JPH0621873A - 移動通信システムにおける位相調整装置 - Google Patents

移動通信システムにおける位相調整装置

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JPH0621873A
JPH0621873A JP4174634A JP17463492A JPH0621873A JP H0621873 A JPH0621873 A JP H0621873A JP 4174634 A JP4174634 A JP 4174634A JP 17463492 A JP17463492 A JP 17463492A JP H0621873 A JPH0621873 A JP H0621873A
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intra
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JP4174634A
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Inventor
Hiroaki Tsuyama
裕章 津山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/14Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば、メッセージ付きポケットベルシステ
ムで使用する遅延調整回路に関し、位相差処理に対する
MPUの負荷軽減と、回線品質が所定値より劣化した時
に回線切替えを行なってサービスの向上を図ることを目
的とする。 【構成】 多重・分離部と,下りビット間・ビット内調
整手段21と上りビット間・ビット内調整手段22と上りビ
ット間・ビット内位相差検出手段23とからなる遅延調整
部と, 制御手段3とを有する中央基地局と、複数の周辺
基地局とを有する移動通信システムにおける位相調整装
置において、遅延調整部に、上りビット間・ビット内位
相差検出手段が検出したビット内位相差値が予め設定し
た許容範囲内にあるか否かを判定して、対応する判定結
果を保持する許容位相差判定手段4を設け、制御手段が
許容位相差判定手段内に保持する判定結果を監視できる
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、メッセージ付
きポケットベルシステムで使用する遅延調整回路に関す
るものである。
【0002】近年、公衆移動通信システムは、多数のチ
ャネルを確保できるマイクロ波帯域の利用及びLSI の使
用による移動局の小形化, 低価格化などにより急速に普
及してきた。特に、無線呼出システムは最も普及してい
る公衆移動通信システムの1つといえる。
【0003】ここで、メッセージ付きポケットベル等の
片方向の移動通信システムでは、後述する様に、複数の
周辺基地局から、例えば、同一内容の送信メッセージを
無線回線を介して移動局に送出する。この時、送信メッ
セージ間に位相差があると、周辺基地局のサービスエリ
アが重複している移動局ではメッセージを誤って受信す
る可能性が高くなる。
【0004】そこで、中央基地局では内部のMPU を用い
て、周辺基地局間の位相差が許容範囲内に入る様にして
いるが、周辺基地局の数が増加する程、MPU に対する負
荷が大きくなって他の処理ができなくなる。そこで、位
相処理に対するMPU の負荷軽減を図ることが必要であ
る。
【0005】また、現用回線から予備回線への切替え
は、例えば、同期外れアラームが送出された時に行なっ
ているが、同期外れに近い様な回線品質の時は切替えは
行なわれず、サービスの低下になる。そこで、回線品質
が所定値より劣化した時に回線切替えを行なってサービ
スの向上を図ることも必要である。
【0006】
【従来の技術】図7は移動通信システム概略構成部、図
8は従来例の要部構成図(中央基地局)、図9は中央基
地局・周辺基地局間フレームフォーマット図である。
【0007】なお、図8の遅延調整部は現用/予備があ
り、現用遅延調整部は周辺基地局の数と同数だけ設けら
れているが、1つで代表させている。また、予備多重・
分離部は省略してある。
【0008】図7において、加入者電話機から移動局へ
の無線呼出信号は、市内交換機、中央制御局、中央基地
局、交換機を介してn個の周辺基地局に加えられる。そ
こで、各周辺基地局は無線呼出信号を無線回線を介して
移動局に送信し、移動局は、例えば、内部の表示装置に
上記のメッセージを表示する。
