JPH06216947A - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

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JPH06216947A
JPH06216947A JP704093A JP704093A JPH06216947A JP H06216947 A JPH06216947 A JP H06216947A JP 704093 A JP704093 A JP 704093A JP 704093 A JP704093 A JP 704093A JP H06216947 A JPH06216947 A JP H06216947A
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JP
Japan
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transmission
data
circuit
polarity
signal
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JP704093A
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English (en)
Inventor
Takayuki Moriyama
隆幸 森山
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】正極性及び負極性の信号線を無極性化し、配線
作業に要する時間を短縮するとともに、配線作業のやり
直しをなくし、配線作業の効率化を図ることを目的とす
る。 【構成】正極及び負極の信号線2a,2bに送信回路8
から送信及び反転送信データが送信される。受信回路4
は支線3a,3bを介して信号線2a,2bから送信及
び反転送信データを入力し2値の受信データに変換す
る。零検出回路5は、電源投入後、受信回路4の2値の
受信データの奇数番目又は偶数番目の論理零を検出す
る。極性判定回路6は支線3a,3bを介して信号線2
a,2bから入力した伝送波形信号及び零検出回路5の
検出信号に基づいて少なくとも1つの信号線の極性を判
定する。送信極性切換回路7は判定回路6の判定結果に
基づき、信号線2a,2bの極性に合ったデータが送信
されるように送信回路8に出力する送信及び反転送信デ
ータの極性を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ伝送装置に係り、
詳しくは伝送信号の正極性となる信号線と負極性となる
信号線を伝搬するHBS(ホームバスシステム)規格準
拠のAMI(Alternate Mark Inversion)伝送波形信号
を送受信するデータ伝送装置に関する。AMI伝送波形
信号とは、デジタル信号を伝送する場合の伝送波形の一
つであり、ゼロ,プラス,マイナスの3値で構成され
る。例えば負論理の場合では、論理値「1」をゼロに、
論理値「0」をプラス又はマイナスのレベルに交互に割
り付ける方式による伝送波形信号である。
【0002】近年、HBS規格準拠のAMI伝送波形信
号を送受信するデータ伝送装置では、正極性及び負極性
の2つの信号線よりなる伝送路に結線される各データ伝
送装置の競合動作を確実に行わせることが要求されてい
る。そのため、上記2つの信号線の配線工事において
は、各データ伝送装置の送信データ及び反転送信データ
の極性を合わせる必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来、AMI伝送波形信号の正極性及び
負極性の信号線の配線工事においては、作業者が各信号
線の極性と各データ伝送装置の支線の極性とを十分に注
意しながら、各信号線に各データ伝送装置の支線を結線
して配線工事を行っていた。これは、AMI伝送波形信
号においては、正極性及び負極性の信号線に対して各デ
ータ伝送装置の正極性及び負極性の支線を間違って接続
してしまった場合には、競合判定が正しく行えなくなる
とともに、通信不能となってしまうためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、正極性及び
負極性の信号線の極性と、各データ伝送装置の支線の極
性とを十分にチェックしながら配線作業を進めるため、
配線作業に非常に時間がかかっていた。また、一旦配線
