JPH06212195A - ドライクリーニング用溶剤 - Google Patents
ドライクリーニング用溶剤Info
- Publication number
- JPH06212195A JPH06212195A JP2315093A JP2315093A JPH06212195A JP H06212195 A JPH06212195 A JP H06212195A JP 2315093 A JP2315093 A JP 2315093A JP 2315093 A JP2315093 A JP 2315093A JP H06212195 A JPH06212195 A JP H06212195A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solvent
- dry cleaning
- diethyl carbonate
- environmental problems
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06L—DRY-CLEANING, WASHING OR BLEACHING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR MADE-UP FIBROUS GOODS; BLEACHING LEATHER OR FURS
- D06L1/00—Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods
- D06L1/02—Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods using organic solvents
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オゾン層の破壊、等の環境問題を克服するこ
とができ、各種衣料を実質的に損傷せず、衣料の汚れ成
分に対する洗浄力の優れた溶剤を提供する。 【構成】 炭酸ジエチルを主成分とするドライクリーニ
ング用溶剤。
とができ、各種衣料を実質的に損傷せず、衣料の汚れ成
分に対する洗浄力の優れた溶剤を提供する。 【構成】 炭酸ジエチルを主成分とするドライクリーニ
ング用溶剤。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はドライクリーニング用溶
剤に関する。さらに詳細には、洗浄力に優れ環境汚染の
心配のないドライクリーニング用溶剤に関する。
剤に関する。さらに詳細には、洗浄力に優れ環境汚染の
心配のないドライクリーニング用溶剤に関する。
【０００２】
【従来の技術及び課題】従来、ドライクリーニング用溶
剤としては、トリクロロエチレンやパークロロエチレ
ン、トリクロロトリフルオロメタンが採用されてきた。
しかし、トリクロロエチレンは脱脂力が強すぎることか
ら現在は用いられていない。
剤としては、トリクロロエチレンやパークロロエチレ
ン、トリクロロトリフルオロメタンが採用されてきた。
しかし、トリクロロエチレンは脱脂力が強すぎることか
ら現在は用いられていない。
【０００３】パークロロエチレンは脱脂力が温和な上に
ケロシンよりは極性も強いので親水性汚れに対しても弱
いながら効力はある。フロンは温和な溶解性、低温での
速乾性、等の優れた特性がある。
ケロシンよりは極性も強いので親水性汚れに対しても弱
いながら効力はある。フロンは温和な溶解性、低温での
速乾性、等の優れた特性がある。
【０００４】しかし、最近になって自然界に排出された
これらの溶剤による環境問題が深刻化し、厳しい規制が
予想され、関係業界は対応に苦慮している。特にフロン
はオゾン層を破壊するものとしてその使用は深刻な問題
を提起している。そこでこれらの溶剤の代替品を開発す
ることは極めて重要な課題となっている。
これらの溶剤による環境問題が深刻化し、厳しい規制が
予想され、関係業界は対応に苦慮している。特にフロン
はオゾン層を破壊するものとしてその使用は深刻な問題
を提起している。そこでこれらの溶剤の代替品を開発す
ることは極めて重要な課題となっている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明はその課題を解決
したものである。すなわち本発明は、炭酸ジエチルを主
成分とすることを特徴とするドライクリーニング用溶剤
である。
したものである。すなわち本発明は、炭酸ジエチルを主
成分とすることを特徴とするドライクリーニング用溶剤
である。
【０００６】本発明で用いる炭酸ジエチルは、その構造
上、安全であり、分解したときに炭酸ガス、水等の無害
な物質を生成するだけで、オゾン層の破壊等の環境問題
を生じることがないという利点を有する。
上、安全であり、分解したときに炭酸ガス、水等の無害
な物質を生成するだけで、オゾン層の破壊等の環境問題
を生じることがないという利点を有する。
【０００７】また、繊維等に悪い影響を与えず、衣服の
汚れ成分に対する洗浄力に優れ、残留溶剤中の汚れ成分
による逆汚染が少ないものである。炭酸ジエチルは市販
品をそのまま用いてもよく、また洗浄、吸着またはそれ
らの組合せ、等により適宜精製することもできる。
汚れ成分に対する洗浄力に優れ、残留溶剤中の汚れ成分
による逆汚染が少ないものである。炭酸ジエチルは市販
品をそのまま用いてもよく、また洗浄、吸着またはそれ
らの組合せ、等により適宜精製することもできる。
【０００８】本発明のドライクリーニング用溶剤は炭酸
ジエチル単独でもよいが、目的に応じ他の溶剤と混合し
て使用することもできる。