【0009】ここで、移動局が周辺基地局からのメッセ
ージを誤って受信したり、または受信できないことがな
い様に、移動局に送出される信号の位相差はT/4 以内
(T はビット周期) に調整する( ビット内調整と云う)
と共に、同一信号の先頭位置が完全に一致する様に調整
( ビット間調整と云う)する必要がある。
【0010】次に、図8において、図示しない中央制御
局内の変復調部からクロックとデータが現用多重/分離
部内の位相同期発振器121 とクロック乗換部分11に入力
する。 そこで、前者は入力クロックに同期した装置内
クロックを再生して必要な部分に供給し、後者は入力デ
ータを供給された装置内クロックに同期させた後、同期
確立部分131 に送出する。
【0011】同期確立部分131 は、データ中のフレーム
同期信号を所定回数, 検出して同期を確立した後、デー
タを回線情報合成部分132 に送出するが、ここには、MP
U インタフェース部分133 を介してMPU-A からの回線情
報が加えられている。
【0012】そこで、回線情報合成部分132 は、印加さ
れたデータと回線情報などを合成して図9に示す様なフ
レームフォーマットの合成データを形成して現用遅延調
整部に送出する。
【0013】ここで、図9中の「同期」はフレーム同期
パターン、「TXCONT 1」は複数の周辺基地局のうち指定
した周辺基地局を動作状態にするか、待機状態にするか
を指示するコマンド、「データ1」は指定した周辺基地
局に対するメッセージデータまたは遅延調整パターンで
ある。「TXCONT2」と「データ2」は「TXCONT1」と
「データ1」に対する予備用、「回線情報」は周辺基地
局を指定する宛先情報でコード化されている。「機器情
報」はシステム内に設けられた監視装置(図示せず)制
御情報を規定する情報である。
【0014】また、タイミング生成部分122 は、同期確
立情報を用いて基準フレームタイミングやマルチフレー
ムタイミング等のタイミングを生成して必要な部分に供
給する。
【0015】さて、現用遅延調整部には、現用多重・分
離部からの合成データと装置内クロックが入力すると共
に、中央基地局を介して送出されたデータが周辺基地局
で折り返されてきた折り返しデータが上り回線を介して
入力する。なお、周辺基地局で折り返す際に自局の回線
情報などをデータに付加する。
【0016】ここで、上りビット間・ビット内調整手段
22は、MPU-B 31で設定された遅延量だけ遅延する様にな
っているので、折り返しデータを設定量だけ遅延して同
期確立部分24に送出する。同期確立部分は、フレーム同
期を取って同期検出信号を回線情報分離部分25と上りビ
ット間・ビット内位相差検出手段23に送出する。
【0017】そこで、回線情報分離部分25は、付加され
た回線情報を分離して一時保持するが、MPU-B 31が読み
出して現用多重・分離部側のMPU-A に転送する。また、
回線情報を除去した折り返しデータは現用多重・分離部
を介して図示しない中央制御局に送出される。
【0018】一方、上りビット間・ビット内位相差検出
手段23は、タイミング生成部分122からの基準信号( マ
ルチフレームタイミングと装置内クロック) が加えられ
ているので、この基準信号と折り返しデータとの差を取
って上りビット内位相差と上りビット間位相差の2つの
位相差を取り出す。
【0019】そして、得られたビット内位相差の1/2 ず
つを、下りビット間・ビット内調整手段21の中の下りビ
ット内調整部分と、上りビット間・ビット内調整手段22
の中の上りビット内調整部分に割り当てる。
【0020】また、得られたビット間位相差が偶数の
時、下りビット間・ビット内調整手段21の中の下りビッ
ト間調整部分と、上りビット間・ビット内調整手段22の
中の上りビット間調整部分に1/2 ずつ割り当てればビッ
ト間位相差はなくなり、フレームの先頭が一致する。
【0021】しかし、得られたビット間位相差が奇数の
時は上り, 下りビット内調整手段に1/2 クロック分のシ
フトヲ与えると、折り返した時に位相差が1クロック分
だけシフトして位相差が偶数になる。そこで、ビット間
位相差を上記と同様に半分ずつ割り当てる。
【0022】ここで、オープンコレクタ27は、同期確立
部分24からの同期外れ信号や上りビット間・ビット内位
相差手段23からの位相差信号( 位相差が生じたことを示
す信号) が加わった時、例えば、0を共通線を介してMP
U-B 31に送出する様になっている。
【0023】しかし、オープンコレクタは、上記の様
に、1つの遅延調整部に対して1つ設けられ、出力側が
全て共通線に接続されているので、MPU-B は0を検出し
