JPH06214779A

JPH06214779A - 描画倍率の自動決定方法

Info

Publication number: JPH06214779A
Application number: JP35990591A
Authority: JP
Inventors: Kazuya Yamazaki; 佳寿也山崎
Original assignee: Enshu Ltd
Current assignee: Enshu Ltd
Priority date: 1991-12-27
Filing date: 1991-12-27
Publication date: 1994-08-05

Abstract

(57)【要約】【目的】工作機械の対話プログラム画面において、描
画画面の表示倍率を高速度で自動的に切換え表示する新
規な自動表示方法を提供することを主な目的とする。【構成】工作機械の対話プログラム画面において、機
械自動運転起動に先立ち、初期画面範囲となる機械スト
ローク情報取得を行って描画画面の描画倍率を自動倍率
計算機能により高速度で自動実行し、この後は任意な描
画倍率で切換え表示することを特徴とする描画倍率の自
動決定方法としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の対話プログ
ラム画面において、描画画面の表示倍率を高速度で自動
的に切換え表示する新規な自動表示方法に関する。

【０００２】

【従来技術と問題点】従来、工作機械の加工用のプログ
ラムの編集は、編集画面を切替ながらキー操作で編集作
業を進めている。特に、編集画面の操作は、切替対応が
円滑に行かず、描画実行中、詳しくチエックしたいとこ
ろで実行一時停止し、表示情報を切替てチエックしたい
という要求に、シングルブロック停止しかできない。
停止中の表示情報の切替が出来ない。描画停止する
と、再び最初から描画を繰り返すから描画に時間を要す
るなどの制約がある。また、ＮＣプログラムチエックに
おいては、視覚的にそのプログラム形状を確認すること
を目的とするが、入力ミスなどが発生した時の内容を知
るために、描画時プログラムテキストの表示、ポジショ
ン、工具などの情報を逐時表示しながら描画していた。
このため、描画速度が遅くなっており、この種の自動化
が遅れているため、ワーク加工前の準備時間の拡大とな
り生産性即ち、作業能率の悪化を招いている。

【０００３】特に、工作機械の対話プログラム画面にお
いて、描画画面の表示倍率を高速度で自動切換え表示す
ることが出来ず、以下のような使用状況である。自動
倍率計算時も描画表示を行うため、欲しい描画画面を得
るのに２回の描画を必要としていた。描画形状，工具
パスだけ見たい場合でも時間のかかるプログラム表示，
ポジション表示を行っている。描画条件の切り換え
は、パラメータ画面にしないと出来ない。描画実行中
は、戻りキー（描画中止）のみ有効である。等、描画確
認に制約された操作条件と多大の操作時間を要してい
た。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題と目的】本発明は、前記
従来の問題点に鑑みこれを解消することを課題とし、工
作機械の対話プログラム画面において、描画画面の表示
倍率を高速度で自動的に切換え表示する新規な自動表示
方法を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、工作機械の対
話プログラム画面において、機械自動運転起動に先立
ち、初期画面範囲となる機械ストローク情報取得を行っ
て描画画面の描画倍率を自動倍率計算機能により高速度
で自動実行し、この後は任意な描画倍率で切換え表示す
ることを特徴とする描画倍率の自動決定方法としたもの
である。これにより、初期画面範囲となる機械ストロー
ク情報取得を行って一度描画範囲データを用意すれば、
次回の描画表示の実行時は起動前に描画倍率を選択する
だけで機械ストローク，切削送り領域，全移動範囲，パ
ラメータ指定範囲等、任意内容の描画倍率を描画表示す
る。

【０００６】

【実施例】以下、図面に示す実施例にて説明する。図１
は本発明の描画倍率の自動決定方法の実施装置を示す概
要ブロック線図であり、図２は本発明のマシンパス描画
の描画倍率を決定するフローチャート図であり、図３は
機械移動ストロークを示す画面図であり、図４は図３に
示す移動範囲と工具移動軌跡の画面図である。図５は本
発明の高速描画範囲計算処理を示すフローチャート図で
ある。

【０００７】図１は、描画倍率の自動決定方法を示す実
施装置１００で、中央演算部ＣＰＵ（コンピュータ）５
０と本発明の機能が働くアプリケーションプログラムを
持つＲＯＭ４０と、データフアイルを持つＲＡＭ３０，
ディスプレィ２０，キーボード１０とを具備している。
各操作は、キーボード１０のもと、ディスプレィ２０の
画面を見ながら本発明の描画倍率の自動決定方法を実施
する。

