JPH06216336A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06216336A
JPH06216336A JP5248095A JP24809593A JPH06216336A JP H06216336 A JPH06216336 A JP H06216336A JP 5248095 A JP5248095 A JP 5248095A JP 24809593 A JP24809593 A JP 24809593A JP H06216336 A JPH06216336 A JP H06216336A
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JP
Japan
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trench
forming
film
storage electrode
region
Prior art date
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Application number
JP5248095A
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English (en)
Inventor
Norihiro Ikeda
典弘 池田
Kaoru Takeda
薫 武田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/01Manufacture or treatment
    • H10B12/02Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/03Making the capacitor or connections thereto
    • H10B12/038Making the capacitor or connections thereto the capacitor being in a trench in the substrate
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/37DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells the capacitor being at least partially in a trench in the substrate
    • H10B12/377DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells the capacitor being at least partially in a trench in the substrate having a storage electrode extension located over the transistor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S438/00Semiconductor device manufacturing: process
    • Y10S438/942Masking
    • Y10S438/948Radiation resist

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタックートレンチ併合型メモリセルの製造
にあたって、容量の増大を図りつつ、製造工程を簡略化
すること。 【構成】 半導体基板1上に絶縁層8を形成し、基板に
形成されたソース領域6の一部を露出させるために、絶
縁層にコンタクトホールを形成し、ソース領域及び絶縁
層の全表面にポリシリコン層9を形成し、ポリシリコン
層上にマスクとしてのパターンを形成し、このパターン
をエッチングマスクとして用い、ポリシリコン層をエッ
チングすることにより蓄積電極パターンを形成すると同
時に、ソース領域内の基板にトレンチ11を形成し、蓄
積電極パターン及びトレンチの内壁に不純物をドーピン
グし、これら蓄積電極パターン及びトレンチ11の内壁
に誘電体膜14を形成し、誘電体膜上に対向電極15を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体記憶装置の大容量化が求め
られている。それに伴い、半導体記憶装置の高集積化も
求められている。半導体記憶装置の中でもDRAMは、
集積化技術の進歩の象徴としてしばしば取り上げられる
ほど、さかんな研究開発が進められている。
【0003】DRAMを構成するメモリセルの形式は、
1つのメモリセルを構成するMOSトランジスタの数に
応じて、1トランジスタ型、3トランジスタ型及び4ト
ランジスタ型に分けられる。1トランジスタ型メモリセ
ルは、電荷を記憶する1つのMOSキャパシタと、その
電荷を転送する1つのMOSトランジスタのみで1つの
メモリセルが構成される。従って、他の形式と比べて構
成が簡単で小型化が容易であり、4Kビット以上のDR
AMでは一般に1トランジスタ型メモリセルが採用され
ている。
【0004】近年のDRAMの技術の進歩は目覚まし
く、4Mビットや16MビットDRAMは既に市販段階
を向かえ、64Mビット更には256MビットDRAM
についても試作段階に入っている。このようなDRAM
の大容量化にあたって最も重要なことは、メモリセルを
小型化して集積密度を上げることにより、高集積化を実
