JPH06212200A - なめし剤、脱毛材料からのなめし革の製造方法、およびピックル、なめしまたは後なめし方法 - Google Patents
なめし剤、脱毛材料からのなめし革の製造方法、およびピックル、なめしまたは後なめし方法Info
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- JPH06212200A JPH06212200A JP5311940A JP31194093A JPH06212200A JP H06212200 A JPH06212200 A JP H06212200A JP 5311940 A JP5311940 A JP 5311940A JP 31194093 A JP31194093 A JP 31194093A JP H06212200 A JPH06212200 A JP H06212200A
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- C14—SKINS; HIDES; PELTS; LEATHER
- C14C—CHEMICAL TREATMENT OF HIDES, SKINS OR LEATHER, e.g. TANNING, IMPREGNATING, FINISHING; APPARATUS THEREFOR; COMPOSITIONS FOR TANNING
- C14C3/00—Tanning; Compositions for tanning
- C14C3/02—Chemical tanning
- C14C3/28—Multi-step processes
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C14—SKINS; HIDES; PELTS; LEATHER
- C14C—CHEMICAL TREATMENT OF HIDES, SKINS OR LEATHER, e.g. TANNING, IMPREGNATING, FINISHING; APPARATUS THEREFOR; COMPOSITIONS FOR TANNING
- C14C3/00—Tanning; Compositions for tanning
- C14C3/02—Chemical tanning
- C14C3/08—Chemical tanning by organic agents
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のジアルデヒド皮なめし剤の欠点を除
き、その長所を失わないジアルデヒドなめし剤。 【構成】 ω,ω’−ジアルデヒドとヒドロキシル基を
有する重合体Pとを組み合わせたなめし剤、ならびに、
なめし剤を組み合わせて使用するなめし法。 【効果】 ジアルデヒドにより導入する変性によりポリ
マーが皮の断面内に深く浸透し、これにより良好な充填
効果が得られる。さらに、後なめしでより均等なクロム
分布が得られる。また、着色の均一性が改善され、屈曲
性も良くなる。
き、その長所を失わないジアルデヒドなめし剤。 【構成】 ω,ω’−ジアルデヒドとヒドロキシル基を
有する重合体Pとを組み合わせたなめし剤、ならびに、
なめし剤を組み合わせて使用するなめし法。 【効果】 ジアルデヒドにより導入する変性によりポリ
マーが皮の断面内に深く浸透し、これにより良好な充填
効果が得られる。さらに、後なめしでより均等なクロム
分布が得られる。また、着色の均一性が改善され、屈曲
性も良くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、なめしに有効な物質と
して、ω,ω’−ジアルデヒドをヒドロキシル基を有す
る重合体Pと組み合わせて含むなめし剤、ならびになめ
し剤を組み合わせて使用するなめし法に関する。
して、ω,ω’−ジアルデヒドをヒドロキシル基を有す
る重合体Pと組み合わせて含むなめし剤、ならびになめ
し剤を組み合わせて使用するなめし法に関する。
【0002】
【従来の技術】以前からなめし技術業界は、優れた皮革
(クロム革)が得られるけれども環境保護からは問題が
あるクロムなめしに代わる方法を求めている(Kirk
−Othmer,Encyclopedia of C
hemical Technology,第3版、第1
4巻、200〜231頁、226頁以降、J Wile
y 1981 ;Ullmanns Encyclop
edia of Industrial Chemis
try,第5版、第A15巻、259〜282頁、VC
H 1990 参照)。これまで実際に用いられている
クロムなめし法は、煮沸処理皮革を得るためにクロム塩
を脱毛皮重量に対して酸化クロム(III)1.5〜
2.5%の量を用いる。使用したクロム塩の一部は、皮
革組織に結合しないで、通常は排水中に流出する。最近
の排水処理システムを用いると、クロムは排水中から化
学的沈殿法により除去できる。しかし、これから発生す
る汚泥は、特別のゴミ廃棄場所に運ばなければならな
い。また、皮革の平滑化の際に発生するクロム削り屑の
処理も問題である。
(クロム革)が得られるけれども環境保護からは問題が
あるクロムなめしに代わる方法を求めている(Kirk
−Othmer,Encyclopedia of C
hemical Technology,第3版、第1
4巻、200〜231頁、226頁以降、J Wile
y 1981 ;Ullmanns Encyclop
edia of Industrial Chemis
try,第5版、第A15巻、259〜282頁、VC
H 1990 参照)。これまで実際に用いられている
クロムなめし法は、煮沸処理皮革を得るためにクロム塩
を脱毛皮重量に対して酸化クロム(III)1.5〜
2.5%の量を用いる。使用したクロム塩の一部は、皮
革組織に結合しないで、通常は排水中に流出する。最近
の排水処理システムを用いると、クロムは排水中から化
学的沈殿法により除去できる。しかし、これから発生す
る汚泥は、特別のゴミ廃棄場所に運ばなければならな
い。また、皮革の平滑化の際に発生するクロム削り屑の
処理も問題である。
【0003】クロムを用いないか、またはクロム量が少
ないなめし法では、例えばアルデヒドもなめし剤として
使用して実施できる(いわゆるアルデヒドなめしであっ
て、Kirk−Othmer の前記文献;F.Sta
ther,Gerbereichemie und G
erbereitechnologie,Akadem
ie−verlag, Berlin 1967参
照)。これにはホルムアルデヒドの他にも脂肪族ジアル
デヒド、殊にはグルタルジアルデヒドおよびスクシンジ
アルデヒドも用いられるが、多くの場合に、前なめし、
すなわちその後に他のなめし方法、例えばクロムなめし
が続く場合、または後なめしに使用される。アルデヒド
のなめし作用の原因は、タンパク質のリジン側鎖の第1
級アミノ基との反応と考えられ、これは架橋を生成し
(Kirk−Othmerの前記文献参照)、その際に
期待されるように、個別の機構はより複雑に進行する
(M.K.Meek等、J.Mol.Biol.18
5、359(1985);T.Tashima等、Ch
em.Pharm.Bull.35、4169(198
7)参照)。前なめしに必要な純グルタルジアルデヒド
の量、すなわち脱毛皮重量に対して0.5〜1重量%の
量は、比較的少ない。
ないなめし法では、例えばアルデヒドもなめし剤として
使用して実施できる(いわゆるアルデヒドなめしであっ
て、Kirk−Othmer の前記文献;F.Sta
ther,Gerbereichemie und G
erbereitechnologie,Akadem
ie−verlag, Berlin 1967参
照)。これにはホルムアルデヒドの他にも脂肪族ジアル
デヒド、殊にはグルタルジアルデヒドおよびスクシンジ
アルデヒドも用いられるが、多くの場合に、前なめし、
すなわちその後に他のなめし方法、例えばクロムなめし
が続く場合、または後なめしに使用される。アルデヒド
のなめし作用の原因は、タンパク質のリジン側鎖の第1
級アミノ基との反応と考えられ、これは架橋を生成し
(Kirk−Othmerの前記文献参照)、その際に
期待されるように、個別の機構はより複雑に進行する
(M.K.Meek等、J.Mol.Biol.18
5、359(1985);T.Tashima等、Ch
em.Pharm.Bull.35、4169(198
7)参照)。前なめしに必要な純グルタルジアルデヒド
の量、すなわち脱毛皮重量に対して0.5〜1重量%の
量は、比較的少ない。
【0004】グルタルアルデヒドにより起こる架橋は、
加水分解に対して著しく安定である。前なめしの際に純
グルタルアルデヒドを使用すると、断面をピックルした
脱毛皮への不均一な浸透による問題が発生することが多
い。これによると、周辺部分の方が中央層よりも架橋度
が高い。そのため実際には中央部分は収縮温度が周辺部
分より低いことが観察される。
加水分解に対して著しく安定である。前なめしの際に純
グルタルアルデヒドを使用すると、断面をピックルした
脱毛皮への不均一な浸透による問題が発生することが多
い。これによると、周辺部分の方が中央層よりも架橋度
が高い。そのため実際には中央部分は収縮温度が周辺部
分より低いことが観察される。
【0005】ドイツ特許(DE−C)第3811267
号明細書には、皮革中間製品の製造方法が提案されてお
り、これによると、浸透性が高いなめしに有効な薬剤と
して、可逆的に不活性化されたC2〜C8−ω,ω’−ジ
アルデヒドが用いられている。不活性化は、式: R−O−〔−(C2H4O)x−(C3H6O)y−(C4H8
O)z−〕nH 〔式中、nは0〜10、x+y+zは1〜20の整数、
Rは水素(n≠0の場合)ならびにC1〜C12−アルキ
ルで、必要ならば一個またはそれ以上のヒドロキシル基
で置換されているものを表す〕のヒドロキシ化合物0.
