JPH06218102A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH06218102A
JPH06218102A JP5034834A JP3483493A JPH06218102A JP H06218102 A JPH06218102 A JP H06218102A JP 5034834 A JP5034834 A JP 5034834A JP 3483493 A JP3483493 A JP 3483493A JP H06218102 A JPH06218102 A JP H06218102A
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JP
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JP5034834A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラックが発生せず長期間に亘ってきれいな
装飾を保持することができる転写印刷によって装飾面を
装飾した遊技装置を備えた遊技機を提供する。 【構成】 遊技装置としてのリール本体51の図柄表示
面52に転写印刷で図柄を形成する場合に、その転写印
刷で使用する転写シート80の少なくとも接着層86を
柔軟性があり且つ他の成分と混合し易いビニル系接着剤
とした。 【効果】 温度・湿度の変化によっても印刷部分にクラ
ックが発生せず、長期間に亘ってきれいな装飾を保持す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写印刷により色彩や
模様等が施された遊技装置を備えた遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機(例えば、パチンコ遊技
機、アレンジ式パチンコ遊技機、スロットマシーン等)
に設けられる遊技装置(例えば、回転ドラム装置)に
は、色彩や模様等を施して装飾効果を高めるようにして
いるが、これらの装飾は、その装飾面に直接ペイントで
描くか、あるいは色彩や模様等が形成された装飾シール
を貼付することにより施していた。上記した装飾面形成
方法のうち、ペイントで色彩や模様等を描くことは、手
間がかかり製作コストが高くつくという欠点があり、ま
た、装飾シールを貼付する装飾面形成方法は、長期間の
使用により装飾面の裏面に配置される発光源等の影響に
より装飾シールが剥れるという欠点があった。そこで、
本出願人は、上記した欠点を解消するために、先に特願
平4−139981号で転写印刷により装飾面に装飾を
施すものを示した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た転写印刷において装飾面を形成した場合には、使用中
に印刷部分にクラックが発生し、色彩や模様等が汚くな
り、却って装飾効果を減退するということが分かった。
そこで、本出願人は、鋭意研究した結果、クラックの発
生原因が転写シールの接着層を構成する成分がアクリル
系接着剤又はウレタン系接着剤であることが問題である
ことを突き止めた。しかして、本発明の目的とするとこ
ろは、クラックが発生せず長期間に亘ってきれいな装飾
を保持することができる転写印刷によって装飾面を装飾
した遊技装置を備えた遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、転写印刷により色彩や模様
等が施された遊技装置を備えた遊技機において、前記転
写印刷で使用する転写シートの少なくとも接着層をビニ
ル系接着剤としたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】実験の結果、転写シートの接着層をビニル系接
着剤とすることにより、温度・湿度を変化させても印刷
部分にクラックが発生せず、長期間に亘ってきれいな装
飾を保持することができた。これは、アクリル系接着剤
やウレタン系接着剤と異なり、ビニル系接着剤が柔軟性
があり且つ他の成分と混合し易いことに起因しているも
のと考えられる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図6を参照して、実施例に係る遊
技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤1の構成に
ついて説明する。図6は、遊技盤1の拡大正面図であ
る。図において、遊技盤1の表面には、発射された打玉
を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立され、
該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を構成し
ている。遊技領域3のほぼ中央上部には、複数(3つ)
