JPH06211898A - 神経α−カテニン - Google Patents

神経α−カテニン

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JPH06211898A
JPH06211898A JP4358026A JP35802692A JPH06211898A JP H06211898 A JPH06211898 A JP H06211898A JP 4358026 A JP4358026 A JP 4358026A JP 35802692 A JP35802692 A JP 35802692A JP H06211898 A JPH06211898 A JP H06211898A
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catenin
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JP4358026A
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Shinji Hirano
伸二 平野
Naomi Kimoto
尚実 木本
Yutaka Shimoyama
豊 下山
Akio Hirohashi
説雄 廣橋
Masatoshi Takeichi
雅俊 竹市
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Takara Shuzo Co Ltd
Original Assignee
Takara Shuzo Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/705Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細胞間接着機能に関与する新規なカテニン、
それをコードする遺伝子、及びその使用方法等を提供す
る。 【構成】 神経α−カテニン(Neuralα−Catenin)。そ
れをコードする遺伝子。該遺伝子にハイブリダイズ可能
な遺伝子。これら遺伝子を用いて遺伝子工学的方法によ
り製造する神経α−カテニンの製造方法。前記遺伝子を
用いる細胞接着機能の調節方法。該神経α−カテニンを
特異的に認識することができる抗体。該神経α−カテニ
ンの906個のアミノ酸配列、該遺伝子の長さ、制限酵
素地図も決定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細胞間接着機能に関与
する新規な神経α−カテニン、及び該物質をコードする
遺伝子及びその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カドヘリンは細胞膜貫通ドメインを有す
る細胞−細胞間接着レセプターであり、せきつい動物の
形態形成に必要不可欠な機能タンパク質である〔M.タ
ケイチ(M.Takeichi) 、サイエンス(Science)、第2
51巻、第1451〜1455頁(1991)〕。カド
ヘリンは、細胞と細胞との結合部においてアクチン線維
と共に存在し、その機能は細胞内タンパク質により制御
されていると考えられている〔A.ナガフチ(A.Naga
fuchi)ら、ジ エンボ ジャーナル(The EMBO Journa
l) 、第7巻、第3679〜3684頁(198
8)〕。カドヘリンの機能を制御する物質の中でカドヘ
リンの細胞内ドメインと直接結合するカテニンと総称さ
れるタンパク質が知られている〔A.ナガフチら、セル
レギュレーション(Cell Regulation)、第1巻、第3
7〜44頁(1989)〕。カテニンとの結合部位を欠
失したカドヘリンは細胞外領域に出たとしても細胞・細
胞間接着機能を発揮できない。すなわち、カテニンはカ
ドヘリンの機能に重要な役割を果していると考えられて
いる。カテニンは電気泳動上の移動度からα、β、γの
3種に分類される〔M.オザワ(M.Ozawa)ら、ジ エ
ンボ ジャーナル、第8巻、第1711〜1717頁
(1989)〕。このうちα−カテニンはEカドヘリン
と連結する分子として同定されている〔A.ナガフチ
ら、セル(Cell) 、第65巻、第849〜857頁(1
991)〕。しかしながらα−カテニンはカドヘリンの
別の分子種であるNカドヘリンやPカドヘリンなどとも
相互作用できると考えられている。さまざまな胚組織に
α−カテニンは発現しているが、胚発生過程の脳組織に
おいてはα−カテニンの発現量は低いことがわかってい
る〔A.ナガフチら、セル、第65巻、第849〜85
7頁(1991)〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな胚発生過程の脳組織、及びそれに類する神経組織に
おいて、α−カテニン以外にカドヘリン機能を調節して
いるタンパク質はいまだ特定されておらず、その詳細な
性質もいまだ解明されていない。本発明の目的は、脳を
含む神経組織において多量に発現しているカテニンを単
離し、該物質、及び該物質をコードする遺伝子、該物質
の遺伝子工学的製造方法、該遺伝子の利用方法、及び該
物質を特異的に認識することができる抗体を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明の第1の発明は神経α−カテニンに関する。本発明
の第2の発明は神経α−カテニンに関し、アミノ酸配列
が配列表の配列番号1で表されることを特徴とする。本
発明の第3の発明は遺伝子に関し、本発明の第1又は第
2の発明の神経α−カテニンをコードすることを特徴と
する。本発明の第4の発明は遺伝子に関し、本発明の第
3の発明の遺伝子にハイブリダイズ可能であることを特
徴とする。本発明の第5の発明は神経α−カテニンの製
造方法に関し、本発明の第3又は第4の発明の遺伝子を
導入した形質転換細胞を培養し、該培養物から神経α−
カテニンを採取することを特徴とする。本発明の第6の
発明は細胞接着機能の調節方法に関し、本発明の第3又
は第4の発明の遺伝子を用いることを特徴とする。本発
明の第7の発明は抗体に関し、本発明の第1又は第2の
発明の神経α−カテニンを特異的に認識することができ
ることを特徴する。
【0005】本発明者らは胚発生過程の神経組織に、従
来知られていたα−カテニンがわずかしか発現されてい
ないことに着目し、神経組織には既存のα−カテニンと
は異なる分子が存在しているのではないかと考えた。そ
して、神経組織により多く発現されているカドヘリンで
あるNカドヘリンの細胞内領域に結合している物質を見
出し、単離精製した。次に該物質の遺伝子を単離し、該
遺伝子の全塩基配列を決定した。更に、該物質の遺伝子
を動物細胞に導入して該物質を製造させ、細胞接着機能
を調節することに成功した。
【0006】本発明者らは、神経に豊富に存在し、Nカ
ドヘリンの機能調節を行う該物質を神経α−カテニン(
Neuralα−Catenin)と命名した。
【0007】更に本発明者らは、神経α−カテニン遺伝
子の塩基配列からアミノ酸配列を決定し、その構造が従
来知られていたα−カテニンやビンキュリン(vinculi
n) と部分的に相同性があることを見出し、また神経α
