JPH07142603A - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置の製造方法

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JPH07142603A
JPH07142603A JP5288463A JP28846393A JPH07142603A JP H07142603 A JPH07142603 A JP H07142603A JP 5288463 A JP5288463 A JP 5288463A JP 28846393 A JP28846393 A JP 28846393A JP H07142603 A JPH07142603 A JP H07142603A
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forming
film
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undercut
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JP5288463A
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Kaoru Takeda
薫 武田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高集積化とキャパシタ容量の増大とを両立する
ことが可能な半導体記憶装置の簡単な製造方法を提供す
る。 【構成】蓄積電極59の境界部分の下部にアンダカット
67が形成されている。そして、アンダカット67内に
も誘電体膜60および対向電極61が形成されている。
そのため、蓄積電極59のアスペクト比を大きくするこ
となく、アンダカット67の分だけ電極面積を増やすこ
とができる。アンダカット67は、蓄積電極59の形成
後に等方的なエッチングを行い、蓄積電極59の境界部
分の下部に積極的にサイドエッチングが入るようにして
形成する。このときのエッチング条件は絶縁層58に対
する選択比が高いもの(すなわち、高い耐シリコン酸化
膜選択比をもつもの)とし、アンダカット67の形成時
における絶縁層58の不要なエッチングを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置の製造方
法に係り、詳しくは、高集積化とキャパシタ容量の増大
とを両立することが可能なスタック型メモリセルを用い
るDRAMの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体記憶装置の大容量化が求め
られている。それに伴い、半導体記憶装置の高集積化も
求められている。半導体記憶装置の中でもDRAMは、
集積化技術の進歩の象徴としてしばしば取り上げられる
ほど、さかんな研究開発が進められている。
【0003】DRAMを構成するメモリセルの形式は、
1つのメモリセルを構成するMOSトランジスタの数に
応じて、1トランジスタ型,3トランジスタ型および4
トランジスタ型に分けられる。その中で、1トランジス
タ型メモリセルは、電荷を記憶する1つのMOSキャパ
シタと、その電荷を転送する1つのMOSトランジスタ
のみで1つのメモリセルが構成される。従って、他の形
式と比べて構成が簡単で小型化が容易であり、4Kビッ
ト以上のDRAMでは一般に1トランジスタ型メモリセ
ルが採用されている。
【0004】近年のDRAMの技術の進展には目覚まし
いものがあり、4Mビットや16MビットDRAMは既
に市販段階を向かえ、64Mビットさらには256Mビ
ットDRAMについても試作段階に入っている。このよ
うなDRAMの大容量化にあたって最も重要なのは、メ
モリセルを小型化して集積密度を上げることにより、高
集積化を実現してチップサイズを縮小化することであ
る。そのためには、1トランジスタ型メモリセルを用
い、MOSキャパシタの容量を小さくすればよい。しか
し、ソフトエラーの回避やノイズマージンの確保につい
て配慮すると、安易にキャパシタ容量を小さくすること
はできず、むしろ、できるだけ大きくする必要がある。
【0005】キャパシタ容量Cは、式(1)で表され
る。 C=ε0 εS ・A/d ……(1) (ε0 :真空中の誘電率、εS :電極間の誘電体膜(キ
ャパシタ絶縁膜)の比誘電率、A:電極面積、d:誘電
体膜の膜厚) 式(1)から、メモリセルを小型化しながらキャパシタ
容量を大きくするには、以下の方法が考えられる。
【0006】誘電体膜の比誘電率を大きくする。 誘電体膜の膜厚を薄くする。 MOSキャパシタを三次元的な構造にして電極面積を
増やす。
【0007】の方法では、比誘電率の大きな高誘電体
膜を用いることが考えられるが、高誘電体膜は現在開発