現してチップサイズを縮小することである。
【0005】そのためには、1トランジスタ型メモリセ
ルを用い、MOSキャパシタの容量を小さくすればよい
のであるが、ソフトエラーの回避やノイズマージンの確
保について配慮すると、安易にキャパシタ容量を小さく
することはできず、むしろ、できるだけ大きくする必要
がある。キャパシタ容量Cは、式(1)で表される。
【0006】C=ε0εS・A/d ・・・・・(1) ε0:真空中の誘電率、εS:電極間の誘電体膜(キャパ
シタ絶縁膜)の比誘電率、A:電極面積、d:誘電体膜
の膜厚 式(1)から、メモリセルを小型化しながらキャパシタ
容量を大きくするには、以下の方法が考えられる。
【0007】誘電体膜の比誘電率を大きくする。 誘電体膜の膜厚を薄くする。 MOSキャパシタを三次元的な構造にして電極面積を
増やす。 の方法では、比誘電率の大きな高誘電体膜を用いるこ
とが考えられるが、高誘電体膜は現在開発段階にあり、
未だ実用化には至っていない。また、の方法を単独で
用いるとなると、メモリセルの小型化に伴って誘電体膜
の膜厚がきわめて薄くなり、誘電体膜にピンホールが生
じる恐れがある。そのため、信頼性の面から実用的でな
い。
【0008】そこで、との方法を併用する方法、つ
まり、MOSキャパシタを三次元的な構造にして電極面
積を増やした上で、誘電体膜の膜厚を可能な限り薄くす
る方法について開発が進められている。1トランジスタ
型メモリセルを構造的に見ると、従来、プレーナ型メモ
リセルが広く使われてきた。しかし、プレーナ型メモリ
セルでは電極面積を増やすと、それに伴ってメモリセル
の専有面積が大きくなる。そこで、MOSキャパシタの
形状を立体的にすることにより電極面積を増やすことが
考えられ、スタック型メモリセルやトレンチ型メモリセ
ルが提案された。
【0009】スタック型メモリセルは、半導体基板上
に、ポリシリコンによる多層構造を備える。これを製造
するには、3層ポリシリコン技術を用い、第1のポリシ
リコン層をゲート電極(ワード線)とし、第2及び第3
のポリシリコン層で誘電体膜を挟んでMOSキャパシタ
を形成する。そのため、第2のポリシリコン層によって
形成される蓄積電極(ストレージノード)の膜厚を厚く
することにより、特に、その側壁部分の面積増大によっ
て、電極面積の増大を図ることができる。
【0010】トレンチ型メモリセルを製造するには、半
導体基板に垂直に溝(トレンチ)を堀り、そのトレンチ
内部にポリシリコンを埋め込み、半導体基板とポリシリ
コン間にMOSキャパシタを形成する。トレンチ内壁に
MOSキャパシタが形成されるため、メモリセルの面積
を大きくすることなく、電極面積の増大を図ることがで
きる。
【0011】しかし、スタック型メモリセルでは、メモ
リセルの小型化に伴いメモリセルの表面に大きな段差が
生じ、その表面に配線層を均一に形成するのが難しくな
り、断線等の不良が発生しやすい問題がある。また、ト
レンチ型メモリセルにあっても、メモリセルの小型化に
伴い、各トレンチの間隔が狭くなってトルウンチ間の漏
洩電流が大きくなる問題がある。そのため、スタック型
メモリセルやトレンチ型メモリセルでも16MビットD
RAMを境にその限界があらわになってきた。
【0012】そこで、64Mビット以上の大容量化に対
応するために、特開平2−116160号公報に開示さ
れるような、スタック型メモリセルとトレンチ型メモリ
セルを併合したスタック−トレンチ併合型メモリセルが
提案された。しかし、このスタック−トレンチ併合型メ
モリセルでは、トレンチ内壁に所定の膜厚のポリシリコ
ン層による蓄積電極を形成し、その蓄積電極の内面に誘
電体膜と対向電極とを順次形成しているため、メモリセ
ルの小型化に伴って蓄積電極の内面の面積が小さくな
り、その蓄積電極の内面に誘電体膜と対向電極とを順次
形成する過程で、容量が損失されるという問題がある。
【0013】そこで、この問題点を解決するために、特
開平3−190162号公報に開示されるスタックート
レンチ併合型メモリセル(以下、改良スタックートレン
チ併合型メモリセルという)が提案された。以下、その
製造方法の概略を図13〜図20に示す工程順序図に従
って説明する。図13は、p型半導体基板100上にM
OSトランジスタ及び第1フォトレジストパターンPR
11を形成する工程を示したものである。まず、半導体
基板100上にフィールド酸化膜101が形成されてア
クティブ領域が定義される。
【0014】そのアクティブ領域上にゲート酸化膜10
2が形成される。次に、ゲート酸化膜102上に、不純
物がドーピングされたポリシリコンによるゲート電極
(ワード線)103が形成される。それと同時に、ゲー
ト電極103と隣接するワード線104がフィールド酸
化膜101上に形成される。ワード線104は、ゲート
電極103と同様に、不純物がドーピングされたポリシ
リコンによって形成される。
【0015】そして、ゲート電極103の両側の半導体
基板100の表面に、n型不純物が注入されてソース領
域105及びドレイン領域106が形成され、上述の構
造の表面全体上に第1絶縁層107が形成される。この
第1絶縁層107上には第1フォトレジストパターンP
R11が形成される。続いて、第1フォトレジストパタ
ーンPR11をエッチングマスクとして用いて、ソース
領域105上の第1絶縁層107をエッチングすること
により、ソース領域105の一部が露出される。
【0016】図14はMOSキャパシタの蓄積電極に用
いられるポリシリコン層108及び蓄積電極形成のため
のエッチングマスクである第2フォトレジストパターン
