JPH06212027A - 防炎性を有するゴムタイル - Google Patents
防炎性を有するゴムタイルInfo
- Publication number
- JPH06212027A JPH06212027A JP3725193A JP3725193A JPH06212027A JP H06212027 A JPH06212027 A JP H06212027A JP 3725193 A JP3725193 A JP 3725193A JP 3725193 A JP3725193 A JP 3725193A JP H06212027 A JPH06212027 A JP H06212027A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- weight
- approximately
- hard clay
- tile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ゴム用の充てん剤であるハードクレーを使用
して、有毒ガスの発生も無く、低コストの防炎性を有す
るゴムタイルを可能とする。 【構成】 天然ゴム又は合成ゴムに対して、粒度分布2
μ以下の板状結晶で、Al2O3を20〜50%含有す
るハードクレーを添加し、高温高圧でプレス成型するこ
とにより、ゴムタイル表面が平滑な焼結した状態にな
り、自己消火性の向上をはかる。
して、有毒ガスの発生も無く、低コストの防炎性を有す
るゴムタイルを可能とする。 【構成】 天然ゴム又は合成ゴムに対して、粒度分布2
μ以下の板状結晶で、Al2O3を20〜50%含有す
るハードクレーを添加し、高温高圧でプレス成型するこ
とにより、ゴムタイル表面が平滑な焼結した状態にな
り、自己消火性の向上をはかる。
Description
【産業上の利用分野】学校、病院、駅等の各種施設にお
いて、床材に塩ビ等の熱可塑性樹脂を使用したタイル
は、タバコの投げ捨てによりタイル表面が溶けて穴があ
いた状態となり貼り替えが必要となるが、本発明のゴム
タイルを使用した場合は、防炎性能によりタイル表面の
平滑性が保たれ、各種施設の床材として使用される。
いて、床材に塩ビ等の熱可塑性樹脂を使用したタイル
は、タバコの投げ捨てによりタイル表面が溶けて穴があ
いた状態となり貼り替えが必要となるが、本発明のゴム
タイルを使用した場合は、防炎性能によりタイル表面の
平滑性が保たれ、各種施設の床材として使用される。
【従来の技術】ゴムタイルに防炎性を付与するために
は、従来、ハロゲン化合物、アンチモン化合物、リン化
合物などを添加しているが、これらの薬品は有毒性のも
のが多く、かつ高価であるため実用的に問題がある。
は、従来、ハロゲン化合物、アンチモン化合物、リン化
合物などを添加しているが、これらの薬品は有毒性のも
のが多く、かつ高価であるため実用的に問題がある。
【発明が解決しようとする課題】本発明では、ゴム中に
ハロゲン化合物、アンチモン化合物、リン化合物を添加
した素材で構成されるゴムタイルを、各種公共施設に使
用した場合、火災の際に多量の黒煙や有毒ガスの発生が
考慮されることと、この種の薬品をゴムタイルに使用し
た場合、床材としてのゴムタイルのもつ本来の機能であ
る耐摩耗性、耐水性、寸法精度、表面硬度等が確立でき
ない。
ハロゲン化合物、アンチモン化合物、リン化合物を添加
した素材で構成されるゴムタイルを、各種公共施設に使
用した場合、火災の際に多量の黒煙や有毒ガスの発生が
考慮されることと、この種の薬品をゴムタイルに使用し
た場合、床材としてのゴムタイルのもつ本来の機能であ
る耐摩耗性、耐水性、寸法精度、表面硬度等が確立でき
ない。
【課題を解決するための手段】本発明では、従来の問題
点を解決するための手段として、ゴム用の充填材として
一般的に使用される安価なクレー系のなかで、Al2O
3を20〜50%含有す板状結晶構造のハードクレーを
ゴム中に添加し、高温高圧でプレス成型することによ
り、ゴムタイル表面が平滑な焼結した状態になり、自己
消火性の向上をはかる。
点を解決するための手段として、ゴム用の充填材として
一般的に使用される安価なクレー系のなかで、Al2O
3を20〜50%含有す板状結晶構造のハードクレーを
ゴム中に添加し、高温高圧でプレス成型することによ
り、ゴムタイル表面が平滑な焼結した状態になり、自己
消火性の向上をはかる。
【作用】本発明で使用されるハードクレーを添加してな
るゴムタイルは、表面が平滑で高硬度な状態になること
により、可燃性の低下、発火温度の上昇、着火時間の遅
延、燃焼時の有毒ガスの発生がない効果がある。
るゴムタイルは、表面が平滑で高硬度な状態になること
により、可燃性の低下、発火温度の上昇、着火時間の遅
延、燃焼時の有毒ガスの発生がない効果がある。
【実施例】以下本発明における使用薬品、配合例及び諸
物性を具体的に述べると、ゴムは、天然ゴム、スチレン
ブタジエンゴム、ポリクロロプレンゴム、ポリブタジエ
ンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、エチレンプ
ロピレンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴムが
使用可能であり、添加される充填剤についてハードクレ
ーは、ハード・トップ・クレー(白石カルシウム(株)
製 Al2O3含有量33.8%)、デキシー・クレー
(R.T.Vanderbilt(米)製 Al2O3
含有量39.5%)、シルカライト(竹原化学工業
(株)製 平均粒径1.5μ、Al2O3含有量24.
