JPH0621744A - 厚みすべり水晶振動子 - Google Patents
厚みすべり水晶振動子Info
- Publication number
- JPH0621744A JPH0621744A JP40138990A JP40138990A JPH0621744A JP H0621744 A JPH0621744 A JP H0621744A JP 40138990 A JP40138990 A JP 40138990A JP 40138990 A JP40138990 A JP 40138990A JP H0621744 A JPH0621744 A JP H0621744A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oscillation
- thickness
- projection
- bridge
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 共振抵抗の低い、スプリアスのない厚みすべ
り振動子をエッチング法で得る。 【構成】 円形の厚みすべり振動子で、この振動部の周
辺の4個所から、2個所を一対にしたブリッジ部を構成
し、この一対に突出部を設け、この突出部が固着されて
支持される。これら各部分は一体的に構成され、水晶板
からエッチングにより同時に多数個が作られる。
り振動子をエッチング法で得る。 【構成】 円形の厚みすべり振動子で、この振動部の周
辺の4個所から、2個所を一対にしたブリッジ部を構成
し、この一対に突出部を設け、この突出部が固着されて
支持される。これら各部分は一体的に構成され、水晶板
からエッチングにより同時に多数個が作られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動部と支持部をエッチ
ング法によって一体に形成された厚みすべり水晶振動子
の形状に関する。特に、超薄型、小型化の要求の強いI
Cカード、ポケットベルや移動無線等の携帯機器の基準
信号源として最適な厚みすべり水晶振動子に関する。
ング法によって一体に形成された厚みすべり水晶振動子
の形状に関する。特に、超薄型、小型化の要求の強いI
Cカード、ポケットベルや移動無線等の携帯機器の基準
信号源として最適な厚みすべり水晶振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の厚みすべり水晶振動子は一般的に
機械加工による方法が採られ、長方形状あるいは円板形
状をしている。そして、長方形状は振動方向と同方向に
2本の支持線によって、一方、円板形状の支持は振動方
向とある角度を持って支持固定されている。
機械加工による方法が採られ、長方形状あるいは円板形
状をしている。そして、長方形状は振動方向と同方向に
2本の支持線によって、一方、円板形状の支持は振動方
向とある角度を持って支持固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来からの長方形状で
は振動子の幅方向を小さくできるが、長さ方向の支持固
定となるため、振動子の小型化には支持方法の点から自
ずと限界があった。一方、従来の機械加工による円板形
状は比較的大きな円板であるので、リード線による支持
方法が比較的容易であるが、更に小型化した場合には従
来の方法では振動モレが大きく、優れた電気的諸特性を
得ることができなかった。
は振動子の幅方向を小さくできるが、長さ方向の支持固
定となるため、振動子の小型化には支持方法の点から自
ずと限界があった。一方、従来の機械加工による円板形
状は比較的大きな円板であるので、リード線による支持
方法が比較的容易であるが、更に小型化した場合には従
来の方法では振動モレが大きく、優れた電気的諸特性を
得ることができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】それ故、本発明は以下の
方法で従来の課題を解決するものである。すなわち、エ
ッチング法によって振動部と支持部を一体に形成した厚
みすべり水晶振動子で、当該振動部の任意の4端部に各
々ブリッジ部が設けられ、同一方向に配設されたブリッ
ジ部はフレームを介して接続され、その中央部に突出部
を設け、当該振動部の形状は全て円形状を成すように、
振動子を構成することにより、本発明の目的を達成して
いる。
方法で従来の課題を解決するものである。すなわち、エ
ッチング法によって振動部と支持部を一体に形成した厚
みすべり水晶振動子で、当該振動部の任意の4端部に各
々ブリッジ部が設けられ、同一方向に配設されたブリッ
ジ部はフレームを介して接続され、その中央部に突出部
を設け、当該振動部の形状は全て円形状を成すように、
振動子を構成することにより、本発明の目的を達成して
いる。
【0005】
【作用】このように本発明の厚みすべり水晶振動子は、
円形状振動部、ブリッジ部、フレームと突出部から構成