段階にあり、未だ実用化には至っていない。また、の
方法を単独で用いるとなると、メモリセルの小型化に伴
って誘電体膜の膜厚が極めて薄くなり、誘電体膜にピン
ホールが生じる恐れがあるため、信頼性の面から実用的
ではない。そこで、との方法を併用する方法、つま
り、MOSキャパシタを三次元的な構造にして電極面積
を増やした上で、誘電体膜の膜厚を可能な限り薄くする
方法について開発が進められている。
【0008】1トランジスタ型メモリセルを構造的にみ
ると、従来、プレーナ型メモリセルが広く使われてき
た。しかし、プレーナ型メモリセルでは、電極面積を増
やすと、それに伴ってメモリセルの専有面積が大きくな
る。そこで、MOSキャパシタの形状を立体的にするこ
とにより電極面積を増やすことが考えられ、スタック型
メモリセルやトレンチ型メモリセルが提案された。
【0009】スタック型メモリセルは、半導体基板上
に、ポリシリコンによる多層構造を備える。これを製造
するには、3層ポリシリコン技術を用い、第1のポリシ
リコン層をゲート電極(ワード線)とし、第2および第
3のポリシリコン層で誘電体膜を挟んでMOSキャパシ
タを形成する。そのため、第2のポリシリコン層によっ
て形成される蓄積電極(ストレージノード)の膜厚を厚
くすることにより、特に、その側壁部分の面積増大によ
って、電極面積の増大を図ることができる。
【0010】図8に、従来のスタック型メモリセルの断
面図を示す。P型半導体基板51上に、LOCOS法に
よるフィールト酸化膜52が形成されている。フィール
ト酸化膜52によって限定されるアクティブ領域上に、
ゲート酸化膜53を介して、第1のポリシリコン層によ
るゲート電極(ワード線)54が形成されている。ゲー
ト電極54の両側における半導体基板51の表面に、N
型のソースまたはドレイン領域56,57が形成されて
いる。また、フィールド酸化膜52上に、ゲート電極5
4と隣接するワード線55が形成されている。ゲート電
極54およびワード線55の上に絶縁層58が形成さ
れ、その上に、第2のポリシリコン層による蓄積電極5
9が形成されている。蓄積電極59の上に誘電体膜60
が形成され、その上に、第3のポリシリコン層による対
向電極61が形成されている。対向電極61の上に絶縁
層62およびビット線63が形成され、コンタクトホー
ル64によってビット線63とソースまたはドレイン領
域57とが接続されている。ビット線63の上に絶縁層
65が形成され、その上に配線66が形成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スタック型メ
モリセルでは、メモリセルの小型化に伴い、蓄積電極の
アスペクト比が大きくなってメモリセルの表面に大きな
段差が生じるという問題がある。メモリセルの表面に段
差が生じると、その表面に配線層を均一に形成するのが
難しくなる上に、形成した配線層に断線が起こりやす
い。そのため、スタック型メモリセルでは16Mビット
DRAMを境にその限界があらわになってきた。
【0012】そこで、特開平2−26065号公報に開
示されるようなスタック型メモリセル(以下、改良スタ
ック型メモリセルという)が提案された。図9に、その
改良スタック型メモリセルの断面図を示す。尚、図9に
おいて、図8に示す従来のスタック型メモリセルと同じ
構成部材については符号を等しくしてある。
【0013】図9に示すように、蓄積電極59の境界部
分の下部にアンダカット67が形成されている。そし
て、アンダカット67内にも誘電体膜60および対向電
極61が形成されている。そのため、蓄積電極59のア
スペクト比を大きくすることなく、アンダカット67の
分だけ電極面積を増やすことができる。
【0014】ところで、同公報によると、等方性エッチ
ングによってアンダカット67を形成する前に、絶縁層
58の上にシリコンナイトライド層68を形成してい
る。シリコンナイトライド層68は、アンダカット67
の形成時において絶縁層58を保護し、ゲート電極54
と次の工程で堆積される対向電極61との端落現象を防
止するためにある。
【0015】従って、シリコンナイトライド層68を形
成するための工程を設けなければならず、メモリセルの
製造工程が複雑化すると共に工程数が増加するという問
題があった。
【0016】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、高集積化とキャパシタ
容量の増大とを両立することが可能な半導体記憶装置の
簡単な製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1導電型の
半導体基板上にフィールド酸化膜を形成することにより
アクティブ領域を定義する第1工程と、アクティブ領域
上に第2導電型のソースまたドレイン領域を形成し、ソ
