JPH06220671A - 油付着物の洗浄装置 - Google Patents

油付着物の洗浄装置

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JPH06220671A
JPH06220671A JP18620693A JP18620693A JPH06220671A JP H06220671 A JPH06220671 A JP H06220671A JP 18620693 A JP18620693 A JP 18620693A JP 18620693 A JP18620693 A JP 18620693A JP H06220671 A JPH06220671 A JP H06220671A
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JP
Japan
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cleaning
oil
cleaned
gas
tank
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Application number
JP18620693A
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English (en)
Inventor
Makoto Ishikawa
誠 石川
Kazunari Takahashi
和成 高橋
Tetsuo Asanuma
哲夫 浅沼
Kenichi Hirota
憲一 広田
Hitoshi Yamada
等 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Nitto Kagaku Sangyo KK
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Nitto Kagaku Sangyo KK
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Publication date
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Publication of JPH06220671A publication Critical patent/JPH06220671A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G5/00Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents
    • C23G5/02Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents using organic solvents
    • C23G5/032Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents using organic solvents containing oxygen-containing compounds
    • C23G5/036Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents using organic solvents containing oxygen-containing compounds having also nitrogen

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油類等の脱脂洗浄性に優れ、且つ、安全性及
び作業環境衛生性が良好で、環境汚染の問題のない油付
着物の洗浄装置を提供する。 【構成】 表面に油分が付着した被洗浄物10を洗浄剤
1で浸漬洗浄する洗浄液槽3中に、ガス分散器5Aによ
るガス導入装置5を設け、かつ浮上した油分を除去する
装置6を設ける。 【効果】 油分の脱脂洗浄効果に優れ、しかも安全性及
び作業環境衛生性が良好で、環境汚染のおそれのない、
良好な洗浄剤を用いて、油分が付着した被洗浄物を効率
的に洗浄して良好な洗浄処理品を得ることができると共
に、被洗浄物から洗浄除去された油分を効率的に除去
し、洗浄廃液の処理作業の軽減及び処理コストの低減が
図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油付着物の洗浄装置に係
り、特に金属部品等の被洗浄物に付着した油分を効率的
