JPH06216906A - 分散装置の監視情報獲得方式 - Google Patents

分散装置の監視情報獲得方式

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JPH06216906A
JPH06216906A JP5007445A JP744593A JPH06216906A JP H06216906 A JPH06216906 A JP H06216906A JP 5007445 A JP5007445 A JP 5007445A JP 744593 A JP744593 A JP 744593A JP H06216906 A JPH06216906 A JP H06216906A
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JP5007445A
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Masashi Mashita
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Communication Systems Ltd
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Communication Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、分散して配置された複数の装置
と、これらの監視装置とで構成されるネットワークにお
いて、各装置の監視情報を獲得するための分散装置の監
視情報獲得方式に関し、情報収集のための時間と手間の
削減を図りながら、監視装置に対して掛かる負荷を小さ
くできるようにすることを目的とする。 【構成】 複数の装置1−1〜1−nと監視装置2とを
そなえ、監視装置2において、各装置1−1〜1−nの
情報を収集するに際して、監視装置2からのコマンド信
号に各装置1−1〜1−n用の応答遅延時間情報を入れ
て、同報にて各装置1−1〜1−nに通知することによ
り、各装置1−1〜1−nでは、この対応する応答遅延
時間経過後に、コマンド信号に対する応答信号を監視装
置2へ送出するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散して配置された複
数の装置とこれらを監視する監視装置とで構成されるネ
ットワークシステムにおいて、各装置の監視情報を獲得
するための分散装置の監視情報獲得方式に関する。近
年、情報化社会の発達に伴い、各企業において企業内ネ
ットワークの構築が急ピッチで進められている。このよ
うな企業内ネットワークでは、多種多様なメディアによ
って大規模で且つ複雑な通信が行なわれており、このた
めに、ネットワークを構成する装置の運用状態を監視す
るための通信が行なわれている。そして、大規模なネッ
トワーク間の通信はより高速化しているため、より一層
迅速な運用状態を把握できる監視方法が要求されてい
る。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の分散装置の監視情報獲得方
式を示したもので、この図4において、1′−1〜1′
−5は分散して配置された装置(以下、この装置を分散
装置という)で、これら複数の分散装置1′−1〜1′
−5は、監視装置2′とともにスター状ネットワークを
形成している。
【0003】即ち、このスター状ネットワークにおける
各分散装置1′−1〜1′−5は、それぞれ相互間を伝
送路3で接続されるとともに、分散装置1′−1が監視
装置接続線3′を介して監視装置2′に接続されてい
る。ここで、分散装置1′−1〜1′−5は、自局内の
処理を行なうもので、例えば交換機であれば交換処理を
行なうものであり、また、監視装置2′から情報収集用
のコマンドが送られて来ると、それに対するレスポンス
(応答信号)を送出するものである。
【0004】監視装置2′は、各分散装置1′に対し収
集すべき情報を獲得すべき旨のコマンド信号を送り、こ
のコマンド信号に対するレスポンスを受けることによ
り、各分散装置1′を監視するものである。つまり、監