PR12を形成する工程を示したものである。まず、図
13に示す第1フォトレジストパターンPR11が除去
され、第1絶縁層107及び露出されたソース領域10
5の上にポリシリコン層108が形成される。次に、ポ
リシリコン108上に第2フォトレジストパターンPR
12が形成される。
【0017】図15は蓄積電極パターン108a、第2
絶縁層OX及び第3フォトレジストパターンPR13を
形成する工程を示したものである。まず、図14に示す
第2フォトレジストパターンPR12をエッチングマス
クとして用いてポリシリコン層108がエッチングされ
ることにより、蓄積電極パターン108aが形成され
る。
【0018】そして、第2フォトレジストパターンPR
12が除去される。次に、蓄積電極パターン108aを
覆うように、LTO(Low Temperature Oxide)膜又はH
TO(High Temperature Oxide)膜による第2絶縁層OX
が形成される。そして、第2絶縁層OX上に第3フォト
レジストパターンPR13が形成される。図16はトレ
ンチ形成のためのエッチングマスクOXMを形成する工
程を示したものである。まず、図15に示す第3フォト
レジストパターンPR13をエッチングマスクとして用
いて第2絶縁層OXをエッチングすることにより、マス
クOXMが形成される。そして、第3フォトレジストパ
ターンPR13が除去される。
【0019】図17はトレンチ109を形成する工程を
示したものである。マスクOXMをエッチングマスクと
して用いて蓄積電極パターン108a、ソース領域10
5及び半導体基板100をエッチングすることにより、
トレンチ109が形成される。図18は犠牲酸化膜11
0を形成する工程を示したものである。マスクOXMを
シード(seed)として用いることにより、蓄積電極パター
ン108aの内側面及びトレンチ109内壁に熱酸化に
よる犠牲酸化膜110が形成される。
【0020】続いて、犠牲酸化膜110がBOE(Buffe
red Oxide Etch)によって除去される。これにより、ト
レンチ109の底部の鋭利なコーナー部位が円くされる
と共に、トレンチ109の形成時に発生したトレンチ内
壁面のダメージ層が除去される。図19は不純物ドーピ
ング工程を示したものである。蓄積電極パターン108
a及びトレンチ109内部にn型不純物がドーピングさ
れることにより、ポリシリコン層108b及び不純物ド
ーピング領域111が形成される。このポリシリコン層
108b及び不純物ドーピング領域111が、MOSキ
ャパシタの蓄積電極として用いられる。
【0021】図20は誘電体膜112及び対向電極11
3を形成する工程を示したものである。まず、ポリシリ
コン層108bの表面及び不純物ドーピング領域111
を包含するトレンチ109の内壁に、酸化膜(Oxide)/
窒化膜(Nitride)/酸化膜(Oxide)構造、即ち、ONO構
造の誘電体膜112が形成される。次に、第1絶縁層1
07及び誘電体膜112の上に対向電極113となるポ
リシリコン層が形成され、トレンチ109内部が埋め立
てられる。
【0022】このように、この改良スタックートレンチ
併合型メモリセルでは、ポリシリコン層108b及び不
純物ドーピング領域111がMOSキャパシタの蓄積電
極として用いられる。そのため、トレンチ内壁に所定の
膜厚のポリシリコン層による蓄積電極を形成する方法
(特開平2−116160号公報開示)に比べ、蓄積電
極の面積を大きくすることができる。従って、大きなキ
ャパシタ容量を得ることができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した改良
スタックートレンチ併合型メモリセルの製造方法は、複
雑であるため、製造コストが増大するという問題があっ
た。また、トレンチ109の形成にあたっては、図15
に示す第3フォトレジストパターンPR13を形成する
工程と、図16に示すマスクOXMを形成する工程と、
図17に示す蓄積電極パターン108a、ソース領域1
05及び半導体基板100を異方性エッチングする工程
とを経ている。従って、トレンチ109を正確な位置に
開口するためには、フォトレジストパターンPR13の
形状を正確に制御した上で、第2絶縁層OXの異方性エ
ッチングを正確に制御し、更に、蓄積電極パターン10
8a、ソース領域105及び半導体基板100の異方性
エッチングを正確に制御しなければならない。
【0024】しかし、そのような正確な制御を重ねて行
うのは困難であり、トレンチ109の開口位置がずれや
すいという問題があった。特に、本件従来構造のような
改良スタックートレンチ併合型メモリセルでは、キャパ
シタ容量に余裕がないため、このようなトレンチ109
の開口位置ずれは致命的な欠陥になりやすい。本発明
は、斯かる問題点を解決するためになされたものであっ
て、その目的は、改良スタックートレンチ併合型メモリ
セルの簡単な製造方法を提供することにある。
【0025】また、本発明の別の目的は、トレンチの加
工精度を高めることができる改良スタックートレンチ併
合型メモリセルの製造方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置の製造方法は、以下の第1〜第
9工程を含む。第1工程では、第1導電型の半導体基板
上にフィールド酸化膜を形成することによりアクティブ
領域が定義される。第2工程では、アクティブ領域上に
ゲート電極、第2導電型のソース領域及びドレイン領域
が形成されると同時に、フィールド酸化膜上にワード線
が形成され、第1工程で得られた半導体基板上に絶縁層
