JPH062182A - 油付着物の洗浄方法、洗浄装置及び洗浄剤 - Google Patents

油付着物の洗浄方法、洗浄装置及び洗浄剤

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JPH062182A
JPH062182A JP26131292A JP26131292A JPH062182A JP H062182 A JPH062182 A JP H062182A JP 26131292 A JP26131292 A JP 26131292A JP 26131292 A JP26131292 A JP 26131292A JP H062182 A JPH062182 A JP H062182A
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JP
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cleaning
cleaned
cleaning agent
gas
water
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JP26131292A
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English (en)
Inventor
Makoto Ishikawa
誠 石川
Tetsuhiro Yamauchi
哲弘 山内
Noboru Ueki
昇 植木
Tomoshi Yamazaki
智志 山崎
Masayuki Hattori
昌幸 服部
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 油類等の脱脂洗浄性に優れ、且つ、安全性及
び作業環境衛生性が良好で、環境汚染の問題のない油付
着物の洗浄方法、洗浄装置及び洗浄剤を提供する。 【構成】 N−メチル−2−ピロリドンと水とを主成分
とする洗浄剤。油付着物をN−メチル−2−ピロリドン
を含む洗浄剤で洗浄した後、該被洗浄物にガスを噴き付
けて該被洗浄物に付着している洗浄剤を除去し、次いで
水洗浄する洗浄方法。被洗浄物10をN−メチル−2−
ピロリドンを含む洗浄剤30で脱脂洗浄する脱脂洗浄部
1、被洗浄物10に付着している洗浄剤をガスで除去す
るガスブロー部2、被洗浄物10の表面に残存する該洗
浄剤を水洗除去する水洗浄部3、被洗浄物10に付着す
る水分をガスで除去するガスブロー乾燥部4、及び被洗
浄物10の搬送装置20とを備える洗浄装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油付着物の洗浄方法、洗
浄装置及び洗浄剤に係り、特に金属部品等の被洗浄物に
付着した油分を効率的に洗浄除去する油付着物の洗浄方
法、洗浄装置及び洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】精密機械部品、電気部品等の切削加工工
程では、被加工材料と切削工具との間の摩擦の低減、発
生する多量の摩擦熱の除去、切クズの洗い流し、切削工
具の寿命の延長、仕上面の平滑化等の目的で切削油等が
使われている。
【0003】従って、加工された材料にはこれらの油分
が付着するが、油分が付着したままでは製品とできない
場合が多い。このため、通常、このような部品の仕上げ
工程では、有機溶剤を用いて油分の洗浄除去を行なって
いる。
【0004】従来、このような油分の洗浄除去に用いら
れる有機溶剤としては、ケロシン、ベンゼン、キシレン
等の炭化水素系溶剤、トリクロロエチレン、テトラクロ
ロエチレン等の塩素系溶剤、トリクロロトリフルオロエ
タン等のフロン系溶剤が知られている。特に、電子、電
気、機械等の部品には高洗浄性、不燃性という特性を有
するフロン系又は塩素系の溶剤が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の有機溶剤のうち、炭化水素系溶剤、特にベンゼン、
キシレン等は毒性が高く、労働安全法上の有害物に指定
されている化合物であるため、これらを取り扱う作業の