【０００８】本発明に係る本発明のマシンパス描画の描
画倍率を決定するフローチャート図から説明する。「マ
シンパス描画開始」（イ）で、「自動倍率モード、ＡＵ
ＴＯ＝１」（ロ）とし、初期描画範囲である「機械スト
ローク情報取得」（ハ）を実行して機械自動運転起動
（１回目）する。続いて、「描画倍率計算」（ニ）をす
べく「機械位置取得」（ホ）を行い、機械自動運転起動
（２回目以降）とする。「描画表示」（ヘ）が可能とな
る。そして、「自動倍率モード、ＡＵＴＯ＝１」（ト）
が「ＮＯ」であれば、「機械位置取得」（ホ）となり機
械自動運転起動（２回目以降）とする。また、「ＹＥ
Ｓ」であれば「最大，最小値となるＸ，Ｙ，Ｚの取得
（描画範囲データ）」（チ）を実行する。これにより、
範囲決定が可能となり、「範囲決定か」（リ）を判別
し、「ＮＯ」であれば「機械位置取得」（ホ）となり、
機械移動の描画したい範囲を移動したのち、範囲決定キ
ーを押すことで、所定の範囲が描画できる。他方、「Ｙ
ＥＳ」であれば「ＡＵＴＯ＝０」（ヌ）とし、「描画倍
率計算」（ニ）を再度実行する。上記マシンパス描画の
描画倍率を決定するフローチャート処理により、図３の
ように機械移動ストロークＳ１及びその枠内に、工具の
移動範囲Ｓ２を示している。図４は図３に示す移動範囲
Ｓ２と工具移動軌跡Ｋ１の画面図である。

【０００９】続いて、図５に示す本発明の高速描画範囲
計算処理のフローチャート図について説明する。「自動
倍率計算」（イ）は、「データエンド」（ロ）がＹＥＳ
ならば「ＥＮＤ」となり、「ＮＯ」ならば「ブロックデ
ータ読み込み」（ハ）を行い、「ブロックデータ解析、
座標データ等，出力」（ニ）の結果により「倍率計算Ｏ
Ｒ描画」（ホ）を実行し、ＣＲＴに「描画出力」（ヘ）
したり「データ表示」（ト）して、「データエンド」
（ロ）に戻る。また一方、「倍率計算ＯＲ描画」（ホ）
を実行し、「Ｘ，Ｙ，Ｚの最大，最小値計算」（チ）を
実行し、「データエンド」（ロ）に戻る。

【００１０】本発明は、上記一実施例に限定されること
なく発明の要旨内での設計変更が可能であること勿論で
ある。

【００１１】

【効果】本発明は、機械自動運転起動に先立ち、初期画
面範囲となる機械ストローク情報取得を行って描画画面
の描画倍率を自動倍率計算機能により高速度で自動実行
し、この後は任意な描画倍率で切換え表示するから、
自動倍率モードで始めにＮＣプログラムを起動すれば、
２回目以降は任意で最適範囲の描画表示が瞬間的になさ
れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の描画倍率の自動決定方法の実施装置を
示す概要ブロック線図である。

【図２】本発明のマシンパス描画の描画倍率を決定する
フローチャート図である。

【図３】機械移動ストロークを示す画面図である。

【図４】図３に示す移動範囲と工具移動軌跡の画面図で
ある。

【図５】本発明の高速描画範囲計算処理を示すフローチ
ャート図である。

【符号の説明】

５０コンピュータ４０ＲＯＭ３０ＲＡＭ２０ディスプィ１０キーボードＳ１機械ストロークＳ２移動範囲Ｓ３早送り含む移動範囲Ｋ１切削送りの移動軌跡、工具移動軌跡

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【手続補正書】

【提出日】平成５年１０月１３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図３】

【図２】

【図４】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図３】機械移動ストロークを示す画面図である。

【符号の説明】１０キーボード２０ディスプレ３０ＲＡＭ４０ＲＯＭ５０コンピュータＳ１機械ストロークＳ２移動範囲Ｓ３早送り含む移動範囲Ｋ１切削送りの移動軌跡、工具移動軌跡

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】工作機械の対話プログラム画面におい
て、機械自動運転起動に先立ち、初期画面範囲となる機
械ストローク情報取得を行って描画画面の描画倍率を自
動倍率計算機能により高速度で自動実行し、この後は任
意な描画倍率で切換え表示することを特徴とする描画倍
率の自動決定方法。