JPH06216212A - 配線評価装置 - Google Patents

配線評価装置

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Publication number
JPH06216212A
JPH06216212A JP769593A JP769593A JPH06216212A JP H06216212 A JPH06216212 A JP H06216212A JP 769593 A JP769593 A JP 769593A JP 769593 A JP769593 A JP 769593A JP H06216212 A JPH06216212 A JP H06216212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
stress
resistance
test
ring oscillator
Prior art date
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Pending
Application number
JP769593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroko Kuriyama
宏子 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP769593A priority Critical patent/JPH06216212A/ja
Publication of JPH06216212A publication Critical patent/JPH06216212A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレクトロマイグレーションの任意の周波数
のACストレス評価をDC電源を用いて行う。 【構成】 同一半導体基板上にインバータ2で構成され
たリングオシレータ3および試験用配線1を形成し、リ
ングオシレータ3の発振部と試験用配線1を接続する。
また、インバータ2の出力ノード間にスイッチ5を設
け、発振周波数を適宜変えれるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体基板上に形成
した配線の評価を行う配線評価装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】配線中を流れる電子により、配線内の金
属原子が移動するために、金属原子が元あった所にはボ
イドと呼ばれる空孔が、また、金属原子が移動した所に
はヒロックと呼ばれる配線膜上の突起物ができる。この
ような現象をエレクトロマイグレーション(以下、EM
と呼ぶ)という。さらに、EMが進行し、ボイドが大き
く成長して、配線幅以上の大きさのボイドとなったとき
配線は、断線する。
【0003】ここで、半導体デバイスの微細化におい
て、デバイス内の配線幅および配線膜厚の縮小化は避け
られないことである。しかし、デバイスの性能の低下を
伴わないように、配線にかかる電圧または電流を保持し
た場合、配線にはどうしても今まで以上の電流が流れて
しまう。したがって、配線が微細化されるとEM現象に
よる断線は、発生しやすくなる。
【0004】つぎに、配線のEMに対する耐性の評価方
法を以下に示す。出典は、B.K.Liew,”Ele
ctromigration interconnec
tfailure under pulse test
conditions”1988 Symposiu
m on VLSI TECHNOLOGYp59 で
ある。
【0005】評価する配線抵抗にデバイス実使用時の電
流IR 以上のDC電流をストレス電流IT として印加す
る。先に、説明したように電流ストレスにより、EMが
生じ断線に至る。DCストレス印加時の断線時間τは、
Aを比例定数、Jを電流密度、Sを配線断面積、Ea を
活性化エネルギー、kをボルツマン定数、Tを配線の絶
対温度、nを電流密度依存性を用いて、Blackの式
より(数1)のように表わされる。
【0006】
【数1】
【0007】一方、実デバイス動作時、すなわちAC動
作時のEM耐性τACを求めるには、以下のような方法が
ある。EMは、電流が流れている時のみに生じる現象で
あると考え、前述した式に全体の時間に対する、実際電
流が流れている時間の比、すなわちデューティ比λを入
れた(数2)で求める。
【0008】
【数2】
【0009】このように、τACは、DCストレス印加結
果τDCを用い、求めることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ACストレスによるE
M耐性を求める際、従来の技術で述べたようにDCスト
レスによるEM耐性を基にする方法では、以下のような
問題がある。DCストレス印加時には、一定の電流が配
線を流れているので、配線の抵抗により発生するジュー
ル熱量はほぼ一定で、配線温度についても安定している
と考えられる。
【0011】しかし、ACストレス印加時には電流が流
れている際に発生するジュール熱は、同じであるが、電
流が流れていないときには、放熱が生じ、DCストレス
印加時の配線温度よりも、低くなっている。したがっ
て、ACストレス印加の場合とDCストレス印加の場合
とで、配線温度が変わってしまい、真のτACをもとめる
ことはできない。
【0012】この発明は、配線のACストレスに対する
EM評価がDC電源を用いるだけで正確にしかも容易に
できる配線評価装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の配線評価装置
は、半導体基板上に発振回路および試験用配線を形成
し、発振回路における発振部を試験用配線に接続したこ
とを特徴とする。
【0014】
【作用】この発明の配線評価装置によれば、外部からD
C電源を与えることにより、試験用配線の一端に接続さ
れた発振回路を動作すると、ACストレスを試験用配線
にかけることができ、ACストレス印加によるEM評価
が可能となる。
【0015】
【実施例】図1にこの発明の第1の実施例を示す。図1
のEM評価用TEGは、試験用配線1とインバータ2が
5個リング状に接続されたリングオシレータ(発振回
路)3とで構成されている。試験用配線1は、Alスパ
ッタ装置で形成されたSiおよびCu含有のAl配線で
配線膜厚は、0.5μm、配線幅は、1.0μmで、配
線長は、1.5mmである。室温での配線抵抗値は、1
00Ωである。さらに配線の微細化を考慮して、配線膜
厚、配線幅の縮小化した場合でも抵抗値は、400Ω以
下にすることが望ましい。
【0016】なぜなら、ストレス印加時に測定装置の性
能による印加電圧の制約を受けないようにするためであ
る。例えば、測定装置の出力限界が、1Wである場合、
ストレス電流を50mAとしたとき、印加できる電圧は
20Vとなり、ストレス印加時の測定可能な抵抗は、4
00Ωとなり、400Ω以上の抵抗のものは、測定でき
なくなるからである。
【0017】また、この試験用配線1における抵抗は、
測定時の測定ピンとパッドの接触抵抗を除去するため