危険性及び煩雑さ等の面で問題がある。また、上記塩素
系又はフロン系の溶剤は、安全性、毒性、環境汚染等の
面で大きな問題を有している。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決し、油類
等の脱脂洗浄性に優れ、且つ、安全性及び作業環境衛生
性が良好で、環境汚染の問題のない油付着物の洗浄方
法、洗浄装置及び洗浄剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の油付着物の洗
浄方法は、表面に油分が付着した被洗浄物をN−メチル
−2−ピロリドンを含む洗浄剤で洗浄した後、該被洗浄
物にガスを噴き付けて該被洗浄物に付着している洗浄剤
を除去し、次いで水洗浄することを特徴とする。
【0008】請求項2の油付着物の洗浄装置は、表面に
油分が付着した被洗浄物をN−メチル−2−ピロリドン
を含む洗浄剤で脱脂洗浄する脱脂洗浄部、該脱脂洗浄さ
れた被洗浄物に付着している洗浄剤をガスで除去するガ
スブロー部、該洗浄剤除去処理された被洗浄物の表面に
残存する洗浄剤を水洗除去する水洗浄部、該水洗浄され
た被洗浄物に付着する水分をガスで除去するガスブロー
乾燥部、並びに、被洗浄物を前記脱脂洗浄部、ガスブロ
ー部、水洗浄部及びガスブロー乾燥部に順次移送するた
めの移送装置を備えてなることを特徴とする。
【0009】請求項3の油付着物の洗浄装置は、請求項
2の洗浄装置において、前記脱脂洗浄部は被洗浄物に洗
浄剤を吹き付けるための洗浄剤スプレーノズルを備えて
おり、前記ガスブロー部は、被洗浄物にガスを吹き付け
るためのガスノズルを備えており、前記水洗浄部は、被
洗浄物に洗浄水を吹き付けるための洗浄水スプレーノズ
ルを備えており、前記ガスブロー乾燥部は、被洗浄物に
ガスを吹き付けるためのガスノズルを備えており、前記
移送装置はコンベアであることを特徴とする。
【0010】請求項4の油付着物の洗浄装置は、請求項
3の洗浄装置において、前記脱脂洗浄部及びガスブロー
部の下部に洗浄剤回収槽が設けられていると共に、該洗
浄剤回収槽内の洗浄剤を加温するための加温器と、該洗
浄剤回収槽内の洗浄剤を前記洗浄剤スプレーノズルに送
給するための配管が設けられていることを特徴とする。
【0011】請求項5の油付着物の洗浄装置は、請求項
2の洗浄装置において、前記脱脂洗浄部は、被洗浄物を
浸漬洗浄する洗浄剤貯槽を備えており、前記ガスブロー
部は、被洗浄物にガスを吹き付けるためのガスノズルを
備えており、前記水洗浄部は、被洗浄物を浸漬洗浄する
洗浄水貯槽を備えており、前記ガスブロー乾燥部は、被
洗浄物にガスを吹き付けるためのガスノズルを備えてお
り、前記移送装置はリフトであることを特徴とする。
【0012】請求項6の油付着物の洗浄装置は、請求項
5の洗浄装置において、前記洗浄剤貯槽には、該洗浄剤
貯槽内の洗浄剤を加温するための加温器と、該洗浄剤貯
槽内の洗浄剤をバブリングするためのガスノズルが設け
られていることを特徴とする。
【0013】請求項7の油付着物の洗浄装置は、請求項
5又は6の洗浄装置において、前記ガスブロー部の下部
に洗浄剤回収槽が設けられていると共に、該洗浄剤回収
槽の洗浄剤を前記洗浄剤貯槽に送給するための配管が設
けられていることを特徴とする。
【0014】請求項8の油付着物の洗浄装置は、請求項
5ないし7のいずれか1項の洗浄装置において、前記洗
浄水貯槽には、該洗浄水貯槽内の洗浄水を加温するため
の加温器と、該洗浄水貯槽内の洗浄水をバブリングする
ためのガスノズルが設けられていることを特徴とする。
【0015】請求項9の油付着物の洗浄剤は、N−メチ
ル−2−ピロリドンと水とを主成分とすることを特徴と
する。
【0016】請求項10の油付着物の洗浄剤は、請求項
9の洗浄剤において、N−メチル−2−ピロリドンを5
0〜90重量%、水を10〜50重量%含有することを
特徴とする。
【0017】以下、本発明につき詳細に説明する。
【0018】本発明の油付着物の洗浄剤は、N−メチル
−2−ピロリドンと水とを主成分として含有するもので
ある。
【0019】該洗浄剤として最も好適なものは、N−メ
チル−2−ピロリドンと水の混合物である。この場合、
