JPH06216418A - 接点メーカ−ブレーカ - Google Patents
接点メーカ−ブレーカInfo
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- JPH06216418A JPH06216418A JP3101646A JP10164691A JPH06216418A JP H06216418 A JPH06216418 A JP H06216418A JP 3101646 A JP3101646 A JP 3101646A JP 10164691 A JP10164691 A JP 10164691A JP H06216418 A JPH06216418 A JP H06216418A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H89/00—Combinations of two or more different basic types of electric switches, relays, selectors and emergency protective devices, not covered by any single one of the other main groups of this subclass
- H01H89/06—Combination of a manual reset circuit with a contactor, i.e. the same circuit controlled by both a protective and a remote control device
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H3/00—Mechanisms for operating contacts
- H01H3/005—Mechanisms for operating contacts making use of superconductivity, e.g. levitation switch
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/002—Very heavy-current switches
- H01H33/004—Very heavy-current switches making use of superconducting contacts
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
- Breakers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】接点メーカの機能と接点ブレーカの機能のため
に同じ電力接点を用いる形態の接点メーカ・ブレーカよ
りなる電気装置において、手動操作による投入または開
放時のみならず故障発生時の自動引きはずしにおいて
も、簡単なやり方で優れた接点保護を確保することので
きる電気装置を提供する。 【構成】発熱体によって制御される超伝導素子18が電
力接点と直列に接続され、この超伝導素子は、閉路指令
または開路指令に応答して超伝導状態から常伝導状態へ
制御転移するか、あるいは故障電流に応答して超伝導状
態から常伝導状態へ固有転移した後、非常に高い抵抗を
示すよう構成されているので、電力接点の開閉を非常に
低い値の同じリーク電流について行うことができる接点
メーカ-ブレーカが開示されている。
に同じ電力接点を用いる形態の接点メーカ・ブレーカよ
りなる電気装置において、手動操作による投入または開
放時のみならず故障発生時の自動引きはずしにおいて
も、簡単なやり方で優れた接点保護を確保することので
きる電気装置を提供する。 【構成】発熱体によって制御される超伝導素子18が電
力接点と直列に接続され、この超伝導素子は、閉路指令
または開路指令に応答して超伝導状態から常伝導状態へ
制御転移するか、あるいは故障電流に応答して超伝導状
態から常伝導状態へ固有転移した後、非常に高い抵抗を
示すよう構成されているので、電力接点の開閉を非常に
低い値の同じリーク電流について行うことができる接点
メーカ-ブレーカが開示されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気装置に関し、特に
メーク(閉路)動作及びブレーク(開路)動作を共に同
じ電力接点を用いて行う形態の接点メーカ・ブレーカに
関する。
メーク(閉路)動作及びブレーク(開路)動作を共に同
じ電力接点を用いて行う形態の接点メーカ・ブレーカに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気装置または接点メーカ・ブ
レーカは周知であり、例えば、電力接点と呼ばれる接離
可能な接点を有する少なくとも1つの極と、手動操作部
材の作動に応答して発生する閉路指令及び開路指令をな
す電流パルスにより励磁されるようになっているコイ
ル、及びこのコイルに伝送される指令の作用として接点
を投入(閉路)、開放(開路)するようになっている制
御機構が結合された可動アーマチュアとを有する電磁石
と、前記の極に結合されており、短絡検出に続いて接点
を開放せしめる自動引きはずし装置と、各遮断チェンバ
と結合された消弧装置とで構成されている。
レーカは周知であり、例えば、電力接点と呼ばれる接離
可能な接点を有する少なくとも1つの極と、手動操作部
材の作動に応答して発生する閉路指令及び開路指令をな
す電流パルスにより励磁されるようになっているコイ
ル、及びこのコイルに伝送される指令の作用として接点
を投入(閉路)、開放(開路)するようになっている制
御機構が結合された可動アーマチュアとを有する電磁石
と、前記の極に結合されており、短絡検出に続いて接点
を開放せしめる自動引きはずし装置と、各遮断チェンバ
と結合された消弧装置とで構成されている。
【0003】「接点メーカ」の機能と「接点ブレーカ」
の機能を結合したこのような装置においては電流制限機
能は、もっぱら「接点ブレーカ」機能についてのみ組み
込まれており、短絡発生時に接点を保護するために例え
ば各極に設けられた磁気ストライカによって行われる。
の機能を結合したこのような装置においては電流制限機
能は、もっぱら「接点ブレーカ」機能についてのみ組み
込まれており、短絡発生時に接点を保護するために例え
ば各極に設けられた磁気ストライカによって行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、この種の装置は
「接点メーカ」の機能と「接点ブレーカ」機能に同じ接
点を使うため、電磁石によって制御する際にこれらの接
点を保護する、特に何らかの形で接点投入時のいわゆる
バウンス(反跳)の現象が発生するのを防ぐように保護
することが望まれる。
「接点メーカ」の機能と「接点ブレーカ」機能に同じ接
点を使うため、電磁石によって制御する際にこれらの接
点を保護する、特に何らかの形で接点投入時のいわゆる
バウンス(反跳)の現象が発生するのを防ぐように保護
することが望まれる。
【0005】本発明の目的は、接点メーカの機能と接点
ブレーカの機能のために同じ電力接点を用いる形態の接
点メーカ・ブレーカよりなる電気装置において、手動操
作による投入または開放時のみならず故障発生時の自動
引きはずしにおいても、簡単なやり方で優れた接点保護
を確保することのできる電気装置を提供することにあ
る。
ブレーカの機能のために同じ電力接点を用いる形態の接
点メーカ・ブレーカよりなる電気装置において、手動操
