JPH0621503A - 半導体光検出装置とその製造方法 - Google Patents

半導体光検出装置とその製造方法

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JPH0621503A
JPH0621503A JP4178067A JP17806792A JPH0621503A JP H0621503 A JPH0621503 A JP H0621503A JP 4178067 A JP4178067 A JP 4178067A JP 17806792 A JP17806792 A JP 17806792A JP H0621503 A JPH0621503 A JP H0621503A
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JP
Japan
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semiconductor layer
semiconductor
layer
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ions
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JP4178067A
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Mutsuo Ikeda
睦夫 池田
Susumu Hata
進 秦
Yuji Akahori
裕二 赤堀
Masahiro Yuda
正宏 湯田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体光検出装置のエッジブレイクダウンの
防止、ブレイクダウン特性の均一化、サージ特性の向
上、並びに製作工程の簡略化、大面積結晶の使用可能
化。 【構成】 n+ 形InP基板11上にInGaAs12
と、InP13と、InGaAsP14の積層構造を形
成し、ダイオード形成部分に選択的にBeのイオン注入
を行い、更に受光部分に選択的にPまたはFのイオン注
入を行い、受光部分以外のInGaAsP14を除去
し、注入イオンの熱処理を行うことにより受光部17A
を形成し、受光部17A以外で且つイオン注入の境界部
以外のInP13を除去してガードリング部16Aを形
成し、ついでオーミック電極21,22を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体光検出装置とその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、1.1〜1.6μm波長帯の受光
素子として、InP基板と格子整合するInGaAs,
InGaAsP等のIII −V族化合物半導体結晶が用い
られて、製作されている。
【0003】即ち、例えば、n+ 形InP基板上に格子
整合したInGaAsあるいはInGaAsP層をエピ
タキシャル成長した結晶を用いた受光素子がある。これ
らの受光素子としては、ZnあるいはCd等のp形不純
物を熱拡散し、pn接合後、メサエッチングによりダイ
オードを製作するもの、あるいは、SiO2 又はSiN
等の絶縁膜をマスクとして、p形不純物の選択拡散によ
りpn接合を形成して、プレーナ形ダイオードとするも
の、更には、エピタキシャル成長中にp形不純物をドー
プしてpn接合を形成するものが一般的に知られてい
る。
【0004】しかし、逆バイアス動作下で使用するフォ
トダイオード、あるいはアバランシェ・フォトダイオー
ドといった受光素子においては、単にpn接合を形成し
たのみでは、接合端部に電界集中が起り、いわゆるエッ
ジ・ブレイクダウンが生じるため、素子性能に悪影響を
与える。更に、サージ電圧が受光素子に加わった場合に
は、エッジ部分での素子の劣化が生じる。
【0005】このため、上記受光素子では、受光部での
電界集中を防ぐ目的で、何らかのガードリングを形成す
る必要がある。ガードリングの効果については、例えば
文献「米津、光通信素子工学、工学図書株式会社」に記
されている。
【0006】一般的なガードリングの形成方法として
は、第1にZn,Cd等を430度程度の低温雰囲気に
より、閉管中でp形不純物としてInP,InGaAs
あるいはInGaAsPに熱拡散し、比較的濃度勾配の
緩やかなp形不純物濃度プロファイルを得る方法、ある
いは、第2にイオン注入技術を用いてBe(ベリリウ
