JPH06217505A - コアレスモータ - Google Patents
コアレスモータInfo
- Publication number
- JPH06217505A JPH06217505A JP556193A JP556193A JPH06217505A JP H06217505 A JPH06217505 A JP H06217505A JP 556193 A JP556193 A JP 556193A JP 556193 A JP556193 A JP 556193A JP H06217505 A JPH06217505 A JP H06217505A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- housing
- magnet
- magnetic flux
- reduced
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モ−タの小型化を図り、磁束の漏洩を防ぎ、
更にモ−タのトルク等の出力の低下を防ぐことを目的と
する。 【構成】 モ−タの中央に磁石1を設け、その外部に構
成されたコイル挿入部2に位置するコイルが回転する、
いわゆるコアレスモ−タにおいて、モ−タの外形を構成
するハウジング3の外周部に切削面4を設けることによ
りモ−タの小型化をはかる。更に前記ハウジング3の切
削面4に対してモ−タ中央に位置する磁石1の着磁方向
5を直角にすることにより、磁束の外部への漏洩およ
び、トルク等の出力の低下を防ぐ。
更にモ−タのトルク等の出力の低下を防ぐことを目的と
する。 【構成】 モ−タの中央に磁石1を設け、その外部に構
成されたコイル挿入部2に位置するコイルが回転する、
いわゆるコアレスモ−タにおいて、モ−タの外形を構成
するハウジング3の外周部に切削面4を設けることによ
りモ−タの小型化をはかる。更に前記ハウジング3の切
削面4に対してモ−タ中央に位置する磁石1の着磁方向
5を直角にすることにより、磁束の外部への漏洩およ
び、トルク等の出力の低下を防ぐ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コアレスモ−タの小型
化に関するものであり、さらに詳細には振動型ペイジャ
装置内に具備され、振動を発生させるコアレスモ−タに
関するものである。
化に関するものであり、さらに詳細には振動型ペイジャ
装置内に具備され、振動を発生させるコアレスモ−タに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のモ−タの小型化にともない、モ−
タの直径の減少、軸方向長の減少、ハウジングの薄型ジ
ン化が行われている。
タの直径の減少、軸方向長の減少、ハウジングの薄型ジ
ン化が行われている。
【0003】図3は従来のモ−タの小型化のためにモ−
タ直径を減少させたものを示すものである。
タ直径を減少させたものを示すものである。
【0004】図4は従来のモ−タの小型化のために軸方
向長を減少させたものを示すものである。
向長を減少させたものを示すものである。
【0005】図5は従来のモ−タの小型化のためにハウ
ジングの肉厚を減少させたものを示すものである。
ジングの肉厚を減少させたものを示すものである。
【0006】図6はハウジングの肉厚を十分にとった場
合の磁界解析による磁束線図を示すものである。
合の磁界解析による磁束線図を示すものである。
【0007】図7は従来のモ−タの小型化のためにハウ
ジングの肉厚を減少させた場合の磁界解析による磁束線
図を示すものである。
ジングの肉厚を減少させた場合の磁界解析による磁束線
図を示すものである。
【0008】図8は従来のモ−タの小型化のためにハウ
ジングに軸方向に平行に平行な薄肉部を有し、前記ハウ
ジングの内周部とは一定の空隙をおいて配置された、円
筒もしくは円柱状の永久磁石の着磁方向を前記ハウジン
グの厚肉部方向としたものを示すものであり図9はその
磁界解析による磁束線図を示すものである。
ジングに軸方向に平行に平行な薄肉部を有し、前記ハウ
ジングの内周部とは一定の空隙をおいて配置された、円
筒もしくは円柱状の永久磁石の着磁方向を前記ハウジン
グの厚肉部方向としたものを示すものであり図9はその
磁界解析による磁束線図を示すものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、図3に示すようなモ−タ直径を減少させ
る構成の場合、駆動機構部分が減少するのでトルク出力
の低下が見られる。
来の構成では、図3に示すようなモ−タ直径を減少させ
る構成の場合、駆動機構部分が減少するのでトルク出力
の低下が見られる。
【0010】また、図4のような軸方向長を減少させた
構成の場合、トルク出力の低下のみならず、回転駆動軸
振れも悪化する。