作による投入または開放時のみならず故障発生時の自動
引きはずしにおいても、簡単なやり方で優れた接点保護
を確保することのできる電気装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明による
接点メーカ・ブレーカの基本構想は、閉路指令または開
路指令に応答して生じる超伝導状態から常伝導状態への
制御転移(手動操作により制御された転移)の後、ある
いは故障電流に応答して生じる超伝導状態から常伝導状
態への固有転移の後に非常に高い抵抗を示すように熱的
に制御されかつそのような構造を有する超伝導素子と直
列に電力接点を接続して、電力接点が非常に低い値の同
じリーク電流が流れる状態で閉じ、かつ開くようにする
というものである。
接点メーカ・ブレーカの基本構想は、閉路指令または開
路指令に応答して生じる超伝導状態から常伝導状態への
制御転移(手動操作により制御された転移)の後、ある
いは故障電流に応答して生じる超伝導状態から常伝導状
態への固有転移の後に非常に高い抵抗を示すように熱的
に制御されかつそのような構造を有する超伝導素子と直
列に電力接点を接続して、電力接点が非常に低い値の同
じリーク電流が流れる状態で閉じ、かつ開くようにする
というものである。
【0007】このように非常に小さなリーク電流が流れ
る状態で作動するようにすると、接点間でアークが発生
しにくくなり、その結果従来技術とは異なり、消弧構造
をすべて省略することができることは好都合である。前
記目的達成のため、本発明の接点メーカ・ブレーカは、
気体を充填した密封容器に収容した超伝導状態から常伝
導状態への転移後に非常に高い抵抗を示すような構造を
有する超伝導体と直列に接続された一対の電力接点より
なる少なくとも1本の極線路であって、前記密封容器が
前記超伝導素子の臨界温度より低い温度にサーモスタッ
ト制御した媒体中に浸漬されている電流路と、手動操作
部材に結合されていて閉路指令及び開路指令よりなる論
理制御信号を供給する電気制御手段と、前記密封容器中
に収容され、前記超伝導素子から電気的に絶縁された発
熱体であって、論理制御信号を受け取ると共に、閉路指
令に対しても、開路指令に対しても熱を前記超伝導素子
に伝達してその温度を臨界温度より高く上昇させ、これ
によって、超伝導素子を超伝導状態から常伝導状態へ転
移させる発熱体と、論理制御信号を受け取ると共に、上
記電力接点を閉路指令に応答して閉路方向に作動させ、
開路指令に応答して開路方向に作動させる双安定電磁制
御装置であって、前記のような閉路指令または開路指令
の後に超伝導素子をその超伝導状態から常伝導状態へ転
移させる時間より長い反応時間を有する双安定電磁制御
装置と、前記超伝導素子との並列に接続された故障電流
を自動的に検出するための検出手段であって、前記超伝
導素子が、その中を故障電流が流れると超伝導状態から
常伝導状態へ固有転移するような構造を有する検出手段
と、前記検出手段に結合されていて、少なくとも閉路指
令と等しい長さの遅延時間後に故障電流パルスを供給す
る遅延型電気制御手段であって、その故障電流パルスが
前記発熱体へ供給されて、常伝導状態に固有転移した前
記超伝導素子の抵抗を増大させるようにこれに熱を伝達
させると共に、前記双安定電磁制御装置へ供給され、こ
れによって故障電流パルスの終わりに前記電力接点を開
路方向に作動させる遅延型電気制御手段とで構成したも
のである。
る状態で作動するようにすると、接点間でアークが発生
しにくくなり、その結果従来技術とは異なり、消弧構造
をすべて省略することができることは好都合である。前
記目的達成のため、本発明の接点メーカ・ブレーカは、
気体を充填した密封容器に収容した超伝導状態から常伝
導状態への転移後に非常に高い抵抗を示すような構造を
有する超伝導体と直列に接続された一対の電力接点より
なる少なくとも1本の極線路であって、前記密封容器が
前記超伝導素子の臨界温度より低い温度にサーモスタッ
ト制御した媒体中に浸漬されている電流路と、手動操作
部材に結合されていて閉路指令及び開路指令よりなる論
理制御信号を供給する電気制御手段と、前記密封容器中
に収容され、前記超伝導素子から電気的に絶縁された発
熱体であって、論理制御信号を受け取ると共に、閉路指
令に対しても、開路指令に対しても熱を前記超伝導素子
に伝達してその温度を臨界温度より高く上昇させ、これ
によって、超伝導素子を超伝導状態から常伝導状態へ転
移させる発熱体と、論理制御信号を受け取ると共に、上
記電力接点を閉路指令に応答して閉路方向に作動させ、
開路指令に応答して開路方向に作動させる双安定電磁制
御装置であって、前記のような閉路指令または開路指令
の後に超伝導素子をその超伝導状態から常伝導状態へ転
移させる時間より長い反応時間を有する双安定電磁制御
装置と、前記超伝導素子との並列に接続された故障電流
を自動的に検出するための検出手段であって、前記超伝
導素子が、その中を故障電流が流れると超伝導状態から
常伝導状態へ固有転移するような構造を有する検出手段
と、前記検出手段に結合されていて、少なくとも閉路指
令と等しい長さの遅延時間後に故障電流パルスを供給す
る遅延型電気制御手段であって、その故障電流パルスが
前記発熱体へ供給されて、常伝導状態に固有転移した前
記超伝導素子の抵抗を増大させるようにこれに熱を伝達
させると共に、前記双安定電磁制御装置へ供給され、こ
れによって故障電流パルスの終わりに前記電力接点を開
路方向に作動させる遅延型電気制御手段とで構成したも
のである。
【0008】
【実施例】以下、本発明をその実施例により図面を参照
しつつ詳細に説明する。図1において、本発明による一
実施例の接点メーカ・ブレーカは全体を符号10で示
し、単極型として図示されているが、もちろん多極型と
することも可能である。
しつつ詳細に説明する。図1において、本発明による一
実施例の接点メーカ・ブレーカは全体を符号10で示
し、単極型として図示されているが、もちろん多極型と
することも可能である。
【0009】図1の接点メーカ・ブレーカ10は、電圧
U1が供給される主電源系統16中の負荷15に直列に
挿入された2つの電源端子13,14にそれぞれ接続さ
れた入力導体11及び出力導体12を有する。極線路1
7は、2つの電源端子13,14の間に、超伝導素子1
8と一対の接離可能な電力接点19−20により形成さ
れる直列開路を有し、電力接点の一方(19)は可動接
点、もう一方(20)は固定接点である。
U1が供給される主電源系統16中の負荷15に直列に
挿入された2つの電源端子13,14にそれぞれ接続さ
れた入力導体11及び出力導体12を有する。極線路1
7は、2つの電源端子13,14の間に、超伝導素子1
8と一対の接離可能な電力接点19−20により形成さ
れる直列開路を有し、電力接点の一方(19)は可動接
点、もう一方(20)は固定接点である。
【0010】図1において、全体として符号22で示す
電流開閉装置は、発熱体23によって制御される超伝導
素子18よりなる。以下、この開閉装置22の構成及び
役割についてさらに詳細に説明する。電流開閉装置22
の発熱体23(図1)は、2本の導体25と26の間に
接続されている。これらの導体の一方(25)は第1の
制御端子27に直接接続され、他方の導体(26)は、
符号33で略示する制御機構を介して例えば押しボタン
のような手動操作部材32の作動により投入方向に駆動
される一対の接離可能な接点29−30を介して第2の
制御端子28に接続されている。これらの接点は、その
投入位置において例えば論理レベル1の電流パルスを発