工事をした後で、誤った接続を修正するには壁材を取り
外すなど非常に困難を伴う場合が多い。従って、配線作
業の効率化が進まず、コストが高くなるといった問題を
生じていた。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、正極性及び負極性の両信号線を無極
性化することにより、配線作業に要する時間を短縮でき
るとともに、配線作業のやり直しをなくして配線作業の
効率化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。データ伝送装置1は正極性及び負極性の信号
線2a,2bに対してそれぞれ支線3a,3bを介して
結線されている。正極性の信号線2aには送信回路8か
ら正極性のAMI伝送波形信号よりなる3値の送信デー
タが送信される。負極性の信号線2bには送信回路8か
ら正極性のAMI伝送波形信号を反転させた負極性のA
MI伝送波形信号よりなる3値の反転送信データが送信
される。
【0007】受信回路4は支線3a,3bを介して正極
性及び負極性の信号線2a,2bから3値の送信データ
及び3値の反転送信データを入力し、両送信データを2
値の受信データに変換して入力する。
【0008】零検出回路5は、電源投入後、受信回路4
の2値の受信データの奇数番目又は偶数番目の論理零の
検出に基づいて検出信号を出力する。極性判定回路6
は、支線3a,3bを介して入力した正極性及び負極性
の信号線2a,2bからのAMI伝送波形信号及び零検
出回路5の検出信号に基づいて前記2つの信号線2a,
2bの少なくとも1つの信号線の極性を判定する。
【0009】そして、送信極性切換回路7は、極性判定
回路6の判定結果に基づき、正極性及び負極性の信号線
2a,2bの極性に合ったデータが送信されるように送
信回路8に出力する送信データ及び反転送信データの極
性を切り換える。
【0010】また、第2の発明では、極性判定回路の判
定結果をCPUに入力し、CPUにより送信極性切換回
路を制御して送信回路に出力する送信及び反転送信デー
タの極性の切り換えを行うようにしている。
【0011】
【作用】本発明では、電源投入後、零検出回路5により
受信回路4の2値の受信データの奇数番目又は偶数番目
の論理零が検出される。そして、極性判定回路6により
その検出信号と支線3a,3bを介して入力した正極性
及び負極性の信号線2a,2bからの3値のAMI伝送
波形信号とに基づいて少なくとも1つの信号線の極性が
判定される。そして、送信極性切換回路7により正極性
及び負極性の信号線2a,2bの極性に合ったデータが
送信されるように送信回路8に出力する送信データ及び
反転送信データの極性が切り換えられる。
【0012】従って、データ伝送装置から正極性及び負
極性の信号線に送信される送信データ及び反転送信デー
タは両信号線の極性に合ったデータとなり、信号線の無
極性化が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図2〜
図12に従って説明する。図2はホームバスシステムの
一例を示し、キッチン、リビング及び浴室に設けたホー
ムバスコントローラとしてのリモコン11,12,13
と給湯器本体14とは極性の異なる信号線15a,15
bを介して互いに接続されている。そして、本実施例で
はキッチンに設けたリモコン11がメインコントローラ
となっている。そして、信号線15a,15bのうち、
リモコン11から正極性のAMI伝送波形信号よりなる
3値の送信データが送信される信号線が正極性の信号線
となる。また、リモコン11から正極性のAMI伝送波
形信号を反転させた負極性のAMI伝送波形信号よりな
る3値の反転送信データが送信される信号線が負極性の
信号線となる。なお、本実施例の送信データ及び反転送
信データの1パケットは図7に示すように、それぞれス
タートビットと、8ビットのデータビットD0〜D7
と、パリティビットと、ストップビットとからなるもの
とする。
【0014】他の各リモコン12,13は信号線15
a,15bを介して受信したAMI伝送波形信号に基づ
いて所定の動作を実行する。また、各リモコン12,1
3は信号線15a,15bの極性に合った送信データ及
び反転送信データを送信するようになっている。
【0015】次に、各リモコン12,13の詳細を説明
するが、各リモコン12,13は同一構成であるので、
リモコン12についてのみ説明する。図3に示すよう
に、リモコン12から配線された支線20aは前記信号
