JPH0621233Y2 - ベーキング装置 - Google Patents
ベーキング装置Info
- Publication number
- JPH0621233Y2 JPH0621233Y2 JP2806190U JP2806190U JPH0621233Y2 JP H0621233 Y2 JPH0621233 Y2 JP H0621233Y2 JP 2806190 U JP2806190 U JP 2806190U JP 2806190 U JP2806190 U JP 2806190U JP H0621233 Y2 JPH0621233 Y2 JP H0621233Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat transfer
- transfer plate
- substrate
- baking
- heater block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔概要〕 ベーキング装置、特に半導体基板表面に塗布したフォト
レジスト等のプリベーキングを行う装置に関し、 ベーキング時の基板内の温度分布を改善することが可能
なベーキング装置を提供することを目的とし、 ヒータブロック13の上方に伝熱板11を有し、表面にレジ
スト膜2を被着した基板1を該伝熱板11上に載置して該
レジスト膜2をベーキングする装置であって、該伝熱板
11の該基板1を載置する面には僅かに突出する複数個の
ピン12を有しており、該ヒータブロック13と該伝熱板11
との間にリング状のスペーサ15が配設されており、該ヒ
ータブロック13と該伝熱板11と該スペーサ15により形成
される空間16には気体が封入されているように構成す
る。
レジスト等のプリベーキングを行う装置に関し、 ベーキング時の基板内の温度分布を改善することが可能
なベーキング装置を提供することを目的とし、 ヒータブロック13の上方に伝熱板11を有し、表面にレジ
スト膜2を被着した基板1を該伝熱板11上に載置して該
レジスト膜2をベーキングする装置であって、該伝熱板
11の該基板1を載置する面には僅かに突出する複数個の
ピン12を有しており、該ヒータブロック13と該伝熱板11
との間にリング状のスペーサ15が配設されており、該ヒ
ータブロック13と該伝熱板11と該スペーサ15により形成
される空間16には気体が封入されているように構成す
る。
本考案は、ベーキング装置、特に半導体基板表面に塗布
したフォトレジスト等のプリベーキングの装置に関す
る。
したフォトレジスト等のプリベーキングの装置に関す
る。
近年、半導体装置の電極や配線のパターンは極めて微細
化して来ており、今後もより一層の微細化が見込まれて
いる。この電極や配線は基板に塗布したレジストを紫外
線や電子線等で露光したのち現像して得られるレジスト
パターンを基にして形成される。従ってこの電極や配線
のパターン精度はレジストパターンの精度に依存する
が、このレジストパターンの幅精度に対してはレジスト
膜厚精度が大きな影響を与えることが知られている。そ
のためにレジスト塗布装置において塗布膜厚の均一性を
向上させる努力がなされているが、塗布直後に行うベー
キングによって膜厚が変化するため、ベーキング温度の
均一性向上が望まれている。
化して来ており、今後もより一層の微細化が見込まれて
いる。この電極や配線は基板に塗布したレジストを紫外
線や電子線等で露光したのち現像して得られるレジスト
パターンを基にして形成される。従ってこの電極や配線
のパターン精度はレジストパターンの精度に依存する
が、このレジストパターンの幅精度に対してはレジスト
膜厚精度が大きな影響を与えることが知られている。そ
のためにレジスト塗布装置において塗布膜厚の均一性を
向上させる努力がなされているが、塗布直後に行うベー
キングによって膜厚が変化するため、ベーキング温度の
均一性向上が望まれている。
半導体基板のリソグラフィ工程の内、レジスト処理は概
ね次のように進められる。基板洗浄→乾燥→レジスト塗
布→プリベーキング→露光→現像→ポストベーキング。
ね次のように進められる。基板洗浄→乾燥→レジスト塗
布→プリベーキング→露光→現像→ポストベーキング。
この内プリベーキングには、従来は通常、表面にレジス
トを塗布した直後の基板を温度制御された伝熱板(ホッ
