JPH06213052A - 4サイクルエンジンの制御装置 - Google Patents

4サイクルエンジンの制御装置

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JPH06213052A
JPH06213052A JP399693A JP399693A JPH06213052A JP H06213052 A JPH06213052 A JP H06213052A JP 399693 A JP399693 A JP 399693A JP 399693 A JP399693 A JP 399693A JP H06213052 A JPH06213052 A JP H06213052A
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JP
Japan
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cylinder
fuel
rotation angle
misfire
engine
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP399693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Kato
靖弘 加藤
Toshiharu Iwata
俊晴 岩田
Yoshiyuki Okamoto
善之 岡本
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランク軸にのみ取り付けられたセンサで、
燃料カットによる失火を利用し、エミッションに悪影響
を与えない簡素で低コストな気筒判別を行うこと。 【構成】 回転角センサ3より送られてくる回転角信号
と基準角信号に基づいてマイクロコンピュータ4の回転
角カウンタはカウントを始め、前記回転角カウンタに基
づいて各気筒とも360°CA毎に燃料噴射弁5により
グループ噴射を、点火装置6によりグループ点火をする
ように制御信号を出力する。次に、マイクロコンピュー
タ4は任意の一つの気筒に噴射燃料を供給しないことに
より故意に失火を発生させ気筒判別を行い、更に、この
失火が検出された時期を前に任意に選んだ気筒の点火時
期とする。気筒判別が行われたあとは、これより得られ
る情報をもとに720°CA毎の独立噴射制御に切り換
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、独立噴射を行う噴射装
置を有する4サイクルエンジンの制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの気筒判別はカム軸に取
り付けられたカム軸の一回転(エンジンの二回転)に一
回パルス(基準信号)を出力する基準位置センサとクラ
ンク軸に取り付けられエンジンの所定角(例えば30°
CA(クランク角))毎にパルス(クランク角信号)を
出力するクランク角センサからの各信号に応じて行われ
ている(例えば特開昭62−139976号公報等)。
【0003】また、エンジンの二回転に一回パルスを出
力する基準位置センサの異常時にエンジン二回転に二回
出力される信号のいずれか一方を仮の基準位置と仮設定
し、この仮設定された基準位置に基づいて決められる点
火気筒に点火信号を出力してもエンジンの出力が低下し
ない場合は前記仮設定された基準位置を真の基準位置と
判断する基準位置センサ異常時のエンジンの気筒判別方
法が知られている(例えば特開平3−275981号公
報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、エンジンの出力
向上やエミッションの悪化を防止する目的から各気筒独
立に噴射制御が行われているが、このためには気筒判別
が必須となる。しかし、前述した特開昭62−1399
76号公報に示されている気筒判別方法ではクランク軸
以外にカム軸にもセンサが必要となり、構成が複雑化し
コストが高くなるなどの問題がある。また、特開平3−
275981号公報のような方法の場合には、仮設定さ
れていた基準位置が誤っていた時に、未燃焼燃料が排出
されエミッションの悪化が懸念される。そこで、本発明
は、エミッションを悪化させず、クランク軸にのみセン
サを設けることで、低コストで気筒判別を良好に行う4
サイクルエンジンの制御装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
図1に示すように、エンジンが始動してから気筒判別が
行われるまでエンジンの一回転に最低一回全インジェク
タについて燃料供給を行う燃料噴射制御手段と、前記エ
ンジンのクランク軸にのみ設置され、前記エンジンの一
回転につき一回転する前記クランク軸の回転角を検出し
て、前記クランク軸の所定回転角毎の回転角信号と前記
クランク軸の所定回転角位置での基準角信号とを出力す