線15aに対して結線されている。リモコン12から配
線された支線20bは前記信号線15bに対して結線さ
れている。各支線20a,20bには受信回路及び送信
回路としてのコンデンサ21,22が介装されている。
【0016】リモコン12は受信回路及び極性判定回路
を構成する第1の変換回路23、データレジスタ24、
零検出回路25、極性判定回路を構成する極性データレ
ジスタ26、切換設定回路27、セレクタ28を備えて
いる。また、リモコン12は入力レジスタ29、CPU
30、出力レジスタ31、第2の変換回路32及び送信
極性切換回路33を備えている。
【0017】第1の変換回路23は支線20a,20b
を介して前記信号線15a,15bからAMI伝送波形
信号の正極性又は負極性の送信データS1,S2を入力
する。第1の変換回路23は送信データS1,S2をN
RZ(No Return to Zero )波形よりなる2値の受信デ
ータS3に変換し、データレジスタ24及び零検出回路
25に出力する。また、第1の変換回路23は送信デー
タS1,S2の極性が正極性か負極性かを判定するため
の4つの判定信号S4〜S7を極性データレジスタ26
に出力するようになっている。
【0018】すなわち、図4に示すように、第1の変換
回路23のコンパレータ34は非反転入力端子に電源V
CCを抵抗R1,R2で分圧した電圧V1を入力するとと
もに、反転入力端子に送信データS1を入力している。
コンパレータ34は両入力信号に基づく判定信号S4を
出力する。なお、抵抗R2は抵抗R1より大きく設定さ
れており、VCC/2<V1<VCCとなっている。コンパ
レータ35は非反転入力端子に前記分圧電圧V1を入力
するとともに、反転入力端子に送信データS2を入力し
ている。コンパレータ35は両入力信号に基づく判定信
号S5を出力する。
【0019】コンパレータ36は反転入力端子に電源V
CCを抵抗R3,R4で分圧した電圧V2を入力するとと
もに、非反転入力端子に送信データS1を入力してい
る。コンパレータ36は両入力信号に基づく判定信号S
6を出力する。なお、抵抗R3は抵抗R4より大きく設
定されており、0<V2<VCC/2となっている。コン
パレータ37は反転入力端子に前記分圧電圧V2を入力
するとともに、非反転入力端子に送信データS2を入力
している。コンパレータ37は両入力信号に基づく判定
信号S7を出力する。
【0020】各コンパレータ34,37の判定信号S
4,S7はOR回路38に入力され、各コンパレータ3
5,36の判定信号S5,S6はOR回路39に入力さ
れる。そして、各OR回路38,39の出力信号はNA
ND回路40を介してインバータ回路41に入力され、
インバータ回路41から前記受信データS3が出力され
る。
【0021】ここで、第1の変換回路23が信号線15
a,15bを介して図7に示すようにデータ「FF」、
すなわち、データビットD0〜D7がすべて「1」であ
り、送信データS1が正極性、送信データS2が負極性
のデータを入力したとする。すると、判定信号S4,S
7はスタートビット及びデータビットD1,D3,D
5,D7の前半でLレベルとなり、それ以外はHレベル
となる。判定信号S5,S6はデータビットD0,D
2,D4,D6及びパリティビットの前半でLレベルと
なり、それ以外はHレベルとなる。受信信号S3はスタ
ートビット、各データビットD0〜D7及びパリティビ
ットの前半でLレベルとなり、それ以外はHレベルとな
る。
【0022】また、第1の変換回路23が信号線15
a,15bを介して図8に示すようにデータ「FF」、
すなわち、データビットD0〜D7がすべて「1」であ
り、送信データS1が負極性、送信データS2が正極性
のデータを入力したとする。すると、判定信号S4,S
7はデータビットD0,D2,D4,D6及びパリティ
ビットの前半でLレベルとなり、それ以外はHレベルと
なる。判定信号S5,S6はスタートビット及びデータ
ビットD1,D3,D5,D7の前半でLレベルとな
り、それ以外はHレベルとなる。受信信号S3はスター
トビット、各データビットD0〜D7及びパリティビッ
トの前半でLレベルとなり、それ以外はHレベルとな
る。
【0023】データレジスタ24は第1の変換回路23
からの受信データS3を入力してCPU30に出力す
る。零検出回路25は前記受信データS3を入力してお
り、リモコン12への電源投入後、受信データS3の偶
数番目の論理零を検出し、ラッチ制御信号LCを極性デ