が形成される。第3工程では、第2工程で得られたソー
ス領域の一部分を露出させるために、絶縁層にコンタク
トホールが形成される。第4工程では、露出されたソー
ス領域及び絶縁層の全表面にポリシリコン層が形成され
る。第5工程では、ポリシリコン層上にマスクとしての
パターンが形成される。第6工程では、そのマスクとし
てのパターンをエッチングマスクとして用い、絶縁層に
対する選択比が高いエッチング条件の下で、ポリシリコ
ン層をエッチングすることにより蓄積電極パターンが形
成される同時に、ソース領域内の半導体基板にトレンチ
が形成される。第7工程では、蓄積電極パターン及びト
レンチの内部表面の半導体基板に第2導電型の不純物が
ドーピングされる。第8工程では、不純物がドーピング
された蓄積電極パターン及び不純物がドーピングされた
トレンチ内部表面に誘電体膜が形成される。第9工程で
は、誘電体膜上に対向電極が形成される。
【0027】
【作用】上記の構成にあっては、トレンチは蓄積電極の
パターニングと同時に形成され、このトレンチ形成のた
めに別途工程を必要としない。また、マスク数も増加す
ることなく、製造過程での作業が簡便化される。更に、
蓄積電極パターニング及びトレンチ形成の際のエッチン
グでは、半導体膜(ポリシリコン)と半導体基板とに対
してエッチングを行えばよく、半導体酸化膜(シリコン
酸化膜)をも同時にエッチングしなければならないこと
に比べると、エッチングの複雑化は生じない。
【0028】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図11に示す断面図に従って説明する。図1はp型半導
体基板1上にMOSトランジスタを形成する工程を示し
たものである。まず、LOCOS(Local Oxidation of
Silicon)法により、半導体基板1上にフィールド酸化膜
2を形成することによりアクティブ領域が定義される。
このアクティブ領域上に膜厚50〜200Å程度のゲー
ト酸化膜3が形成される。
【0029】次に、ゲート酸化膜3上に、不純物がドー
ピングされたポリシリコンによるゲート電極(ワード
線)4が形成される。それと同時に、ゲート電極4と隣
接するワード線5がフィールド酸化膜2上に形成され
る。ワード線5は、ゲート電極4と同様に、不純物がド
ーピングされたポリシリコンによって形成される。そし
て、ゲート電極4の両側の半導体基板1の表面に、n型
不純物をドーピングすることにより、ソース(又はドレ
イン)領域6及びドレイン(ソース)領域7が形成さ
れ、上述の構造の表面全体に上にシリコン酸化膜による
絶縁層8が形成される。
【0030】図2は絶縁層8上に第1フォトレジストパ
ターンPR1を形成する工程を示したものである。絶縁
層8上へのフォトレジスト塗布、マスク露光及び現像等
の工程を経て、ソース領域6の一部分を露出するための
開口部Aを有した第1フォトレジストパターンPR1が
形成される。図3はソース領域6の一部分を露出させて
コンタクトホール6aを形成する工程を示したものであ
る。第1フォトレジストパターンPR1をエッチングマ
スクとして用いてソース領域6上の絶縁層8を異方性エ
ッチングすることにより、ソース領域6の一部を露出さ
せるためのコンタクトホール6aが形成される。
【0031】このとき、コンタクトホール6aの径は、
第1フォトレジストパターンPR1の開口部Aの径に対
応したものになる。そして、第1フォトレジストパター
ンPR1が除去される。図4はMOSキャパシタの蓄積
電極に用いられるポリシリコン層9を形成する工程を示
したものである。コンタクトホール6a内の露出された
ソース領域6及び絶縁層8の上に膜厚0.3μm程度の
ポリシリコン層9が形成される。
【0032】図5は蓄積電極及びトレンチ形成のための
エッチングマスクである第2フォトレジストパターンP
R2を形成する工程を示したものである。ポリシリコン
層9上へのフォトレジスト塗布、マスク露光及び現像等
の工程を経て、第2フォトレジストパターンPR2が形
成される。このとき、第2フォトレジストパターンPR
2には、蓄積電極形成のための領域Bと、トレンチ形成
のための開口部Cとが形成される。開口部Cは領域B内
にあり、その径は、第1フォトレジストパターンPR1
の開口部Aの径より小さい。
【0033】尚、図12は第2フォトレジストパターン
PR2のマスク露光で用いるフォトマスク10の一部平
面図である。第2フォトレジストパターンPR2の形成
に用いるフォトレジストがポジ型の場合、フォトマスク
10には第2フォトレジストパターンPR2の領域Bに
対応する光遮蔽領域10aと、開口部Cに対応する円形
の光透過領域10bとを備えている。
【0034】図6は蓄積電極パターン9a及びトレンチ
11を形成する工程を示したものである。図5に示す第
2フォトレジストパターンPR2をエッチングマスクと
して用い、ポリシリコン層9を異方性エッチングするこ
とにより蓄積電極パターン9aが形成されるのと同時
に、ポリシリコン層9、ソース領域6及び半導体基板1
を異方性エッチングすることによりトレンチ11が形成
される。
【0035】このときのエッチング条件は、絶縁層8に
対する選択比が高いものとし、絶縁層8がエッチングさ
れないようにする。例えば絶縁層8にシリコン酸化膜を
用い、ポリシリコン層9の膜厚が0.3μm程度で、ト
レンチ11の深さが半導体基板1表面から1μm程度の
場合、ECR(Electron Cyclotron Resonance)エッチン
グ装置を使用して以下の条件でエッチングが行われる。
【0036】使用ガス;HBr(又はCl2或はHBr