視装置2′は、監視対象である分散装置1′−1〜1′
−5に対して、所定の順序で情報収集用のコマンドを発
行して(ポーリング方式)、コマンドを送出する毎にそ
れらのレスポンスを待ち、レスポンス受信後に同様の処
理を次の分散装置に対して行なうようになっている。
【0005】言い換えると、監視装置2′は、ネットワ
ークの全分散装置から情報を集めるために、全ての分散
装置1′−1〜1′−5に対するやり取り(コマンド,
レスポンスの対)を、分散装置1′−1〜1′−5毎に
所定の順序に従って実施するようになっている。また、
監視装置2′は、分散装置1′−1〜1′−5へコマン
ドを送出した際に、コマンド送出からレスポンスが送ら
れて来るまでの時間をカウントするようになっており、
もし、カウント結果が所定の時間T秒を超えるようであ
れば、次の分散装置へコマンドを送出するようになって
いる。
【0006】何故ならば、各分散装置1′−1〜1′−
5から情報を収集する場合、ネットワーク内に停止中の
分散装置があると、当然ながらレスポンスが返送されな
いため、タイムアウトとあるからである。ところで、上
記の例では、ネットワークの形態をスター状のものとし
たが、図8に示すようなメッシュ状のものであっても構
わず、この場合も、各装置の構成は、上記と同じであ
る。
【0007】このような構成により、上記の図4のネッ
トワークでは、監視装置2′が、監視対象である分散装
置1′−1〜1′−5に対して、個々に情報収集用のコ
マンドをポーリング方式により発行して、各分散装置
1′−1〜1′−5からのレスポンスを獲得する。これ
を詳述すると、図10に示すように、監視装置2′は、
先の情報収集コマンドをそれぞれの分散装置1′−1〜
1′−5に対して、特定の順序に従って発行していく。
【0008】尚、この場合の順序は、分散装置1′−1
から分散装置1′−5へとなっている。即ち、監視装置
2′は、まず、第1の順序の分散装置1′−1に対して
コマンドを発行する(図10の(1)参照)。そして、
これを受信した第1の分散装置1′−1は、そのコマン
ドに対するレスポンスを監視装置2′へ送信し(図10
の(2)参照)、このレスポンスを受信した監視装置
2′は、第1の分散装置1′−1の情報の整理を行なう
(図10の(3)参照)。
【0009】そののち、第2以降の分散装置1′−2〜
1′−5に対しても同様の要領で、ネットワークの全分
散装置から情報を集めるられるまで、全ての分散装置に
対してのやり取り(コマンド,レスポンスの対)を行な
っていく(図10の(4)〜(16)参照)。但し、こ
れらの第2以降の分散装置1′−2〜1′−5に関して
は、これらのやり取りを分散装置1′−1を介して行な
う。また、ネットワークが、図8に示すようなメッシュ
状のものである場合でも、途中の分散装置を介して上記
のやり取りが行なわれる。
【0010】また、途中の分散装置にコマンドを送出し
た際に、その分散装置が、障害中であったり、何らかの
理由で停止中であったりした場合、その分散装置からレ
スポンスが送られて来なくなる。つまり、図10の例の
ように、第3の順序の分散装置1′−3が障害の場合
は、監視装置2′によって発行されたコマンド(図10
の(7)参照)のレスポンスが返送されることはない
(図10の(8)参照)。
【0011】このように、レスポンスが第3の順序の分
散装置1′−3から送られて来ないと、監視装置2′
は、判定時間T秒の間待ち合わせをする(図10の
(9)参照)。その結果、判定時間T秒の間にレスポン
スが無ければ、監視装置2′は、分散装置1′−3のレ
スポンスをタイムアウトとして、分散装置1′−3が応
答不能状態であると判定し、監視不能とする(図10の
(10)参照)。また、判定時間T秒の間にレスポンス
が送られて来たならば、監視装置2′は、分散装置1′
−3のレスポンスの情報整理をする。
【0012】このような分散装置1′−3の処理のち、
監視装置2′は、分散装置1′−4へコマンドを発行す
るが(図10の(11)参照)、分散装置1′−3の場
合と同様に、これを受信した分散装置1′−4は障害中
であるため、レスポンスを返送することができない(図
10の(12)参照)。このように、レスポンスが第3
