JPH0621826A - ディジタルオーディオデータ圧縮方式 - Google Patents

ディジタルオーディオデータ圧縮方式

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JPH0621826A
JPH0621826A JP35142991A JP35142991A JPH0621826A JP H0621826 A JPH0621826 A JP H0621826A JP 35142991 A JP35142991 A JP 35142991A JP 35142991 A JP35142991 A JP 35142991A JP H0621826 A JPH0621826 A JP H0621826A
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JP
Japan
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bits
sample value
bit
digital audio
audio signal
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Application number
JP35142991A
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English (en)
Inventor
Toshio Koizumi
利雄 小泉
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Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタルオーディオ信号の品位を損なうこ
となく、ビット削減によるデータ圧縮を行う。 【構成】 16ビットに直線量子化したディジタルオー
ディオ信号の標本値から、前後の標本値の加算平均値を
引いた標本値の、上位8ビットパターンの生起確率に従
ってビットパターンを再マッピングし、ハフマン符号化
することにより約17%のビット圧縮を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号変換法に係わり、
ビット削減によるデータ圧縮方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビット数の削減を狙った技術で入出力特
性を折れ線特性にした、ビット数削減方法を従来例とし
て図7に示す特性図によって説明する。説明を簡単にす
るためディジタルオーディオデータを5ビットで表現
し、これを4ビットに削減するものとする。いずれも2
の補数形で表されるものとする。入力のディジタルオー
ディオデータは−16〜15までの値を取り得る。同様
に出力側では−8〜7までの値を取り得る。入力側の標
本値が小さいとき、例えば1,2,3,4のときはその
ままの出力とする。入力側の標本値が大きくなったとき
同図に示すように入力側の複数個の標本値に対して1つ
の出力標本値を割り当てる。こうすることにより5ビッ
トで表現されたディジタルオーディオデータは4ビット
にビット削減される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入力側
のディジタルオーディオデータが正弦波状に変化してい
るとき、4ビットで表された出力側のディジタルデータ
は正しい正弦波を表さず、歪んだ波形となってしまう問
題があった。本発明の目的は、ディジタルオーディオ信
号の標本値の表す波形を歪ませることなく、標本値のビ
ット数を削減することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため本発明では、ア
ナログオーディオ信号を標本化し、16ビット直線量子
化したディジタルオーディオ信号の、標本値から前後2
つの標本値の加算平均値を減算して成る標本値系列の、
各標本値の上位8ビットパターンのうち生起確率の高い
ビットパターンを、8ビット未満の短いビット数のパタ
ーンにマッピングし、生起確率の低いビットパターンを