構成の場合、トルク出力の低下のみならず、回転駆動軸
振れも悪化する。
【0011】さらに、図5にみられるハウジングの薄型
化の場合、モ−タの機械的強度の低下および図7に見ら
れる磁束の漏洩が増加するといった問題を有している。
化の場合、モ−タの機械的強度の低下および図7に見ら
れる磁束の漏洩が増加するといった問題を有している。
【0012】そして、図8のように永久磁石の着磁方向
がハウジングの肉厚部方向であるものにおいては、図9
のように磁束の漏洩が見られる。
がハウジングの肉厚部方向であるものにおいては、図9
のように磁束の漏洩が見られる。
【0013】本発明は上記問題点を鑑み、従来の回転駆
動機構部分を変更することなく、トルク出力等の特性を
維持し、かつ、磁束の漏洩を低減できる小型コアレスモ
−タを提供することを目的とする。
動機構部分を変更することなく、トルク出力等の特性を
維持し、かつ、磁束の漏洩を低減できる小型コアレスモ
−タを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のモ−タは、磁性材料よりなるハウジング
と、前記ハウジングの内周部とは一定の空隙をおいて配
置された、円筒もしくは円柱状の永久磁石と、前記ハウ
ジングと永久磁石の空隙間に位置し、回転可能なコイル
よりなる、いわゆるコアレスモ−タにおいて、前記ハウ
ジングの肉厚が軸方向に平行な薄肉部を有するとき、前
記永久磁石の着磁方向は前記ハウジングの薄肉部方向で
あることを特徴とする構成を有している。
めに本発明のモ−タは、磁性材料よりなるハウジング
と、前記ハウジングの内周部とは一定の空隙をおいて配
置された、円筒もしくは円柱状の永久磁石と、前記ハウ
ジングと永久磁石の空隙間に位置し、回転可能なコイル
よりなる、いわゆるコアレスモ−タにおいて、前記ハウ
ジングの肉厚が軸方向に平行な薄肉部を有するとき、前
記永久磁石の着磁方向は前記ハウジングの薄肉部方向で
あることを特徴とする構成を有している。
【0015】
【作用】この構成では、磁気回路の点から見た場合、切
削した部分は磁束が集中しない不要な部分であるため、
切削しない場合と磁束の漏れは等価である。したがって
漏洩磁束は切削しない場合に比べ、増加することなく、
出力を維持することができる。また、切削はハウジング
の一部であるため、モ−タの機構部分の変更は不要でか
つ、機械的な強度も維持することができる。
削した部分は磁束が集中しない不要な部分であるため、
切削しない場合と磁束の漏れは等価である。したがって
漏洩磁束は切削しない場合に比べ、増加することなく、
出力を維持することができる。また、切削はハウジング
の一部であるため、モ−タの機構部分の変更は不要でか
つ、機械的な強度も維持することができる。
【0016】
【実施例】以下本考案の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0017】図1は本発明の断面図である。1は磁石、
2はコイル挿入部、3はハウジング、4はハウジングの
切削面、そして5は前記ハウジングの切削面に対して直
角な磁石の着磁方向である。
2はコイル挿入部、3はハウジング、4はハウジングの
切削面、そして5は前記ハウジングの切削面に対して直
角な磁石の着磁方向である。
【0018】以上のように構成されたモ−タについて、
図2を用いてその効果を説明する。図2は本発明の実施
例の磁束線図である。磁石1より発生した磁束は、コイ
ル挿入部2を通りハウジング3へ流れ込む、切削面4に
対して着磁方向5を直角に配置すると、磁束が集中しな
い不要な部分に切削面4が位置するため、図6の切削面
が無い場合と磁束の漏れは等価である。
図2を用いてその効果を説明する。図2は本発明の実施
例の磁束線図である。磁石1より発生した磁束は、コイ
ル挿入部2を通りハウジング3へ流れ込む、切削面4に
対して着磁方向5を直角に配置すると、磁束が集中しな
い不要な部分に切削面4が位置するため、図6の切削面
が無い場合と磁束の漏れは等価である。
【0019】以上のように本実施例によれば、漏洩磁束
は切削しない場合に比べ増加することなく、出力を維持
することができる。また、切削はハウジングの一部であ
るためモ−タの機構部分の変更は不要でかつ、機械的な
強度も維持することができる。
は切削しない場合に比べ増加することなく、出力を維持
することができる。また、切削はハウジングの一部であ
るためモ−タの機構部分の変更は不要でかつ、機械的な
強度も維持することができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明は磁性材料よりな
るハウジングと、前記ハウジングの内周部とは一定の空
隙をおいて配置された、円筒もしくは円柱状の永久磁石
と、前記ハウジングと永久磁石の空隙間に位置し、回転
可能なコイルよりなる、いわゆるコアレスモ−タにおい
