JPH0865222A - 同一周波数チャネル時分割双方向伝送方式 - Google Patents

同一周波数チャネル時分割双方向伝送方式

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JPH0865222A
JPH0865222A JP6214339A JP21433994A JPH0865222A JP H0865222 A JPH0865222 A JP H0865222A JP 6214339 A JP6214339 A JP 6214339A JP 21433994 A JP21433994 A JP 21433994A JP H0865222 A JPH0865222 A JP H0865222A
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JP
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transmission
reception
equalizer
device group
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JP6214339A
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Yasushi Shirato
裕史 白戸
Satoru Tano
哲 田野
Yoichi Saito
洋一 斉藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 TDMA−TDD方式に対して、伝送路にお
ける伝搬遅延時間差が存在する環境下における伝送特性
の補償技術を提供することを目的とする。 【構成】 一方の無線局がダイバーシチ通信のための複
数の受信装置群及び等化器を有する。受信出力は復調さ
れ、波形等化される。装置群の選択は、最大の平均受信
電力を与える装置群、又は波形歪が最小の受信信号を与
える装置群で行なう。送信時には、直前の受信で選択さ
れた受信用等化器の特性を送信用等化器に与え、直前の
受信で選択された装置群のアンテナにより送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一の周波数チャネル
を送信及び受信用に時分割して使用することで双方向伝
送を実現する無線伝送方式(TDMA−TDD方式)に
対して、伝送特性の劣化軽減方法であるダイバーシチを
適用した伝送方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TDMA−TDD方式を用いた移動通信
においては、移動局におけるレーリーフェージングによ
る包絡線レベルの落ち込みを軽減する方法として、送信
ダイバーシチが有効であることが知られており、従来平
均受信電力の大きなブランチを選択する方法が用いられ
ている。
【0003】図1に、例として2ブランチ構成を持つ送
信ダイバーシチを用いた無線通信システムの構成を示
し、図2に図1中のB局における処理フローを示す。5
よりA局に入力された信号は、変調器13で変調され送
信器11を経て、アンテナ共用器15を介してアンテナ
16より送信される。伝送路においてレーリーフェージ
ングを受けた信号はB局のアンテナ27及びアンテナ3
7で1バースト分受信される(ステップ101)。受信
レベル比較器41はバースト毎に各ブランチにおける平
均受信電力を監視し(ステップ102)、平均受信電力
が大きい方のブランチを切替器43により選択し、復調
器25より出力を得る(ステップ103、ステップ10
4)。
【0004】使用する搬送波の波長の1/2以上の間隔
でアンテナ27及びアンテナ37を配置すれば、各アン
テナにおける受信レベルは互いにほぼ独立に変化するた
め、ブランチ1及びブランチ2において同時に受信レベ
ルが落ち込む確率は小さくなる。従って、バースト毎に
切替器43により平均受信電力が大きい方のブランチを
選択することで、B局での受信レベルの落ち込みを軽減
することができる。
【0005】B局の送信時において、7からB局に入力
された(ステップ105)信号は、変調器24、送信器