−カテニンに対する抗体を用いて細胞及び組織中の該物
質の分布を調べることなどにより、神経α−カテニンが
新規なα−カテニンであることを確認するに至り、本発
明を完成した。
【0008】以下、本発明を具体的に説明する。本発明
において使用される動物は、神経を有する動物であれば
いかなる動物でもよく、例えばニワトリを用いることが
できる。神経の由来としては特に限定されるものではな
いが、例えば胚発生過程の脳組織が好適である。
【0009】以下、このニワトリの胚由来脳組織を例に
とり更に詳細に説明する。Nカドヘリン−カテニン複合
体の抽出は、例えば、孵卵10日後のニワトリ受精卵か
ら脳組織を取り出して培養し、Nカドヘリンに対して特
異的なモノクローナル抗体を固定化したアガロースゲル
カラムクロマトグラフィーにより行うことができる。得
られたNカドヘリン−カテニン複合体からカテニンを抽
出する方法としては、例えば、まずNカドヘリン−カテ
ニン複合体をラット等の動物に免疫し、カテニンに特異
的なモノクローナル抗体を取得する。次に、該モロクロ
ーナル抗体を用いてイムノアフィニティークロマトグラ
フィーによりカテニンを抽出することができる。本発明
者らは、該カテニンに特異的なモノクローナル抗体を2
種類取得し、それぞれNCAT−1、NCAT−2と命
名した。更に、該抗体と反応する抗原物質の分子構造を
調べるために、例えばニワトリ胚由来脳のcDNAライ
ブラリーから該抗体と反応性を有するクローンを選択
し、そのクローン中の遺伝子塩基配列を決定し該塩基配
列からアミノ酸配列を決定することができる。該遺伝子
の塩基配列を配列表の配列番号2に、コード領域に対応
するアミノ酸配列を配列表の配列番号1に示す。更に、
例えば既知のα−カテニンのアミノ酸配列と比較するこ
とにより、本抗原物質が新規のα−カテニンサブタイプ
であると決定することができる。本発明者らは、該新規
α−カテニンサブタイプを神経α−カテニンと命名し
た。
【0010】上記の遺伝子構造によってコードされるタ
ンパク質が本抗体と反応性を有する物質であるというこ
との確認は、例えばカドヘリンを発現しており、本抗体
と反応する物質を本質的に発現していない細胞に、上記
の遺伝子を導入し、その遺伝子によってコードされるタ
ンパク質を発現させた後に、本抗体との反応を見ること
により行うことができる。
【0011】また、このようにして単離同定された神経
α−カテニンのカドヘリン機能に対する影響を調べるた
めに、例えばカドヘリンとβ−カテニンの両者を発現し
ているがα−カテニンを発現しておらず、細胞−細胞間
接着能が欠失している細胞に、上記の遺伝子を導入し神
経α−カテニンを発現させ、細胞−細胞間接着能が獲得
されることを観察することにより、神経α−カテニンの
カドヘリン機能調節力を確認することができる。なおか
つ、神経α−カテニンがNカドヘリンだけに限らず他の
カドヘリン、例えばEカドヘリンにも結合し作用できる
ことが確認される。
【0012】神経α−カテニンの組織中の分布を調べる
ために、例えば孵卵4日〜10日目のニワトリ胚由来の
さまざまな組織を取り出して、上記神経α−カテニン特
異的モノクローナル抗体を用いたイムノブロット解析を
行うことにより、そのうちの脳組織により多く存在して
おりEカドヘリンが豊富に発現している組織には少量し
か存在していないことが確認される。また、神経組織に
おけるNカドヘリンと神経α−カテニンとの共存性を確
認するために、例えばニワトリ胚由来脳組織のグリア細
胞等を抗Nカドヘリン抗体又は抗神経α−カテニン抗体
により免疫染色し、Nカドヘリンと神経α−カテニンと
が同様に細胞−細胞間接着部位に存在していることを観
察することにより、Nカドヘリンと神経α−カテニンが
組織において共存性があることが確認される。
【0013】本発明の神経α−カテニンは例えば脳など
の動物組織から抽出することができる。また、神経α−
カテニン遺伝子を導入した細胞を用いて工業的に生産す
ることもできる。また、本発明で得られる神経α−カテ
ニンをコードする遺伝子を該遺伝子にハイブリダイズす
る遺伝子配列や、神経α−カテニンに対する抗体を用い
て、神経α−カテニンの組織中量の測定や、神経α−カ
テニンの発現過程の観察や調節を行うこともできる。ま
た更に医療的な応用として、神経α−カテニン及びその
一部の部分ペプチドや、神経α−カテニン遺伝子に相補
的なアンチセンスRNAや、神経α−カテニンに対する
特異的な抗体など神経α−カテニンの発現や機能発揮に
影響を与える物質を生体内に投与し、生体機能を調節す
ることにより細胞−細胞間接着が関与すると言われてい
る疾患、例えば原発性腫瘍、腫瘍転移、自己免疫疾患、
感染症、皮膚疾患、動脈硬化症などの治療に応用するこ
ともできる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げるが、本発明は
これら実施例に限定されるものではない。
【0015】実施例1 (1) Nカドヘリン−カテニン複合体の精製 孵卵10日目のニワトリ胚から全脳を摘出し、抽出緩衝
液(50mMトリス緩衝生理食塩水、pH7.6、1%ノ
ニデットP−40、1%トリトンX−100、1mM塩化
カルシウム、更に適当な濃度のフェニルメチルスルホニ
ルフルオライド、ペプスタチン、アンチパイン、ロイペ
プチン、p−トルエンスルホニルL−アルギニンメチル
エステル塩酸塩を含む)中にて、1個の脳当り2ml溶液
にて抽出した。遠心分離後にその上清部分をセファロー
スCL−4Bカラムに通し、NCD−2モノクローナル
抗体〔K.ハッタ(K.Hatta)ら、ネイチャー(Natur
e)、第320巻、第447〜449頁(1986)〕を
固定化したイムノアフィニィティーカラムに通した。1
mM塩化カルシウムを含む50mMトリス緩衝生理食塩水
(TBS)pH7.6でカラムをよく洗浄したのちにカ
ラムに吸着した抗原物質を50mMトリエチルアミン(p
H11.5)溶液にて溶出した。溶出液をすばやく1M
TBS(pH8.0)を適当量滴下して中和した。
【0016】(2) モノクローナル抗体の作製 実施例1−(1)で得られたNカドヘリン−カテニン複
合体をフロイント・コンプリート・アジュバントと共に
エマルジョン化し、25個の脳由来の該複合体に対して
ラット1匹となるように、ドンリュウ(Donryu) ラット
の腹腔内に数回にわたり投与した。最終の免疫感作の日
より3日後に、免疫感作ラットの脾臓とP3U1ミエロ
ーマ細胞をケーラーとミルシュタインらの方法〔G.ケ
ーラー(G.Koehler)とC.ミルシュタイン(C.Mils
tein) 、ネイチャー、第256巻、第495〜497頁
(1975)〕に従い融合した。融合によって生じたハ
イブリドーマ細胞のうち、その上清中に産生される抗体
がカテニンにイムノブロッティング解析において反応す
るものが選択され、結果として該カテニンに特異的なN
CAT−1モノクローナル抗体及びNCAT−2モノク
ローナル抗体が取得された。NCAT−2モノクローナ
ル抗体はNCAT−1モノクローナル抗体に比較して抗
原に対してより強い結合性を示した。上述のイムノブロ
ッティング解析は以下の様に行った。サンプルを7.5
%SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動によって分離
した。電気泳動終了後、泳動タンパク質をニトロセルロ
ース膜に転写した。膜を2.5%スキムミルクと1mM塩
化カルシウムを含むTBS中でインキュベートした。そ
の後、第1抗体を含む溶液中で膜をインキュベートした
後に、反応抗原はヨード標識第2抗体(アマシャム社
製)か、あるいはビオチン化第2抗体とアルカリホスフ
ァターゼ標識ストレプトアビジンキット(アマシャム社
製)により検出した。
【0017】(3) イムノブロッティング解析 実施例1−(2)で得られたモノクローナル抗体NCA
T−1、及びNCAT−2はいずれも、Nカドヘリン−
カテニン複合体及びニワトリ胚脳界面活性剤抽出液中の
電気泳動上の分子量102kda 及び113kda の抗原に
反応することがイムノブロッティング解析により確認さ
れた。〔35S〕メチオニンで標識された10日孵卵ニワ
トリ胚脳由来初代培養細胞から実施例1−(1)の方法
によりNカドヘリン−カテニン複合体を抽出し、電気泳
動により分離し〔35S〕メチオニン標識されたタンパク
質をフルオログラフィーで検出したところ、Nカドヘリ
ンと共に電気泳動上の分子量102kda 及び94kda の
タンパク質が存在することが観察された。NCAT−1
又はNCAT−2モノクローナル抗体によるイムノブロ
ッティング解析による分子量113kda の検出抗原は〔
35S〕メチオニン標識タンパク質としてはほとんど検出
されなかった。これは分子量113kda の抗原物質が他
に比較して含有量が少ないことに起因すると推定され
る。
【0018】実施例2 (1) NCAT−1抗原のcDNAクローニング 7.5日孵卵ニワトリ胚脳由来のmRNAを用いて服田
らの方法〔K.ハッタら、ジャーナル・オブ・セル・バ
イオロジー(Journal of Cell Biology)、第106巻、
第873〜881頁(1988)〕によりλgt11cDNAラ
イブラリーを作製し、NCAT−1モノクローナル抗体
によりT.V.ハイン(Huynh)らの方法〔IRLプレス
発行、T.V.ハインら、DNAクローニング:ア プ
ラクティカル アプローチ(DNA cloning:A Pract
ical Approach)、第1巻、第49〜78頁(198
5)〕に従ってスクリーニングを実施した。約2×10
5 個の組換体をスクリーニングしたところ、5個の陽性
クローンが得られた。これらの陽性クローンのうちの1
つ(λ1)を用いて更に上記のλgt11cDNAライブラリ
ー、及び6.5日孵卵ニワトリ胚脳mRNAを用いて上
記服田らの方法に順じて作製したλgt10cDNAライブラリ
ーを再度スクリーニングした。すなわち、最初に得られ
たλ1cDNAクローンを用いて、上記λgt10cDNAライ
ブラリーをスクリーニングし、更に長いcDNAをコー
ドするcDNAクローンとしてλGを取得した。λGの
上流域PstI断片を用いて上記λgt11cDNAライブラリ
ーを再度スクリーニングし、λ8−2cDNAクローン
を取得した。目的のNCAT−1反応抗原分子の全長を
カバーするcDNAを取得するために、λ8−2cDN
Aを用いて最も長いcDNAクローンとしてλZENを
単離した。
【0019】(2) ノザンブロット解析 10日孵卵ニワトリ胚脳よりクイックプレップmRNA
精製キット(ファルマシア社製)を用いて4μgのpoly
(A)+ RNAを調製し、1%アガロース−ホルムアル
デヒドゲル中に溶解した。RNAをニトロセルロース膜
に転写し、T7クイックプライムキット(ファルマシア
社製)により作製された32P標識化λZENDNAプロ
ーブと、30%ホルムアミドを含む緩衝液中で42℃条
件下でハイブリダイズさせた。λZENクローンにより
4kbのバンドをニワトリ胚脳RNA中に検出した。
【0020】(3) 塩基配列の決定 陽性クローンの挿入配列部分をpブルースクリプト(pB
luescript)SK(+) (ストラタジーン社製)のEcoRI切
断部にサブクローニングし、7−デアザシークェナーゼ
バージョン2.0キット(USバイオケミカル社製)を
用いて塩基配列を決定した。なお、より長い配列の解析
のために、プラスミドを直鎖状にしてキロ−シークエン
ス用ディレーションキット(宝酒造社製)を用いて一定
方向に削除した。
【0021】このようにして決定したλZENに挿入さ
れているDNA断片の塩基配列と推定されるアミノ酸配
列を配列表の配列番号2に示す。また、該アミノ酸配列
のみを配列表の配列番号1に示す。λZENに挿入され
ているDNAは3123ヌクレオチドで、最長のオープ
ンリーディングフレームは125番目のATGシグナル
から2842番目のTAAシグナルまでの2718個で
あった。このオープンリディングフレームは906個の
アミノ酸からなるポリペプチドをコードし、その推定分
子量は 100,686ダルトンであった。この分子の推定アミ
ノ酸配列は既に報告されているα−カテニン〔A.ナガ
フチら、セル、第65巻、第849〜857頁(199
1)〕及びCAP−102〔K.ヘレンネクト(K.He
rrenknecht) ら、プロシーディングズ・オブ・ザ・ナシ
ョナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ
USA(Proceedings of the National Academy of S
ciences of theUSA)、第88巻、第9156〜91
60頁(1991)〕と81.6%の相同性を示した。
α−カテニンはその分子構造がビンキュリンと相同性を
示すことが報告されており〔A.ナガフチら、セル、第
65巻、第849〜857頁(1991)〕、同様に本
分子も構造上ニワトリビンキュリンと相同性を示した。
すなわち、アミノ酸21番目から223番目、及び37
6番目から584番目、及び698〜848番目の本分
子中のアミノ酸配列が、それぞれニワトリビンキュリン
のアミノ酸6番目から208番目、及び582番目から
796番目、及び905番目から1053番目のアミノ
酸配列に25.6、28.8、及び35.8%の相同性
を示した。これらのことから本分子は神経組織により多
く存在する新規のα−カテニンサブタイプであり、本発
明者らは神経α−カテニン( Neuralα-catenin) と命名
した。
【0022】なお、図1に神経α−カテニンをコードす
る遺伝子の長さ、制限酵素地図、タンパク質構造模式
図、及び取得された4種のcDNA断片(λ1、λG、
λ8−2、λZEN)の対応位置関係を示す。図中、B
はBamHI、Hpは HpaI、PはPst I 、HはHind IIIを
示す。長方形はタンパク質分子全体を示し、斜線部A、
B、Cはいずれもビンキュリンと相同性の高い構造を持
つ領域を示す。
【0023】実施例3 (1) 発現ベクターの作製 神経α−カテニン遺伝子をコードするcDNAλZEN は、pB
luescript ベクターからEcoRI消化により単離され、T
4ポリメラーゼにより平滑末端にされ、発現ベクター p
MiwCAT(K.カトウ(K.Katoh)ら、モレキュラー ア
ンド セルラーバイオロジー(Molecular and Cellular