8ビット以上のビットパターンにマッピングする、ハフ
マン符号化することによりビット削減を行うことを特徴
とするディジタルオーディオデータ圧縮方式。
【0005】オーディオ信号を正弦波形にて代表させた
とき標本化、量子化の過程は周知の通り図1のように示
される。同図は16ビット直線量子化の例で標本値はオ
フセットバイナリをヘキサデシマルで表現してあり、標
本点は代表的な点を選んで表示している。図1において
標本点aと標本点cの標本値の加算平均値を標本点bの
標本値から差し引く。つまり$7736−1/2($7
148+$7d00)=$0012となり、標本点bの
標本値の代わりに上記の演算後の標本値を用いれば、標
本点bの標本値はより少ないビット数で表現されうる。
各標本点においてそれぞれ同様な演算を行い、より少な
いビット数で表現された標本値を得ることができ、この
様子を図2に示す。相続く標本点の標本値をyi(i:
integer),演算後の標本値を△iと表すと、上
記の演算は一般に次式で示される。 △i=yi−1/2(yi-1+yi+1)・・・・・(1) 従って(1)式により元の標本値系列yiから新しい標
本値系列△iに変換される。元の標本値系列yiは
(1)式を基に逆算できる。ここでは簡単のため△i,
△i+1,△i+2からなる例を示す。 △i =yi −1/2(yi-1+yi+1) △i+1=yi+1−1/2(yi +yi+2) ・・・・・(2) △i+2=yi+2−1/2(yi+1+yi+3) から yi =3/4yi-1+3/2△i+△i+1+1/2△i+2+1/4yi+3 yi+1=1/2yi-1+△i+△2i+1+△i+2+1/2yi+3 ・・・(3) yi+2=1/4yi-1+1/2△i+△i+1+3/2△i+2+3/4yi+3 と示される。つまり図2に示すようにyi-1・・・yi+3
の5個の標本値系列の代わりに、yi-1,△i,△i+1,
△i+2,yi+3の標本値系列を使用してもディジタルオー
ディオ信号として品位を損なわない。一般に図2(b)
において元の標本値系列yi-1,yi+N(N=1,2,3
・・・)の間に挟まれる△i+N-1系列を長くした、演算
後の標本値系列を構成しても良いことは勿論である。
【0006】次に△i+N系列について述べる。△i+Nも1
6ビットで表現されているが、その16ビットを上位、
下位それぞれ8ビット毎に区切って考える。隣合う標本
値間には相関があるディジタルオーディオ信号の性質か
ら、△i+Nの上位8ビットは特定のビットパターンが高
い生起確率を持つ偏った分布となる。実際のディジタル
オーディオ信号としてコンパクトディスクに記録されて
いる標本値系列から算出した1006個の△i+Nの例を
調べた。
【0007】その結果を図3に示す。同図において横軸
は△i+Nの上位8ビットをヘキサデシマル表示したもの
で右側が正,左側が負である。縦軸はその8ビットパタ
ーンの発生数である。同図に見る通り△i+Nの上位8ビ
ットパターンは256通り考えられるうち$F6〜$O
8までのパターンしか現れてこない。理論的には256
通り有り得るが確率的にはここで示した測定例に限らず
$OO,$FFを中心とする特定のビットパターンが数
多く現れる。
【0008】コンパクトディスクの例にならい標本化周
波数44.1KHzのとき△i+Nの最上位ニブルが$O
または$Fに固定される振幅・周波数範囲は図4に示す
斜線内になる。同図において振幅0dBは量子化レベル
+32767〜−32768の間で振れる最大正弦波振
幅を表す。図4に見る通り大半のオーディオ信号の場
合、△i+Nの最上位ニブルは$Oまたは$Fになる。
【0009】図3に示した分布を基に△i+Nの上位8ビ
ットにハフマン符号化を行う。その符号化例を図5に示
す。同図は図3において生起確率の高い4個のビットパ
ターンに3ビットを割り振り、次に生起確率の高い4個
のビットパターンに4ビットを割り振り、以下順次同様
の操作を行い残る240個のビットパターンには12ビ
ットを割り振った。ハフマン符号の性質からこれらの長
短のビット語が連続してもそれらのビット語間の切れ目
が一様に判続できることは勿論である。この符号化の結
果、8ビットのデータは同図中に示す通り平均して3.