に洗浄除去する油付着物の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】精密機械部品、電気部品等の切削加工工
程では、被加工材料と切削工具との間の摩擦の低減、発
生する多量の摩擦熱の除去、切クズの洗い流し、切削工
具の寿命の延長、仕上面の平滑化等の目的で切削油等が
使われている。
【0003】従って、加工された材料にはこれらの油分
が付着するが、油分が付着したままでは製品とできない
場合が多い。このため、通常、このような部品の仕上げ
工程では、有機溶剤を用いて油分の洗浄除去を行なって
いる。
【0004】従来、このような油分の洗浄除去に用いら
れる有機溶剤としては、ケロシン、ベンゼン、キシレン
等の炭化水素系溶剤、トリクロロエチレン、テトラクロ
ロエチレン等の塩素系溶剤、トリクロロトリフルオロエ
タン等のフロン系溶剤が知られている。特に、電子、電
気、機械等の部品には高洗浄性、不燃性という特性を有
するフロン系又は塩素系の溶剤が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の有機溶剤のうち、炭化水素系溶剤、特にベンゼン、
キシレン等は毒性が高く、労働安全法上の有害物に指定
されている化合物であるため、これらを取り扱う作業の
危険性及び煩雑さ等の面で問題がある。また、上記塩素
系又はフロン系の溶剤は、安全性、毒性、環境汚染等の
面で大きな問題を有している。しかも、油付着物の洗浄
処理においては、洗浄除去した油分を洗浄液から効率的
に除去することも重要である。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決し、油類
等の脱脂洗浄性に優れ、且つ、安全性及び作業環境衛生
性が良好で、環境汚染の問題のない油付着物の洗浄装置
であって、洗浄液からの洗浄除去した油分の回収も容易
な油付着物の洗浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の油付着物の洗浄
装置は、表面に油分が付着した被洗浄物を浸漬洗浄する
ための、N−メチル−2−ピロリドンを含有する洗浄剤
を収容する洗浄槽、該洗浄槽内の下部に設けられたガス
分散器と、該ガス分散器にガスを供給する手段とからな
り、該ガス分散器からガスを洗浄剤中に吹き込み、被洗
浄物に付着する油分の除去並びに該油分の浮上分離を促
進させるガス導入装置、及び、浮上した油分を該洗浄槽
から分離除去するための油分除去装置を備えてなること
を特徴とする。
【0008】以下、本発明の構成についてさらに詳細に
説明する。
【0009】本発明で使用される油付着物の洗浄剤は、
N−メチル−2−ピロリドンを有効成分とするものであ
り、通常の場合、N−メチル−2−ピロリドンと水との
混合物として使用する。この場合、N−メチル−2−ピ
ロリドンの含有量は通常40重量%以上、好ましくは5
0〜85重量%で、水の含有量は通常60重量%以下、
好ましくは15〜50重量%の範囲とするのが好適であ
る。N−メチル−2−ピロリドンの含有量が40重量%
未満では油分の脱脂洗浄効果が低い。
【0010】洗浄槽の下部に設けるヘッダー及びノズル
は、吹き出したガスが被洗浄物に直接に当たるように、
設置姿勢、配置個数、配置位置等を選定するのが好まし
い。この場合、ガスの吹き出し量は、被洗浄物に付着し
ている油分を物理的に剥ぎ取る効果と、洗浄剤と被洗浄
物の接触を良くし、油分を化学的に除去する効果の両方
の効果が十分に達成されるものであれば良い。被洗浄物
の形状及び大きさ等により異なり一概には言えないが、
ガスノズルからのガスの噴出線速をできるだけ大きくす
るのが効果的である。このガスとしては、空気又は窒素
等が好適である。通常の場合、ガス吹き込み量は、洗浄
剤1リットル当り、0.2〜20ノルマルリットル(N
l)/分の範囲とするのが好ましい。
【0011】本発明においては、前述の洗浄剤を収容し
たこのような洗浄浸漬槽内に被洗浄物を浸漬して洗浄処
理する際の洗浄液温度は、20〜100℃、特に40〜
80℃の温度とするのが好ましい。洗浄液の加熱装置と
しては、熱媒方式、スチーム方式、直接加温方式など各
種の方式の装置を採用できる。
【0012】浸漬洗浄により被洗浄物から剥離除去され
た油分は、洗浄浸漬槽内を浮上してくるため、これを好
ましくは連続的に密度差分離する。本発明では、この密
度差分離にあたり、ガス吹き込みにより気泡が導入され
ることで、気泡に付着した油分の密度が下がり、油分が
より一層浮上し易くなる。従って、この点からもガス吹
き込み量が多いことが浮上分離の面で効果的であるが、
前述の被洗浄物からの油分の剥離除去に適当なガス吹き
込み量であれば、浮上分離に有効なガス量は十分確保さ