N−メチル−2−ピロリドンの含有量は、通常、50重
量%以上、好ましくは60〜90重量%、更に好ましく
は70〜85重量%であり、水の含有量は、通常、50
重量%以下、好ましくは10〜40重量%、更に好まし
くは15〜30重量%である。
【0020】該混合物中の水の含有量が10重量%未満
では、脱脂洗浄効果の持続性、即ち繰返し使用する際、
油分の洗浄剤への溶解性が高くなるため、エマルジョン
化して付着油分が多くなるという問題と共に、該混合物
が引火点を有し、危険物として取扱う必要がある。ま
た、該混合物の水の含有量が50重量%より多いと脱脂
洗浄効果が著しく低下する。
【0021】該混合物中の水の含有量が上記範囲では脱
脂処理後、脱脂した油分を溶かさずに浮上分離し易く、
該混合物の繰返し使用が長時間可能であり、該混合物の
全量回収又は定期的入替えをしなくて良いばかりでな
く、特に、水含有量が約15重量%以上では該混合物は
引火しないので、非危険物として取扱うことができるの
で好ましい。
【0022】更に、N−メチル−2−ピロリドンを水と
の混合物として用いる場合の予想外の効果として、N−
メチル−2−ピロリドンに水を添加することにより、大
気中、N−メチル−2−ピロリドンの一部の酸化による
過酸化物の生成が著しく抑制できる点が挙げられる。洗
浄剤は、通常、繰返し使用されるので、かかる過酸化物
の生成が抑制されることは、洗浄剤としての性能の安定
性という面においても極めて有利である。
【0023】また、上記洗浄剤は、少量のアルカリ化合
物を配合することにより、塗膜の剥離効果が向上し、よ
り一層優れた洗浄効果が得られる。この場合、アルカリ
化合物の配合量は、洗浄剤中の濃度で100ppm以
上、特に300〜5000ppmとするのが好ましい。
また、配合するアルカリ化合物としては、アルカリ金属
又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、酢酸塩等の
他、有機アミン等が挙げられるが、望ましくは水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物
又は水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物
である。
【0024】本発明の油付着物の洗浄方法は、上記洗浄
剤を用いて油付着物を洗浄した後、該被洗浄物にガスを
噴き付けて、該被洗浄物に付着している洗浄剤を除去
し、次いで、水洗浄することにより、容易に実施するこ
とができる。
【0025】具体的には、次のような方法を採用するの
が望ましい。即ち、まず、本発明の洗浄剤を用いて被洗
浄物である油付着物を浸漬法、超音波洗浄法、揺動法、
スプレー法等の各種の洗浄方法によって、20〜100
℃、望ましくは40〜80℃の温度で洗浄処理して被洗
浄物に付着した油分を脱脂洗浄する。この脱脂洗浄にあ
たり、浸漬法を採用する際には、洗浄剤中に空気や窒素
等を通してバブリングすることにより、洗浄効果をより
一層高めることができる。
【0026】次いで、脱脂洗浄された被洗浄物に付着す
る洗浄剤を空気又は窒素ガス等の不活性ガスを吹き付け
て吹き飛ばして除去する。これにより、洗浄剤を回収し
て、洗浄による洗浄剤のロスを極力低減させると共に、
次工程での水洗浄による洗浄剤の溶解量を極力減少させ
て廃水処理の負担を軽減させる。この場合、ガスの吹き
付け量は被洗浄物に付着する洗浄剤が短時間で吹き飛ば
されて除去される量であればよく、被洗浄物の形状及び
大きさ等により異なり、一概には言えないが、用いるガ
スノズルからの線速をできるだけ大きくするのが効果的
である。
【0027】上記洗浄剤の除去処理がなされた被洗浄物
は、次いで、表面になお残存している洗浄剤を水洗浄に
よって除去する。この水洗浄は、浸漬法、超音波洗浄
法、揺動法、スプレー法等の各種の洗浄方法を採用し、
20〜50℃の温度で実施される。この水洗浄に際して
も、浸漬法を採用する場合には、洗浄水中に、空気や窒
素等を通してバブリングすることにより、洗浄効果をよ
り一層高めることができる。
【0028】水洗浄後の被洗浄物は、その表面に付着し