とCl2の混合ガス)、ガス圧力;5mTorr、マイクロ
波;1KW、RFパワー;60W、酸素流量;4sccm。エ
ッチング終了後、第2フォトレジストパターンPR2が
除去される。図7は犠牲酸化膜12を形成する工程を示
したものである。蓄積電極パターン9aの内側面及びト
レンチ11内壁を含む上述の構造の表面全体上を熱酸化
することにより、犠牲酸化膜12が形成される。
【0037】続いて、犠牲酸化膜12がBOEによって
除去される。これにより、トレンチ11の底部の鋭利な
コーナー部位が円くされると共に、トレンチ11の形成
時に発生したトレンチ11内壁面のダメージ層が除去さ
れる。図8は不純物ドーピング工程を示したものであ
る。蓄積電極パターン9a及びトレンチ11内部にn型
不純物をドーピングすることにより、ポリシリコン層9
b及び不純物ドーピング領域13が形成される。前述の
ように、コンタクトホール6aの径は、第1フォトレジ
ストパターンPR1の開口部Aの径に対応している。
【0038】一方、トレンチ11の径は、第2フォトレ
ジストパターンPR2の開口部Cに対応している。開口
部Cの径は開口部Aの径よりも小さいため、トレンチ1
1の径はコンタクトホール6aの径よりも小さくなる。
その結果、n型のソース領域6を通じて、ポリシリコン
層9bと不純物ドーピング領域13とが直接連結され
る。このポリシリコン層9b及び不純部ドーピング領域
13が、MOSキャパシタの蓄積電極として用いられ
る。
【0039】図9は誘電体膜14を形成する工程を示し
たものである。まず、ポリシリコン層9bの表面及び不
純物ドーピング領域13を包含するトレンチ11の内壁
に、膜厚10〜60Å程度のLTO膜又はHTO膜によ
る下部酸化膜が形成される。次に、LP(Low Pressure)
CVD法により、アンモニア雰囲気中で下部酸化膜上に
膜厚50〜150Å程度の窒化膜が形成される。続い
て、この窒化膜上に下部酸化膜と同様にして、膜厚10
〜60Å程度の上部酸化膜が形成される。これにより、
ONO構造の誘電体膜14が得られる。このとき、誘電
体膜14の下部酸化膜としてLTO膜又はHTO膜を用
いることにより、基板に対するドーピングの程度や種類
の影響を受けることなく、均一な下部酸化膜を形成する
ことができる。また、誘電体膜14中の窒化膜を多層構
造とすれば、誘電体膜14の特性を向上させることがで
きる。
【0040】図10は誘電体膜14の上に対向電極15
を形成する工程を示したものである。絶縁層8及び誘電
体膜14の上にポリシリコン層が形成されることによ
り、トレンチ11内部が埋め立てられる。そして、絶縁
層8上のポリシリコン層の一部を除去する一方、トレン
チ11内部及び誘電体膜14上のポリシリコン層を残す
ことにより、対向電極15が形成される。
【0041】図11は絶縁層8及び対向電極15の上に
絶縁層16及びビット線17を形成する工程を示したも
のである。ます、絶縁層8及び対向電極15の上に絶縁
層16が形成される。次に、絶縁層16のドレイン領域
7に対応する部分にコンタクトホール18が形成され
る。そして、スパッタリング法により絶縁層16上にビ
ット線17形成用にアルミ等の金属配線層を形成し、コ
ンタクトホール18によってビット線17とドレイン領
域7とが接続されるようにする。これにより、本実施例
の改良スタックートレンチ併合型メモリセルの製造が完
了する。
【0042】上述のように製造された本実施例による改
良スタックートレンチ併合型メモリセルは、第1導電型
の半導体基板1上にアクティブ領域を限定するためのフ
ィールド酸化膜2を備えている。そのアクティブ領域上
にゲート酸化膜3を介してゲート電極(ワード線)4が
形成され、ゲート電極4の両側における半導体基板1表
面に第2導電型のソース領域6及びドレイン領域7が形
成されている。また、ゲート電極4と隣接するワード線
5がフィールド酸化膜2上に形成されている。ソース領
域6内の半導体基板1にトレンチ11が形成され、ソー
ス領域6と連結されるようにトレンチ11の内部表面に
第2導電型の不純物ドーピング領域13が形成されてい
る。ゲート電極4及びワード線5の上に絶縁層8が形成
され、その絶縁層8の上に、ソース領域6を通じて不純
物ドーピング領域13と連結されるように第2導電型の
不純物がドーピングされたポリシリコン層9bが形成さ
れている。このトレンチ11内部表面の不純物ドーピン
グ領域13及びポリシリコン層9bにより、MOSキャ
パシタの蓄積電極が形成される。トレンチ11の内面上
に誘電体膜14が形成され、その誘電体膜14の上に対
向電極15が形成されている。絶縁層8及び対向電極1
5の上に絶縁層16及びビット線17が形成され、コン
タクトホール18によってビット線17とドレイン領域
7とが接続されている。
【0043】このように、本実施例では、従来例の改良
スタックートレンチ併合型メモリセル(特開平3−19
0162号公報)と同様に、ポリシリコン層9b及び不
純物ドーピング領域13がMOSキャパシタの蓄積電極
として用いられる。そのため、トレンチ内壁に所定の膜
厚のポリシリコン層による蓄積電極を形成する方法(特
開平2−116160号公報)に比べ、蓄積電極の面積
を大きくすることができる。従って、大きなキャパシタ
容量を得ることができる。
【0044】例えば、図12に示すフォトマスク10に
おいて、光遮蔽領域10aの寸法が1×2μm、光透過
領域10bの径が0.5μm、ポリシリコン層9の膜厚
が0.3μm程度、トレンチ11の深さが半導体基板1
表面から1μm程度の場合、蓄積電極の表面積は約5.
