JPH06211831A - フルオロンおよびピロニンy誘導体 - Google Patents

フルオロンおよびピロニンy誘導体

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JPH06211831A
JPH06211831A JP12778592A JP12778592A JPH06211831A JP H06211831 A JPH06211831 A JP H06211831A JP 12778592 A JP12778592 A JP 12778592A JP 12778592 A JP12778592 A JP 12778592A JP H06211831 A JPH06211831 A JP H06211831A
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hydrogen
compound
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JP12778592A
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Douglas C Neckers
シー・ネッカーズ ダグラス
Jianmin Shi
ジアミン・シ
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Spectra Group Ltd Inc
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    • C07D311/80Dibenzopyrans; Hydrogenated dibenzopyrans
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Abstract

(57)【要約】 〔構成〕一般式、 【化1】 (式中、Aは、水素、アルキル基等および電子吸引性を
有する電子吸引基であり、WおよびW’は、OおよびO
-、ならびにNR2 +およびNR2からなるグループからそ
れぞれ選択されたものであり、Rは、水素原子、低級ア
ルキル基等であり、Zは水素原子もしくは対イオンであ
る。)で示される化合物である。 〔効果〕この化合物は、長波長の光を吸収することがで
きるという利点を有し、蛍光剤、光重合開始剤として有
用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光剤、または光触媒
として使用される新規な化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来、免疫分析に用いら
れる蛍光剤は、吸収される波長が限定されているため問
題があった。また、現在は、免疫分析を行うために、一
般的には、励起エネルギを吸収することを避けるため、
血液から血液細胞を除去することが必要であるという問
題があった。
【0003】また、従来のエンジンにおける漏れ検知の
ための蛍光オイルに用いられる蛍光染料は、オイルおよ
びオイル添加物の吸収の競争のため、オイル漏れを検知
するには、十分なレベルの蛍光を呈するために、染料を
励起させるための高電圧ランプを使用する必要があると
いう問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下に示す新
規な化合物を提供することにより上記課題を解決するよ
うにした。本発明の化合物は、以下に示す一般構造式
(I)、(II)、(III)、および(IV)を有す
る。
【0005】
【化7】
【0006】ただし、構造式中Aは、水素、アルキル
基、アリル基、アルケニル基、アルキニル基、またはジ
クロロトリアジニルアミノ基、またはハロゲン置換フェ
ニル基、カルボキシル置換のフェニル基のフェニル基よ
りも強い親電子的基(EWG)であり、Xは、酸素、硫
黄、セレニウム、テルル、または>C=O、好ましく
は、酸素であり、Zは、カウンターイオンであり、R
は、水素、アルキル、アリル、またはアラルキル、R11
からR16は、水素原子、またはハロゲン原子が存在す
る、同じ、または異なる基であり、そしてR17は、式−
OR’で表される基、または水素原子である。
【0007】(I)、および(II)で表される化合物
は、2、4、5、および7の位置は、置換されても良い
し、置換されなくてもよい。2、4、5、および7の位
置が、置換されないと、Aは、水素、またはメチル基で
はない。本願発明の1つの実施例は、A、2、4、5、
または7の位置が、免疫学的検定に使用される配位子類
似体、または抗体に対して化合する化合物として役立つ
官能基により置換されている。他の実施例では、化合物
は、オイルに可溶にし、そしてオイル洩れ検出に使用さ
れる蛍光剤色素として使用される親油性の一部分で置換