生して発熱体23に供給することにより、閉路指令また
は開路指令を発生させる。2つの制御端子27,28の
間には電圧U2が印加されている。
電流開閉装置は、発熱体23によって制御される超伝導
素子18よりなる。以下、この開閉装置22の構成及び
役割についてさらに詳細に説明する。電流開閉装置22
の発熱体23(図1)は、2本の導体25と26の間に
接続されている。これらの導体の一方(25)は第1の
制御端子27に直接接続され、他方の導体(26)は、
符号33で略示する制御機構を介して例えば押しボタン
のような手動操作部材32の作動により投入方向に駆動
される一対の接離可能な接点29−30を介して第2の
制御端子28に接続されている。これらの接点は、その
投入位置において例えば論理レベル1の電流パルスを発
生して発熱体23に供給することにより、閉路指令また
は開路指令を発生させる。2つの制御端子27,28の
間には電圧U2が印加されている。
【0011】以下にさらに詳細に説明するように、発熱
体23に押しボタン(駆動部材)32の作動に応答して
閉路指令または開路指令に対応する制御電流1が流れる
と、発熱体32は超伝導素子18に熱を供給してその温
度を臨界温度より高く上昇させ、これによってその超伝
導材料を超伝導状態から常伝導状態へ転移させる。図1
において、発熱体23にはこれと並列に双安定コイル3
5が接続され、この双安定コイル23は、その安定状態
を変える際、押しボタン32の作動に応答して与えられ
る2つの指令のうちの一方(閉路指令または開路指令)
をなす電流パルスによって励磁される。この励磁状態
は、他方の指令をなす電流パルスが発生して、安定状態
が変わるまで持続する。
体23に押しボタン(駆動部材)32の作動に応答して
閉路指令または開路指令に対応する制御電流1が流れる
と、発熱体32は超伝導素子18に熱を供給してその温
度を臨界温度より高く上昇させ、これによってその超伝
導材料を超伝導状態から常伝導状態へ転移させる。図1
において、発熱体23にはこれと並列に双安定コイル3
5が接続され、この双安定コイル23は、その安定状態
を変える際、押しボタン32の作動に応答して与えられ
る2つの指令のうちの一方(閉路指令または開路指令)
をなす電流パルスによって励磁される。この励磁状態
は、他方の指令をなす電流パルスが発生して、安定状態
が変わるまで持続する。
【0012】双安定コイル35はそれ自体公知の電磁石
(図示せず)のコイルであり、図1に符号37で略示す
る制御機構に関連する可動磁気回路を形成する。この磁
気回路は、コイル35が手動操作による閉路指令によっ
て励磁されると、電力接点19−20を閉路方向に駆動
し、手動操作によってコイル35が開路指令の発生によ
って非励磁化されると、電力接点19−20を開路方向
に駆動する。
(図示せず)のコイルであり、図1に符号37で略示す
る制御機構に関連する可動磁気回路を形成する。この磁
気回路は、コイル35が手動操作による閉路指令によっ
て励磁されると、電力接点19−20を閉路方向に駆動
し、手動操作によってコイル35が開路指令の発生によ
って非励磁化されると、電力接点19−20を開路方向
に駆動する。
【0013】電力接点19−20が、手動操作に対し
て、超伝導素子18が超伝導状態にある時の使用電流を
直接開閉することがないように、電磁石(双安定コイル
35よりなる)及びその制御機構37は、電力接点19
−20の開閉時間(切り替え時間)が手動操作によって
与えられる閉路指令及び開路指令に続く超伝導材料の超
伝導状態から常伝導状態への転移に要する時間より長く
なるよう構成されている。
て、超伝導素子18が超伝導状態にある時の使用電流を
直接開閉することがないように、電磁石(双安定コイル
35よりなる)及びその制御機構37は、電力接点19
−20の開閉時間(切り替え時間)が手動操作によって
与えられる閉路指令及び開路指令に続く超伝導材料の超
伝導状態から常伝導状態への転移に要する時間より長く
なるよう構成されている。
【0014】図1に示すように、超伝導素子18には、
一対の接離可能な接点39−40とコイル42で形成さ
れた直列開路が並列に接続され、接点39−40は入力
導体11側に接続されている。接点39−40は、双安
定コイル35よりなる電磁石に付属する同じ制御機構3
7によって接点19−20と同時に閉路方向または開路
方向に駆動される。
一対の接離可能な接点39−40とコイル42で形成さ
れた直列開路が並列に接続され、接点39−40は入力
導体11側に接続されている。接点39−40は、双安
定コイル35よりなる電磁石に付属する同じ制御機構3
7によって接点19−20と同時に閉路方向または開路
方向に駆動される。
【0015】コイル42はそれ自体公知の電磁石(図示
せず)のコイルであり、図1に符号44にて略示する制
御機構に付属する可動磁気回路を形成する。この磁気回
路は、コイル42が故障電流により励磁されると、その
故障時間があらかじめ設定された時間だけ持続した時、
接点39−40と並列に接続された時間遅延接点46−
47をもっぱら投入方向にのみ駆動する。以下にさらに
詳細に説明するように、コイル42は、いわば故障電流
を自動的に検出するための手段の役割を果たす。さら
に、接点46−47の動作時間遅延は、少なくとも押し
ボタン32の作動に応答して与えられる閉路指令の持続
時間に等しい長さとなるように設定される。
せず)のコイルであり、図1に符号44にて略示する制
御機構に付属する可動磁気回路を形成する。この磁気回
路は、コイル42が故障電流により励磁されると、その
故障時間があらかじめ設定された時間だけ持続した時、
接点39−40と並列に接続された時間遅延接点46−
47をもっぱら投入方向にのみ駆動する。以下にさらに
詳細に説明するように、コイル42は、いわば故障電流
を自動的に検出するための手段の役割を果たす。さら
に、接点46−47の動作時間遅延は、少なくとも押し
ボタン32の作動に応答して与えられる閉路指令の持続
時間に等しい長さとなるように設定される。
【0016】接点46−47は、故障発生後投入位置に
なると、例えば論理レベル1の故障電流パルスを発生
し、この電流パルスは発熱体23及び双安定コイル35
に供給される。
なると、例えば論理レベル1の故障電流パルスを発生
し、この電流パルスは発熱体23及び双安定コイル35
に供給される。
【0017】次に、図1の電流開閉装置22の構成につ
いて図2,3及び4(同じ要素は同じ参照符号にて示
す)を参照しつつさらに詳細に説明する。図2に示す実
施例においては、電流開閉装置22は、密封容器50を
有し、この密閉容器中においては、基板51上に3つの
平らな層18,52及び53が積層されている。即ち、
18は超伝導層であり、52は厚さ2〜3ミクロンの薄
い層、例えばジルコニウムで形成された誘電体層であ
り、53は例えば銀またはニッケル等の金属で形成され
た抵抗層であって、抵抗層53はこの実施例においては
電気抵抗型の発熱体(図1の23)として機能する。基
板51と超伝導層18との間には薄い拘束層(図示せ
ず)を挿入してもよい。
いて図2,3及び4(同じ要素は同じ参照符号にて示
す)を参照しつつさらに詳細に説明する。図2に示す実
施例においては、電流開閉装置22は、密封容器50を
有し、この密閉容器中においては、基板51上に3つの
平らな層18,52及び53が積層されている。即ち、
18は超伝導層であり、52は厚さ2〜3ミクロンの薄
い層、例えばジルコニウムで形成された誘電体層であ
り、53は例えば銀またはニッケル等の金属で形成され
た抵抗層であって、抵抗層53はこの実施例においては
