JPH06216816A - 等化後選択合成ダイバーシチ受信方式 - Google Patents

等化後選択合成ダイバーシチ受信方式

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JPH06216816A
JPH06216816A JP5023441A JP2344193A JPH06216816A JP H06216816 A JPH06216816 A JP H06216816A JP 5023441 A JP5023441 A JP 5023441A JP 2344193 A JP2344193 A JP 2344193A JP H06216816 A JPH06216816 A JP H06216816A
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数選択性フェージングに対する良好な追
従特性と等化精度特性、並びにレイリーフェージングに
対するダイバーシチ効果を兼ね備えた等化器併用型ダイ
バーシチ受信方式を提供する。 【構成】 等化後選択合成ダイバーシチ受信方式におい
て、複数シンボルに亘る平均等化誤差が最小となるブラ
ンチの等化器出力判定値を選択、合成すると共に、その
選択判定値を用いて全ての判定帰還型等化器の等化誤差
を再計算し、全ての判定帰還型等化器のタップ利得係数
の更新を再計算した等化誤差を用いて行なうことによ
り、等化誤差の積算による同期はずれや、選択合成ダイ
バーシチを適用することにより生じるランダム選択誤り
の問題を解決するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル自動車電話
システム、ディジタル携帯電話システム、ディジタルコ
ードレス電話システムなどのディジタル移動通信システ
ムや、ディジタル衛星通信システム,ディジタル移動体
衛星通信システム等のディジタル無線通信システムに用
いられる選択合成ダイバーシチ受信方式に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車電話、携帯電話といった陸
上移動体通信システムのディジタル化が提唱されるにあ
たり、種々のディジタル無線技術に関する研究、開発、
実用化が行なわれている。現在、次世代のディジタル自
動車電話システムとして、情報伝送速度が42kbpsとい
う中速度のシステムがとりあげられているが、将来は伝
送効率をあげるため、数百〜数Mbpsクラスの極めて高速
度で広帯域のディジタル移動通信システムの開発が望ま
れている。
【0003】ところで、このような広帯域ディジタル移
動通信システムでは、陸上移動通信システム特有のレイ
リーフェージングによる受信レベルの落ち込みにより生
じる誤り率特性の劣化、並びに周波数選択性フェージン
グによる符号間干渉を起因とする誤り率特性の劣化が大
きな問題となる。ここで、前者のレイリーフェージング
による受信レベルの落ち込みに対する対策技術として
は、空間的に離された複数の異なるアンテナにより信号
を受信し、その受信信号を選択あるいは合成することに
より受信特性を改善する空間ダイバーシチ受信方式が研
究、開発されており、後者の周波数選択性フェージング
による符号間干渉に対する対策技術としては、周波数選
択性フェージング通信路の時間応答の逆応答を複数の遅
延線により推定、実現するトランスバーサル型フィルタ
において、そのフィードバックタップに等化器出力の判
定結果を帰還する判定帰還型等化器が研究、開発されて
いる。これまでに、上記2つの伝送技術を組み合わせた
復調方式として図3、及び図4に示す等化後選択合成ダ
イバーシチ受信方式が提案されている。
【0004】図3は受信レベル比較によりブランチを選
択する2ブランチ等化後選択合成ダイバーシチ受信方式
の構成法を表しており、ブランチI(11)、ブランチ
II(21)の2つのアンテナブランチに対して各々独立
の受信回路I(12)、II(13)、及び等化器I(1
4)、II(24)を設置し、ブランチIにおける信号の
受信レベルを検出する受信レベル検出器I(103)の
出力R1 (104)とブランチIIにおける信号の受信レ
ベルを検出する受信レベル検出装置II(203)の出力
2 (204)とを受信レベル比較器54において比較
し、受信レベルの大きいブランチの等化器出力の判定値
をブランチ選択器33により選択した後、判定データ系