の回転体としてのリール本体51を有する可変表示装置
30が配置されている。可変表示装置30のリール本体
51の外周面には、本実施例の要部を構成する転写印刷
により装飾が施されているが、その詳細な構成は、後に
詳述する。
【0007】可変表示装置30の下方には、前記リール
本体51の回転を許容する始動入賞口4a,4bが設け
られている。この始動入賞口4a,4bに入賞した入賞
玉は、遊技盤1の裏面に導かれて始動入賞玉検出器5に
よって検出される。なお、始動入賞口4a,4bへの入
賞に基づく可変表示装置30の回転は、所定回数(例え
ば、4回)記憶され、その旨が可変表示装置30に設け
られる始動入賞記憶表示器38によって表示されるよう
になっている。
【0008】前記可変表示装置30の下方に入賞領域7
を有する可変入賞球装置6が設けられている。可変入賞
球装置6は、前記遊技盤1に取り付けられる取付基板を
有し、その取付基板の上部に長方形状の入賞領域7が開
設されている。この入賞領域7には、下端両サイドを軸
支して、取付基板に対して垂直方向に開閉自在とされる
開閉板8によって塞がれている。この開閉板8は、開閉
板用ソレノイド9によって開閉制御され、開成中には、
遊技盤1の表面を落下する打玉を受止めて入賞領域7に
導き入賞玉とする。また、入賞領域7の内部は、2つに
区画され、その右側に特定入賞口が設定され、左側に通
常入賞口が設定される。特定入賞口には、特定玉検出器
10が設けられ、また、通常入賞口に入賞した打玉を検
出する入賞玉検出器11も設けられている。この特定玉
検出器10及び入賞玉検出器11で検出された打玉数
は、入賞領域7の下方に設けられる入賞個数表示器12
に表示される。また、入賞個数表示器12の左右には、
前記特定入賞口に入賞して特定玉検出器10をONした
ときに、継続権が成立した旨を報知するV表示LED1
3が設けられている。更に、可変入賞球装置6の取付基
板の左右部には、通常の入賞口14a,14bが一体的
に形成されている。
【0009】しかして、上記のように構成される可変入
賞球装置6は、以下のように作動する。即ち、打玉がい
ずれかの始動入賞口4a,4bに入賞して始動入賞玉検
出器5をONさせると、可変表示装置30のリール本体
51が回転を開始し、一定時間(例えば、5秒)が経過
すると、左側のリール本体51から順次停止され、すべ
てのリール本体51の停止時の識別情報の組み合せが所
定の表示態様となったときに特定遊技状態となる。そし
て、この特定遊技状態においては、可変入賞球装置6の
開閉板8が所定期間(例えば、20秒経過するまで、あ
るいは10個の入賞玉が発生するまで)開放するように
設定され、その開放している間遊技盤1の表面を落下す
る打玉を受止めるようになっている。そして、入賞領域
7内に設けられた特定入賞口に入賞すると、再度上記し
た開放状態を繰り返し、特定入賞口に入賞玉が発生する
毎に開放状態を最高16回繰り返すことができるように
なっている。
【0010】更に、遊技盤1の表面には、前記可変表示
装置30の上部左右側方に風車ランプ15a,15bが
設けられ、下部側方に通過口16a,16bと該通過口
16a,16bに連続する通常の入賞口17a,17b
とが設けられている。通過口16a,16bは、遊技領
域3を落下する打玉が単に通過するもので、その通過し
た打玉を下部の入賞口17a,17bに導く。入賞口1
7a,17bは、受け入れた打玉を左右に揺動させた
後、玉入口18a,18bから遊技盤1の裏面に誘導し
て入賞玉とするものである。また、前記風車ランプ15
a,15bは、前記特定遊技状態時や始動入賞時等に点
灯又は点滅してその旨を報知するものであり、同様な機
能を有するものとして、遊技領域3の左右にサイドラン
プ19a,19bが設けられている。なお、遊技領域3
の入口部分の内側誘導レール2の上端には、遊技領域3
に到達した打玉が逆流しないようにするため、逆流防止
装置20が取り付けられている。また、遊技盤1の表面
の最下方には、上記したいずれの入賞領域にも入賞しな
かった打玉が遊技盤1の後方に導かれるアウト口21が
設けられている。
【0011】次に、本実施例の要部を構成する遊技装置
としての可変表示装置30の構成について図1乃至図6
を参照して説明する。可変表示装置30は、前記遊技盤
1の表面に取り付けられる取付基板31と、遊技盤1の
裏面に取り付けられる回転ドラム装置50を含む駆動装
置部40とに分けられる。そこで、まず遊技盤1の表面
に取り付けられる取付基板31の構成について図6を参
照して説明する。
【0012】取付基板31には、長方形状の窓開口32
が開設され、該窓開口32にドラム透明カバー33が嵌
め込まれている。また、窓開口32の上部には、入賞口
34が形成され、該入賞口34の下部前方に前記可変入
賞球装置6の開閉板8の継続回数を表示する開成回数表