22、及び切替器42を経て選択受信時されたブランチ
を経て送信される(ステップ106)。TDMA−TD
D方式では一定の時間間隔で送受信で同一周波数チャネ
ルを占有するが、この時間間隔に対してフェージングに
よる伝送路変動が緩やかな場合、送受信で伝送路状態、
即ち周波数特性は同一であると見なすことができる。従
って、伝送路の可逆性から受信時と同一のブランチを選
択することで目的のA局における受信レベルの落ち込み
の軽減効果が得られる。
【0006】伝送路に遅延時間のばらつきが存在し、受
信器に主波と共に遅延波が受信される環境下では、この
遅延波の影響で復調された信号に波形歪が生じるため伝
送特性の劣化が著しい。従来からこのような波形歪に対
する補償法として波形等化器が用いられ、TDMA−T
DD方式に関しては、これまでに対向する局の一方に受
信用等化器を持つ受信器と、受信から送信に切り替える
直前の受信等化器と同一の周波数特性で動作する送信用
等化器とを持つ送信器を備え、もう一方の局の受信特性
を改善し、同時に装置の簡易化を図る方法が提案されて
いる(特開昭63−279623)。
【0007】図3に送信用等化器を用いた無線通信シス
テムの構成を示し、図4に図3中のB局における処理フ
ローを示す。5からA局に入力された信号は、変調器1
3、送信器11、及びアンテナ共用器15を介してアン
テナ16より送信される。伝送路における伝搬遅延の差
によりB局のアンテナ27では、主波と共に遅延波が受
信される(ステップ201)。受信信号はアンテナ共用
器26、受信器23を介して復調器25で復調された
後、受信用等化器29に入力される。受信用等化器29
では希望信号と等化後の信号の差である誤差信号の2乗
平均値が最小になるようにトランスバーサルフィルタの
タップ係数を調整し、伝送路の周波数特性の逆特性を与
えることで、遅延波に起因する波形歪に対して補償が行
なわれ(ステップ202)、受信出力を得る(ステップ
203)。
【0008】前述の送信ダイバーシチの場合と同様に、
B局における信号受信時と信号送信時の伝送路の周波数
特性がほぼ同一であるという前提に基づいて、B局送信
時には7よりB局に入力された(ステップ205)信号
に対して、受信から送信に切り替える直前の受信用等化
器29のタップ係数を用いて、これと同一の周波数特性
を与え、送信用等化器28により予め伝送路の周波数特
性の補償を行なう(ステップ204、ステップ20
6)。送信用等化器28の出力は変調器24で変調さ
れ、送信器22、アンテナ共用器26を介してアンテナ
27より送信される(ステップ207)。これにより、
送信用等化器28からアンテナ16までの総合周波数特
性はフラットとなるためA局の受信信号出力8において
波形歪が低減されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】TDMA−TDD方式
に対して送信ダイバーシチを用いても、伝送路に遅延時
間のばらつきが存在する場合、主波と共に遅延波が受信
されることに起因する波形歪の影響で、移動局側におけ
る残留ビットエラーレートが増大することが知られてい
る。これは、送信ダイバーシチを含む空間ダイバーシチ
が受信レベル補償技術であって、本質的に波形歪に対す
る補償効果を持たないことによる。
【0010】また、送信用等化器は、等化器を持つ局の
信号受信時と信号送信時の伝送路の周波数特性が同一で
あることを前提として、送信用等化器は、受信から送信
に切り替える直前の受信用等化器と同一の周波数特性を
保持する。ところが、受信レベルが落ち込んでいる間は
伝送路の変動が急激でありこの前提が崩れるため、送信
用等化器から等化器を持たない局のアンテナまでの総合
周波数特性はフラットにはならない。このため等化器を
持たない局では波形歪がかえって増大し、受信特性が劣
化することになる。
【0011】本発明の目的は、TDMA−TDD方式に
対して、伝送路における伝搬遅延時間差が存在する環境
下における伝送特性の補償技術を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、同一の
周波数チャネルを送信用及び受信用に時分割して使用す
