JPH06216364A - 光半導体装置 - Google Patents
光半導体装置Info
- Publication number
- JPH06216364A JPH06216364A JP459793A JP459793A JPH06216364A JP H06216364 A JPH06216364 A JP H06216364A JP 459793 A JP459793 A JP 459793A JP 459793 A JP459793 A JP 459793A JP H06216364 A JPH06216364 A JP H06216364A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical semiconductor
- resistance element
- capacitance
- semiconductor device
- stray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 浮遊インダクタンスや浮遊容量を極力小さ
く、かつ抵抗素子からの発熱をなくすと共に広い周波数
帯域にわたって、光半導体素子を安定に動作させて、長
距離・大容量光伝送や光情報処理に用いられる光半導体
装置を提供することにある。 【構成】 マイクロ波回路とその回路の特性インピーダ
ンスに等しい抵抗素子と並列に接続した低周波及び高周
波領域を各々包含する二つの容量素子とを直列に接続し
た構造において、前記マイクロ波回路に光半導体素子を
並列に接続することを特徴とする。
く、かつ抵抗素子からの発熱をなくすと共に広い周波数
帯域にわたって、光半導体素子を安定に動作させて、長
距離・大容量光伝送や光情報処理に用いられる光半導体
装置を提供することにある。 【構成】 マイクロ波回路とその回路の特性インピーダ
ンスに等しい抵抗素子と並列に接続した低周波及び高周
波領域を各々包含する二つの容量素子とを直列に接続し
た構造において、前記マイクロ波回路に光半導体素子を
並列に接続することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光半導体素子を安定、
且つ、高速に動作させるための光半導体装置に関する。
且つ、高速に動作させるための光半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】長距離・大容量光伝送や高速光情報処理
においては、光半導体素子を高速に駆動、制御すること
が近年ますます必要となってきている。通常、光半導体
素子は、逆方向に電圧を印加し動作させるが、そのとき
光半導体素子側のインピーダンスは非常に高く、駆動系
とのインピーダンスに差を生じる。そこで、光変調器、
光スイッチ等の光半導体素子を高速動作させるために
は、駆動系と光半導体素子とのインピーダンスマッチン
グが必要で、そのため光半導体素子側ではマイクロ波実
装技術が採用されている。
においては、光半導体素子を高速に駆動、制御すること
が近年ますます必要となってきている。通常、光半導体
素子は、逆方向に電圧を印加し動作させるが、そのとき
光半導体素子側のインピーダンスは非常に高く、駆動系
とのインピーダンスに差を生じる。そこで、光変調器、
光スイッチ等の光半導体素子を高速動作させるために
は、駆動系と光半導体素子とのインピーダンスマッチン
グが必要で、そのため光半導体素子側ではマイクロ波実
装技術が採用されている。
【0003】従来の光半導体装置を図3(a)(b)に
示す。同図に示すように、光半導体素子と並列に駆動系
と等しい抵抗素子を挿入してインピーダンスマッチング
を行っている。即ち、マイクロ波基板31の導体32と
抵抗素子33の一方の端子は、第1の接続線34により
接続され、抵抗素子33のもう一方の端子は、第3の接
続線37によりグランド38側に接続されている。更
に、抵抗素子33は、裏面に電極を有する光半導体素子
35と、第2の接続線36により並列に接続されてい
る。
示す。同図に示すように、光半導体素子と並列に駆動系
と等しい抵抗素子を挿入してインピーダンスマッチング
を行っている。即ち、マイクロ波基板31の導体32と
抵抗素子33の一方の端子は、第1の接続線34により
接続され、抵抗素子33のもう一方の端子は、第3の接
続線37によりグランド38側に接続されている。更
に、抵抗素子33は、裏面に電極を有する光半導体素子
35と、第2の接続線36により並列に接続されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光変調器、光スイッチ
等の光半導体素子は、逆方向に電圧を印加した時の吸収
係数、屈折率の変化を利用するため、その時の印加電圧
は少なくても1V以上は必要となる。通常、抵抗素子3
3として50Ωを用いるため、印加電圧1Vで200m
Wの電力が消費され、抵抗素子33からの発熱によって
半導体素子35に多大な影響を与える。このため、消費
電力以上に熱容量に余裕のある大きな抵抗素子を使用す
ることや、抵抗素子を放熱器上に載せたりする工夫が必
要であった。
等の光半導体素子は、逆方向に電圧を印加した時の吸収
係数、屈折率の変化を利用するため、その時の印加電圧
は少なくても1V以上は必要となる。通常、抵抗素子3
3として50Ωを用いるため、印加電圧1Vで200m
Wの電力が消費され、抵抗素子33からの発熱によって
半導体素子35に多大な影響を与える。このため、消費
電力以上に熱容量に余裕のある大きな抵抗素子を使用す
ることや、抵抗素子を放熱器上に載せたりする工夫が必
要であった。
【0005】従って、実装したときにマイクロ波基板3
1と抵抗素子33及び光半導体素子35間の各接続線3
4,36が長くなり、浮遊インダクタンス、浮遊容量が