ト・プレート)上に載置したのち真空吸着して基板を伝
熱板に密着させ、熱伝導により基板の裏面から加熱する
方式の装置が用いられて来た。この方式による従来のベ
ーキング装置の例を第2図及び第3図に示す。
トを塗布した直後の基板を温度制御された伝熱板(ホッ
ト・プレート)上に載置したのち真空吸着して基板を伝
熱板に密着させ、熱伝導により基板の裏面から加熱する
方式の装置が用いられて来た。この方式による従来のベ
ーキング装置の例を第2図及び第3図に示す。
第2図は一般的な従来のベーキング装置の要部模式断面
図である。図中、1は基板、2はレジスト膜である。21
は伝熱板であり、上面には複数個の吸着孔21aが開口し
ている。この吸着孔21aは基板を真空吸着するためのも
のであり、真空ポンプ等の真空排気手段(図示は省略)
に連通している。13は伝熱板21を加熱するためのヒータ
ブロックであり、内部にリング状のヒータ14を備えてい
る。
図である。図中、1は基板、2はレジスト膜である。21
は伝熱板であり、上面には複数個の吸着孔21aが開口し
ている。この吸着孔21aは基板を真空吸着するためのも
のであり、真空ポンプ等の真空排気手段(図示は省略)
に連通している。13は伝熱板21を加熱するためのヒータ
ブロックであり、内部にリング状のヒータ14を備えてい
る。
第3図は改良された従来のベーキング装置の要部模式断
面図である。図中、11は伝熱板であり、その上面には複
数個のピン12が僅かに突出している。このピン12の上面
に吸着孔12aが開口しており、これが真空ポンプ等の真
空排気手段(図示は省略)に連通している。他部分は第
2図の例と差異はない。その結果、基板1裏面はピン12
上面のみと接触することになる。このような改良は、基
板1裏面への異物付着を避けるためになされたものであ
る。基板1裏面に異物が付着すると、次の露光工程で基
板1のチャッキング位置(高さ)に狂いを生じ、特に微
細なパターンを転写する際にはレジスト面が転写パター
ンのフォーカスエリアを外れることがあるからである。
面図である。図中、11は伝熱板であり、その上面には複
数個のピン12が僅かに突出している。このピン12の上面
に吸着孔12aが開口しており、これが真空ポンプ等の真
空排気手段(図示は省略)に連通している。他部分は第
2図の例と差異はない。その結果、基板1裏面はピン12
上面のみと接触することになる。このような改良は、基
板1裏面への異物付着を避けるためになされたものであ
る。基板1裏面に異物が付着すると、次の露光工程で基
板1のチャッキング位置(高さ)に狂いを生じ、特に微
細なパターンを転写する際にはレジスト面が転写パター
ンのフォーカスエリアを外れることがあるからである。
しかしこのような従来の装置では、伝熱板の温度がヒー
タブロック表面の温度分布の影響を受けて不均一となる
ため、これにより加熱される基板及びレジスト膜の温度
にも不均一を生じ、その結果レジスト膜厚の不均一を生
ずる、という問題があった。
タブロック表面の温度分布の影響を受けて不均一となる
ため、これにより加熱される基板及びレジスト膜の温度
にも不均一を生じ、その結果レジスト膜厚の不均一を生
ずる、という問題があった。
本考案は、このような問題を解決し、ベーキング時の基
板内の温度分布を改善することが可能なベーキング装置
を提供することを目的とする。
板内の温度分布を改善することが可能なベーキング装置
を提供することを目的とする。
その目的は、本考案によれば、ヒータブロック13の上方
に伝熱板11を有し、表面にレジスト膜2を被着した基板1
を該伝熱板11上に載置して該レジスト膜2をベーキング
する装置であって、該伝熱板11の該基板1を載置する面
には僅かに突出する複数個のピン12を有しており、該ヒ
ータブロック13と該伝熱板11との間にリング状のスペー
サ15が配設されており、該ヒータブロック13と該伝熱板
11と該スペーサ15により形成される空間16には気体が封
入されていることを特徴とするベーキング装置とするこ
とで、達成される。
に伝熱板11を有し、表面にレジスト膜2を被着した基板1
を該伝熱板11上に載置して該レジスト膜2をベーキング
する装置であって、該伝熱板11の該基板1を載置する面
には僅かに突出する複数個のピン12を有しており、該ヒ
ータブロック13と該伝熱板11との間にリング状のスペー