れる。
【0013】このようにして浮上した油分は、オイルス
キマー装置あるいはオーバーフロー装置等で分離除去し
て槽外へ排出する。これにより、浸漬した被洗浄物を取
り出す際、浮上した油分が被洗浄物に再付着するのを防
止することができる。
【0014】本発明で用いる洗浄剤は、油分を飽和に達
するまで溶解するものの、その飽和溶解度が低い。この
ため、過飽和となって排出された油分を洗浄液と容易に
分離することができる。
【0015】なお、他の有機洗浄剤系では、一旦溶解し
た油分と洗浄剤との分離にエネルギーを要し、密度差分
離は不可能である。一方、水系洗浄剤では、密度差分離
は可能であるものの、洗浄後、被洗浄物の発錆の問題
や、洗浄液(水)の腐食の問題がある上に、付着油分の
剥離除去効果も十分でないことから、工業的に不利であ
る。
【0016】比較的小さい被洗浄物は、網篭に入れて洗
浄するのが好ましいが、大きなものは網篭に入れず直接
洗浄することができる。また、洗浄槽内部に固定金具を
設け、これに被洗浄物を固定して洗浄することもでき
る。
【0017】このような本発明の装置において、洗浄処
理対象となる油分が付着した被洗浄物としては、電子部
品、電機部品、精密機械部品、樹脂加工部品、光学部品
等の精密部品、機械部品、自動車部品及びその組立加工
工程に使用される治工具類等が挙げられる。具体的に
は、電子部品としてはプリント配線基板、ICリードフ
レーム、コンデンサー、液晶表示器、半導体材料等が挙
げられる。電機部品としては、コータ用コア等の部品、
マグネット、ブラシ、ハウジングなどの電動機部品等が
挙げられる。精密機械部品としてはベアリング、ミシン
部品、加工用部品等が挙げられる。光学部品としては、
レンズ等が挙げられる。機械部品としては軸受、歯車、
各種機械部品等が挙げられる。自動車用部品としてはエ
ンジン部品、ミッションギヤ、キャブレター等が挙げら
れる。また、このような部品の組立加工工程で使用され
る治具、工具類としては、上記精密部品を製造、成形、
加工、組立、仕上げ等の各種工程において取り扱われる
治具、工具等が挙げられる。
【0018】これらの被洗浄物に付着する油分としては
油脂、機械油、切削油、グリース等が挙げられる。
【0019】
【作用】N−メチル−2−ピロリドンは、油類等の脱脂
洗浄性に優れ、且つ、安全性及び作業環境衛生性が良好
で環境汚染性のない優れた洗浄剤である。
【0020】被洗浄物をこのような洗浄剤で浸漬洗浄す
る際、洗浄槽内にガスを吹き込むことにより、付着油分
を効率的に剥離除去することができる。被洗浄物から剥
離された油分は、吹き込みガスの気泡と共に洗浄液中を
効率的に浮上し、容易に密度差分離することができる。
【0021】これは、本発明で洗浄剤として用いるN−
メチル−2−ピロリドンの、有機溶剤でありながら水に
無限大に溶解し、かつ油分を剥離させて、溶かさず浮上
分離させるといった特異的な特性を利用したものであ
る。即ち、N−メチル−2−ピロリドンは、前述の如
く、油分を飽和となるまで溶解するものの、その飽和溶
解度が低いことから、過飽和油分を排出して容易に分離
することができる。
【0022】本発明においては、このようなN−メチル
−2−ピロリドン特有の性質を利用すると共に、ガス吹
き込み浸漬洗浄装置を組み合せて採用することにより、
短時間で、油付着被洗浄物から油分を容易かつ効率的に
洗浄除去することを可能とすると共に、洗浄液からの油
分の除去も容易とした。
【0023】本発明によれば、従来のトリクロルエタン
系洗浄剤を用いる場合とほぼ同程度の洗浄時間で油分を
除去することができ、しかも、油分を容易に浮上分離で
きることから、洗浄廃液の処理も容易とされる。因み
に、トリクロルエタン系洗浄剤の場合には、洗浄廃液の
全量を油分回収処理するか、或いは、定期的に洗浄液の
入れ替えを行なうなどの煩雑な処理が必要となり、工業
的に不利である。
【0024】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の油付着物の洗浄装置の一実
施例を示す断面図である。
【0025】図示の洗浄装置は、洗浄液1を収容する洗
浄槽2、被洗浄物10を吊持するための網篭3、洗浄槽
2の温度調節を行なうための、熱媒の導入口4A及び排
出口4Bを有するジャケット4、洗浄槽2の下部に設け
られた、スプレーノズル5Aを有する空気又は窒素等の
ガスのスプレーヘッダー5、洗浄液1中の浮上した油分
を分離回収するためのオイルスキマー装置6及び油分回
収槽7で主に構成される。
【0026】図示の装置を用いて被洗浄物10の洗浄を
行なうには、表面に油分が付着した被洗浄物10を網篭
3の中に入れて降下させ、洗浄槽3のN−メチル−2−
