JPH0661361A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0661361A
JPH0661361A JP4211541A JP21154192A JPH0661361A JP H0661361 A JPH0661361 A JP H0661361A JP 4211541 A JP4211541 A JP 4211541A JP 21154192 A JP21154192 A JP 21154192A JP H0661361 A JPH0661361 A JP H0661361A
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JP
Japan
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insulating film
interlayer insulating
semiconductor substrate
connection hole
conductive layer
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JP4211541A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Tsukamoto
和宏 塚本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高集積化、層間絶縁膜の厚膜化が
できるようにされたコンタクト構造を有する半導体装置
を得ることを最も主要な特徴とする。 【構成】 第1の導電層8を含む半導体基板1の上に、
第1の導電層8を覆うように層間絶縁膜21a,22a
が設けられている。層間絶縁膜21a,22a中に、第
1の導電層8の表面の露出させるための接続孔17aが
設けられている。接続孔17aを通って、第1の導電層
8に接続されるように、半導体基板1の上に第2の導電
層20aが設けられている。接続孔17aの側壁面に
は、エッチング速度の異なる少なくとも2種の材料層2
1a,22aが積重なってなる層面が現われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に、半導体装置
に関するものであり、より特定的には、コンタクト部に
おいて、他の導電層との電気的耐圧を確保しつつ、精度
の高いコンタクトが得られるように改良された半導体装
置に関する。この発明は、また、そのような半導体装置
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、ダイナミックランダムアクセス
メモリの平面図である。シリコン基板の上に、複数のワ
ード線6が設けられている。ワード線6と直行するよう
に、ビット線14が形成される。ワード線6とビット線
14とが交差する部分の近傍に、ビット線コンタクト1
1とストレージノードコンタクト17が設けられてい
る。
【0003】図7〜図11は、従来の、埋込ビット線構
造のダイナミックランダムアクセスメモリ(以下、DR
AMという)のストレージノードコンタクトの製造方法
の順序の各工程における半導体装置の部分断面図であ
る。なお、図7と図8は、図6におけるI−I線に沿う
断面図である。図9(a)、図10(a)および図11
(a)は、いずれも、図6におけるI−I線に沿う断面
図であり、図9(b)、図10(b)および図11
(b)は、いずれも、図6におけるII−II線に沿う
断面図である。
【0004】図7を参照して、シリコン基板1の主表面
に、LOCOS法により、分離酸化膜2を形成する。シ
リコン基板1の上に、ゲート酸化膜3を形成し、その上
に、DRAMのワード線6となる、リン等がドープされ
たポリシリコン4を堆積し、さらにその上に酸化膜5を
堆積する。ポリシリコン4と酸化膜5を選択的にエッチ
ングし、ワード線6を形成する。シリコン基板1の主表
面中に、トランスファゲートトランジスタ7のソースド
レイン領域8を、イオン注入により形成する。ワード線
6を覆うように酸化膜をCVD法等によりシリコン基板
1の上に堆積し、この酸化膜を異方性エッチングを行な
うことによって、ポリシリコン4と酸化膜5の側壁に、
酸化膜で形成されるサイドウォール9を形成する。
【0005】図8を参照して、ワード線6を覆うよう
に、シリコン基板1の上に酸化膜10を堆積する。酸化
膜10を選択的にエッチングし、ビット線コンタクト1
1を形成する。ビット線コンタクト11の中に埋込まれ
るように、リンがドープされたポリシリコン12をシリ
コン基板1の上に形成する。ポリシリコン12の上に酸
化膜13を形成する。ポリシリコン12と酸化膜13を
パターニングすることによって、ビット線14を形成す
る。
