JPH06213230A - 回転支持部 - Google Patents

回転支持部

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JPH06213230A
JPH06213230A JP5021599A JP2159993A JPH06213230A JP H06213230 A JPH06213230 A JP H06213230A JP 5021599 A JP5021599 A JP 5021599A JP 2159993 A JP2159993 A JP 2159993A JP H06213230 A JPH06213230 A JP H06213230A
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Japan
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roller bearing
race
peripheral surface
radial roller
outer peripheral
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Moichi Chiba
茂一 千葉
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    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
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    • F16C33/581Raceways; Race rings integral with other parts, e.g. with housings or machine elements such as shafts or gear wheels
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2361/00Apparatus or articles in engineering in general
    • F16C2361/61Toothed gear systems, e.g. support of pinion shafts

Abstract

(57)【要約】 【目的】レース12の製作費の低廉化を図ると同時に、
ラジアルころ軸受6の負荷容量を増大させる。 【構成】レース12の内周部分に形成した折り曲げ筒部
16の先端縁を、ラジアルころ軸受6のころ9の端面に
対向させる。この折り曲げ筒部16により、ラジアルこ
ろ軸受6の軸方向変位を阻止する。スラストころ軸受7
の保持器10の外周縁を、折り曲げ係止部15の内周面
に近接させ、このスラストころ軸受7の直径方向に亙る
変位を阻止する。これにより、ラジアル、スラスト、両
ころ軸受6、7同士の干渉を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る回転支持部は、例
えば自動車用変速機のメインシャフトに対してギヤを、
このメインシャフトに対する回転自在に支持する場合に
利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用手動変速機に組み込まれるメイ
ンシャフトにギヤを回転自在に支持する回転支持部の構
造として従来から、例えば特開平2−163509号公
報に記載された様な構造が知られている。この従来から
知られた回転支持部は、例えば図13に示す様に構成さ
れる。この図13に於いて1は、図示しないクラッチ機
構を介してエンジンのクランクシャフトに結合されたメ
インシャフトで、大径部2と小径部3とを段部4で連続
させた外周面形状を有する。5は全体を環状に形成され
たギヤで、上記メインシャフト1の小径部3の外径より
も大きな内径を有する。このギヤ5の内周面と上記小径
部3の外周面との間にはラジアルころ軸受6を、上記段
部4とギヤ5の端面5aとの間にはスラストころ軸受7
を、それぞれ設ける事により、メインシャフト1に対す
るギヤ5の回転を自在としている。
【0003】尚、図13に於いて8は、上記ラジアルこ
ろ軸受6を構成する複数のころ9を保持する為の保持
器、10は、スラストころ軸受7を構成する複数のころ
11を保持する為の保持器、12は、スラストころ軸受
7を構成するころ11とメインシャフト1の段部4との
間に設けたレースである。
【0004】このレース12の内周部分には、断面がU
字形で、レース12の本体部分13に対して直角に折れ
曲がった内方延長部14を形成し、この内方延長部14