ピロリドンを含む洗浄液1中に浸漬させる。そして、槽
下部より空気又は窒素ガスをスプレーヘッダー5を通じ
てスプレーノズル5Aにより吹き込み分散させ、被洗浄
物10にガス分散流が当たるようにして付着している油
分を剥離除去させる。
【0027】被洗浄物10から剥離され、洗浄液1の上
部に浮上した油分8は、若干の洗浄液と共にオイルスキ
マー装置6により分離され、油分回収槽7に回収され
る。油分回収槽7に回収された回収油分液9Aと回収洗
浄液9Bとは、常法に従ってそれぞれ処理され、必要に
応じて再利用される。回収洗浄液9Bについては、その
まま、洗浄槽3に返送することもできる。
【0028】このようにして油分の除去を行なった後
は、被洗浄物10を引き上げる。そして、必要に応じ、
水洗乾燥する。
【0029】洗浄液10は、油分8が浮上分離除去され
るため、長期にわたり、多数回のバッチ洗浄に使用する
ことができる。
【0030】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明
をより具体的に説明する。
【0031】実施例1〜4 表1に示す材質のテストピース(2.98cm×4.9
8cm×0.3cm厚さ)を、20個、ランダムに金網
篭の中に入れ、切削油中に浸漬した後、引き上げた。N
−メチル−2−ピロリドン(NMP)と水との混合物か
らなる表1に示す配合の洗浄剤を収容した図1に示す装
置の洗浄槽に、この篭ごと上記20個のテストピースを
浸漬した。この洗浄槽の液温は70℃とした。表1に示
す時間浸漬した後、この篭ごとテストピースを取り出し
た。なお、浸漬洗浄中、空気の吹き込みを、洗浄剤1リ
ットル当り0.63Nl/分の割合で行なうと共に、オ
イルスキマー装置により浮上油分の分離回収を行なっ
た。このテストピースを水洗、乾燥した後、表面の油の
残存状態を肉眼観察して評価した。
【0032】また、テストピースにセロテープを貼り、
その付着性を調べると共に、白布でテストピースの表面
をこすった際の汚れの有無を調べた。結果を表1に示
す。
【0033】比較例1〜4 実施例1〜4において、空気の吹き込みを行なわなかっ
たこと以外は同様にしてテストピースの洗浄を行ない、
洗浄効果の評価結果を表1に示した。
【0034】比較例5 実施例3において、洗浄剤として1,1,1−トリクロ
ルエタンを用いたこと以外は同様にしてテストピースの
洗浄を行ない、洗浄効果の評価結果を表1に示した。
【0035】
【表1】
【0036】表1より、本発明の装置によれば、短時間
で付着油分を効率的に洗浄除去することができることが
明らかである。このような本発明の効果は、特定の洗浄
剤と洗浄方式とを採用することによる効果であり、洗浄
方式は同様であっても洗浄剤が異なる場合(比較例5)
や、洗浄剤が同一であっても洗浄方式が異なる場合(比
較例1〜4)には、このような優れた効果は得られな
い。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の油付着物の
洗浄装置によれば、油分の脱脂洗浄効果に優れ、しかも
安全性及び作業環境衛生性が良好で、環境汚染のおそれ
のない、良好な洗浄剤を用いて、油分が付着した被洗浄
物を効率的に洗浄して良好な洗浄処理品を得ることがで
きると共に、被洗浄物から洗浄除去された油分を効率的
に除去し、洗浄廃液の処理作業の軽減及び処理コストの
低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油付着物の洗浄装置の一実施例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 洗浄液 2 洗浄槽 3 網篭 5 スプレーヘッダー 5A スプレーノズル 6 オイルスキマー装置 7 油分回収槽 10 被洗浄物
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 油付着物の洗浄装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油付着物の洗浄装置に係
り、特に金属部品等の被洗浄物に付着した油分を効率的
に洗浄除去する油付着物の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】精密機械部品、電気部品等の切削加工工
程では、被加工材料と切削工具との間の摩擦の低減、発
生する多量の摩擦熱の除去、切クズの洗い流し、切削工
具の寿命の延長、仕上面の平滑化等の目的で切削油等が
使われている。
【0003】従って、加工された材料にはこれらの油分
が付着するが、油分が付着したままでは製品とできない