ータレジスタ26に出力する。零検出回路25は図5に
示すように、インバータ回路42,47,50,53、
リセット機能付クロックドインバータ43,51、クロ
ックドインバータ45,48を備えている。又、零検出
回路25は2つのインバータ回路からなるラッチ回路4
4,46,49,52、チャージ用トランジスタT6,
T20及びAND回路54を備えている。
【0024】リセット機能付クロックドインバータ43
はPMOSトランジスタT1,T2及びNMOSトラン
ジスタT3〜T5を電源VCCと接地との間に直列に接続
して構成されている。PMOS及びNMOSトランジス
タT1,T4のゲートにはインバータ回路47を介して
ラッチ回路46の出力信号N3が入力されている。PM
OSトランジスタT2のゲートには前記受信データS3
が入力され、NMOSトランジスタT3のゲートにはイ
ンバータ回路42を介して受信データS3を反転した信
号が入力されている。NMOSトランジスタT5のゲー
トには前記リモコン12への電源遮断時にはLレベルと
なり電源投入時にHレベルとなるリセット信号バーRS
Tが入力されている。
【0025】PMOS及びNMOSトランジスタT2,
T3間にはラッチ回路44が接続されている。PMOS
トランジスタT2と電源VCCとの間にはチャージ用トラ
ンジスタT6が接続され、同トランジスタT6のゲート
にはリセット信号バーRSTが入力されている。
【0026】クロックドインバータ45はPMOSトラ
ンジスタT7,T8及びNMOSトランジスタT9〜T
10を電源VCCと接地との間に直列に接続して構成され
ている。PMOS及びNMOSトランジスタT7,T1
0のゲートにはラッチ回路44の出力信号N2が入力さ
れている。PMOSトランジスタT8のゲートにはイン
バータ回路42を介して受信データS3を反転した信号
が入力されている。NMOSトランジスタT9のゲート
には受信データS3が入力されている。PMOS及びN
MOSトランジスタT8,T9間にはラッチ回路46が
接続されている。
【0027】クロックドインバータ48はPMOSトラ
ンジスタT11,T12及びNMOSトランジスタT1
3,T14を電源VCCと接地との間に直列に接続して構
成されている。PMOS及びNMOSトランジスタT1
1,T14のゲートにはラッチ回路52の出力信号N6
が入力されている。PMOSトランジスタT12のゲー
トにはインバータ回路42を介して受信データS3を反
転した信号が入力されている。NMOSトランジスタT
13のゲートには受信データS3が入力されている。P
MOS及びNMOSトランジスタT12,T13間には
ラッチ回路49が接続されている。
【0028】リセット機能付クロックドインバータ51
はPMOSトランジスタT15,T16及びNMOSト
ランジスタT17〜T19を電源VCCと接地との間に直
列に接続して構成されている。PMOS及びNMOSト
ランジスタT15,T18のゲートにはインバータ回路
50を介してラッチ回路49の出力信号N5の反転信号
が入力されている。PMOSトランジスタT16のゲー
トには前記受信データS3が入力され、NMOSトラン
ジスタT17のゲートにはインバータ回路42を介して
受信データS3を反転した信号が入力されている。NM
OSトランジスタT19のゲートにはリセット信号バー
RSTが入力されている。
【0029】PMOS及びNMOSトランジスタT1
6,T17間にはラッチ回路52が接続されている。P
MOSトランジスタT16と電源VCCとの間にはチャー
ジ用トランジスタT20が接続され、同トランジスタT
20のゲートにはリセット信号バーRSTが入力されて
いる。
【0030】AND回路54は前記ラッチ回路46の出
力信号N3を入力するとともに、前記ラッチ回路52の
出力信号N6をインバータ回路53により反転した出力
信号N7を入力している。AND回路54は出力信号N
3,N7に基づくラッチ制御信号LCを出力する。
【0031】従って、図9に示すように、リモコン12
への電源投入時にリセット信号バーRSTがHレベルに
なると、ラッチ制御信号LCは出力信号N3,N7が共
にHレベルの期間、すなわち、受信データS3の出力が
偶数番目に論理値「0」となる時のみ、Hレベルとな
る。
【0032】なお、インバータ回路55はリセット信号
バーRSTを反転したリセット信号S8を極性データレ
ジスタ26に出力するようになっている。図4に示すよ
うに、極性データレジスタ26は前記各判定信号S4〜