ることで双方向伝送を実現する無線伝送方式において、
対向する一方の局が、受信器と送受共用アンテナとをふ
くむ複数の装置群と、受信時に1つの装置群を選択する
受信切替器と、送信時に1つの装置群を選択する送信切
替器と、各装置群の受信品質に従って前期各切替器の切
替制御を行なう切替制御手段と、前記受信切替器の出力
に接続される復調器及び波形歪を等化する受信用等化器
及びその出力に接続される受信出力端子と、送信入力端
子に接続される送信用等化器及びその出力と前記送信切
替器の間に接続される変調器及び送信器とを有し、受信
時には、前期切替制御手段が最大の平均受信電力を与え
る装置群を選択するように各切替器を制御し、前記受信
用等化器が波形歪の補償を行ない、送信時には、送信動
作に切り替える直前の前記受信用等化器と同一の特性を
前記送信用等化器に与え、直前の受信動作で選択された
のと同じ装置群により送信する同一周波数チャネル時分
割双方向伝送方式にある。
【0013】本発明の別の特徴は、同一の周波数チャネ
ルを送信用及び受信用に時分割して使用することで双方
向伝送を実現する無線伝送方式において、対向する一方
の局が、送受共用アンテナと受信器と復調器及び波形歪
を等化する受信用等化器とをふくむ複数の装置群と、受
信時に1つの装置群を選択する受信切替器と、送信時に
1つの装置群を選択する送信切替器と、各装置群の受信
品質に従って前記各切替器の切替制御を行なう切替制御
手段と、前記受信切替器の出力に接続される受信出力端
子と、送信入力端子に接続される送信用等化器及びその
出力と前記送信切替器の間に接続される変調器及び送信
器とを有し、受信時には、前期切替制御手段が、受信用
等化器の出力に最良の受信品質を与える装置群を選択す
るように各切替器を制御し、送信時には、送信動作に切
り替える直前の前記受信用等化器と同一の特性を前記送
信用等化器に与え、直前の受信動作で選択されたのと同
じ装置群により送信する同一周波数チャネル時分割双方
向伝送方式にある。
【0014】好ましくは、前記切替制御手段は、各受信
用等化器の等化誤差の2乗和を各装置群に対するメトリ
ックとして、最小のメトリックを与える装置群の出力を
選択するように各切替器を制御する。
【0015】更に好ましくは、前期切替制御手段は、各
受信用等化器のタップ係数と、波形歪がないときのタッ
プ係数との差の2乗和を各装置群に対するメトリックと
して、最小のメトリックを与える装置群の出力を選択す
るように各切替器を制御する。
【0016】
【作用】前述の様な従来技術における問題点を解決し、
遅延波の存在する環境下で良好な伝送特性を実現するた
め、本発明は先に説明した送信ダイバーシチと送信等化
器を組み合わせて用いる。
【0017】本発明の請求項1によれば、複数のブラン
チを持つ局の信号受信時には複数のブランチのうち平均
受信電力が最大のものを選択し、そのブランチからの受
信信号に対して受信用等化器により波形歪を補償し受信
出力とする。信号送信時には、送信信号は送信等化器に
おいて、受信から送信に切り替える直前の受信等化器と
同一の周波数特性を与えられた上で、選択受信されたア
ンテナより送信される。
【0018】本発明の請求項2〜4によれば、送信ダイ
バーシチを実現する複数のブランチにそれぞれ波形歪補
償用の受信用等化器及び送信用等化器を配置し波形歪に
対する補償を行なう。
【0019】請求項3においては受信用等化器における
希望信号と等化後の信号の差である等化誤差の2乗和を
メトリックとして計算する。即ち、j番目のシンボル処
理時の等化誤差をek (j)とすると
【0020】
【数1】
【0021】をk番目のブランチに対するメトリックと
定義し、最小のメトリックを与えるブランチを選択し、
選択されたブランチの受信用等化器の出力を受信出力と
する。
【0022】請求項4によれば、各ブランチの受信用等
化器のタップ係数と、波形歪がない時のタップ係数との
差の2乗和をメトリックとして計算し、最小のメトリッ
クを与えるブランチを選択する。即ち、k番目のブラン
チに対するメトリックは
【0023】
【数2】
【0024】と定義される。ただし、Nはタップ数、h
ijはj番目のシンボル処理時のi番目のタップ係数であ