場合が多い。このため、通常、このような部品の仕上げ
工程では、有機溶剤を用いて油分の洗浄除去を行なって
いる。
【0004】従来、このような油分の洗浄除去に用いら
れる有機溶剤としては、ケロシン、ベンゼン、キシレン
等の炭化水素系溶剤、トリクロロエチレン、テトラクロ
ロエチレン等の塩素系溶剤、トリクロロトリフルオロエ
タン等のフロン系溶剤が知られている。特に、電子、電
気、機械等の部品には高洗浄性、不燃性という特性を有
するフロン系又は塩素系の溶剤が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の有機溶剤のうち、炭化水素系溶剤、特にベンゼン、
キシレン等は毒性が高く、労働安全法上の有害物に指定
されている化合物であるため、これらを取り扱う作業の
危険性及び煩雑さ等の面で問題がある。また、上記塩素
系又はフロン系の溶剤は、安全性、毒性、環境汚染等の
面で大きな問題を有している。しかも、油付着物の洗浄
処理においては、洗浄除去した油分を洗浄液から効率的
に除去することも重要である。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決し、油類
等の脱脂洗浄性に優れ、且つ、安全性及び作業環境衛生
性が良好で、環境汚染の問題のない油付着物の洗浄装置
であって、洗浄液からの洗浄除去した油分の回収も容易
な油付着物の洗浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の油付着物の洗浄
装置は、表面に油分が付着した被洗浄物を浸漬洗浄する
ための、洗浄剤を収容する洗浄槽、該洗浄槽内の下部に
設けられたガス分散器と、該ガス分散器にガスを供給す
る手段とからなり、該ガス分散器からガスを洗浄剤中に
吹き込み、被洗浄物に付着する油分の除去並びに該油分
の浮上分離を促進させるガス導入装置、及び、浮上した
油分を該洗浄槽から分離除去するための油分除去装置を
備えてなることを特徴とする。
【0008】以下、本発明の構成についてさらに詳細に
説明する。
【0009】本発明の洗浄装置において、洗浄槽の下部
に設けるヘッダー及びノズルは、吹き出したガスが被洗
浄物に直接に当たるように、設置姿勢、配置個数、配置
位置等を選定するのが好ましい。この場合、ガスの吹き
出し量は、被洗浄物に付着している油分を物理的に剥ぎ
取る効果と、洗浄剤と被洗浄物の接触を良くし、油分を
化学的に除去する効果の両方の効果が十分に達成される
ものであれば良い。被洗浄物の形状及び大きさ等により
異なり一概には言えないが、ガスノズルからのガスの噴
出線速をできるだけ大きくするのが効果的である。この
ガスとしては、空気又は窒素等が好適である。通常の場
合、ガス吹き込み量は、洗浄剤1リットル当り、0.2
〜20ノルマルリットル(Nl)/分の範囲とするのが
好ましい。
【0010】本発明においては、前述の洗浄剤を収容し
たこのような洗浄浸漬槽内に被洗浄物を浸漬して洗浄処
理する際の洗浄液温度は、20〜100℃、特に40〜
80℃の温度とするのが好ましい。洗浄液の加熱装置と
しては、熱媒方式、スチーム方式、直接加温方式など各
種の方式の装置を採用できる。
【0011】浸漬洗浄により被洗浄物から剥離除去され
た油分は、洗浄浸漬槽内を浮上してくるため、これを好
ましくは連続的に密度差分離する。本発明では、この密
度差分離にあたり、ガス吹き込みにより気泡が導入され
ることで、気泡に付着した油分の密度が下がり、油分が
より一層浮上し易くなる。従って、この点からもガス吹
き込み量が多いことが浮上分離の面で効果的であるが、
前述の被洗浄物からの油分の剥離除去に適当なガス吹き
込み量であれば、浮上分離に有効なガス量は十分確保さ
れる。
【0012】このようにして浮上した油分は、オイルス
キマー装置あるいはオーバーフロー装置等で分離除去し
て槽外へ排出する。これにより、浸漬した被洗浄物を取
り出す際、浮上した油分が被洗浄物に再付着するのを防
止することができる。
【0013】このような洗浄機構から、本発明で用いる
洗浄剤としては、油分を飽和に達するまで溶解するもの
の、その飽和溶解度が低く、このため、過飽和となって
排出された油分を洗浄液と容易に分離することができる
ものが好ましい。このような洗浄剤としては、N−メチ
ル−2−ピロリドンを有効成分とするものが好ましく、
通常の場合、N−メチル−2−ピロリドンと水との混合
物として使用するのが好ましい。この場合、N−メチル
−2−ピロリドンの含有量は通常40重量%以上、好ま
しくは50〜85重量%で、水の含有量は通常60重量
%以下、好ましくは15〜50重量%の範囲とするのが
好適である。N−メチル−2−ピロリドンの含有量が4