の先端縁を上記ラジアルころ軸受6の保持器8に近接さ
せると共に、上記スラストころ軸受7を構成する保持器
10の内周縁を上記内方延長部14の外周面に近接させ
て、これら両保持器8、10同士の干渉を防止し、干渉
により両軸受6、7の機能が損なわれない様にしてい
る。
【0005】尚、メインシャフト1の周囲にギヤ5を回
転自在に支持する回転支持部の構造としては、図13に
示す様な構造の他、図14〜15に示す様な構造も考え
られている。先ず、図14に示した構造は、ギヤ5の両
側にスラストころ軸受7、7を設けると共に、ラジアル
ころ軸受6の保持器8(図13)を省略した例(総ころ
型)を、図15は、図14に示した構造で、ラジアルこ
ろ軸受6に保持器8を設けた例を、それぞれ示してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の回転支持部
は、メインシャフト1の段部4に添設するレース12の
形状を工夫する事で、このレース12の製作費の低廉化
を図ると同時に、回転支持部を大型化する事なく、ラジ
アルころ軸受6の負荷容量の増大を図り、更に、回転部
分の摩擦力の低減を図るものである。
【0007】図13〜15に示した従来構造の場合、ラ
ジアルころ軸受6とスラストころ軸受7との干渉を防止
する為、レース12の内周縁部に形成する内方延長部1
4の断面がU字形若しくはコ字形である為、この内方延
長部14の形成作業が面倒で、レース12の製作費が嵩
む原因となっている。
【0008】又、図13、15に示す様に、上記内方延
長部14の先端縁をラジアルころ軸受6の保持器8の端
面に近接させる構造の場合、このラジアルころ軸受6を
構成するころ9の長さ寸法が小さくなって、このラジア
ルころ軸受6の負荷容量が小さくなってしまう。又、内
方延長部14と保持器8との干渉による滑り摩擦力の増
加により、ギヤ5の回転抵抗が増大する。
【0009】図14に示した構造の場合には、ラジアル
ころ軸受6を構成するころ9の長さ寸法を大きくして、
このラジアルころ軸受6の負荷容量を確保出来るが、新
たに次に述べる様な問題を生じる。
【0010】即ち、断面がU字形若しくはコ字形の内方
延長部14をころ9の端面に対向させた場合、このころ
9が軸方向(図14の左右方向)に変位すると、図16
に詳示する様に、メインシャフト1の小径部3の外周面
から離れた、ころ9の中心に近い部分で、上記内方延長
部14の先端縁ところ9の端面とが当接する。これら先
端縁と端面との接触長さ寸法は、ころ9の端面中央寄り
で接触する程長くなり、しかも接触摩擦状態が滑り摩擦
となる。この結果、これら先端縁と端面との間に作用す
る摩擦力が大きくなり、メインシャフト1の周囲でギヤ
5が回転する事に対する抵抗が大きくなる。
【0011】本発明の回転支持部は、上述の様な事情に
鑑みて発明されたものである。
【0012】
【課題を解決する為の手段】本発明の回転支持部は何れ
も、前述した従来の回転支持部と同様に、大径部と小径
部とを段部で連続させた外周面形状を有する軸と、この
軸の小径部の外径よりも大きな内径を有する環体と、こ
の環体の内周面と上記小径部の外周面との間に設けたラ
ジアルころ軸受と、上記段部と環体の端面との間に設け
たスラスト軸受とを備え、軸と環体との相対的回転を自
在としている。
【0013】特に、請求項1に記載した回転支持部に於
いては、上記スラスト軸受に付属して上記段部に添設さ
れたレースと、このレースの外周部分を上記段部と反対
側に折り曲げて成り、その内周面を上記スラスト軸受の
外周縁に近接させた折り曲げ係止部と、上記レースの内
周部分を上記段部と反対側に一度だけ直角に折り曲げて
成り、その先端を上記ラジアルころ軸受を構成する複数
本のころの軸方向一端面に近接させた折り曲げ筒部とを
備えている。そして、上記折り曲げ係止部と上記スラス
ト軸受との係合により、このスラスト軸受の内周縁が上
記小径部の外周面に近付くのを防止する事で、上記ラジ
アルころ軸受とスラスト軸受との干渉を防止した事を特
徴している。
【0014】更に、請求項2に記載した回転支持部に於
いては、上記スラスト軸受に付属して上記段部に添設さ
れたレースと、このレースの内周部分を上記段部と反対
側に一度だけ直角に折り曲げて成り、その先端を上記ラ
ジアルころ軸受を構成する複数本のころの軸方向一端面
に近接させた折り曲げ筒部を備えている。そして、この
折り曲げ筒部の先端縁と上記ラジアルころ軸受との衝合
により、このラジアルころ軸受の端部が上記スラスト軸
受の直径方向内側に進入するのを防止する事で、上記ラ
ジアルころ軸受とスラスト軸受との干渉を防止した事を
特徴としている。
【0015】
【作用】上述の様に構成される本発明の回転支持部の場