た水分を、常温又は加熱した空気又は窒素ガス等の不活
性ガスを吹きつけて吹き飛ばして除去することにより乾
燥する。この場合のガスの吹き付け量も、被洗浄物に付
着する水分が短時間に吹き飛ばされて除去できる量であ
ればよく、被洗浄物の形状や大きさ等により異なり、一
概には言えないが、ガスノズルからの線速をできるだけ
大きくするのが効果的である。
【0029】このような本発明の油付着物の洗浄方法
は、本発明の油付着物の洗浄装置により容易に実施され
る。以下に図面を参照して本発明の油付着物の洗浄装置
について詳細に説明する。図1,2は本発明の油付着物
の洗浄装置の一実施例を示す断面図である。
【0030】図1,2に示す洗浄装置は、表面に油分が
付着した被洗浄物10をN−メチル−2−ピロリドンを
含む洗浄剤30で脱脂洗浄処理する脱脂洗浄部1と、該
脱脂洗浄部1を経た被洗浄物に付着した洗浄剤をガスで
吹きとばして除去するガスブロー部2と、該ガスブロー
部2を経た被洗浄物の表面に残存する洗浄剤を水洗処理
で除去する水洗浄部3と、該水洗浄部3を経た被洗浄物
に付着している水分をガスブローで吹き飛ばして除去す
るガスブロー乾燥部4と、被洗浄物10を、これら脱脂
洗浄部1、ガスブロー部2、水洗浄部3及びガスブロー
乾燥部4を経て移送する移送装置20(ベルトコンベア
20A,リフト20B)とで主に構成される。
【0031】図1の洗浄装置において、5は洗浄剤30
のスプレーノズルであり、脱脂洗浄部1及びガスブロー
部2の下方に設けられた洗浄剤回収槽11内の洗浄剤3
0がポンプ12を備える配管13により送給される。な
お、この洗浄剤回収槽11の上部には、被洗浄物10の
洗浄に使用された洗浄剤と共にゴミ等が洗浄剤回収槽1
1に混入するのを防止する目的で、フィルター14が張
設されている。また、洗浄剤回収槽11には、洗浄剤を
適温に加温するための加温器15が設けられている。
6,8はガスノズルであって、空気又は窒素等の不活性
ガスが被洗浄物10に向けて吹き付けられるように構成
されている。7は洗浄水のスプレーノズルである。この
スプレーノズル7からスプレーされた洗浄水は、水洗浄
部3及びガスブロー乾燥部4の下方に設けられた洗浄廃
水回収槽16で回収され、配管17より廃水処理工程へ
送給される。
【0032】本実施例の洗浄装置によれば、被洗浄物1
0がベルトコンベア20A上に供給され、ベルトコンベ
ア20Aによって順次図面で右側へ移送される。即ち、
被洗浄物10はまず脱脂洗浄部1に入り、加温されたN
−メチル−2−ピロリドンを含む洗浄剤30がスプレー
ノズル5から被洗浄物10にスプレーされ、被洗浄物1
0に付着している油分が洗浄除去される。該被洗浄物1
0は次いでガスブロー部2を通過する間に、ガスノズル
6から噴射された空気(又は窒素ガス)によってその表
面に付着している洗浄剤が吹き飛ばされて、その大部分
が除去される。なお、脱脂洗浄部1の余剰洗浄剤及びガ
スブロー部2で除去された洗浄剤は、洗浄剤回収槽11
にて回収されて循環再使用される。
【0033】次に、該被洗浄物10は水洗浄部3に移送
され、水スプレーノズル7から、水(特に精密部品等の
洗浄の場合には純水)が被洗浄物10にスプレーされ、
残存している洗浄剤が洗浄除去される。その後、被洗浄
物10はガスブロー乾燥部4を通過する間に、ガスノズ
ル8から噴射された空気(又は窒素ガス)によってその
表面に付着して水分の殆どすべてが吹き飛ばされて除去
される。このガスブロー乾燥部4を通過して取り出され
た被洗浄物10は、その全体が完全に乾燥された状態と
なる。なお、水洗浄部3の洗浄廃水及びガスブロー乾燥
部4で除去された水は、洗浄廃水回収槽16で回収さ
れ、廃水処理工程へ送給される。
【0034】図2の洗浄装置において、21はリフト2
0Bの網篭20C内に入れて吊持された被洗浄物10が
浸漬洗浄される洗浄剤貯槽である。この洗浄剤貯槽21
には、内部の洗浄剤30を適温に加温するための加温器
15Aと、洗浄剤30に空気(又は窒素等)を送給して
バブリングするためのガスノズル22が設けられてい
る。また、この洗浄剤貯槽21には、ガスブロー部2の
下方に設けられた洗浄剤回収槽11内の洗浄剤30がポ