に、4端子法で測定する。配線抵抗の両端、a点および
b点に2個ずつのパッド4(パッドc,d,e,f)を
有している。例えば、試験用配線1の初期抵抗値Rの測
定の際には、パッドdおよびパッドfをグラウンドに設
定し、電流がパッドcからパッドdの方向に流れるよう
にする。パッドcに外部から電流Iを印加したとき、点
a,b間の電圧ΔVをモニタする。オームの法則を用い
ると、4端子法による試験用配線1の初期抵抗値R=Δ
V/Iが得られる。
【0018】一方、リングオシレータ3は、5個のイン
バータで構成されている。各々インバータ2の出力ノー
ドを隣接するインバータ2に入力、すなわち、P−ch
およびN−chトランジスタのゲートに入力して、5個
のインバータ2をリング状にすることにより、リングオ
シレータ3となり、いずれかのインバータ2の出力ノー
ドが特許請求の範囲における発振回路の発振部に相当す
る。
【0019】リングオシレータ3を発振させるために
は、インバータ2の段数を奇数段にするのは、言うまで
もないが、段数やトランジスタサイズを変えることによ
って、発振周波数を適宜変えることが可能である。イン
バータ2の段数については、図1に示すように、インバ
ータ2間にスイッチ5を設け、このスイッチをオンする
ことによって、リングオシレータ3の段数を容易に変え
ることが可能となる。このリングオシレータ3の発振し
ているノードaと試験用配線1とを接続することによ
り、EM評価用TEGとなる。
【0020】このように、スイッチ5を切り換え、イン
バータ2の段数を任意に変更することにより、印加され
るACストレスの周波数を容易に変えられ、試験用配線
1に任意の周波数でACストレスをかけることができ
る。ACストレスによるEM測定は、以下のようにして
行う。図4に測定概略図を示す。
【0021】パッドd,fをグラウンドVGND とし、リ
ングオシレータ3に電源電圧VCCおよびVGND を印加す
ると、リングオシレータ3は、1MHzの周波数で発振
し始める。これと同時に、試験用配線端aには、ACパ
ルスが、1MHzでかかることになる。ストレス印加開
始より、試験用配線1を流れる電流、および試験用配線
端a,b間の電圧を測定する。ACストレス印加によ
り、試験用配線1にEMによるボイドが発生する。この
ボイドにより、試験用配線1の抵抗が変動し、ついに
は、試験用配線1は断線に至り、ACストレスにおける
EM耐性を求めることができる。
【0022】つぎに、この発明の第2の実施例を図2を
用いて説明する。(2n−1)個(n=3,4,5,
…)のインバータ2で構成されるリングオシレータ3を
動作させたとき、発振しているノードは、(2n−1)
個ある。ノード名g,h,i… にそれぞれ試験用配線
1を接続することにより、この発明におけるEM評価用
TEGとなる。試験試料数を多くとるために(2n−
1)個の同条件の試験用配線1を接続してもよいし、ま
た、異なる条件の試験用配線1を接続することもでき
る。
【0023】このように、リングオシレータ3からは、
(2n−1)個のACパルスを得ることができ、1個の
発振回路を形成するだけで、(2n−1)個の試験用配
線1についてACストレスによるEM評価が可能とな
る。つぎに、この発明の第3の実施例を図3を用いて説
明する。リングオシレータ3のそれぞれインバータ2に
おけるグラウンド接続用端子6および試験用配線1のグ
ラウンド接続用パッドd,fを共通とする。各々、イン
バータ2におけるグラウンド接続用端子6とパッドd,
fを抵抗が無視できる程の配線で接続し、共通のグラウ
ンド接続用パッドとして、パッドzを設ける。こうする
ことにより、パッドに要する面積およびパッドの数を少
なくすることができ、省スペースとすることができる。
【0024】
【発明の効果】この発明の配線評価装置は、試験用配線
に発振回路を接続することにより、試験用配線のACス
トレスに対するEM評価がDC電源を用いるだけで正確
かつ容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例における配線評価装置
の回路図である。
【図2】この発明の第2の実施例における配線評価装置
の回路図である。
【図3】この発明の第3の実施例における配線評価装置
の回路図である。
【図4】この発明の第1の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 試験用配線 2 インバータ 3 リングオシレータ 4 パッド 5 スイッチ 6 グラウンド接続用端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に発振回路および試験用配
    線を形成し、前記発振回路における発振部を前記試験用
    配線に接続したことを特徴とする配線評価装置。
JP769593A 1993-01-20 1993-01-20 配線評価装置 Pending JPH06216212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP769593A JPH06216212A (ja) 1993-01-20 1993-01-20 配線評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP769593A JPH06216212A (ja) 1993-01-20 1993-01-20 配線評価装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06216212A true JPH06216212A (ja) 1994-08-05

Family

ID=11672911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP769593A Pending JPH06216212A (ja) 1993-01-20 1993-01-20 配線評価装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06216212A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6183889B1 (en) 1997-08-28 2001-02-06 Alps Electric Co., Ltd. Magneto-impedance element, and magnetic head, thin film magnetic head, azimuth sensor and autocanceler using the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6183889B1 (en) 1997-08-28 2001-02-06 Alps Electric Co., Ltd. Magneto-impedance element, and magnetic head, thin film magnetic head, azimuth sensor and autocanceler using the same

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