増加して高周波特性の劣化原因となる問題があった。ま
た、抵抗素子と直列に容量素子(1000pF)を用い
るとの報告があるが(S.Y.WANGによるジャーナルオブラ
イトウェーブテクノロジーVol.6,No.6,JUNE,1988,pp.75
8-770)、その構造は詳細に報告されておらず、また、一
種類の容量素子では広い周波数帯域を包含することは出
来ない。
1と抵抗素子33及び光半導体素子35間の各接続線3
4,36が長くなり、浮遊インダクタンス、浮遊容量が
増加して高周波特性の劣化原因となる問題があった。ま
た、抵抗素子と直列に容量素子(1000pF)を用い
るとの報告があるが(S.Y.WANGによるジャーナルオブラ
イトウェーブテクノロジーVol.6,No.6,JUNE,1988,pp.75
8-770)、その構造は詳細に報告されておらず、また、一
種類の容量素子では広い周波数帯域を包含することは出
来ない。
【0006】本発明は、上記従来技術に鑑みてなされた
ものであり、浮遊インダクタンスや浮遊容量を極力小さ
くし、且つ、抵抗素子からの発熱をなくすと共に広い周
波数帯域にわたって、光半導体素子を安定に動作させ
て、長距離・大容量光伝送や光情報処理に用いられる光
半導体装置を提供することを目的とする。
ものであり、浮遊インダクタンスや浮遊容量を極力小さ
くし、且つ、抵抗素子からの発熱をなくすと共に広い周
波数帯域にわたって、光半導体素子を安定に動作させ
て、長距離・大容量光伝送や光情報処理に用いられる光
半導体装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の光半導体装置の構成は、マイクロ波回路とその回
路の特性インピーダンスに等しい抵抗素子と並列に接続
した低周波及び高周波領域を各々包含する二つの容量素
子とを直列に接続した構造において、前記マイクロ波回
路に光半導体素子を並列に接続することを特徴とする。
発明の光半導体装置の構成は、マイクロ波回路とその回
路の特性インピーダンスに等しい抵抗素子と並列に接続
した低周波及び高周波領域を各々包含する二つの容量素
子とを直列に接続した構造において、前記マイクロ波回
路に光半導体素子を並列に接続することを特徴とする。
【0008】
【作用】二つの容量素子を抵抗素子に直列に接続したた
めに、抵抗素子は電圧が印加されても内部に電流が流れ
ず、全く発熱しない。このため抵抗素子は極力小さいも
のを用いることが可能となり、浮遊インダクタンスや浮
遊容量を大幅に減らすことができる。また、二つの容量
素子は、低周波及び高周波領域をそれぞれ包含するよう
に特性が異なるため、広帯域な周波数特性が得られ、光
半導体装置を安定、且つ、高速に動作させることができ
る。
めに、抵抗素子は電圧が印加されても内部に電流が流れ
ず、全く発熱しない。このため抵抗素子は極力小さいも
のを用いることが可能となり、浮遊インダクタンスや浮
遊容量を大幅に減らすことができる。また、二つの容量
素子は、低周波及び高周波領域をそれぞれ包含するよう
に特性が異なるため、広帯域な周波数特性が得られ、光
半導体装置を安定、且つ、高速に動作させることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1(a)(b)に、本発明の一実施例に係る光半
導体装置を示す。本実施例の光半導体装置は、マイクロ
ストリップ構造を有するマイクロ波基板11、その基板
上にある導体12、抵抗素子13、光半導体素子15、
第1の容量素子17、第2の容量素子19により構成さ
れている。ここで、導体12と抵抗素子13と間は極力
短い第1の接続線14により接続し、抵抗素子13と光
半導体素子15と間は極力短い第2の接続線16により
接続されている。また、抵抗素子13の一方の端子は、
第1の容量素子17と第3の接続線18により接続して
いる。更に、第2の容量端子19の各端子は、第1の容
量素子17とグランド20側と接続されている。
る。図1(a)(b)に、本発明の一実施例に係る光半
導体装置を示す。本実施例の光半導体装置は、マイクロ
ストリップ構造を有するマイクロ波基板11、その基板
上にある導体12、抵抗素子13、光半導体素子15、
第1の容量素子17、第2の容量素子19により構成さ
れている。ここで、導体12と抵抗素子13と間は極力
短い第1の接続線14により接続し、抵抗素子13と光
半導体素子15と間は極力短い第2の接続線16により
接続されている。また、抵抗素子13の一方の端子は、
第1の容量素子17と第3の接続線18により接続して
いる。更に、第2の容量端子19の各端子は、第1の容
量素子17とグランド20側と接続されている。
【0010】抵抗素子13(50Ω)は、幅0.5mm
×長さ1mm×高さ0.3mmであり、第1の容量素子
17(100pF)は平板型の高周波用で幅0.4mm
×長さ0.4mm×高さ0.15mmであり、第2の容
量素子19(0.01μF)は角平型の低周波用で幅
0.6mm×長さ1mm×高さ0.6mmであり、光半
導体素子15は幅0.1mm×長さ0.3mm×高さ
0.1mmである。上記構成を有する本実施例の光半導
体装置において、外部からの電圧が印加された場合、容
量素子17,19による効果のため、抵抗素子13には
電流が流れず、発熱は全くない。このため抵抗素子13
としては極力小さいものを用いることが可能となり、浮
遊インダクタンスや浮遊容量を大幅に減らすことができ
る。一方、電圧は全て光半導体素子15に加わり素子内
部で吸収係数、屈折率が変化し光変調器又は光スイッチ
として動作する。また、二つ容量素子17,19は、低
周波及び高周波をそれぞれ包含するように特性が異なる
ため、広帯域な周波数特性が得られ、光半導体装置15
を安定、且つ、高速に動作させることができる。