2〜0.4モルを加えて行う。グルタルジアルデヒドの
失活はドイツ特許(DE−C)第3811267号明細
書に記載のように起こってはいるが、これが一義的に有
利とは考えられない。すなわち、グルタルアルデヒドの
拡散が良く、それにより断面全体に均等な収縮温度が十
分に得られるが、しかしクロム量が少ない後なめしの場
合には、革断面中でクロム吸収が不均一となる。周辺部
分は、中央層よりクロム含有量が少なくなる。さらに、
このようにして後なめしをした皮革は、シェービング
(falzen)が困難である。文献中には、アクリレ
ート−(コ)−ポリマーを合成なめし剤〔シンタン(S
yntans)〕として使用する多くの示唆、なかでも
クロムなめしとの併用がある(W.C.Prentis
s等、J.An.Leather Chem.Asso
c.70,(11)481〜497(1975);F.
D.J.Shortland等、J.Soc.Leat
her Technol.Chem.64,(3)60
〜64(1980)参照)。
号明細書には、皮革中間製品の製造方法が提案されてお
り、これによると、浸透性が高いなめしに有効な薬剤と
して、可逆的に不活性化されたC2〜C8−ω,ω’−ジ
アルデヒドが用いられている。不活性化は、式: R−O−〔−(C2H4O)x−(C3H6O)y−(C4H8
O)z−〕nH 〔式中、nは0〜10、x+y+zは1〜20の整数、
Rは水素(n≠0の場合)ならびにC1〜C12−アルキ
ルで、必要ならば一個またはそれ以上のヒドロキシル基
で置換されているものを表す〕のヒドロキシ化合物0.
2〜0.4モルを加えて行う。グルタルジアルデヒドの
失活はドイツ特許(DE−C)第3811267号明細
書に記載のように起こってはいるが、これが一義的に有
利とは考えられない。すなわち、グルタルアルデヒドの
拡散が良く、それにより断面全体に均等な収縮温度が十
分に得られるが、しかしクロム量が少ない後なめしの場
合には、革断面中でクロム吸収が不均一となる。周辺部
分は、中央層よりクロム含有量が少なくなる。さらに、
このようにして後なめしをした皮革は、シェービング
(falzen)が困難である。文献中には、アクリレ
ート−(コ)−ポリマーを合成なめし剤〔シンタン(S
yntans)〕として使用する多くの示唆、なかでも
クロムなめしとの併用がある(W.C.Prentis
s等、J.An.Leather Chem.Asso
c.70,(11)481〜497(1975);F.
D.J.Shortland等、J.Soc.Leat
her Technol.Chem.64,(3)60
〜64(1980)参照)。
【0006】ドイツ特許公告(DE−B)第24231
18号明細書からは、皮革製造の一つの方法が公開され
ており、これによると、脱毛皮に、単独に、またはクロ
ムなめしとなめし作用のある重合体−アルデヒド−分散
物を用いる合成−植物性なめしとを一緒にして、連続し
て使用する。この分散物は、アルデヒドの10〜35%
水溶液および濃度10〜35%のアクリレートを基とす
る共重合体分散液とを相互に作用させて製造される。こ
の文献は具体的ではあるが、単に過剰のエチレンアクリ
レートと、少量のメタクリル酸(約0.7%)をグルタ
ルジアルデヒド、グリオキザールおよびホルムアルデヒ
ドと一緒に用いる分散物の応用に過ぎない。
18号明細書からは、皮革製造の一つの方法が公開され
ており、これによると、脱毛皮に、単独に、またはクロ
ムなめしとなめし作用のある重合体−アルデヒド−分散
物を用いる合成−植物性なめしとを一緒にして、連続し
て使用する。この分散物は、アルデヒドの10〜35%
水溶液および濃度10〜35%のアクリレートを基とす
る共重合体分散液とを相互に作用させて製造される。こ
の文献は具体的ではあるが、単に過剰のエチレンアクリ
レートと、少量のメタクリル酸(約0.7%)をグルタ
ルジアルデヒド、グリオキザールおよびホルムアルデヒ
ドと一緒に用いる分散物の応用に過ぎない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】アルデヒド、殊にはグ
ルタルアルデヒドを用い、また変性した形で使用するな
めし法にはこのように欠点が存在し、これはその長所、
例えば環境的に比較的問題が少ない利点の一部を相殺し
てしまう。したがって、従来のジアルデヒドなめし剤の
欠点を持たずに上記の長所を失わないなめし剤を発見す
るという課題がある。
ルタルアルデヒドを用い、また変性した形で使用するな
めし法にはこのように欠点が存在し、これはその長所、
例えば環境的に比較的問題が少ない利点の一部を相殺し
てしまう。したがって、従来のジアルデヒドなめし剤の
欠点を持たずに上記の長所を失わないなめし剤を発見す
るという課題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるなめし剤
は、この課題を十分に解決できることを発見した。
は、この課題を十分に解決できることを発見した。
【0009】本発明によるなめし剤GMは、式I: O=CH−(CH2)r−HC=O (I) 〔式中、rは2〜8の整数を表す〕で必要ならば失活し
た形で装入するω,ω’−ジアルデヒドと、ヒドロキシ
ル基を有し重合可能なビニルカルボン酸およびヒドロキ
シル基を有し重合可能なビニルモノマーとから構成され
る共重合体Pとの組み合わせから成る。有利には、重合
体Pは、 a)式II: R2HC=C(R1)−COOH (II) 〔式中、R1は水素、メチルまたは基−CH2COOH、
R2は水素、メチル、フェニルまたは基−COOHを表
し、ただし1分子中に2個以上のカルボキシル基は存在
しない〕のモノマー、または式II−A:
た形で装入するω,ω’−ジアルデヒドと、ヒドロキシ
ル基を有し重合可能なビニルカルボン酸およびヒドロキ
シル基を有し重合可能なビニルモノマーとから構成され
る共重合体Pとの組み合わせから成る。有利には、重合
体Pは、 a)式II: R2HC=C(R1)−COOH (II) 〔式中、R1は水素、メチルまたは基−CH2COOH、
R2は水素、メチル、フェニルまたは基−COOHを表
し、ただし1分子中に2個以上のカルボキシル基は存在
しない〕のモノマー、または式II−A:
【0010】
【化6】
【0011】〔式中、Aは基:
【0012】
【化7】
【0013】または基:
【0014】
【化8】
【0015】を表す〕であって、これらは水の存在でカ
ルボキシル基を形成できる1種またはそれ以上のモノマ
ー95〜0重量%、有利には90〜50重量%、および b)式III:
ルボキシル基を形成できる1種またはそれ以上のモノマ
ー95〜0重量%、有利には90〜50重量%、および b)式III:
【0016】
【化9】
【0017】〔式中、R3は水素またはメチル、および
R4は少なくとも1個のヒドロキシル基で置換されてお
り炭素原子1〜12個を有するアルキル基またはシクロ
アルキル基を表す〕のヒドロキシル基を有する1種また
はそれ以上のモノマー0〜90重量%、有利には10〜
