JP2001102970A - 通信端末装置及び無線通信方法 - Google Patents

通信端末装置及び無線通信方法

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JP2001102970A
JP2001102970A JP27613199A JP27613199A JP2001102970A JP 2001102970 A JP2001102970 A JP 2001102970A JP 27613199 A JP27613199 A JP 27613199A JP 27613199 A JP27613199 A JP 27613199A JP 2001102970 A JP2001102970 A JP 2001102970A
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base station
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Yoshiko Saito
佳子 斉藤
Mitsuru Uesugi
充 上杉
Osamu Kato
修 加藤
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    • H04L2025/03808Transmission of equaliser coefficients

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝搬環境の変化に追随することができ、
しかも伝送路で信号が受ける歪みを有効に等化するこ
と。 【解決手段】 基地局装置において適応アルゴリズムに
より設定したタップ係数を初期値として用いて、通信端
末装置での適応アルゴリズムにおける初期値設定までの
処理を省略して、通信端末装置における等化処理の演算
の負荷を軽減すると共に、等化処理の処理時間を短縮す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線通
信システムに使用される通信端末装置及び無線通信方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア移動通信では、音声だけ
でなく、データや画像の伝送を行うため、高速かつ高信
頼な伝送が必要となる。このような伝送を実現するため
には、周波数選択性フェージングによって発生する符号
間干渉を抑制する必要がある。
【0003】この周波数選択性フェージングを抑制する
方法として、プリコーディング技術がある。このプリコ
ーディング技術は、基地局において上り回線の受信信号
を用いて回線推定を行いて回線推定値を求め、この回線
推定値の逆特性を下り回線の信号に付与して通信端末に
送信することにより、理想的には伝送路で信号が受ける
歪みを通信端末側で補正する必要を無くする技術であ
る。
【0004】このプリコーディング技術は、TDD(Ti
me Division Duplex:時分割複信)方式のように、上り
回線と下り回線で同一の周波数を用いる場合に、上り回
線の信号から下り回線の伝送路状態を容易に推定でき、
上り回線の信号から算出したタップ係数を下り回線の信
号送信時にそのまま用いることにより実現することがで
きる。また、この技術は、送信機側にハードウェアを集
約できるため、受信機側のハードウェア構成が簡素化す
るという利点がある。
【0005】以下、図4及び図5を用いて、従来のプリ
コーディング技術について説明する。図4は、従来の基
地局装置の構成を示すブロック図であり、図5は、従来
の通信端末装置の構成を示すブロック図である。
【0006】図5に示す通信端末装置においては、送信
データを変調部504でディジタル変調し、そのディジ
タル変調された送信データを所定の無線送信処理した後
に送信信号としてアンテナ501を介して基地局装置に
向けて送信する。
【0007】図4に示す基地局装置では、通信端末装置
から送信された信号を複数のアンテナ401で受信す
る。このとき、信号は、指向制御部402で形成された
受信指向性で受信される。受信された信号は、所定の無
線受信処理されてベースバンド信号となる。
【0008】一方、回線推定は、伝送路のインパルス応
答に相当するタップ係数を適応アルゴリズム403で設
定することにより行う。設定されたタップ係数は、レプ
リカ発生部404及びプリコーダ409に送られる。
【0009】レプリカ発生部404では、通信端末装置
から送信された信号のデータパターンを適応アルゴリズ
ム403で設定されたタップ係数を有する推定伝送路の
フィルタに通過させて、候補波形(レプリカ)を得る。
このレプリカは、考えられるデータパターンすべてにつ
いて形成される。
【0010】このレプリカは、通信端末装置から送信さ
れた信号のデータパターンと比較され、その比較結果が
判定部405に送られる。判定部405では、データパ
ターンに最も近似したレプリカを選択し、そのレプリカ
に対応するデータパターンを通信端末装置から送信され
た信号のデータパターンであると判定して、誤り検出部
406に送る。誤り検出部406では、判定されたデー
タに対して誤り検出処理が行われる。これにより、受信
データが得られる。
【0011】基地局装置において、送信データは、変調
部407でディジタル変調された後にフレーム形成部4
08に送られる。フレーム形成部408では、送信デー
タがフレーム構成される。フレーム構成された送信デー
タは、プリコーダ409に送られる。