【0006】図9(a)および(b)を参照して、シリ
コン基板1の上全面に酸化膜15a,15bを堆積し、
酸化膜15a,15bの上に、フォトレジスト16a,
16bを塗布する。写真製版により、フォトレジスト1
6a,16b中に、ストレージノードコンタクト17
a,17bの上に、開口部ができるように、フォトレジ
スト16a、16bをパターニングを行なう。
【0007】図9と図10を参照して、フォトレジスト
16a,16bをマスクにして、酸化膜15a,15
b,10を、コンタクト底部(18a,18b)の膜厚
分だけ、エッチングを行ない、セルフアラインで、コン
タクト17a,17bを開口する。セルフアラインによ
ってエッチングを行なうので、フォトレジスト16a,
16bの開口部の大きさに比べて、小さな大きさのコン
タクト19a,19bが形成される。また、サイドウォ
ール9の側壁には、酸化膜のサイドウォール25が形成
される。
【0008】図11(a)と(b)を参照して、シリコ
ン基板1の上全面に、リン等をドープしたポリシリコン
を堆積し、このポリシリコンを選択的にエッチングする
ことによって、ストレージノード20a,20bを形成
する。
【0009】ストレージノード20a,20bを被覆す
るように、シリコン基板1の上にキャパシタ誘電膜26
を形成する。キャパシタ誘電膜26の上に、キャパシタ
の上部電極となるリン等をドープしたポリシリコンを堆
積し、キャパシタ28を形成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンタクト構造
は以上のように構成されていたので、図9(a)と
(b)のように理想的に進まずに、酸化膜15a,15
bを堆積した後、コンタクト底部18a,18bに平坦
部が現われずに、完全に埋まってしまうと、セルフアラ
インでコンタクトを開口できなくなる。したがって、メ
モリセルの縮小化(集積化)、層間膜の厚膜化ができな
くなり、ひいては、ストレージノードエッチングのオー
バエッチングによる層間膜の膜減りの対処およびビット
線−ストレージノードの耐圧向上ができなくなるという
問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、メモリセルの縮小化ならびに層
間膜の厚膜化ができるようにされたコンタクト構造を有
する半導体装置を提供することを目的とする。
【0012】この発明は、さらにそのような半導体装置
を製造する方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の局面に
従う半導体装置は、第1の導電層を含む半導体基板と、
該第1の導電層を覆うように上記半導体基板の上に設け
られた層間絶縁膜と、を備える。上記層間絶縁膜中に
は、上記第1の導電層の表面の一部を露出させるための
接続孔が設けられている。上記接続孔を通って、上記第
1の導電層に接続されるように、上記半導体基板の上
に、第2の導電層が設けられている。上記接続孔の側壁
面には、エッチング速度の異なる少なくとも2種の材料
層が積重なってなる層面が現われている。
【0014】この発明の第2の局面に従う半導体装置
は、第1の導電層を含む半導体基板と、上記第1の導電
層を覆うように上記半導体基板の上に設けられた第1の
層間絶縁膜と、を備える。上記第1の層間絶縁膜の上に
は、該第1の層間絶縁膜とはエッチング速度が異なる材
質で形成された第2の層間絶縁膜が設けられている。上
記第1および第2の層間絶縁膜を貫通して、上記第1の
導電層の表面の一部を露出させるための接続孔が設けら
れている。上記接続孔を通って、上記第1の導電層に接
続されるように、上記半導体基板の上に第2の導電層が
設けられている。
【0015】この発明の第3の局面に従う半導体装置
は、半導体基板と、上記半導体基板の上に設けられたワ
ード線と、を備える。上記半導体基板の主表面中であっ
て、上記ワード線の両側に、1対のソース/ドレイン領
域が設けられている。上記ワード線の上表面および側壁
面を絶縁膜が覆っている。上記絶縁膜で覆われた上記ワ
ード線を覆うように、第1の材料から形成された第1の
層間絶縁膜が設けられている。上記第1の層間絶縁膜中
に、上記ソース/ドレイン領域の一方を露出させるため
の第1の接続孔が設けられている。上記ソース/ドレイ
ン領域の一方に接続されるように、上記半導体基板の上
にビット線が設けられている。上記ビット線を覆うよう
に上記半導体基板の上に、第2の材料で形成された第2
の層間絶縁膜が設けられている。上記第2の層間絶縁膜
の上に、上記第2の材料とはエッチング速度の異なる第
3の材料で形成された第3の層間絶縁膜が設けられてい
る。上記第1、第2および第3の層間絶縁膜中に、上記
ソース/ドレイン領域の他方を露出させるための第2の