合、折り曲げ筒部の先端縁が、ラジアルころ軸受がスラ
スト軸受に向けて移動する事を阻止する。レースの内周
部分を一度だけ折り曲げて成る、この折り曲げ筒部の直
径方向に亙る寸法は小さく、折り曲げ筒部の先端縁とこ
ろの端面とは、この端面の外周寄り部分で当接する。こ
の結果、これら先端縁と端面とが当接した場合でも、当
接部の摩擦状態は、滑り摩擦よりも転がり摩擦に近くな
り、当接部分に作用する摩擦力は小さいもので済む。
【0016】そして、請求項1に記載した回転支持部の
場合には、折り曲げ係止部と上記スラスト軸受との係合
により、このスラスト軸受の内周縁が上記小径部の外周
面に近付くのを防止する事で、又、請求項2に記載した
回転支持部の場合には、折り曲げ筒部の先端縁と上記ラ
ジアルころ軸受との衝合により、このラジアルころ軸受
の端部が上記スラスト軸受の直径方向内側に進入するの
を防止する事で、それぞれ上記ラジアルころ軸受とスラ
スト軸受との干渉を防止している為、これら両軸受の機
能が損なわれる事もない。
【0017】更に、何れの場合でも、折り曲げ筒部の先
端縁が、保持器ではなく、直接ころの端面に対向して、
ラジアルころ軸受の軸方向に亙る変位を阻止している
為、このラジアルころ軸受を構成するころの長さ寸法を
大きくして、ラジアルころ軸受の負荷容量を大きく出来
る。
【0018】
【実施例】図1〜2は、請求項1に対応する、本発明の
第一実施例を示している。図示しないクラッチ機構を介
してエンジンのクランクシャフトに結合された、軸であ
るメインシャフト1の外周面は、大径部2と小径部3と
を段部4で連続させた外周面形状とされており、この内
の小径部3に、全体を環状に形成された、環体であるギ
ヤ5を装着している。
【0019】そして、小径部3の外径よりも大きな内径
を有するギヤ5の内周面と上記小径部3の外周面との間
にはラジアルころ軸受6を、上記段部4とギヤ5の端面
5aとの間にはスラストころ軸受7を、それぞれ設ける
事により、メインシャフト1に対するギヤ5の回転を自
在としている。上記ラジアルころ軸受6を構成する複数
のころ9は保持器8により、スラストころ軸受7を構成
する複数のころ11は保持器10により、それぞれ保持
されている。
【0020】スラストころ軸受7を構成するころ11と
メインシャフト1の段部4との間には硬質金属板製のレ
ース12を設けて、ころ11が直接メインシャフト1に
当接しない様にしている。このレース12の外周部分に
は、上記硬質金属板を上記段部4と反対側に折り曲げる
事で、折り曲げ係止部15を形成している。そして、こ
の折り曲げ係止部15の内周面を、上記スラストころ軸
受7を構成する保持器10の外周縁に近接させている。
【0021】この結果、上記スラストころ軸受7は、上
記レース12に対し回転はするが、直径方向に亙って大
きく変位する事は阻止される。又、上記保持器10の内
径寸法R10は、ラジアルころ軸受6の保持器8の外径寸
法D8 よりも十分に大きく(R10>D8 )して、ラジア
ルころ軸受6の保持器8の端部がスラストころ軸受7の
保持器10の内側に進入した場合でも、保持器8の端部
外周面と保持器10の内周縁とが接触しない様にしてい
る。
【0022】又、上記レース12の内周部分には、上記
硬質金属板を上記段部4と反対側に、一度だけ直角に折
り曲げる事で、折り曲げ筒部16を形成している。この
折り曲げ筒部16の高さ寸法Hは、上記折り曲げ係止部
15の高さ寸法h、並びに上記スラストころ軸受7を構
成するころ11の外径寸法d11よりも大きく(H>d11
>h)している。一方、ラジアルころ軸受6を構成する
保持器8の内径寸法R8 は、上記折り曲げ筒部16の外
径寸法D16よりも大きく(R8 >D16)している。
【0023】従って、上記折り曲げ筒部16の先端縁1
6aは、上記保持器8の内側に進入して、上記ラジアル
ころ軸受6を構成する複数本のころ9の軸方向一端面
(図1〜2の右端面)に近接し、このころ9が上記段部
4に向けて移動するのを阻止する。又、図示の実施例に
於いて、上記先端縁16aは、図2に詳示する様に、小
径部3の外周面から離れるに従って上記段部4に近付く
方向に、角度θだけ傾斜している。
【0024】上述の様に構成される本発明の回転支持部
により、メインシャフト1に対してギヤ5を回転自在に
支持する際の作用自体は、前述した従来の回転支持部の
場合と全く同様である。
【0025】本発明の回転支持部の場合、折り曲げ筒部
16の先端縁16aがころ9の端面に対向する事によ
り、ラジアルころ軸受6を構成するころ9並びに保持器
8が、段部4に向けて、図1〜2で右方に移動する事を
阻止する。レース12を構成する硬質金属板の内周部分