615ビットにて表現される。従って(8−3.61
5)/8=54.8%にデータ量が削減されたことにな
る。
【0010】
【作用】アナログオーディオ信号を標本化し、16ビッ
ト直線量子化したディジタルオーディオ信号に対し、上
記手段を用いることによって、元の信号に何等影響を与
えることなく、約17%のビット圧縮を行うことが出来
る。
【0011】
【実施例】前述の手法によりディジタルオーディオ信号
の所要ビット数は削減することが可能である。しかし標
本値系列△i+Nから元の標本値系列yi+Nに戻すには演算
を要するから、長い標本値系列△i+Nを用いるのは演算
が複雑になり好ましくない。一方標本値系列△i+Nを短
くしていくとビット削減の効果が薄れていく。ここでは
2つの元の標本値系列yi-1,yi+4に挟まれた4つの標
本値系列△i,△i+1,△i+3からなる形式を提唱する。
その複合標本値系列及びそのデータ形式を図6に示す。
同図において標本値yi-1,yi+4は何等操作を施さずそ
のまま上位,下位それぞれ8ビットを保有する。演算後
の標本値△i,△i+1,△i+2,△i+3 はその下位8ビッ
トは何等操作を施していないから、同図のそれぞれの位
置に収納する。上位8ビットは前述の操作により平均
3.615ビットに削減されているから4個の標本値を
連ねて16ビットスロットに収納する。こうして6個の
標本値を80ビットスロットに収納する。ハフマン符号
の性質から上述の16ビットスロット部分は4個の標本
値を連ねたとき16ビットスロットを上回る場合もあ
り、下回る場合もある。図6に示した80ビットスロッ
トを1つの単位長(以後セクターと呼ぶ)とするとき、
前者の場合16ビットスロットからはみだしたビットは
次のセクタの該当する位置に収納する。後者の場合次の
セクタの該当する位置に収納すべきビットを繰り上げて
空きスロットに収納する。16ビットスロットに対し、
収納すべきビット数は平均して4×3.615=14.
46ビットであるから幾つかのセクタを経過すると必ず
大量の空きスロットが生じてくる。このときは図5のコ
ード表に現れてこないビットパターン、つまり“0”又
は“1”が13個以上連なるビットパターンにて空きス
ロットを埋めておく。こうすることで伝送または記録の
ときに起ると想定されるエラーが無限に伝播する恐れを
排除できる効果もある。こうして収納したハフマン符号
は適量のバッファメモリを用意すれば前述の演算により
元の標本値系列yi+N に変換される。また図6に示した
セクタ形式にまとめておけば、伝送、記録のためエラー
訂正、検出符号を付与する場合にもハフマンコードを収
納してある16ビットスロットを8ビット,8ビットに
分割して考えることによりバイト単位の符号構成が可能
となる。
【0012】
【発明の効果】上述の如くすることにより6個の16ビ
ットの標本値つまり計96ビットのディジタルオーディ
オ信号を80ビットにて表現できる。これは約16.7
%のビット圧縮効果を生む。かつディジタルオーディオ
信号の品位には何等影響を与えない。この結果、伝送ま
たは記録のときに実現の容易さ、コストの低減が見込め
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーディオ信号を標本化量子化する模式図。
【図2】標本値を元に差分標本値を得る方法を示す図。
【図3】標本値の上位8ビットの分布を示す図。
【図4】桁制限した演算後の標本をもって表現できる振
幅・周波数範囲を示す図。
【図5】ハフマンコード表
【図6】複合標本値形式を示す図。
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】オーディオ信号を標本化量子化する模式図。
【図2】標本値を元に差分標本値を得る方法を示す図。
【図3】標本値の上位8ビットの分布を示す図。
【図4】桁制限した演算後の標本をもって表現できる振
幅・周波数範囲を示す図。
【図5】ハフマンコード表
【図6】複合標本値形式を示す図。
【図7】従来例を説明するための入力特性図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号を標本化して16ビット
    に直線量子化したディジタルオーディオ信号において、
    時間軸上で現在の標本値の1つ前と後の標本値の加算平
    均値を、現在の標本値から減算して得られた新しい標本
    値系列の、各標本値の上位8ビットパターンのうち生起
    確率の高いビットパターンを、8ビット未満の短いビッ
    ト数のパターンにマッピングし、生起確率の低いビット
    パターンを、8ビット以上のビットパターンにマッピン
    グするハフマン符号化することにより、ビット削減を行
    うことを特徴とするディジタルオーディオデータ圧縮方
    式。
JP35142991A 1991-12-12 1991-12-12 ディジタルオーディオデータ圧縮方式 Pending JPH0621826A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100668299B1 (ko) * 2004-05-12 2007-01-12 삼성전자주식회사 구간별 선형양자화를 이용한 디지털 신호 부호화/복호화방법 및 장치

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950328