JPH0621607U - 子宮内膜細胞採取具 - Google Patents
子宮内膜細胞採取具Info
- Publication number
- JPH0621607U JPH0621607U JP5708692U JP5708692U JPH0621607U JP H0621607 U JPH0621607 U JP H0621607U JP 5708692 U JP5708692 U JP 5708692U JP 5708692 U JP5708692 U JP 5708692U JP H0621607 U JPH0621607 U JP H0621607U
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- JP
- Japan
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- brush
- sheath
- cells
- wire
- loop
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 子宮内膜細胞を原形に近い鮮明さで、できる
だけ広範囲から採取しようとするもので、軟らかなブラ
シによって擦過,付着採取を行い、加えて吸引採取も可
能な採取具を目的とする。 【構成】 ワイヤ(2)によりネジリブラシ(1)を形
成し、ブラシ部は折り曲げてループ状とし、ループのほ
ぼ頂点に弾性ゴムストッパ(3)を設け、ブラシ後端の
ワイヤはハンドル(4)に固定する。ブラシおよびスト
ッパはシース(5)に収納できる構造の子宮内膜細胞採
取具である。
だけ広範囲から採取しようとするもので、軟らかなブラ
シによって擦過,付着採取を行い、加えて吸引採取も可
能な採取具を目的とする。 【構成】 ワイヤ(2)によりネジリブラシ(1)を形
成し、ブラシ部は折り曲げてループ状とし、ループのほ
ぼ頂点に弾性ゴムストッパ(3)を設け、ブラシ後端の
ワイヤはハンドル(4)に固定する。ブラシおよびスト
ッパはシース(5)に収納できる構造の子宮内膜細胞採
取具である。
Description
【0001】
本考案は医療施設において子宮癌検診の際使用するもので、子宮口より上方の 子宮体部の粘膜,細胞等の採取に関するものである。
【0002】
子宮体部の粘膜,細胞等を採取するものとして、棒状のネジリブラシおよびプ ラスチック製のへら状又はリング状の採取具があり、いづれもシース内に収納で きシース前端口を塞ぐ球状のストッパを先端部に設けたもので、このストッパは 剛性で、シース内に収納できない大きさと硬さを有したものである。
【0003】
従来の採取具のうち、棒状のブラシは子宮内腔で細胞等を採取する場合は形状 からして比較的狭い範囲からしか採取できず、また採取後ブラシをシース内に収 納する際、ブラシに付着した細胞等をシース前端口で削ぎ落とし、採取量が少な くなるという課題をもっている。
【0004】 また、プラスチック製のへら状又はリング状の採取具は採取部が面状で硬く、 子宮内膜を厚みをもって削ぎ落としやすく、細胞の形状が破壊されたりすること もあり細胞診というより組織診に近い採取具である。
【0005】 上記、ブラシ又はプラスチック製採取具いづれの場合も先端の硬性ストッパは シース前端口を塞ぐコンタミネーション防止のためのもので、シース内に引き込 んで吸引を行うことを目的とせず、吸引はできない。
【0006】
本考案は前述の課題を解決しようとするもので、ブラシはループ状で子宮腔の 広い範囲から細胞等を採取できるものであり、また外子宮口からの挿入あたって はストッパがシース前端口を塞いでコンタミネーションを防止する。またブラシ をシース内に収納する場合は、ループの内側はシースの前端と触れあうことはな いので付着した細胞は削ぎ落とされることはなく、採取細胞は必要量確保するこ とができる。
【0007】 またループ状の先端に弾性ストッパを設けることによってブラシをシース内に 収納し、そのまま引き続けた場合はストッパは変形してシース内を密着して引か れポンプ状となり、シース前端部付近に陰圧部が発生し、子宮内膜等の脱落内容 物を吸引することができる。従って、脱落細胞採取とブラシ擦過による採取の双 方が可能なので前記課題を解決することができる。
【0008】
実施例について図面を参照して説明する。 図1は実施例を示すもので、ステンレス製ワイヤ(2)を撚り合わせ、その間 にナイロンなどの合成樹脂又は獣毛を挟み込んでブラシ(1)を形成し、ワイヤ の一端から球状で貫通孔のある軟質ゴム製ストッパ(3)をブラシ部分に通し、 ブラシはループ状に折り曲げて、ワイヤを合成樹脂製のハンドル(4)に固定す る。本実施例ではワイヤの一端を長くし、中空のハンドル内を貫通させて後端で 折り返し、ゴムカバー(6)により被覆固定した。固定については溶接又は接着 剤によっても可能である。
【0009】 このブラシは子宮内膜細胞採取が目的であるので、子宮内挿入時に子宮腟部や 頚管部の細胞が付着し混入することをさけるため、ブラシカバーとして透明な合 成樹脂製シース(5)を設けた。
【0010】 このシースの内径は軟質ゴム製ストッパの直径よりやや小さく、ハンドルを引 き戻してシース内に収納する操作を行えば、ストッパが変形してシース内径に密 着し、摺り合わせとなって引き込まれシース先端付近に陰圧部が生じ、子宮内膜 細胞等を吸引することができる。また前述のワイヤ固定用ゴムカバーはシースの 脱落防止用でもある。
【0011】
1 軟らかなブラシは子宮内の細胞を破壊せずに原形に近い形状で採取するに は好適である。 2 ループ状のブラシは子宮腔内のより広い範囲から細胞等を採取できる。 3 ループ状のブラシは採取後シース内に収納する場合、ループの内側に診断 に必要な相当量の細胞を確保できる。 4 弾性のストッパはシース前端口を塞ぎコンタミネーション防止に効果が ある。 5 ストッパを弾性のものにすることによって、シース内に引き込むことがで き、ブラシの届かない部位の脱落細胞を吸引採取することも可能である。