接続孔が貫通して設けられている。上記第2の接続孔を
通って上記ソース/ドレイン領域の他方に接続されるよ
うに上記半導体基板の上にストレージノードが設けられ
ている。上記ストレージノードを覆うように、上記半導
体基板の上にキャパシタ誘電膜が設けられている。上記
キャパシタ誘電膜を覆うように、上記半導体基板の上に
セルプレート電極が設けられている。
【0016】この発明の第4の局面に従う半導体装置の
製造方法においては、まず、半導体基板の上にワード線
を形成する。上記半導体基板の主表面中であって、上記
ワード線の両側に1対のソース/ドレイン領域を形成す
る。上記ワード線の上表面および側壁面を絶縁膜で覆
う。上記絶縁膜で覆われた上記ワード線を、第1の材料
で形成された第1の層間絶縁膜で覆う。上記第1の層間
絶縁膜中に上記ソース/ドレイン領域の一方を露出させ
るための第1の接続孔を形成する。上記第1の接続孔を
通って上記ソース/ドレイン領域の一方に接続されるビ
ット線を形成する。上記ビット線を被覆するように上記
半導体基板の上に、第2の材料で形成される第2の層間
絶縁膜を形成する。上記第2の層間絶縁膜の上に、上記
第2の材料とはエッチング速度の異なる第3の材料で形
成された第3の層間絶縁膜を形成する。上記第3の層間
絶縁膜の上に、上記ソース/ドレイン領域の他方の上に
位置する部分に開口部を有するレジストパターンを形成
する。上記レジストパターンをマスクに用いて、上記第
3の層間絶縁膜をエッチングし、さらに、上記レジスト
パターンをマスクに用いて自己整合的に上記第2および
第1の層間絶縁膜をエッチングし、それによって、上記
第1、第2および第3の層間絶縁膜を貫通する第2の接
続孔を形成する。上記第2の接続孔を通って、上記ソー
ス/ドレイン領域の他方に接続されるようにストレージ
ノードを形成する。上記ストレージノードを覆うように
キャパシタ絶縁膜を形成する。上記キャパシタ絶縁膜を
覆うようにセルプレート電極を形成する。
【0017】
【作用】この発明の第1の局面に従う半導体装置によれ
ば、接続孔の側壁面に、エッチング速度の異なる少なく
とも2種の材料層が積重なってなる層面が現われてい
る。すなわち、層間絶縁膜が、エッチング速度の異なる
2種の材料で形成されている。したがって、2層目の層
間絶縁膜を堆積した時、コンタクト底部で平坦部が現わ
れず埋まってしまっても、まず、上層の層間絶縁膜の加
工時に、下層層間絶縁膜との選択比の大きなエッチング
を行なえば、セルフアラインで容易にコンタクトを開口
できる。
【0018】第2の局面に従う半導体装置によれば、層
間絶縁膜が、エッチング速度の異なる2種の材料で形成
されている。したがって、2層目の層間絶縁膜を堆積し
た時、コンタクト底部で平坦部が現われず埋まってしま
っても、まず上層である第2の層間絶縁膜の加工時に、
下層である第1の層間絶縁膜との選択比の大きなエッチ
ングを行なえば、セルフアラインで容易にコンタクトを
開口できる。
【0019】この発明の第3の局面に従う半導体装置に
よれば、第2の層間絶縁膜の上に、第2の層間絶縁膜を
形成する材料とは異なる材料で形成された第3の層間絶
縁膜が設けられている。したがって、第3の層間絶縁膜
を堆積した時、コンタクト底部で平坦部が現われず埋ま
ってしまっても、まず第3の層間絶縁膜の加工時に、第
2の層間絶縁膜との選択比の大きなエッチングを行なえ
ば、セルフアラインで容易にコンタクトを開口できる。
【0020】第4の局面に従う半導体装置の製造方法に
よれば、第3の層間絶縁膜を堆積した時、コンタクト底
部で平坦部が現われず、埋まってしまっても、第3の層
間絶縁膜を第2の層間絶縁膜との選択比の大きなエッチ
ングで加工し、続いてセルフアラインで第2および第1
の層間絶縁膜を自己整合的にエッチングするので、容易
にコンタクトを開口できる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。
【0022】図1〜図5は、この発明の一実施例に係る
半導体装置の製造方法の順序の各工程における半導体装
置の部分断面図である。図1、図2、図3(a)、図4
(a)、図5(a)は、図6を参照して、I−I線に沿
う断面図である。図3(b)、図4(b)、図5(b)
は、図6中のII−II線に沿う断面図である。
【0023】図1を参照して、シリコン基板1上に、L
OCOS法により、分離酸化膜2を形成する。シリコン
基板1の上にゲート酸化膜3を形成する。DRAMのワ
ード線6となる、リン等がドープされたポリシリコン4
をシリコン基板1の上に堆積し、続いて酸化膜5を堆積
する。ポリシリコン4と酸化膜5を、エッチングし、ワ
ード線6を形成する。シリコン基板1の主表面であっ
て、ワード線6の両側に、トランスファゲートトランジ
スタ7のソース/ドレイン領域8をイオン注入により形