列34として出力する方式である。しかしながら、周波
数選択性フェージング通信路では、必ずしも受信レベル
の大きいブランチの方が等化精度が良いとは限らず、逆
に受信レベルが小さくても等化精度が良好であるブラン
チも存在し、結果としてダイバーシチ受信方式を適用す
る等化器の方が、ダイバーシチを適用しない通常の等化
器よりも受信特性が劣化するという問題があった。この
問題を解決する手法として特公平4−111542号の
「ダイバーシチ方法」が提案されている。この「ダイバ
ーシチ方法」の受信装置の構成法を図4に、また受信装
置に適用する判定帰還型等化器の構成法を図5に各々示
す。
【0005】図4において、ダイバーシチ受信装置はブ
ランチI(11)、ブランチII(21)の2つのアンテ
ナブランチに対して各々独立の受信回路I(12)、II
(13)、及び等化器I(14)、II(24)が設置さ
れており、ブランチIにおける等化器I(14)の等化
誤差e1 (t)(15)の複数シンボルに亘る平均値を
求める等化誤差平均値検出回路I(16)の出力バーE
1 (17)とブランチIIにおける等化器II(24)の等
化誤差e2 (t)(25)の複数シンボルに亘る平均値
を求める等化誤差平均値検出回路II(26)の出力バー
2 (27)とを等化誤差比較器31において比較し、
等化誤差平均値の小さいブランチの等化器出力の判定値
をブランチ選択器33により選択した後、判定データ系
列34として出力する方式である。
【0006】また、図5において、判定帰還型等化器は
フィードフォワードフィルタ37とフィードバックフィ
ルタ43とそれらの出力38,44を足し合わせる加算
器39、加算器出力40を判定する判定器41、判定器
出力42と加算器出力40との差を検出する等化誤差検
出回路45、並びに等化誤差57を用いてタップ利得を
計算,更新するタップ利得更新回路51から構成されて
おり、等化誤差57を用いてタップ利得を計算し、更新
タップ利得52,53を用いてフィードフォワードフィ
ルタ43及びフィードバックフィルタ37のタップを更
新することにより、伝搬路の変動に応じて精度良く符号
間干渉を等化することができる。この「ダイバーシチ方
法」のように、等化誤差の平均値を用いてブランチを選
択し、その選択ブランチの等化器出力の判定値をデータ
系列として合成することにより、前述した受信レベルに
よりブランチを選択する等化後選択合成ダイバーシチ受
信方式の問題点を解決し、ダイバーシチ効果による受信
特性改善利得を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6に、従来の等化後
選択合成ダイバーシチ受信方式における各ブランチが持
つ等化器の等化精度特性、並びに選択誤りが起きる現象
について示す。ただし、簡単のためブランチ数は2本と
し、TDMA(Time Division Mult
iple Access:時分割多元接続)方式を想定
して、バースト信号形式で通信が行なわれる場合を仮定
している。通常、TDMA1フレームは、既知の信号系
列からなるユニークワード部(等化器ではトレーニング
系列に相当)と、未知の信号系列からなる情報信号部か
ら構成される。
【0008】図6において、ブランチI、ブランチIIの
持つ等化器は、各々区間d11、d21では正常に動作
しているが、区間d12、d22ではフェージングによ
る受信レベル低下を起因とする同期はずれが生じて、等
化アルゴリズムが発散状態となることが分かる。ここ
で、単に2ブランチの等化誤差を比較選択するだけの手
法の場合、c12の区間では、ブランチIIの持つ等化器
が正常状態であるにも係わらず、ブランチIの等化誤差
が偶然ブランチIIの等化誤差よりも小さい状態が生じた
ために、ダイバーシチ方式を適用することによる選択誤
りが生じていることが分かる。更に、区間c13(d2
2)では両ブランチとも同期はずれを起こしているため
にランダム誤り状態になっており、1フレーム中には二
度と等化アルゴリズムの再引込を行なうことはない。
【0009】ここで、前述した平均等化誤差を比較して
ブランチを選択する等化後選択合成ダイバーシチ受信方
式では、各ブランチが持つ判定帰還型等化器は全て独立
の関係にあり、あるブランチが持つ判定帰還型等化器の
等化出力の判定結果は、異なるブランチが持つ判定帰還
型等化器に影響を及ぼすことはない。すなわち、各ブラ