る。また、入力信号に遅延波による波形歪がない時の受
信用等化器のi番目のタップ係数hi は次式のようにな
る。
【0025】hi =1+j0;i=(N+1)/2 0+j0;i≠(N+1)/2
【0026】本発明によれば、複数ブランチを持つ局の
信号送信時には、受信時と同一のブランチが選択され、
送信信号は選択されたブランチの送信用等化器に入力さ
れる。送信信号は送信用等化器において、受信から送信
へ切り替える直前の、同一ブランチの受信用等化器で設
定されたタップ係数を用いてこれと同一の周波数特性を
与えられ選択受信されたアンテナより送信される。
【0027】各請求項のいずれの場合も、ブランチの切
り替えは受信バースト毎に行なう。また、メトリックを
計算するjの範囲は雑音の影響を低減するため、フェー
ジングが緩やかな場合受信バースト全体とし、伝送路変
動が早いときにはバーストの後半部分を用いる。
【0028】
【実施例】図5を用いて本発明の第1の実施例について
説明する。本実施例は2ブランチによる送信ダイバーシ
チを用いたTDMA−TDD方式による無線通信システ
ムである。B局には受信用等化器29及び送信用等化器
28が配置される。受信用等化器29は線形適応等化器
であり、希望信号と等化器出力の差の2乗平均値が最小
になるようにタップ係数を調整して、適応的に受信信号
の波形歪を補償する。また、送信用等化器28は受信用
等化器と同一構成のトランスバーサルフィルタで構成さ
れる。
【0029】図6に本実施例のB局における処理フロー
を示す。A局のアンテナ16より送信された信号は、B
局のアンテナ27、37で受信される(ステップ30
1)。B局に1バースト分信号が受信されると平均受信
電力計算回路41が動作し、切替器43により受信電力
が大きいほうのブランチが選択される(ステップ30
2、303)。以降ブランチ1が選択された場合につい
て説明する。アンテナ27で受信された信号は切替器4
3、復調器25を介して受信用等化器29に入力され、
復調信号に対して波形歪が補償される(ステップ30
4)。受信用等化器の出力はB局の受信出力として6よ
り出力される(ステップ305)。なお受信用等化器2
9は受信から送信に切り替える直前のタップ係数を送信
用等化器28へ送出する(ステップ306)。
【0030】B局送信時には、7よりB局に入力された
(ステップ307)送信信号は、送信用等化器28に入
力される。送信用等化器28は、受信用等化器29から
転送されたタップ係数を用いて動作し(ステップ30
8)、送信信号に受信から送信に切り替える直前の受信
等化器29と同一の周波数特性を与える。送信用等化器
28より出力された信号は、変調器24で変調され、送
信器22、アンテナ共用器26を介して、選択受信時さ
れたアンテナ27より送信される(ステップ309)。
【0031】次に、図7を用いて本発明における第2の
実施例について説明する。本実施例のB局には、各ブラ
ンチに受信用等化器29、39が配置される。実施例1
と同様、受信用等化器29、39は線形適応等化器であ
り、送信用等化器28は受信用等化器と同一構成のトラ
ンスバーサルフィルタで構成される。
【0032】図8に本実施例のB局における処理フロー
を示す。A局のアンテナ16より送信された信号は、B
局のアンテナ27、37で受信される。B局に1バース
ト分信号が受信される(ステップ401)と、各ブラン
チに接続された受信用等化器29、39が動作し、復調
信号に対して波形歪が補償される(ステップ402)。
ここで、メトリック計算回路44において各ブランチに
対するメトリックが計算され(ステップ403)、最小
のメトリックを与えるブランチが選択される(ステップ
404)。メトリックとしては各ブランチの受信用等化
器における等化誤差の2乗和、あるいは各ブランチの受
信用等化器から得られるタップ係数と、波形歪がない時
のタップ係数との差の2乗和を用いる。以降ブランチ1
が選択された場合について考える。復調器25で復調さ
れ、受信用等化器29で波形歪を補償された出力が、切
替器43を経て6より出力される(ステップ405)。
なお受信用等化器29は受信から送信に切り替える直前