S7に対応するレジスタ26a〜26dからなる。各レ
ジスタ26a〜26dは同一構成をなし、各1つのAN
D回路56a〜56dと、各1つのフリップフロップ
(以下、FFという)回路57a〜57dで構成されて
いる。
【0033】AND回路56aは判定信号S4及びラッ
チ制御信号LCを入力し、両信号に基づく出力信号を出
力する。FF回路57aはセット端子SにAND回路5
6aの出力信号を入力し、リセット端子Rに前記リセッ
ト信号S8を入力している。AND回路56bは判定信
号S5及びラッチ制御信号LCを入力し、両信号に基づ
く出力信号を出力する。FF回路57bはセット端子S
にAND回路56bの出力信号を入力し、リセット端子
Rに前記リセット信号S8を入力している。AND回路
56cは判定信号S6及びラッチ制御信号LCを入力
し、両信号に基づく出力信号を出力する。FF回路57
cはセット端子SにAND回路56cの出力信号を入力
し、リセット端子Rに前記リセット信号S8を入力して
いる。AND回路56dは判定信号S7及びラッチ制御
信号LCを入力し、両信号に基づく出力信号を出力す
る。FF回路57dはセット端子SにAND回路56d
の出力信号を入力し、リセット端子Rに前記リセット信
号S8を入力している。
【0034】従って、リモコン12への電源投入時にリ
セット信号バーRSTがHレベルになると、リセット信
号S8はLレベルとなる。そして、受信データS3の出
力が偶数番目に論理値「0」になると、Hレベルのラッ
チ制御信号LCが出力される。ラッチ制御信号LCがH
レベルになると、AND回路56a〜56dが選択さ
れ、FF回路57a〜57dに判定信号S4〜S7を極
性データS9〜S12としてラッチし、セレクタ28及
び入力レジスタ29に出力する。
【0035】図11は図7で示した送信データS1が正
極性、送信データS2が負極性のデータを入力した場合
の極性データレジスタ26の極性データを示している。
図11から明らかなように、支線20a,20bが接続
された信号線15a,15bの極性によりレジスタ26
a〜26dの極性データS9〜S12は「0110」に
一義的に決まる。換言すれば、支線20a,20bが接
続されている信号線15a,15bの極性は極性データ
S9〜S12の値を見れば判定可能である。この場合、
信号線15aは正極性であり、信号線15bは負極性で
ある。
【0036】また、図12は図8で示した送信データS
1が負極性、送信データS2が正極性のデータを入力し
た場合の極性データレジスタ26の極性データを示して
いる。この場合、レジスタ26a〜26dの極性データ
S9〜S12は「1001」に一義的に決まり、信号線
15aは負極性であり、信号線15bは正極性である。
【0037】切換設定回路27には送信極性の切換を極
性データレジスタ26の極性データS9〜S12に基づ
いて自動で行うか、ソフトすなわちCPU30の極性判
定に基づいて行うかを設定するデータが外部から格納さ
れる。切換設定回路27に設定された設定データKCは
セレクタ28に出力される。
【0038】CPU30はデータレジスタ24から入力
した2値の受信データS3に基づいて所定の処理を実行
する。CPU30は入力レジスタ29から極性データS
9〜S12を入力し、その極性データS9〜S12に基
づいて極性を判定し、出力レジスタ31に極性フラグを
格納する。また、CPU30は出力回路30aを備え、
データ送信時において同出力回路30aを介してNRZ
伝送波形の2値の送信データDoを第2の変換回路32
に出力する。
【0039】第2の変換回路32は2値の送信データD
oを入力し、このNRZ伝送波形を伝搬信号の正極性な
るAMI伝送波形の送信データOS1と、負極性なるA
MI伝送波形の反転送信データOS2とに分解し、それ
ぞれを送信極性切換回路33に出力する。
【0040】出力レジスタ31はCPU30により格納
された極性フラグに基づいて論理値「0」又は「1」を
セレクタ28に出力する。セレクタ28は前記設定デー
タKCに基づいて送信極性の切換制御が極性データS9
〜S12に基づく自動切換か、CPU30によるソフト
切換かを判定する。セレクタ28は設定データKCが自
動切換であると判定すると、極性データレジスタ26か
ら入力した極性データS9〜S12を極性切換信号S1
3〜S16として送信極性切換回路33に出力する。ま
た、セレクタ28は設定データKCがソフト切換である
と判定すると、出力レジスタ31の論理値に基づく極性