の順序の分散装置1′−4から送られて来ないと、監視
装置2′は、分散装置1′−3の場合と同様に、判定時
間T秒の間待ち合わせをする(図10の(13)参
照)。
【0013】その結果、判定時間T秒の間にレスポンス
が無ければ、監視装置2′は、分散装置1′−4のレス
ポンスをタイムアウトとして、分散装置1′−4が応答
不能状態であると判定する(図10の(14)参照)。
また、判定時間T秒の間にレスポンスが送られて来たな
らば、監視装置2′は、分散装置1′−4のレスポンス
の情報整理をする。
【0014】このような分散装置1′−4の処理のの
ち、分散装置1′−4は、分散装置1′−5の処理を行
なうのであるが、分散装置1′−5には、障害が無いた
め、先の分散装置1′−1,1′−2と同様の処理が行
なわれる(図10の(15)〜(17)参照)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のポーリング方式による分散装置の監視情報獲
得方式では、タイムアウトの待ち合わせ時間中におい
て、監視装置は、無動作状態であるため、停止中の分散
装置以降の装置の情報収集がその時間だけ遅延するとい
う課題がある。また、個々の分散装置に対してコマンド
を順次送出していくので、コマンド送出のための手順に
関して、存在する分散装置台数分の時間まで必要になっ
てしまう課題がある。このため、ある装置に対する監視
情報を獲得したのちに、再び同一の装置に対してコマン
ドを発行するまでの時間が、多く掛かってしまうという
課題がある。
【0016】そこで、ポーリング方式の代わりに、同報
通知方式による分散装置の監視情報獲得方式が考えられ
るが、この方式では、レスポンスである獲得すべき情報
が監視装置に同時に殺到してしまうため、監視装置でそ
れらの情報を整理しきれない場合があるという課題があ
る。本発明は、このような課題に鑑み創案されたもの
で、情報収集のための時間と手間の短縮化および簡略化
を図りながら、監視装置に対して掛かる情報整理の負荷
を小さくできるようにした、分散装置の監視情報獲得方
式を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1−1〜1−n(nは自
然数)はネットワークを構成すベく分散して配置された
複数の装置であり、これらの装置1−1〜1−nの内の
1つは、監視装置2に接続されている。ここで、監視装
置2は、各装置1−1〜1−nに対し収集すべき情報を
獲得すべき旨のコマンド信号を送り、このコマンド信号
に対する応答信号を受けることにより、各装置1−1〜
1−nを監視するものである。
【0018】そして、監視装置2は、ネットワークを構
成する各装置1−1〜1−nの情報を収集するに際し
て、コマンド信号に図2に示すような各装置1−1〜1
−n用の応答遅延時間情報t1〜tnを入れて、応答遅
延時間情報t1〜tn入りコマンド信号を同報にて、各
装置1−1〜1−nに通知するようになっている。更
に、監視装置2は、コマンド信号に挿入すべき各装置1
−1〜1−n用の応答遅延時間t1〜tnを、返送すべ
き情報量に応じて設定できるようになっている。
【0019】各装置1−i(i=1,2,3,・・・
・,n)は、監視装置2からコマンド信号を受信する
と、このコマンド信号から対応する応答遅延時間tiを
読み取り、この対応する応答遅延時間経過後に、コマン
ド信号に対する応答信号を監視装置2へ送出しうるよう
になっている。
【0020】
【作用】上述の本発明の分散装置の監視情報獲得方式で
は、監視装置2によって、各装置1−1〜1−nに対し
収集すべき情報を獲得すべき旨のコマンド信号が送られ
る。すると、各装置1−1〜1−nは、このコマンド信
号に対する応答信号を返信し、監視装置2は、これらを
受けて各装置1−1〜1−nを監視する。
【0021】即ち、監視装置2において、各装置1−1
〜1−nの情報を収集するに際しては、図3に示すよう
に、まず、監視装置2は、コマンド信号に各装置1−1
〜1−n用の応答遅延時間情報t1〜tn(図2参照)
を入れて、応答遅延時間情報入りコマンド信号を同報に
て各装置1−1〜1−nに通知する(図3の参照)。
この際、監視装置2は、コマンド信号に挿入すべき各装