した化合物である。他の実施例では、光触媒として使用
される化合物を提供するために、式(III)、および
(IV)の様に、2、4、5、または7の位置が、臭素
原子、よう素原子によって置換されてもよい。
【0008】構造、および置換しだいで、本願発明の化
合物は、可視光線、赤外線、および蛍光を発するラジカ
ル、または発生するフリーラジカルを吸収する。一般的
なフルオレセイン色素と比較すると、A置換基を付加、
およびさらに特には、9位置を強いEWGで置換する
と、最大吸収が、長波長側に約100nm伸びる。
【0009】本願発明の化合物は、より好ましくは、以
下に示す式(V)によって示される。
【0010】
【化8】
【0011】ただし、式中EWGは、COOR、COR
5、C(O)OCOR、CONR2、CN、NCS、NC
O、SO25、SO3R、SO2NR2、またはCX3であ
る親電子基であり、Rは、水素、アルキル基、アリル
基、またはアラルキル基であり、Xは、同じでも、異な
っていてもよいハロゲン原子であり、W、およびW’
は、各々O、O-、NH2 + 、NR2(Rは、先に限定し
た通り)であり、R1からR4 は、同じでも、異なって
いてもよい、水素、ハロゲン、アルキル、アルケニルア
リル、アラルキル、SO3R、SO25、SO2NR2
NO2、NCO、(CH2nNCO、(CH2)NCS、
CN、(CH2nCN、(CH2nCOOR5、(C
2)CONR2、(CH2nX、または(CH2nNR
2 であり、nは、1から6であり、R3、およびR4
は、10から12員環を形成するために化合し、そし
て、R5 は、水素、アルキル、アリル、アラルキル、N
−サクシンアミド、およびN−マレイミドのようなN−
イミド、またはNR2 である。さらに、本願発明のより
好ましい化合物は、以下に示す式(VI)、(VII)
によって示される。
【0012】
【化9】
【0013】ただし、R1 、およびR11からR16は、先
に限定した通りである。
【0014】R5 が、N−イミド、またはNR2 である
化合物は、N−ヒドロキシサクシンアミド、またはN−
ヒドロキシアミンのようなN−ヒドロキシイミドのエス
テルである。概して、R1 、およびR2 は、同じであ
り、R3 、およびR4 も同じである。
【0015】免疫学的検定に使用するためには、R1
らR4 の少なくとも1つは、好ましくは、配位子類似
体、抗体、または類似した基体と結合を可能にする色素
であるアミノ基、カルボキシル基、スルフィニル基、ス
ルフォニル基、イソシアネイト基等のような官能基を含
有する。
【0016】オイル洩れ検出に使用するためには、R1
からR4 は、所望のオイル溶解性段階を色素に与え得る
ものの中から選択される。2および7位置にアルキル基
を付加することは、赤の領域で、少なくとも20nm吸
収を広げ、蛍光剤の収率を増加させ、漂白割合を減少さ
せる。
【0017】光触媒として使用するためには、R11から
16の少なくとも一つが、ハロゲンでなければならな
い。R11からR16で示されるハロゲン原子の例は、塩
素、臭素、およびよう素である。式(VI)のR11から
16、および式(VII)のR11からR14は、同じであ
り、臭素、またはよう素を示す。式(VII)のR12
13、および式(VI)のR11からR16は、ハロゲン
で、R11からR16のバランスは、水素である。
【0018】本願発明にかかる光触媒は、5、7−ジイ
オド−3−メトキシ−6−フルオロン、2、4、5、7
−テトライオド−3−ヒドロキシ−6−フルオロン、
2、4、5、7−テトラブロモ−3−ヒドロキシ−6−
フルオロン、9−シアノ−3−ヒドロキシ−2、4、
5、7−テトライオド−6−フルオロン、および9−シ
アノ−3−ヒドロキシ−2、4、5、7−テトラブロモ
−3−ヒドロキシ−6−フルオロンを含有する。
【0019】蛍光発光を示すためには、化合物は、イオ
ン化されていなければならない。本願発明の他の実施例
では、R2、またはR4は、W/W’における化合物の分
子内のイオン化を作り出す一部分を含有する。
【0020】本発明のより好ましい実施例によれば、化
合物は、以下に示す式(VIII)および(IX)によ
って示される。
【0021】
【化10】
【0022】本発明は、一般式(X)で示される免疫学
的検定の追跡子(トレイサー)を提供するものでもあ
る。
【0023】
【化11】
【0024】式中Yは結合のための基であり、A’は米
国特許第4,585,862号明細書内で定義される配
位子−類似体(ligand-analog)である。そして、EW
G、WおよびW’は、上述したものと同義である。米国
特許第4,585,862号明細書には、参考として含
まれている。一つの実施例において、結合基Yは、上述
した官能基R1〜R4の一つの類似体である2価のもので
ある。特に有用な結合基は、オキサルイル(oxalyl)基、
サルフォニル(sulfonyl)基、ヒドロオキシイミド基また