ンプ12を備える配管13により送給される。なお、こ
の洗浄剤回収槽11にも、所望により洗浄剤30を適温
に加温するための加温器15を設けても良い。6,8は
ガスノズルであって、空気又は窒素等の不活性ガスが被
洗浄物10に向けて吹き付けられるように構成されてい
る。23は被洗浄物10が浸漬洗浄される洗浄水貯槽で
あり、上部に洗浄水のスプレーノズル7が設けられ、ま
た、貯槽内の洗浄水40を適温に加温するための加温器
15Bが設けられている。
【0035】この洗浄水貯槽23にも、内部の洗浄水に
空気(又は窒素等)を送給してバブリングするためのガ
スノズル24が設けられている。ガスブロー乾燥部4の
下方には洗浄廃水回収槽16が設けられており、ガスの
吹き付けにより吹き飛ばされた水及び洗浄水貯槽23の
余剰水が回収される。回収された廃水は、配管17より
廃水処理工程へ送給される。
【0036】本実施例の洗浄装置によれば、被洗浄物1
0がリフト20Bの網篭20C内に入れられて、リフト
20Bによって順次図面で右側へ移送される。即ち、被
洗浄物10はまず脱脂洗浄部1に入り、洗浄剤貯槽21
にて網篭20Cが下降され、加温されたN−メチル−2
−ピロリドンを含む洗浄剤30中に浸漬されてバブリン
グ洗浄される。この浸漬洗浄により付着している油分が
洗浄除去された被洗浄物10は、一旦、網篭20Cを上
昇して洗浄剤貯槽21より取り出し、次いでガスブロー
部2を通過する間に、ガスノズル6から噴射された空気
(又は窒素ガス)によってその表面に付着している洗浄
剤が吹き飛ばされて、その大部分が除去される。なお、
ガスブロー部2で除去された洗浄剤は、洗浄剤回収槽1
1にて回収されて循環再使用される。
【0037】次に、該被洗浄物10は水洗浄部3に移送
され、網篭20Cが下降され、加温された洗浄水40中
に浸漬されてバブリング水洗浄される。水洗浄により残
存している洗浄剤が洗浄除去された被洗浄物10は、網
篭20Cを上昇して取り出され、その後、ガスブロー乾
燥部4を通過する間に、ガスノズル8から噴射された空
気(又は窒素ガス)によってその表面に付着して水分の
殆どすべてが吹き飛ばされて除去される。このガスブロ
ー乾燥部4を通過して取り出された被洗浄物10は、そ
の全体が完全に乾燥された状態となる。なお、水洗浄部
3の余剰洗浄廃水及びガスブロー乾燥部4で除去された
水は、洗浄廃水回収槽16で回収され、廃水処理工程へ
送給される。
【0038】なお、図1,2に示す洗浄装置は、本発明
の洗浄装置の一実施例であって、本発明はその要旨を超
えない限り、何ら図示のものに限定されるものではな
い。例えば、脱脂洗浄又は水洗浄の洗浄方法は、スプレ
ー洗浄や浸漬洗浄に限られず、前述した他の洗浄方法も
採用し得る。また、被洗浄物の搬送装置もベルトコンベ
アやリフトに限らず、その他駆動ローラやキャタピラ等
を採用することができる。なお、搬送装置は、洗浄剤や
水が通過し得る構成であることが好ましく、例えば、ベ
ルトコンベアの場合、メッシュ又は多孔材製のベルトコ
ンベアを用い、リフトの場合は網篭や網皿を用いるのが
有利である。
【0039】なお、本発明において洗浄処理対象となる
油分が付着した被洗浄物としては、電子部品、電機部
品、精密機械部品、樹脂加工部品、光学部品等の精密部
品、機械部品、自動車部品及びその組立加工工程に使用
される治工具類等が挙げられる。具体的には、電子部品
としてはプリント配線基板、ICリードフレーム、コン
デンサー、液晶表示器、半導体材料等が挙げられる。電
機部品としては、コータ用コア等の部品、マグネット、
ブラシ、ハウジングなどの電動機部品等が挙げられる。
精密機械部品としてはベアリング、ミシン部品、加工用
部品等が挙げられる。光学部品としては、レンズ等が挙
げられる。機械部品としては軸受、歯車、各種機械部品
等が挙げられる。自動車用部品としてはエンジン部品、
ミッションギヤ、キャブレター等が挙げられる。また、
このような部品の組立加工工程で使用される治具、工具
類としては、上記精密部品を製造、成形、加工、組立、
仕上げ等の各種工程において取り扱われる治具、工具等
が挙げられる。
【0040】これらの被洗浄物に付着する油分としては