置1−i用の応答遅延時間tiを、各装置1−iが返送
すべき情報量に応じて設定する。
【0022】自身に対する応答遅延時間情報ti入りコ
マンド信号を受信した各装置1−iでは、そのコマンド
信号から対応する応答遅延時間tiを読み取り、この対
応する応答遅延時間経過後に、コマンド信号に対する応
答信号を監視装置2へ送出する。そして、各装置1−i
からの応答信号を受信した監視装置2は(図3の〜
参照)、それらの情報が送られて来る度に情報整理を行
なう。
【0023】尚、監視装置2は、コマンド信号を送信し
てからの時間をカウントしており、所定の時間内に応答
信号を返信して来ない装置1−m(mは任意の自然数,
m≦n)があれば、タイムアウトとして、その装置を監
視不能であると判定する。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図4はメッシュ状ネットワークの一例を示すブロ
ック図で、この図4において、1−1〜1−5は、メッ
シュ状ネットワークを構成すベく分散して配置された複
数の装置であり、2は監視装置である。
【0025】そして、図4に示す各分散装置1−1〜1
−5は、それぞれ相互間を伝送路3を介して接続される
とともに、分散装置1−1が監視装置接続線3を介して
監視装置(端末)2に接続されている。ここで、監視装
置2は、各分散装置1−1〜1−5に対し収集すべき情
報を獲得すべき旨の情報収集コマンドを送信して、この
コマンド信号に対するレスポンス(応答信号)を受信す
ることにより、各分散装置1−1〜1−5を監視するも
のである。
【0026】そして、監視装置2は、ネットワークを構
成する各分散装置1−1〜1−5の情報を収集するに際
して、情報収集コマンドに図5に示すような各分散装置
用の応答遅延時間情報(遅延秒数)を入れて、この応答
遅延時間情報入りコマンド信号を同報にて、各分散装置
1−1〜1−5に通知するようになっている。更に、監
視装置2は、情報収集コマンドに挿入すべき各分散装置
1−1〜1−5用の応答遅延時間を、返送すべき情報量
に応じて設定できるようになっている。これにより、監
視装置2において、全分散装置1−1〜1−5に対して
同報通知で情報収集コマンドを一斉に発行した際に、そ
のレスポンスが順次任意の時間を置いて返送されるよう
に、情報収集コマンドの応答遅延時間情報の設定ができ
るのである。
【0027】このため、同報通知で各分散装置1−1〜
1−5に通知するコマンドフレームのフォーマットは、
図5に示すように、情報A,B,Cの3つのブロックか
らなっている。すなわち、コマンドフレームは、コマン
ドパラメータ(情報A)の他に、各分散装置1−1〜1
−5の返送遅延情報(情報B)、およびコマンド発行時
刻情報(タイムスタンプ:情報C)が付設されている。
【0028】この返送遅延情報により、各分散装置1−
1〜1−5が、自装置の識別コードに沿った遅延情報を
獲得することができ、情報返送時刻の遅延が可能となる
のである。そして、各分散装置1−1〜1−5に対応す
る遅延情報のウェイト(遅延時間)は、5秒間隔で大き
くなっているため、ある分散装置のレスポンスが到着し
てから、次の分散装置のものが到着するまでに5秒間の
間隔を設定していることになっている。
【0029】つまり、最終のレスポンスが到着する時刻
は、最終遅延情報の送られて来る20秒に伝送遅延時間
を追加したものとなる。勿論、これらの遅延情報は、処
理すべきコマンドの内容に応じて、各分散装置1−1〜
1−5毎に異なった値を任意に設定することも可能であ
る。例えば、返送に係るタイムラグの生じる可能性のあ
る分散装置に対しては、予め、分散装置毎に時間差デー
タを持たせることなどもできる。
【0030】また、返送遅延情報は、監視装置2によっ
て、任意に設定することができるため、監視装置2は、
任意の分散装置からのレスポンスを自在に遅らせること
ができるようになっている。また、タイムスタンプに
は、コマンド送出時刻が示されており、これにより、コ
マンドが監視装置2より送出されてから、当該分散装置
に達するまでに発生したタイムラグの補正を各分散装置
1−1〜1−5ができるようになっている。