Biology) 、第10巻、第486〜491頁(199
0)〕に挿入された。ここで得られたλZEN挿入ベク
ターを以後pMiw−αNと称する。pMiw−αN
は、すなわち pMiwCATベクターをHind IIIと HpaIによ
り消化し末端平滑化することによりそのCAT領域をλ
ZEN cDNAに入れ換えることにより作製される。
【0024】(2) 動物細胞での発現 ニワトリNカドヘリンcDNAを導入された細胞cNL
m−1〔T.フジモリ(T.Fujimori) ら、デベロップ
メント(Development)、第110巻、第97〜104頁
(1990)〕及びEカドヘリンcDNAを導入された
細胞ELβ1〔A.ノセ(A. Nose)ら、セル、第54
巻、第993〜1001頁(1988)〕へのλZEN cD
NAの導入は、上記ノセらの報告の方法も改変した方法に
より実施した。導入細胞の選択のために、ヒューグロマ
イシンBホスホトランフェラーゼ遺伝子をコードする p
SV2hphベクター〔R.F.サンター(Santerre) ら、ジ
ーン(Gene) 、第30巻、第147〜156頁(198
4)及びIRLプレス発行、C.ゴーマン(C.Gorma
n) ら、DNAクローニング:ア プラクティカルアプ
ローチ 第2巻、第143〜190頁(1985)〕を
同時に導入し、0.2mg/mlのヒューグロマイシンBを
含む培地中にて培養した。また、ヒト肺ガン細胞PC9
〔M.キンジョー(M.Kinjo)ら、ブリティッシュ ジ
ャーナル オブキャンサー(British Journal of Cance
r)、第39巻、第2〜23頁(1979)〕へのpMi
w−αNベクターの導入はエレクトロポレーション法に
より実施された。すなわち、1×105 個のPC9細胞
を10μgのpMiw−αNベクターと1μgのpGKneo
bpAベクター〔P.ソリアノ(P.Soriano)ら、セル、
第64巻、第693〜702頁(1991)〕と共に、
1mM塩化カルシウムを含む10mMヘペス緩衝生理食塩水
中にて混合した。エレクトロポレーション法は820μ
F及び電圧200Vにて実施した。遺伝子導入細胞は
0.2mg/mlG418中にて選択培養された。NCAT
−2モノクローナル抗体を用いたイムノブロッティング
法により、各遺伝子導入細胞に目的抗原分子が安定に発
現されていることを確認した。
【0025】また、各遺伝子導入細胞が遺伝子導入によ
り細胞−細胞間接着性が獲得されること、及びNCAT
−1又はNCAT−2モノクローナル抗体による免疫蛍
光染色により目的抗原分子が細胞−細胞間部位に検出さ
れることを確認した。免疫蛍光染色法による組織中分子
の検出は、まず培養中の細胞を氷冷下3.5%パラホル
ムアルデヒド溶液にて30分間固定し、−20℃メタノ
ールにて10分間浸透処理した後に、1mM塩化カルシウ
ム及び2.5%スキムミルクを含むTBS中にてインキ
ュベートし、続いて第1抗体、抗Eカドヘリン抗体、抗
Nカドヘリン抗体、又は抗神経α−カテニン抗体、及び
ビオチン標識第2抗体、及びストレプトアビジン標識蛍
光物とインキュベートしたものを、位相差顕微鏡下で観
察することにより行った。
【0026】実施例4 (1) 動物細胞中神経α−カテニンの検出 実施例3−(1)で作製された神経α−カテニンcDN
Aを導入したcNLm−1細胞としてNL−αN51細
胞株を取得し、また神経α−カテニンcDNAを導入し
たELβ1細胞としてEL−αN28細胞株を取得し
た。これらの取得された形質転換細胞を抽出液として電
気泳動法により分離し、ウェスタンブロット解析した。
その結果、ニワトリ胚脳抽出液にはNCAT−2モノク
ローナル抗体と反応する分子量113kda と102kda
のタンパク質が検出され、NL−αN51及びEL−α
N28細胞抽出液にはNCAT−2モノクローナル抗体
と反応する分子量102kda のタンパク質が検出され
た。NL−αN51細胞及びcNLm−1細胞中には、
NCD−2モノクローナル抗体によって認識されるNカ
ドヘリンが発現していることが確認され、EL−αN2
8細胞及びELβ1細胞中にはECCD−2モノクロー
ナル抗体〔Y.シラヨシ(Y.Shirayoshi) ら、セル
ストラクチャー アンド ファンクション(Cell Struc
ture and Function)、第11巻、第245〜252頁
(1986)〕によって認識されるEカドヘリンが発現
していることが確認された。
【0027】しかしながらcNLm−1細胞及びELβ
1細胞中にはNCAT−2モノクローナル抗体により認
識されるタンパク質は検出されず、神経α−カテニンc
DNAの導入により細胞に発現されたタンパク質は、N
CAT−1及びNCAT−2モノクローナル抗体の反応
抗原であることが確認された。また、単離されたcDN
AであるλZENはNCAT−1及びNCAT−2モノ
クローナル抗体反応抗原のうちの少なくとも1個の分子
に対応しているものであることが考えられた。α−カテ
ニンの性質として既報〔A.ナガフチら、セル、第65
巻、第849〜857頁(1991)〕に示されている
のと同様に、一切カドヘリンcDNAが導入されていな
い細胞に神経α−カテニンcDNAを導入しても、神経
α−カテニンは安定に発現されなかった。上述のNL−
αN51細胞の抽出液から実施例1−(1)の方法に従
いNカドヘリン−カテニン複合体を抽出し、同様にEC
CD−2モノクローナル抗体を固定化したイノムアフィ
ニィティーカラムを用いてEL−αN28細胞の抽出液
からEカドヘリン−カテニン複合体を抽出した。これら
2つのカドヘリン−カテニン複合体を電気泳動法にて分
離し、イムノブロッティング解析したところ、NL−α
N51細胞中にNCAT−2モノクローナル抗体により
認識されるNカドヘリンとNCAT−2モノクローナル
抗体により認識される神経α−カテニンの複合体を形成
していることが判明した。また、EL−αN28細胞中
にはECCD−2モノクローナル抗体により認識される
EカドヘリンとNCAT−2モノクローナル抗体により
認識される神経α−カテニンが複合体を形成しているこ
とが判明した。これらの事実より、神経α−カテニンは
NカドヘリンともEカドヘリンとも複合体を形成する性
質をもっていることが明らかとなり、同様な性質をα−
カテニンも有していることが判明した。
【0028】実施例5 (1) α−カテニン欠失細胞での神経α−カテニンの発現 実施例3−(2)で調製された神経α−カテニンcDN
Aを導入したPC9細胞、及び元のPC9細胞の抽出物
を電気泳動法により分離し、イムノブロッティング法に
より解析した。すなわち、PC9細胞中にはHECD−
1モノクローナル抗体〔Y.シモヤマ(Y.Shimoyama)
ら、キャンサー リサーチ(Cancer Research)、第49
巻、第2128〜2133頁(1989)〕により認識
されるEカドヘリンが検出され、抗アルマジロ(armadil
lo) タンパク質ウサギ抗血清〔M.プァイファー(M.
Peifer) ら、ジャーナル オブ セル バイオロジー、
第118巻、第681〜691頁(1992)〕に交差
反応性を示すβ−カテニンが検出されたが、MAb1809
モノクローナル抗体〔A.ナガフチ、S.ツキタ(S.