されている。そして、両端部に設けられた突出部でリー
ド線あるいは台座等に支持固定されるので、超小型、薄
型で耐衝撃性に優れ、且つ、等価直列抵抗R1 の小さ
い、高いQ値を有する安価な厚みすべり水晶振動子を得
ることができる。
円形状振動部、ブリッジ部、フレームと突出部から構成
されている。そして、両端部に設けられた突出部でリー
ド線あるいは台座等に支持固定されるので、超小型、薄
型で耐衝撃性に優れ、且つ、等価直列抵抗R1 の小さ
い、高いQ値を有する安価な厚みすべり水晶振動子を得
ることができる。
【0006】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて具体的に述
べる。図1は本発明の厚みすべり水晶振動子の形状と励
振電極配置の一実施例の平面図(a)と側面図(b)を
示す。振動子1は円形状の振動部2、4つのブリッジ部
3、2個のフレーム4と2個の突出部5から構成されて
いて、エッチング法によって一体に形成されている。ま
た、全て円形状振動部2の上下面には励振電極6と7が
配置され、両電極間に交番電圧を印加することによって
厚みすべり振動を引き起こすことができる。次に、振動
モレについて述べると、本振動子は円形状振動部2の4
端部にブリッジ部3が各々設けられ、同一方向に延びた
ブリッジ部3はフレーム4を介して接続されている。更
に、フレーム4の中央部には突出部5が設けられている
構造になっている。それ故、円形状振動部2のエネルギ
ーは突出部5には全く伝わらないので、突出部5で半田
あるいは導電性接着剤等で支持固定しても等価直列抵抗
R1 の劣化を招くことなく、良好な特性が得られる。
尚、水晶の結晶軸に対する本振動子の突出部の方向は支
持固定する台座の材質によって決定される。すなわち、
X軸(電気軸)方向か、Y板から約35°15′傾いて
いるZ′軸方向に一般的には選ばれる。
べる。図1は本発明の厚みすべり水晶振動子の形状と励
振電極配置の一実施例の平面図(a)と側面図(b)を
示す。振動子1は円形状の振動部2、4つのブリッジ部
3、2個のフレーム4と2個の突出部5から構成されて
いて、エッチング法によって一体に形成されている。ま
た、全て円形状振動部2の上下面には励振電極6と7が
配置され、両電極間に交番電圧を印加することによって
厚みすべり振動を引き起こすことができる。次に、振動
モレについて述べると、本振動子は円形状振動部2の4
端部にブリッジ部3が各々設けられ、同一方向に延びた
ブリッジ部3はフレーム4を介して接続されている。更
に、フレーム4の中央部には突出部5が設けられている
構造になっている。それ故、円形状振動部2のエネルギ
ーは突出部5には全く伝わらないので、突出部5で半田
あるいは導電性接着剤等で支持固定しても等価直列抵抗
R1 の劣化を招くことなく、良好な特性が得られる。
尚、水晶の結晶軸に対する本振動子の突出部の方向は支
持固定する台座の材質によって決定される。すなわち、
X軸(電気軸)方向か、Y板から約35°15′傾いて
いるZ′軸方向に一般的には選ばれる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は円形状振動
部、ブリッジ部、フレームと突出部を化学的エッチング
法によって一体に形成される新形状の厚みすべり水晶振
動子を提案することにより、次の著しい効果を有する。 ブリッジ部を4端部に設け、各2個をフレームと接
続するので輪郭すべりモードを抑圧することができる。
部、ブリッジ部、フレームと突出部を化学的エッチング
法によって一体に形成される新形状の厚みすべり水晶振
動子を提案することにより、次の著しい効果を有する。 ブリッジ部を4端部に設け、各2個をフレームと接
続するので輪郭すべりモードを抑圧することができる。
【0008】 ブリッジ部、フレームと突出部から構
成される支持部を円形状振動部に付加接続することによ
り、振動モレがなく、等価直列抵抗R1 の小さい、高い
Q値を有する厚みすべり水晶振動子が得られる。 同時に、本振動子は化学的エッチング法によって形
成されるので、小型化、薄型化が可能である。
成される支持部を円形状振動部に付加接続することによ
り、振動モレがなく、等価直列抵抗R1 の小さい、高い
Q値を有する厚みすべり水晶振動子が得られる。 同時に、本振動子は化学的エッチング法によって形
成されるので、小型化、薄型化が可能である。
【0009】 本振動子の振動部は円形状をしている
ので、特に、厚みに依存するスプリアス振動を容易に除
去することができる。 振動子の両端部で支持固定されるので、耐衝撃性に
優れる。
ので、特に、厚みに依存するスプリアス振動を容易に除
去することができる。 振動子の両端部で支持固定されるので、耐衝撃性に
優れる。
【図1】本発明の厚みすべり水晶振動子の形状と励振電
極配置の一実施例の平面図(a)と側面図(b)を示
す。
極配置の一実施例の平面図(a)と側面図(b)を示
す。