【0031】さらに、監視装置2は、最終レスポンス受
信予定時刻になると、その時点からの時刻をカウントし
て、その時刻が任意に設定された所定の判定時間T秒を
過ぎると、タイムアウトするようになっている。これに
より、監視装置2は、所定の時間T秒以内にレスポンス
が無かった分散装置に関して、障害中と判定するように
なっており、結果として、無応答分散装置が存在しても
全ての情報を収集するための時間が一定となるようにな
っているのである。
【0032】尚、監視装置2は、全ての分散装置1−1
〜1−5から予定の時刻にレスポンスが送られて来た場
合は、上記のタイムアウト判定のための処理を省略する
ようになっている。このため、監視装置2は、図6に示
すように、コマンド発行アプリケーション部21,送受
信ドライバ22,受信チェッカー部23,時差データ部
24,タイマ25をそなえている。
【0033】ここで、コマンド発行アプリケーション部
21は、監視すべき各分散装置用のコマンドを発行し
て、レスポンスの示す内容を監視装置の画面に表示する
ものである。送受信ドライバ22は、コマンドの発信お
よびレスポンスの受信を行なうものであり、受信チェッ
カー部23は、各分散装置からレスポンスが到着したか
否かをチェックするものである。時差データ部24は、
監視すべき各分散装置に対するレスポンス返送の時差デ
ータを管理するものであり、タイマ25は、レスポンス
受信のタイムアウトを通知するためのものである。
【0034】この結果、これらの各装置によって、コマ
ンドの発行とレスポンスの受信が以下のように行なわれ
る。即ち、コマンド発行アプリケーション部21は、コ
マンド発行前に時差データ部24から、監視対象の各分
散装置が返送して来る時刻データを読み込む(図6の
参照)。そののち、コマンド発行アプリケーション部2
1は、各分散装置から返送されるレスポンスのタイムア
ウト時刻をタイマ25に設定して(図6の参照)、コ
マンドを送受信ドライバ22を介して発行する(図6の
参照)。
【0035】そして、各分散装置からレスポンスが返送
されて来ると、監視装置2では、これを送受信ドライバ
22を介して受信チェッカー部23が受信して、ここ
で、受信の有無が記録される(図6の参照)。そのの
ち、タイムアウトとなった時点で、受信チェッカー部2
3を閉じて、レスポンスの受信を締め切る(図6の参
照)。レスポンスの受信を締め切ったのち、受信チェッ
カー部23は、コマンド発行アプリケーション部21に
全レスポンスの受信の有無を通知する(図6の参
照)。この結果、コマンド発行アプリケーション部21
は、レスポンスの示す内容を監視装置2の画面に表示す
るのである。
【0036】ところで、分散装置1−1〜1−5は、監
視装置2から情報収集コマンドを受信すると、このコマ
ンド信号から対応する自装置の識別コードに沿った応答
遅延時間を読み取るようになっている。そして、分散装
置1−1〜1−5は、コマンドを受信するとそのコマン
ドフレームから自装置用の遅延情報を獲得して、タイム
スタンプと照らし併せてレスポンスを返送する時刻を算
出し、それに従いレスポンスを送出するようになってい
る。
【0037】このため、分散装置1−1〜1−5には、
図7に示すように、コマンドの受信とレスポンスの発信
のため、本来の処理の行なう装置以外に、送受信ドライ
バ11,コマンド処理部12,補正データ部13,待ち
合わせタイマ14が設けられている。ここで、送受信ド
ライバ11は、コマンドの発信およびレスポンスの受信
を行なうものであり、コマンド処理部12は、その名称
の示す通り、コマンドに対する処理を行なうものであ
る。補正データ部13は、時差に対する詳細補正値を管
理するものである。尚、この補正データは、各分散装置
に固有のタイムディレイ要素の値である。また、待ち合
わせタイマ14は、レスポンスの返送時刻を決定するタ
イマである。
【0038】このような各装置により、コマンドの受信
とレスポンスの発信が以下の手順で行なわれる。即ち、
送受信ドライバ11を介してコマンド処理部12が監視
装置2からのコマンドを受信する(図7の参照)。す
ると、コマンド処理部12は、補正データ部13から時
差補正データを獲得して(図7の参照)、コマンド上