Tsukita)両博士より供与〕によって認識されるα−カテ
ニン及びNCAT−2によって認識される神経α−カテ
ニンは検出されなかった。一方、神経α−カテニンcD
NAを導入したPC9細胞中には、MAb1809モノクロ
ーナル抗体によって認識されるα−カテニンは検出され
ないが、HECD−1によって認識されるEカドヘリ
ン、及び抗アルマジロタンパク質ウサギ抗血清に交差反
応性を示すβ−カテニン、及びNCAT−2モノクロー
ナル抗体により認識される神経α−カテニンはいずれも
検出された。このことより、Eカドヘリンとβ−カテニ
ンを発現し、α−カテニンを発現していないPC9細胞
に神経α−カテニンcDNAを導入することにより調製
された細胞は新たに神経α−カテニンを発現することが
確認された。
【0029】また、神経α−カテニンcDNAを導入し
た細胞の抽出物から、HECD−1又はNCD−2モノ
クローナル抗体を固定化したイムノアフィニィティーカ
ラムを用いて、実施例1−(1)の方法に従って精製し
たE又はNカドヘリン−カテニン複合体を電気泳動法に
よって分離後、イムノブロッティング解析した。HEC
D−1モノクローナル抗体固定化イムノアフィニィティ
ーカラムによってのみ細胞中のEカドヘリン−カテニン
複合体が精製され、その中にのみNCAT−2モノクロ
ーナル抗体によって認識される神経α−カテニンが検出
された。すなわち、神経α−カテニンcDNAを導入し
た細胞中に発現された神経α−カテニンは同じく発現し
ているEカドヘリンと複合体を形成していることが判明
した。
【0030】(2) 神経α−カテニン発現細胞の細胞間接
着能の解析 PC9細胞、神経α−カテニンcDNAを導入したPC
9細胞、及びそれら両者が分離される以前に一緒に培養
されていた混合細胞を、NCAT−2モノクローナル抗
体又はHECD−1モノクローナル抗体により免疫蛍光
染色し、位相差顕微鏡により細胞集塊の形成度及び抗体
反応部位を観察した。PC9細胞はそれ自体の細胞間接
着が極めて弱く、集塊は形成していなかった。免疫蛍光
染色によりEカドヘリンの発現は確認されたが、神経α
−カテニンの発現は確認されなかった。神経α−カテニ
ンcDNAを導入した細胞は強く細胞間で接着し集塊を
形成しており、免疫蛍光染色によりEカドヘリンと神経
α−カテニンが共に細胞間接着部位に発現されているこ
とが確認された。PC9細胞と神経α−カテニンcDN
Aを導入した細胞の混在においては、そのうちの一部の
細胞で強く細胞間接着が形成され、免疫蛍光染色により
その一部の細胞間接着部位により強くEカドヘリン及び
神経α−カテニンが共に発現されていることが検出され
た。これらの細胞集塊は次々と細胞を接着し、やがては
大きな胞状球体を形成するが培養基質底面には接着しな
い。これら胞状球体においても、免疫蛍光染色法によっ
て細胞間接着部位に神経α−カテニンが検出された。ま
た、これらの細胞集塊は抗Eカドヘリン抗体を添加する
ことにより完全に細胞間接着が阻害され、細胞同志が分
散した状態になることから、この細胞集塊形成にEカド
ヘリン接着システムが必須であることが判った。また神
経α−カテニンが発現されていない細胞はすべて細胞間
接着又は上皮状集塊を形成しなかった。
【0031】実施例6 (1) 組織中神経α−カテニンの検出 10日孵卵ニワトリ胚由来の脳、心臓、肺、肝臓、腎
臓、足部筋肉、砂のうのそれぞれの抽出液中のタンパク
質を実施例1−(2)の方法に従って電気泳動法により
分離し、イムノブロッティング法により解析した。すな
わち、様々なカドヘリンに対して反応することが知られ
ているEカドヘリンC末端35アミノ酸ペプチドに対す
るウサギ抗血清(抗ET35)〔M.タケイチら、カド
ヘリン サブクラス、コールド・スプリング・ハーバー
シンポジウム クウオンチティチブ・バイオロジー(Co
ld Spring Harbor Symp. Quant Biol.) 、第55巻、第
319〜325頁(1990)〕に反応性を示すカドヘ
リンはいずれの組織中にも検出されたが、Nカドヘリン
は脳及び心臓にのみ検出され、神経α−カテニンは脳中
にのみ検出された。このことから、神経α−カテニン
は、脳及び神経組織に最も多く含まれており、主として
Eカドヘリンが発現されている組織中での発現量は少な
いものであることが示された。また、興味深い点として
心臓ではNカドヘリンが多く発現されているのに、神経
α−カテニンは全く検出されないことから、神経α−カ
テニンは常にNカドヘリンと共存しているとは限らない
ことが示された。
【0032】(2) 脳中の神経α−カテニンの免疫組織染
色 服田らの方法〔K.ハッタら、デベロップメンタル バ
イオロジー(Developmental Biology)、第120巻、第
215〜227頁(1987)〕に従って、10日孵卵
ニワトリ胚の組織切片を作成し、免疫蛍光染色法により
神経α−カテニンを検出した。すなわち、神経α−カテ
ニンは神経管、背部根神経節、脊柱神経、頭筋節に強く
発現されているのが観察され、これらの組織にはいずれ
もNカドヘリンが検出された。しかしながら、脊索では
Nカドヘリンは検出されるにもかかわらず、神経α−カ
テニンは検出されなかった。また同様に10日孵卵ニワ
トリ胚脳細胞の単層培養細胞を免疫蛍光染色法により解
析したところ、神経α−カテニンの神経組織中の局在は
不均一であった。すなわち、神経及び神経膠細胞の両者
に神経α−カテニンを発現している細胞が検出された。
神経α−カテニン発現細胞では軸索突起がよくこのカテ
ニンを発現していた。神経膠細胞では細胞間接着部位に
強く神経α−カテニンが発現していた。これらの細胞で
はNカドヘリンと神経α−カテニンが共に発現されてい
る場合にのみ、神経α−カテニンはNカドヘリンと同一
場所に配置されている現象が観察された。
【0033】
【発明の効果】本発明により、細胞間接着において重要
な意義をもつ、神経α−カテニン、及びその遺伝子、及
びその遺伝子工学的製造方法、及びその遺伝子を用いる
細胞接着機能の調節方法、及びその抗体が提供される。
【0034】
【配列表】
【0035】配列番号:1 配列の長さ:906 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列: Met Thr Ser Ala Thr Ser Pro Ile Ile Leu Lys Trp Asp Pro Lys 1 5 10 15 Ser Leu Glu Ile Arg Thr Leu Thr Val Glu Arg Leu Leu Glu Pro 20 25 30 Leu Val Thr Gln Val Thr Thr Leu Val Asn Thr Ser Asn Lys Gly 35 40 45 Pro Ser Gly Lys Lys Lys Gly Arg Ser Lys Lys Ala His Val Leu 50 55 60 Ala Ala Ser Val Glu Gln Ala Thr Gln Asn Phe Leu Glu Lys Gly 65 70 75 Asp Gln Ile Ala Lys Glu Ser Gln Asp Leu Lys Glu Glu Leu Val 80 85 90 Ala Ala Val Glu Asp Val Arg Lys Gln Gly Glu Thr Met Arg Ile 95 100 105 Ala Ser Ser Glu Phe Ala Asp Asp Pro Cys Ser Ser Val Lys Arg 110 115 120 Gly Thr Met Val Arg Ala Ala Arg Ala Leu Leu Ser Ala Val Thr 125 130 135 Arg Leu Leu Ile Leu Ala Asp Met Ala Asp Val Met Arg Leu Leu 140 145 150 Ser His Leu Lys Ile Val Glu Glu Ala Leu Glu Ala Val Lys Asn 155 160 165 Ala Thr Asn Glu Gln Asp Leu Ala Asn Arg Phe Lys Glu Phe Gly 170 175 180 Lys Glu Met Val Lys Leu Asn Tyr Val Ala Ala Arg Arg Gln Gln 185 190 195 Glu Leu Lys Asp Pro His Cys Arg Asp Glu Met Ala Ala Ala Arg 200 205 210 Gly Ala Leu Lys Lys Asn Ala Thr Met Leu Tyr Thr Ala Ser Gln 215 220 225 Ala Phe Leu Arg His Pro Asp Val Ala Ala Thr Arg Ala Asn Arg 230 235 240 Asp Tyr Val Phe Lys Gln Val Gln Glu Ala Ile Ala Gly Ile Ser 245 250 255 Asn Ala Ala Gln Ala Thr Ser Pro Thr Asp Glu Asn Lys Gly His 260 265 270 Thr Gly Ile Gly Glu Leu Ala Ala Ala Leu Asn Glu Phe Asp Asn 275 280 285 Lys Ile Ile Leu Asp Pro Met Thr Phe Ser Glu Ala Arg Phe Arg 290 295 300 Pro Ser Leu Glu