ム)を注入し熱処理することにより、低濃度のp形不純
物層を形成する方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら上述し
た方法によって受光素子を作成する場合は、受光部とガ
ードリング部を別々に形成することになり、製作に長時
間を要するという問題があった。更に、ここで用いるII
I −V族化合物半導体結晶への熱拡散は、温度によって
結晶からのV族元素の解離が起るため、石英アンプル等
での閉管法により熱拡散をしなければならず、大面積の
結晶を用いることが困難であり、製作した受光素子の特
性の均一性及び製作歩留りに問題があった。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題点を根本
的に排除する半導体光検出装置とその製造方法の提供を
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体光検出装
置は、半導体基板上に構成されたpin構造を有する半
導体光検出装置において、(1)第1の半導体層からな
る光吸収層、第1の半導体層よりも大きなバンドギャッ
プエネルギーを有する第2の半導体層及び第1の半導体
層と第2の半導体層の間のバンドギャップエネルギーを
有する第3の半導体層が順次積層された積層構造を有
し、且つ、第1の半導体層内に設けられたpn接合とで
構成される受光部と、(2)前記受光部の周囲に接続し
て設けられたpn接合を有し、このpn接合の表面露出
部のみに第2の半導体層を有するガードリング部と、
(3)前記受光部の一部分で且つ周囲の第3の半導体層
上と、前記ガードリング部の第1及び第2の半導体層上
に形成されたオーミック電極がそれぞれ設けられている
ことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の半導体光検出装置の製造方
法は、(1)半導体基板上に、光吸収層となる第1の半
導体層、第1の半導体層よりも大きなバンドギャップエ
ネルギーを有する第2の半導体層及び第1の半導体層と
第2の半導体層の間のバンドギャップエネルギーを有す
る第3の半導体層からなる積層構造を形成する工程と、
(2)ダイオード形成部分に選択的にベリリウムのイオ
ン注入を行う工程と、(3)受光部に選択的に燐あるい
はフッ素のイオン注入を行う工程と、(4)受光部以外
の第3の半導体層を除去する工程と、(5)注入イオン
の熱処理を行う工程と、(6)受光部以外で且つイオン
注入の境界部以外の第2の半導体層を除去する工程と、
(7)受光部の周囲にp型オーミック電極を、半導体基
板の裏面にn型オーミック電極を形成する工程を含むこ
とを特徴とするものである。
【0011】
【作用】半導体光検出装置では、受光部の周囲にガード
リング部があり、これが受光部での電界集中を防いで、
エッジブレイクダウンを防止し、ブレイクダウン特性を
均一化し、サージ特性を良好にする。
【0012】半導体光検出装置の製造方法では、イオン
注入法を用いてベリリウムイオンと燐またはフッ素イオ
ンの選択的な共注入と、半導体層の選択加工と、1回の
短時間熱処理により、ガードリング部と受光部を同時に
形成する。これによって、製作時間が短縮し、また大面
積結晶による受光素子の製作が可能になる。更に、受光
部のpn接合が急峻な濃度勾配を持ち、ガードリング部
のpn接合が受光部のpn接合に比べて深い位置で且つ
なだらかな濃度勾配を持つことができる。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す図面を参照して本発明を
詳細に説明する。まず最初に、図1〜図3により、本発
明の効果を生ずる状況を説明する。
【0014】図1には、便宜上ガードリング部と受光部
の製造工程を分けて示してあり、(A)はダイオードの
ガードリング部の製造工程を示し、(B)は同ダイオー
ドの受光部の製造工程を示す。
【0015】図1(A)において、 (1)まず、n+ 形Inp基板11上に、InGaAs
(インジウム、ガリウム、アセナイト:第1の半導体
層)12、InP(インジウム、燐:第2の半導体層)
13、InGaAsP(インジウム、ガリウム、アセナ
イト、燐:第3の半導体層)14を順次成長させて積層
構造の試料とし、この試料にイオン注入法によってIn
GaAsP14表面よりInGaAs12までBe(ベ
リリウム)を注入して試料1とする。ここでのBeのイ
オン注入は加速電圧30〜50KeV 、ドーズ量3〜5×