た時、どのオープンコレクタが0を送出したかをチェッ
クする必要があるが、回線数が多くなる程、送出元を探
し当てるのに時間がかかる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した様に、障
害発生時、MPU-B は同期確立部分と位相差検出部分の中
にあるフラグの状態を、#1の現用遅延調整部から、順
次、チェックして行くので発生元を探し当てるまでに時
間がかかる。
【0025】また、MPU-B は、上りビット間・ビット内
位相差検出部分でビット内位相差を定期的にチェックし
て平均値を取り、平均値が定められた許容範囲内にある
か否かでジッタによるものか、公衆回線網が切り替わる
ことによるものかを判断しているが、これを全回線分に
対して実施しなければならない。
【0026】この為、MPU-B は、ソフトウエアによる位
相差の監視に時間が取られて多の仕事ができないことが
多い。更に、現用/ 予備の切替えは、公衆回線網が独自
に切り替えたり、現用障害や保守時に切り替えていた。
この為、同期外れには到らないが、回線品質が劣化した
状態は検出できないのでそのままサービスを続けてい
た。
【0027】
【課題を解決するための手段】図1は第1,第2,第3
の本発明の原理構成図(中央基地局)である。図中、1
1, 13は入力データを装置内クロックに同期させた後、
印加された情報を合成して所定フォーマットの下りデー
タを生成して送出するクロック乗換, 情報合成部分、12
は入力クロックを用いて、該入力クロックに同期した装
置内クロック及びフレームタイミング、マルチフレーム
タイミングなど必要なタイミングを生成して必要な各部
に供給する装置内クロック・タイミング生成部分であ
る。
【0028】21は多重・分離部から送出された周辺基地
局への下りデータのビット間遅延調整とビット内遅延調
整を行なう下りビット間・ビット内調整手段、22は入力
した周辺基地局からの上りデータのビット内・ビット間
遅延調整を行なう上りビット間・ビット内調整手段、23
は上りビット間・ビット内調整手段により遅延された上
りデータのビット間・ビット内位相差を検出する上りビ
ット間・ビット内位相差検出手段である。
【0029】3は上りビット間・ビット内位相差検出手
段で検出した位相差信号を、予め定められた手順に従っ
て該下りビット間・ビット内調整手段と上りビット間・
ビット内調整手段に設定すると共に、必要な各部の動作
を制御する制御手段である。
【0030】4は上りビット間・ビット内位相差検出手
段が検出したビット内位相差値が予め設定した許容範囲
内にあるか否かを判定して、対応する判定結果を保持す
る許容位相差判定手段、5は回線品質判定手段、6は割
り込み発生手段、7は割り込み調停手段である。
【0031】そして、第1の本発明は、遅延調整部に許
容位相差判定手段を設け、制御手段が許容位相差判定手
段内に保持する判定結果を監視できる構成にした。第2
の本発明は、遅延調整部に回線品質判定手段を設けて回
線品質が設定値よりも劣化した時、予備回線に切り替え
る様にした。
【0032】第3の本発明は、多重・分離部に割り込み
調停手段、遅延調整部に割り込み発生手段を設けると共
に、遅延調整部に固有の識別番号を付与する。そして、
割り込み調停手段は割り込み発生手段をポーリングす
る。ポーリングされた割り込み発生手段は、遅延調整部
に障害が発生していれば障害情報を割り込み調停手段に
送出し、割り込み調停手段は入力した障害情報を利用し
て、障害情報を送出した遅延調整部の識別番号を保持し
て該制御手段に通知する。
【0033】第4の本発明は、下りビット間調整部分
が、スイッチによる半固定遅延とソフトウエアによる遅
延の加算値を用いることにより、システム設置時に公衆
回線網の遅延のバラツキをスイッチで吸収し、運用時の
調整はソフトウエァにより行なう構成にした。
【0034】第5の本発明は、上りビット間位相差検出
部分がマルチフレームタイミングを用いて位相差の極性
を、フレームタイミングを用いて位相差の値を検出する
構成にした。
【0035】
【作用】第1の本発明は、遅延調整部に許容位相差判定
手段を設ける。許容位相差判定手段は、上りビット内位
相差検出部分が検出したビット内位相差値が予め設定し
た許容範囲内にあるか否かを判定して、対応する判定結
果を保持し、制御手段が該許容位相差判定手段内に保持
する判定結果を監視できる様にした。これにより、回線
数に対応して増加する制御手段に対するソフトウエアの
負荷軽減が可能となる。
【0036】第2の本発明は、遅延調整部に回線品質判