はカーボアミドスルフォニル(carboamidosulfonyl)基に
含まれるものである。他の実施例において、抗体または
配位子−類似体は、以下の式(VII)において部分X’
を経て三環の核へ結合される。また、他の実施例におい
ては、結合は9位でAの部分を経てしたものである。免
疫学的検定において有用である一つの化合物が、9位で
水素により置換され、2,4,5および7位の一つでシ
アノ、イソシアネートまたはイソチオシアネートにより
置換される。
【0025】RおよびR1〜R5により表されるアルキル
基の典型的例は、炭素数が1〜10までの直鎖、分岐鎖
および環状のアルキル基である。RおよびR1〜R5によ
り表されるアルキル基の典型的例には、アルキル基、
(CH2p、COOR、(CH2pXおよび(CH2p
NR2(ここでRおよびXは、上述したものと同義であ
り、pは0から6である。)で置換されたもの、または
非置換のフェニル基を含むものである。R1〜R5で示さ
れるアルキル基の代表的な例としては、ベンジル、フェ
ネチル等のような炭素数が7から20を有するアラルキ
ル基を含むものである。
【0026】アラルキル基の代表的な例は、炭素数が1
〜6を有する直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキル基に
よりオルトもしくはパラの一で置換されたフェニル基の
ような炭素数が7〜20有するアルカリル基を含むもの
である。EGWまたはR1〜R5により示されるアルケニ
ル基の代表的な例には、ビニル基、アリル(allyl)基、
1−プロペニル基、1−ブテニル基、および1,3−ブ
タジエニル基のような炭素数が2〜10を有するアルケ
ニル基を含むものである。
【0027】EWGにより示されるアルキニル基の代表
的な例には、1−プロピニル基、1−ブチニル基等のよ
うな炭素数が10までのアルキニル基を含むものであ
る。XもしくはR1〜R5およびR11〜R16で示されるハ
ロゲン原子の代表的な例としては、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素および適当な臭素または塩素を含むものであ
り、蛍光剤の場合は、フッ素もしくは塩素が好ましく、
光重合開始剤の場合は臭素もしくはヨウ素がましい。
【0028】R3およびR4が環を形成して結合している
場合は、本発明による化合物の一つの種類として、式XI
により示される。
【0029】
【化12】
【0030】式中、EWG、R1、およびR2は、上述し
たものと同義であり、nは2または3であり、X’はN
H、NR6、O、PR6、CHR6である。ここで、R6
1〜R4と同様に定義されるが、R1〜R4と同じでも異
なっていてもよく、さらに加えてジクロロトリアジニル
で示されてもよい。分子内イオン化のために、R1〜R4
の少なくとも一つは、W/W1がO/O-の場合は塩基性
の官能基を有するであろうし、W/W1がNR2 +/NR2
である場合は酸性の官能基を有するであろう。このよう
な基の例としてはアセチル基およびアミノ基である。
【0031】Zがアニオンの場合、Zにより示される対
イオンの代表例には、塩素、臭素、ヨウ素、過塩素酸塩
が含まれ、Zがカチオンの場合は、K+、Na+、アンモ
ニウム、フォスフォニウム等のような1価のイオンが含
まれる。
【0032】本発明によれば、550nmより大きい波
長、好ましくは580nmより大きい波長を吸収する化
合物を提供するものである。ほとんどの化合物におい
て、これらのより長い波長を最大限吸収するのは、9位
にシアノ基のような強力なEWGが存在することによる
ものであると考えられる。この効果は、置換基が以下の
表のように定義された一般式(V)の化合物の以下の表
に記載されている。
【0033】
【表1】
【0034】より好ましい実施例によれば、化合物は6
50〜700nmの範囲で強力に吸収する。
【0035】
【実施例】一般式(II)の化合物は、以下の反応図(Rea
ction Scheme)1を用いて2,2’,4,4’−テトラ
ヒドロオキシベンゾフェノンから得られる。
【0036】
【化13】
【0037】テトラヨードおよびテトラブロモヒドロキ
シフルオロンは、以下の反応式2により、3、6ージヒ
ドロキシキサンタンから得ることが可能である。
【0038】
【化14】
【0039】合成例1 3、6ージヒドロキシキサントン
【0040】2、2’、4、4’ーテトラヒドロキシベ
ンゾフェノン(2.5g、10.15mmol)が、20
mlの水中、195℃ー200℃で4時間、加熱された
(アルドリッチ圧力管)。冷却後、粗生成物は濾過さ
れ、25mlの水と混合された。得られた懸濁液は、1
25分間還流され、約60℃で濾過されたところ、純粋
生成物、3、6ージヒドロキシキサントン、2.15g
が得られ、収率は90.4%であった。この生成物は、