る回転角検出手段と、前記エンジンの失火を検出する失
火検出手段と、前記回転角信号毎にカウント値をカウン
トする回転角カウンタ手段と、前記回転角カウンタ手段
のカウント値に基づいて各気筒の燃料噴射時期を制御す
る燃料噴射時期制御手段と、特定の一つの気筒への噴射
燃料の供給を停止する特定気筒燃料停止手段と、前記特
定気筒燃料停止手段により特定気筒の噴射燃料の供給を
停止し、前記失火検出手段により失火が検出されたか否
かで気筒判別を行う気筒判別手段と、前記気筒判別手段
により気筒判別が行われた後、前記燃料噴射時期制御手
段に基づいてクランク角720°に一度前記各インジェ
クタに噴射燃料を独立して供給する独立燃料噴射制御手
段とを備えることを特徴とする4サイクルエンジンの制
御装置を提供するものである。
【0006】
【作用】以上のような構成をとることにより、回転角セ
ンサより送られてくる回転角信号と基準角信号とから回
転角カウンタはカウントを始め、前記回転角カウンタに
基づいて燃料噴射時期制御手段は燃料噴射制御手段にエ
ンジンが始動してから気筒判別が行われるまでエンジン
の一回転に最低一回全インジェクタについて燃料供給を
するように制御信号を出力する。次に、特定気筒燃料噴
射停止手段が特定の一つの気筒に噴射燃料の供給を停止
する。そして、特定気筒に故意に失火を発生させ、失火
検出手段によりこれを検出する。失火が検出されると気
筒判別手段により気筒判別を行う。更に、この失火が検
出された時期を前に任意に選んだ気筒の点火時期とす
る。気筒判別が行われたあとは、前記回転角カウンタの
真のカウント値に基づいて、720°CA毎に独立燃料
噴射制御手段により各気筒独立燃料噴射を行うようにす
る。
【0007】
【実施例】本発明の実施例として、本発明をV型6気筒
エンジンに用いた例について説明する。
【0008】図2に本実施例の構成図を示す。以下、こ
の構成図に従って説明する。エンジンの一回転につき一
回転するクランク軸1にロータ2が取り付けられてお
り、このロータ2の外周には所定角度(30°CA)毎
に歯部2aが形成されていて、回転角センサ3との連携
によって回転角信号を出力する。また、ロータ2の基準
位置2bに相当する部分の欠歯部により回転角信号を欠
落させて基準角信号を発生する。この基準角信号を含む
回転角信号はマイクロコンピュータ(以下、マイコンと
する)4に入力される。
【0009】マイコン4は回転角カウンタ手段、燃料噴
射時期制御手段、点火時期制御手段、失火検出手段、特
定気筒燃料停止手段、気筒判別手段に相当する機能を有
する。
【0010】回転角カウンタ手段は、気筒判別されてい
ない場合、最初に出力された基準角信号を特定気筒であ
る第1番目の気筒(以下、第n番目の気筒を#nであら
わす)の点火時期前180°CAと仮判定する。また、
この時の回転角カウンタのカウント値(以下、CCRA
NKであらわす)を6とする。その後、30°CA毎に
回転角信号をカウントする。さらに、CCRANK=2
4になるとクリアするようになっている。気筒判別後
は、判別後最初に出力される基準角信号を♯1の真の点
火時期前180°CAとして、真のCCRANKでカウ
ント、クリアを繰り返す。
【0011】燃料噴射時期制御手段は各気筒の燃料噴射
弁5に燃料噴射信号を出力するものであり、気筒判別さ
れていないときは仮のCCRANKに基づいて各気筒と
も1行程につき2回以上噴射する360°CAタイミン
グ制御を行い、気筒判別後は真のCCRANKに基づい
て1行程1回独立噴射の720°CAタイミング制御を
行う。
【0012】点火時期制御手段は点火装置6を介して各
気筒の点火プラグ7に点火信号を出力するものであり、
気筒判別されていない時は仮のCCRANKに基づいて
各気筒とも1行程につき2回点火をする360°CAタ
イミング制御を行う。気筒判別後は真のCCRANKに
基づいて1行程1回独立点火の720°CAタイミング
制御を行う。
【0013】失火検出手段は特開平4−128536号
公報に記載されているような圧縮上死点近傍の所定クラ
ンク角のエンジン回転速度を順次検出するとともに、前
回のエンジン回転速度と最新のエンジン回転速度とを順
次比較し、その差が一定値を上回っているか否かに基づ
いて失火が発生したかを判別するものである。
【0014】特定気筒燃料噴射停止手段はエンジン状態
から一気筒のみ失火してもエンジンストール、運転性の
悪化等に影響しないと判断した場合、燃料噴射時期制御
手段に特定気筒である♯1のみ燃料カットする信号を出
力する。
【0015】気筒判別手段は、失火検出手段で検出され
た前記燃料カットによる失火時期と回転角信号および基
準角信号から♯1の真の点火時期を認識し、エンジンの
気筒判別を行う。また、気筒判別後は基準角信号に基づ
いてCCRANKを真の値にリカバリーする。
【0016】図3は、本実施例の制御フローチャートを
示したものである。以下このフローチャートに従って説
明する。このフローチャートは30°CA周期の角度割