定手段を設けて回線品質が設定値よりも劣化した時、予
備回線に切替できる様にした。これにより、同期外れ等
の致命的な状態の時のみ行なっていた予備回線への切替
えが、同期外れにはならないが回線品質が設定値よりも
劣化した時に行なわれるので、サービスの向上が図られ
る。
【0037】第3の本発明は、多重・分離部に割り込み
調停手段、遅延調整部に割り込み発生手段を設けると共
に、遅延調整部に固有の識別番号IDを付与する。そし
て、割り込み調停手段が全IDを順次、遅延調整部に送出
する。各遅延調整部内の割り込み発生手段は自局IDを検
出した時に障害が発生していれば、障害情報を割り込み
調停手段に送出し、割り込み調停手段は障害情報を用い
て障害情報を送出した遅延調整部のIDをラッチする。そ
こで、MPU は割り込み調停手段をアクセスすることによ
り障害箇所が直ちに判る。これにより、予備回線への切
替え時間の短縮が図れる。
【0038】第4の本発明は、下りビット間調整部分
が、スイッチによる半固定遅延とソフトウエアによる遅
延の加算値を用いることにより、システム設置時に公衆
回線網の遅延のバラツキをスイッチでほぼ吸収し、運用
時の調整はソフトウエアにより行なう様にした。
【0039】第5の本発明は、上りビット間位相差検出
部分がマルチフレームタイミングを用いて位相差の極性
を、フレームタイミングを用いて位相差の値を検出する
様にした。
【0040】
【実施例】図2は第1の本発明の実施例の構成図(許容
位相差判定手段)、図3は第2の本発明の実施例の構成
図(回線品質判定手段)、図4は第3の本発明の実施例
の構成図(割り込み発生手段と割り込み調停手段)、図
5は第4の本発明の実施例の構成図、図6は第5の本発
明の実施例の構成図で、(a) は構成図、(b) は(a)の動
作説明図である。
【0041】ここで、図6(b) の左側の符号は図6(a)
の同じ符号の部分の波形を示す。また、全図を通じて同
一符号は同一対象物を示す。以下、図2 〜図6 の動作を
説明する。
【0042】図2に示す許容位相差判定手段は遅延調整
部に設けられていて、多重・分離部から基準クロック
(装置内クロック)、高速クロック、受信クロックが入
力しているので、高速クロックを用いて立上り検出部分
41a で基準クロックの立上り点を検出し、カウンタで構
成されたタイミング生成部分42にロード信号として加え
る。
【0043】これにより、カウント値の上限が設定さ
れ、例えば、+127 〜−128 までカウントする256 進カ
ウンタとしてタイミング生成部分を動作させることがで
き、高速クロックをカウントしてカウント値を出力す
る。
【0044】また、立上り検出部分41b で受信クロック
の立上り点を検出し、この検出信号でタイミング生成部
分が送出するカウント値をフリップフロップ( 以下、FF
と省略する)43aに取り込み( これが、受信クロックの位
相差になる) 、比較部分47,48 の端子a,端子p に加え
る。なお、比較部分47は (−) 側許容値判定部分、比較
部分48は (+) 側許容値判定部分である。
【0045】一方、図示しないMPU は、MPU バスを介し
てレジスタ45に許容値±N を設定するので、反転・加算
部分46でこの許容値 (−N)を反転し、+1 を加算して2
の補数に変換して比較部分47の端子p に加える。また、
(+N)はそのまま比較部分48の端子p に加える。
【0046】さて、受信クロックの位相が変化すると、
これに対応して立上り点が変化するので、FF 43aに取り
込まれたカウント値が変化する。この時、変化したカウ
ント値が許容値内であれば、比較部分47, 48の出力はH
だからNANDゲート49の出力はL となり、タイミング生成
部分42の出力タイミングでFF 43bに取り込まれる。
【0047】しかし、位相差が許容範囲外になると何れ
か一方の比較部分の出力がL となるので、NANDゲート49
の出力はH となり、これがFF 43bに取り込まれる。ここ
で、図示しないMPU は、ドライバー44a, 44b, MPU バス
を介してFF 43a,43b にアクセスして位相差判定結果及
びその時の位相差をチェックできるので、許容範囲外の
時は予備回線に切り替える。
【0048】図3に示す回線品質判定手段は遅延調整部
に設けられていて、多重・分離部から基準クロック(装
置内クロック)と下りデータが、遅延調整部内の上りビ
ット間調整部分から上りデータが入力する。なお、上り
データは上記の様に対応する周辺基地局から折り返され
てきた折り返しデータである。
【0049】さて、図示しないMPU は、MPU バスを介し