50重量%、および c)式IV:
R4は少なくとも1個のヒドロキシル基で置換されてお
り炭素原子1〜12個を有するアルキル基またはシクロ
アルキル基を表す〕のヒドロキシル基を有する1種また
はそれ以上のモノマー0〜90重量%、有利には10〜
50重量%、および c)式IV:
【0018】
【化10】
【0019】〔式中、R5は炭素原子1〜2個を有する
アルキル基を表す〕の1種またはそれ以上のモノマー0
〜100重量%、有利には10〜50重量%、ならびに d)式V:
アルキル基を表す〕の1種またはそれ以上のモノマー0
〜100重量%、有利には10〜50重量%、ならびに d)式V:
【0020】
【化11】
【0021】〔式中、R’3は水素またはメチル、およ
びR6は必要ならば環状であり、炭素原子1〜12個、
有利には1〜8個を有するアルキル基を表す〕の一種あ
るいは数種のモノマー0〜80重量%、有利には0〜5
0重量%から構成される。
びR6は必要ならば環状であり、炭素原子1〜12個、
有利には1〜8個を有するアルキル基を表す〕の一種あ
るいは数種のモノマー0〜80重量%、有利には0〜5
0重量%から構成される。
【0022】P中の成分a)〜c)の総和は、通常10
0重量%である。
0重量%である。
【0023】一般には、ヒドロキシル基を有し、あるい
はこれを重合に類似した反応で加水分解して遊離させ得
る式IIIおよびIVのモノマーの割合は、重合体Pに
対して100〜5重量%である。
はこれを重合に類似した反応で加水分解して遊離させ得
る式IIIおよびIVのモノマーの割合は、重合体Pに
対して100〜5重量%である。
【0024】なめし剤GM中で、なめし活性の式Iの
ω,ω’−ジアルデヒドと重合体Pとの比は、通常1:
4〜4:1重量部である。
ω,ω’−ジアルデヒドと重合体Pとの比は、通常1:
4〜4:1重量部である。
【0025】均等ななめし作用を示すために用いられる
式Iのアルデヒドの部分的な不活性化は、重合体Pのヒ
ドロキシル官能自身によっても可能であるが、しかしこ
れは1種またはそれ以上のアルコール、有利には水溶性
アルコールを加えると強化できる。
式Iのアルデヒドの部分的な不活性化は、重合体Pのヒ
ドロキシル官能自身によっても可能であるが、しかしこ
れは1種またはそれ以上のアルコール、有利には水溶性
アルコールを加えると強化できる。
【0026】この目的には、殊には多価アルコールであ
って、グリコール、グリセリン、ペンタエリスリトー
ル、ブチルグリコール、1,4−ブタンジオール、ポリ
エチレングリコール、ポリエチレンプロピレングリコー
ル、ならびに糖類および糖アルコール、例えばグルコー
ス、フルクトース、ソルビトールのグループから成るも
のが好適である。さらにヒドロキシカルボン酸、例えば
グリコール酸も好適である。
って、グリコール、グリセリン、ペンタエリスリトー
ル、ブチルグリコール、1,4−ブタンジオール、ポリ
エチレングリコール、ポリエチレンプロピレングリコー
ル、ならびに糖類および糖アルコール、例えばグルコー
ス、フルクトース、ソルビトールのグループから成るも
のが好適である。さらにヒドロキシカルボン酸、例えば
グリコール酸も好適である。
【0027】一般にこれらのアルコールは、式Iのアル
デヒドに対してモル比で0〜3.5、殊には1〜2モル
が用いられる。
デヒドに対してモル比で0〜3.5、殊には1〜2モル
が用いられる。
【0028】式Iのアルデヒドとしては、グルタルジア
ルデヒドが特に有利であり、その外にもスクシンジアル
デヒドも好適である。
ルデヒドが特に有利であり、その外にもスクシンジアル
デヒドも好適である。
【0029】式IIのモノマー化合物としては、殊には
(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸およびイタ
コン酸が該当し、必要ならば混合物も該当し、さらに式
II−Aの化合物としては、無水マレイン酸および無水
イタコン酸が該当する。式IIIのヒドロキシル基を有
するモノマーとしては、殊には末端OH基を有するもの
であって、ヒドロキシエチルアクリレートおよび−メタ
クリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレートおよ
び−メタクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレー
トおよび−メタクリレート、さらにはポリオールのモノ
アクリレートおよび−メタクリレート、例えばグリセリ
ンモノアクリレートおよび−メタクリレート、ネオペン
チルモノアクリレートおよび−メタクリレートである。
式IVの化合物としては、殊には酢酸ビニルおよびプロ
ピオン酸ビニルが該当する。式Vのモノマーとしては、
殊にはメチルメタクリレートおよびメタクリレート、エ
チルアクリレート、さらにはエチルヘキシルアクリレー
トおよびエチルヘキシルメタクリレートが該当する。
(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸およびイタ
コン酸が該当し、必要ならば混合物も該当し、さらに式
II−Aの化合物としては、無水マレイン酸および無水
イタコン酸が該当する。式IIIのヒドロキシル基を有
するモノマーとしては、殊には末端OH基を有するもの
であって、ヒドロキシエチルアクリレートおよび−メタ
クリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレートおよ
び−メタクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレー
トおよび−メタクリレート、さらにはポリオールのモノ
アクリレートおよび−メタクリレート、例えばグリセリ
ンモノアクリレートおよび−メタクリレート、ネオペン
チルモノアクリレートおよび−メタクリレートである。
式IVの化合物としては、殊には酢酸ビニルおよびプロ
ピオン酸ビニルが該当する。式Vのモノマーとしては、
殊にはメチルメタクリレートおよびメタクリレート、エ
チルアクリレート、さらにはエチルヘキシルアクリレー
トおよびエチルヘキシルメタクリレートが該当する。
【0030】有利には、本発明により使用される重合体
Pは、分子量1000〜50000、殊には5000g
/モル以下を有する。分子量の測定は、サイズ排除クロ
マトグラフィー(S.E.C)により行った(H.F.
Mark等、Encyclopedia of Pol
ymer Science & Engineerin
g,第2版、第10巻、1〜18頁、J.Wiley
1987;Ullmann’s Encycloped
ia of Industrial Chemistr
y, 第5版、第20A巻、653〜568頁、VCI
(1992)参照)。
Pは、分子量1000〜50000、殊には5000g
/モル以下を有する。分子量の測定は、サイズ排除クロ
マトグラフィー(S.E.C)により行った(H.F.