ンチのもつ判定帰還型等化器の性能は、1ブランチで受
信する場合に得られる通常の判定帰還型等化器の性能そ
のものであり、ダイバーシチ受信方式を適用することに
より得られる受信特性の改善効果は、単に伝搬状態の悪
い通信路を回避することにより得られるだけのものでし
かなく、ダイバーシチ受信方式を判定帰還型等化器に適
用することにより得られるメリットを完全に生かしてい
るとはいえない。
【0010】本発明の目的は、等化誤差の積算による同
期はずれを回避し、さらにランダム選択誤りを防止する
ことができる等化後選択合成ダイバーシチ受信方式を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明による等化後選択合成ダイバーシチ受信方式
は、周波数選択性フェージングにより生じる符号間干渉
を等化する判定帰還型等化器を複数のアンテナから構成
されるアンテナダイバーシチ受信機の各ブランチに対し
て独立に設置し、等化誤差の平均値が最小となるアンテ
ナブランチの等化器出力判定値を選択,合成する等化後
選択合成ダイバーシチ受信方式において、複数シンボル
に亘る平均等化誤差が最小となるブランチの等化器出力
判定値を選択,合成すると共に、その選択判定値を用い
て全ての判定帰還型等化器の等化誤差を再計算し、全て
の判定帰還型等化器のタップ利得係数の更新を再計算し
た等化誤差を用いて行なうことを特徴とする構成を有し
ている。
【0012】
【発明の原理】図7は、本発明による等化誤差再計算型
等化後選択合成ダイバーシチ受信方式の等化精度特性を
表しており、本発明方式が従来方式に対して大きな改善
効果が得られることを示している。ただし、簡単のため
ブランチ数は2本としている。
【0013】図において、まず、区間d31,d41で
は、ブランチI,IIの持つ等化器は各々正常に動作して
いる。ここで、ブランチIではフェージングによる受信
レベルの落ち込みにより、区間d32で等化の同期はず
れが生じている。しかしながら、常に選択合成した判定
データを用いて等化誤差を再計算し、選択合成後の判定
データ系列をフィードバックタップに入力することによ
り、ブランチIの等化器ではトレーニング系列を用いて
等化を行なっている状態と等価となり、区間d32(c
22)において等化アルゴリズムの再引込を行なうこと
ができる。同様に、区間d42(c23)では、ブラン
チIIの等化器が一旦同期はずれを生じるものの、ブラン
チIの判定データを用いて等化アルゴリズムの再引込を
行なうことができ、同期はずれによる等化アルゴリズム
の発散状態、すなわちランダム誤り発生状態に移行する
ことがない。また、以上の現象は、等化誤差の積算によ
り生じる同期外れの場合についても当てはめることがで
きる。
【0014】
【作用】本発明のように比較選択した判定値を用いて全
ての判定帰還型等化器における等化誤差を再計算し、そ
の等化誤差と判定データを用いてトランスバーサルフィ
ルタのタップ利得係数を更新することにより、従来の判
定帰還型等化器の欠点であった等化誤差の積算による同
期はずれの問題や、ダイバーシチ方式を適用した場合に
生じるランダム選択誤りの問題を解決することができ、
発明方式による判定帰還型等化器の良好な追従特性と等
化精度特性、並びに伝搬路に対するダイバーシチ効果に
より、従来の等化後選択合成ダイバーシチ受信方式の誤
り率特性を大幅に改善することができる。この誤り率特
性の大幅な改善により、陸上移動体通信システムの広帯
域化によるスループットの上昇、携帯機の省送信電力
化、チャネル間干渉の低減等に貢献することができる。
【0015】
【実施例】図1に、本発明による等化誤差再計算型等化
後選択合成ダイバーシチ受信方式の構成法を示す。ただ
し、簡単のためアンテナブランチ数を2本としている。
図1において、ブランチI(11),ブランチII(2
1)で受信された高周波信号は、各々独立の受信回路I
(12),II(13)によりベースバンド信号13,2
3として等化器I(14),II(24)にそれぞれ入力
される。ここで、等化器I,IIの等化誤差15,25は
それぞれ等化誤差平均値検出回路I(16),II(2
6)に入力され、等化ポイントを含めた過去Nシンボル
分の等化誤差の平均値を計算し、その平均等化誤差値バ
ーE1 (17),バーE2 (27)は等化誤差比較器3
1に入力され、平均等化誤差の小さいブランチが選択さ
れる。その選択情報32はブランチ選択器33に入力さ