ースまたドレイン領域上にゲート電極を形成すると同時
にフィールド酸化膜上にワード線を形成し、それらの上
に絶縁層を形成する第2工程と、ソースまたはドレイン
領域の一部分を露出させるために、絶縁層にコンタクト
ホールを形成する第3工程と、第3工程で露出されたソ
ースまたはドレイン領域および絶縁層の全表面にポリシ
リコン層を形成する第4工程と、ポリシリコン層上にマ
スクとしてのパターンを形成する第5工程と、マスクと
してのパターンをエッチング・マスクとして用い、ポリ
シリコン層を異方性エッチングすることにより蓄積電極
を形成する第6工程と、蓄積電極の側壁に側壁保護膜を
形成する第7工程と、側壁保護膜をエッチング・マスク
として用い、蓄積電極の境界部分の下部を等方的にエッ
チングすることによりアンダカットを形成する第8工程
と、アンダカットを含む蓄積電極の表面に誘電体膜を形
成する第9工程と、誘電体膜上に対向電極を形成する第
10工程とを含むことをその要旨とする。
【0018】
【作用】第7工程で形成される側壁保護膜は、蓄積電極
の境界部分の下部付近には付着していないか、付着して
いてもごく薄いものである。そのため、第8工程におい
て、絶縁層に対する選択比が高いエッチング条件による
等方的なエッチングを行うことにより、絶縁層が不要に
エッチングされることなくアンダカットが形成される。
従って、蓄積電極のアスペクト比を大きくすることな
く、アンダカットの分だけ電極面積を増やすことがで
き、高集積化とキャパシタ容量の増大とを両立すること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例の製造工
程を図1〜図7に従って説明する。
【0020】尚、本実施例において、図9に示した改良
スタック型メモリセルと同じ構成部材については符号を
等してその詳細な説明を省略する。 工程1(図1参照);まず、LOCOS法により、半導
体基板51上にフィールド酸化膜52を形成することに
よりアクティブ領域が定義される。このアクティブ領域
上に膜厚50〜200Å程度のゲート酸化膜53が形成
される。次に、ゲート酸化膜53上に、不純物がドーピ
ングされたポリシリコンによるゲート電極(ワード線)
54が形成される。それと同時に、ゲート電極54と隣
接するワード線55がフィールド酸化膜52上に形成さ
れる。ワード線55は、ゲート電極54と同様に、不純
物がドーピングされたポリシリコンによって形成され
る。そして、ゲート電極54の両側の半導体基板51の
表面に、N型不純物をドーピングすることによりソース
またはドレイン領域56,57が形成され、上述の構造
の表面全体上にシリコン酸化膜による絶縁層58が形成
される。続いて、ソースまたはドレイン領域56の一部
に対応する絶縁層58を異方性エッチングし、ソースま
たはドレイン領域56の一部分を露出させる。そして、
露出されたソースまたはドレイン領域56および絶縁層
58の上に、CVD法により、蓄積電極となるポリシリ
コン層59a(膜厚;0.3μm 程度)が形成される。
【0021】工程2(図2参照);ポリシリコン層59
a上へのフォトレジスト塗布、マスク露光および現像等
の工程を経て、蓄積電極形成のためのエッチング・マス
クであるフォトレジストパターンPRが形成される。
【0022】工程3(図3参照);フォトレジストパタ
ーンPRをエッチング・マスクとして用い、ポリシリコ
ン層59aを異方性エッチングして蓄積電極59が形成
される。このときのエッチング条件(例)は、RIE装
置を使用し、エッチングガス;HBr/Cl2 ,ガス圧
力;100mTorr ,RFパワー;265W とする。
【0023】エッチングが絶縁層58に達したかどうか
の検出(終点検出)には、光学式の終点検出器を用い
る。光学式の終点検出器は、エッチングガスのプラズマ
の発光強度を検出することにより、ポリシリコン層59
aとシリコン酸化膜による絶縁層58との境界を検知す
る。
【0024】また、ポリシリコン層59aの正確な異方
性エッチングを実現するため、フォトレジストパターン
PRおよび蓄積電極59の側壁に側壁保護膜SPが形成
されるようにする。その側壁保護膜SPは、蓄積電極5
9の境界部分の下部付近(図示A部)には付着していな
いか、付着していてもごく薄いものである。
【0025】工程4(図4参照);フォトレジストパタ
ーンPRおよび側壁保護膜SPをエッチング・マスクと
して用いた等方的なエッチングを行い、蓄積電極59の
境界部分の下部に積極的にサイドエッチングが入るよう
にする。そのサイドエッチングにより、蓄積電極59の
境界部分の下部にアンダカット67が形成される。従っ
て、サイドエッチング量が多いほどアンダカット67が
大きくなり電極面積を増やすことができるが、ここで
は、蓄積電極59の平面的な寸法や膜厚を考慮してサイ
ドエッチング量を設定する。