Mark等、Encyclopedia of Pol
ymer Science & Engineerin
g,第2版、第10巻、1〜18頁、J.Wiley
1987;Ullmann’s Encycloped
ia of Industrial Chemistr
y, 第5版、第20A巻、653〜568頁、VCI
(1992)参照)。
【0031】有利な水性配合物中では、なめし剤GMは
通常重合体P(乾燥重量)を10〜60重量%、有利に
は20〜40重量%有する。
通常重合体P(乾燥重量)を10〜60重量%、有利に
は20〜40重量%有する。
【0032】本発明によるなめし剤GMは、水性配合物
としてpH値0.5〜5、有利には2〜4を有する。
としてpH値0.5〜5、有利には2〜4を有する。
【0033】重合体Pの製造は、自体公知の方法で、式
I〜Vのモノマーのラジカル重合により希望する割合に
応じて行える(H.Rauch Puntigam,T
h,Voelker,Acryl− und Meth
acrylverbindungen,Springe
r Verlag 1968参照)。
I〜Vのモノマーのラジカル重合により希望する割合に
応じて行える(H.Rauch Puntigam,T
h,Voelker,Acryl− und Meth
acrylverbindungen,Springe
r Verlag 1968参照)。
【0034】親水性のモノマー(式IIならびにIII
のモノマー)が重合体P内に含まれているために、重合
の実施には溶液重合の形が推奨される。
のモノマー)が重合体P内に含まれているために、重合
の実施には溶液重合の形が推奨される。
【0035】これは水相中で水溶性の促進剤を加えて行
われ、その際一般にモノマーの濃度は25重量%以下と
するが、これは反応が発熱で進行するからである。分子
量を低下させるためには、有利には自体公知の分子量調
整剤、殊にはイオウ系調整剤、特殊な水溶性調整剤、例
えばメルカプトエタノールまたはチオグリコール酸また
は必要ならばアリルアルコールが使用できる。開始剤の
含有量は、一般にモノマーに対して0.01〜1重量%
の範囲である。開始剤として特に有利には、自体公知の
レドックス系、例えば重金属イオン、例えば鉄イオン
を、水溶性過−化合物(Perverbindunge
n)、例えば過酸化水素または過硫酸塩と組み合わせて
含むものがある。
われ、その際一般にモノマーの濃度は25重量%以下と
するが、これは反応が発熱で進行するからである。分子
量を低下させるためには、有利には自体公知の分子量調
整剤、殊にはイオウ系調整剤、特殊な水溶性調整剤、例
えばメルカプトエタノールまたはチオグリコール酸また
は必要ならばアリルアルコールが使用できる。開始剤の
含有量は、一般にモノマーに対して0.01〜1重量%
の範囲である。開始剤として特に有利には、自体公知の
レドックス系、例えば重金属イオン、例えば鉄イオン
を、水溶性過−化合物(Perverbindunge
n)、例えば過酸化水素または過硫酸塩と組み合わせて
含むものがある。
【0036】重合は、有利には2段レドックス・バッチ
重合として、好適な重合槽内で行うことができる。例え
ばモノマーの半分を水相中で必要ならば開始剤の還元性
の成分と一緒にして室温で装入し、その際基準として約
3〜3.5倍の水が使用できる。引き続き重合は過−化
合物、例えばペルヒドロール(過酸化水素)の30%水
溶液を添加して開始させる。その結果温度が例えば約8
0℃に上昇する。最高温度を過ぎた後に例えば約35℃
に冷却し、第2段の全装入物、通常はモノマーおよび調
整剤ならびに還元剤の残りの半分を加え、再び過−化合
物のほぼ同量を加えて反応を開始させ、これにより温度
は例えば85℃まで上昇する。最高温度に到達した後、
有利にはさらに1時間攪拌し、引き続き冷却する。有利
には反応製品は液体で、すなわち重合体Pを分離せずに
使用できる。
重合として、好適な重合槽内で行うことができる。例え
ばモノマーの半分を水相中で必要ならば開始剤の還元性
の成分と一緒にして室温で装入し、その際基準として約
3〜3.5倍の水が使用できる。引き続き重合は過−化
合物、例えばペルヒドロール(過酸化水素)の30%水
溶液を添加して開始させる。その結果温度が例えば約8
0℃に上昇する。最高温度を過ぎた後に例えば約35℃
に冷却し、第2段の全装入物、通常はモノマーおよび調
整剤ならびに還元剤の残りの半分を加え、再び過−化合
物のほぼ同量を加えて反応を開始させ、これにより温度
は例えば85℃まで上昇する。最高温度に到達した後、
有利にはさらに1時間攪拌し、引き続き冷却する。有利
には反応製品は液体で、すなわち重合体Pを分離せずに
使用できる。
【0037】なめしの実施 本発明は、さらに本発明によるなめし剤GMを使用する
なめし法にも関する。このためには、従来の技術を利用
して実施すると有利である。通常、なめしのための脱毛
皮から出発するが、これは水処理作業場での処理完了の
後に得られるものである(Kirk−Othmer,E
ncyclopedia of Chemcial T
echnology,第1版、第8巻、291〜296
頁、Interscience;Ullmanns E
ncyclopaedia der technisc
hen Chemie,第4版、第16巻、109〜1
47頁、Verlag Chemie参照)。ウエット
・ブルー、または塩保存の製品から出発できる。水処理
作業場は典型的には工程a)洗浄、b)水もどし、c)
石灰づけ、d)脱灰とベーチング、e)ピックルを含
む。容器としては、攪拌機付き槽、槽型機械またはなめ
し機械を使用する。例えば出発物質としては、米国特許
(US−A)第3986926号ならびに米国特許(U
S−A)第3966551号明細書の記載により製造さ
れた脱毛皮が用いられる。本発明による方法は、有利に
はピックルの形で行え、例えば牛脱毛皮の処理の場合で
ある。その際、膨潤性が低い酸、例えばぎ酸を用いて酸
性のpH範囲(最初の基準値はpH2.2〜2.5)に
調整した浴中にある皮に、本発明によるなめし剤GMを
加え、ある時間、例えば1夜の間好適な期間振とうしな
がら作用させる。通常、浴は脱毛皮重量に対して50〜
100%である。有利には、これに引き続き浴を炭酸水
素ナトリウムおよび亜硫酸水素ナトリウムを含む浴で例
えば2時間の間処理する。このようにして得られてシェ
ービングしたウエット・ホワイトは、自体公知の方法に
より後なめしができるが、これは例えば α)クロムなめし β)植物なめし γ)合成なめし による。
なめし法にも関する。このためには、従来の技術を利用
して実施すると有利である。通常、なめしのための脱毛
皮から出発するが、これは水処理作業場での処理完了の
後に得られるものである(Kirk−Othmer,E
ncyclopedia of Chemcial T
echnology,第1版、第8巻、291〜296
頁、Interscience;Ullmanns E
ncyclopaedia der technisc
hen Chemie,第4版、第16巻、109〜1
47頁、Verlag Chemie参照)。ウエット
・ブルー、または塩保存の製品から出発できる。水処理
作業場は典型的には工程a)洗浄、b)水もどし、c)
石灰づけ、d)脱灰とベーチング、e)ピックルを含
む。容器としては、攪拌機付き槽、槽型機械またはなめ
し機械を使用する。例えば出発物質としては、米国特許
(US−A)第3986926号ならびに米国特許(U
S−A)第3966551号明細書の記載により製造さ
れた脱毛皮が用いられる。本発明による方法は、有利に
はピックルの形で行え、例えば牛脱毛皮の処理の場合で
ある。その際、膨潤性が低い酸、例えばぎ酸を用いて酸
性のpH範囲(最初の基準値はpH2.2〜2.5)に
調整した浴中にある皮に、本発明によるなめし剤GMを
