給された場合にこれを検知し、差動回転数ΔNcとク
ラッチ締結力Fcとの積で表される量を、クラッチ50
が実際に締結されていた時間範囲(Tg)について積分し
て求めることができる。
【0031】次に、ステップ#61で、より好ましく
は、規定時間Th(例えばTh=1時間)前から現在までの
間に上記多板クラッチ50で吸収されたエネルギの累積
値、すなわち、現在に至るまでの規定時間範囲内の累積
吸収エネルギEhが演算される。この演算値Ehにより、
現在に至る規定時間範囲内においてクラッチ50で吸収
されたエネルギ量を知ることができ、例えば、クラッチ
板51の昇温状態等を知るための目安とすることができ
る。更に、ステップ#62で、より好ましくは、今現在
の吸収エネルギEgが演算される。この今現在の吸収エ
ネルギEgは、実際には、現在のΔNc・Fcを、現在時
間Tgを含む極めて短い時間範囲で積算して得るように
しても良い。あるいは、この現在のΔN・Fcの値を現
在の吸収エネルギのレベルを示す目安値として用いるよ
うにしても良い。
【0032】本実施例では、上記デファレンシャル用コ
ントロールユニット43に、上記のようにして得られる
各演算値Ep,Eh,Egとセンタデフ20に入力される入
力トルクの減少量(つまりトルクダウン要求量)との関係
をそれぞれ定めるトルクダウン要求関数fc1(Ep),fc2
(Eh),fc3(Eg)を規定するマップが備えられており、
これらマップと上記各演算値Ep,Eh,Egとに基づい
て、センタデフ20への入力トルクの減少量が求められ
る。上記各マップの一例を、図11,図12および図1
3に示す。すなわち、上記各演算値Ep,Eh,Egに対し
て、それぞれトルクダウンの要求量fc1(Ep),fc2(E
h)およびfc3(Eg)が求められ、これら各トルクダウン
要求量fc1(Ep),fc2(Eh),fc3(Eg)に基づいて、ト
ルクダウン要求量のトータル値Qt(トータルトルクダウ
ン要求量)が演算される(ステップ#63)。
【0033】次に、ステップ#64で、上記トータルト
ルクダウン要求量Qtに応じて、エンジン出力トルクが
低下させられる。本実施例に係る車両では、具体的には
図示しなかったが、エンジン10の吸気系に、アクセル
ペダルの踏込操作に連動して開閉駆動され、その開度が
制御される通常のスロットル弁(所謂メカスロットル弁)
に加えて、電動式のアクチュエータで開閉駆動するよう
にし、このアクチュエータを電気信号に応じて作動させ
ることによって吸入空気量を制御できるようにした、所
謂、エレキスロットル弁が設けられている。
【0034】本実施例では、例えば、メカスロットル弁
をメインのスロットル弁とし、上記エレキスロットル弁
が補助的なスロットル弁として用いられる。このよう
に、エンジン吸気通路に上記二つのスロットル弁を介設
して両者で吸入空気量を制御することにより、メカスロ
ットル弁だけで制御を行う場合に比べてエンジン10の
出力特性をよりきめ細かく制御し、更には、車両の運転
状態等に応じてエンジン10の出力特性を変化させるこ
とが可能になる。つまり、かかるエレキスロットル弁を
設けることにより、電気的な信号処理によって、アクセ
ルペダルの踏込量に対するスロットル開度特性(エンジ
ン出力特性)を自在に設定することができ、アクセルペ
ダルの踏込量が同じでも、エレキスロットル弁の開度特
性範囲内でエンジン出力を変化させることができる。上
記ステップ#64のエンジン出力トルクダウンは、より
好ましくは、もっぱらこのエレキスロットル弁を制御す
ることによって実行される。尚、このステップ#64の
エンジン出力トルクダウンは、例えば、エンジン10の
点火進角をリタード側にずらせることによって実行する
こともできる。
【0035】上記ステップ#64でエンジン10の出力
トルクが低下させられると、ステップ#65で、このト
ルクダウンに対応して自動変速機がシフトアップされ、
これによりセンタデフ20に入力される入力トルクが減
少させられ、電磁多板クラッチ50の負荷が軽減される
ようになっている。尚、このクラッチ板51の劣化度合
に応じてクラッチ50の負荷を軽減させるための自動変
速機のシフトアップは、ドライバの実際の変速操作や車
両の運転状態に対応した他の制御と少なくとも直接的に
干渉しない範囲において実行される。すなわち、ドライ
バが実際に変速操作を行っている場合、あるいは、所謂
エンジンブレーキを効かせて走行している間、もしくは
アンチスキッドブレーキ装置が作動している間などに
は、上記のシフトアップはこれらと同時に実行されるこ
とがないようになっている。
【0036】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、上記クラッチの吸収エネルギ演算回路で当該クラッ
チ50の摩擦板51(クラッチ板)の劣化度合を検出し、
クラッチ板51が劣化している場合には、その劣化度合
に応じて差動装置20(センタデフ)への入力トルク自体
を減少させることができるので、クラッチ板51の劣化
度合がひどい場合ほどクラッチ締結力Fcを低く制限す
ることができる。すなわち、過大なスリップΔNcが生
じた場合におけるクラッチ50の焼き付きをより有効に
防止し、長期間に渡って使用した場合における装置の信
頼性を高めることができるのである。また、クラッチ板
51の劣化度合に応じてセンタデフ20への入力トルク
を制限することにより、過大なスリップが生じた場合な
どにおいても無意味に駆動輪が空転することを抑制でき
るので、例えば低μ(路面摩擦係数)路等を走行する際に
おける車両の挙動の安定性確保にも寄与することができ
る。
【0037】特に、本実施例では、上記クラッチ50の
クラッチ板51の劣化度合を検出するに際して、この劣
化度合とより密接な相関関係を有するクラッチ50の累
積吸収エネルギEp,Ehに基づいて検出するようにした
ので、より精度の高い劣化度合の検出を行うことができ