のタップ係数を送信用等化器28へ送出する(ステップ
406)。
【0033】B局送信時には、受信時と同様にブランチ
1が選択される(ステップ408)。従って、7から入
力された信号は送信用等化器28へ入力される。送信用
等化器28では、受信用等化器29から転送されたタッ
プ係数を用いて送信用等化器を動作させる(ステップ4
09)。送信用等化器28より出力された信号は、変調
器24で変調され、送信器22、切替器42、及びアン
テナ共用器26を介してアンテナ27より送信される
(ステップ410)。
【0034】いずれの実施例においても、送信ダイバー
シチを用いていることからA局側における受信レベルの
落ち込みの軽減効果が期待できる。これについては、遅
延波の遅延量が大きくなるに従って時間ダイバーシチの
効果が現れることから効果が顕著となる。また、本発明
の請求項2、請求項3におけるブランチ選択法は、従来
の平均受信電力によるブランチ切替法と比較して、より
波形歪の小さい伝送品質の劣化の小さなブランチを選択
することが可能となり、より高いダイバーシチ効果が得
られる。
【0035】併せて、送信用等化器により波形歪による
伝送特性の劣化が補償されるため、従来技術では遅延波
の影響が無視できなかった環境下での特性改善が期待で
きる。図9に、従来の平均受信電力に基づく送信ダイバ
ーシチを用いた場合と、本発明による提案方式である、
平均受信電力に基づく送信ダイバーシチと送信用等化器
を組み合わせて用いた場合、受信用等化器の等化誤差に
基づく送信ダイバーシチと送信用等化器を組み合わせて
用いた場合、及び受信用等化器のタップ係数の偏差に基
づく送信ダイバーシチと送信用等化器を組み合わせて用
いた場合について、それぞれフェージング周波数=5H
z、遅延波の遅延量=975nsec、信号対搬送波電
力比(C/N)=50dBの時のA局における残留ビッ
トエラーレートの値を示す。
【0036】従来の送信ダイバーシチを用いた場合と比
較して、平均受信電力に基づく送信ダイバーシチと送信
用等化器を組み合わせると、残留ビットエラーレートの
値は約1/10、受信用等化器の等化誤差の2乗和に基
づく送信ダイバーシチと送信用等化器を組み合わせた場
合、及び受信用等化器のタップ係数偏差の2乗和に基づ
く送信ダイバーシチと送信用等化器を組み合わせた場合
ではいずれも約1/20に改善されることから、本発明
がいずれも伝送路に遅延分散の存在する環境下において
より良好な受信特性を実現する非常に有効な方式である
ことが分かる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればT
DMA−TDD方式による無線通信システムにおいて、
送信ダイバーシチと送信用等化器を組み合わせ、ブラン
チの選択方法として、従来の平均受信電力に基づく方法
の他、受信等化器の等化誤差の2乗和に基づく方法、及
び各ブランチの受信用等化器から得られるタップ係数
と、遅延波がない時のタップ係数との差の2乗和に基づ
く方法を用いることで、遅延波が存在する環境下におい
ても伝送特性を良好に補償し、残留ビットエラーレート
を低減することができることが分かる。本発明を無線移
動通信に利用すれば、移動局の装置規模を増大させるこ
となく、受信特性を向上させることができることから、
本発明は移動局の小型化、低消費電力化、伝送特性向上
を実現する非常に有効な方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の送信ダイバーシチを用いた無線通信
システムの装置構成を説明した図である。
【図2】従来技術の送信ダイバーシチを用いた場合の、
図1のB局における処理フローを説明した図である。
【図3】従来技術の送信用等化器を用いた無線通信シス
テムの装置構成を説明した図である。
【図4】従来技術の送信用等化器を用いた場合の、図3
のB局における処理フローを説明した図である。
【図5】本発明の実施例1の無線通信システムの装置構
成を説明した図である。
【図6】本発明の実施例1での図5のB局における処理
フローを説明した図である。
【図7】本発明の実施例2の無線通信システムの装置構
成を説明した図である。
【図8】本発明の実施例2での図7のB局における処理