330℃より下の温度では、溶融しなかった。
【0041】HNMR (DMSO):10.780
(s、2H)、7.983(d、2H、J=8.6H
z)、6.822(m、4H) MS:228、200、171、115、100、6
9、63
【0042】合成例2 3、6ージヒドロキシキサンタン
【0043】3、6ージヒドロキシキサントン(46
g、201mmol)の1.6LのTHF懸濁液に、1
時間かけて、ボランーテトラヒドロフラン錯体(1.0
M、THF中、最初は反応性が高いので注意すること)
が添加された。この混合物は、室温で、アルゴン雰囲気
下、一昼夜撹拌したところ、透明な黄色の溶液が得られ
た。過剰なジボランは、注意深く、水、1Nの塩酸の順
で添加することにより、分解され、透明な黄色の溶液と
なった。テトラヒドロフランは、ロータリーエバポレー
ションにより除去され、得られた固体が濾過されて、水
で洗浄後、10%の水酸化ナトリウムに再溶解された。
この溶液は、濾過、冷却の後、塩酸を徐々に添加するこ
とにより、再沈殿にふされたところ、黄色の固体が得ら
れた。この固体を濾過後、水で洗浄し、真空下で乾燥す
ると、40.14g(93%、融点207ー208)の
3、6ージヒドロキシキサンタンが得られた。
【0044】H1NMR (DMSO):9.41
(s、2H)、6.97(d、2H、J=8.4Hz)、
6.4(dd、2H、J=8.4、2.4Hz)、6.39
(d、2H、J=2.4Hz)、3.765(s、2H)
【0045】合成例3 3ーヒドロキシー6ーフルオロン
【0046】合成例2で得られた3、6ージヒドロキシ
キサンタン(2.14g、10mmol)の60mlの
エタノール溶液に、25℃で、DDQ(2.78g、1
2mmol)が添加された。この反応混合物は、室温
で、8時間撹拌された。黄色の沈殿が濾過されてエタノ
ールで洗浄されたところ、3ーヒドロキシー6ーフルオ
ロン(1.9g)が、90%の収率で得られた。
【0047】NMR (DMSO):8.203(s、
1H)、7.589(d、2H、J=8.6Hz)、6.
659(d、2H、J=9.2Hz)、6.478(s、
2H) λmax=500nm(メタノール)
【0048】合成例4 2、7ージーtーブチルー3ーヒドロキシー6ーフルオ
ロン
【0049】8.0mlの15ー18%の発煙硫酸が、
3、6ージヒドロキシキサンタン(10.7g、50m
mol)の50.0mlの2ーメチルー2ープロパノー
ル中に添加された。この混合物は、30分間撹拌され、
1時間還流された。この後、15.0mlの2ーメチル
ー2ープロパノールが添加され、この溶液はさらに2.
5時間還流された。冷却すると、沈殿が析出し、これを
濾過して水で洗浄したところ、2、7ージーtーブチル
ー3ーヒドロキシー6ーフルオロン(15.8g)が、
97.5%の収率で得られた。
【0050】NMR (DMSO):9.11(s、1
H)、7.89(s、2H)、7.05(s、2H)、
1.43(s、18H)
【0051】合成例5 2、7ージーtーブチルー4、5ージヨードー3ーヒド
ロキシー6ーフルオロン
【0052】最少量の水に溶解されたヨウ素酸(352
mg、2.0mmol)が、2、7ージーtーブチルー
3ーヒドロキシー6ーフルオロン(1.62g、5.0m
mol)およびヨウ素(1.27g、10.0mmol)
の、50mlの無水エタノール50ml溶液に、0℃で
滴下された。この混合物は、2時間撹拌され、50ml
の冷却水が添加された。ここで得られた沈殿は、濾過さ
れ、少量のエタノールで洗浄された。
【0053】HNMR (DMSO):8.21(s、
1H)、7.55(s、2H)、1.38(s、18H)
【0054】合成例6 2、7ージーtーブチルー4、5ージスルフルニル(d
isulfurnyl)ー3ーヒドロキシー6ーフルオ
ロン
【0055】3.0mlの15ー18%の発煙硫酸が、
2、7ージーtーブチルー3ーヒドロキシー6ーフルオ
ロン(1.6g、4.9mmol)に滴下された。この混
合物は、溶解するまで撹拌され、徐々に、1.5時間で
40ー50℃に昇温された。氷(10ー15g)が、撹
拌しながら0℃で注意深く、混合物に添加された。形成
された沈殿は、濾過されたところ、2、7ージーtーブ
チルー4、5ージスルフルニルー3ーヒドロキシー6ー
フルオロン(1.72g)が、72%の収率で得られ
た。
【0056】HNMR (DMSO):9.7(s、1
H)、8.17(s、2H)、1.40(s、18H)
【0057】合成例7 3、6ージヒドロキシー4、5ージヨードキサンタン
【0058】3、6ージヒドロキシー4、5ージヨード
キサントン(9.6g、20.0mmol)の100ml
のTHF懸濁液に、ボランーテトラヒドロフラン錯体
(1.0M、THF中)が、室温で窒素雰囲気下、添加
された。この反応は、室温で、5時間撹拌した後、0.