て、前記ハウジングの肉厚が軸方向に平行な薄肉部を有
するとき、前記永久磁石の着磁方向は前記ハウジングの
薄肉部方向であることを特徴とすることにより、モ−タ
の小型化を行い更に、ハウジング3の外側への磁束の漏
洩を抑え、モ−タの出力の維持を実現するものである。
るハウジングと、前記ハウジングの内周部とは一定の空
隙をおいて配置された、円筒もしくは円柱状の永久磁石
と、前記ハウジングと永久磁石の空隙間に位置し、回転
可能なコイルよりなる、いわゆるコアレスモ−タにおい
て、前記ハウジングの肉厚が軸方向に平行な薄肉部を有
するとき、前記永久磁石の着磁方向は前記ハウジングの
薄肉部方向であることを特徴とすることにより、モ−タ
の小型化を行い更に、ハウジング3の外側への磁束の漏
洩を抑え、モ−タの出力の維持を実現するものである。
【図1】本発明の実施例におけるモ−タの断面図
【図2】本発明の実施例におけるモ−タの磁束線図
【図3】直径を減少した従来のモ−タ
【図4】軸方向長を減少した従来のモ−タ
【図5】ハウジング肉厚を減少した従来のモ−タ
【図6】ハウジングに切削面のない従来のモ−タの磁束
線図
線図
【図7】ハウジング肉厚を減少した従来のモ−タの磁束
線図
線図
【図8】永久磁石の着磁方向がハウジングの肉厚部方向
であるモ−タ
であるモ−タ
【図9】永久磁石の着磁方向がハウジングの肉厚部方向
であるモ−タの磁束線図
であるモ−タの磁束線図
【符号の説明】 1 磁石 2 コイル挿入部 3 ハウジング 4 切削面 5 着磁方向 6 コイル 7 軸受 8 回転駆動軸 9 磁石 10 コイル挿入部 11 ハウジング 12 磁石 13 コイル挿入部 14 ハウジング 15 切削面 16 着磁方向
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (1)
- 【請求項1】磁性材料よりなるハウジングと、前記ハウ
ジングの内周部とは一定の空隙をおいて配置された、円
筒もしくは円柱状の永久磁石と、前記ハウジングと永久
磁石の空隙間に位置し、回転可能なコイルよりなる、い
わゆるコアレスモ−タにおいて、前記ハウジングの肉厚
が軸方向に平行な薄肉部を有するとき、前記永久磁石の
着磁方向は前記ハウジングの薄肉部方向であることを特
徴とするコアレアスモ−タ
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP556193A JPH06217505A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | コアレスモータ |
US08/131,534 US5621260A (en) | 1992-10-07 | 1993-10-01 | Coreless motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP556193A JPH06217505A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | コアレスモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06217505A true JPH06217505A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11614621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP556193A Pending JPH06217505A (ja) | 1992-10-07 | 1993-01-18 | コアレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06217505A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014054167A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-03-20 | Canon Precision Inc | コアレスモータ |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP556193A patent/JPH06217505A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014054167A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-03-20 | Canon Precision Inc | コアレスモータ |
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