り込みで行われる。
【0017】まず、ステップ1において始動開始後1回
目の基準角信号が回転角センサにより検出されたかどう
かを判別する。検出されていないと判別されるとステッ
プ24でCCRANK=6とした後、ステップ25でフ
ューエルカット(以下、F/Cであらわす)カウンタを
クリアし、ステップ26でディレイカウンタをクリア
し、ステップ27でF/Cフラグをクリアする。以上の
処理を基準角信号(欠歯部)が検出されるまで繰り返
す。この間、燃料噴射と点火に関する制御は行わない。
【0018】次に、失火が検出されるまでの処理を説明
する。ステップ1において、基準角信号が検出されると
ステップ2においてCCRANKのカウントを開始す
る。次にステップ3に進みCCRANK=24か調べ、
CCRANK=24であればステップ4でカウンタをリ
セットし、CCRANK=0としてからステップ5に進
む。CCRANK=24でなければ直接ステップ5に進
む。次に、ステップ5で気筒判別フラグがオンになって
いるかどうか、つまり、気筒判別が終了したか調べる。
気筒判別フラグがオフのとき、ステップ6に進む。ステ
ップ6ではF/Cフラグがオンになっているか判別す
る。F/Cフラグがオフのときステップ7でF/Cの開
始条件が成立しているかどうかを判別する。ここで、F
/Cの成立条件とは本実施例では、 1.始動後所定時間(500ms)経過したかどうか、 2.エンジン回転変動率が所定値(0)以下かどうか、 3.回転数が所定値(700rpm)以上かどうか、 の3つとした。これは、エンジン始動時に回転数が上昇
する期間は失火検出が難しいため、また、回転数が低い
ときにF/Cを行うと運転性が悪化し、エンジンストー
ルをおこす可能性があるため、これらの条件下でのF/
Cを避けるためである。これらの成立条件をすべて満た
していると次のステップ8へと進む。ここで、F/Cフ
ラグをオンにする。次に、ステップ9でディレイカウン
タが0であるか判別する。0であれば、ステップ10に
進む。ステップ10では前述した特開平4−12853
6号公報に示されているような失火検出手段によって特
定気筒である♯1の失火が検出されたかを判別する。失
火が検出されなかったときステップ20に進む。ステッ
プ20ではF/Cカウンタが8より大きいか判別する。
8以下のとき、ステップ23に進む。ステップ23では
仮に設定されたCCRANKに同期したグループ噴射の
処理を行っている。また、これに加え、F/Cフラグが
オンとなっているときに、特定気筒の♯1へのF/Cを
行う処理も行っている。詳細は後述する。次に、ステッ
プ13において、グループ点火を行う。以上の処理をス
テップ10にて♯1の失火が検出されるまで行われる。
ただし、ステップ6において、F/Cフラグがオンにな
っているときは、ステップ8に進む。
【0019】次に、ステップ10において、♯1の失火
が検出されてからの処理について説明する。ステップ1
0において失火が検出されると、ステップ11に進む。
ステップ11において、失火が検出されるとカウントの
始まるディレイカウンタのカウントを行う。次に、ステ
ップ12において、失火が検出されてから基準角信号が
検出されるまで行われるディレイ処理を行う。詳細は後
述する。ステップ13ではグループ点火を行う。そし
て、ステップ1に戻る。ステップ1からステップ9まで
は先に述べた通りの処理を行う。ただ、ステップ9では
ディレイカウンタがカウントされているので、ステップ
11に進む。
【0020】次にステップ12に示したディレイ処理サ
ブルーチンについて図4に従って説明する。ステップ1
2においてディレイ処理サブルーチンにはいると、ま
ず、ステップ28においてディレイカウンタが2である
かどうかを判別し、2であれば♯1に燃料噴射を行う。
このとき、♯1に噴く燃料量はグループ噴射時の噴射燃
料量の2回分とする。ステップ28でディレイカウンタ
が2でなければステップ30に進み、今度は、ディレイ
カウンタが6であるかどうかを判別する。ここで、カウ
ンタが6でなかったときはステップ32に進み、6のと
きはステップ31に進む。ステップ31では、♯2、♯
3にグループ噴射一回分の燃料噴射を行いステップ32
に進む。ステップ32では基準角信号の有無を判別し、
基準角信号がなければこのままこのルーチンを抜け、基
準角信号があれば次のステップ33に進む。ステップ3
3ではCCRANK=18とする。ここでは、CCRA
NKを仮の値から真の値に補正する処理を行っている。
そして、ステップ34で気筒判別が終了したことを示す
気筒判別フラグをオンにしてこのルーチンを抜ける。以
上がディレイ処理期間に行われる処理である。このディ
レイ期間は失火が検出されてから基準角位置が検出され
るまでに次の点火に必要な燃料を供給するために設けて
いる。
【0021】ディレイ処理が終わり、ステップ34で気
筒判別フラグがたてられたのちに、ステップ5に来る
と、次にステップ15に進む。ステップ15でF/Cカ