1013cm-2等の条件で行った。 (2)次に、試料1のInGaAsP14,InP13
を順次、選択エッチングにより除去し試料2とする。更
に、この試料2にSiN(窒化シリコン)膜20をプラ
ズマCVD法により付着して形成する。ここでのSiN
膜20はBeの活性化アニール時での半導体表面の保護
膜である。また、Beの活性化アニール時にSiN膜2
0を用いない場合もあり、この場合にはBe注入した試
料面に、InP基板を重ね合わせてアニールすることに
より半導体表面を保護した。 (3)そして、試料2にBeの活性化アニールを行い、
p形不純物層(Beの注入層)16を形成し試料3とす
る。ここでの活性化アニールは、窒素雰囲気中で赤外線
ランプによる650度、15秒の短時間アニール条件を
採用している。 (4)次いで、試料3を保護しているSiN膜を除去し
て試料4とし、ガードリング層としてのp層形成を完成
する。
【0016】一方、図1(B)においては、 (1)まず、図1(A)と同じ積層構造の試料に、イオ
ン注入法によって、InGaAsP14表面よりInG
aAs12までBeを注入し、更に、InGaAsP1
4表面よりBe注入深さと同程度の深さになる条件で、
燐(P)をイオン注入し、試料1とする。ここでのBe
の注入条件は加速電圧30〜50KeV 、ドーズ量3〜5
×1013cm-2等であり、Pの注入条件は加速電圧90〜
150KeV、ドーズ量3〜5×1013cm-2等である。な
お、ここでは注入元素としてPを用いているが、フッ素
(F)を用いても同様の効果が得られる。 (2)次に、試料1のInGaAsP14表面にプラズ
マCVD法によりSiN膜20を形成し、試料2とす
る。SiN膜20は図1(A)と同様、アニール時での
半導体表面の保護膜である。 (3)そして、試料2にBeの活性化アニールを行い、
p形不純物層(BeとPの注入層)17を形成し試料3
とする。ここでの活性化アニールは図1(A)でのアニ
ール条件と同様に、赤外線ランプにより窒素雰囲気中に
おいて650度、15秒の短時間アニールを行った。 (4)次いで、試料3のSiN膜を除去して試料4と
し、受光部のp層を形成する。
【0017】図2は、まず図2中(A)で示す如くIn
GaAs中に、加速電圧20KeV 、ドーズ量3×1013
cm-2の条件でBeをイオン注入した場合での、注入後の
Beのプロファイルa(実線)と、650度で15秒間
アニール後のプロファイルb(破線)を示している。こ
こで、注入するBeの表面からの深さは、注入時での加
速電圧にほぼ比例し、これにより制御することができ
る。
【0018】更に図2は、図2中(B)で示す如くIn
GaAs中に、加速電圧20KeV 、ドーズ量3×1013
cm-2の条件でBeをイオン注入し、また、加速電圧60
KeV、ドーズ量3×1013cm-2でPをイオン注入した場
合での、注入後のBeのプロファイルc(一点鎖線)
と、650度で15秒間アニール後のプロファイルd
(二点鎖線)をも示している。
【0019】図2中のアニール後の2つのプロファイル
bとdを比較すると明かな通り、InGaAsにBeの
みを注入しアニールした際のBeのプロファイルbは、
10 15〜1016cm-3台において濃度勾配が非常に緩やか
になっており、且つ、InGaAs中に深く入っている
(約1.0μm)。これに対し、BeとPを共に注入し
た際には、注入後のプロファイルcがアニール後もほぼ
保たれてdとなっており、1015〜1016cm-3台におけ
る濃度勾配はプロファイルbに比較して急峻であり、且
つ、InGaAs中へのBeの拡散も浅い(約0.5μ
m)。更に、図3に示すように、Beの注入深さは、注
入時のBeの加速電圧により制御できる。また、ドーズ
量を変化することにより、Be濃度も容易に制御可能で
ある。
【0020】従って、図1(A)にて説明したように、
Beを注入してアニール前にBeの高濃度InGaAs
P層を除去した後にアニールすれば、図2のプロファイ
ルaよりも更に低ドーズ量で注入したことと等価にな
り、p形不純物濃度が低濃度で且つ勾配が緩やかなガー
ドリングに最適な傾斜接合を形成することができる。
【0021】一方、図1(B)で形成したBeのプロフ
ァイルは図2のプロファイルcと同様であり、p形不純
物濃度が高濃度で且つ勾配が急峻な受光部に最適な接合
を形成することができる。
【0022】以上のことから、図1(A)の方法を半導
体光検出装置におけるガードリング部形成に適用し、図