フローを説明した図である。
【図9】本発明の効果を示す図である。
【符号の説明】
5 A局送信信号入力 6 B局受信信号出力 7 B局送信信号入力 8 A局受信信号出力 11 送信器 12 受信器 13 変調器 14 復調器 15 アンテナ共用器 16 アンテナ 21 ブランチ1 22 送信器 23 受信器 24 変調器 25 復調器 26 アンテナ共用器 27 アンテナ 28 送信用等化器 29 受信用等化器 31 ブランチ2 33 受信器 35 復調器 36 アンテナ共用器 37 アンテナ 39 受信用等化器 41 平均受信電力計算回路 42 送信用ブランチ切替器 43 受信用ブランチ切替器 44 メトリック計算回路 45 タップ係数切替器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の周波数チャネルを送信用及び受信
    用に時分割して使用することで双方向伝送を実現する無
    線伝送方式において、 対向する一方の局が、 受信器と送受共用アンテナとをふくむ複数の装置群と、 受信時に1つの装置群を選択する受信切替器と、 送信時に1つの装置群を選択する送信切替器と、 各装置群の受信品質に従って前記各切替器の切替制御を
    行なう切替制御手段と、 前記受信切替器の出力に接続される復調器及び波形歪を
    等化する受信用等化器及びその出力に接続される受信出
    力端子と、 送信入力端子に接続される送信用等化器及びその出力と
    前記送信切替器の間に接続される変調器及び送信器とを
    有し、 受信時には、前記切替制御手段が最大の平均受信電力を
    与える装置群を選択するように各切替器を制御し、前記
    受信用等化器が波形歪の補償を行ない、 送信時には、送信動作に切り替える直前の前記受信用等
    化器と同一の特性を前記送信用等化器に与え、直前の受
    信動作で選択されたのと同じ装置群により送信すること
    を特徴とする、同一周波数チャネル時分割双方向伝送方
    式。
  2. 【請求項2】 同一の周波数チャネルを送信用及び受信
    用に時分割して使用することで双方向伝送を実現する無
    線伝送方式において、 対向する一方の局が、 送受共用アンテナと受信器と復調器及び波形歪を等化す
    る受信用等化器とをふくむ複数の装置群と、 受信時に1つの装置群を選択する受信切替器と、 送信時に1つの装置群を選択する送信切替器と、 各装置群の受信品質に従って前記各切替器の切替制御を
    行なう切替制御手段と、 前記受信切替器の出力に接続される受信出力端子と、 送信入力端子に接続される送信用等化器及びその出力と
    前記送信切替器の間に接続される変調器及び送信器とを
    有し、 受信時には、前記切替制御手段が、受信用等化器の出力
    に最良の受信品質を与える装置群を選択するように各切
    替器を制御し、 送信時には、送信動作に切り替える直前の前記受信用等
    化器と同一の特性を前記送信用等化器に与え、直前の受
    信動作で選択されたのと同じ装置群により送信すること
    を特徴とする、同一周波数チャネル時分割双方向伝送方
    式。
  3. 【請求項3】 前記切替制御手段は、各受信用等化器の
    等化誤差の2乗和を各装置群に対するメトリックとし
    て、最小のメトリックを与える装置群の出力を選択する
    ように各切替器を制御する、請求項2記載の同一周波数
    チャネル時分割双方向伝送方式。
  4. 【請求項4】 前記切替制御手段は、各受信用等化器の
    タップ係数と、波形歪がないときのタップ係数との差の
    2乗和を各装置群に対するメトリックとして、最小のメ
    トリックを与える装置群の出力を選択するように各切替
    器を制御する、請求項2記載の同一周波数チャネル時分
    割双方向伝送方式。
JP6214339A 1994-08-17 1994-08-17 同一周波数チャネル時分割双方向伝送方式 Withdrawn JPH0865222A (ja)

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