ウンタをクリアし、次のステップ16ではディレイカウ
ンタをクリアする。さらに、ステップ17でF/Cフラ
グをクリアしたのちに、ステップ18で720°CAに
一度各インジェクタに独立して燃料を供給する独立噴射
を、ステップ19で720°CAに一度各気筒独立して
点火をする独立点火を行う。
【0022】次に図3のステップ23で行われるグルー
プ噴射サブルーチンについて、図5に示したフローチャ
ートに従って説明する。グループ噴射サブルーチンに入
ると、ステップ35においてCCRANKが9、または
21であるかを判別する。CCRANKが9または21
であればステップ38に進み、F/Cフラグがオンにな
っているか判別する。F/Cフラグがオンになっている
とき、ステップ41に進む。ステップ41ではF/Cカ
ウンタをひとつカウントする。そして、次のステップ4
2ではF/Cカウンタが4より大きいか判別する。ここ
では、F/Cが4回以上行われると運転性が悪化すると
してF/Cを行わない。つまり、ステップ39に進み、
♯1について燃料噴射を行う。そして、ステップ40で
♯4にも燃料噴射を行い、このルーチンを抜ける。ステ
ップ42でF/Cカウンタが4以下のときは♯1にF/
Cを行う。つまり、ステップ40に進み、♯4にのみ燃
料噴射を行いこのルーチンを抜ける。
【0023】ステップ35でCCRANKが9と21以
外のときステップ36に進む。ステップ36ではCCR
ANKが1か13であるかを判別する。CCRANKが
1か13であれば、ステップ45に進み♯2に燃料噴射
を、ステップ46で♯5に燃料噴射を行いこのルーチン
を抜ける。ステップ37でも同様に、CCRANKが5
か17のときにステップ43で♯3に燃料噴射を、ステ
ップ44で♯6に燃料噴射を行いこのルーチンを抜け
る。CCRANKがそれ以外の値のときには何も行わな
いでこのルーチンを抜ける。
【0024】以上の処理を行うことにより、F/Cフラ
グが立っており、F/Cが4回行われていないときに、
♯1にたいしてのみF/Cを行い、その他の気筒につい
ては通常のグループ噴射を行うことができる。
【0025】図6は、本実施例の回転角信号および基準
角信号に基づいた各気筒の行程タイミングと燃料噴射タ
イミングおよび点火タイミングを示したタイミングチャ
ートである。以下、図6に従って説明する。
【0026】エンジン始動時、仮のCCRANKに基づ
き♯1と♯4、♯2と♯5、♯3と♯6の各グループと
も360°CA毎に同じタイミングでグループ噴射およ
びグループ点火を行う。その後、任意に定められた燃料
カット開始条件が全て成立すると特定気筒である♯1の
燃料カットを行う。本実施例では、任意気筒を♯1とし
ているがその他の気筒でもよい。燃料カット回数は少な
くとも一回の失火を確実に発生させるために最大4回行
うものとする。例えばこのタイミングチャートのよう
に、基準角が検出されてから二回目の点火信号で失火を
検出しようとしても前回の点火信号前の噴射燃料が残っ
ている場合には失火しない。この様な場合に次の点火信
号で確実に失火させるためには4回の燃料カットが必要
となる。もし、4回の燃料カットで失火が検出されなか
ったときは、運転性が悪化するとして燃料カットを一時
中断する。この燃料カットにより♯1の爆発行程後のエ
ンジンの回転低下により失火が検出された場合、この失
火時期を♯1の真の点火時期と認識する。失火検出後、
始めての基準角信号が検出されるまでディレイ期間を設
け次の点火に必要な燃料噴射を行う。そして、基準角信
号が検出されると、これを♯1の真の点火時期前180
°CAとすべくCCRANK=18に再設定し、さら
に、気筒判別が確定したとして気筒判別フラグをONと
する。
【0027】その後は、再設定された真のCCRANK
に基づいて各気筒とも720°CA毎に独立噴射および
720°CA毎に独立点火を行う。また、ディレイカウ
ンタは、失火検出後に基準角信号が検出されるまでのデ
ィレイ期間のためのカウンタであり、気筒判別のための
失火を検出してから次の基準角信号が出力されるまでの
間30°CA毎にカウントされるカウンタである。
【0028】本実施例において、ロータ2、欠歯部2b
および回転角センサ3が回転角検出手段に、また、ステ
ップ10が失火検出手段に、ステップ2、4、24、3
3が回転角カウンタ手段に、ステップ18、35、3
6、37が燃料噴射時期制御手段に、ステップ29、3
1、39、40、43、44、45、46が燃料噴射制
御手段に、ステップ42が特定気筒燃料停止手段に、ス
テップ34が気筒判別手段に、ステップ18が独立燃料
噴射制御手段にそれぞれ相当し、機能する。
【0029】なお、本実施例では、特定気筒として♯1
を選んでいるが、その他の気筒を特定気筒としてもよ
い。また、基準位置や回転角カウンタの設定も実施例以
外の設定でもよい。さらに、回転角信号と基準角信号を
ロータに欠歯部を設けることにより一枚のロータと一つ
の回転角センサとで検出しているが、これを、クランク