×長さ1mm×高さ0.3mmであり、第1の容量素子
17(100pF)は平板型の高周波用で幅0.4mm
×長さ0.4mm×高さ0.15mmであり、第2の容
量素子19(0.01μF)は角平型の低周波用で幅
0.6mm×長さ1mm×高さ0.6mmであり、光半
導体素子15は幅0.1mm×長さ0.3mm×高さ
0.1mmである。上記構成を有する本実施例の光半導
体装置において、外部からの電圧が印加された場合、容
量素子17,19による効果のため、抵抗素子13には
電流が流れず、発熱は全くない。このため抵抗素子13
としては極力小さいものを用いることが可能となり、浮
遊インダクタンスや浮遊容量を大幅に減らすことができ
る。一方、電圧は全て光半導体素子15に加わり素子内
部で吸収係数、屈折率が変化し光変調器又は光スイッチ
として動作する。また、二つ容量素子17,19は、低
周波及び高周波をそれぞれ包含するように特性が異なる
ため、広帯域な周波数特性が得られ、光半導体装置15
を安定、且つ、高速に動作させることができる。
【0011】高周波領域を確認するためにマイクロスト
リップ回路の入力側から見たときのSパラメータの反射
特性S11を測定した。その結果を図2に示す。同図に示
すように、反射特性S11は20GHzにおいて15dB
以上ある。また、低周波領域は、第2の容量素子の大き
さで決定され、そのときの遮断周波数fc=1/2πC
Rの計算結果より1MHz以下となり、低周波から高周
波までの広い周波数帯域をもっていることがわかる。
リップ回路の入力側から見たときのSパラメータの反射
特性S11を測定した。その結果を図2に示す。同図に示
すように、反射特性S11は20GHzにおいて15dB
以上ある。また、低周波領域は、第2の容量素子の大き
さで決定され、そのときの遮断周波数fc=1/2πC
Rの計算結果より1MHz以下となり、低周波から高周
波までの広い周波数帯域をもっていることがわかる。
【0012】
【発明の効果】以上、説明したように本発明ではマイク
ロ波回路上において、二つの容量素子を抵抗素子に直列
に接続する構造としたため、抵抗素子は電圧を印加して
も内部に全く電流が流れない。この為、抵抗素子の発熱
による影響がなく、小さい抵抗素子が使用できる。ま
た、二つの容量素子は、低周波及び高周波領域を包含す
るように特性が異なるため、広い周波数帯域にわたって
使用可能である。従って、熱的問題、浮遊インダクタン
ス、浮遊容量を大幅に減らすことができ、長距離・大容
量光伝送や光情報処理に用いられる光半導体装置の実装
法として適用できるものである。
ロ波回路上において、二つの容量素子を抵抗素子に直列
に接続する構造としたため、抵抗素子は電圧を印加して
も内部に全く電流が流れない。この為、抵抗素子の発熱
による影響がなく、小さい抵抗素子が使用できる。ま
た、二つの容量素子は、低周波及び高周波領域を包含す
るように特性が異なるため、広い周波数帯域にわたって
使用可能である。従って、熱的問題、浮遊インダクタン
ス、浮遊容量を大幅に減らすことができ、長距離・大容
量光伝送や光情報処理に用いられる光半導体装置の実装
法として適用できるものである。
【図1】同図(a)(b)は本発明の一実施例に係る光
半導体装置の平面図、断面図である。
半導体装置の平面図、断面図である。
【図2】本発明の光半導体装置の反射特性を示すグラフ
である。
である。
【図3】同図(a)(b)は、従来の光半導体装置の平
面図、断面図である。
面図、断面図である。
11,31 マイクロ波基板 12,32 導体 13,33 抵抗素子 15,35 光半導体素子 14,34 第1の接続線 16,36 第2の接続線 17 第1の容量素子 18,37 第3の接続線 19 第2の容量素子 20,38 グランド
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁体上に形成した金属導波路を有すマ
イクロ波基板と、所定の値の抵抗素子と、低周波及び高
周波領域を各々包含するため二つの容量素子により、駆
動される光半導体素子とからなることを特徴とする光半
導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP459793A JPH06216364A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 光半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP459793A JPH06216364A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 光半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06216364A true JPH06216364A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11588458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP459793A Pending JPH06216364A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 光半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06216364A (ja) |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP459793A patent/JPH06216364A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011106 |