電気抵抗型の発熱体(図1の23)として機能する。基
板51と超伝導層18との間には薄い拘束層(図示せ
ず)を挿入してもよい。
【0018】密封容器50は、容器55に入れられた、
例えば液体窒素または超伝導材料18の臨界温度より低
い温度を有するその他の液化ガスよりなるサーモスタッ
ト制御された媒体54中に浸漬されている。例えば、超
伝導材料としては、臨界温度Tcが92Kに近いY1B
a2Cu3O7-X型のペロブスガイドを用い、サーモスタ
ット制御した媒体54としては大気圧における沸点温度
が77.3Kに等しい液体窒素を用いる。超伝導層18
は、密封した断熱線路(図示せず)を介して極線路17
に挿入され、抵抗層53は密封した断熱線路(図示せ
ず)を介して2本の導体25と26の間に挿入されてい
る。誘電体層52は超伝導層18と抵抗層53との間に
挿入されて、電力系統の部分と制御系統の部分の間を電
気的に絶縁する。
例えば液体窒素または超伝導材料18の臨界温度より低
い温度を有するその他の液化ガスよりなるサーモスタッ
ト制御された媒体54中に浸漬されている。例えば、超
伝導材料としては、臨界温度Tcが92Kに近いY1B
a2Cu3O7-X型のペロブスガイドを用い、サーモスタ
ット制御した媒体54としては大気圧における沸点温度
が77.3Kに等しい液体窒素を用いる。超伝導層18
は、密封した断熱線路(図示せず)を介して極線路17
に挿入され、抵抗層53は密封した断熱線路(図示せ
ず)を介して2本の導体25と26の間に挿入されてい
る。誘電体層52は超伝導層18と抵抗層53との間に
挿入されて、電力系統の部分と制御系統の部分の間を電
気的に絶縁する。
【0019】さらに、密封容器50には、サーモスタッ
ト制御した媒体54の温度において気体状態に保たれ
る、例えば窒素、ヘリウムあるいはその他の乾燥空気の
ような気体56がさらに充填されている。超伝導層18
を収容した密封容器50はサーモスタット制御した媒体
54に浸漬されているため、気体56の役割は、とりわ
け超伝導材料を断熱して、超伝導材料が制御電流iが流
れる抵抗層53により加熱される間のサーモスタット制
御された媒体へのエネルギー損失を非常に小さくするこ
とである。
ト制御した媒体54の温度において気体状態に保たれ
る、例えば窒素、ヘリウムあるいはその他の乾燥空気の
ような気体56がさらに充填されている。超伝導層18
を収容した密封容器50はサーモスタット制御した媒体
54に浸漬されているため、気体56の役割は、とりわ
け超伝導材料を断熱して、超伝導材料が制御電流iが流
れる抵抗層53により加熱される間のサーモスタット制
御された媒体へのエネルギー損失を非常に小さくするこ
とである。
【0020】図3に示す実施例においては、発熱体とし
ての機能を有する抵抗漕53は、例えば、ドーピングし
たシリコンのような適切な材料基板により形成されてお
り、誘電体層52及び超伝導層18もそれぞれこの材料
から形成されている。また、これらの3つの層、即ち超
伝導層18、誘電体層52及び抵抗層の53をワイヤ構
造に形成することも本発明の範囲内において可能であ
り、その場合あるいは特に図2に示すような積層構造と
する場合に、超伝導層18と抵抗層53の上下の位置関
係を逆にすることも可能である。
ての機能を有する抵抗漕53は、例えば、ドーピングし
たシリコンのような適切な材料基板により形成されてお
り、誘電体層52及び超伝導層18もそれぞれこの材料
から形成されている。また、これらの3つの層、即ち超
伝導層18、誘電体層52及び抵抗層の53をワイヤ構
造に形成することも本発明の範囲内において可能であ
り、その場合あるいは特に図2に示すような積層構造と
する場合に、超伝導層18と抵抗層53の上下の位置関
係を逆にすることも可能である。
【0021】図4に示す実施例においては、図1におけ
る発熱体23の役割を果たさせるために図4に符号58
で示すペルチエ効果モジュールを使用する(ペルチエ効
果モジュール自体は公知である)。このペルチエ効果モ
ジュール58(図4)は、この実施例では例えば銅等の
金属で形成された密封容器50の平坦な壁面50aに貼
付けられた冷面と呼ばれる第1の平らな面58aと、誘
電体層52を介して超伝導層18と熱的に接触するよう
配置された例えば銅製の熱面と呼ばれる第2の平らな面
58bを有する。
る発熱体23の役割を果たさせるために図4に符号58
で示すペルチエ効果モジュールを使用する(ペルチエ効
果モジュール自体は公知である)。このペルチエ効果モ
ジュール58(図4)は、この実施例では例えば銅等の
金属で形成された密封容器50の平坦な壁面50aに貼
付けられた冷面と呼ばれる第1の平らな面58aと、誘
電体層52を介して超伝導層18と熱的に接触するよう
配置された例えば銅製の熱面と呼ばれる第2の平らな面
58bを有する。
【0022】他の変形例においては、ペルチエ効果モジ
ュールの冷面を例えば銅製とし、その冷面をして容器5
0の外壁面の1つをなさしめ、サーモスタット制御した
媒体54に直接接触させるようにしてもよい。その場合
は、密封容器50は金属で形成する必要はない。図2,
3及び4に示すこれらの実施例においては、使用する発
熱体、即ち電気抵抗層53(図2及び3)あるいはペル
チエ効果モジュール58(図4)は、手動制御開路指令
または閉路指令に応じて制御電流パルスを供給される
と、超伝導層18の温度をその臨界指令に応じて制御電
流パルスを供給されると、超伝導層18の温度をその臨
界温度より高く上昇させ、これによって超伝導材料を超
伝導状態から常伝導状態へ転移させる。
ュールの冷面を例えば銅製とし、その冷面をして容器5
0の外壁面の1つをなさしめ、サーモスタット制御した
媒体54に直接接触させるようにしてもよい。その場合
は、密封容器50は金属で形成する必要はない。図2,
3及び4に示すこれらの実施例においては、使用する発
熱体、即ち電気抵抗層53(図2及び3)あるいはペル
チエ効果モジュール58(図4)は、手動制御開路指令
または閉路指令に応じて制御電流パルスを供給される
と、超伝導層18の温度をその臨界指令に応じて制御電
流パルスを供給されると、超伝導層18の温度をその臨
界温度より高く上昇させ、これによって超伝導材料を超
伝導状態から常伝導状態へ転移させる。
【0023】この超伝導材料の転移は迅速に行われるた
め、転移条件を適宜工夫する一方、他方では超伝導材料
を積mc(mは超伝導材料の質量、cはその熱容量)が
できるだけ小さくなるような構造にしなければならな
い。さらに、密封容器50に充填される気体56(図
2,3及び4)は、熱慣性が低いため、超伝導材料の超
伝導状態から常伝導状態への迅速な転移に相当大きく寄
与する。
め、転移条件を適宜工夫する一方、他方では超伝導材料
を積mc(mは超伝導材料の質量、cはその熱容量)が
できるだけ小さくなるような構造にしなければならな
い。さらに、密封容器50に充填される気体56(図
2,3及び4)は、熱慣性が低いため、超伝導材料の超
伝導状態から常伝導状態への迅速な転移に相当大きく寄
与する。
【0024】さらに、超伝導素子18は、その中を流れ
る故障電流の値が少なくともIc=JCSによって定義
されるその臨界電流ICに等しいとき、その固有の性質
により超伝導状態から常伝導状態へ転移する。ただし、
JCは超伝導材料の性質によって決まる臨界電流密度で
あり、Sは超伝導素子の断面積である。この臨界の電流
値から、超伝導素子は、いわゆる固有制限電流値IL1=
IC=JCSの受動的電流リミッタとして作用する。この
固有制限電流値は、超伝導素子の性質及び幾何学的形状
によって決まる。