【0026】このときのエッチング条件は絶縁層58に
対する選択比が高いもの(すなわち、高い耐シリコン酸
化膜選択比をもつもの)とする必要がある。例えば、円
筒形プラズマエッチング装置を使用し、エッチングガ
ス;HBr/Cl2 /O2 ,ガス圧力;50mTorr ,R
Fパワー;150W とする。このように絶縁層58に対
する選択比が高いエッチングを行うことにより、アンダ
カット67の形成時における絶縁層58の不要なエッチ
ングは防止される。
【0027】工程5(図5参照);フォトレジストパタ
ーンPRおよび側壁保護膜SPが除去される。 工程6(図6参照);まず、蓄積電極59の表面に、膜
厚10〜60Å程度のLTO膜またはHTO膜による下
部酸化膜が形成される。次に、LPCVD法により、ア
ンモニア雰囲気中で下部酸化膜上に膜厚50〜150Å
程度の窒化膜が形成される。続いて、この窒化膜上に、
下部酸化膜と同様にして、膜厚10〜60Å程度の上部
酸化膜が形成される。これにより、酸化膜(Oxide )/
窒化膜(Nitride )/酸化膜(Oxide )構造、すなわち
ONO構造の誘電体膜60が得られる。この誘電体膜6
0は、アンダカット67内にも形成される。そして、誘
電体膜60の上に、CVD法により、ポリシリコン層に
よる対向電極61が形成される。
【0028】工程7(図7参照);まず、対向電極61
の上に絶縁層62が形成される。次に、絶縁層62のソ
ースまたはドレイン領域57に対応する部分にコンタク
トホール64が形成される。そして、スパッタリング法
により絶縁層62上にビット線63の形成用にアルミ等
の金属配線層を形成し、コンタクトホール64によって
ビット線63とソースまたはドレイン領域57とが接続
されるようにする。続いて、ビット線63の上に絶縁層
65が形成され、その上に配線66が形成される。これ
により、本実施例の製造は完了する。
【0029】このように、本実施例では、図9に示す従
来の改良スタック型メモリセル(特開平2−26065
号公報開示)と同様に、アンダカット67を設けたこと
により蓄積電極59のアスペクト比を大きくすることな
く電極面積を増やすことができる。従って、高集積化を
図った上で大きなキャパシタ容量を得ることが可能とな
る。
【0030】例えば、蓄積電極59(膜厚;0.3μm
)の平面的な寸法が2×1μm の場合、アンダカット
67の深さ(図7に示す距離B)を0.3μm とする
と、蓄積電極の表面積は約5.2μm2になる。一方、図
8に示す従来のスタック型メモリセルでは、蓄積電極5
9を本実施例と同じ大きさにすると、蓄積電極の表面積
は約3.8μm2になる。従って、本実施例は図8に示す
従来のスタック型メモリセルに比べ、電極面積(キャパ
シタ容量)を約1.4倍に増やすことができる。
【0031】また、本実施例では、図9に示す従来の改
良スタック型メモリセルのようにシリコンナイトライド
層68を形成するための工程を設ける必要がない。つま
り、図8に示す従来のスタック型メモリセルでは、蓄積
電極59の形成時にサイドエッチングが発生しないよう
にエッチング条件を最適化している。本実施例では、そ
のサイドエッチングを積極的に活用してアンダカット6
7を形成している。但し、絶縁層58に対する選択比が
高いエッチングを行うことにより、絶縁層58に保護膜
(シリコンナイトライド層68)を設けることなく、ア
ンダカット67の形成時における絶縁層58の不要なエ
ッチングを防止している。従って、本実施例によれば、
メモリセルの製造工程が簡単になり、工程数を少なくす
ることができる。
【0032】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように実施してもよい。 1)ソースまたはドレイン領域56,57および蓄積電
極59の形成に用いるN型不純物として、ヒ素,リン,
アンチモン等のV族の元素およびオキシ塩化リン(PO
Cl3 )等のV族の元素の化合物を用いる。また、ドー
ピング方法としては、ヒ素,リン,アンチモン等のドー
ピング時にはイオン注入法を使用し、オキシ塩化リン等
のガスを用いるドーピング時にはそのガス雰囲気中での
熱拡散法を使用する。
【0033】2)絶縁層58には、シリコン酸化膜以外
にも、シリコン窒化膜やシリケートガラス等、どのよう
な絶縁膜を用いてもよい。また、絶縁層58の堆積方法
としては、スパッタリング法やCVD法等、どのような
方法を用いてもよい。
【0034】3)絶縁層58の異方性エッチングには、
ウェットエッチング法,ドライエッチング法,ウェット
エッチング法とドライエッチング法とを併用した方法
等、どのようなエッチング方法を用いてもよい。
【0035】4)ポリシリコン層59aの堆積には、ス
パッタリング法やCVD法等、どのような方法を用いて
もよい。 5)蓄積電極59の形成に、RIE装置でなくECRエ