油脂、機械油、切削油、グリース等が挙げられる。
【0041】
【作用】N−メチル−2−ピロリドンによれば、油類等
の脱脂洗浄性に優れ、且つ、安全性及び作業環境衛生性
が良好で環境汚染性のない優れた洗浄剤が提供される。
特に、N−メチル−2−ピロリドンと水とからなる洗浄
剤であれば、引火性がなく取扱い性に優れる上に、安定
性にも優れる。
【0042】被洗浄物を、このような洗浄剤で洗浄した
後、ガスを噴き付けて被洗浄物に付着している洗浄剤を
除去した後、水洗浄することにより、洗浄剤を回収して
洗浄剤のロスを低減すると共に、水洗浄廃水中の洗浄剤
濃度を低減して、廃水処理コストの低廉価を図ることが
できる。
【0043】また、被洗浄物を、このような洗浄剤を用
いる脱脂洗浄部、ガスブロー部、水洗浄部及びガスブロ
ー乾燥部からなる工程を、順次移送させる洗浄装置によ
れば、洗浄剤のロスを極力抑えて、油付着物を容易かつ
効率的に自動洗浄することができる。
【0044】
【実施例】以下に具体的な実施例及び参考例を挙げて、
本発明をより詳細に説明する。
【0045】実施例1 表1に示す材質のテストピース(2.98cm×4.9
8cm×0.3cm厚さ)を切削油中に浸漬した後、N
−メチル−2−ピロリドン(NMP)と水との混合物か
らなる表1に示す配合の洗浄剤に表1に示す温度で表1
に示す時間浸漬した後、取り出した。このテストピース
表面の油の残存状態を肉眼観察し、下記評価基準にて評
価した。また、浸漬処理時の油分浮上分離性を肉眼観察
し、良否を評価した。結果を表1に示す。
【0046】評価基準 ○:完全に除去されている。 △:微量残存している。 ×:かなり残存している。
【0047】また、各洗浄剤について、JIS K22
65の「原油および石油製品引火点試験方法」に準拠
し、引火性試験を実施した結果を表1に併記した。
【0048】更に、上記洗浄後、浮上した油分を除去
し、同様の操作を繰返すことにより、該洗浄剤を100
回繰返し使用した際のテストピース表面の油の残存状態
についても観察し、結果を表1に併記した。
【0049】表1より、NMPを含有する洗浄剤、特
に、NMPと水の混合物であって、NMPを50〜90
重量%、水を10〜50重量%の範囲で含むNo. 1〜3
において、油付着物を効率的に洗浄して油分をほぼ完全
に除去できることが明らかである。
【0050】
【表1】
【0051】参考例1〜6 NMP100重量部に対し、水を表2に示す量添加混合
し、大気中、表2に示す温度で放置した。各日数経過後
の、上記混合液中の過酸化物量をヨウ化カリウム法で測
定した。結果を表2に示す。
【0052】表2より、水を含有しない参考例6と比較
して、参考例1〜5のNMPと水の混合物では過酸化物
の発生が著しく抑制されることがわかる。
【0053】
【表2】
【0054】実施例2 SS−41製テストピース(2.98cm×4.98c
m×0.3cm厚さ、全表面積34.5cm2 )の重量
測定後、NMP(100%)の洗浄剤槽に20分浸漬し
取り出した後、恒量となる点まで放置し(30分後とき
める。)、重量測定を行ない、付着量を算出した。
【0055】次に、これらを100ccの水で洗浄し
て、水側のNMP濃度を分析することにより水側に移る
NMPをとらえ移行量を算出し、NMPの回収率を求め
た。各測定値及び計算値を表3に示す。この移行量はほ
ぼ付着量に見合う数値であり、NMPは水洗で除去でき
ることを確認した。また、赤外分析法により、表面付着
物のないことも確認した。
【0056】実施例3 洗浄剤槽から取り出したテストピースに、空気ブロー操
作を加えた他は、実施例2と全て同一条件で実施した。
なお、空気ブロー条件は15Nl/分を20分間、テス
トピースに対し垂直2方向から各5cm間隔で6/4
(mm)φのノズルより吹きつけた。結果を表3に示
す。
【0057】実施例4 空気ブロー条件を10Nl/分で20分間としたこと以
外は実施例3と同様にして実施した。結果を表3に示
す。
【0058】
【表3】
【0059】表3より、NMPは水洗浄によりほぼ完全
に除去されるが、水洗浄前にガスブロー処理することに
より、付着している洗浄剤をほぼ完全に除去回収するこ