軸に設けられた回転角信号のみ出力するロータと、クラ
ンク軸に設けられた基準角のみ出力するロータと、これ
らのロータに対応して設けられた二つの回転角センサと
の組み合わせでもよい。グループ噴射とグループ点火の
グループも実施例の限りでなく、グループ噴射のグルー
プとグループ点火のグループとが異なる組み合わせでも
よい。点火の方法としては点火時期制御をマイクロコン
ピュータで行い、点火プラグへの分配はディストリビュ
ータで行うというものでもよい。
【0030】また、特定気筒のF/Cのみ行っているが
同時に特定気筒の点火制御を禁止してもよい。さらに、
特定気筒へのF/Cによる失火のタイミングを基準角信
号から予測し、予測タイミングで失火した失火のみを気
筒判別に用いることで誤判別を防ぐようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明はクラン
ク軸に取り付けられたクランク軸の回転角信号と基準角
信号を出力するセンサのみの構成で独立噴射制御のため
の気筒判別を行うことができる。また、カム軸センサが
不要となり低コスト化ができるという優れた効果があ
る。さらに、失火検出時は燃料カットを行っているた
め、未燃HCの排出も少なくエミッションの悪化もな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図3】本発明の一実施例のマイクロコンピュータが行
う噴射・点火制御を示したフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例のマイクロコンピュータが行
うディレイ処理を示したフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例のマイクロコンピュータが行
うグループ噴射制御を示したフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例である内燃機関の噴射・点火
等のタイミングを示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 クランク軸 2 ロータ 2a 歯部 2b 欠歯部 3 回転角センサ 4 マイクロコンピュータ 5 燃料噴射弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンが始動してから気筒判別が行わ
    れるまでエンジンの一回転に最低一回全インジェクタに
    ついて燃料供給を行う燃料噴射制御手段と、 前記エンジンのクランク軸にのみ設置され、前記エンジ
    ンの一回転につき一回転する前記クランク軸の回転角を
    検出して、前記クランク軸の所定回転角毎の回転角信号
    と前記クランク軸の所定回転角位置での基準角信号とを
    出力する回転角検出手段と、 前記エンジンの失火を検出する失火検出手段と、 前記回転角信号毎にカウント値をカウントする回転角カ
    ウンタ手段と、 前記回転角カウンタ手段のカウント値に基づいて各気筒
    の燃料噴射時期を制御する燃料噴射時期制御手段と、 特定の一つの気筒への噴射燃料の供給を停止する特定気
    筒燃料停止手段と、 前記特定気筒燃料停止手段により特定気筒の噴射燃料の
    供給を停止し、前記失火検出手段により失火が検出され
    たか否かで気筒判別を行う気筒判別手段と、 前記気筒判別手段により気筒判別が行われた後、前記燃
    料噴射時期制御手段に基づいてクランク角720°に一
    度前記各インジェクタに噴射燃料を独立して供給する独
    立燃料噴射制御手段とを備えることを特徴とする4サイ
    クルエンジンの制御装置。
JP399693A 1993-01-13 1993-01-13 4サイクルエンジンの制御装置 Withdrawn JPH06213052A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5604304A (en) * 1995-03-28 1997-02-18 Nippondenso Co., Ltd. Engine cycle timing and synchronization based on crankshaft angle measurements
WO1997032123A1 (fr) * 1996-03-01 1997-09-04 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Dispositif pour evaluer un cylindre de moteur a explosion
KR20140102506A (ko) * 2013-02-14 2014-08-22 콘티넨탈 오토모티브 시스템 주식회사 엔진 러프니스를 이용한 엔진 동기 설정 방법

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