ッチング装置やマグネトロンRIE装置を使用する。
【0036】6)誘電体膜60の下部酸化膜としてLT
O(Low Temperature Oxide )膜またはHTO(High T
emperature Oxide)膜を用いる。この場合は、基板に対
するドーピングの程度や種類の影響を受けることなく、
均一な下部酸化膜を形成することができる。また、誘電
体膜60中の窒化膜を多層構造とすれば、誘電体膜60
の特性を向上させることができる。
【0037】7)誘電体膜60をONO構造ではなく、
酸化膜/窒化膜によるON構造または窒化膜/酸化膜に
よるNO構造にする。 8)誘電体膜60として、PZT(PbZr1-X TiX
3 ),PLZT(Pb1-X LaX Zr1-Y Ti
Y 3 ),BTO(BaTiO3 ),BST(Ba1- X
SrX TiO3 ),STO(SrTiO3 ),Ta2
5 等の高誘電体膜を用いる。
【0038】9)半導体基板51をN型にし、ドーピン
グする不純物をP型にする。そのP型不純物としては、
ホウ素またはインジウムを用いる。 10)ポリシリコン層59aの異方性エッチングによっ
て蓄積電極59が形成されるのと同時に側壁保護膜SP
を形成するのではなく、蓄積電極59の形成後に側壁保
護膜SPを形成する。
【0039】11)フォトレジストパターンPRを適宜
な材質のエッチング・マスクに置き代える。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高
集積化とキャパシタ容量の増大とを両立することが可能
な半導体記憶装置の簡単な製造方法を提供することがで
きるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の製造工程を説明
するための断面図である。
【図2】一実施例の製造工程を説明するための断面図で
ある。
【図3】一実施例の製造工程を説明するための断面図で
ある。
【図4】一実施例の製造工程を説明するための断面図で
ある。
【図5】一実施例の製造工程を説明するための断面図で
ある。
【図6】一実施例の製造工程を説明するための断面図で
ある。
【図7】一実施例の製造工程を説明するための断面図で
ある。
【図8】従来のスタック型メモリセルの断面図である。
【図9】別の従来のスタック型メモリセルの断面図であ
る。
【符号の説明】
51 P型半導体基板 52 フィールド酸化膜 54 ゲート電極 55 ワード線 56,57 ソースまたドレイン領域 58 絶縁層 59a ポリシリコン層 59 蓄積電極 60 誘電体膜 61 対向電極 67 アンダカット SP 側壁保護膜 PR レジストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/822

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板(51)上にフ
    ィールド酸化膜(52)を形成することによりアクティ
    ブ領域を定義する第1工程と、 アクティブ領域上に第2導電型のソースまたドレイン領
    域(56,57)を形成し、ソースまたドレイン領域
    (56)上にゲート電極(54)を形成すると同時にフ
    ィールド酸化膜(52)上にワード線(55)を形成
    し、それらの上に絶縁層(58)を形成する第2工程
    と、 ソースまたはドレイン領域(56,57)の一部分を露
    出させるために、絶縁層(58)にコンタクトホールを
    形成する第3工程と、 第3工程で露出されたソースまたはドレイン領域(5
    6)および絶縁層(58)の全表面にポリシリコン層
    (59a)を形成する第4工程と、 ポリシリコン層(59a)上にマスクとしてのパターン
    (PR)を形成する第5工程と、 マスクとしてのパターン(PR)をエッチング・マスク
    として用い、ポリシリコン層(59a)を異方性エッチ
    ングすることにより蓄積電極(59)を形成する第6工
    程と、 蓄積電極(59)の側壁に側壁保護膜(SP)を形成す
    る第7工程と、 側壁保護膜(SP)をエッチング・マスクとして用い、
    蓄積電極(59)の境界部分の下部を等方的にエッチン
    グすることによりアンダカット(67)を形成する第8
    工程と、 アンダカット(67)を含む蓄積電極(59)の表面に
    誘電体膜(60)を形成する第9工程と、 誘電体膜(60)上に対向電極(61)を形成する第1
    0工程とを含むことを特徴とする半導体記憶装置の製造
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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