6μm2になる。一方、図12に示すフォトマスク10
から光透過領域10bを除去した別のフォトマスクを用
いれば、スタック型メモリセルを製造することができ
る。この場合、光遮蔽領域の寸法及びポリシリコン層9
の膜厚を本実施例と同じにすると、蓄積電極の表面積は
約3.8μm2になる。従って、本実施例ではスタック
型メモリセルに比べ、電極面積を約1.5倍に増やすこ
とができる。
【0045】また、本実施例では、第2フォトレジスト
パターンPR2をエッチングマスクとして用いる異方性
エッチングにより、蓄積電極パターン9aとトレンチ1
1とが同時に形成される。一方、従来例の改良スタック
ートレンチ併合型メモリセルでは、第2フォトレジスト
パターンPR12をエッチングマスクとして用いるエッ
チングにより蓄積電極パターン108aが形成された後
に、マスクOXMをエッチングマスクとして用いるエッ
チングによりトレンチ109が形成される。
【0046】つまり、従来例では、蓄積電極パターン1
08a及びトレンチ109を別のエッチング工程で製造
しているのに対し、本実施例では蓄積電極パターン9a
とトレンチ11が1回のエッチング工程で製造される。
従って、本実施例では、従来例に比べて製造方法を簡単
にでき、製造コストを低減することができる。
【0047】更に、従来例では、前述のように、トレン
チ109の開口位置がずれやすいという問題があった。
それに対し、本実施例では、第2フォトレジストパター
ンPR2の形状を正確に制御した上で、その第2フォト
レジストパターンPR2をエッチングマスクとして用い
る異方性エッチングを正確に制御するだけで、トレンチ
11を正確な位置に開口させることができる。
【0048】従って、本実施例は、従来例に比べてトレ
ンチの加工精度を高めることができる。ところで、従来
例において、マスクOXMを形成している理由は、犠牲
酸化膜110の形成時に蓄積電極パターン108aの表
面にも犠牲酸化膜110が形成され、その犠牲酸化膜1
10の除去時に蓄積電極パターン108aの形状が変化
するのを防止するためであると考えられる。
【0049】しかし、本発明者の解析によれば、そのよ
うな蓄積電極パターン108aの形状変化は極くわずか
であるため、256MビットDRAMにおいても事実上
無視できる。従って、本実施例では、蓄積電極パターン
9aの表面に犠牲酸化膜12が形成され、その犠牲酸化
膜12の除去時に蓄積電極パターン9aの形状が変化す
るが、それは特に問題とはならない。
【0050】また、本実施例では、そのような形状変化
を見越した上で蓄積電極パターン9aが形成される、つ
まり、第2フォトレジストパターンPR12の光遮蔽領
域10aの寸法を当該蓄積電極パターン9aの形状変化
に対応して予め設計しておくことで、犠牲酸化膜12と
無関係にポリシリコン層9bを所望の形状にすることも
できる。
【0051】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように実施してもよい。 1)蓄積電極パターン9a及びトレンチ11内部にドー
ピングするn型不純物並びにソース領域6及びドレイン
領域7の形成に用いるn型不純物として、ヒ素、リン、
アンチモン等のV族の元素及びオキシ塩化リン(POC
3)等のV族の元素の化合物を用いる。また、ドーピ
ング法としては、ヒ素、リン、アンチモン等のドーピン
グ時にはイオン注入法を使用し、オキシ塩化リン等のガ
スを用いるドーピング時にはそのガス雰囲気中での熱拡
散法を使用する。
【0052】2)絶縁層8としては、シリコン酸化膜以
外にも、シリコン窒化膜やシリケートガラス等、どのよ
うな絶縁膜を用いてもよい。また、絶縁膜8の形成方法
としては、スパッタリング法やCVD(Chemical Vapor
Deposition)法等、どのような方法を用いてもよい。 3)絶縁層8の異方性エッチングには、ウェットエッチ
ング法、ドライエッチング法、これらを併用した方法
等、どのようなエッチング方法を用いてもよい。
【0053】4)ポリシリコン層9の形成には、スパッ
タリング法やCVD法等、どのような方法を用いてもよ
い。 5)第2フォトレジストパターンPR2の形成に用いる
フォトレジストがネガ型の場合、フォトマスク10の光
遮蔽領域10a及び光透過領域10bをポジからネガに
反転する。
【0054】6)蓄積電極パターン9a及びトレンチ1
1の形成に、ECRエッチング装置でなく、RIE(Rea
ctive Ion Etching)装置やマグネトロンRIE装置を使
用する。 7)誘電体膜14をONO構造ではなく、酸化膜/窒化
膜によるON構造又は窒化膜/酸化膜によるNO構造に
する。
【0055】8)誘電体膜14として、PZT(PbZ
1-X TiO3)、PLZT(Pb 1-X LaX Zr1-Y
TiY3)、BTO(BaTiO3)、BST(Ba1-X
SrX TiO3)、STO(SrTiO3)、Ta25
等の高誘電体膜を用いる。 9)犠牲酸化膜12の形成及び除去工程を省き、トレン
チ11の形成時に発生したトレンチ11内壁面のダメー
ジ層の除去を以下のいずれかの工程によって行う。
【0056】CF42又はNF3を用いたドライエッ
チングを行う。 ClF3雰囲気中に半導体基板を晒す。ClF3はきわ
めて反応性に富んだガスであり、室温においてもシリコ
ンと反応してフッ化物を生成する。つまり、ClF3
トレンチ11内壁面のダメージ層のシリコンとが、 Si+2F2→SiF4↑ という反応を起こすことによりダメージ層が除去され
る。
【0057】10)半導体基板1をn型にし、ドーピング
する不純物をp型にする。そのp型不純物としては、ホ
ウ素又はインジウムを用いる。 11)第2フォトレジストパターンPR2を、他の適宜な
膜に置き代え、その膜をエッチングマスクとして用い
て、蓄積電極パターン9a及びトレンチ11を形成す
る。
【0058】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法にあって
は、トレンチ内壁に所定の膜厚のポリシリコン層による
蓄積電極を形成する方法に比べ、蓄積電極の面積を大き
くすることができる。従って、大きなキャパシタ容量を
得ることができる。また、トレンチは蓄積電極のパター
ニングと同時に形成され、このトレンチ形成のために別