43%)、ハイジライト(GeorgiaKaolin
(米) 平均粒径0.55μ Al2O3含有量38.
38%)が使用可能であり、炭酸カルシウムは軽微性炭
酸カルシウム、脂肪酸処理炭酸カルシウム、樹脂酸処理
炭酸カルシウム、リグニン処理炭酸カルシウム、特殊炭
酸カルシウム(MgOを19%含有)が使用可能であ
り、シリカ系充填剤は、ニプシールVN3(日本シリカ
(株)製 SiO2含有量93〜94%)、トクシール
GU(徳山ソーダ(株)製 SiO2含有量83〜88
%)、ソーレックスCM(徳山ソーダ(株)製 SiO
2含有量50〜55%)、シルモスT(白石工業(株)
製 SiO2含有量57.5%)が使用可能である。次
に本発明における配合実施例及び諸物性について説明す
る。 実施例1 第1表に示す割合のRSS#3とスチレンブタジエンゴ
ムとポリブタジエンゴムとハードクレーと脂肪酸処理炭
酸カルシウムとシリカ系充填剤とその他薬品とを混練
し、得られた混合物を80〜100℃の熱ロールで数分
間素練したあと3mm厚さにシーティングした練りもの
を金型内に装入し、80kg/cm2加圧下に160〜
170℃に加熱し、10〜12分間プレスして諸物性用
のサンプルを作成する。 実施例2 第2表に示す割合のエアードライとスチレンブタジエン
ゴムとハードクレー2種類と特殊炭酸カルシウムとシリ
カ系充填剤とその他薬品とを混練し、得られた混合部を
80〜100℃の熱ロールで数分間素練したあと3mm
厚さにシーティングした練りものを金型内に装入し、5
0〜60kg/cm2加圧下に150〜160℃に加熱
し、13〜15分間プレスして諸物性用のサンプルを作
成する。
物性を具体的に述べると、ゴムは、天然ゴム、スチレン
ブタジエンゴム、ポリクロロプレンゴム、ポリブタジエ
ンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、エチレンプ
ロピレンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴムが
使用可能であり、添加される充填剤についてハードクレ
ーは、ハード・トップ・クレー(白石カルシウム(株)
製 Al2O3含有量33.8%)、デキシー・クレー
(R.T.Vanderbilt(米)製 Al2O3
含有量39.5%)、シルカライト(竹原化学工業
(株)製 平均粒径1.5μ、Al2O3含有量24.
43%)、ハイジライト(GeorgiaKaolin
(米) 平均粒径0.55μ Al2O3含有量38.