る故障電流の値が少なくともIc=JCSによって定義
されるその臨界電流ICに等しいとき、その固有の性質
により超伝導状態から常伝導状態へ転移する。ただし、
JCは超伝導材料の性質によって決まる臨界電流密度で
あり、Sは超伝導素子の断面積である。この臨界の電流
値から、超伝導素子は、いわゆる固有制限電流値IL1=
IC=JCSの受動的電流リミッタとして作用する。この
固有制限電流値は、超伝導素子の性質及び幾何学的形状
によって決まる。
【0025】一例を挙げると、電流密度JCが106A/
cm2に等しいY1Ba2Cu3O7-X型の超伝導材料を用
いて、超伝導素子の寸法を、これが例えばh及び1を各
々厚さ及び幅として断面積S=hlの平たい形状を有す
る場合に、S=10-4cm2となるように、即ち例えば
h=50ミクロン、1=200ミクロン、とすると、固
有制限電流値IL1=100Aを得ることが可能である。
cm2に等しいY1Ba2Cu3O7-X型の超伝導材料を用
いて、超伝導素子の寸法を、これが例えばh及び1を各
々厚さ及び幅として断面積S=hlの平たい形状を有す
る場合に、S=10-4cm2となるように、即ち例えば
h=50ミクロン、1=200ミクロン、とすると、固
有制限電流値IL1=100Aを得ることが可能である。
【0026】また、超伝導素子18は、手動操作の場合
は発熱体23の動作による超伝導状態から常伝導状態へ
の制御転移の後、あるいは故障の場合は超伝導状態から
常伝導状態への固有転移の後、高抵抗(記号RLCで表
す)を主電源系統16(図1)中に導入するようになっ
ており、これによって電力接点19−20手動操作によ
る投入時に流れ始める電流あるいはこれらの電力接点の
手動操作による開放または自動開放(故障の場合)時に
遮断される電流が使用電流IEよりはるかに小さくなる
ようにしてある。この電流(記号ILCで表す)はリーク
電流と呼ばれ、I LC=U1/RLCで与えられる(負荷1
5のインピーダンスは抵抗RLCよりかなり小さいと仮
定する)。
は発熱体23の動作による超伝導状態から常伝導状態へ
の制御転移の後、あるいは故障の場合は超伝導状態から
常伝導状態への固有転移の後、高抵抗(記号RLCで表
す)を主電源系統16(図1)中に導入するようになっ
ており、これによって電力接点19−20手動操作によ
る投入時に流れ始める電流あるいはこれらの電力接点の
手動操作による開放または自動開放(故障の場合)時に
遮断される電流が使用電流IEよりはるかに小さくなる
ようにしてある。この電流(記号ILCで表す)はリーク
電流と呼ばれ、I LC=U1/RLCで与えられる(負荷1
5のインピーダンスは抵抗RLCよりかなり小さいと仮
定する)。
【0027】抵抗RLCは、式RLC=PLC・L/Sにより
定義されるから(ただしPLCは超伝導素子18の常伝導
状態における抵抗率、L及びS各々超伝導素子18の長
さ及び断面積)、リーク電流ILCは次式で与えられる: ILC=U1・S/PLCL 従って、リーク電流ILCは超伝導素子の特性及び幾何
学的形状によって決まる。
定義されるから(ただしPLCは超伝導素子18の常伝導
状態における抵抗率、L及びS各々超伝導素子18の長
さ及び断面積)、リーク電流ILCは次式で与えられる: ILC=U1・S/PLCL 従って、リーク電流ILCは超伝導素子の特性及び幾何
学的形状によって決まる。
【0028】再度前記の例において、常伝導状態におけ
る超伝導材料の抵抗率PLCが10-3ohm・cmに等し
い場合、超伝導素子の長さLが例えば4メートルで、断
面積Sが10-4cm2に等しいとすると、電源電圧U1
=400Vにおけるリーク電流値ILC=0.1Aが求め
られる。次に、図1の接点メーカ・ブレーカ10の動作
について説明する。まず最初に、押しボタン32によっ
て閉路指令が与えられると、接点29−30が閉じ、い
わゆる投入パルスIf(図5)を発生して、発熱体23
及び双安定コイル35へ供給する。
る超伝導材料の抵抗率PLCが10-3ohm・cmに等し
い場合、超伝導素子の長さLが例えば4メートルで、断
面積Sが10-4cm2に等しいとすると、電源電圧U1
=400Vにおけるリーク電流値ILC=0.1Aが求め
られる。次に、図1の接点メーカ・ブレーカ10の動作
について説明する。まず最初に、押しボタン32によっ
て閉路指令が与えられると、接点29−30が閉じ、い
わゆる投入パルスIf(図5)を発生して、発熱体23
及び双安定コイル35へ供給する。
【0029】発熱体が図2及び3に示すような電気抵抗
型の発熱体の場合、抵抗層53をこの電流パルスI
f(図6)が通過すると、熱が超伝導素子18へ伝達さ
れ、超伝導素子18は加熱されて急速に臨界温度TCに
達し、非常に短い時間tRS(図7)の後、超伝導材料
は超伝導状態から常伝導状態へ転移する。すると、超伝
導素子18の抵抗は、著しく増加してRLC(図7)に達
し、電流パルスIfの終わりまでこの値に保たれる。
型の発熱体の場合、抵抗層53をこの電流パルスI
f(図6)が通過すると、熱が超伝導素子18へ伝達さ
れ、超伝導素子18は加熱されて急速に臨界温度TCに
達し、非常に短い時間tRS(図7)の後、超伝導材料
は超伝導状態から常伝導状態へ転移する。すると、超伝
導素子18の抵抗は、著しく増加してRLC(図7)に達
し、電流パルスIfの終わりまでこの値に保たれる。
【0030】発熱体が図4に示すようなペルチエ効果モ
ジュール58によりなる場合においては、ペルチエ効果
モジュールを流れる電流パルスIfがその熱面58bの
温度を上昇させ、これが熱伝導材料18の温度を急速に
臨界温度TCより高くまで上昇させる結果、時間t
RS(図7)の後に超伝導状態から常伝導状態への転移が
起こる。すると、超伝導素子18の抵抗は、著しく増加
してRLC(図7)に達し、電流パルスIfの終わりまで
この値に保たれる。
ジュール58によりなる場合においては、ペルチエ効果
モジュールを流れる電流パルスIfがその熱面58bの
温度を上昇させ、これが熱伝導材料18の温度を急速に
臨界温度TCより高くまで上昇させる結果、時間t
RS(図7)の後に超伝導状態から常伝導状態への転移が
起こる。すると、超伝導素子18の抵抗は、著しく増加
してRLC(図7)に達し、電流パルスIfの終わりまで
この値に保たれる。
【0031】この場合は、超伝導素子18の制御加熱
は、サーモスタット制御した媒体54に対して超伝導材
料18を分離する密封容器50によって可能となるとい
うことに注意すべきであろう。超伝導素子18が常伝導
状態にあると、電流パルスIfによって励磁された双安
定コイル35は、制御機構37を介して接点19−20
及び接点39−40を同時に閉路方向に作動させる。図
9に符号t′で示すこれらの接点19−20及び39−
40の開閉時間は、超伝導素子18の転移時間tRSより
長いため、接点19−20及び接点39−40は閉じ
る。コイル42は、電圧U1が印加され、接点39−4
0とコイル42よりなる分路はRLCよりかなり大きい抵
抗を持つようにしてあるため、接点19−20は、リー
ク電流ILC(図8)が流れる状態で投入されることにな
る(図9参照)。前記の例ではこのリーク電流は0.1
Aに等しい。
は、サーモスタット制御した媒体54に対して超伝導材
料18を分離する密封容器50によって可能となるとい
うことに注意すべきであろう。超伝導素子18が常伝導
状態にあると、電流パルスIfによって励磁された双安
定コイル35は、制御機構37を介して接点19−20
及び接点39−40を同時に閉路方向に作動させる。図
9に符号t′で示すこれらの接点19−20及び39−