加え、ある時間、例えば1夜の間好適な期間振とうしな
がら作用させる。通常、浴は脱毛皮重量に対して50〜
100%である。有利には、これに引き続き浴を炭酸水
素ナトリウムおよび亜硫酸水素ナトリウムを含む浴で例
えば2時間の間処理する。このようにして得られてシェ
ービングしたウエット・ホワイトは、自体公知の方法に
より後なめしができるが、これは例えば α)クロムなめし β)植物なめし γ)合成なめし による。
【0038】引き続き行われる後なめし処理は、なめし
槽内での実施が推奨される。クロムを含まない前なめし
皮のクロム後なめしは、例えば以下の方法で行われる。
すなわち、製品、例えばシェービングをしたウエット・
ホワイトをクロムなめし浴−通常は皮の重量に対して1
50〜250%−で有利には例えば1夜処理する。典型
的な操作方法によると、この製品を例えばぎ酸を用いて
pH値約3.5に調整された浴内で短時間振とうし、引
き続きクロムなめし剤(基準として:Cr2O3約25
重量%、塩基度33重量%)を加えて再び約1/2時間
振とうする。次に例えば加脂剤(例えばスルホン酸アル
キル)を加え、再び約1時間振とうし、引き続き酸化マ
グネシウムで塩基性化し、3時間振とうする。引き続き
自体公知のクロムシンタン(Chromsyntan)
を加え、さらに約1/4時間振とうする。引き続き有利
には別の加脂剤(例えばスルフィン化天然油)を加え、
再び約120分間振とうする。通常pH4.0〜4.2
となっている浴を1夜放置し、その間に交互に振とうす
る(約2分間振とうし、30分間静止)。
槽内での実施が推奨される。クロムを含まない前なめし
皮のクロム後なめしは、例えば以下の方法で行われる。
すなわち、製品、例えばシェービングをしたウエット・
ホワイトをクロムなめし浴−通常は皮の重量に対して1
50〜250%−で有利には例えば1夜処理する。典型
的な操作方法によると、この製品を例えばぎ酸を用いて
pH値約3.5に調整された浴内で短時間振とうし、引
き続きクロムなめし剤(基準として:Cr2O3約25
重量%、塩基度33重量%)を加えて再び約1/2時間
振とうする。次に例えば加脂剤(例えばスルホン酸アル
キル)を加え、再び約1時間振とうし、引き続き酸化マ
グネシウムで塩基性化し、3時間振とうする。引き続き
自体公知のクロムシンタン(Chromsyntan)
を加え、さらに約1/4時間振とうする。引き続き有利
には別の加脂剤(例えばスルフィン化天然油)を加え、
再び約120分間振とうする。通常pH4.0〜4.2
となっている浴を1夜放置し、その間に交互に振とうす
る(約2分間振とうし、30分間静止)。
【0039】浴を分離した後、ほぼ同量の浴に先ずぎ酸
ナトリウム約2重量%を加え、20分間振とうした後に
炭酸水素ナトリウム約2重量%を加え、ほぼ1時間振と
うして中和し、これにより浴はpH値約5.5〜6.0
に達する。
ナトリウム約2重量%を加え、20分間振とうした後に
炭酸水素ナトリウム約2重量%を加え、ほぼ1時間振と
うして中和し、これにより浴はpH値約5.5〜6.0
に達する。
【0040】引き続き有利にはほぼ同じ浴量での加脂
(例えば天然または合成のスルホエステル誘導体を用い
て)を振とうしながら例えば1/2時間行う。最後に有
利には希薄ぎ酸を用い、約1/2時間振とうして定着さ
せる。
(例えば天然または合成のスルホエステル誘導体を用い
て)を振とうしながら例えば1/2時間行う。最後に有
利には希薄ぎ酸を用い、約1/2時間振とうして定着さ
せる。
【0041】浴分離の後、通例の方法で洗浄した後、皮
を台にかけ、平滑化し、乾燥させることができる。引き
続き通例の皮革仕上げ処理をする。クロムなめしの別の
方法は、例えばヘルフェルト(H.Herfeld,B
ibliothek desLeders,第3巻)に
より行うことができる。
を台にかけ、平滑化し、乾燥させることができる。引き
続き通例の皮革仕上げ処理をする。クロムなめしの別の
方法は、例えばヘルフェルト(H.Herfeld,B
ibliothek desLeders,第3巻)に
より行うことができる。
【0042】クロムを使わないで前なめしを行った皮の
植物後なめしは、例えば下記のようにして行うことがで
きる。材料、例えばシェービングしたウエット・ホワイ
トを先ず洗浄するが、これは例えば皮の重量の約300
%の浴量で、非イオン性湿潤剤および分散剤、例えばエ
トキシ化脂肪族アルコールを基としたものを含む浴中で
約20分間振とうする。浴分離の後、植物なめしを行
う。これには約100%の浴量で先ず一つのシステム、
例えばフェノール縮合生成物のグループからのものを加
えて約1/2時間振とうし、引き続き加脂剤、例えば直
鎖炭化水素のタイプのものを加えて約20分間振とうす
る。引き続き有利には植物なめし剤、例えばミモザなめ
し剤を皮の重量に対して基準として8重量%加え、あら
ためて長時間、例えば3時間以上振とうする。
植物後なめしは、例えば下記のようにして行うことがで
きる。材料、例えばシェービングしたウエット・ホワイ
トを先ず洗浄するが、これは例えば皮の重量の約300
%の浴量で、非イオン性湿潤剤および分散剤、例えばエ
トキシ化脂肪族アルコールを基としたものを含む浴中で
約20分間振とうする。浴分離の後、植物なめしを行
う。これには約100%の浴量で先ず一つのシステム、
例えばフェノール縮合生成物のグループからのものを加
えて約1/2時間振とうし、引き続き加脂剤、例えば直
鎖炭化水素のタイプのものを加えて約20分間振とうす
る。引き続き有利には植物なめし剤、例えばミモザなめ
し剤を皮の重量に対して基準として8重量%加え、あら
ためて長時間、例えば3時間以上振とうする。
【0043】再びシンタンを加えた後、さらに約1/2
時間振とうし、有利にはぎ酸を加えた後、先ず約1/2
時間連続的に、次に1夜断続的(約1分間振とうし、1
0分間静置)に振とうする。
時間振とうし、有利にはぎ酸を加えた後、先ず約1/2
時間連続的に、次に1夜断続的(約1分間振とうし、1
0分間静置)に振とうする。
【0044】浴分離の後、水で洗浄し、水を分離し、水
約150%(皮の重量に対して)中の中和なめし剤、例
えば有機酸の塩のグループからのものを加える。さらに
約3/4時間振とうするが、その際浴はpH範囲5.0
〜5.5にあり、その後浴を分離する。有利には引き続
き加脂を行い、これには例えばスルフィニル化油および
スルホコハク酸エステルからのグループの加脂剤を水約
150%(皮の重量に対して)中に装入することができ
る。次に通例のようにして、酸、例えばぎ酸を用いて約
1/2時間振とうして定着させ、ここで浴はpH3.5
〜3.7となる(前出のH.Herfeld,Bibl
iothek des Leders,第3巻参照)。
洗浄の後、クロムを含まない前なめしの処理法と同じよ
うにして処理できる。
約150%(皮の重量に対して)中の中和なめし剤、例
えば有機酸の塩のグループからのものを加える。さらに
約3/4時間振とうするが、その際浴はpH範囲5.0
〜5.5にあり、その後浴を分離する。有利には引き続
き加脂を行い、これには例えばスルフィニル化油および
スルホコハク酸エステルからのグループの加脂剤を水約
150%(皮の重量に対して)中に装入することができ
る。次に通例のようにして、酸、例えばぎ酸を用いて約
1/2時間振とうして定着させ、ここで浴はpH3.5
〜3.7となる(前出のH.Herfeld,Bibl
iothek des Leders,第3巻参照)。
洗浄の後、クロムを含まない前なめしの処理法と同じよ
うにして処理できる。
【0045】クロムを含まない前なめしを行った皮、例
えばウエット・ホワイトの合成後なめしの場合には、先
ず洗浄工程を植物後なめしと同じように前で行う。なめ
し工程は、同様に、すなわち先ず水約100%中に好適