ジエチル単独でもよいが、目的に応じ他の溶剤と混合し
て使用することもできる。
【０００９】他の有機溶剤としては、水、メタノール、
エタノール、イソプロパノール等で例示されるアルコー
ル、ニトロメタン、ニトロエタン、アセトニトリル、ア
セトン、等の一般的な有機溶剤があげられる。
エタノール、イソプロパノール等で例示されるアルコー
ル、ニトロメタン、ニトロエタン、アセトニトリル、ア
セトン、等の一般的な有機溶剤があげられる。
【００１０】また、目的によっては従来のドライクリー
ニング用溶剤を混合することもできる。また、高級アル
コール系、ＡＢＳ系の各種アルキロールアミン塩、アン
モニウム塩、脂肪酸アルキロールアミド、ソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン系非イオン界面活性
剤の低モル数重合付加物、等で例示される各種のドライ
クリーニング用の界面活性剤を添加することができる。
ニング用溶剤を混合することもできる。また、高級アル
コール系、ＡＢＳ系の各種アルキロールアミン塩、アン
モニウム塩、脂肪酸アルキロールアミド、ソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン系非イオン界面活性
剤の低モル数重合付加物、等で例示される各種のドライ
クリーニング用の界面活性剤を添加することができる。
【００１１】さらに、安定剤、等の各種の添加剤を混合
することができる。
することができる。
【００１２】
実施例 洗濯槽に炭酸ジエチルを溶剤として入れ、次いで、牛油
で汚染された試験布を入れて常温で洗浄した。次いで、
洗濯槽から出た試験布を遠心分離機にかけて溶剤を振り
切り、風乾して仕上がりとした。得られた試験布の反射
率で表した洗浄性、さらに強度（縦方向Ｋｇ）を測定し
た。その結果を次表に示す。
で汚染された試験布を入れて常温で洗浄した。次いで、
洗濯槽から出た試験布を遠心分離機にかけて溶剤を振り
切り、風乾して仕上がりとした。得られた試験布の反射
率で表した洗浄性、さらに強度（縦方向Ｋｇ）を測定し
た。その結果を次表に示す。
【００１３】
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、溶剤として用いる炭酸
ジエチルは、その構造上安全であり、分解したときに炭
酸ガス、水等の無害な物質を生成するだけで、オゾン層
の破壊等の環境問題を生じることがないという利点を有
する。
ジエチルは、その構造上安全であり、分解したときに炭
酸ガス、水等の無害な物質を生成するだけで、オゾン層
の破壊等の環境問題を生じることがないという利点を有
する。
【００１５】また、繊維等に悪い影響を与えず、衣服の
汚れ成分に対する洗浄力に優れるという利点を有する。
汚れ成分に対する洗浄力に優れるという利点を有する。
Claims (1)
- 【請求項１】 炭酸ジエチルを主成分とすることを特徴
とするドライクリーニング用溶剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2315093A JPH06212195A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | ドライクリーニング用溶剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2315093A JPH06212195A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | ドライクリーニング用溶剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06212195A true JPH06212195A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12102555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2315093A Pending JPH06212195A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | ドライクリーニング用溶剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06212195A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022145937A1 (en) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | Lg Electronics Inc. | Detergent composition for liquid carbon dioxide base cleaning |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP2315093A patent/JPH06212195A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022145937A1 (en) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | Lg Electronics Inc. | Detergent composition for liquid carbon dioxide base cleaning |
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