れ、等化器Iからの判定値ハットa1 (t)(18)と
等化器2からの判定値ハットa2 (t)(28)の何れ
かを選択し、34の判定データ値ハットa(t)として
検出する。
【0016】次に、この時刻tにおける判定データ値ハ
ットa(t)は、ブランチIの等化誤差再計算部I(1
01)とブランチIIの等化誤差再計算部II(201)に
各々入力され、判定データ値ハットa(t)と、各ブラ
ンチの等化器I,IIの等化出力y1 (t)(19),y
2 (t)(29)との誤差を再計算し、等化誤差再計算
値e1 ’(t)(102),e2 ’(t)(202)と
して各々等化器I(14),II(24)にフィードバッ
クされる。ただし、34の判定データ値ハットa(t)
と等化器出力判定値ハットa1 (t)(18)、及びハ
ットa2 (t)(28)が相等しい場合、等化誤差を再
計算する必要はない。
【0017】次に、本発明方式に用いる判定帰還型等化
器14,24の構成例を図2に示す。図2において、判
定帰還型等化器はフィードフォワードフィルタ37とフ
ィードバックフィルタ43とそれらの出力38,44を
足し合わせる加算器39、加算器出力40を判定する判
定器41、判定器出力42と加算器出力40との差を検
出する等化誤差検出回路45、46の等化誤差e
i (t)の平均値であるバーei (48)を検出する等
化誤差平均値検出回路47、並びに40の加算出力yi
(t)と34の判定データハットa(t)から50の等
化誤差再計算値ei (t)を得る等化誤差再計算部49
と、等化誤差再計算部49の出力50を用いてタップ利
得を計算,更新するタップ利得更新回路51から構成さ
れている。この等化誤差の再計算値50を用いてタップ
利得を計算し、更新タップ利得52,53を用いてフィ
ードフォワードフィルタ37、及びフィードバックフィ
ルタ43のタップ利得係数を更新することにより、フィ
ードバックフィルタにおける判定誤りの伝搬による特性
劣化や等化誤差の積算による特性劣化の問題を解決する
ことができ、更に一方のブランチが持つ等化器の等化ア
ルゴリズムが受信レベルの落ち込み等により発散した場
合でも、他方のブランチの等化器が正常に動作していれ
ば、その判定データをトレーニング系列と見做すことが
でき、等化アルゴリズムの発散後の再引込を行なうこと
ができる。
【0018】最後に、本発明方式の誤り率特性を図8に
示す。ただし、Eb /N0 は1ビット当たりの信号エネ
ルギーEb と雑音電力密度N0 の比を表わし、情報伝送
速度128kbit/sec、最大ドップラ広がりfd
=100Hz、忘却係数λ=0.94、フィードフォワ
ードタップ数4(Ts/2の間隔、Tsはシンボル周
期)、フィードバックタップ数2(Tsの間隔)、TD
MA1フレーム128シンボル、トレーニング系列長1
4シンボルの条件下において、独立で平均電力の等しい
レイリーフェージング波が、1シンボル周期Ts分だけ
遅延時間差を含んで到来する伝搬路を仮定してシミュレ
ーションを行なっている。これらのシミュレーション条
件は次世代ディジタル移動通信システムを想定したもの
として、極めて妥当なものである。また、等化誤差の平
均値を求めるために要するシンボル数Nは1シンボル、
すなわち等化ポイントにおける等化誤差値そのものとし
ている。
【0019】図8より、点線で示す従来の等化後選択合
成ダイバーシチ受信方式に比較して、実線で示す本発明
方式による等化誤差再計算型選択合成ダイバーシチ受信
方式の方がフロアー領域において誤り率特性が1桁も改
善されていることが分かる。この、陸上移動通信システ
ムの伝搬モデルに則したシミュレーションの結果から、
実際の陸上移動無線回線においても本発明方式による誤
り率特性の大幅な改善効果が得られることは明らかであ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明のように、比較選択した判定値を
用いて全ての判定帰還型等化器における等化誤差を再計
算し、その等化誤差再計算値と比較選択した判定データ
を用いてトランスバーサルフィルタのタップ利得係数を
更新することにより、従来の判定帰還型等化器の欠点で
あった等化誤差の積算による同期はずれの問題や、ダイ
バーシチ方式を適用した場合に生じるランダム選択誤り
の問題を解決することができると共に、本発明方式によ
る判定帰還型等化器の良好な追従特性と等化精度特性、