なシンタン、例えばフェノール縮合生成物−基準として
皮重量に対して約4%−を加え、約30分間振とうし、
加脂剤を加え、比較的短時間、例えば20分間振とうす
る。引き続き、有利には振とうしながら1/2時間間隔
でさらに3部のシンタンを加え、シンタンの全含有量が
標準値の約22重量%(皮重量に対して)となるように
する。引き続き3時間、さらに1夜非連続的(ほぼ1分
間振とうし、20分間静置のペースで)に振とうする。
引き続き植物後なめしと同じようにして中和するが、追
加して例えばさらに5重量%のシンタンを加えて、その
際有利には約60分間振とうする。浴分離の後、植物な
めしと同じようにして処理できる。
えばウエット・ホワイトの合成後なめしの場合には、先
ず洗浄工程を植物後なめしと同じように前で行う。なめ
し工程は、同様に、すなわち先ず水約100%中に好適
なシンタン、例えばフェノール縮合生成物−基準として
皮重量に対して約4%−を加え、約30分間振とうし、
加脂剤を加え、比較的短時間、例えば20分間振とうす
る。引き続き、有利には振とうしながら1/2時間間隔
でさらに3部のシンタンを加え、シンタンの全含有量が
標準値の約22重量%(皮重量に対して)となるように
する。引き続き3時間、さらに1夜非連続的(ほぼ1分
間振とうし、20分間静置のペースで)に振とうする。
引き続き植物後なめしと同じようにして中和するが、追
加して例えばさらに5重量%のシンタンを加えて、その
際有利には約60分間振とうする。浴分離の後、植物な
めしと同じようにして処理できる。
【0046】有利な作用 本発明の方法の利点は、なかでも式Iのジアルデヒド、
殊にはグルタルジアルデヒドを、存在する有機的に結合
しているヒドロキシル基により、希望する程度に不活性
化し、これにより自己縮合を抑制する点にある。特に重
要な点は、ジアルデヒドを用いて導入する変性によりポ
リマーが皮の断面内に深く浸透し、これにより良好な充
填効果となる。さらに、引き続くクロム量が少ない後な
めしに、より均等なクロム分布が得られる。ポリマーP
の使用により、着色の均一性が改善され、シェービング
性が良くなる。
殊にはグルタルジアルデヒドを、存在する有機的に結合
しているヒドロキシル基により、希望する程度に不活性
化し、これにより自己縮合を抑制する点にある。特に重
要な点は、ジアルデヒドを用いて導入する変性によりポ
リマーが皮の断面内に深く浸透し、これにより良好な充
填効果となる。さらに、引き続くクロム量が少ない後な
めしに、より均等なクロム分布が得られる。ポリマーP
の使用により、着色の均一性が改善され、シェービング
性が良くなる。
【0047】
A.ポリマーPの製造 ポリマーP−1:アクリル酸および2−ヒドロキシエチ
ルアクリレートの重量比9:1を基とするポリマー。
ルアクリレートの重量比9:1を基とするポリマー。
【0048】ポリマーP−2:アクリル酸および2−ヒ
ドロキシエチルアクリレートの重量比8:2を基とする
ポリマー。
ドロキシエチルアクリレートの重量比8:2を基とする
ポリマー。
【0049】分子量約1200のポリマーP−1の製造
は、2工程のレドックス・バッチ法で行う。
は、2工程のレドックス・バッチ法で行う。
【0050】第1段の全量(水7.49kg、アクリル
酸2.097kg、2−ヒドロキシエチルアクリレート
0.233kg、メルカプトエタノール466gおよび
FeSO4の1%水溶液23g)を反応槽中に装入し、
室温でペルヒドロール(30%H2O2)585gを加え
て反応を開始させる。温度は80℃に上昇する。最高温
度を越した後35℃に冷却し、第2段の全量(アクリル
酸2.097kg、2−ヒドロキシエチルアクリレート
0.233kgおよびメルカプトエタノール466g)
を装入し、再びペルヒドロール585gを加えて反応を
開始させる。温度は85℃に上昇する。最高温度に達し
た後さらに1時間攪拌し、引き続き冷却する。ポリマー
Pが水相に得られ、これはそのまま使用できる。
酸2.097kg、2−ヒドロキシエチルアクリレート
0.233kg、メルカプトエタノール466gおよび
FeSO4の1%水溶液23g)を反応槽中に装入し、
室温でペルヒドロール(30%H2O2)585gを加え
て反応を開始させる。温度は80℃に上昇する。最高温
度を越した後35℃に冷却し、第2段の全量(アクリル
酸2.097kg、2−ヒドロキシエチルアクリレート
0.233kgおよびメルカプトエタノール466g)
を装入し、再びペルヒドロール585gを加えて反応を
開始させる。温度は85℃に上昇する。最高温度に達し
た後さらに1時間攪拌し、引き続き冷却する。ポリマー
Pが水相に得られ、これはそのまま使用できる。
【0051】ポリマーP−2の製造も同じようにして行
う。
う。
【0052】 第1表:ポリマーPの性質 ポリマー 乾燥物含有量(%) 粘度 pH P−1 40 <50mPas 4.0 P−2 40 <50mPas 3.8 B.なめし剤GMの製造 本発明によるなめし剤GMは、成分であるポリマーP、
式Iのアルデヒドおよび必要ならばアルーコールを混合
して、室温または50℃への短時間の加熱(pH3〜
4)により得られる。有利には、ポリマーPが重合によ
り生成した直後のものを使用する。試験したなめし剤G
Mの組成を表2に示す。
式Iのアルデヒドおよび必要ならばアルーコールを混合
して、室温または50℃への短時間の加熱(pH3〜
4)により得られる。有利には、ポリマーPが重合によ
り生成した直後のものを使用する。試験したなめし剤G
Mの組成を表2に示す。
【0053】
【表1】
【0054】C.なめし操作 例C−1:ウエット・ホワイトのなめし 出発物質:石灰づけおよび脱灰処理をした牛の脱毛皮、
厚さ:3.3〜3.5mm 下記のパーセントは、脱毛皮の重量に対する値である。
厚さ:3.3〜3.5mm 下記のパーセントは、脱毛皮の重量に対する値である。
【0055】 ピックル: 水、22℃ 50.0% 食塩 6.0% 10分間振とう +ぎ酸、85%、1:5に希釈 0.6% 90分間振とう 浴:pH2.2〜2.5 断面:ブロムクレゾールグリーンがかった黄色 +生成物GM−I〜GM−VI x % 90分間振とう 交互に:2分間振とう 5分間静置 全継続期間:1夜 浴:pH2.7〜3.2 +炭酸水素ナトリウム 0.5% 亜硫酸水素ナトリウム 0.2% 120分間振とう 浴:pH3.9〜4.4 浴分離 ウエット・ホワイトを台に掛け、乾燥し、シェービングする。
【0056】この削ったウエット・ホワイトは、3種類
の後なめしができる。
の後なめしができる。
【0057】−クロムなめし(例C−2) −植物なめし(例C−3) −合成なめし(例C−4) 例C−1a:クロムを含まない前なめし 出発物質:石灰づけおよび脱灰処理をした牛の脱毛皮、
厚さ:3.3〜3.5mm 下記のパーセントは、脱毛皮の重量に対する値である。
厚さ:3.3〜3.5mm 下記のパーセントは、脱毛皮の重量に対する値である。
【0058】 ピックル: 水、22℃ 50.0% 食塩 6.0% 10分間振とう +ぎ酸、85%、1:5に希釈 0.6% 90分間振とう 浴:pH2.2〜2.5 断面:ブロムクレゾールグリーンがかった黄色 +生成物GM−I〜GM−VI(表3参照) x % 90分間振とう 交互に:2分間振とう 5分間静置 全継続期間:1夜 浴:pH2.7〜3.2 +炭酸水素ナトリウム 0.5% 亜硫酸水素ナトリウム 0.2% 120分間振とう 浴:pH3.9〜4.4 浴分離 ウエット・ホワイトを台に掛け、乾燥し、シェービングする。
【0059】この削ったウエット・ホワイトは、3種類
の後なめしができる。
の後なめしができる。
【0060】−クロムなめし(例C−2) −植物なめし(例C−3) −合成なめし(例C−4) 例C−2:クロムなめし 皮の種類: 薄い甲革 出発物質:シェービングしたウエット・ホワイト:1.