て、例えばレジスタ53のエラービット設定部分に1×10
-3、10n 設定部分に103 、ビットエラーレート(BER) 制
御部分に3ビットをそれぞれ設定する。
【0050】また、下りデータの先頭を上りデータの先
頭と一致させる為、例えば4フレーム遅延部分51で4フ
レーム遅延すると共に、同期検出部分52で上りデータの
同期を検出してEX-OR ゲートに加える。この時、正常な
状態では2つのデータは一致しているのでEX-OR ゲート
の出力はL となる。
【0051】しかし、不一致の時はEX-OR ゲートの出力
H が AND1 ゲートを介してエラーカウンタ55の端子EN(
イネーブル) に印加するので、エラーカウンタ55はエラ
ーのカウントを開始する。
【0052】一方、10n カウンタ55はn=3が設定され
たので、1000カウントしたらエラーカウンタ55を初期状
態に戻して再び、カウント動作を行なわせる様にしてい
るが、エラーカウンタは1000ビット中に3ビット以内の
カウント値ならBER が許容範囲内であることを示すL
を、4ビット以上ならH をFF1 を介してRS-FF 56に出力
して格納する。
【0053】そこで、図示しないMPU はMPU バス, ドラ
イバー57を介してH を検出すれば、回線品質が設定値よ
り劣化したことを知り、予備回線への切替処理を行な
う。なお、エラーカウンタ及びFF1 は1000ビット毎にリ
セットされる。
【0054】図4に示す割り込み調停手段は、多重・分
離部に、割り込み発生手段は遅延調整部にそれぞれ、設
けられると共に、全ての遅延調整部に予め固有の識別番
号を付与する。
【0055】さて、MPU 31がMPU バスを介してレジスタ
71にポーリング開始コマンドを送出すると、このレジス
タには予めポーリング開始信号が書き込まれているの
で、ポーリング開始信号がAND ゲート77を介してRS-FF
72のリセット端子(R) に加えられ、RS-FF がリセットさ
れる。
【0056】そこで、N 進カウンタ73がイネーブル状態
となってカウント動作を開始し、カウント値とタイミン
グ信号( 特定のカウント値をデコーダDEC でデコードし
て生成) が、切替ゲート74、遅延調整部内のインバータ
61を介して比較部分62に加えられる。なお、カウント値
はFF 76 にも加えられている。
【0057】比較部分62は、端子イネーブル(EN)にタイ
ミング信号が印加する度に、カウント値とバックボード
設定値( 割り当てられたID) との比較を行なって比較結
果をORゲート62に送出する。
【0058】比較結果が一致した時( 比較部分からL を
送出) 、上記の切替要因( 同期外れや位相差大など) が
発生するとRS-FF 64が初期状態からセット状態に変化す
るが、この変化はゲート66, インバータ75を通ってFF 7
6 にクロックとして印加すると共に、反転してRS-FF 72
に加えられる。
【0059】そこで、FF 76 はクロックが印加した時の
N 進カウンタのカウント値をIDとして取り込み、RS-FF
72はデイセーブル( disable)状態になるので、N 進カウ
ンタはカウント動作を停止する。
【0060】MPU 31はレジスタ71の中の回線IDをチェッ
クし、レジスタ65を介してRS-FF 64をリセットし、対応
する回線の切替処理に移行する。そして、処理が終了す
れば、MPU は再度、ポーリング開始制御を行なう。
【0061】これにより、従来行なっていた全遅延調整
部に対するポーリングを行なうことなく障害の発生した
遅延調整部を認識できるので、回線切替までの時間の短
縮を図ることができる。
【0062】図5は下りビット間・ビット内調整手段内
の下りビット間調整部分に設けられるが、これをもうけ
る理由は次の様である。即ち、中央基地局と周辺基地局
との遅延量はそれぞれ異なっているので、位相差が上り
ビット位相差検出部分の検出可能範囲外になる可能性が
ある。そこで、この可能性をなくす為、下りビット間調
整部分にスイッチを設けて、設置した下りビット間調整
部分の調整範囲のほぼ中程になる様にスイッチで調整し
て固定する。これにより、検出範囲が±ほぼ同じにな
る。
【0063】さて、基準クロックを用いて、下りヒタを
エラスティックストア84の深さ方向に書き込むが、エラ
スティクストア84に対してはマルチフレームタイミング
(MFT) でライトリセットを端子WRに印加する。
【0064】また、リードリセットのタイミングは、ス
イッチ82による設定値と図示しないMPU によるレジスタ
83への設定値とを加算器86で加算した加算値と、マルチ
