JPH06216233A - 高耐圧半導体装置 - Google Patents

高耐圧半導体装置

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JPH06216233A
JPH06216233A JP797693A JP797693A JPH06216233A JP H06216233 A JPH06216233 A JP H06216233A JP 797693 A JP797693 A JP 797693A JP 797693 A JP797693 A JP 797693A JP H06216233 A JPH06216233 A JP H06216233A
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insulating layer
semiconductor device
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breakdown voltage
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幸男 飯高
Shuichiro Yamaguchi
山口周一郎
Hisakazu Miyajima
久和 宮島
Yoshiyuki Sugiura
義幸 杉浦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板用のウエハの反りの低減と耐圧向
上の図れる製造容易な高耐圧半導体装置を提供する。 【構成】 この発明の高耐圧半導体装置1の場合、半導
体基板2の表面に絶縁層を介して複数の導電配線が設け
られている半導体装置において、導電配線のうち半導体
基板との間に大きい電位差が生じる導電配線16の下の
絶縁層20だけは部分的に他の部分より厚みが厚くなっ
ており、前記厚みの厚い絶縁層部分21は酸化膜からな
っているとともに厚みの薄い絶縁層部分22は少なくと
も酸化防止層が設けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高耐圧半導体装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置、特に集積化された半
導体素子において、高耐圧を必要とする場合、素子のブ
レークダウン電圧を高めるため、半導体基板の表面と導
電配線の間の絶縁層用として基板上に形成されるシリコ
ン酸化膜を厚く形成することが行われている。
【0003】例えば、半導体基板として、支持体層上に
絶縁膜で電気的に分離された半導体分離島が形成されて
なる誘電体分離基板を用いた高耐圧半導体装置の場合
は、図3および図4に示すような構成が取られている。
従来、図3および図4の高耐圧半導体装置51は、誘電
体分離基板(以下、適宜「DI基板」と言う)52の単
結晶シリコンからなるn型分離島(半導体分離島)53
にpn接合が作り込まれている。DI基板52は、通
常、ポリシリコン層(支持体層)55上に絶縁膜54で
電気的に分離された複数のn型分離島53が形成されて
なる(図3,4の場合は便宜上1個だけを示す)基板で
あり、異なるn型分離島に作り込まれた半導体素子同士
の間では相互干渉が起こり難いという利点がある。
【0004】半導体装置51では、n型分離島53の表
面部分にはp型領域63とn+ 型領域64が形成されて
おり、かつ、n型分離島53表面では、p型領域63に
コンタクトする電極66とn+ 型領域64にコンタクト
する電極67が絶縁層69を介して分離島外に引き出さ
れている。しかしながら、この半導体装置51では、p
n接合が逆バイアスされた場合、電極66とn型分離島
53の表面の間の電位差は大きくて、ここでのブレーク
ダウン電圧を高めるため、絶縁層69であるシリコン酸
化膜の厚みを厚くして、電極66とn型分離島53の表
面の間の電界を緩和するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のIC構成の半導
体装置において、より高耐圧化を図る時には、それに相
応した厚いシリコン酸化膜を基板であるウエハ全面に形
成することになるが、シリコン酸化膜厚みがどんどん厚
く(2〜3μm以上)なると、以下の問題を生じるよう
になる。
【0006】すなわち、ウエハのシリコンと表面の酸化
シリコンとの熱膨張率の差に起因して厚いシリコン酸化
膜の場合、ウエハが大きく反り、それ以降のウエハ加工
プロセスが処理困難になる。特に、DI基板52の場合
は反りが大きい。この発明は、上記事情に鑑み、半導体
基板用のウエハの反りを抑えつつ耐圧向上の図れる製造
容易な高耐圧半導体装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明にかかる高耐圧半導体装置では、半導体基
板を備え、この基板の表面に絶縁層を介して複数の導電
配線が設けられている構成において、前記導電配線のう
ち半導体基板との間に大きい電位差が生じる導電配線の
下の絶縁層だけは部分的に他の部分より厚みが厚くなっ
ており、前記厚みの厚い絶縁層部分は酸化膜からなって
いるとともに厚みの薄い絶縁層部分は少なくとも酸化防
止層を設けるようにしている。
【0008】この発明の高耐圧半導体装置は、DI基板
を用いたIC構成のものがあげられるが、これに限ら
ず、通常のシリコン半導体基板を用いたものであっても
よい。この発明の高耐圧半導体装置の基板表面の絶縁層
では、厚みの厚い絶縁層部分の酸化膜厚みLAと、少な
くとも酸化防止層を含む厚みの薄い絶縁層部分の厚みL
Bは、LA/5≦LB≦LA/3の関係であることが好
ましい。
【0009】厚い絶縁層部分の酸化膜としてはシリコン
酸化膜があげられ、薄い絶縁層部分の酸化防止層として
は窒化膜などの絶縁物層があげられる。薄い絶縁層部分
の形態は、酸化防止層だけの形態、酸化防止層と薄い酸
化膜層の積層形態があるが、要は酸化防止層があればよ
い。なお、電極形成後に、保護膜である絶縁性パッシベ
ーション膜を厚い絶縁層部分と薄い絶縁層部分の両方に
積層するようにしてもよい。
【0010】この発明の高耐圧半導体装置の基板表面の
絶縁層での厚い絶縁層部分の面積占有率は、絶縁層全体
の1/5以下が好ましく、絶縁層全体の1/10以下で
あることがより好ましい。
【0011】
【作用】この発明の場合、高耐圧半導体装置の基板表面
の絶縁層の厚い部分は、導電配線のうち半導体基板との
間に大きい電位差が生じる導電配線の下の絶縁層だけで
ある。酸化シリコンは熱膨張率がシリコンのそれの約1