を一度だけ折り曲げて成る、この折り曲げ筒部16の直
径方向に亙る寸法は小さく、折り曲げ筒部16の先端縁
16aと各ころ9の端面とは、この端面の外周寄り部分
で当接する。従って、これら先端縁16aと端面との接
触長さ寸法は小さくなり、しかも接触状態が転がり接触
に近くなる。この結果、これら先端縁16aと端面とが
当接した場合でも、当接部分に作用する摩擦力は小さい
もので済む。
【0026】特に、図示の実施例の様に、上記折り曲げ
筒部16の先端縁16aを傾斜させた場合には、レース
12を構成する硬質金属板の厚さ寸法tを大きくし、こ
ろ9の外径寸法d9 を小さくした場合でも、上記当接部
分がころ9端面の十分外周寄りに位置して、上記接触長
さ寸法を更に小さく、接触状態をより転がり接触に近く
して、この当接部分に作用する摩擦力を十分に小さく出
来る。
【0027】一方、上記レース12の外周部分に形成し
た折り曲げ係止部15の内周面と、前記スラストころ軸
受7に組み込まれた保持器10の外周縁とが近接してい
る為、このスラストころ軸受7が直径方向に亙って変位
する事はない。従って、このスラストころ軸受7の保持
器10の内周縁が、前記メインシャフト1の小径部3の
外周面に近付く事が防止され、この保持器10の内周縁
と上記ラジアルころ軸受6の保持器8の一端部とが干渉
する事もなくなる。この結果、これら両軸受6、7の機
能が損なわれる事もない。
【0028】上述の様に構成され作用する本発明の回転
支持部に於いては、レース12の折り曲げ筒部16が、
このレース12を構成する硬質金属板の内周部分を一度
だけ折り曲げる事で構成されている為、折り曲げ筒部1
6の形成作業が容易で、レース12の製作費を高くする
事がないだけでなく、この折り曲げ筒部16の厚さ寸法
を小さくして、この折り曲げ筒部16の先端縁16a
を、保持器8ではなく、直接ころ9の端面に対向させる
事が出来る。この結果、このころ9の長さ寸法を大きく
して、ラジアルころ軸受6の負荷容量を大きく出来る。
【0029】次に、図3〜4は、請求項2に対応する、
本発明の第二実施例を示している。本実施例の場合、レ
ース12の外周縁部には折り曲げ係止部15(図1〜2
参照)を形成せず、代わりに、スラストころ軸受7に組
み込まれた保持器10を直径方向内方に延長している。
そして、この保持器10の内周縁と上記レース12の内
周部分に形成した折り曲げ筒部16の外周面とを近接さ
せて、保持器10の直径方向に亙る変位防止を図ってい
る。
【0030】本実施例の場合も、レース12の製造作業
を容易にして、このレース12の製作費の低廉化を図れ
る。又、上述の第一実施例の場合に比べると、ラジアル
ころ軸受6のころ9の長さ寸法が多少短くはなるが、前
記従来構造の場合に比べると長く出来て、ラジアルころ
軸受6の負荷容量を大きく出来る。その他の構成及び作
用は、上述の第一実施例の場合と同様である。
【0031】次に、図5〜6は、請求項2に対応する、
本発明の第三実施例を示している。本実施例の場合、ギ
ヤ5の両側にスラストころ軸受7、7を設けると共に、
ラジアルころ軸受6の保持器8(図1〜4)を省略し
た、総ころ型としている。その他の構成及び作用は、上
述の第二実施例の場合と同様である。
【0032】次に、図7〜8は、請求項2に対応する、
本発明の第四実施例を示している。本実施例の場合、ラ
ジアルころ軸受6として、保持器8を組み込んだものを
使用している。その他の構成及び作用は、上述の第三実
施例の場合と同様である。
【0033】次に、図9は、請求項1に対応する、本発
明の第五実施例を示している。本実施例の場合、ギヤ5
とメインシャフト1の段部4との間に設けるスラスト軸
受を滑り軸受とし、上記ギヤ5の端面5aと段部4に添
設したレース12との間に、円輪状のスラストワッシャ
17を挟持している。そして、このスラストワッシャ1
7の外周縁を、レース12の外周部分に形成した折り曲
げ係止部15の内周面に近接させている。その他の構成
及び作用は、前述の第一実施例と同様である。
【0034】次に、図10は、請求項2に対応する、本
発明の第六実施例を示している。本実施例は、前述の図
3〜4に示した第二実施例に於けるスラストころ軸受7
に代えて、スラストワッシャ17を構成要件とするスラ
スト滑り軸受を使用している。円輪状のスラストワッシ
ャ17の内周縁は、レース12の内周部分に形成した折
り曲げ筒部16の外周面に近接させている。その他の構
成及び作用は、前述の第二実施例と同様である。
【0035】次に、図11は、請求項2に対応する、本
発明の第七実施例を示している。本実施例の場合、ギヤ
5の両側にスラスト滑り軸受を構成するスラストワッシ
ャ17、17を設けると共に、ラジアルころ軸受6の保