示器37が臨むようになっている。また、取付基板31
の窓開口32の上部偶角部には、障害部材35a,35
bがビスにて螺着され、窓開口32の下部偶角部にも、
玉誘導部材36a,36bがビスにて螺着されている。
障害部材35a,35bは、遊技領域3を落下する打玉
が前記ドラム透明カバー33に直接衝突するのを避ける
ために設けられるものであり、玉誘導部材36a,36
bは、遊技領域3を落下する打玉の一部を受け止めて一
旦後方に導きその後側方に誘導して可変表示装置30の
中央部分から前記始動入賞口4a,4bに向けて落下せ
しめるものである。
【0013】また、前記ドラム透明カバー33は、3つ
のリール本体51の表面に描かれた識別情報(図柄)が
3つ分見えるような大きさに選ばれており、その表面に
は、各リール本体51に形成される3つの図柄の組合せ
当りラインを表示する当りラインが転写印刷により印刷
されている。この転写印刷における転写シートは、後述
する転写シート80と同様に、その接着層をビニル系接
着剤で構成することが望ましい。なお、識別情報がより
大きく見えるようにドラム透明カバー33をレンズ状に
形成しても良い。
【0014】次に、可変表示装置30の一方の構成要素
である駆動装置部40の構成について図1乃至図5を参
照して説明する。駆動装置部40は、図4に示すよう
に、ドラム装置収納体41と回転ドラム装置50とから
構成される。そこで、まず、ドラム装置収納体41につ
いて図4を参照して説明する。図4は、駆動装置部40
の正面から見た分解斜視図である。
【0015】図において、回転ドラム装置50を収納す
るドラム装置収納体41は、前方が開放した箱状に形成
され、その前方の開口42から3つの回転ドラム装置5
0を挿入支持することができるようになっている。具体
的には、ドラム装置収納体41の上下には、各回転ドラ
ム装置50に対応するように複数の案内溝43が形成さ
れている。この案内溝43は、一対の案内突片44によ
って形成されるものである。また、各案内溝43の前端
縁には、位置決め凹部45が形成され、回転ドラム装置
50の固定板71の前端上下に形成される後述する位置
決め凸部72が係合するようになっている。
【0016】また、ドラム装置収納体41の開口上下に
は、止着片47と係止片46とが設けられている。止着
片47及び係止片46は、共にドラム装置収納体41の
後端からその上面に沿って延設される金属性の板片を曲
折して形成され、遊技盤1の裏面に取り付けられる取着
板(図示しない)に係合及び螺着して回転ドラム装置5
0を内蔵したドラム装置収納体41を遊技盤1の裏面に
取り付けるものである。一方、ドラム装置収納体41の
裏面には、プリント配線基板48が取り付けられてい
る。このプリント配線基板48には、その前方側に各回
転ドラム装置50に対応するコネクタ49が植立され、
その後面側に図示しないコントロール基板と接続するた
めの基板接続コネクタが植立されている。コネクタ49
は、後述するコネクタ73が連結されるものである。
【0017】上記のように構成されるドラム装置収納体
41に回転ドラム装置50を支持固定するためには、回
転ドラム装置50のリール本体51及びステッピングモ
ータ76が設けられる固定板71を案内溝43に沿って
後方へ押し込む。また、固定板71を最後まで押し込ん
だときには、回転ドラム装置50側に設けられるコネク
タ73が自然にプリント配線基板48に植立されるコネ
クタ49に連結される。これにより、回転ドラム装置5
0に設けられるステッピングモータ76及び後述する照
射装置74への電気的な接続作業が完了する。即ち、本
実施例においては、リール本体51とステッピングモー
タ76とが固定される固定板71には、ステッピングモ
ータ76及び照射装置74からの配線が接続されるコネ
クタ73が設けられ、一方、固定板71を支持固定し且
つリール本体51を収納するドラム装置収納体41に
は、コネクタ49が設けられているので、固定板71を
収納体71に支持固定するだけで、コネクタ73とコネ
クタ49とが連結されるため、配線の接続作業を特別に
行う必要はなく、また、配線を傷付けることもない。
【0018】次に、上記したドラム装置収納体41に収
納される回転ドラム装置50について、図1乃至図5を
参照して説明する。図1は、リール本体51の図柄表示
面52に転写される転写シート80の拡大断面図及び組
成一覧表図であり、図2は、リール本体51の側方正面
図であり、図3は、リール本体51の側方断面図であ
り、図5は、転写シート80を転写する転写機90の概
略図である。回転ドラム装置50は、図4に示すよう
に、リール本体51と該リール本体51を回転駆動する
駆動部70とから構成される。
【0019】リール本体51は、図2(A)及び図3に
示すように、複数の識別情報(図柄)が形成される筒状
の図柄表示面52と、該図柄表示面52の一端面側から