【0012】 正確な診断に必要な多部位の細胞等を多量に確保する場合、ブラシによる擦過 採取とともに吸引による採取の両操作をほとんど同時に行うことができる本考案 は子宮内膜細胞採取具としての効果は大きい。
【図1】ブラシとシースを組み合わせた断面図である。
【図2】ブラシ,ストッパをシース内に収納した断面図
である。
である。
【図3】ブラシ,ストッパをシース内に収納した一部拡
大断面図である。
大断面図である。
1 ブラシ 2 ワイヤ 3 ストッパ 4 ハンドル 5 シース 6 ゴムカバー
Claims (1)
- 【請求項1】 ワイヤ(2)を撚線として、連続的に植
毛形成されたブラシ(1)をループ状に曲げ、ループの
ほぼ頂点位置に弾性ストッパ(3)を設け、ブラシから
延長のワイヤ(2)はハンドル(4)に係止する。前記
ブラシ(1)は可撓性シース(5)に収納し、シース内
で移動させることによってシース内に陰圧部を生じさせ
る構造の子宮内膜細胞採取具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5708692U JPH0647448Y2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 子宮内膜細胞採取具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5708692U JPH0647448Y2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 子宮内膜細胞採取具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621607U true JPH0621607U (ja) | 1994-03-22 |
JPH0647448Y2 JPH0647448Y2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=13045687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5708692U Expired - Lifetime JPH0647448Y2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 子宮内膜細胞採取具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647448Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013224951A (ja) * | 2013-06-13 | 2013-10-31 | Denka Seiken Co Ltd | 生物学的検体の採取用スワブ、該スワブの製造方法及び該スワブを用いたキット |
JP2016511023A (ja) * | 2013-02-01 | 2016-04-14 | エヌビジョン メディカル コーポレーション | 卵管診断のための方法および器具 |
JP2020512082A (ja) * | 2016-12-09 | 2020-04-23 | マラノウスカ−ステガ,ザネッタ | ブラシ生検装置、キット及び方法 |
US10639016B2 (en) | 2013-02-01 | 2020-05-05 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Methods and devices for Fallopian tube diagnostics |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP5708692U patent/JPH0647448Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016511023A (ja) * | 2013-02-01 | 2016-04-14 | エヌビジョン メディカル コーポレーション | 卵管診断のための方法および器具 |
US10639016B2 (en) | 2013-02-01 | 2020-05-05 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Methods and devices for Fallopian tube diagnostics |
US10646209B2 (en) | 2013-02-01 | 2020-05-12 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Methods and devices for fallopian tube diagnostics |
JP2013224951A (ja) * | 2013-06-13 | 2013-10-31 | Denka Seiken Co Ltd | 生物学的検体の採取用スワブ、該スワブの製造方法及び該スワブを用いたキット |
JP2020512082A (ja) * | 2016-12-09 | 2020-04-23 | マラノウスカ−ステガ,ザネッタ | ブラシ生検装置、キット及び方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0647448Y2 (ja) | 1994-12-07 |
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