途工程を必要としない。また、マスク数も増加すること
なく、製造過程での作業が簡便化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において、改良スタックートレ
ンチ併合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装
置の断面図である。
【図2】本発明の実施例において、改良スタックートレ
ンチ併合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装
置の断面図である。
【図3】本発明の実施例において、改良スタックートレ
ンチ併合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装
置の断面図である。
【図4】本発明の実施例において、改良スタックートレ
ンチ併合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装
置の断面図である。
【図5】本発明の実施例において、改良スタックートレ
ンチ併合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装
置の断面図である。
【図6】本発明の実施例において、改良スタックートレ
ンチ併合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装
置の断面図である。
【図7】本発明の実施例において、改良スタックートレ
ンチ併合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装
置の断面図である。
【図8】本発明の実施例において、改良スタックートレ
ンチ併合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装
置の断面図である。
【図9】本発明の実施例において、改良スタックートレ
ンチ併合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装
置の断面図である。
【図10】本発明の実施例において、改良スタックート
レンチ併合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体
装置の断面図である。
【図11】本発明の実施例において、改良スタックート
レンチ併合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体
装置の断面図である。
【図12】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法に用いるフォトマスクの一部平面図である。
【図13】従来例において、改良スタックートレンチ併
合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装置の断
面図である。
【図14】従来例において、改良スタックートレンチ併
合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装置の断
面図である。
【図15】従来例において、改良スタックートレンチ併
合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装置の断
面図である。
【図16】従来例において、改良スタックートレンチ併
合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装置の断
面図である。
【図17】従来例において、改良スタックートレンチ併
合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装置の断
面図である。
【図18】従来例において、改良スタックートレンチ併
合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装置の断
面図である。
【図19】従来例において、改良スタックートレンチ併
合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装置の断
面図である。
【図20】従来例において、改良スタックートレンチ併
合型メモリセルの製造プロセスを示した半導体装置の断
面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フィールド酸化膜 4 ゲート電極 5 ワード線 6 ソース領域(拡散層) 6a コンタクトホール 7 ドレイン領域 8 絶縁層 9 ポリシリコン層 9a 蓄積電極パターン 11 トレンチ 12 犠牲酸化膜 13 不純物ドーピング領域(拡散層) 14 誘電体膜 15 対向電極 A、C 開口部 B 蓄積電極形成のための領域 PR2 パターン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】しかし、スタック型メモリセルでは、メモ
リセルの小型化に伴いメモリセルの表面に大きな段差が
生じ、その表面に配線層を均一に形成するのが難しくな
り、断線等の不良が発生しやすい問題がある。また、ト
レンチ型メモリセルにあっても、メモリセルの小型化に
伴い、各トレンチの間隔が狭くなってトレンチ間の漏洩
電流が大きくなる問題がある。そのため、スタック型メ
モリセルやトレンチ型メモリセルでも16MビットDR
AMを境にその限界があらわになってきた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】使用ガス;HBr(又はCl2或はHBr
とCl2の混合ガス)、ガス圧力;5mTorr、マイクロ
波;1KW、RFパワー;60W。エッチング終了後、第
2フォトレジストパターンPR2が除去される。図7は
犠牲酸化膜12を形成する工程を示したものである。蓄
積電極パターン9aの内側面及びトレンチ11内壁を含
む上述の構造の表面全体上を熱酸化することにより、犠
牲酸化膜12が形成される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】CF4/O2又はNF3を用いたドライエ
ッチングを行う。 ClF3雰囲気中に半導体基板を晒す。ClF3はきわ
めて反応性に富んだガスであり、室温においてもシリコ