成する。ワード線6を覆うようにシリコン基板1の表面
に酸化膜をCVD等により堆積し、その後、この酸化膜
を異方性エッチし、ポリシリコン4と酸化膜5の側壁に
サイドウォール9を形成する。
【0024】図2を参照して、シリコン基板1の表面全
面に酸化膜10(第1の層間絶縁膜)を堆積する。酸化
膜10を選択的にエッチングすることによって、ビット
線コンタクト11(第1の接続孔)を形成する。ビット
線コンタクト11に埋込まれれるように、シリコン基板
1の上に、リン等がドープされたポリシリコン12を堆
積し、その後、酸化膜13を堆積する。ポリシリコン1
2と酸化膜13を選択的にエッチングすることによっ
て、ビット線14を形成する。
【0025】図3(a)と(b)を参照して、ビット線
14と酸化膜10の表面を覆うように、酸化膜21a,
21bを堆積する。酸化膜21a,21bの上に、窒化
膜22a,22bを堆積する。窒化膜22a,22bの
上にフォトレジスト16a,16bを塗布する。フォト
レジスト16a,16bをパターニングし、ストレージ
ノードコンタクトの上部分に開口部を形成する。
【0026】図3と図4を参照して、フォトレジスト1
6a,16bをマスクにして、窒化膜22a,22b
を、下層の酸化膜21a,22bに対して選択比の高い
エッチングを行ない、ワード線6の側壁の近傍およびス
トレージノードコンタクト底部18a,18bの窒化膜
22a,22bを取除く。これによって、コンタクト底
部18a,18b上の酸化膜21a,21bに平坦部が
現われる。この方法によると、窒化膜22a,22bを
堆積した時、コンタクト底部で平坦部が現われず埋まっ
てしまっても、窒化膜22a,22bを下層の酸化膜2
1a,21bに対して選択比の高いエッチングを行なっ
て除去するので、コンタクト底部18a,18b上の酸
化膜21a,21bに平坦部が現われる。
【0027】図4(b)を参照して、ビット線14はワ
ード線の段差上に形成されるため、ストレージノードコ
ンタクト部では、ビット線14の垂直段差が、ワード線
に比べ、ワード線の段差分だけ高くなる。このため、ビ
ット線14の側壁部には、窒化膜24が残る。
【0028】図4(a)(b)と図5(a)(b)を参
照して、フォトレジスト16a,16bをマスクにし
て、酸化膜10,21a,21bを、コンタクト底部1
8a,18bの膜厚分だけエッチングし、セルフアライ
ンでコンタクト17a,17bを開口する。セルフアラ
インでコンタクト17a,17bを開口させるので、フ
ォトレジスト16a,16bの開口部に比べ、小さなコ
ンタクト19a,19bが形成される。このとき、サイ
ドウォール9の側壁には、酸化膜のサイドウォール25
が形成される。
【0029】図5(a)と(b)を参照して、シリコン
基板1の上に、ストレージノード20a,20bを形成
するための、リン等のドープされたポリシリコンを堆積
し、このポリシリコンを選択的にエッチングすることに
よって、ストレージノード20a,20bを形成する。
ストレージノード20a,20bを覆うようにキャパシ
タ誘電膜26を形成する。キャパシタ誘電膜26を覆う
ように、シリコン基板1の上に、リン等をドープしたポ
リシリコンを堆積し、キャパシタ上部電極27を形成す
る。
【0030】なお、上記実施例では、ワード線とビット
線にポリシリコンを用いる場合を例示したが、この発明
はこれに限られるものでなく、高融点シリサイドであっ
てもよく、また高融点シリサイドとポリシリコンの複合
膜でもよく、さらに高融点金属であってもよい。
【0031】また、上記実施例では、DRAMを例示し
たが、この発明はこれに限られるものでなく、SRA
M、EEPROM、EPROM等の他の半導体装置でも
よい。要するに、2種の導電層の交差部にコンタクトを
形成する半導体装置なら、いずれの場合にも適用でき
る。
【0032】さらに、上記実施例では、コンタクト層間
膜として2層膜を例示したが、この発明は、これに限ら
れるものでなく、2層以上の多層膜であってもよい。
【0033】また、上記実施例では、単純スタック型セ
ルを例示したが、この発明はこれに限られるものでな
く、キャパシタ構造は円筒型セルでもよく、またフィン
型セルでもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の第1の
局面に従う半導体装置によれば、接続孔の側壁面に、エ
ッチングの速度の異なる少なくとも2種の材料層が積重
なってなる層面が現われている。すなわち、コンタクト
の層間絶縁膜が、エッチング速度の異なる2種の材料で
形成されている。したがって、2層目の層間絶縁膜を堆
積した時、コンタクト底部で平坦部が現われず、埋まっ
てしまっても、まず上層の層間絶縁膜の加工時に下層層
間絶縁膜との選択比の大きなエッチングを行なえば、セ