【0012】プリコーダ409では、送信データに対し
て適応アルゴリズム403で設定されたタップ係数の複
素共役を乗算して、送信データに伝送路のインパルス応
答の逆特性を付与する。なお、このとき、必要に応じて
送信データに対してMOD−2などの発散防止処理を行
っても良い。
【0013】このように逆特性が付与された送信データ
は、所定の無線送信処理が行われた後に、指向制御部4
02で形成された指向性でアンテナ401から送信され
る。
【0014】基地局装置から送信された信号は、通信端
末装置のアンテナ501で受信され、所定の無線受信処
理された後に、検波・デプリコーダ502に送られる。
検波・デプリコーダ502では、直交検波などにより受
信データが復調される。このとき、受信データに上述し
たようにMOD−2などの発散防止処理がなされている
場合には、デプリコーダで受信データを推測する。
【0015】このように復調された受信データは、誤り
検出部503に送られる。誤り検出部503では、判定
されたデータに対して誤り検出処理が行われる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たプリコーディング技術においては、図6に示すよう
に、基地局装置の受信区間(RX)で受信した信号で伝
搬環境を推定し、その推定結果として得られたタップ係
数を基地局装置の送信区間(TX)で使用する。したが
って、通信端末装置の受信区間(基地局装置の送信区間
に相当)では、回線状況の逆特性が更新されないので、
通信端末装置の受信区間で通信が劣化してしまうという
問題がある。図6に示す例は対称通信であるが、非対称
通信であれば、更に前の時間で推定されたタップ係数を
用いてプリコーディングを行うことになり、通信の劣化
が顕著となる。マルチメディア通信では、非対称通信の
比重が大きくなるので、この問題は深刻となる。
【0017】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、伝搬環境の変化に追随することができ、しかも伝
送路で信号が受ける歪みを有効に等化することができる
通信端末装置及び無線通信方法を提供することを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の通信端末装置
は、回線推定情報を含む受信信号を受信する受信手段
と、前記回線推定情報を用い、適応アルゴリズムにした
がって前記受信信号に対して等化処理を行う等化処理手
段と、を具備する構成を採る。
【0019】この構成によれば、基地局装置において適
応アルゴリズムにより設定したタップ係数を初期値とし
て用いて、通信端末装置での適応アルゴリズムにおける
初期値設定までの処理を省略するので、通信端末装置に
おける等化処理の演算の負荷を軽減することができると
共に、等化処理の処理時間を短縮することができる。
【0020】なお、ここで、通信端末装置における初期
値設定とは、基地局装置から送られた回線推定情報を通
信端末装置が適応アルゴリズムを使って、ある程度の推
定精度まで上げて推定したタップ係数として設定するこ
とである。
【0021】本発明の基地局装置は、上記構成の通信端
末装置と無線通信を行う基地局装置であって、前記適応
アルゴリズムを用いて受信信号から回線推定を行う回線
推定手段と、前記回線推定手段により得られた回線推定
情報を含む信号を送信する送信手段と、を具備する構成
を採る。
【0022】この構成によれば、通信端末装置との関係
で、プリコーディングを行わない。このため、基地局装
置における処理の負荷を軽減することができる。
【0023】本発明の無線通信方法は、基地局装置側に
おいて、受信信号に基づいて回線推定を行って回線推定
情報を得て、この回線推定情報を含む信号を通信端末装
置に送信し、前記通信端末装置側において、前記基地局
装置から送信された信号に含まれる前記回線推定情報を
用い、適応アルゴリズムにしたがって前記基地局装置か
ら送信された信号に対して等化処理を行う。
【0024】この方法によれば、基地局装置において適
応アルゴリズムにより設定したタップ係数を初期値とし
て用いて、通信端末装置での適応アルゴリズムにおける
初期値設定までの処理を省略するので、通信端末装置に
おける等化処理の演算の負荷を軽減することができると
共に、等化処理の処理時間を短縮することができる。
【0025】本発明の無線通信方法は、基地局装置と通
信端末装置との間の通信が非対称通信であり、定期的に
前記基地局装置から前記通信端末装置に対して前記回線
推定情報を送信する。
【0026】この方法によれば、非対称通信により下り
回線が長い場合であっても、通信端末装置は定期的に基
地局装置から送信されるタップ係数を用いて受信データ
に対して等化処理を行うことができる。したがって、長
い下り回線の間における伝搬環境に等化処理が追随でき
るようになり、通信の性能劣化を防止することができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、基地局装置にお
いて適応アルゴリズムにより設定したタップ係数を初期
値として用いて、通信端末装置での適応アルゴリズムに
おける初期値設定までの処理を省略して、通信端末装置
における等化処理の演算の負荷を軽減すると共に、等化
処理の処理時間を短縮することである。
【0028】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施の形態に係る基地局装置の構成を示すブロック図であ
り、図2は、本発明の一実施の形態に係る通信端末装置