図柄表示面52の幅寸法のほぼ中心に位置する中心軸部
54に向って六角対角線状に形成されるリールフレーム
53とから構成されている。中心軸部54には、断面
「D」字状のD型固定凹部55が形成されると共に、そ
のD型固定凹部55の中心に止め穴56が穿設されてい
る。このD型固定凹部55には、後述するステッピング
モータ76の出力軸77が所定の位置関係で嵌入される
ようになっている。また、リールフレーム53と図柄表
示面52との内側の接続部及びリールフレーム53と中
心軸部54との外側の接続部には、補強リブ57が形成
され、合成樹脂で形成される図柄表示面52の剛性を強
めている。この剛性強化のため、リールフレーム53自
体の断面形状が図2(B)に示すように、円弧状に形成
されると共に、図3に示すように、第1屈曲部58と第
2屈曲部59とにより、段差状に形成して、剛性を高め
ている。また、6本あるリールフレーム53のうちの1
つのリールフレーム53の図柄表示面52寄りには、図
柄表示面52に図柄を転写する際の基準となる基準穴6
0(基準穴60でなくても、基準突起等の他の位置決め
手段でもよい)が形成されると共に、転写図柄に代えて
従来の図柄シールを図柄表示面52に貼付する場合(例
えば、発光源を内蔵しない可変表示装置で使用する場
合)に、その基準となるシール貼付基準位置61がリー
ル本体外周部側面に形成されている。なお、図2(B)
は、(A)のa−a線で切断した断面図であり、図2
(C)は、(A)のb部の拡大図であり、図2(D)
は、(A)の矢印c方向から見た図柄表示面52の部分
正面図である。
【0020】次に、上記のように構成されるリール本体
51が取り付けられる駆動部70の構成について図4を
参照して説明する。しかして、駆動部70は、前記リー
ル本体51を回転駆動するステッピングモータ76と、
該ステッピングモータ76を固定する固定板71と、前
記リール本体51の内側面から光を照射する照射装置7
4と、から構成されている。
【0021】まず、固定板71には、その中央にステッ
ピングモータ76が固着されるが、該ステッピングモー
タ76の出力軸77に前記リール本体51が固着され
る。また、固定板71の前端上下には、上下方向に延設
される位置決め凸部72が形成されると共に、後端上部
に前記コネクタ49と接続されるコネクタ73が固着さ
れている。このコネクタ73には、固定板71に設けら
れるステッピングモータ76と照射装置74の配線78
が接続されている。更に、固定板71の前方には、内部
が仕切板によって複数(3つ)に区画された反射収容室
内にランプ75を有する照射装置74が止着されてい
る。
【0022】以上、回転ドラム装置50の構成について
説明してきたが、リール本体51を駆動部70に固着し
たときには、図3に示すように、リール本体51がステ
ッピングモータ76及び照射装置74を完全に内部に含
んだ状態となり、その状態で複数の回転ドラム装置50
をドラム装置収納体41内に並列状に設置して、3列か
らなる可変表示装置30を構成することができる。
【0023】ところで、リール本体51の図柄表示面5
2には、図1(A)に示すように、転写シール80が貼
付されているが、この転写シール80は、ポリエステル
フィルム81上に剥離層82、インク層83、蒸着層8
4、アンカー層85、及び接着層86の順で積層するこ
とにより形成される。そして、インク層83、蒸着層8
4、及びアンカー層85によって色彩や模様等が形成さ
れる図柄層が構成され、接着層86によって上記図柄層
が被接着材(本実施例の場合には、リール本体51の図
柄表示面52)に接着されるようになっている。また、
剥離層82は、次に説明する転写機90により図柄層が
被接着材に転写印刷された後にポリエステルフィルム8
1との剥離が容易に行われるためのものである。
【0024】上記した各層82〜86のより具体的な成
分は、図1(B)に示すように、剥離層82がアクリル
・ビニル系樹脂によって構成され、インク層83が顔料
とビニル系樹脂との混合によって形成される各色で色彩
や模様等が描かれて構成され、蒸着層84がアルミニュ
ウム蒸着されることにより構成(このアルミニュウム蒸
着は、インク層83の黄色とによって金色を呈するもの
である)され、アンカー層85及び接着層86がビニル
系樹脂によって構成されている。なお、インク層83に
おける乳白及び白色は、被接着材が例えば乳白色のポリ
カーボネイト(PC樹脂)で構成されている場合には、
必要ない。また、図示の実施例では、インク層83中の
黄色は、ウレタン系樹脂を染料着色することにより構成
されている。なお、ビニル系樹脂としては、塩化ビニー
ル又は酢酸ビニール等であれば良い。
【0025】リール本体51の図柄表示面52への転写
印刷は、図5に示すような転写機90によって行われ
る。図5は、転写機90の概略図である。図において、