40の開閉時間は、超伝導素子18の転移時間tRSより
長いため、接点19−20及び接点39−40は閉じ
る。コイル42は、電圧U1が印加され、接点39−4
0とコイル42よりなる分路はRLCよりかなり大きい抵
抗を持つようにしてあるため、接点19−20は、リー
ク電流ILC(図8)が流れる状態で投入されることにな
る(図9参照)。前記の例ではこのリーク電流は0.1
Aに等しい。
【0032】コイル35は双安定型であるから、接点1
9−20及び39−40は、一端閉じた後は制御電流が
なくとも閉状態に保たれる。さらに、接点46−47
は、動作時間遅延が電流パルスIfの持続時間より大き
いので、開位置に保たれる。電流パルスIfの終わりに
は、接点29−30が開き、発熱体には熱が供給されな
くなるため、超伝導素子18は、時間tDS(図7)の後
に常伝導状態から超伝導状態へ転移する。
9−20及び39−40は、一端閉じた後は制御電流が
なくとも閉状態に保たれる。さらに、接点46−47
は、動作時間遅延が電流パルスIfの持続時間より大き
いので、開位置に保たれる。電流パルスIfの終わりに
は、接点29−30が開き、発熱体には熱が供給されな
くなるため、超伝導素子18は、時間tDS(図7)の後
に常伝導状態から超伝導状態へ転移する。
【0033】発熱体が図2及び3に示すように抵抗層5
3からなる場合は、超伝導素子18は、容器50内の気
体56を介しての超伝導素子自体とサーモスタット制御
した媒体54との間の単なる熱交換によって超伝導状態
へ復帰する。ペルチエ効果モジュール58(図4)を使
用する場合は、超伝導素子18は、前記モジュール58
を流れる電流の方向を所定の時間だけ逆にすることによ
ってその熱面58bを冷却することにより超伝導状態に
復帰する。
3からなる場合は、超伝導素子18は、容器50内の気
体56を介しての超伝導素子自体とサーモスタット制御
した媒体54との間の単なる熱交換によって超伝導状態
へ復帰する。ペルチエ効果モジュール58(図4)を使
用する場合は、超伝導素子18は、前記モジュール58
を流れる電流の方向を所定の時間だけ逆にすることによ
ってその熱面58bを冷却することにより超伝導状態に
復帰する。
【0034】超伝導素子18が超伝導状態へ復帰する
と、電源系統16の電流Iが増加し、使用電流値IEに
達する。押しボタン32によって開路指令が与えられる
と、接点29−30が閉じて、いわゆる開放電流I
O(図5)を発生し、発熱体23及び双安定コイル35
へ供給する。
と、電源系統16の電流Iが増加し、使用電流値IEに
達する。押しボタン32によって開路指令が与えられる
と、接点29−30が閉じて、いわゆる開放電流I
O(図5)を発生し、発熱体23及び双安定コイル35
へ供給する。
【0035】発熱体に電流パルスIOを流して超伝導素
子18の温度をその臨界温度より高くすることによって
制御される超伝導素子18の超伝導状態から常伝導状態
への転移は、発熱体が電気抵抗型のものであるか、ある
いはペルチエ効果モジュールであるかによって上述の場
合と同様に行われる。このような超伝導素子の転移の
後、その抵抗値は値RLCとなり、これが使用電流値IE
をリーク電流値ILCに制限する。
子18の温度をその臨界温度より高くすることによって
制御される超伝導素子18の超伝導状態から常伝導状態
への転移は、発熱体が電気抵抗型のものであるか、ある
いはペルチエ効果モジュールであるかによって上述の場
合と同様に行われる。このような超伝導素子の転移の
後、その抵抗値は値RLCとなり、これが使用電流値IE
をリーク電流値ILCに制限する。
【0036】一方、双安定コイル35は電流パルスIO
を供給されるので非励磁状態となり、それの制御機構3
7を介して接点19−20及び接点39−40を同時に
開路方向に作動させる。その際の切換え時間t′(図
9)は超伝導素子18の転移時間tRSより長い。そし
て、接点19−20が、リーク電流ILC(図8)が流れ
ている状態で開き、これと同時に接点39−40もより
小さな電流が流れている状態で開く(図9参照)。
を供給されるので非励磁状態となり、それの制御機構3
7を介して接点19−20及び接点39−40を同時に
開路方向に作動させる。その際の切換え時間t′(図
9)は超伝導素子18の転移時間tRSより長い。そし
て、接点19−20が、リーク電流ILC(図8)が流れ
ている状態で開き、これと同時に接点39−40もより
小さな電流が流れている状態で開く(図9参照)。
【0037】電流パルスIOの終わりには、接点29−
30が開き、超伝導素子18は、発熱体として電気抵抗
型のものを用いるか、ペルチエ効果モジュールを用いる
かによって、時間tDS後(図7)に前記同様にして超伝
導状態へ復帰する。故障電流が電源系統16に生じ、そ
の電流が超伝導素子18を流れると共に、その電流強度
が少なくとも超伝導素子18の臨界電流値に等しいと、
超伝導素子18は、超伝導状態から常伝導状態へ固有転
移し、固有制限電流値ILf(図10)の受動的電流リ
ミッタとして動作する。前記の例においては、この制限
電流値ILCは100Aに等しい。その後、超伝導素子1
8は、図11にRLIで示す抵抗を電源系統に導入する。
30が開き、超伝導素子18は、発熱体として電気抵抗
型のものを用いるか、ペルチエ効果モジュールを用いる
かによって、時間tDS後(図7)に前記同様にして超伝
導状態へ復帰する。故障電流が電源系統16に生じ、そ
の電流が超伝導素子18を流れると共に、その電流強度
が少なくとも超伝導素子18の臨界電流値に等しいと、
超伝導素子18は、超伝導状態から常伝導状態へ固有転
移し、固有制限電流値ILf(図10)の受動的電流リ
ミッタとして動作する。前記の例においては、この制限
電流値ILCは100Aに等しい。その後、超伝導素子1
8は、図11にRLIで示す抵抗を電源系統に導入する。
【0038】この故障電流が存在する場合は、ほぼ全電
源電圧U1が超伝導素子18の端子間にかかるので、接
点39−40が閉位置にあると、超伝導素子18に並列
なコイル42にも電源が供給される。このような条件下
において、コイル42は制御機構44を介し時間遅延接
点46−47を投入させる。接点46−47は、閉位置
にあると、tRSより長い持続時間t″の故障電流パルス
Id(図12)を発生し、発熱体23及び双安定コイル
35へ供給する。
源電圧U1が超伝導素子18の端子間にかかるので、接
点39−40が閉位置にあると、超伝導素子18に並列
なコイル42にも電源が供給される。このような条件下
において、コイル42は制御機構44を介し時間遅延接
点46−47を投入させる。接点46−47は、閉位置
にあると、tRSより長い持続時間t″の故障電流パルス
Id(図12)を発生し、発熱体23及び双安定コイル
35へ供給する。
【0039】発熱体18(図2及び3においては電気抵
抗層53,図4においてはペルチエ効果モジュール5
8)にこの電流パルスId(図13)が供給されると、
発熱体18の抵抗RIは増加し、時間tRSの経過後RLC
(図11)に達し、制限電流ILIの値はリーク電流値
ILC(図10)まで下がる。前記の例においては、この
リーク電流値は0.1Aに等しい。
抗層53,図4においてはペルチエ効果モジュール5
8)にこの電流パルスId(図13)が供給されると、
発熱体18の抵抗RIは増加し、時間tRSの経過後RLC
(図11)に達し、制限電流ILIの値はリーク電流値
ILC(図10)まで下がる。前記の例においては、この
リーク電流値は0.1Aに等しい。
【0040】故障電流パルスIdを供給された双安定コ