の構成を示すブロック図である。
【0029】図1に示す基地局装置は、複数のアンテナ
101と、受信及び送信の指向性を制御する指向制御部
102と、推定伝送路用のフィルタのタップ係数を求め
る適応アルゴリズム103を用いてレプリカを生成する
レプリカ発生部104と、レプリカと送信データとを照
合してデータの判定を行う判定部105と、判定後のデ
ータに誤り検出処理を行う誤り検出部106と、送信デ
ータをディジタル変調する変調部107と、変調後の送
信データ及び適応アルゴリズムで設定されたタップ係数
をフレーム構成するフレーム形成部108とを備えてい
る。
【0030】図2に示す通信端末装置は、アンテナ20
1と、受信信号を直交検波などにより復調する検波部2
02と、検波後の受信データを適応アルゴリズム204
を用いて等化処理する等化部203と、等化処理後の受
信データに誤り検出処理を行う誤り検出部205と、送
信データをディジタル変調する変調部206とを備えて
いる。
【0031】上記構成を有する基地局装置及び通信端末
装置の動作について説明する。図2に示す通信端末装置
においては、送信データを変調部206でディジタル変
調し、そのディジタル変調された送信データを所定の無
線送信処理した後に送信信号としてアンテナ201を介
して基地局装置に向けて送信する。
【0032】図1に示す基地局装置では、通信端末装置
から送信された信号を複数のアンテナ101で受信す
る。このとき、信号は、指向制御部102で形成された
受信指向性で受信される。受信された信号は、所定の無
線受信処理されてベースバンド信号となる。指向制御部
102は、アンテナ毎に重み係数を付与して指向性(ビ
ーム)形成を行う処理部であり、受信の際に使用する受
信指向性と送信の際に使用する送信指向性を制御する。
【0033】一方、回線推定は、伝送路のインパルス応
答に相当するタップ係数を適応アルゴリズム103で設
定することにより行う。すなわち、受信信号を用いて、
ZF(Zero Forcing)アルゴリズム、LMS(Least Me
an Square)アルゴリズム、RLS(Recursive Least S
quare)アルゴリズムなどによりタップ係数が設定され
る。このタップ係数は、これらのアルゴリズムにより逐
次更新される。設定されたタップ係数は、レプリカ発生
部104に送られると共に、回線推定情報としてフレー
ム形成部108に送られる。
【0034】レプリカ発生部104では、通信端末装置
から送信された信号のデータパターンを適応アルゴリズ
ム103で設定されたタップ係数を有する推定伝送路の
フィルタに通過させて、候補波形(レプリカ)を得る。
このレプリカは、考えられるデータパターンすべてにつ
いて形成される。
【0035】このレプリカは、通信端末装置から送信さ
れた信号のデータパターンと比較され、その比較結果が
判定部105に送られる。判定部105では、データパ
ターンに最も近似したレプリカを選択し、そのレプリカ
に対応するデータパターンを通信端末装置から送信され
た信号のデータパターンであると判定して、誤り検出部
106に送る。誤り検出部106では、判定されたデー
タに対して誤り検出処理が行われる。これにより、受信
データが得られる。
【0036】なお、上記最尤系列推定においては、ビタ
ビアルゴリズムにより最適なデータパターンを効率的に
探すようにしても良い。
【0037】基地局装置において、送信データは、変調
部107でディジタル変調された後にフレーム形成部1
08に送られる。フレーム形成部108では、送信デー
タ及び適応アルゴリズム103で設定されたタップ係数
がフレーム構成される。フレーム構成された送信データ
及びタップ係数は、所定の無線送信処理が行われた後
に、指向制御部102で形成された指向性でアンテナ1
01から送信される。
【0038】基地局装置から送信された信号は、通信端
末装置のアンテナ201で受信され、所定の無線受信処
理された後に、検波部202に送られる。検波部202
では、直交検波などにより受信データが復調される。こ
のとき、受信データには、情報シンボルと基地局装置で
設定したタップ係数の情報が含まれているので、上布シ
ンボルは、等化部203に送り、タップ係数の情報は適
応アルゴリズム204の初期値に用いる。
【0039】適応アルゴリズム204では、通常タップ
係数を設定するために、まず、初期値(メインタップを
1、他を0など)を設定し、その後にタップ利得を更新
する処理が行われる。しかしながら、本実施の形態にお
いては、基地局装置で適応アルゴリズムにより設定した
タップ係数を初期値として用いる。このため、タップ利
得を更新する処理のみを行って係数を設定することがで
きる。すなわち、このタップ係数を用いて、かなりの推
定精度まで上げたタップ係数更新処理を行ったと同等の
ところから、タップ利得を更新する処理を行う。その結
果、適応アルゴリズムにおける初期値設定までの演算を
省略することができ、通信端末装置における等化処理の
演算の負荷を軽減することができる。また、適応アルゴ
リズムにおける初期値設定まで処理時間を短縮すること
ができるので、通信端末装置における等化処理の処理時
間を短縮することができる。
【0040】具体的には、図3において、通常、通信端
末装置が等化処理を行う際には、図3中のA点から回線
推定処理が開始される。本実施の形態においては、図3
中のB点から回線推定処理が開始される。このように、
本実施の形態においては、かなりの推定精度まで上げた
タップ係数更新処理がなされた後から回線推定処理が行
われることになる。