とができ、洗浄剤使用量の低減、水洗浄廃水処理コスト
の低減を図ることができることが明らかである。
【0060】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の油付着物
の洗浄方法によれば、油が付着した被洗浄物を効率的に
洗浄して良好な洗浄処理品を得ることができると共に、
洗浄剤を被洗浄物から除去回収して洗浄剤使用量の低減
を図り、また、水洗浄に必要とされる洗浄水量の低減、
水洗浄廃水中の洗浄剤濃度の低減、廃水処理コストの低
減を図ることができる。
【0061】請求項2〜8の洗浄装置によれば、上記洗
浄方法を自動的に実施することが可能とされる。
【0062】請求項9,10の洗浄剤によれば、油分の
脱脂洗浄効果に優れ、しかも安定性、安全性及び作業環
境衛生性が良好で、環境汚染のおそれのない、良好な洗
浄剤が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油付着物の洗浄装置の一実施例を示す
断面図である。
【図2】本発明の油付着物の洗浄装置の他の実施例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 脱脂洗浄部 2 ガスブロー部 3 水洗浄部 4 ガスブロー乾燥部 5,7 スプレーノズル 6,8 ガスノズル 10 被洗浄物 11 洗浄剤回収槽 15,15A,15B 加温器 20 移送装置 20A ベルトコンベア 20B リフト 21 洗浄剤貯槽 23 洗浄水貯槽 30 洗浄剤 40 洗浄水
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】また、上記洗浄剤は、少量のアルカリ化合
物を配合することにより、油膜の剥離効果が向上し、よ
り一層優れた洗浄効果が得られる。この場合、アルカリ
化合物の配合量は、洗浄剤中の濃度で100ppm以
上、特に300〜5000ppmとするのが好ましい。
また、配合するアルカリ化合物としては、アルカリ金属
又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、酢酸塩等の
他、有機アミン等が挙げられるが、望ましくは水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物
又は水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物
である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】また、各洗浄剤について、JIS K22
65の「原油および石油製品引火点試験方法」に準拠
し、引火性試験を実施した結果を表1に併記した。な
お、以上の結果より、洗浄後のテストピースは、更に、
空気ブローし、次いで、水洗浄することによりテストピ
ースに付着したNMPを完全に除去することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】実施例2 SS−41製テストピース(2.98cm×4.98c
m×0.3cm厚さ、全表面積34.5cm2 )の重量
測定後、NMP:水=85:15(重量比)の混合液の
洗浄剤槽に20分浸漬し取り出した後、恒量となる点ま
で放置し(30分後ときめる。)、重量測定を行ない、
付着量を算出した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 智志 岡山県倉敷市潮通三丁目10番地 三菱化成 株式会社水島工場内 (72)発明者 服部 昌幸 岡山県倉敷市潮通三丁目10番地 三菱化成 株式会社水島工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に油分が付着した被洗浄物をN−メ
    チル−2−ピロリドンを含む洗浄剤で洗浄した後、該被
    洗浄物にガスを噴き付けて該被洗浄物に付着している洗
    浄剤を除去し、次いで水洗浄することを特徴とする油付
    着物の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 表面に油分が付着した被洗浄物をN−メ