0重量%未満では油分の脱脂洗浄効果が低い。N−メチ
ル−2−ピロリドンは、油類等の脱脂洗浄性に優れ、且
つ、安全性及び作業環境衛生性が良好で環境汚染性がな
い点からも、優れた洗浄剤である。
【0014】なお、他の有機洗浄剤系では、一旦溶解し
た油分と洗浄剤との分離にエネルギーを要し、密度差分
離は困難である。一方、水系洗浄剤では、密度差分離は
可能であるものの、洗浄後、被洗浄物の発錆の問題や、
洗浄液(水)の腐食の問題がある上に、付着油分の剥離
除去効果も十分でないことから、工業的に不利である。
【0015】本発明の洗浄装置による洗浄に当り、比較
的小さい被洗浄物は、網篭に入れて洗浄するのが好まし
いが、大きなものは網篭に入れず直接洗浄することがで
きる。また、洗浄槽内部に固定金具を設け、これに被洗
浄物を固定して洗浄することもできる。
【0016】このような本発明の装置において、洗浄処
理対象となる油分が付着した被洗浄物としては、電子部
品、電機部品、精密機械部品、樹脂加工部品、光学部品
等の精密部品、機械部品、自動車部品及びその組立加工
工程に使用される治工具類等が挙げられる。具体的に
は、電子部品としてはプリント配線基板、ICリードフ
レーム、コンデンサー、液晶表示器、半導体材料等が挙
げられる。電機部品としては、コータ用コア等の部品、
マグネット、ブラシ、ハウジングなどの電動機部品等が
挙げられる。精密機械部品としてはベアリング、ミシン
部品、加工用部品等が挙げられる。光学部品としては、
レンズ等が挙げられる。機械部品としては軸受、歯車、
各種機械部品等が挙げられる。自動車用部品としてはエ
ンジン部品、ミッションギヤ、キャブレター等が挙げら
れる。また、このような部品の組立加工工程で使用され
る治具、工具類としては、上記精密部品を製造、成形、
加工、組立、仕上げ等の各種工程において取り扱われる
治具、工具等が挙げられる。
【0017】これらの被洗浄物に付着する油分としては
油脂、機械油、切削油、グリース等が挙げられる。
【0018】
【作用】被洗浄物を洗浄剤で浸漬洗浄する際、洗浄槽内
にガスを吹き込むことにより、付着油分を効率的に剥離
除去することができる。被洗浄物から剥離された油分
は、吹き込みガスの気泡と共に洗浄液中を効率的に浮上
し、容易に密度差分離することができる。
【0019】このような洗浄効果は、N−メチル−2−
ピロリドン等の洗浄剤の、有機溶剤でありながら水に無
限大に溶解し、かつ油分を剥離させて、溶かさず浮上分
離させるといった特異的な特性を利用することにより良
好に達成される。即ち、N−メチル−2−ピロリドン
は、前述の如く、油分を飽和となるまで溶解するもの
の、その飽和溶解度が低いことから、過飽和油分を排出
して容易に分離することができる。
【0020】本発明においては、このような洗浄剤の性
質を利用すると共に、ガス吹き込み浸漬洗浄装置を組み
合せて採用することにより、短時間で、油付着被洗浄物
から油分を容易かつ効率的に洗浄除去することを可能と
すると共に、洗浄液からの油分の除去も容易とすること
ができる。
【0021】本発明によれば、従来のトリクロルエタン
系洗浄剤を用いる場合とほぼ同程度の洗浄時間で油分を
除去することができ、しかも、油分を容易に浮上分離で
きることから、洗浄廃液の処理も容易とされる。因み
に、トリクロルエタン系洗浄剤の場合には、洗浄廃液の
全量を油分回収処理するか、或いは、定期的に洗浄液の
入れ替えを行なうなどの煩雑な処理が必要となり、工業
的に不利である。
【0022】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の油付着物の洗浄装置の一実
施例を示す断面図である。
【0023】図示の洗浄装置は、洗浄液1を収容する洗
浄槽2、被洗浄物10を吊持するための網篭3、洗浄槽
2の温度調節を行なうための、熱媒の導入口4A及び排
出口4Bを有するジャケット4、洗浄槽2の下部に設け
られた、スプレーノズル5Aを有する空気又は窒素等の
ガスのスプレーヘッダー5、洗浄液1中の浮上した油分
を分離回収するためのオイルスキマー装置6及び油分回
収槽7で主に構成される。
【0024】図示の装置を用いて被洗浄物10の洗浄を
行なうには、表面に油分が付着した被洗浄物10を網篭
3の中に入れて降下させ、洗浄槽3のN−メチル−2−
ピロリドンを含む洗浄液1中に浸漬させる。そして、槽
下部より空気又は窒素ガスをスプレーヘッダー5を通じ
てスプレーノズル5Aにより吹き込み分散させ、被洗浄
物10にガス分散流が当たるようにして付着している油
分を剥離除去させる。
【0025】被洗浄物10から剥離され、洗浄液1の上
部に浮上した油分8は、若干の洗浄液と共にオイルスキ