の時刻データ(図5のコマンドフレームのフォーマット
を参照)と、補正データ部13により獲得したデータと
を加味して返送時刻を決定する。
【0039】このようにして、返送時刻を決定すると、
コマンド処理部12は、待ち合わせタイマ14をセット
する(図7の参照)。そして、待ち合わせタイマ14
は、返送時刻となった時点で、レスポンス発信がOKで
あることをコマンド処理部12に通知し(図7の参
照)、この通知を受けたコマンド処理部12は、レスポ
ンスを発信するのである(図7の参照)。
【0040】ところで、これらの各装置は、それぞれの
機能を得るための構成を、従来の分散装置1′−1〜
1′−4および監視装置2′におけるソフトを改良する
ことにより得たものである。以上が本システムにおける
監視装置2と、分散装置1−1〜1−5との説明であ
る。
【0041】ところで、上記の例では、ネットワークの
形態をスター状のものとしたが、図8に示すような、メ
ッシュ状のものであっても構わず、この場合も、各装置
の構成は、上記と同じである。上述の構成により、監視
装置2によって、各分散装置1−1〜1−5に対し収集
すべき情報を獲得すべき旨の情報収集コマンドが送られ
る。すると、各分散装置1−1〜1−5は、このコマン
ド信号に対するレスポンスを返信し、監視装置2は、こ
れらを受けて各分散装置1−1〜1−5を監視する。
【0042】即ち、図9に示すように、監視装置2にお
いて、スター状ネットワークを構成する各分散装置1−
1〜1−5の情報を収集するに際しては、以下のように
行なう。即ち、監視装置2は、始めに情報収集コマンド
に挿入すべき各分散装置1−1〜1−5用の応答遅延時
間を、図5に示すように、各分散装置1−1〜1−5が
返送すべき情報量に応じて設定する。
【0043】そののち、情報収集コマンドに、各分散装
置1−1〜1−5用の応答遅延時間情報を入れて、この
コマンド信号を同報通知にて、全分散装置1−1〜1−
5に対して一斉に通知する(図9の(1)参照)。その
結果、自身に対する応答遅延時間情報入り情報収集コマ
ンドを受信した各分散装置1−1〜1−5では、そのコ
マンドフレームから自装置用の遅延情報を獲得する(図
9の(2)参照)。
【0044】そして、獲得した自装置用の遅延情報とタ
イムスタンプとを照らし併せてレスポンスを返送する時
刻を算出し、それに従いレスポンスを送出する。その結
果、第1の順序の分散装置1−1から最終の順序の分散
装置1−5へと順々に、レスポンスが監視装置2へ返送
される(図9の(3)〜(6)参照)。尚、各レスポン
スが返送される間隔は、監視装置2がコマンドフレーム
により指定した間隔(5秒間隔)で送られて来る。
【0045】そして、監視装置2は、第1のレスポンス
が送られて来ると、その情報整理を第2のレスポンスが
来るまでに処理し(図9の(7)参照)、第2〜第5の
レスポンスに関しても同様処理を行なっていく(図9の
(7)〜(10)参照)。但し、これらの第2以降の分
散装置1−2〜1−5に関しては、これらのやり取りを
分散装置1−1を介して行なう。また、ネットワーク
が、図8に示すようなメッシュ状のものである場合で
も、途中の分散装置を介して上記のやり取りが行なわれ
る。
【0046】この結果、図9の例に示すように、途中の
分散装置1−4が障害中のために応答不能状態に陥って
いても(図9の(11)参照)、その装置の障害状態に
関係なく、監視装置2がコマンドフレームに予定した任
意の時間内に、障害装置以降の分散装置1−5のレスポ
ンスが返送される。つまり、残りの全ての分散装置1−
1,1−2,1−3,1−5のレスポンスが、障害分散
装置1−4に影響されることなく返送されるのである。
【0047】このような処理ののち、最終の順序の分散
装置1−5から、レスポンスが返送される予定の時刻に
なると、監視装置2は、その時刻からタイムアウトをカ
ウントする(図9の(11)参照)。尚、最終レスポン
スの予定時刻は、最終装置である分散装置1−5の遅延
情報に伝送遅延を加算して求める。そして、所定の判定
時間T秒以内に応答不能であった分散装置1−4から、
レスポンスが送られて来なければ、監視装置2は、分散
装置1−4が障害中であると判定する(図9の参