持器8(図10)を省略した総ころ型としている。その
他の構成及び作用は、上述の第六実施例の場合と同様で
ある。
【0036】次に、図12は、請求項2に対応する、本
発明の第八実施例を示している。本実施例の場合、ラジ
アルころ軸受6として、保持器8を組み込んだものを使
用している。その他の構成及び作用は、上述の第七実施
例の場合と同様である。
【0037】尚、本発明の回転支持部は、図示の実施例
の場合の様な、手動変速機のギヤ装着部分の他、自動変
速機を構成する遊星歯車機構部分にも応用出来る。
【0038】
【発明の効果】本発明の回転支持部は、以上に述べた通
り構成され作用する為、簡単な構造で安価に製作出来る
だけでなく、スラスト軸受とラジアルころ軸受との干渉
を確実に防止しつつ、ラジアルころ軸受を構成するころ
の長さ寸法を大きく出来て、耐久性の優れた回転支持部
を安価に得られる。又、ころの端面と折り曲げ筒部の端
縁とが、転がり摩擦に近い摩擦状態となる為、ラジアル
ころ軸受の回転抵抗が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す要部断面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】本発明の第二実施例を示す要部断面図。
【図4】図3のB部拡大図。
【図5】本発明の第三実施例を示す要部断面図。
【図6】図5のC部拡大図。
【図7】本発明の第四実施例を示す要部断面図。
【図8】図7のD部拡大図。
【図9】本発明の第五実施例を示す要部断面図。
【図10】本発明の第六実施例を示す要部断面図。
【図11】本発明の第七実施例を示す要部断面図。
【図12】本発明の第八実施例を示す要部断面図。
【図13】従来構造の第1例を示す要部断面図。
【図14】同第2例を示す要部断面図。
【図15】同第3例を示す要部断面図。
【図16】図14のE部拡大図。
【符号の説明】
1 メインシャフト 2 大径部 3 小径部 4 段部 5 ギヤ 5a 端面 6 ラジアルころ軸受 7 スラストころ軸受 8 保持器 9 ころ 10 保持器 11 ころ 12 レース 13 本体部分 14 内方延長部 15 折り曲げ係止部 16 折り曲げ筒部 16a 先端縁 17 スラストワッシャ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径部と小径部とを段部で連続させた外
    周面形状を有する軸と、この軸の小径部の外径よりも大
    きな内径を有する環体と、この環体の内周面と上記小径
    部の外周面との間に設けたラジアルころ軸受と、上記段
    部と環体の端面との間に設けたスラスト軸受とを備え、
    軸と環体との相対的回転を自在とした回転支持部に於い
    て、上記スラスト軸受に付属して上記段部に添設された
    レースと、このレースの外周部分を上記段部と反対側に
    折り曲げて成り、その内周面を上記スラスト軸受の外周
    縁に近接させた折り曲げ係止部と、上記レースの内周部
    分を上記段部と反対側に一度だけ直角に折り曲げて成
    り、その先端を上記ラジアルころ軸受を構成する複数本
    のころの軸方向一端面に近接させた折り曲げ筒部とを備
    え、上記折り曲げ係止部と上記スラスト軸受との係合に
    より、このスラスト軸受の内周縁が上記小径部の外周面
    に近付くのを防止する事で、上記ラジアルころ軸受とス
    ラスト軸受との干渉を防止した事を特徴とする回転支持
    部。
  2. 【請求項2】 大径部と小径部とを段部で連続させた外
    周面形状を有する軸と、この軸の小径部の外径よりも大
    きな内径を有する環体と、この環体の内周面と上記小径
    部の外周面との間に設けたラジアルころ軸受と、上記段
    部と環体の端面との間に設けたスラスト軸受とを備え、
    軸と環体との相対的回転を自在とした回転支持部に於い
    て、上記スラスト軸受に付属して上記段部に添設された
    レースと、このレースの内周部分を上記段部と反対側に
    一度だけ直角に折り曲げて成り、その先端を上記ラジア
    ルころ軸受を構成する複数本のころの軸方向一端面に近
    接させた折り曲げ筒部を備え、この折り曲げ筒部の先端
    縁と上記ラジアルころ軸受との衝合により、このラジア
    ルころ軸受の端部が上記スラスト軸受の直径方向内側に
    進入するのを防止する事で、上記ラジアルころ軸受とス
    ラスト軸受との干渉を防止した事を特徴とする回転支持
    部。
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