切換信号S13〜S16を送信極性切換回路33に出力
する。
【0041】図6に示すように、送信極性切換回路33
は前記各極性切換信号S13〜S16に対応する切換回
路部58A,58B及び59A,589からなる。切換
回路部58Aはインバータ回路60aと、トランスミッ
ションゲート61a,62a,63a,64aとからな
る。切換回路部58Bはインバータ回路60bと、トラ
ンスミッションゲート61b,62b,63b,64b
とからなる。切換回路部59Aはインバータ回路65a
と、トランスミッションゲート66a,67a,68
a,69aとからなる。切換回路部59Bはインバータ
回路65bと、トランスミッションゲート66b,67
b,68b,69bとからなる。
【0042】トランスミッションゲート61bには送信
データOS1が入力され、トランスミッションゲート6
1b,66b,66a,61aは順次直列に接続され、
ゲート61aは前記支線20aに接続されている。トラ
ンスミッションゲート62bには送信データOS1が入
力され、トランスミッションゲート62b,67b,6
7a,62aは順次直列に接続され、ゲート62aは前
記支線20bに接続されている。
【0043】トランスミッションゲート63bには反転
送信データOS2が入力され、トランスミッションゲー
ト63b,68b,68a,63aは順次直列に接続さ
れ、ゲート63aは前記支線20bに接続されている。
トランスミッションゲート64bには反転送信データO
S2が入力され、トランスミッションゲート64b,6
9b,69a,64aは順次直列に接続され、ゲート6
4aは前記支線20aに接続されている。
【0044】また、トランスミッションゲート61a,
63aのPMOSトランジスタ及びトランスミッション
ゲート62a,64aのNMOSトランジスタの各ゲー
トには極性切換信号S13が入力されている。トランス
ミッションゲート61a,63aのNMOSトランジス
タ及びトランスミッションゲート62a,64aのPM
OSトランジスタの各ゲートには極性切換信号S13を
インバータ回路60aにて反転した信号が入力されてい
る。
【0045】トランスミッションゲート61b,63b
のPMOSトランジスタ及びトランスミッションゲート
62b,64bのNMOSトランジスタの各ゲートには
極性切換信号S16が入力されている。トランスミッシ
ョンゲート61b,63bのNMOSトランジスタ及び
トランスミッションゲート62b,64bのPMOSト
ランジスタの各ゲートには極性切換信号S16をインバ
ータ回路60bにて反転した信号が入力されている。
【0046】トランスミッションゲート66a,68a
のPMOSトランジスタ及びトランスミッションゲート
67a,69aのNMOSトランジスタの各ゲートには
極性切換信号S14をインバータ回路65aにて反転し
た信号が入力されている。トランスミッションゲート6
6a,68aのNMOSトランジスタ及びトランスミッ
ションゲート67a,69aのPMOSトランジスタの
各ゲートには極性切換信号S14が入力されている。
【0047】トランスミッションゲート66b,68b
のPMOSトランジスタ及びトランスミッションゲート
67b,69bのNMOSトランジスタの各ゲートには
極性切換信号S15をインバータ回路65bにて反転し
た信号が入力されている。トランスミッションゲート6
6b,68bのNMOSトランジスタ及びトランスミッ
ションゲート67b,69bのPMOSトランジスタの
各ゲートには極性切換信号S15が入力されている。
【0048】いま、例えば、極性切換信号S13〜S1
6が「0110」、すなわち、信号線15aが正極性
で、信号線15bが負極性であるとする。すると、トラ
ンスミッションゲート61b,66b,66a,61a
がオンするとともに、トランスミッションゲート63
b,68b,68a,63aがオンする。この結果、送
信データOS1は支線20aを介して信号線15aに送
信され、反転送信データOS2は支線20bを介して信
号線15bに送信される。
【0049】また、極性切換信号S13〜S16が「1
001」、すなわち、信号線15aが負極性で、信号線
15bが正極性であるとする。すると、トランスミッシ
ョンゲート62b,67b,67a,62aがオンする
とともに、トランスミッションゲート64b,69b,
69a,64aがオンする。この結果、送信データOS
1は支線20bを介して信号線15bに送信され、反転