照)。一方、判定時間T秒以内に分散装置1−4からレ
スポンスが送られて来ると、その情報整理を先の分散装
置の場合と同様に実施する。尚、全ての分散装置1−1
〜1−5から予定の時刻にレスポンスが送られて来た場
合は、上記のタイムアウト判定のための処理を省略す
る。
【0048】そしてまた、監視装置2がコマンド発行の
後に他の処理が追加されたため、分散装置1−1〜1−
5のレスポンス処理ができなくなった場合は、新たに追
加された処理に係る時間分を遅延時間の追加分として、
コマンドにより、各分散装置1−1〜1−5に発行す
る。この遅延時間の追加情報を乗せたコマンドを得た各
分散装置1−1〜1−5は、その情報により、自身に指
定されている追加時間を、最初のコマンドで指定された
遅延時間に加算する。
【0049】これにより、監視装置2において、最初の
コマンド発行の後に発生した他の処理の終了後に、言い
換えると、監視装置2の処理容量に余裕が回復した時
に、分散装置1−1〜1−5からのレスポンスが監視装
置2に到着する。その結果、監視装置2は、過負荷状態
になることなく、分散装置1−1〜1−5のレスポンス
の情報整理を再開するのである。
【0050】このように、分散装置1−1〜1−5と監
視装置2とをそなえ、監視装置2において、各分散装置
1−1〜1−5の情報を収集するに際して、監視装置2
からのコマンドに各装置1用の応答遅延時間情報を入れ
て、同報通知にて、各分散装置1−1〜1−5に通知
し、各分散装置1−1〜1−5では、コマンドから対応
する応答遅延時間を読み取り、この対応する応答遅延時
間経過後に、レスポンスを送出することにより、任意の
分散装置がレスポンス不能状態に陥っても、その装置の
回復を待つことなく次の分散装置からレスポンスを受信
することができる。このため、従来のポーリング方式に
おいて採用されたような、タイムアウトのT秒間の待ち
時間(図10の(9),(13)参照)を、コマンド送
出時に待ち合わせておく必要が省略できる。
【0051】さらに、複数の分散装置が応答不能であっ
ても、装置数に関係なくタイムアウトの待ち時間は、最
後のT秒間だけで済む。そして、コマンドを発行する手
間を一回だけで済ませることができることも加わり、情
報収集のための時間が大幅に短縮できる。また、個々の
分散装置からのレスポンスは、監視装置2に同時刻に殺
到することを防ぐことができ、タイムリーな返送が可能
となる。
【0052】コマンド信号に挿入すべき各装置1用の応
答遅延時間を、返送すべき情報量に応じて設定できるの
で、各装置からの応答信号の到着時刻を監視装置側から
自由に設定することができる。このため、他の処理のた
めに監視装置が過負荷をおっている時に、各分散装置か
らの単位時間当たりのデータ量を調整することも動的に
できるようになる。例えば、監視装置2が、遅延情報に
さらに相当時間の遅延を加味することができる。これに
より、係る監視装置の信頼性を大きく向上することがで
きる。
【0053】そしてまた、従来の装置を殆ど変更するこ
となく、ソフト的な変更で本システムを実施することが
できるため、システムの変更を容易で且つ安価なものと
することができ、普及性においても優れたものとするこ
とができる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の分散装置
の監視情報獲得方式によれば、ネットワークを構成すベ
く分散して配置された複数の装置と、各装置に対し収集
すべき情報を獲得すべき旨のコマンド信号を送り、この
コマンド信号に対する応答信号を受けることにより、各
装置を監視する監視装置とをそなえ、監視装置におい
て、ネットワークを構成する各装置の情報を収集するに
際して、監視装置からのコマンド信号に各装置用の応答
遅延時間情報を入れて、応答遅延時間情報入りコマンド
信号を同報にて各装置に通知することにより、各装置で
は、コマンド信号から対応する応答遅延時間を読み取
り、この対応する応答遅延時間経過後に、コマンド信号
に対する応答信号を監視装置へ送出することにより、情
報収集のための時間を短縮できる利点がある。
【0055】また、コマンド信号に挿入すべき各装置用