ルフアラインで容易にコンタクトを開口できる。その結
果、メモリセルの縮小化、層間膜の厚膜化ができるよう
になり、電気的耐圧の高い半導体装置となる。
【0035】この発明の第2の局面に従う半導体装置に
よれば、コンタクトの層間絶縁膜を2層構造にしたた
め、2層目の第2の層間絶縁膜を堆積した時、コンタク
ト底部で平坦部が現われず埋まってしまっても、まず上
層の第2の層間絶縁膜の加工時に、下層の第1の層間絶
縁膜との選択比の大きなエッチングを行なえば、セルフ
アラインで容易にコンタクトを開口できる。その結果、
層間絶縁膜の厚膜化が可能となり、電気的耐圧の高い半
導体装置となるという効果を奏する。
【0036】この発明の第3の局面に従う半導体装置に
よれば、層間絶縁膜の厚膜化ができるので、電気的耐圧
の高い半導体記憶装置が得られる。
【0037】この発明の第4の局面に従う半導体装置の
製造方法によれば、コンタクト開口部が層間絶縁膜堆積
時、埋まってしまっても、上層の層間絶縁膜を高選択比
エッチすれば、自己整合的にコンタクトを開口できるた
め、精度の高いコンタクトが得られるとともに、半導体
装置を容易に高集積化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に従った製造方法の順序の第
1工程における半導体装置の部分断面図である。
【図2】本発明の一実施例に従った製造方法の順序の第
2工程における半導体装置の部分断面図である。
【図3】本発明の一実施例に従った製造方法の順序の第
3工程における半導体装置の部分断面図である。
【図4】本発明の一実施例に従った製造方法の順序の第
4工程における半導体装置の部分断面図である。
【図5】本発明の一実施例に従った製造方法の順序の第
5工程における半導体装置の部分断面図である。
【図6】DRAMのメモリセルの平面図である。
【図7】従来の半導体装置の製造方法の順序の第1工程
における半導体装置の部分断面図である。
【図8】従来の半導体装置の製造方法の順序の第2工程
における半導体装置の部分断面図である。
【図9】従来の半導体装置の製造方法の順序の第3工程
における半導体装置の部分断面図である。
【図10】従来の半導体装置の製造方法の順序の第4工
程における半導体装置の部分断面図である。
【図11】従来の半導体装置の製造方法の順序の第5工
程における半導体装置の部分断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 8 ソース/ドレイン領域 21a 酸化膜 22a 窒化膜 17a ストレージノードコンタクト 20a ストレージノード
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】追加
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】図5(a)と(b)を参照して、シリコン
基板1の上に、ストレージノード20a,20bを形成
するための、リン等のドープされたポリシリコンを堆積
し、このポリシリコンを選択的にエッチングすることに
よって、ストレージノード20a,20bを形成する。
ストレージノード20a,20bを覆うようにキャパシ
タ誘電膜26を形成する。キャパシタ誘電膜26を覆う
ように、シリコン基板1の上に、リン等をドープしたポ
リシリコンを堆積し、キャパシタ上部電極27を形成す
る。この方法によると、ワード線側の層間絶縁膜中に設
けられたストレージノードコンタクト17aの側壁面の
層間構造が、ビット線側の層間絶縁膜中に設けられたス
トレージノードコンタクト17bの側壁面の層間構造と
異なっている、ものが得られる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電層を含む半導体基板と、 前記第1の導電層を覆うように前記半導体基板の上に設
    けられた層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜中に設けられ、前記第1の導電層の表面
    の一部を露出させるための接続孔と、 前記接続孔を通って、前記第1の導電層に接続されるよ
    うに前記半導体基板の上に設けられた第2の導電層と、
    を備え、 前記接続孔の側壁面には、エッチング速度の異なる少な
    くとも2種の材料層が積重なってなる層面が現われてい
    る、半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1の導電層を含む半導体基板と、 前記第1の導電層を覆うように前記半導体基板の上に設
    けられた第1の層間絶縁膜と、 前記第1の層間絶縁膜の上に設けられ、該第1の層間絶
    縁膜とはエッチング速度が異なる材質で形成された第2