並びに伝搬路に対するダイバーシチ効果により、レイリ
ーフェージングによる受信レベルの落ち込みや、周波数
選択性フェージングによる符号間干渉が問題となる陸上
移動通信路において、その受信特性を大幅に改善するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による等化誤差再計算型等化後選択合成
ダイバーシチ受信方式の構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明に用いる判定帰還型等化器の構成例を示
すブロック図である。
【図3】従来の受信レベルによりブランチ選択を行なう
等化後選択合成ダイバーシチ受信方式の例を示すブロッ
ク図である。
【図4】従来の等化誤差によりブランチ選択を行なう等
化後選択合成ダイバーシチ受信方式の例を示すブロック
図である。
【図5】従来の等化誤差によりブランチ選択を行なう等
化後選択合成ダイバーシチ受信方式に用いる判定帰還型
等化器の構成例を示すブロック図である。
【図6】従来の等化後選択合成ダイバーシチ受信方式に
おける等化精度特性を示すタイムチャートである。
【図7】本発明による等化誤差再計算型等化後選択合成
ダイバーシチ受信方式における等化誤差特性を示すタイ
ムチャートである。
【図8】本発明による等化誤差再計算型等化後選択合成
ダイバーシチ受信方式の誤り率特性を従来例と比較して
示す特性図である。
【符号の説明】
11,21 ブランチアンテナ 12,22 受信回路 13,23 ベースバンド信号 14,24 等化器 15,25 等化誤差 16,26 等化誤差平均値検出回路 17,27 等化誤差平均値 18,28 等化器出力の判定値 19,29 等化器出力 101,201 等化誤差再計算部 102,202 等化誤差再計算値 103,203 受信レベル検出器 31 等化誤差比較器 32 ブランチ選択情報 33 ブランチ選択器 34 判定データ 36 等化器入力 37 フィードフォワードフィルタ 38 フィードフォワードフィルタ出力 39 加算器 40 加算器出力 41 判定器 42 等化器出力の判定値 43 フィードバックフィルタ 44 フィードバックフィルタ出力 45 等化誤差検出回路 46 等化誤差 47 等化誤差平均値検出回路 48 等化誤差平均値 49 等化誤差再計算部 50 等化誤差再計算値 51 タップ利得更新回路 52 フィードバックフィルタのタップ利得更新値 53 フィードフォワードフィルタのタップ利得更新値 54 受信レベル比較器 55 選択情報 56 選択情報 57 等化誤差 B11 従来方式のブランチ1における等化誤差特性 B12 発明方式のブランチ1における等化誤差特性 B21 従来方式のブランチ2における等化誤差特性 B22 発明方式のブランチ2における等化誤差特性 c11,c21〜c25 判定誤り無し区間 c12 選択誤り区間 c13 ランダム誤り区間 d11〜d41,d33、d43 収束状態 d12〜d42 発散状態 D1 従来方式における判定データ系列 D2 発明方式における判定データ系列 t1〜t4 トレーニング系列

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数選択性フェージングにより生じる
    符号間干渉を等化する判定帰還型等化器を複数のアンテ
    ナから構成されるアンテナダイバーシチ受信機の各ブラ
    ンチに対して独立に設置し、等化誤差の平均値が最小と
    なるアンテナブランチの等化器出力判定値を選択,合成
    する等化後選択合成ダイバーシチ受信方式において、 複数シンボルに亘る平均等化誤差が最小となるブランチ
    の等化器出力判定値を選択,合成すると共に、該選択判
    定値を用いて全ての判定帰還型等化器の等化誤差を再計
    算し、全ての該判定帰還型等化器のタップ利得係数の更
    新を該再計算した等化誤差を用いて行なうことにより、
    全てのブランチアンテナに設置されている判定帰還型等
    化器の等化精度と伝搬路への追従精度を向上させること
    を特徴とする等化後選択合成ダイバーシチ受信方式。
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Cited By (2)

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