の応答遅延時間を、返送すべき情報量に応じて設定でき
るので、各装置からの応答信号の到着時刻を監視装置側
から自由に設定することができる。このため、監視装置
の過負荷時に各装置からの単位時間当たりのデータ量を
調整することも可能となり、係る監視装置の信頼性を大
きく向上することができる利点があるほか、これらの各
効果を従来の装置を殆ど変更することなく得ることがで
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明にかかるコマンド信号フォーマットを説
明する図である。
【図3】本発明の作用を説明するための図である。
【図4】スター状ネットワークを示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の一実施例におけるフレームフォーマッ
トを示す図である。
【図6】本発明の一実施例における監視装置の詳細を示
すブロック図である。
【図7】本発明の一実施例における分散装置の詳細を示
すブロック図である。
【図8】メッシュ状ネットワークを示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の一実施例における作用を説明するため
のシーケンス図である。
【図10】従来例の作用を説明するためのシーケンス図
である。
【符号の説明】
1−1〜1−n,1′−1〜1′−5 分散装置 2,2′ 監視装置 3 伝送路 3′ 監視装置接続線 11 送受信ドライバ 12 コマンド処理部 13 補正データ部 14 待ち合わせタイマ 21 コマンド発行アプリケーション部 22 送受信ドライバ 23 受信チェッカー部 24 時差データ部 25 タイマ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを構成すベく分散して配置
    された複数の装置(1−1〜1−n)と、 各装置(1−1〜1−n)に対し収集すべき情報を獲得
    すべき旨のコマンド信号を送り、このコマンド信号に対
    する応答信号を受けることにより、各装置(1−1〜1
    −n)を監視する監視装置(2)とをそなえ、 該監視装置(2)において、該ネットワークを構成する
    各装置(1−1〜1−n)の情報を収集するに際して、 該監視装置(2)からのコマンド信号に各装置(1−1
    〜1−n)用の応答遅延時間情報を入れて、該応答遅延
    時間情報入りコマンド信号を同報にて各装置(1−1〜
    1−n)に通知することにより、 各装置(1−1〜1−n)では、該コマンド信号から対
    応する応答遅延時間を読み取り、この対応する応答遅延
    時間経過後に、該コマンド信号に対する応答信号を該監
    視装置(2)へ送出することを特徴とする、分散装置の
    監視情報獲得方式。
  2. 【請求項2】 該コマンド信号に挿入すべき各装置(1
    −1〜1−n)用の応答遅延時間が、返送すべき情報量
    に応じて設定されていることを特徴とする請求項1記載
    の分散装置の監視情報獲得方式。
JP5007445A 1993-01-20 1993-01-20 分散装置の監視情報獲得方式 Withdrawn JPH06216906A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006287565A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kddi Corp ワイヤレスセンサネットワークにおけるデータ送信方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006287565A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kddi Corp ワイヤレスセンサネットワークにおけるデータ送信方法
JP4535380B2 (ja) * 2005-03-31 2010-09-01 Kddi株式会社 ワイヤレスセンサネットワークにおけるデータ送信方法

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