サ15が配設されており、該ヒータブロック13と該伝熱板
11と該スペーサ15により形成される空間16には気体が封
入されていることを特徴とするベーキング装置とするこ
とで、達成される。
ヒータブロックは内部に埋め込まれているヒータによる
局部加熱であるため、その表面温度にかなりの不均一を
生ずる事は避けられない。従ってこのヒータブロックに
直接接触して加熱される伝熱板の温度分布も当然悪くな
る。しかしヒータブロックと伝熱板の間に空間を設けて
空間内に気体(空気等)を封入し、この気体を介して伝
熱板を加熱すれば、気体は熱伝導度が低い上、空隙内で
の対流もあって伝熱板の温度分布が大幅に改善される。
局部加熱であるため、その表面温度にかなりの不均一を
生ずる事は避けられない。従ってこのヒータブロックに
直接接触して加熱される伝熱板の温度分布も当然悪くな
る。しかしヒータブロックと伝熱板の間に空間を設けて
空間内に気体(空気等)を封入し、この気体を介して伝
熱板を加熱すれば、気体は熱伝導度が低い上、空隙内で
の対流もあって伝熱板の温度分布が大幅に改善される。
尚、スペーサは固体であり、周縁部だけ熱の伝導が良く
なることになるが、元々伝熱板の周縁部は側面からの放
熱の影響で他より低温となる傾向があるため、温度分布
を改善する方向に作用する。
なることになるが、元々伝熱板の周縁部は側面からの放
熱の影響で他より低温となる傾向があるため、温度分布
を改善する方向に作用する。
本考案に基づくベーキング装置の一実施例を第1図によ
り説明する。第1図は本考案の実施例を示す要部模式断
面図である。図中、1は基板、2はレジスト膜である。
11は伝熱板であり、その上面には数個のピン12が僅かに
突出している(0.1〜0.5mm程度)。このピン12の上面に
吸着孔12aが開口しており、これが真空ポンプ等の真空
排気手段(図示は省略)に連通している。
り説明する。第1図は本考案の実施例を示す要部模式断
面図である。図中、1は基板、2はレジスト膜である。
11は伝熱板であり、その上面には数個のピン12が僅かに
突出している(0.1〜0.5mm程度)。このピン12の上面に
吸着孔12aが開口しており、これが真空ポンプ等の真空
排気手段(図示は省略)に連通している。
13は伝熱板11を加熱するためのヒータブロックであり、
内部にリング状のヒータ14を備えている。このヒータブ
ロック13と伝熱板11とは直接接触しておらず、周縁部で
リング状のスペーサ15(厚さ5mm程度)を介して固着さ
れている。その結果ヒータブロック13と伝熱板11との間
には空間16が形成されている。この空間16の中には空気
(窒素でもよい)が封入されている。
内部にリング状のヒータ14を備えている。このヒータブ
ロック13と伝熱板11とは直接接触しておらず、周縁部で
リング状のスペーサ15(厚さ5mm程度)を介して固着さ
れている。その結果ヒータブロック13と伝熱板11との間
には空間16が形成されている。この空間16の中には空気
(窒素でもよい)が封入されている。
このベーキング装置によりレジスト膜2をベーキングす
るには、先ずヒータ14に通電してヒータブロック13を加
熱し、空間16内の空気を介して伝熱板11を所望の温度に
まで加熱する。この状態で表面にレジスト膜2を被着し
た直後の基板1を伝熱板11上に載置し(ピン12上面で接
触する)、これを吸着孔12aにより真空吸着して所定の
時間保持すればよい。
るには、先ずヒータ14に通電してヒータブロック13を加
熱し、空間16内の空気を介して伝熱板11を所望の温度に
まで加熱する。この状態で表面にレジスト膜2を被着し
た直後の基板1を伝熱板11上に載置し(ピン12上面で接
触する)、これを吸着孔12aにより真空吸着して所定の
時間保持すればよい。
このベーキング装置により、150mm径の基板(シリコン
ウェーハ)を加熱した結果、基板内の温度分布は0.5℃
以内に収まった。これは第2図に示した従来の装置によ
り加熱した場合の1℃以上、及び第3図に示した従来の
装置により加熱した場合の0.7℃以後、と比して大幅に
改善されたことになる。尚、第2図の装置による温度分
布より第3図の装置による温度分布の方が好結果であっ
たのは、基板1と伝熱板11との間に僅かながら空気層が
存在するためと推測される。
ウェーハ)を加熱した結果、基板内の温度分布は0.5℃
以内に収まった。これは第2図に示した従来の装置によ