    チル−2−ピロリドンを含む洗浄剤で脱脂洗浄する脱脂
    洗浄部、該脱脂洗浄された被洗浄物に付着している洗浄
    剤をガスで除去するガスブロー部、該洗浄剤除去処理さ
    れた被洗浄物の表面に残存する洗浄剤を水洗除去する水
    洗浄部、該水洗浄された被洗浄物に付着する水分をガス
    で除去するガスブロー乾燥部、並びに、被洗浄物を前記
    脱脂洗浄部、ガスブロー部、水洗浄部及びガスブロー乾
    燥部に順次移送するための移送装置を備えてなることを
    特徴とする油付着物の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記脱脂洗浄部は被洗浄物に洗浄剤を吹
    き付けるための洗浄剤スプレーノズルを備えており、 前記ガスブロー部は、被洗浄物にガスを吹き付けるため
    のガスノズルを備えており、 前記水洗浄部は、被洗浄物に洗浄水を吹き付けるための
    洗浄水スプレーノズルを備えており、 前記ガスブロー乾燥部は、被洗浄物にガスを吹き付ける
    ためのガスノズルを備えており、前記移送装置はコンベ
    アであることを特徴とする請求項2に記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記脱脂洗浄部及びガスブロー部の下部
    に洗浄剤回収槽が設けられていると共に、該洗浄剤回収
    槽内の洗浄剤を加温するための加温器と、該洗浄剤回収
    槽内の洗浄剤を前記洗浄剤スプレーノズルに送給するた
    めの配管が設けられていることを特徴とする請求項3に
    記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記脱脂洗浄部は、被洗浄物を浸漬洗浄
    する洗浄剤貯槽を備えており、 前記ガスブロー部は、被洗浄物にガスを吹き付けるため
    のガスノズルを備えており、 前記水洗浄部は、被洗浄物を浸漬洗浄する洗浄水貯槽を
    備えており、 前記ガスブロー乾燥部は、被洗浄物にガスを吹き付ける
    ためのガスノズルを備えており、前記移送装置はリフト
    であることを特徴とする請求項2に記載の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記洗浄剤貯槽には、該洗浄剤貯槽内の
    洗浄剤を加温するための加温器と、該洗浄剤貯槽内の洗
    浄剤をバブリングするためのガスノズルが設けられてい
    ることを特徴とする請求項5に記載の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記ガスブロー部の下部に洗浄剤回収槽
    が設けられていると共に、該洗浄剤回収槽内の洗浄剤を
    前記洗浄剤貯槽に送給するための配管が設けられている
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄水貯槽には、該洗浄水貯槽内の
    洗浄水を加温するための加温器と、該洗浄水貯槽内の洗
    浄水をバブリングするためのガスノズルが設けられてい
    ることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に
    記載の洗浄装置。
  9. 【請求項9】 N−メチル−2−ピロリドンと水とを主
    成分とすることを特徴とする油付着物の洗浄剤。
  10. 【請求項10】 N−メチル−2−ピロリドンを50〜
    90重量%、水を10〜50重量%含有することを特徴
    とする請求項9に記載の洗浄剤。
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JP2007105609A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Shiroki Corp 脱脂装置及びドアフレーム製造システム

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