1 振動子 2 円形状振動部 3 ブリッジ部 4 フレーム 5 突出部 6、7 励振電極
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年6月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (1)
- 【請求項1】 エッチング法によって振動部と支持部を
一体に形成した厚みすべり水晶振動子で、当該振動部の
任意4端部に各々ブリッジ部が設けられ、同一方向に配
設されたブリッジ部はフレームを介して接続され、その
中央部に突出部を設け、当該振動部の形状は全て円形状
を成していることを特徴とする厚みすべり水晶振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40138990A JPH0621744A (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | 厚みすべり水晶振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40138990A JPH0621744A (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | 厚みすべり水晶振動子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621744A true JPH0621744A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=18511221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40138990A Pending JPH0621744A (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | 厚みすべり水晶振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621744A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013042425A (ja) * | 2011-08-18 | 2013-02-28 | Seiko Epson Corp | 圧電振動片、圧電モジュール |
-
1990
- 1990-12-11 JP JP40138990A patent/JPH0621744A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013042425A (ja) * | 2011-08-18 | 2013-02-28 | Seiko Epson Corp | 圧電振動片、圧電モジュール |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06112760A (ja) | 捩り水晶振動子 | |
KR20020038462A (ko) | 라메 모드 수정 진동자 | |
JPS62230108A (ja) | 圧電振動子 | |
JPH0621744A (ja) | 厚みすべり水晶振動子 | |
JPS6316169Y2 (ja) | ||
JPS5851687B2 (ja) | 音叉型水晶振動子 | |
JPH0124368B2 (ja) | ||
JP2003101378A (ja) | ラーメモード水晶振動子 | |
JP2003273703A (ja) | 水晶振動子と水晶振動子の製造方法 | |
JP3363457B2 (ja) | 捩り水晶振動子 | |
JPH03191607A (ja) | 厚みすべり水晶振動子 | |
JP2709315B2 (ja) | 両端自由型屈曲水晶振動子 | |
JP2001237670A (ja) | 圧電振動子 | |
JP2003115747A (ja) | ラーメモード水晶振動子 | |
JPH0310507A (ja) | 屈曲水晶振動子 | |
JP2005094733A (ja) | 振動子と振動子ユニットと発振器と電子機器とそれらの製造方法 | |
JPH03291010A (ja) | 厚みすべり水晶振動子 | |
JPH0482314A (ja) | 厚みすべり水晶振動子 | |
JP2001074467A (ja) | エネルギー閉込め型圧電振動子および圧電振動ジャイロ | |
JPS6036901Y2 (ja) | Gtカツト水晶振動子 | |
JPH0310511A (ja) | 音叉型屈曲水晶振動子 | |
JP2003046360A (ja) | 二種類周波発振器及びその製造方法 | |
JPH01126009A (ja) | 小型水晶振動子 | |
JPH03116882A (ja) | 水晶振動子の製造方法 | |
JP2003101362A (ja) | 輪郭圧電結晶振動子とその製造方法 |