マー装置6により分離され、油分回収槽7に回収され
る。油分回収槽7に回収された回収油分液9Aと回収洗
浄液9Bとは、常法に従ってそれぞれ処理され、必要に
応じて再利用される。回収洗浄液9Bについては、その
まま、洗浄槽3に返送することもできる。
【0026】このようにして油分の除去を行なった後
は、被洗浄物10を引き上げる。そして、必要に応じ、
水洗乾燥する。
【0027】洗浄液10は、油分8が浮上分離除去され
るため、長期にわたり、多数回のバッチ洗浄に使用する
ことができる。
【0028】以下に実施例、比較例及び参考例を挙げ
て、本発明をより具体的に説明する。
【0029】実施例1〜4 表1に示す材質のテストピース(2.98cm×4.9
8cm×0.3cm厚さ)を、20個、ランダムに金網
篭の中に入れ、切削油中に浸漬した後、引き上げた。N
−メチル−2−ピロリドン(NMP)と水との混合物か
らなる表1に示す配合の洗浄剤を収容した図1に示す装
置の洗浄槽に、この篭ごと上記20個のテストピースを
浸漬した。この洗浄槽の液温は70℃とした。表1に示
す時間浸漬した後、この篭ごとテストピースを取り出し
た。なお、浸漬洗浄中、空気の吹き込みを、洗浄剤1リ
ットル当り0.63Nl/分の割合で行なうと共に、オ
イルスキマー装置により浮上油分の分離回収を行なっ
た。このテストピースを水洗、乾燥した後、表面の油の
残存状態を肉眼観察して評価した。
【0030】また、テストピースにセロテープを貼り、
その付着性を調べると共に、白布でテストピースの表面
をこすった際の汚れの有無を調べた。結果を表1に示
す。
【0031】比較例1〜4 実施例1〜4において、空気の吹き込みを行なわなかっ
たこと以外は同様にしてテストピースの洗浄を行ない、
洗浄効果の評価結果を表1に示した。
【0032】参考例 実施例3において、洗浄剤として1,1,1−トリクロ
ルエタンを用いたこと以外は同様にしてテストピースの
洗浄を行ない、洗浄効果の評価結果を表1に示した。
【0033】
【表1】
【0034】表1より、本発明の装置によれば、短時間
で付着油分を効率的に洗浄除去することができることが
明らかである。このような本発明の効果は、特定の洗浄
剤と洗浄方式とを採用することにより特に良好に発揮さ
れ、洗浄剤が同一であっても洗浄方式が異なる場合(比
較例1〜4)には、このような優れた効果は得られな
い。また、洗浄方式は同様であっても洗浄剤が異なる場
合(参考例)には、洗浄効果が若干劣るものとなる。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の油付着物の
洗浄装置によれば、油分の脱脂洗浄効果に優れ、しかも
安全性及び作業環境衛生性が良好で、環境汚染のおそれ
のない、良好な洗浄剤を用いて、油分が付着した被洗浄
物を効率的に洗浄して良好な洗浄処理品を得ることがで
きると共に、被洗浄物から洗浄除去された油分を効率的
に除去し、洗浄廃液の処理作業の軽減及び処理コストの
低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油付着物の洗浄装置の一実施例を示す
断面図である。
【符号の説明】 1 洗浄液 2 洗浄槽 3 網篭 5 スプレーヘッダー 5A スプレーノズル 6 オイルスキマー装置 7 油分回収槽 10 被洗浄物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅沼 哲夫 岡山県倉敷市潮通三丁目10番地 三菱化成 株式会社水島工場内 (72)発明者 広田 憲一 神奈川県藤沢市宮前678 日東化学産業株 式会社藤沢営業所内 (72)発明者 山田 等 神奈川県藤沢市宮前678 日東化学産業株 式会社藤沢営業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に油分が付着した被洗浄物を浸漬洗
    浄するための、N−メチル−2−ピロリドンを含有する
    洗浄剤を収容する洗浄槽、 該洗浄槽内の下部に設けられたガス分散器と、該ガス分
    散器にガスを供給する手段とからなり、該ガス分散器か
    らガスを洗浄剤中に吹き込み、被洗浄物に付着する油分
    の除去並びに該油分の浮上分離を促進させるガス導入装
    置、及び、 浮上した油分を該洗浄槽から分離除去するための油分除
    去装置を備えてなることを特徴とする油付着物の洗浄装
    置。
JP18620693A 1992-07-29 1993-07-28 油付着物の洗浄装置 Pending JPH06220671A (ja)

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