5Nの塩酸、20mlを添加することにより、終了され
た。30分間撹拌された後、溶媒が除去された。残さは
濾過されて、析出物が、0.1Nの水酸化ナトリウム溶
液に溶解された。このアルカリ性溶液は、濾過後、0.
5Nの塩酸により、酸性化された。形成された黄色の固
体生成物が濾過された。3、6ージヒドロキシー4、5
ージヨードキサンタン(9.2g、96.6%)が得ら
れた。
【0059】HNMR (DMSO):10.38
(s、2H)、2.05(d、2H、J=8.3Hz)、
6.67(d、2H、J=7.8Hz)、3.88(s、
2H)
【0060】合成例8 4、5ージヨードー3ーヒドロキシー6ーフルオロン
【0061】3、6ージヒドロキシー4、5ージヨード
キサンタン(233mg、0.5mmol)の10ml
のエタノール溶液に、25℃で、2、3ージクロロー
5、6ージシアノー1、4ーベンゾキノン(DDQ)
(113mg、0.5mmol)が添加された。この反
応混合物は、室温で、4時間撹拌された。黄色の沈殿が
濾過されてエタノールで洗浄されたところ、4、5ージ
ヨードー3ーヒドロキシー6ーフルオロン(189m
g)が、77.6%の収率で得られた。
【0062】NMR (DMSO):8.22(s、1
H)、7.68(d、2H、J=8.8Hz)、6.84
(d、2H、J=8.3Hz)
【0063】合成例10 9ーシアノ置換キサンテン誘導体の一般的製造方法
【0064】シアン化カリウム(2.0mmol)が、
9ー水素置換キサンテン(1.0mmol)の5.0ml
のDMF溶液に添加された。この反応は、原料が完全に
消費されるまで、可視吸収スペクトルでモニターされ
た。反応溶液は、4:1のヘキサン:ジクロロメタンに
より処理されたのち、形成された沈殿が濾過され、乾燥
されて、5%の塩酸で処理され、水で洗浄された。9ー
シアノ置換フルオロン誘導体が、80ー90%の収率で
得られた。分析学的に純粋な化合物は、TLC分離によ
り単離された。
【0065】化合物:9ーシアノー3ーヒドロキシー6
ーフルオロン
【0066】HNMR (DMSO):7.28(d、
2H、J=9.24Hz)、6.28(dd、2H、J=
9.24、1.92Hz)、5.94(d、2H、J=1.
98Hz)
【0067】化合物:9ーシアノー2、4、5、7ーテ
トラーtーブチルー3ーヒドロキシー6ーフルオロン
【0068】HNMR (DMSO):7.79(s、
2H)
【0069】化合物:9ーシアノー2、4、5、7ーテ
トラヨードー3ーヒドロキシー6ーフルオロン
【0070】HNMR (DMSO):8.01(s、
2H)
【0071】化合物:9ーシアノー4、5ージヨードー
3ーヒドロキシー6ーフルオロン
【0072】HNMR (DMSO):7.38(d、
2H、J=9.2Hz)、6.46(d、2H、J=9.