1(B)の方法を半導体光検出装置の受光部形成に適用
することにより、エッジブレイクダウンを防止し、且
つ、均一なブレイクダウンを生ずる半導体光検出装置の
製作が可能である。
【0023】図4に、本発明の一実施例の半導体光検出
装置の断面構造を示す。図4において、n+ 形InP基
板11上に、光吸収層をなすInGaAs層(第1の半
導体)12と、これよりもバンドギャップエネルギの大
きいInP層(第2の半導体層)13と、InGaAs
層とInP層13の間のバンドギャップエネルギをもつ
InGaAsP層(第3の半導体層)14との積層構造
が形成され、この積層構造にBeとPの選択的なイオン
注入により、pn接合15が設けられている。ここで、
符号16Aはガードリング部を示し、Beのみがイオン
注入されている。符号17Aは受光部であり、BeとP
が注入されている。また、20はSiN膜、21はp形
オーミック電極、22はn形オーミック電極である。
【0024】受光部17AはInGaAs層12と、I
nP層13と、InGaAsP層14からなるpin積
層構造を有し、且つ、InGaAs層12内に形成され
た濃度勾配が急峻なpn接合15で構成されている。
【0025】ガードリング部16Aは受光部17Aの周
囲に接続して形成された深く、濃度勾配が緩いpn接合
を有し、このpn接合の表面露出部のみにInP層13
を有している。
【0026】p形オーミック電極21は受光部17Aの
一部分で且つ周囲のInGaAsP層14上と、ガード
リング部16AのInGaAs層12及びInP層13
上にかけて形成したオーミック電極である。n形オーミ
ック電極22はn+ 形InP基板11裏面上に形成した
オーミック電極である。
【0027】ここで、InP層13は素子性能面から見
ると、pn接合15の表面露出部での安定性に効果があ
り、また製作面から見ると、InGaAs層12及びI
nGaAsP層14に対するエッチングの選択性の確保
に効果がある。
【0028】図5に、本発明の一実施例にかかる半導体
光検出装置の製造工程例を示す。図示の順序(1)〜
(8)に従って、工程を説明する。 (1)(100)面を有するn+ 形InP基板11面上
に、n−InGaAs層12(例えばキャリア濃度5×
1015cm-3、厚さ3μm)、n−InP層13(例えば
キャリア濃度5×1015cm-3、厚さ0.1μm)及びn
−InGaAsP層14(例えばキャリア濃度5×10
15cm-3、厚さ0.2μm)をこの順に成長させる。これ
らの結晶成長の手段としては、例えば、LPE法(Liqu
id Phase Epitaxy: 液相成長法)、MBE法(Molecula
r Beam Epitaxy: 分子線エピタキシ法)、MOCVD
(Metalorganic Chemical Vapor Deposition: 金属有機
物法)等の成長方法を用いることができる。 (2)通常のホトリソグラフィ工程によりpn接合(ダ
イオード)形成部に開口部を設けたレジストマスク18
を用いて、選択的にBeのイオン注入を行う。16がB
eの注入層である。 (3)レジストマスク18を除去した後、受光部形成部
のみに開口部を有するレジストマスク19を通常のホト
リソグラフィ工程により形成後、Pを選択的にイオン注
入する。17がBeとPの注入層である。 (4)次に、レジストマスク19を除去した後、P注入
領域に対応した部分にレジストマスク24を形成し、こ
のマスク24をエッチングマスクとして、受光部以外の
InGaAsP層14を選択的に除去する。 (5)レジストマスク24を除去した後、ウェハ全面に
SiN膜20をプラズマCVD法により形成して保護膜
とし、650度、15秒間の短時間熱処理(活性化アニ
ール)を行う。これにより注入イオンを活性化してpn
接合15を形成する。受光部よりもガードリング部のp
n接合の方が深く、また、濃度勾配が緩やかである。 (6)次に、InP層13及びInGaAsP層14上
のSiN膜20を、InP層13上の一部を除いて除去
し、受光部以外で且つイオン注入の境界部以外のInP
層13を除去する。 (7)次に、受光部の周囲にp形オーミック電極21
を、また、n+ 形InP基板11の裏面にn形オーミッ
ク電極22を形成する。 (8)なお、最後に、受光部上に例えばSiNで反射防
止膜23を形成する。
【0029】以上の実施例ではn+ 形InP基板11を
用いた装置及び方法について詳述したが、その代りに半
絶縁性基板を用いても同様に本発明装置及び方法を構成