4〜1.5mm 下記のパーセントは、シェービング皮の重量(Falz
gewicht)に対する値である なめし: 水、15℃ 200.0% ぎ酸、85%、1:3に希釈 0.3% 15分間振とう 浴:pH3.4〜3.6 +クロモザル(登録商標)B(Cr2O3 26%、塩基度33%) 7.0% 30分間振とう +加脂剤(クロモポル(登録商標) SG) 3.0% 60分間振とう +クロメノ・ベース(登録商標) FN 0.4% 240分間振とう +クロムシンタン(タネルコ(登録商標)) 4.0% 15分間振とう +加脂剤(クロモポル(登録商標) SG) 6.0% 120分間振とう 交互に:2分間振とう 30分間静置 全継続期間:1夜 浴:pH4.0〜4.2 浴分離。
4〜1.5mm 下記のパーセントは、シェービング皮の重量(Falz
gewicht)に対する値である なめし: 水、15℃ 200.0% ぎ酸、85%、1:3に希釈 0.3% 15分間振とう 浴:pH3.4〜3.6 +クロモザル(登録商標)B(Cr2O3 26%、塩基度33%) 7.0% 30分間振とう +加脂剤(クロモポル(登録商標) SG) 3.0% 60分間振とう +クロメノ・ベース(登録商標) FN 0.4% 240分間振とう +クロムシンタン(タネルコ(登録商標)) 4.0% 15分間振とう +加脂剤(クロモポル(登録商標) SG) 6.0% 120分間振とう 交互に:2分間振とう 30分間静置 全継続期間:1夜 浴:pH4.0〜4.2 浴分離。
【0061】 中和: 水、35℃ 200.0% ぎ酸ナトリウム 2.0% 20分間振とう +炭酸水素ナトリウム 2.0% 60分間振とう 浴:pH5.5〜6.0 浴分離。
【0062】 加脂: 水、50℃ 200.0% 加脂剤(コリポル(登録商標) MK) 12.0% 90分間振とう 定着: +ぎ酸、85%、1:3に希釈 1.5% 30分間振とう 浴分離 洗浄し、皮を台にかけ、乾燥させ、通例の仕上げ処理をする。
【0063】例C−2a:例C−1のクロムを含まない
前なめしを行った皮のクロム後なめし 皮の種類: 薄い甲革 出発物質: シェービングしたウエット・ホワイト、1.4〜1.5
mm 下記のパーセントは、シェービング皮の重量に対する値
である。
前なめしを行った皮のクロム後なめし 皮の種類: 薄い甲革 出発物質: シェービングしたウエット・ホワイト、1.4〜1.5
mm 下記のパーセントは、シェービング皮の重量に対する値
である。
【0064】 なめし: 水、25℃ 200.0% ぎ酸、85%、1:3に希釈 0.3% 15分間振とう 浴:pH3.4〜3.6 +クロモなめし剤(Cr2O3 25%、塩基度33%) 7.0% 30分間振とう +加脂剤、例えばスルホン酸アルキル 3.0% 60分間振とう +酸化マグネシウム 0.4% 240分間振とう +クロムシンタン、例えばクロム酸塩を含むフェノールスルホン酸縮合物 4.0% 15分間振とう +加脂剤、例えばスルフィニル化天然油 6.0% 120分間振とう 交互に:2分間振とう 30分間静置 全継続期間:1夜 浴:pH4.0〜4.2 浴分離。
【0065】 中和: 水、35℃ 200.0% ぎ酸ナトリウム 2.0% 20分間振とう +炭酸水素ナトリウム 2.0% 60分間振とう 浴:pH5.5〜6.0 浴分離。
【0066】 加脂: 水、50℃ 200.0% 加脂剤、例えば天然または合成のスルホエステル誘導物 12.0% 90分間振とう 定着: +ぎ酸、85%、1:3に希釈 1.5% 30分間振とう 浴分離 洗浄し、皮を台にかけ、乾燥させ、通例の仕上げ処理をする。
【0067】例C−3:植物なめし 皮の種類: 薄い甲革 出発物質: シェービングしたウエット・ホワイト:1.4〜1.5
mm 下記のパーセントは、シェービング皮の重量に対する値
である。
mm 下記のパーセントは、シェービング皮の重量に対する値
である。
【0068】 洗浄: 水、35℃ 300.0% 分散剤(テトラポル(登録商標) SAF) 0.3% 20分間振とう 浴分離 なめし: 水、35℃ 100.0% シンタン(タニガン(登録商標) QF) 4.0% 30分間振とう +加脂剤(クロモポル(登録商標) SG) 3.0% 20分間振とう +植物なめし剤(ミモザ) 8.0% 180分間振とう +シンタン(タニガン(登録商標) BN) 3.0% 30分間振とう +ぎ酸、85%、1:3に希釈 0.5% 30分間振とう 交互に:1分間振とう 10分間静置 全継続期間:1夜 浴分離。
【0069】 洗浄: 水、35℃ 300.0% 10分間振とう 浴分離 中和: 水、35℃ 150.0% 中和なめし剤(タニガン(登録商標) PAK) 3.0% 45分間振とう 浴:pH5.0〜5.5 浴分離。
【0070】 洗浄: 水、40℃ 300.0% 10分間振とう 浴分離 加脂: 水、55℃ 150.0% 加脂剤(コリポル(登録商標) MK) 18.0% 60分間振とう 定着: +ぎ酸、85%、1:3に希釈 2.0% 30分間振とう 浴:pH3.5〜3.7 浴分離 洗浄: 以後の処理は、A.の記載の通りに行う。
【0071】例C−3a:実施例C−1からのクロムを
含まない前なめし皮の植物なめし 皮の種類: 薄い甲革 出発物質: シェービングしたウエット・ホワイト:1.4〜1.5
mm 下記のパーセントは、シェービング皮の重量に対する値
である。
含まない前なめし皮の植物なめし 皮の種類: 薄い甲革 出発物質: シェービングしたウエット・ホワイト:1.4〜1.5
mm 下記のパーセントは、シェービング皮の重量に対する値
である。
【0072】 洗浄: 水、35℃ 300.0% 非イオン性湿潤剤および分散剤、エトキシ化脂肪族アルコール系 0.3% 20分間振とう 浴分離 なめし: 水、35℃ 100.0% シンタン、例えばフェノール縮合生成物 4.0% 30分間振とう +加脂剤、例えば直鎖炭化水素 3.0% 20分間振とう +植物なめし剤、例えばミモザ 8.0% 180分間振とう +シンタン、例えばフェノール縮合生成物 3.0% 30分間振とう +ぎ酸、85%、1:3に希釈 0.5% 30分間振とう 交互に:1分間振とう 10分間静置 全継続期間:1夜 浴分離。
【0073】 洗浄: 水、35℃ 300.0% 10分間振とう 浴分離 加脂: 水、55℃ 150.0% 加脂剤、例えばスルフィニル化油 8.0% 加脂剤、例えばスルホコハク酸エステル 10.0% 60分間振とう 定着: +ぎ酸、85%、1:3に希釈 2.0% 30分間振とう 浴:pH3.5〜3.7 浴分離 洗浄: 以後の処理は、C−2の記載の通りに行う。