送信データOS2は支線20aを介して信号線15aに
送信される。
【0050】次に上記のように構成されたリモコン12
の送信極性切換処理を図10のフローチャートに従って
説明する。まず、リモコン12に電源が投入されると、
ステップ80で第1の変換回路23は信号線15a,1
5bから支線20a,20bを介して送信データS1,
S2の受信を開始する。そして、第1の変換回路23は
送信データS1,S2の極性を検出し、判定信号S4〜
S7を出力する。また、送信データS1,S2を2値の
受信データS3に変換する。
【0051】ステップ81では極性データレジスタ26
に判定信号S4〜S7を極性データS9〜S12として
格納し、ステップ82で極性データレジスタ26の極性
データS9〜S12を入力レジスタ29に格納する。
【0052】次に、ステップ83で、セレクタ28は設
定データKCが送信極性の切換を極性データレジスタ2
6の極性データに基づいて自動で行うか、ソフトすなわ
ちCPU30の極性判定に基づいて行うかを判定する。
【0053】次のステップ84でセレクタ28は自動切
換と判定すると、ステップ85で極性データレジスタ2
6の極性データに基づいて送信極性の切換えを行う。ま
た、ステップ84でセレクタ28はソフト切換と判定す
ると、ステップ86でCPU30は入力レジスタ29の
極性データをリードし、ステップ87でCPU30はそ
の極性データに基づいて極性を判定する。続いて、ステ
ップ88でCPU30は出力レジスタ31に極性フラグ
を格納する。
【0054】ステップ89にて出力レジスタ31は極性
フラグに対応する論理値をセレクタ28に出力する。そ
して、ステップ90でセレクタ28は出力レジスタ31
の論理値に基づいて送信極性の切換えを行う。
【0055】このように、本実施例では、極性の異なる
信号線15a,15bに対する支線20a,20bの接
続が逆であっても、それをチェックし、データ送信時に
おいて送信極性切換回路33により各信号線の極性に合
ったデータが送信されるように送信データ及び反転送信
データの極性を切り換えるようにした。このため、信号
線の無極性化を図ることができ、配線作業に要する時間
を短縮できるとともに、配線作業のやり直しをなくして
配線作業の効率化を図ることができる。
【0056】また、本実施例では送信極性の切換を設定
するための設定データKCを格納する切換設定回路27
を設けた。また、設定データKCに基づいて極性データ
レジスタ26の極性データ又はCPU30による判定結
果を選択して送信極性を切換制御するセレクタ28を設
けた。このため、送信極性の切換制御に多様性を与える
ことができる。
【0057】図13は別の送信極性切換回路91を示し
ている。送信極性切換回路91は2個のNOR回路9
2,93、4個のAND回路94〜97及びインバータ
回路98とから構成されている。AND回路94,97
の一方の入力端子には送信データOS1が入力され、A
ND回路95,96の一方の入力端子には反転送信デー
タOS2が入力されている。そして、AND回路95,
97の他方の入力端子にはCPU(図示略)の送信極性
切換信号が入力され、AND回路94,96の他方の入
力端子にはインバータ回路98を介して送信極性切換信
号を反転した反転信号が入力されている。
【0058】従って、出力ライン切換信号「1」(正し
い結線)のとき、AND回路95,97が選択される
と、NOR回路92から送信データが出力され、NOR
回路93から反転送信データが出力される。また、判定
信号「0」(間違った結線)のとき、AND回路94,
96が選択されると、反対にNOR回路92から反転送
信データが出力され、NOR回路93から送信データが
出力される。
【0059】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば零検出回路25の2入力のAND回
路54を2入力のNOR回路とすれば、受信データS3
の奇数番目に論理値「0」となるとき、極性を検出する
回路となる。また、この場合には各切換回路部58A,
58B,59A,59Bにおける各トランスミッション
ゲートを構成するPMOS及びNMOSトランジスタを
互いに入れ換えればよい。
【0060】また、上記実施例では極性データレジスタ
26を4ビットのレジスタ26a〜26dで構成した。
これを例えば上位2ビット又は下位2ビットのみとし、
AMI伝送波形信号の正極性又は負極性となる信号線の
いずれか1つで極性を検出することにより、極性データ