2Hz)
【0073】化合物:9ーシアノー2、7ージーtーブ
チルー3ーヒドロキシー6ーフルオロン
【0074】HNMR (DMSO):7.41(s、
2H)、1.37(s、18H)
【0075】化合物:9ーシアノー2、7ージーtーブ
チルー4、5ージヨードー3ーヒドロキシー6ーフルオ
ロン
【0076】HNMR (DMSO):7.28(s、
2H)、1.34(s、18H)
【0077】合成例11 2、4、5、7ーテトラヨードー3ーヒドロキシー6ー
フルオロン(TIHF)
【0078】最少量の水(gに対して約1ml)に溶解
されたヨウ素酸(16.4g、93mmol)が、3、
6ージヒドロキシキサンタン(10g、46.7mmo
l)およびヨウ素(29.8g、118mmol)の、
lLの無水エタノール溶液に、20分かけて滴下され
た。この混合物は、暗茶色溶液が、固体イニシエータが
析出するにつれて赤橙色に徐々に変化する間、2時間撹
拌された。この混合物は、1時間、60℃に加熱され、
冷却後、濾過されて、水およびエタノールで洗浄され
た。粗固体物は、無水エタノールでトリティエート(t
ritiated)され、再濾過されて真空下で乾燥さ
れたところ、赤色固体が29g(87%)得られた。
【0079】H1NMR (DMSO):8.31
(s、2H)、8.07(s、1H) λ=536nm(エタノール)
【0080】合成例12 2、4、5、7ーテトラブロモー3ーヒドロキシー6ー
フルオロン(TBHF)
【0081】3、6ージヒドロキシキサンタン(4.2
8g、20mmol)のエタノール(150ml)溶液
に、水酸化ナトリウム溶液(4.8g、120mmo
l、10mlの水中)が添加された。この溶液は、0℃
に冷却され、Br2(22.4g、140mmol)が
徐々に添加された。添加後、反応混合物が室温で8時間
撹拌された。析出物が濾過され、エタノールで洗浄され
た。2、4、5、7ーテトラブロモー3ーヒドロキシー
6ーフルオロン(9.6g、90.8%)が得られた。
【0082】NMR (DMSO):8.309(s、
1H)、8.244(s、2H) λmax=526nm(メタノール)
【0083】以下の表において、イニシエータの特性が
示されている。 化合物 maxa fb f pKa Eox Ered phos HF 500504490 506513 .95c 5.97 1.34 -.99 --- TBHF 526530516 539 .52 3.28 1.099 -.95 --- TIHF 532536526 544549 .13 4.08 1.04 -.95 676
【0084】ただし、a:MeOH、EtOH、10%
MeOH/90%水 b:MeOH、EtOH c:10ー7M
【0085】合成例13 2、4、5、7ーテトラヨードー9ーシアノー3ーヒド
ロキシー6ーフルオロン
【0086】シアン化カリウム(1.175g、18.0
mmol)が、TIHF(10.74g、15.0mmo
l)の100mlのDMF溶液に添加された。この反応
は、全てのTIHFが消費されるまで、可視スペクトル
でモニターされた。反応溶液は、室温で真空ポンプで除
去されて、残さが1:1のヘキサン:ジクロロメタンに
より処理されたのち、形成された沈殿が濾過され、乾燥
されて、18%の塩酸で処理され、水で洗浄された。
2、4、5、7ーテトラヨードー9ーシアノー3ーヒド
ロキシー6ーフルオロン(10.60gh)が得られた
(975)。
【0087】 HNMR (DMSO):8.006(s、2H) max(EIOH=638nm)
【0088】合成例14 6ーヒドロキシー3ーメトキシキサントン
【0089】3、6ージヒドロキシキサントン(7.0
g、30.7mmol)が、水酸化ナトリウム水溶液
(2.5g(62.5mmol)200mlの水中)に溶
解される。ジメチルサルフェート(3.2ml、33.6
mmol)が、撹拌しながら滴下され、終了と共に固体
が形成される。さらに1時間撹拌して15分間還流され
る。さらなる塩基が、フェノールの溶解を完全にするた
めに、添加される。濾過したところ、1が得られる。溶
液は塩酸により酸性化され、濾過すると、原料と4の混
合物が得られる。固体物は、約200mlのエタノール
中、15分間還流し、原料を溶解させる。固体物は濾過
されて、エタノールおよび水で洗浄される。これを数回
繰り返すと、約50%の収率で、純粋な4が得られる。
【0090】融点=303ー306℃ NMR (200MHz、dーDMSO):3.89
(s、3H)、6.82(d、1H、J=2.24H
z)、6.87(m、1H)、6.99(dd、1H、J