イル35は再度非励磁化され、前記故障電流パルスの持
続時間t″の後にその状態を変える。その結果、接点1
9−20及び接点39−40は、リーク電流ILC(図1
0)が流れる状態で制御機構37を介して自動的に開放
される(図14参照)。接点19−20及び接点39−
40が自動開放されると、コイル42には電力源が供給
されなくなるので、電流パルスIdの終わりには接点4
6−47が開き、超伝導素子18は、使用する発熱体が
電気抵抗型のものか、ペルチエ効果モジュールであるか
によって、前記同様に超伝導状態へ復帰する。
イル35は再度非励磁化され、前記故障電流パルスの持
続時間t″の後にその状態を変える。その結果、接点1
9−20及び接点39−40は、リーク電流ILC(図1
0)が流れる状態で制御機構37を介して自動的に開放
される(図14参照)。接点19−20及び接点39−
40が自動開放されると、コイル42には電力源が供給
されなくなるので、電流パルスIdの終わりには接点4
6−47が開き、超伝導素子18は、使用する発熱体が
電気抵抗型のものか、ペルチエ効果モジュールであるか
によって、前記同様に超伝導状態へ復帰する。
【図1】本発明の接点メーカ・ブレーカの一実施例の概
略回路図である。
略回路図である。
【図2】図1の超伝導開閉装置の第1の実施例の概略断
面図である。
面図である。
【図3】図1の超伝導開閉装置の第2の実施例の概略断
面図である。
面図である。
【図4】図1の超伝導開閉装置の第3の実施例の概略断
面図である。
面図である。
【図5】図1の実施例における閉路指令回路指令に関連
した動作(接点メーカ・モード)を説明するためのタイ
ミング図である。
した動作(接点メーカ・モード)を説明するためのタイ
ミング図である。
【図6】図1の実施例における閉路指令回路指令に関連
した動作(接点メーカ・モード)を説明するためのタイ
ミング図である。
した動作(接点メーカ・モード)を説明するためのタイ
ミング図である。
【図7】図1の実施例における閉路指令回路指令に関連
した動作(接点メーカ・モード)を説明するためのタイ
ミング図である。
した動作(接点メーカ・モード)を説明するためのタイ
ミング図である。
【図8】図1の実施例における閉路指令回路指令に関連
した動作(接点メーカ・モード)を説明するためのタイ
ミング図である。
した動作(接点メーカ・モード)を説明するためのタイ
ミング図である。
【図9】図1の実施例における閉路指令回路指令に関連
した動作(接点メーカ・モード)を説明するためのタイ
ミング図である。
した動作(接点メーカ・モード)を説明するためのタイ
ミング図である。
【図10】図1の実施例における故障に関連した動作
(接点ブレーカ・モード)を説明するためのタイミング
図である。
(接点ブレーカ・モード)を説明するためのタイミング
図である。
【図11】図1の実施例における故障に関連した動作
(接点ブレーカ・モード)を説明するためのタイミング
図である。
(接点ブレーカ・モード)を説明するためのタイミング
図である。
【図12】図1の実施例における故障に関連した動作
(接点ブレーカ・モード)を説明するためのタイミング
図である。
(接点ブレーカ・モード)を説明するためのタイミング
図である。
【図13】図1の実施例における故障に関連した動作
(接点ブレーカ・モード)を説明するためのタイミング
図である。
(接点ブレーカ・モード)を説明するためのタイミング
図である。
【図14】図1の実施例における故障に関連した動作
(接点ブレーカ・モード)を説明するためのタイミング
図である。
(接点ブレーカ・モード)を説明するためのタイミング
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミッシェル ラポオ フランス国 92140 クラマル アヴニュ シュネデール 58
Claims (5)
- 【請求項1】気体を充填した密封容器に収容した超伝導
状態から常伝導状態への転移後に非常に高い抵抗を示す
ような構造を有する超伝導体と直列に接続された一対の
協働電力接点よりなる極線路であって、上記密封容器が
上記超伝導素子の臨界温度より低い温度にサーモスタッ
ト制御した媒体中に浸漬されている少なくとも1本の極
線路と、 手動操作部材に結合されていて閉路指令及び開路指令を
含む論理制御信号を供給する電気制御手段と、 前記密閉容器中に収容され、前記超伝導素子から電気的
に絶縁された発熱体であって、論理制御信号を受け取る
と共に、閉路指令に対しても、開路指令に対しても熱を
前記超伝導素子に伝達してその温度を臨界温度より高く
上昇させ、これによって、超伝導素子を超伝導状態から
常伝導状態へ転移させる発熱体と、前記論理制御信号を
受け取ると共に、前記電力接点を閉路指令に応答して閉
路方向に作動させ、開路指令に応答して開路方向に作動
させる双安定電磁制御装置であって、前記のような閉路
指令または開路指令の後に超伝導素子をその超伝導状態
から常伝導状態へ転移させる時間より長い反応時間を有
する双安定電磁制御装置と、 前記超伝導素子との並列に接続された故障電流を自動的
に検出するための検出手段であって、前記超伝導素子が
その中を故障電流が流れると超伝導状態から常伝導状態
へ固有転移するような構造を有する検出手段と、 前記検出手段に結合されていて、少なくとも閉路指令と
等しい長さの遅延時間後に故障電流パルスを供給する時
間遅延型電気制御手段であって、その故障電流パルスが
前記発熱体へ供給されて、常伝導状態に固有転移したし
前記超伝導素子の抵抗を増大させるようにこれに熱を伝
達させると共に、前記双安定電磁制御装置へ供給され、
これによって故障電流パルスの終わりに前記電力接点を
開路方向に作動させる時間遅延型電気制御手段と、 からなることを特徴とする接点メーカ・ブレーカ。 - 【請求項2】前記論理制御信号を供給する電気制御手段
が、前記手動操作部材に結合された制御機構により駆動
される第1の一対の協働接点からなることを特徴とする
請求項1記載の接点メーカ・ブレーカ。 - 【請求項3】前記双安定電磁制御装置が、電磁石に属す
る双安定励磁コイルであって、これが励磁された時前記
電力接点を閉路方向または開路方向に作動させる制御機
構に伴う可動磁気開路を有する双安定励磁コイルからな
ることを特徴とする請求項1記載の接点メーカ・ブレー
カ。 - 【請求項4】前記検出手段が、電気的に前記超伝導素子
と並列に接続されると共に電磁石に属する可動磁気開路
を具備した励磁コイルからなり、前記故障電流パルスを
供給する前記時間遅延型電気制御手段が、前記励磁コイ
ル励磁されている時、前記可動磁気回路に伴う制御機構
によって閉路方向に駆動される第2の一対の協働接点よ
りなることを特徴とする請求項1記載の接点メーカ・ブ
レーカ。 - 【請求項5】第3の一対の協働接点が前記励磁コイルと
直列に挿入されており、この協働接点が前記双安定電磁
制御装置によって前記一対の電力接点と同時に作動せし
められることを特徴とする請求項4記載の接点メーカ・
ブレーカ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9005704 | 1990-05-04 | ||