    の層間絶縁膜と、 前記第1および第2の層間絶縁膜を貫通して設けられ、
    前記第1の導電層の表面の一部を露出させるための接続
    孔と、 前記接続孔を通って前記第1の導電層に接続されるよう
    に、前記半導体基板の上に設けられた第2の導電層と、
    を備えた半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、 前記半導体基板の上に設けられたワード線と、 前記半導体基板の主表面中であって、前記ワード線の両
    側に設けられた1対のソース/ドレイン領域と、 前記ワード線の上表面および側壁面を覆う絶縁膜と、 前記絶縁膜で覆われた前記ワード線を覆うように第1の
    材料から形成された第1の層間絶縁膜と、 前記第1の層間絶縁膜中に設けられ、前記ソース/ドレ
    イン領域の一方を露出させるための第1の接続孔と、 前記ソース/ドレイン領域の一方に接続されるように、
    前記半導体基板の上に設けられたビット線と、 前記ビット線を覆うように前記半導体基板の上に設けら
    れ、第2の材料で形成された第2の層間絶縁膜と、 前記第2の層間絶縁膜の上に設けられ、前記第2の材料
    とはエッチング速度の異なる第3の材料で形成された第
    3の層間絶縁膜と、 前記第1、第2および第3の層間絶縁膜中に貫通して設
    けられ、前記ソース/ドレイン領域の他方を露出させる
    ための第2の接続孔と、 前記第2の接続孔を通って前記ソース/ドレイン領域の
    他方に接続されるように前記半導体基板の上に設けられ
    たストレージノードと、 前記ストレージノードを覆うように前記半導体基板の上
    に設けられたキャパシタ誘電膜と、 前記キャパシタ誘電膜を覆うように前記半導体基板上に
    設けられたセルプレート電極と、を備えた半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板の上にワード線を形成する工
    程と、 前記半導体基板の主表面中であって、前記ワード線の両
    側に1対のソース/ドレイン領域を形成する工程と、 前記ワード線の上表面および側壁面を絶縁膜で覆う工程
    と、 前記絶縁膜で覆われた前記ゲート電極を覆うように第1
    の材料で形成された第1の層間絶縁膜を形成する工程
    と、 前記第1の層間絶縁膜中に前記ソース/ドレイン領域の
    一方を露出させるための第1の接続孔を形成する工程
    と、 前記第1の接続孔を通って前記ソース/ドレイン領域の
    一方に接続されるビット線を形成する工程と、 前記ビット線を覆うように前記半導体基板の上に、第2
    の材料で形成される第2の層間絶縁膜を形成する工程
    と、 前記第2の層間絶縁膜の上に、前記第2の材料とはエッ
    チング速度の異なる第3の材料で形成された第3の層間
    絶縁膜を形成する工程と、 前記第3の層間絶縁膜の上に、前記ソース/ドレイン領
    域の他方の上に位置する部分に開口部を有するレジスト
    パターンを形成する工程と、 前記レジストパターンをマスクに用いて、前記第3の層
    間絶縁膜をエッチングし、さらに、前記レジストパター
    ンをマスクに用いて自己整合的に前記第2および第1の
    層間絶縁膜をエッチングし、それによって、前記第1、
    第2および第3の層間絶縁膜を貫通する第2の接続孔を
    形成する工程と、 前記第2の接続孔を通って、前記ソース/ドレイン領域
    の他方に接続されるようにストレージノードを形成する
    工程と、 前記ストレージノードを覆うようにキャパシタ誘電膜を
    形成する工程と、 前記キャパシタ誘電膜を覆うようにセルプレート電極を
    形成する工程と、を備えた半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6072237A (en) * 1996-03-15 2000-06-06 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Borderless contact structure
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US9107984B2 (en) 2007-11-07 2015-08-18 Arzneimittel Gmbh Apotheker Vetter & Co. Ravensburg Device and method for mounting a pharmaceutical application aid

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