38%)が使用可能であり、炭酸カルシウムは軽微性炭
酸カルシウム、脂肪酸処理炭酸カルシウム、樹脂酸処理
炭酸カルシウム、リグニン処理炭酸カルシウム、特殊炭
酸カルシウム(MgOを19%含有)が使用可能であ
り、シリカ系充填剤は、ニプシールVN3(日本シリカ
(株)製 SiO2含有量93〜94%)、トクシール
GU(徳山ソーダ(株)製 SiO2含有量83〜88
%)、ソーレックスCM(徳山ソーダ(株)製 SiO
2含有量50〜55%)、シルモスT(白石工業(株)
製 SiO2含有量57.5%)が使用可能である。次
に本発明における配合実施例及び諸物性について説明す
る。 実施例1 第1表に示す割合のRSS#3とスチレンブタジエンゴ
ムとポリブタジエンゴムとハードクレーと脂肪酸処理炭
酸カルシウムとシリカ系充填剤とその他薬品とを混練
し、得られた混合物を80〜100℃の熱ロールで数分
間素練したあと3mm厚さにシーティングした練りもの
を金型内に装入し、80kg/cm2加圧下に160〜
170℃に加熱し、10〜12分間プレスして諸物性用
のサンプルを作成する。 実施例2 第2表に示す割合のエアードライとスチレンブタジエン
ゴムとハードクレー2種類と特殊炭酸カルシウムとシリ
カ系充填剤とその他薬品とを混練し、得られた混合部を
80〜100℃の熱ロールで数分間素練したあと3mm
厚さにシーティングした練りものを金型内に装入し、5
0〜60kg/cm2加圧下に150〜160℃に加熱
し、13〜15分間プレスして諸物性用のサンプルを作
成する。
【発明の効果】本発明の効果としては、ゴムの添加剤と
して一般的に使用される安価なハードクレーをゴムタイ
ルの添加剤として使用し、高温高圧でプレス成型するこ
とにより、床材の基本特性を有する防炎性ゴムタイルを
可能とし、熱可塑性樹脂を使用したタイルのようにタバ
コの投げ捨てによる表面がケロイド状態にならなく、タ
イルの張り替え費用もかからず、有毒ガスの発生もない
防炎性を有するゴムタイルである。
して一般的に使用される安価なハードクレーをゴムタイ
ルの添加剤として使用し、高温高圧でプレス成型するこ
とにより、床材の基本特性を有する防炎性ゴムタイルを
可能とし、熱可塑性樹脂を使用したタイルのようにタバ
コの投げ捨てによる表面がケロイド状態にならなく、タ
イルの張り替え費用もかからず、有毒ガスの発生もない
防炎性を有するゴムタイルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 15/10 103 7805−2E
Claims (1)
- 天然ゴム又は合成ゴム10〜40重量%に対して、ハー
ドクレー50〜20重量%、炭酸カルシウム20重量%
前後、シリカ系充填剤10重量%前後、その他加硫剤等
10重量%前後からなる未加硫ゴムシートを、ホットプ
レス成型機で温度130〜180℃、単位面積圧力30
〜100kgf/cm2の条件下で加硫すると、ハード
クレー中の含有率20〜50%のAl2O3と粒度分布
2μ以下の板状結晶構造両者の作用により、ゴムタイル
表面が高硬度で平滑な焼結した状態となり防炎性能を有
する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3725193A JPH06212027A (ja) | 1993-01-16 | 1993-01-16 | 防炎性を有するゴムタイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3725193A JPH06212027A (ja) | 1993-01-16 | 1993-01-16 | 防炎性を有するゴムタイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06212027A true JPH06212027A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12492426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3725193A Pending JPH06212027A (ja) | 1993-01-16 | 1993-01-16 | 防炎性を有するゴムタイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06212027A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102852314A (zh) * | 2011-06-30 | 2013-01-02 | 上海大巨龙蓬盖新材料有限公司 | 一种橡胶撒花卷材地板的制造方法 |
CN109265760A (zh) * | 2018-07-27 | 2019-01-25 | 浙江建达塑料制品有限公司 | 一种高档地毯垫及其制备方法 |
CN110054811A (zh) * | 2019-03-11 | 2019-07-26 | 常州瑞坦商贸有限公司 | 一种橡胶耐磨地板 |
-
1993
- 1993-01-16 JP JP3725193A patent/JPH06212027A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102852314A (zh) * | 2011-06-30 | 2013-01-02 | 上海大巨龙蓬盖新材料有限公司 | 一种橡胶撒花卷材地板的制造方法 |
CN109265760A (zh) * | 2018-07-27 | 2019-01-25 | 浙江建达塑料制品有限公司 | 一种高档地毯垫及其制备方法 |
CN110054811A (zh) * | 2019-03-11 | 2019-07-26 | 常州瑞坦商贸有限公司 | 一种橡胶耐磨地板 |
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