FR909005704A FR2661775B1 (fr) | 1990-05-04 | 1990-05-04 | Contacteur-disjoncteur. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06216418A true JPH06216418A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=9396382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3101646A Pending JPH06216418A (ja) | 1990-05-04 | 1991-05-07 | 接点メーカ−ブレーカ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5153803A (ja) |
JP (1) | JPH06216418A (ja) |
DE (1) | DE4114523A1 (ja) |
FR (1) | FR2661775B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002270422A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-20 | Toshiba Corp | 超電導装置および超電導装置の冷却システム |
KR20210066576A (ko) * | 2019-11-28 | 2021-06-07 | 조선대학교산학협력단 | 고장 전류 차단 시스템 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5350739A (en) * | 1992-09-24 | 1994-09-27 | The United States Of America As Repesented By The United States Department Of Energy | Reflective HTS switch |
JP2953273B2 (ja) * | 1993-10-22 | 1999-09-27 | 住友電気工業株式会社 | 低温に冷却する素子の接続方法 |
US5539367A (en) * | 1994-05-02 | 1996-07-23 | General Electric Company | Superconducting gradient shields in magnetic resonance imaging magnets |
GB9506096D0 (en) * | 1995-03-24 | 1995-05-10 | Oxford Instr Public Limited Co | Current limiting device |
GB9613266D0 (en) * | 1996-06-25 | 1996-08-28 | Oxford Instr Public Limited Co | Current limiting device |
GB9621142D0 (en) | 1996-10-10 | 1996-11-27 | Oxford Instr Public Limited Co | Current limiting device |
US6184765B1 (en) * | 1999-01-07 | 2001-02-06 | Nec Research Institute, Inc. | Switch useful at superconducting temperatures and comprising superconducting material |
US7102861B2 (en) * | 2003-12-31 | 2006-09-05 | Hydro Quebec | Cryogenic current limiting fuse |
KR100780706B1 (ko) * | 2006-08-17 | 2007-11-30 | 엘에스산전 주식회사 | 복합형 초전도 한류기 |
FR2923648B1 (fr) * | 2007-11-12 | 2009-12-18 | Commissariat Energie Atomique | Systeme de creation d'un champ magnetique via un aimant supra-conducteur |
US7724483B2 (en) * | 2008-03-19 | 2010-05-25 | General Electric Company | Systems and methods involving protection of superconducting generators for power applications |
Family Cites Families (9)
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US3736439A (en) * | 1969-05-23 | 1973-05-29 | Siemens Ag | Current-limiting switch employing low temperature resistor |
DE3151119A1 (de) * | 1981-12-23 | 1983-07-07 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | "thermisches verfahren zum schnellen ueberfuehren einer supraleitenden wicklung vom supraleitenden in den normalleitenden zustand und vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens" |
JP2823015B2 (ja) * | 1986-07-22 | 1998-11-11 | ソニー株式会社 | 映像信号の情報信号読み取り回路 |
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JPH0275123A (ja) * | 1988-09-09 | 1990-03-14 | Hitachi Ltd | 機器過熱防止装置 |
-
1990
- 1990-05-04 FR FR909005704A patent/FR2661775B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-05-03 DE DE4114523A patent/DE4114523A1/de not_active Withdrawn
- 1991-05-03 US US07/695,073 patent/US5153803A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-05-07 JP JP3101646A patent/JPH06216418A/ja active Pending
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KR20210066576A (ko) * | 2019-11-28 | 2021-06-07 | 조선대학교산학협력단 | 고장 전류 차단 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2661775B1 (fr) | 1994-03-04 |
FR2661775A1 (fr) | 1991-11-08 |
US5153803A (en) | 1992-10-06 |
DE4114523A1 (de) | 1991-11-07 |
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