することができる。その際には、半絶縁性基板と第1の
半導体層12との間にn形InP層を形成すれば良い。
【0030】また、以上の実施例では、BeイオンとP
イオンの共注入を行ったが、Pイオンの代りにFイオン
をBeイオンと共注入しても良い。例えば図5の工程
(3)において、Pの代りにFを用いる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の方法によれば、ベリリウム(Be)イオンと燐(P)
又はフッ素(F)イオンとの共注入工程と、半導体層の
選択加工工程と、一回の短時間熱処理工程を行うことに
より、半導体光検出装置のガードリング部と受光部とを
同時に形成することができるため、従来に比べ製作工程
を大幅に簡略化でき、また大面積結晶を使用できる。更
に、本発明の半導体光検出装置の性能面においては、エ
ッジブレイクダウンの防止、均一なブレイクダウン特
性、良好なサージ特性など、各種用途の半導体受光素子
における顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体光検出装置の製作に用いる、ガ
ードリング部と受光部のイオン注入法による製作工程
図。
【図2】InGaAs中へBeをイオン注入した場合
(A)の注入直後のBeのプロファイルa、活性化アニ
ール後のBeのプロファイルb、及び、BeとPを共注
入した場合(B)の注入直後のBeのプロファイルc、
活性化アニール後のBeのプロファイルdを示す図。
【図3】InGaAs中へBeをイオン注入した場合の
Beの注入加速電圧依存性を示す図。
【図4】本発明の一実施例の半導体光検出装置の構造を
示す断面図。
【図5】本発明の一実施例の半導体光検出装置の製造方
法を示す製作工程図。
【符号の説明】
11 n+ 形InP基板 12 InGaAs光吸収層(第1の半導体層) 13 InP層(第2の半導体層) 14 InGaAsP層(第3の半導体体層) 15 pn接合 16 p形不純物層(Beの注入層) 16A ガードリング部 17 p形不純物層(BeとPの注入層) 17A 受光部 18,19,24 レジストマスク 20 SiN膜 21 p形オーミック電極 22 n形オーミック電極 23 反射防止膜
フロントページの続き (72)発明者 湯田 正宏 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に構成されたpin構造を
    有する半導体光検出装置において、 (1)第1の半導体層からなる光吸収層、第1の半導体
    層よりも大きなバンドギャップエネルギーを有する第2
    の半導体層及び第1の半導体層と第2の半導体層の間の
    バンドギャップエネルギーを有する第3の半導体層が順
    次積層された積層構造を有し、且つ、第1の半導体層内
    に設けられたpn接合とで構成される受光部と、 (2)前記受光部の周囲に接続して設けられたpn接合
    を有し、このpn接合の表面露出部のみに第2の半導体
    層を有するガードリング部と、 (3)前記受光部の一部分で且つ周囲の第3の半導体層
    上と、前記ガードリング部の第1及び第2の半導体層上
    に形成されたオーミック電極がそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする半導体光検出装置。
  2. 【請求項2】 (1)半導体基板上に、光吸収層となる
    第1の半導体層、第1の半導体層よりも大きなバンドギ
    ャップエネルギーを有する第2の半導体層及び第1の半
    導体層と第2の半導体層の間のバンドギャップエネルギ
    ーを有する第3の半導体層からなる積層構造を形成する
    工程と、 (2)ダイオード形成部分に選択的にベリリウムのイオ
    ン注入を行う工程と、 (3)受光部に選択的に燐あるいはフッ素のイオン注入
    を行う工程と、 (4)受光部以外の第3の半導体層を除去する工程と、 (5)注入イオンの熱処理を行う工程と、 (6)受光部以外で且つイオン注入の境界部以外の第2
    の半導体層を除去する工程と、 (7)受光部の周囲にp型オーミック電極を、半導体基
    板の裏面にn型オーミック電極を形成する工程を含むこ
    とを特徴とする半導体光検出装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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