=8.78、2.20Hz)、7.09(d、1H、J=
2.26Hz)、7.99(d、1H、J=8.52H
z)、8.03(d、1H、J=8Hz)
【0091】合成例15 6ーヒドロキシー3ーメトキシキサンタン
【0092】4(4.0g、16.5mmol)の、無水
THF(150ml)溶液に、窒素雰囲気下、撹拌しな
がら、1MのBH3溶液(41ml、41mmol)が
添加される。反応混合物は、室温で、一昼夜撹拌され、
溶媒が除去されてフラスコが水酸化ナトリウム水溶液で
洗浄されて、生成物が完全に溶解される。不純物を取り
除くために濾過したのち、溶液は酸性化され、濾過され
て、水で洗浄されると、黄色の5が3.73g(99
%)得られる。
【0093】NMR (200MHz、dーDMS
O):3.72(s、3H)、3.82(s、2H)、
6.46(m、2H)、6.63(m、2H)、7.00
(d、1H、J=8.12Hz)、7.10(d、1H、
J=9.46Hz) MS:227、212、197、184、128
【0094】合成例16 5、7ージヨードー3ーメトキシー6ーフルオロン
【0095】最少量の水に溶解されたヨウ素酸(0.2
11g、1.2mmol)が、5(0.228g、1mm
ol)およびヨウ素(0.508g、4mmol)の、
20mlのエタノール溶液に、撹拌しながら、室温で1
時間かけて滴下され、15分間5ーー℃に加熱される。
濾過して、水およびエタノールで洗浄すると、橙色の6
が0.44g(92%)得られる。
【0096】NMR (200MHz、dーDMS
O):3.96(s、3H)、7.10(dd、1H、J
=8.72、2.38Hz)、7.19(d、1H、J=
2.38Hz)、7.86(d、1H、J=8.74H
z)、8.35(s、1H)、8.46(s、1H) MS:478、450、351、323、196、18
1、125
【0097】前記合成例および反応式1に例示している
ように、2位および7位は、求電子置換反応により、官
能基が導入される。次いで、9位が、1、6ー共役付加
反応により官能基化されて、自動酸化がおこる。たとえ
ば、反応式1において、化合物8および9を参照のこ
と。4位及び5位に官能基を導入することは、また、求
電子置換反応により可能である。2、7ージーtーブチ
ルー3ーヒドロキシー6ーフルオロンから、反応式1に
おける化合物5:2、7ージーtーブチルー3ーヒドロ
キシー4、5ージヨードー6ーフルオロンが、ヨードお
よびHIO3を用いた反応により、調製される。2、7
ージーtーブチルー3ーヒドロキシー4、5ージスルフ
ルニルー6ーフルオロンは、化合物5から、15ー18
%の発煙硫酸を用いた反応により調製可能である。これ
らの誘導体の各々は、合成例10の方法を用いて、DM
F中、KCNと反応可能であり、相当する9ーシアノ誘
導体が得られる。4位および5位もまた、反応式3に示
されるように、官能基化される。
【0098】
【化15】
【0099】他の多くの4、5誘導体が、3ーヒドロキ
シー4、5ージヨードー6ーフルオロン(DIHF)か
ら調製可能であり、DIHFは、以下の反応式4により
調製される。
【0100】
【化16】
【0101】一般式(IX)の化合物は、相当するフル
オロンのアミノメチル化ののち、9位を官能基化する
か、または、フルオロンの反応式1に示されたものと類
似した反応を用いて、以下の化合物の官能基化により得
られる。
【0102】
【化17】
【0103】化学式(XI)の化合物は、以下の反応式
5により調製可能である。
【0104】
【化18】
【0105】9ートリフルオロメチル誘導体の合成は、
反応式6のように行なわれる。
【0106】
【化19】
【0107】化学式(III)および(IV)において
R7がHの時、化合物は、デキドロキシフルオロンと称
す。デキドロキシフルオロンの合成ルートは、反応式6
に示される。本発明による化合物例は、以下に示され
る。
【0108】
【化20】
【0109】
【化21】
【0110】実施例1 以下の組成物が調製された。
【0111】組成物1 TMPTA 90g NVP 10g TIHF 3.6mg NPG 75mg
【0112】組成物2 DPHPA 87g NVP 13g NPG 3.6mg TIHF 75mg
【0113】組成物3 DPHPA 30G NVP 10g TIHF 3.6mg NPG 75mg TMPTA 20g エベクリル(Ebecryl)370 4oz (ビスフェノールAジアクリレート)
【0114】組成物4 NVP 10g TIHF 3.6m
g NPG 75mg テトラエチレングリコールジアクリレート 90g