ンと反応してフッ化物を生成する。つまり、ClF3
トレンチ11内壁面のダメージ層のシリコンとが、 Si+2F2→SiF4↑ という反応を起こすことによりダメージ層が除去され
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された絶縁層の一部
    をエッチングし、前記半導体基板に形成されている拡散
    層表面を露出させコンタクト領域を形成する第1工程
    と、 蓄積電極となる半導体膜を基板表面に形成し、前記コン
    タクト領域を介して半導体膜と拡散層とを接続する第2
    工程と、 前記拡散層のコンタクト領域部分に、このコンタクト領
    域よりも小領域で且つ拡散層を越えて前記半導体基板中
    に達するトレンチを、前記蓄積電極パターニングの際の
    エッチングにて同時に形成する第3工程と、 前記トレンチの内壁に拡散層を形成する第4工程と、 この拡散層及び前記パターニングされた蓄積電極の表面
    に容量絶縁膜を形成する第5工程と、 この容量絶縁膜の表面に対向電極を形成する第6工程
    と、 を含むことを特徴とした半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1導電型の半導体基板1上にフィール
    ド酸化膜2を形成することによりアクティブ領域を定義
    する第1工程と、 前記アクティブ領域上にゲート電極4、第2導電型のソ
    ース領域6及びドレイン領域7を形成すると同時に、フ
    ィールド酸化膜2上にワード線5を形成することによ
    り、第1工程で得られた半導体基板1上に絶縁層8を形
    成する第2工程と、 前記ソース領域6の一部を露出させるために、前記絶縁
    層8にコンタクトホール6aを形成する第3工程と、 第3工程で露出されたソース領域6及び絶縁層8の全表
    面にポリシリコン層9を形成する第4工程と、 前記ポリシリコン層9上にマスクとしてのパターンPR
    2を形成する第5工程と、 前記マスクとしてのパターンPR2をエッチングマスク
    として用い、ポリシリコン層9をエッチングすることに
    より蓄積電極パターン9aを形成すると同時に、前記ソ
    ース領域6内の半導体基板1にトレンチ11を形成する
    第6工程と、 前記蓄積電極パターン9a及びトレンチ11の内壁に第
    2導電型の不純物をドーピングする第7工程と、 前記不純物がドーピングされた蓄積電極パターン9a及
    び不純物がドーピングされたトレンチ11の内壁に誘電
    体膜14を形成する第8工程と、 前記誘電体膜14上に対向電極15を形成する第9工程
    と、 を含むことを特徴とした半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1導電型の半導体基板1上に、LOC
    OS法によってフィールド酸化膜2を形成することによ
    りアクティブ領域を定義する第1工程と、 前記アクティブ領域上にゲート電極4、第2導電型のソ
    ース領域6及びドレイン領域7を形成すると同時に、フ
    ィールド酸化膜2上にワード線5を形成することによ
    り、第1工程で得られた半導体基板1上に、シリコン酸
    化膜、シリコン窒化膜、シリケートガラスからなるグル
    ープから選択された少なくとも1つの材料からなる絶縁
    層8をスパッタリング法又はCVD法によって形成する
    第2工程と、 前記ソース領域6の一部を露出させるために、ドライエ
    ッチング法、ウェットエッチング法又はこれらの方法を
    併用した方法のうち少なくともいずれか一つの方法によ
    って前記絶縁層8にコンタクトホール6aを形成する第
    3工程と、 第3工程で露出されたソース領域6及び絶縁層8の全表
    面にポリシリコン層9をスパッタリング法又はCVD法
    によって形成する第4工程と、 前記ポリシリコン層9上に、蓄積電極のための領域B
    と、トレンチ形成のための開口部Cとを備え、開口部C
    は領域B内にあり、開口部Cの径は、第3工程のコンタ
    クトホール6aの径より小さいマスクとしてのパターン
    PR2を形成する第5工程と、 前記マスクとしてのパターンPR2をエッチングマスク
    として用い、前記絶縁層8に対する選択比が高いエッチ
    ング条件下において、ウェットエッチング法、ECRエ
    ッチング法、RIE法、マグネトロンRIE法のうち少
    なくともいずれか1つを含むドライエッチング法、ウェ
    ットエッチング法と前記ドライエッチング法とを併用し
    た方法のうち少なくともいずれか一つの方法によってポ
    リシリコン層9をエッチングすることにより蓄積電極パ
    ターン9aを形成すると同時に、前記ソース領域6内の
    半導体基板1にトレンチ11を形成した後、トレンチ1
    1内壁面に犠牲酸化膜12を形成した後にその犠牲酸化
    膜12を除去する方法、CF42又はNF3を用いたド
    ライエッチング法、ClF3雰囲気中に半導体基板を晒
    す方法のうちいずれか一つの方法に従って、前記トレン
    チ11の底部の鋭利なコーナー部位を円くすると共に、
    前記トレンチ11の形成時に発生したトレンチ11内壁
    面のダメージ層を除去する第6工程と、 前記蓄積電極パターン9a及びトレンチ11の内壁に、
    ヒ素、リン、アンチモン、オキシ塩化リン、ホウ素、イ
    ンジウムからなるグループから選択された少なくとも一
    つの材料からなる第2導電型の不純物を、熱拡散法又は
    イオン注入法によってドーピングする第7工程と、 前記不純物がドーピングされた蓄積電極パターン9a及
    び不純物がドーピングされたトレンチ11の内壁に、酸
    化膜/窒化膜/酸化膜(ONO)構造、窒化膜/酸化膜
    (NO)構造、酸化膜/窒化膜(ON)構造、高誘電体
    膜のうちいずれか一つである誘電体膜14を形成する第
    8工程と、 前記誘電体膜14上に対向電極15を形成する第9工程
    と、 を含むことを特徴とした半導体装置の製造方法。
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