る。
【0038】尚、上記実施例は、クラッチ50のクラッ
チ板51の劣化度合を検出するに際して、クラッチ50
の2種類の累積吸収エネルギEp,Ehに基づいて検出す
るようにしたものであったが、いずれか一方の累積吸収
エネルギの演算値に基づいて検出するようにしても良
い。また、上記累積吸収エネルギEp,Ehに基づく代わ
りに、通常、クラッチ50の作動回数と正の相関関係を
有する車両の累積走行距離に基づいて検出するようにし
ても良い。すなわち、デファレンシャル用コントロール
ユニット43に、車両の過去の全累積走行距離Lpとセ
ンタデフ20に入力される入力トルクの減少量との関係
を定めるトルクダウン要求関数fc4(Lp)を規定するマ
ップ(図14参照)を設けておき、車両走行中、前後の車
軸15,17間に差動回転が生じ、センタデフ20の作
動とこのセンタデフ20に対する差動制限力の制御が開
始された際には、車両の全累積走行距離Lpを演算する
とともに、この演算値Lpと上記マップとに基づいて、
センタデフ20への入力トルクの減少量を求め、この減
少量に応じてエンジン10の出力トルクを低下させるよ
うにすれば良い。
【0039】このように、上記クラッチ50のクラッチ
板51の劣化度合を検出するに際して、車両の累積走行
距離Lpに基づいて検出するようにすれば、クラッチ5
0の累積吸収エネルギEp,Ehに基づいて検出する場合
に比べて、上記劣化度合の検出を簡略化することができ
る。
【0040】また、車両の累積走行距離Lpの演算値と
クラッチ50の累積吸収エネルギEp,Ehの少なくとも
いずれか一方の演算値とを組み合わせ、これらの演算値
に基づいてクラッチ50のクラッチ板51の劣化度合の
検出を行うようにするなど、この劣化度合を検出するに
際して、その簡略化と精度維持の両立を図るために種々
の工夫が可能である。
【0041】尚、上記実施例は、いずれも、基本的には
センタデフ20に設けたクラッチの焼き付き防止を図る
場合についてのものであったが、本発明は、上記センタ
デフ20に限らず、フロントデフ21あるいはリヤデフ
22に設けられたクラッチの焼き付き防止を図る場合に
ついても、有効に適用することができるのは勿論のこと
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る自動車の駆動力伝達系
の全体構成を概略的に示す全体構成図である。
【図2】 上記自動車のデファレンシャルに設けられた
電磁多板クラッチの一例を示す断面説明図である。
【図3】 上記自動車の車体速を演算するサブルーチン
を示すフローチャートである。
【図4】 上記自動車のセンタデフの差動回転数を演算
するサブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】 上記自動車のリヤデフの差動回転数を演算す
るサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】 オートモード制御時におけるセンタデフ電流
の設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】 電流値とセンタデフの差動回転数との関係の
一例を示すグラフである。
【図8】 電流値とスロットル開度との関係の一例を示
すグラフである。
【図9】 オートモード制御時におけるリヤデフ電流の
設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】 上記センタデフのクラッチの摩擦板の劣化
度合の検出とセンタデフへの入力トルクの制御を説明す
るためのフローチャートである。
【図11】 過去の全累積吸収エネルギとトルクダウン
要求量との関係を定めるマップの一例を示す図である。
【図12】 規定時間範囲内の全累積吸収エネルギとト
ルクダウン要求量との関係を定めるマップの一例を示す
図である。
【図13】 今現在の吸収エネルギとトルクダウン要求
量との関係を定めるマップの一例を示す図である。
【図14】 車両の累積走行距離とトルクダウン要求量
との関係を定めるマップの一例を示す図である。
【符号の説明】
15…フロントアクスル 16…前輪 17…リヤアクスル 18…後輪 20…センタデファレンシャル(センタデフ) 21…フロントデファレンシャル(フロントデフ) 22…リヤデファレンシャル(リヤデフ) 43…デファレンシャル用コントロールユニット 50…電磁多板クラッチ 51…クラッチ板 Eh…規定時間範囲内の累積吸収エネルギ Ep…過去の全累積吸収エネルギ Lp…車両の累積走行距離 Qt…トータルトルクダウン要求量

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の車輪間もしくは前後の車軸間に介
    設された差動装置に対する差動制限力をクラッチの締結
    によって得るようにした差動制限装置を有する車両の制
    御装置において、 上記クラッチの摩擦板の劣化度合を検出する検出手段を
    備え、上記差動装置への入力トルクを、上記検出手段の
    検出結果に応じて減少させるように制御することを特徴
    とする車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記検出手段は、上記車両の累積走行距
    離に基づいて上記クラッチの摩擦板の劣化度合を検出す
    ることを特徴とする請求項1記載の車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記検出手段は、上記クラッチの締結時
    における吸収エネルギの累積値に基づいて該クラッチの
    摩擦板の劣化度合を検出することを特徴とする請求項1
    記載の車両の制御装置。
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