Glu Arg Leu Glu Ser Ile Ile Ser Gly Ala Ala 305 310 315 Leu Met Ala Asp Ser Ser Cys Thr Arg Asp Asp Arg Arg Lys Arg 320 325 330 Ile Val Ala Glu Cys Lys Arg Ala Val Arg Gln Ala Leu Gln Asp 335 340 345 Leu Leu Ser Glu Tyr Met Asn Asn Thr Gly Arg Lys Glu Lys Gly 350 355 360 Asp Pro Leu Asn Ile Ala Ile Asp Lys Met Thr Lys Lys Thr Arg 365 370 375 Asp Leu Arg Arg Gln Leu Arg Lys Ala Val Met Asp His Ile Ser 380 385 390 Asp Ser Phe Leu Glu Thr Asn Val Pro Leu Leu Val Leu Ile Glu 395 400 405 Ala Ala Lys Ser Gly Asn Glu Lys Glu Val Lys Glu Tyr Ala Gln 410 415 420 Val Phe Arg Glu His Ala Asn Lys Leu Val Glu Val Ala Asn Leu 425 430 435 Ala Cys Ser Ile Ser Asn Asn Glu Glu Gly Val Lys Leu Val Arg 440 445 450 Met Ala Ala Thr Gln Ile Asp Ser Leu Cys Pro Gln Val Ile Asn 455 460 465 Ala Ala Leu Thr Leu Ala Ala Arg Pro Gln Ser Lys Val Ala Gln 470 475 480 Asp Asn Met Asp Val Phe Lys Asp Gln Trp Glu Lys Gln Val Arg 485 490 495 Val Leu Thr Glu Ala Val Asp Asp Ile Thr Ser Val Asp Asp Phe 500 505 510 Leu Ser Val Ser Glu Asn His Ile Leu Glu Asp Val Asn Lys Cys 515 520 525 Val Ile Ala Leu Gln Glu Gly Asp Val Asp Thr Leu Asp Arg Thr 530 535 540 Ala Gly Ala Ile Arg Gly Arg Ala Ala Arg Val Ile His Ile Ile 545 550 555 Asn Ala Glu Met Glu Asn Tyr Glu Thr Gly Val Tyr Thr Glu Lys 560 565 570 Val Leu Glu Ala Thr Lys Leu Leu Ser Glu Thr Val Met Pro Arg 575 580 585 Phe Ala Glu Gln Val Glu Val Ala Ile Glu Ala Leu Ser Ala Asn 590 595 600 Val Pro Gln Pro Phe Glu Glu Asn Glu Phe Ile Asp Ala Ser Arg 605 610 615 Leu Val Tyr Asp Gly Val Arg Asp Ile Arg Lys Ala Val Leu Met 620 625 630 Ile Arg Thr Pro Glu Glu Leu Glu Asp Asp Ser Asp Phe Glu Gln 635 640 645 Glu Asp Tyr Asp Val Arg Ser Arg Thr Ser Val Gln Thr Glu Asp 650 655 660 Asp Gln Leu Ile Ala Gly Gln Ser Ala Arg Ala Ile Met Ala Gln 665 670 675 Leu Pro Gln Glu Glu Lys Ala Lys Ile Ala Glu Gln Val Glu Ile 680 685 690 Phe His Gln Glu Lys Ser Lys Leu Asp Ala Glu Val Ala Lys Trp 695 700 705 Asp Asp Ser Gly Asn Asp Ile Ile Val Leu Ala Lys Gln Met Cys 710 715 720 Met Ile Met Met Glu Met Thr Asp Phe Thr Arg Gly Lys Gly Pro 725 730 735 Leu Lys Asn Thr Ser Asp Val Ile Asn Ala Ala Lys Lys Ile Ala 740 745 750 Glu Ala Gly Ser Arg Met Asp Lys Leu Ala Arg Ala Val Ala Asp 755 760 765 Gln Cys Pro Asp Ser Ala Cys Lys Gln Asp Leu Leu Ala Tyr Leu 770 775 780 Gln Arg Ile Ala Leu Tyr Cys His Gln Leu Asn Ile Cys Ser Lys 785 790 795 Val Lys Ala Glu Val Gln Asn Leu Gly Gly Glu Leu Ile Val Ser 800 805 810 Gly Leu Asp Ser Ala Thr Ser Leu Ile Gln Ala Ala Lys Asn Leu 815 820 825 Met Asn Ala Val Val Leu Thr Val Lys Ala Ser Tyr Val Ala Ser 830 835 840 Thr Lys Tyr Gln Lys Val Tyr Gly Thr Ala Ala Val Asn Ser Pro 845 850 855 Val Val Ser Trp Lys Met Lys Ala Pro Glu Lys Lys Pro Leu Val 860 865 870 Lys Arg Glu Lys Pro Glu Glu Tyr Gln Thr Arg Val Arg Arg Gly 875 880 885 Ser Gln Lys Lys His Ile Ser Pro Val Gln Ala Leu Ser Glu Phe 890 895 900 Lys Ala Met Asp Ser Phe 905
【0036】配列番号:2 配列の長さ:3123 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列: GGGAGTCGTG CTGCACACCC AGCCCGTAAG TAAACGCCGC TGCTGGAGAG GAGGAGGAGG 60 AGGAGAAGGA GGCGGCGGCG GCGGCGAGAG GTTCTCCCAC CCCCACCCAC CGAGCTGAGG 120 GAGT ATG ACT TCT GCA ACG TCA CCT ATC ATT TTG AAA TGG GAC 163 Met Thr Ser Ala Thr Ser Pro Ile Ile Leu Lys Trp Asp 1 5 10 CCC AAA AGT TTG GAA ATC AGG ACT CTC ACA GTA GAG AGG CTA CTG 208 Pro Lys Ser Leu Glu Ile Arg Thr Leu Thr Val Glu Arg Leu Leu 15 20 25 GAG CCA CTC GTT ACT CAG GTA ACA ACA CTC GTT AAC ACA AGC AAC 253 Glu Pro Leu Val Thr Gln Val Thr Thr Leu Val Asn Thr Ser Asn 30 35 40 AAG GGA CCA TCT GGC AAG AAG AAA GGG CGC TCC AAG AAG GCC CAT 298 Lys Gly Pro Ser Gly Lys Lys Lys Gly Arg Ser Lys Lys Ala His 45 50 55 GTG TTG GCT GCC TCC GTA GAG CAG GCT ACT CAA AAC TTT TTA GAG 343 Val Leu Ala Ala Ser Val Glu Gln Ala Thr Gln Asn Phe Leu Glu 60 65 70 AAA GGA GAT CAA ATT GCT AAA GAG AGC CAG GAT CTG AAG GAG GAA 388 Lys Gly Asp Gln Ile Ala Lys Glu Ser Gln Asp Leu Lys Glu Glu 75 80 85 CTG GTT GCT GCT GTG GAG GAT GTA CGC AAA CAA GGA GAA ACA ATG 433 Leu Val Ala Ala Val Glu Asp Val Arg Lys Gln Gly Glu Thr Met 90 95 100 AGA ATT GCC TCT TCA GAG TTT GCA GAC GAC CCA TGC TCC TCA GTG 478 Arg Ile Ala Ser Ser Glu Phe Ala Asp Asp Pro Cys Ser Ser Val 105 110 115 AAG CGG GGC ACG ATG GTG AGG