り加熱した場合の1℃以上、及び第3図に示した従来の
装置により加熱した場合の0.7℃以後、と比して大幅に
改善されたことになる。尚、第2図の装置による温度分
布より第3図の装置による温度分布の方が好結果であっ
たのは、基板1と伝熱板11との間に僅かながら空気層が
存在するためと推測される。
本考案は以上の実施例に限定されることなく、更に種々
変形して実施出来る。例えば、空間16内の気体をファン
等により攪拌してもよい。又、ピン12には吸着孔12aを
設けず、基板1をただ載置するだけとしてもよい。
変形して実施出来る。例えば、空間16内の気体をファン
等により攪拌してもよい。又、ピン12には吸着孔12aを
設けず、基板1をただ載置するだけとしてもよい。
以上説明したように、本考案によれば、ベーキング時の
基板内の温度分布を改善することが可能なベーキング装
置を提供することができ、半導体装置の製造歩留り向上
に寄与するところが大である。
基板内の温度分布を改善することが可能なベーキング装
置を提供することができ、半導体装置の製造歩留り向上
に寄与するところが大である。
第1図は本考案の実施例を示す要部模式断面図、 第2図は一般的な従来のベーキング装置の要部模式断面
図、 第3図は改良された従来のベーキング装置の要部模式断
面図、である。 図中、1は基板、 2はレジスト膜、 11,21は伝熱板、 12はピン、 13はヒータブロック、 15はスペーサ、 16は空間、である。
図、 第3図は改良された従来のベーキング装置の要部模式断
面図、である。 図中、1は基板、 2はレジスト膜、 11,21は伝熱板、 12はピン、 13はヒータブロック、 15はスペーサ、 16は空間、である。
Claims (1)
- 【請求項1】ヒータブロック(13)の上方に伝熱板(11)を
有し、表面にレジスト膜(2)を被着した基板(1)を該伝熱
板(11)上に載置して該レジスト膜(2)をベーキングする
装置であって、 該伝熱板(11)の該基板(1)を載置する面には僅かに突出
する複数個のピン(12)を有しており、 該伝熱板(11)と該ヒータブロック(13)との間にリング状
のスペーサ(15)が配設されており、 該ヒータブロック(13)と該伝熱板(11)と該スペーサ(15)
により形成される空間(16)には気体が封入されているこ
とを特徴とするベーキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2806190U JPH0621233Y2 (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | ベーキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2806190U JPH0621233Y2 (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | ベーキング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03120028U JPH03120028U (ja) | 1991-12-10 |
JPH0621233Y2 true JPH0621233Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31530885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2806190U Expired - Lifetime JPH0621233Y2 (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | ベーキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621233Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-19 JP JP2806190U patent/JPH0621233Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03120028U (ja) | 1991-12-10 |
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