【0041】適応アルゴリズム204で設定されたタッ
プ係数は、等化部203に送られる。等化部203で
は、入力されたタップ係数を用いて等化フィルタを形成
し、この等化フィルタで検波後の情報シンボル(受信デ
ータ)に等化処理を行う。
【0042】このように等化処理された受信データは、
誤り検出部205に送られる。誤り検出部205では、
判定されたデータに対して誤り検出処理、例えばCRC
(Cyclic Redundancy Check)が行われる。このように
して受信データが得られることになる。
【0043】上述したように、本実施の形態に係る通信
端末装置においては、基地局装置において適応アルゴリ
ズムにより設定したタップ係数を初期値として用いて、
通信端末装置での適応アルゴリズムにおける初期値設定
までの処理を省略するので、通信端末装置における等化
処理の演算の負荷を軽減することができると共に、等化
処理の処理時間を短縮することができる。
【0044】また、基地局装置は、通信端末装置との関
係で、プリコーディングを行わないため、基地局装置に
おける処理の負荷を軽減することができる。
【0045】本実施の形態における無線通信方法におい
て、基地局装置と通信端末装置との間の通信が非対称通
信である場合、基地局装置と通信端末装置との間で定期
的に短い既知信号の送受信を行い、適応アルゴリズムで
設定されたタップ係数を回線推定情報として定期的に基
地局装置から通信端末装置に送信するようにする。これ
により、非対称通信により下り回線が長い場合であって
も、通信端末装置は定期的に基地局装置から送信される
タップ係数を用いて受信データに対して等化処理を行う
ことができる。したがって、長い下り回線の間における
伝搬環境に等化処理が追随できるようになり、通信の性
能劣化を防止することができる。
【0046】本発明は上記実施の形態に限定されず、種
々変更して実施することが可能である。例えば、上記実
施の形態においては、通信方式がTDD方式である場合
について説明しているが、本発明は、CDD(Code Div
ision Duplex:符号分割複信)のような同じ周波数を用
いて送受信を行う方式すべてに適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
地局装置において適応アルゴリズムにより設定したタッ
プ係数を初期値として用いて、通信端末装置での適応ア
ルゴリズムにおける初期値設定までの処理を省略するの
で、通信端末装置における等化処理の演算の負荷を軽減
することができると共に、等化処理の処理時間を短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態に係る通信端末装置の構
成を示すブロック図
【図3】本発明の一実施の形態に係る通信端末装置の効
果を説明するための図
【図4】従来の基地局装置の構成を示すブロック図
【図5】従来の通信端末装置の構成を示すブロック図
【図6】プリコーディングを説明するためのタイミング
【符号の説明】
101,201 アンテナ 102 指向制御部 103,204 適応アルゴリズム 104 レプリカ発生部 105 判定部 106,205 誤り検出部 107 変調部 108 フレーム形成部 202 検波部 203 等化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 修 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K018 AA04 BA03 DA01 DA06 GA01 5K046 AA05 BB05 EE06 EE47 EE56 EE59 EF01 EF02 EF07 EF12 5K059 CC03 DD31 DD39 EE02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線推定情報を含む受信信号を受信する
    受信手段と、前記回線推定情報を用い、適応アルゴリズ
    ムにしたがって前記受信信号に対して等化処理を行う等
    化処理手段と、を具備することを特徴とする通信端末装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信端末装置と無線通信
    を行う基地局装置であって、前記適応アルゴリズムを用
    いて受信信号から回線推定を行う回線推定手段と、前記
    回線推定手段により得られた回線推定情報を含む信号を
    送信する送信手段と、を具備することを特徴とする基地
    局装置。
  3. 【請求項3】 基地局装置側において、受信信号に基づ
    いて回線推定を行って回線推定情報を得て、この回線推
    定情報を含む信号を通信端末装置に送信し、前記通信端
    末装置側において、前記基地局装置から送信された信号
    に含まれる前記回線推定情報を用い、適応アルゴリズム
    にしたがって前記基地局装置から送信された信号に対し
    て等化処理を行うことを特徴とする無線通信方法。
  4. 【請求項4】 基地局装置と通信端末装置との間の通信
    が非対称通信であり、定期的に前記基地局装置から前記
    通信端末装置に対して前記回線推定情報を送信すること
    を特徴とする請求項3記載の無線通信方法。
JP27613199A 1999-09-29 1999-09-29 通信端末装置及び無線通信方法 Pending JP2001102970A (ja)

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