フレームカウンタ81の出力とを比較器85で比較し、一致
した時点である。
【0065】ここで、システム設定時にはレジスタ83へ
の設定値を0にし、スイッチ82により公衆回線網の遅延
量のバラツキを吸収し、各回線とも上り位相差検出範囲
の中心にマルチフレームパルスがくる様に調整するが、
システム運用時にはMPU の動作で位相差を吸収する。
【0066】図6は、上りビット間位相差検出部分に設
けられ、図6(b)-, に示す基準フレームと基準マル
チフレームが入力する。タイミング生成部分91は2フレ
ームカウントするカウンタで、カウンタのロード値とし
て、中心が0となる様な2の補数をタイミング生成部分
に与えれば、カウント値は83からカウントアップし、FF
(16 進表示) になれば0になり、再び83までカウントす
ることを繰り返す( 図6(b)-参照) 。
【0067】この時、カウント値0の送出タイミングを
基準マルチフレームのタイミングと一致させ、図6上で
基準マルチフレームの左側を+側位相、右側を−側位相
とする(図6(b)-参照) 。
【0068】さて、受信フレームが入力すると、AND ゲ
ート93から基準フレームとの位相差に対応するカウント
値がFF 92 に取り込まれるが、この値が位相差になり、
極性は基準マルチフレームのどちら側にあるかによって
決まる。
【0069】即ち、本発明によれば、ビット内位相差の
判定処理を簡単なハードウエアで行なうことにより、回
線数に比例して増えるソフト処理の負荷軽減を図ること
ができる。また、周辺基地局からのデータ品質を監視す
ることにより、同期確立時の品質劣化時に行える様にな
りシステムのサービス向上が図られる。更に、予備回線
への切替要求を送出している遅延調整部のIDを見ること
により、直ちに対応する回線を予備に切り替えられる
為、システムのサービス向上が図られる。
【0070】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に本発明によれ
ば、位相差処理に対するMPU の負荷軽減と、回線品質が
所定値より劣化した時に回線切替えを行なってサービス
の向上を図ることができると云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1,第2,第3の本発明の原理構成図(中央
基地局)である。
【図2】第1の本発明の実施例の構成図(許容位相差判
定手段)である。
【図3】第2の本発明の実施例の構成図(回線品質判定
手段)である。
【図4】第3の本発明の実施例の構成図(割り込み発生
手段と割り込み調停手段)である。
【図5】第4の本発明の実施例の構成図である。
【図6】第5の本発明の実施例の構成図で、(a) は構成
図、(b) は(a) の動作説明図である。
【図7】移動通信システム概略構成部である。
【図8】従来例の要部構成図(中央基地局)である。
【図9】中央基地局・周辺基地局間フレームフォーマッ
ト図である。
【符号の説明】
3 制御手段 4 許容位相差判定手段 5 回線品質判定手段 6 割り込み発生手段 7 割り込み調停手段 21 下りビット間・ビット内調整手段 22 上りビット間・ビット内調整手段 23 上りビット間・ビット内位相差検出手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央基地局と複数の周辺基地局とが交換
    機を介して下り回線と上り回線で接続され、 該中央基地局が、入力クロックを用いて、該入力クロッ
    クに同期した装置内クロック及びフレームタイミング、
    マルチフレームタイミングなど必要なタイミングを生成
    して必要な各部に供給する装置内クロック・タイミング
    生成部分(12)と、入力データを該装置内クロックに同期
    させた後、印加された情報を合成して所定フォーマット
    の下りデータを生成して送出するクロック乗換, 情報合
    成部分(11, 13)と、所定フォーマットの上りデータが入
    力した時は逆の処理を行なう多重・分離部と、 該多重・分離部から送出された、該周辺基地局への下り
    データのビット間遅延調整とビット内遅延調整を行なう
    下りビット間・ビット内調整手段(21)と、入力した周辺
    基地局からの上りデータのビット内・ビット間遅延調整
    を行なう上りビット間・ビット内調整手段(22)と、該上
    りビット間・ビット内調整手段により遅延された上りデ
    ータのビット間・ビット内位相差を検出する上りビット
    間・ビット内位相差検出手段(23)とからなる遅延調整部