GCT GCT CGT GCC TTG CTT TCT GCT 523 Lys Arg Gly Thr Met Val Arg Ala Ala Arg Ala Leu Leu Ser Ala 120 125 130 GTT ACC CGC TTG CTC ATC CTG GCT GAT ATG GCG GAC GTC ATG AGG 568 Val Thr Arg Leu Leu Ile Leu Ala Asp Met Ala Asp Val Met Arg 135 140 145 CTT CTT TCA CAT CTG AAA ATT GTA GAG GAA GCA CTA GAA GCA GTG 613 Leu Leu Ser His Leu Lys Ile Val Glu Glu Ala Leu Glu Ala Val 150 155 160 AAA AAT GCA ACA AAT GAA CAA GAT TTA GCA AAT CGC TTC AAA GAA 658 Lys Asn Ala Thr Asn Glu Gln Asp Leu Ala Asn Arg Phe Lys Glu 165 170 175 TTT GGA AAA GAG ATG GTG AAA CTG AAT TAT GTA GCT GCA CGG CGA 703 Phe Gly Lys Glu Met Val Lys Leu Asn Tyr Val Ala Ala Arg Arg 180 185 190 CAG CAG GAG CTG AAA GAT CCT CAC TGC AGG GAT GAA ATG GCT GCA 748 Gln Gln Glu Leu Lys Asp Pro His Cys Arg Asp Glu Met Ala Ala 195 200 205 GCT CGA GGT GCT CTG AAG AAG AAT GCC ACA ATG TTG TAT ACT GCA 793 Ala Arg Gly Ala Leu Lys Lys Asn Ala Thr Met Leu Tyr Thr Ala 210 215 220 TCC CAA GCA TTT CTT CGT CAC CCT GAT GTT GCA GCT ACT AGG GCC 838 Ser Gln Ala Phe Leu Arg His Pro Asp Val Ala Ala Thr Arg Ala 225 230 235 AAC AGA GAC TAT GTC TTC AAG CAA GTT CAA GAA GCA ATT GCT GGT 883 Asn Arg Asp Tyr Val Phe Lys Gln Val Gln Glu Ala Ile Ala Gly 240 245 250 ATT TCC AAC GCT GCC CAG GCC ACC TCA CCC ACT GAT GAA AAC AAG 928 Ile Ser Asn Ala Ala Gln Ala Thr Ser Pro Thr Asp Glu Asn Lys 255 260 265 GGG CAT ACT GGC ATT GGA GAG CTT GCT GCT GCA CTA AAT GAA TTT 973 Gly His Thr Gly Ile Gly Glu Leu Ala Ala Ala Leu Asn Glu Phe 270 275 280 GAT AAC AAA ATC ATC TTA GAC CCC ATG ACG TTC AGC GAG GCC CGC 1018 Asp Asn Lys Ile Ile Leu Asp Pro Met Thr Phe Ser Glu Ala Arg 285 290 295 TTC AGG CCC TCT CTG GAG GAG AGG CTG GAG AGC ATT ATC AGT GGG 1063 Phe Arg Pro Ser Leu Glu Glu Arg Leu Glu Ser Ile Ile Ser Gly 300 305 310 GCA GCG CTG ATG GCA GAC TCC TCG TGC ACG CGG GAT GAC CGC AGG 1108 Ala Ala Leu Met Ala Asp Ser Ser Cys Thr Arg Asp Asp Arg Arg 315 320 325 AAG CGC ATC GTA GCT GAG TGC AAA CGC GCT GTG CGG CAG GCA CTG 1153 Lys Arg Ile Val Ala Glu Cys Lys Arg Ala Val Arg Gln Ala Leu 330 335 340 CAG GAC CTG CTC AGC GAG TAC ATG AAC AAT ACT GGA AGG AAA GAG 1198 Gln Asp Leu Leu Ser Glu Tyr Met Asn Asn Thr Gly Arg Lys Glu 345 350 355 AAG GGG GAC CCA CTC AAC ATT GCT ATT GAC AAG ATG ACC AAG AAA 1243 Lys Gly Asp Pro Leu Asn Ile Ala Ile Asp Lys Met Thr Lys Lys 360 365 370 ACA CGA GAC CTT CGA AGA CAG CTC CGG AAG GCA GTA ATG GAT CAT 1288 Thr Arg Asp Leu Arg Arg Gln Leu Arg Lys Ala Val Met Asp His 375 380 385 ATA TCA GAT TCG TTC CTG GAG ACC AAT GTG CCA TTG CTG GTT CTC 1333 Ile Ser Asp Ser Phe Leu Glu Thr Asn Val Pro Leu Leu Val Leu 390 395 400 ATC GAG GCT GCC AAA AGC GGT AAT GAG AAA GAA GTG AAG GAG TAC 1378 Ile Glu Ala Ala Lys Ser Gly Asn Glu Lys Glu Val Lys Glu Tyr 405 410 415 GCG CAG GTC TTC CGT GAG CAT GCC AAC AAG CTC GTT GAG GTT GCA 1423 Ala Gln Val Phe Arg Glu His Ala Asn Lys Leu Val Glu Val Ala 420 425 430 AAT CTG GCC TGT TCC ATC TCA AAT AAT GAA GAA GGT GTG AAG CTA 1468 Asn Leu Ala Cys Ser Ile Ser Asn Asn Glu Glu Gly Val Lys Leu 435 440 445 GTG CGT ATG GCA GCA ACA CAG ATT GAT AGT CTG TGC CCC CAG GTA 1513 Val Arg Met Ala Ala Thr Gln Ile Asp Ser Leu Cys Pro Gln Val 450 455 460 ATA AAT GCT GCG CTG ACG TTG GCT GCC AGA CCT CAG AGC AAA GTA 1558 Ile Asn Ala Ala Leu Thr Leu Ala Ala Arg Pro Gln Ser Lys Val 465 470 475 GCA CAG GAC AAC ATG GAT GTC TTT AAG GAT CAG TGG GAG AAA CAA 1603 Ala Gln Asp Asn Met Asp Val Phe Lys Asp Gln Trp Glu Lys Gln 480 485 490 GTG CGA GTT CTC ACT GAA GCA GTT GAT GAC ATC ACT TCA GTG GAT 1648 Val Arg Val Leu Thr Glu Ala Val Asp Asp Ile Thr Ser Val Asp 495 500 505 GAT TTC CTC TCT GTT TCA GAA AAT CAT ATT CTG GAA GAT GTG AAC 1693 Asp Phe Leu Ser Val Ser Glu Asn His Ile Leu Glu Asp Val Asn 510 515 520 AAA TGT GTG ATT GCT CTC CAA GAG GGA GAT GTC GAT ACC CTG GAT 1738 Lys Cys Val Ile Ala Leu Gln Glu Gly Asp Val Asp Thr Leu Asp 525 530 535 AGA ACT GCT GGG GCC ATC CGA GGC CGT GCA GCC AGA GTC ATT CAC 1783 Arg Thr Ala Gly Ala Ile Arg Gly Arg Ala Ala Arg Val Ile His 540 545 550 ATC ATT AAT GCA GAG ATG GAA AAC TAT GAA ACT GGA GTT TAT ACC 1828 Ile Ile Asn Ala Glu Met Glu Asn Tyr Glu Thr Gly Val Tyr Thr 555 560 565 GAG AAG GTA CTG GAA GCA ACC AAA CTG CTC TCT GAA ACA GTT ATG 1873 Glu Lys Val Leu Glu Ala Thr Lys Leu Leu Ser Glu Thr Val