転写シート80を転写機90の転写シート送り装置94
間に差し渡し、一方、転写機90の下方に設けられる被
転写体規制部材95に被転写体であるリール本体51を
中心部の中心軸部54と外周部の基準穴60とで所定の
位置に精度良く固定する。なお、転写シート80に形成
された位置マーク(図示しない)を基準として転写シー
ト送り装置94間に差し渡される。その状態でヒータ9
1によって加熱された加熱ロール92がシリンダー93
によって押し下げられて転写シート80とリール本体5
1の図柄表示面52とが密着押圧され、その状態でリミ
ットスイッチ99により下限が検出されると、切欠部9
7が形成された円盤96が図示しないモータによって回
転せしめられ、該回転がベルトによって被転写体規制部
材95に伝達され、それと同期して転写シート送り装置
94も図示しないモータによって回転されて転写シート
80を移動させる。そして、円盤96の切欠部97がセ
ンサー98によって検出されることにより、円盤96及
び転写シート送り装置94を駆動しているモータの回転
が停止されると同時にシリンダー93が上昇せしめら
れ、これによって転写シート80の図柄がリール本体5
1の図柄表示面52に転写される。
【0026】しかして、本実施例においては、転写印刷
で使用する転写シート80の少なくとも接着層86をア
クリル系接着剤やウレタン系接着剤と異なり、柔軟性が
あり且つ他の成分と混合し易いビニル系接着剤としたの
で、温度・湿度の変化によっても印刷部分にクラックが
発生せず、長期間に亘ってきれいな装飾を保持すること
ができる。なお、本実施例のように、接着層86以外の
剥離層82、インク層83、及びアンカー層85の大部
分をビニル系樹脂で構成することにより、更に過酷な条
件下におけるクラックの発生をも防止することができ
る。
【0027】なお、上記した実施例では、転写印刷され
る遊技装置として可変表示装置30のリール本体51を
示したが、遊技盤1又はパチンコ遊技機に設けられるも
のであれば、どのような遊技装置(例えば、役物の装飾
板、枠板、上下の玉受皿、ベルト式可変表示部材等)で
あっても良い。また、遊技機としてパチンコ遊技機を示
したが、他の遊技機、例えば、アレンジ式弾球遊技機や
スロットマシン等であってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、遊技装置の装飾面に転写印刷で
使用する転写シートの少なくとも接着層を柔軟性があり
且つ他の成分と混合し易いビニル系接着剤としたので、
温度・湿度の変化によっても印刷部分にクラックが発生
せず、長期間に亘ってきれいな装飾を保持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技装置としてのリール本体の図柄表示面に転
写される転写シートの拡大断面図及び組成一覧表図であ
る。
【図2】リール本体の側方正面図である。
【図3】リール本体の側方断面図である。
【図4】可変表示装置を構成する駆動装置部の正面から
見た分解斜視図である。
【図5】転写シートを転写する転写機の概略図である。
【図6】遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤
の拡大正面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 30 可変表示装置 50 回転ドラム装置 51 リール本体 52 図柄表示面 74 照明装置 75 ランプ 76 ステッピングモータ 80 転写シート 81 ポリエステルフィルム 82 剥離層 83 インク層 84 蒸着層 85 アンカー層 86 接着層 90 転写機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写印刷により色彩や模様等が施された
    遊技装置を備えた遊技機において、 前記転写印刷で使用する転写シートの少なくとも接着層
    をビニル系接着剤としたことを特徴とする遊技機。
JP5034834A 1993-01-28 1993-01-28 遊技機 Pending JPH06218102A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5034834A JPH06218102A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 遊技機

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JP5034834A JPH06218102A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 遊技機

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