/5と小さく、高温で形成した場合に室温に戻すと、ウ
エハに引っ張り応力が発生する。この応力は酸化膜が厚
くなるほど大きくなるが、この発明の場合のように、基
板の全表面ではなくて、基板表面との間に大きい電位差
が生じる導電配線の下だけの部分面の酸化膜厚みが厚く
なるだけだと、熱膨張率の差による応力が減少するた
め、DI基板の場合であっても、ウエハの反り量の増加
を抑えられる。勿論、必要な導電配線の下には厚い絶縁
層があるため、耐圧は高い。
【0012】この発明の高耐圧半導体装置を得るには、
厚みの厚い領域と厚みの薄い領域のある絶縁層に作製す
る必要があるが、厚みの薄い絶縁層部分は酸化防止層を
少なくとも含むため、この酸化防止層を少なくとも形成
しておいて、ウエハを酸化処理して酸化防止層の未形成
域に厚い酸化膜を形成することで容易に作製できる。し
たがって、この発明の高耐圧半導体装置は製造も容易で
ある。
【0013】
【実施例】以下、この発明の高耐圧半導体装置の実施例
を説明する。この発明は下記の実施例に限らない。図1
および図2は実施例にかかる高耐圧半導体装置1の要部
構成をあらわしている。
【0014】実施例の高耐圧半導体装置1は、DI基板
2の単結晶シリコンからなるn型分離島3にpn接合が
作り込まれている。DI基板2は、通常、ポリシリコン
層5上に絶縁膜4で電気的に分離された複数のn型分離
島3が形成されてなる(図1の場合は便宜上1個だけを
示す)基板であり、他のn型分離島にも半導体素子が作
り込まれている。
【0015】高耐圧半導体装置1では、n型分離島3の
表面部分にはp型領域13とn+ 型領域14が形成され
ており、かつ、n型分離島3表面では、p型領域13に
コンタクトするアルミニウム製の電極(導電配線)16
とn+ 型領域14にコンタクトするアルミニウム製の電
極(導電配線)17が絶縁層20を介して分離島外に引
き出されている。この高耐圧半導体装置1では、pn接
合が逆バイアスされた場合、電極16とn型分離島3の
表面の間の電位差は大きい。
【0016】絶縁層20は厚みの厚い絶縁層部分21と
厚みの薄い絶縁層部分22とからなり、厚い絶縁層部分
21は酸化膜からなり、薄い絶縁層部分22は酸化防止
層たる窒化膜である。厚い絶縁層部分21は高電位差に
なる電極16の下側だけに部分的に形成されていて、ウ
エハの反り量の低減と高耐圧の確保が図れることは前述
の通りであり、また、厚い絶縁層部分21以外の部分は
薄い絶縁層部分22が形成されていて、厚みの厚い・薄
いのある絶縁層20が簡単に形成できることも前述の通
りである。
【0017】この発明は、上記実施例に限らない。例え
ば、図1,2においてpとnとが逆である構成のものが
他の実施例として挙げられる。
【0018】
【発明の効果】以上に述べたように、この発明にかかる
高耐圧半導体装置の場合、基板表面の絶縁層の厚い部分
は、半導体基板との間に大きい電位差が生じる導電配線
の下だけであるため、ウエハの反り量の増加の抑制と高
耐圧化とが図れるのに加え、薄い絶縁層部分には酸化防
止層があって、厚みの厚い領域と厚みの薄い領域のある
絶縁層を簡単に形成できるために製造し易く、したがっ
て、この発明の高耐圧半導体装置は非常に実用性が高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の高耐圧半導体装置をあらわす断面図で
ある。
【図2】実施例の高耐圧半導体装置をあらわす平面図で
ある。
【図3】従来の高耐圧半導体装置をあらわす断面図であ
る。
【図4】従来の高耐圧半導体装置をあらわす平面図であ
る。
【符号の説明】
1 高耐圧半導体装置 2 DI基板(誘電体分離基板) 3 n型分離島(半導体分離島) 4 絶縁膜 5 ポリシリコン層(支持体層) 13 p型領域 14 n+ 型領域 16 電極(導電配線) 17 電極(導電配線) 20 絶縁層 21 厚みの厚い絶縁層部分 22 厚みの薄い絶縁層部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 義幸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を備え、この基板の表面に絶
    縁層を介して複数の導電配線が設けられている半導体装
    置において、前記導電配線のうち半導体基板との間に大
    きい電位差が生じる導電配線の下の絶縁層だけは部分的
    に他の部分より厚みが厚くなっており、前記厚みの厚い
    絶縁層部分は酸化膜からなっているとともに厚みの薄い
    絶縁層部分は少なくとも酸化防止層が設けられているこ
    とを特徴とする高耐圧半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板が、支持体層上に絶縁膜で電
    気的に分離された半導体分離島が形成されてなる誘電体
    分離基板である請求項1記載の高耐圧半導体装置。
JP00797693A 1993-01-20 1993-01-20 高耐圧半導体装置 Expired - Fee Related JP3242478B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0872884A1 (en) * 1997-04-14 1998-10-21 Harris Corporation Method and semiconductor device having maximum terminal voltage
US6048914A (en) * 1997-07-11 2000-04-11 Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha Ink composition for writing instrument

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0872884A1 (en) * 1997-04-14 1998-10-21 Harris Corporation Method and semiconductor device having maximum terminal voltage
US6048914A (en) * 1997-07-11 2000-04-11 Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha Ink composition for writing instrument

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