【0074】例C−4:合成なめし 皮の種類: 薄い甲革 出発物質: シェービングしたウエット・ホワイト:1.4〜1.5
mm 下記のパーセントは、シェービング皮の重量に対する値
である。
mm 下記のパーセントは、シェービング皮の重量に対する値
である。
【0075】 洗浄: 水、35℃ 300.0% 分散剤(テトラポル(登録商標) SAF) 0.3% 20分間振とう 浴分離 なめし: 水、30℃ 100.0% シンタン(タニガン(登録商標) QF) 4.0% 30分間振とう +加脂剤(クロモポル(登録商標) SG) 3.0% 20分間振とう +シンタン(タニガン(登録商標) BN) 6.0% 30分間振とう +シンタン(タニガン(登録商標) BN) 6.0% 30分間振とう +シンタン(イルガタン(登録商標) FL) 6.0% 180分間振とう 交互に:1分間振とう 30分間静置 全継続期間:1夜 浴分離。
【0076】 洗浄: 水、35℃ 300.0% 10分間振とう 浴分離 中和: 水、35℃ 150.0% 中和なめし剤(タニガン(登録商標) PAK) 2.0% 30分間振とう +シンタン(イルガタン(登録商標) FL) 5.0% 60分間振とう 浴分離。
【0077】 洗浄: 水、50℃ 300.0% 10分間振とう 浴分離 加脂: 水、55℃ 150.0% 加脂剤(コリポル(登録商標) MK) 18.0% 60分間振とう 定着: +ぎ酸、85%、1:3に希釈 2.0% 30分間振とう 浴:pH3.5〜3.7 浴分離 洗浄: 以後の処理は、C−2の記載の通りに行う。
【0078】例C−4a:例C−1によるクロムを含ま
ない前なめし皮の合成後なめし 皮の種類: 薄い甲革 出発物質: 削ったウエット・ホワイト:1.4〜1.5mm 下記のパーセントは、シェービング皮の重量に対する値
である。
ない前なめし皮の合成後なめし 皮の種類: 薄い甲革 出発物質: 削ったウエット・ホワイト:1.4〜1.5mm 下記のパーセントは、シェービング皮の重量に対する値
である。
【0079】 洗浄: 水、35℃ 300.0% 非イオン性湿潤剤および分散剤、エトキシ化脂肪族アルコール系 0.3% 20分間振とう 浴分離 なめし: 水、30℃ 100.0% シンタン、例えばフェノール縮合生成物 4.0% 30分間振とう +加脂剤、例えば直鎖炭化水素 3.0% 20分間振とう +シンタン、例えばフェノール縮合生成物 6.0% 30分間振とう +シンタン、例えばフェノール縮合生成物 6.0% 30分間振とう +シンタン、例えばフェノール縮合生成物 6.0% 180分間振とう 交互に:1分間振とう 30分間静置 全継続期間:1夜 浴分離。
【0080】 洗浄: 水、35℃ 300.0% 10分間振とう 浴分離 中和: 水、35℃ 150.0% 中和なめし剤、例えば有機酸の塩 2.0% 30分間振とう +シンタン、例えばフェノール縮合生成物 5.0% 60分間振とう 浴分離。
【0081】 洗浄: 水、50℃ 300.0% 10分間振とう 浴分離 加脂: 水、55℃ 50.0% 加脂剤、例えばスルフィニル化油 8.0% 加脂剤、例えばスルホコハク酸エステル 10.0% 60分間振とう 定着: +ぎ酸、85%、1:3に希釈 2.0% 30分間振とう 浴:pH3.5〜3.7 浴分離 洗浄: 以後の処理は、C−2の記載の通りに行う。
【0082】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルトルート ヴィック ドイツ連邦共和国 ダルムシュタット ア ウミューレンヴェーク 36
Claims (7)
- 【請求項1】 なめしに有効な物質として、式I: 【化1】 〔式中、rは2〜8の整数を表す〕で必要ならば失活し
た形であるω,ω’−ジアルデヒドを含むなめし剤であ
って、なめし剤GMがヒドロキシル基を有する重合体P
を含み、これは a)式II R2HC=C(R1)=COOH (II) 〔式中、R1は水素、メチルまたは基−CH2COOH、 R2は水素、メチル、フェニルまたは基−COOHを表
し、ただし1分子中に2個以上のカルボキシル基は存在
しない〕のモノマー、または式II−A: 【化2】 〔式中、Aは基HC=CHまたは基H2C=C−CH2を
表す〕のモノマー95〜0重量%、および b)式III: 【化3】 〔式中、R3は水素またはメチル、およびR4は少なくと
も1個のヒドロキシル基で置換されており炭素原子1〜
12個を有するアルキル基またはシクロアルキル基を表
す〕のヒドロキシル基を有するモノマー0〜90重量
%、および c)式IV: 【化4】 〔式中、R5は炭素原子1〜2個を有するアルキル基を
表す〕のモノマー0〜100重量%、および d)式(V): 【化5】 〔式中、R’3は水素またはメチル、およびR6は必要な
らば環状であり炭素原子1〜12個を有するアルキル基
を表す〕のモノマー0〜80重量%から構成されている
ことを特徴とするなめし剤。 - 【請求項2】 式Iのなめしに有効であるω,ω’−ジ
アルデヒドの重合体Pに対する重量比がなめし剤中で
1:4ないし4:1である、請求項1に記載のなめし
剤。 - 【請求項3】 なめし剤がさらに1種またはそれ以上の
アルコールを含む、請求項1および2に記載のなめし
剤。 - 【請求項4】 アルコールがモル比で式Iのω,ω’−
ジアルデヒドに対し1〜2モルである、請求項3に記載
のなめし剤。 - 【請求項5】 なめし剤GMが水相中に存在し、重合体
Pの含有量(乾燥重量)が10〜60重量%である、請
求項1から4までのいずれか1項記載のなめし剤。 - 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか1項記載
のなめし剤GMを使用することを特徴とする、脱毛材料
からのなめし革の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1から4までのいずれか1項記載
のなめし剤GMを使用することを特徴とする、ピック
ル、なめしまたは後なめし方法。
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---|---|---|---|
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