Met 570 575 580 CCA CGT TTT GCT GAA CAA GTT GAG GTT GCC ATT GAA GCG TTG AGT 1918 Pro Arg Phe Ala Glu Gln Val Glu Val Ala Ile Glu Ala Leu Ser 585 590 595 GCG AAT GTC CCA CAG CCA TTT GAA GAG AAT GAG TTC ATA GAT GCC 1963 Ala Asn Val Pro Gln Pro Phe Glu Glu Asn Glu Phe Ile Asp Ala 600 605 610 TCC CGC TTG GTT TAT GAT GGA GTT CGT GAC ATC AGG AAA GCT GTT 2008 Ser Arg Leu Val Tyr Asp Gly Val Arg Asp Ile Arg Lys Ala Val 615 620 625 CTG ATG ATA AGG ACC CCT GAA GAG CTG GAG GAT GAT TCA GAC TTT 2053 Leu Met Ile Arg Thr Pro Glu Glu Leu Glu Asp Asp Ser Asp Phe 630 635 640 GAG CAG GAA GAT TAT GAT GTT CGC AGC CGA ACA AGT GTT CAG ACT 2098 Glu Gln Glu Asp Tyr Asp Val Arg Ser Arg Thr Ser Val Gln Thr 645 650 655 GAA GAT GAC CAG CTT ATT GCT GGC CAG AGT GCA AGG GCT ATC ATG 2143 Glu Asp Asp Gln Leu Ile Ala Gly Gln Ser Ala Arg Ala Ile Met 660 665 670 GCT CAG CTC CCC CAG GAG GAA AAG GCT AAG ATT GCT GAG CAG GTA 2188 Ala Gln Leu Pro Gln Glu Glu Lys Ala Lys Ile Ala Glu Gln Val 675 680 685 GAG ATA TTC CAC CAA GAA AAG AGC AAA CTG GAT GCA GAG GTA GCC 2233 Glu Ile Phe His Gln Glu Lys Ser Lys Leu Asp Ala Glu Val Ala 690 695 700 AAG TGG GAT GAC AGC GGT AAT GAC ATC ATT GTG TTG GCA AAA CAG 2278 Lys Trp Asp Asp Ser Gly Asn Asp Ile Ile Val Leu Ala Lys Gln 705 710 715 ATG TGC ATG ATT ATG ATG GAA ATG ACA GAC TTC ACT AGA GGT AAA 2323 Met Cys Met Ile Met Met Glu Met Thr Asp Phe Thr Arg Gly Lys 720 725 730 GGC CCA CTG AAG AAT ACA TCT GAT GTC ATT AAT GCA GCC AAG AAG 2368 Gly Pro Leu Lys Asn Thr Ser Asp Val Ile Asn Ala Ala Lys Lys 735 740 745 ATT GCA GAG GCA GGA TCA AGG ATG GAC AAA CTT GCA CGG GCA GTA 2413 Ile Ala Glu Ala Gly Ser Arg Met Asp Lys Leu Ala Arg Ala Val 750 755 760 GCT GAT CAG TGC CCT GAC TCA GCC TGC AAA CAG GAC CTG CTA GCC 2458 Ala Asp Gln Cys Pro Asp Ser Ala Cys Lys Gln Asp Leu Leu Ala 765 770 775 TAC CTA CAG CGC ATT GCC CTC TAC TGC CAC CAG CTC AAC ATC TGC 2503 Tyr Leu Gln Arg Ile Ala Leu Tyr Cys His Gln Leu Asn Ile Cys 780 785 790 AGC AAA GTC AAG GCA GAA GTT CAG AAC CTG GGA GGA GAA CTT ATT 2548 Ser Lys Val Lys Ala Glu Val Gln Asn Leu Gly Gly Glu Leu Ile 795 800 805 GTA TCA GGG CTG GAC AGT GCC ACT TCA CTC ATC CAG GCA GCT AAA 2593 Val Ser Gly Leu Asp Ser Ala Thr Ser Leu Ile Gln Ala Ala Lys 810 815 820 AAT CTG ATG AAC GCT GTG GTC CTT ACA GTG AAG GCA TCA TAT GTA 2638 Asn Leu Met Asn Ala Val Val Leu Thr Val Lys Ala Ser Tyr Val 825 830 835 GCT TCT ACT AAG TAT CAG AAG GTC TAT GGT ACT GCT GCA GTG AAC 2683 Ala Ser Thr Lys Tyr Gln Lys Val Tyr Gly Thr Ala Ala Val Asn 840 845 850 TCC CCA GTT GTA TCT TGG AAG ATG AAG GCA CCT GAG AAG AAA CCT 2728 Ser Pro Val Val Ser Trp Lys Met Lys Ala Pro Glu Lys Lys Pro 855 860 865 CTA GTA AAG AGA GAA AAA CCA GAA GAA TAT CAG ACA AGA GTG AGA 2773 Leu Val Lys Arg Glu Lys Pro Glu Glu Tyr Gln Thr Arg Val Arg 870 875 880 AGA GGG TCC CAG AAG AAA CAT ATT TCC CCT GTA CAG GCC TTA AGT 2818 Arg Gly Ser Gln Lys Lys His Ile Ser Pro Val Gln Ala Leu Ser 885 890 895 GAA TTT AAA GCT ATG GAT TCA TTC TAAAACACTA AGCTTTACCA GCAGGGTTTT 2872 Glu Phe Lys Ala Met Asp Ser Phe 900 905 ATATTCTTTT TGTATGCATA CCTGCCGACT TGTATGCGTC TGGCATGGGG TGGGGGGGAA 2932 GCAGTGTCAA TTTGCATGTG ACCTGAAGCT CTATTGAAGT AACTACTTTC TGCAATGCCA 2992 AAATTTAAGG GCGTTCTCTT CCAATGTTCA GTGGACTTGG TCCAAGCTTA CTTTTTAAAC 3052 TAAACTATTG CATTAAATTG GCCAAAGAAT TTGCATCACA GGAGTATTTG CTTGGGTTAA 3112 ATAATGAATT C 3123
【図面の簡単な説明】
【図1】神経α−カテニンをコードする遺伝子の長さ、
制限酵素地図、タンパク質構造模式図、及び取得された
4種のcDNA断片(λ1、λG、λ8−2、λZE
N)の対応位置関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 15/12 C12P 21/08 8214−4B // A61K 37/02 8314−4C (72)発明者 廣橋 説雄 東京都千代田区四番町6 メゾン四番町 702号 (72)発明者 竹市 雅俊 京都府京都市左京区静市市原町1001−16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 神経α−カテニン。
  2. 【請求項2】 アミノ酸配列が配列表の配列番号1で表
    されることを特徴とする神経α−カテニン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の神経α−カテニン
    をコードする遺伝子。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の遺伝子にハイブリダイズ
    可能な遺伝子。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の遺伝子を導入した
    形質転換細胞を培養し、該培養物から神経α−カテニン
    を採取することを特徴とする神経α−カテニンの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4記載の遺伝子を用いるこ
    とを特徴とする細胞接着機能の調節方法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載の神経α−カテニン
    を特異的に認識することができる抗体。
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