レジスタのハード量を低減するようにしてもよい。
【0061】また、上記実施例の零検出回路25におけ
るAND回路54を3入力以上の多入力AND回路と
し、特定のパケット(PR,SA,FCC等)の範囲の
み「L」となる信号等をこの多入力AND回路に入力
し、検出範囲を限定してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
正極性及び負極性の両信号線を無極性化することによ
り、配線作業に要する時間を短縮できるとともに、配線
作業のやり直しをなくして配線作業の効率化を図ること
ができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】一例のホームバスシステムを概略図である。
【図3】一実施例のホームバスコントローラを示す回路
図である。
【図4】第1の変換回路及び極性データレジスタを示す
回路図である。
【図5】零検出回路を示す回路図である。
【図6】送信極性切換回路を示す回路図である。
【図7】第1の変換回路の作用を示す各波形図である。
【図8】第1の変換回路の作用を示す各波形図である。
【図9】零検出回路の作用を示す各波形図である。
【図10】送信極性切換処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】作用を示す各波形図である。
【図12】作用を示す各波形図である。
【図13】別の送信極性切換回路を示す回路図である。
【符号の説明】
2a,2b 信号線 3a,3b 支線 4 受信回路 5 零検出回路 6 極性判定回路 7 送信極性切換回路 8 送信回路 30 CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極性及び負極性の信号線(2a,2
    b)に対してそれぞれ支線(3a,3b)を介して結線
    され、正極性の信号線(2a)に対して正極性のAMI
    伝送波形信号よりなる3値の送信データを、負極性の信
    号線(2b)に対して正極性のAMI伝送波形信号を反
    転させた負極性のAMI伝送波形信号よりなる3値の反
    転送信データを送信回路(8)にてそれぞれ支線(3
    a,3b)を介して出力するとともに、正極性及び負極
    性の信号線(2a,2b)から3値の送信データ及び3
    値の反転送信データをそれぞれ前記支線(3a,3b)
    を介して入力し、該両送信データを受信回路(4)にて
    2値の受信データに変換して入力するようにしてなるデ
    ータ伝送装置において、 電源投入後、受信回路(4)の2値の受信データの奇数
    番目又は偶数番目の論理零の検出に基づいて検出信号を
    出力する零検出回路(5)と、 支線(3a,3b)を介して入力した正極性及び負極性
    の信号線(2a,2b)からのAMI伝送波形信号及び
    零検出回路(5)の検出信号に基づいて前記2つの信号
    線(2a,2b)の少なくとも1つの信号線の極性を判
    定する極性判定回路(6)と、 極性判定回路(6)の判定結果に基づき、正極性及び負
    極性の信号線(2a,2b)の極性に合ったデータが送
    信されるように前記送信回路(8)に出力する送信デー
    タ及び反転送信データの極性を切り換える送信極性切換
    回路(7)とを備えることを特徴とするデータ伝送装
    置。
  2. 【請求項2】 極性判定回路(6)の判定結果をCPU
    (30)に入力し、CPU(30)により送信極性切換
    回路(7)を制御して送信回路(8)に出力する送信及
    び反転送信データの極性の切り換えを行うことを特徴と
    する請求項1に記載のデータ伝送装置。
JP704093A 1993-01-19 1993-01-19 データ伝送装置 Withdrawn JPH06216947A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109714235A (zh) * 2019-01-18 2019-05-03 武汉光谷电气有限公司 一种无极性rs485通信接口及实现无极性rs485通信的方法
KR20230147780A (ko) * 2022-04-14 2023-10-24 모루시스템 주식회사 전광판 표출시스템

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