    と、 該上りビット間・ビット内位相差検出手段で検出した位
    相差信号を、予め定められた手順に従って、該下りビッ
    ト間・ビット内調整手段と上りビット間・ビット内調整
    手段に設定すると共に、必要な各部の動作を制御する制
    御手段(3) とを有し、 該複数の周辺基地局が、該交換機を介して入力した所定
    フォーマットの下りデータに対して信号処理を行なって
    データを取り出した後、逆信号処理を行なったデータを
    上りデータとして該交換機を介して中央基地局に折り返
    す機能を有する移動通信システムにおける位相調整装置
    において、 該遅延調整部に、上りビット間・ビット内位相差検出手
    段が検出したビット内位相差値が予め設定した許容範囲
    内にあるか否かを判定して、対応する判定結果を保持す
    る許容位相差判定手段(4) を設け、該制御手段が該許容
    位相差判定手段内に保持する判定結果を監視できる構成
    にしたことを特徴とする移動通信システムにおける位相
    調整装置。
  2. 【請求項2】 該遅延調整部に、所定量だけ遅延させた
    周辺基地局への下りデータと、該周辺基地局からの上り
    データとの品質を比較し、比較結果が設定した品質より
    劣化した時にアラームを該制御手段に送出する回線品質
    判定手段(5)を設けた請求項1の移動通信システムにお
    ける位相調整装置。
  3. 【請求項3】 該多重・分離部に割り込み調停手段(7)
    と該遅延調整部に割り込み発生手段(6) を設けると共
    に、該遅延調整部に固有の識別番号を付与し、 該割り込み調停手段は全識別番号を順次、割り込み発生
    手段に送出し、該割り込み発生手段は取り出した識別番
    号が付与された識別番号と一致した時、遅延調整部に障
    害が発生していれば、障害情報を該割り込み調停手段に
    送出し、 該割り込み調停手段は、入力した障害情報を利用して、
    障害情報を送出した遅延調整部の識別番号を保持して該
    制御手段に通知する構成にした請求項1の移動通信シス
    テムにおける位相調整装置。
  4. 【請求項4】 該下りビット間・ビット内調整手段内の
    下りビット間調整部分が、遅延量をAずつ可変するスイ
    ッチと遅延量をB(A>B)ずつ可変するレジスタ、該
    スイッチの出力と該レジスタの出力を加算する加算器と
    を設け、システム設置時、該レジスタの遅延量が可変範
    囲のほぼ中央となる様に該スイッチの遅延量を設定して
    固定し、運用中は該制御手段の制御により該レジスタの
    遅延量を調整する構成にした請求項1の移動通信システ
    ムにおける位相調整装置。
  5. 【請求項5】 該上りビット間・ビット内位相差検出手
    段の上りビット間位相差検出部分が、該フレームタイミ
    ングに対する上りデータの位相差を検出する際、印加す
    る該マルチフレームタイミングを用いて位相差の極性
    を、該フレームタイミングを用いて位相差の値を検出す
    る構成にした請求項1の移動通信システムにおける位相
    調整装置。
JP4174634A 1992-07-02 1992-07-02 移動通信システムにおける位相調整装置 Withdrawn JPH0621873A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0699701A3 (en) * 1994-08-31 1996-09-18 Gen Electric Process for the preparation of macrocyclic polyester oligomers
EP0725098A3 (ja) * 1995-01-12 1996-09-18 Gen Electric
EP0714926A3 (en) * 1994-11-30 1996-09-18 Gen Electric Process for the preparation of macrocyclic polyesters

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EP0714926A3 (en) * 1994-11-30 1996-09-18 Gen Electric Process for the preparation of macrocyclic polyesters
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