【0115】結果 各組成物は、試験管にいれられ、広域光源にさらされ
た。すべての組成物は、迅速に硬化した。
【0116】本発明の化合物は、従来の光重合開始剤お
よび蛍光染料と同様の使用が可能である。特に、免疫分
析における蛍光剤およびフルオレセイン染料として有用
であり、さらに、米国特許第4585862号に記載さ
れたタイプの分極免疫分析において有用である。これら
の化合物は、従来の蛍光剤よりもより長い波長において
吸収されるため、優位であり、化合物を励起させるため
にHe/Neレーザーなどの高価でないレーザーを使用
することが可能である。さらに、長波長吸収のためこれ
らの化合物を使用して、全血液において免疫分析するこ
とが可能である。現在は、一般的には、励起エネルギを
吸収することを避けるため、血液から血液細胞を除去す
ることが必要である。
【0117】本発明の化合物はまた、エンジンにおける
漏れ検知に使用される、蛍光オイル添加物としても有用
である。現在は、この工程に使用される蛍光染料は、オ
イルおよびオイル添加物の吸収の競争のため、オイル漏
れを検知するには、十分なレベルの蛍光を呈するため
に、染料を励起させるための高電圧ランプを使用する必
要がある。本発明の化合物は長波長吸収するため、ほと
んど吸収競争がおきず、オイル漏れを検知するには、よ
り低い電圧ランプを使用することが可能である。オイル
の他の組成物は、長波長において、あまり光を吸収しな
いものである。オイル漏れ検知に使用される特に好まし
い蛍光剤は、上記反応式1に示された化合物5:2、7
ージーtーブチルー3ーヒドロキシー6ーフルオロンで
ある。
【0118】蛍光剤として特に有用な化合物は、R1
よびR2が置換され、R3およびR4が水素である、化学
式IVの化合物である。免疫分析の使用においては、イ
オン性部が、水溶性を増すために、化合物に添加可能で
ある。しかしながら、蛍光化合物においては、R1ーR4
は、通常、ブロムまたはヨウ素などの重原子ではない。
蛍光剤は、後者化合物には観察されていない。しかしな
がら、これらは効果的な光重合開始剤である。蛍光性を
有するための一般的な規則として、化合物はイオン化さ
れなければならない。たとえばオイルのような極性でな
い媒体においては、分子内イオン化を起こすために、W
/W’と相互に作用する、R1ーR4において、官能基を
有する必要がある。
【0119】フルオロン開始剤は好ましくは、共開始剤
(coinitiator)と組み合わせて使用され
る。本発明に有用な共開始剤は、従来より知られている
物の中から選択され、特に電子供与共開始剤から選択さ
れる。Nーフェニルグリシン(NPG)が良く知られて
おり、好ましい共開始剤である。他の有用な電子供与共
開始剤の例は、イートン、D.F.、による”染料増感光
重合”、アドバンス イン フォトケミストリ、13
巻、427ー486ページに記載されている。また、
N、Nージアルキルアニリン、および、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、およびアリルスルヒネー
トなどの他のターシャリーアミンも有用である。
【0120】ジアルキルアニリンは、自動酸化剤として
機能するものであり、好ましくは、NPGのような電子
供与体と組み合わせて使用される。本発明に使用される
N、Nージアルキルアニリンの代表例としては、4ーシ
アノーN、Nージメチルアニリン、4ーアセチルーN、
Nージメチルアニリン、4ーブロモーN、Nージメチル
アニリン、4ーメチルーN、Nージメチルアニリン、4
ーエトキシーN、Nージメチルアニリン、N、Nージメ
チルチオアニシジン、4ーアミノーN、Nージメチルア
ニリン、3ーヒドロキシーN、Nージメチルアニリン、
N、N、N’、N’ーテトラメチルー1、4ージアニリ
ン、4ーアセトアミドーN、Nージメチルアニリン、
2、6ージエチルーN、Nージメチルアニリン、N、
N、2、4、6ーペンタメチルアニリン(PMA)、お
よびpーtーブチルーN、Nージメチルアニリンが挙げ
られる。
【0121】トリエチルアミン、トリエタノールアミン
などの他のターシャリーアミンも有用な共開始剤であ
る。
【0122】有用な共開始剤の他のものとして、アルキ
ルボレート塩があり、たとえば、化学式BR181920
21で表わされるボレートアニオンのアンモニウム塩お
よびピリジニウム塩が使用される。ここで、R18ーR21
は、独立に、アルキル、アリール、アルカリル、アリ
ル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、脂環式化合
物および飽和または不飽和ヘテロサイクリック基からな
るグループから選択されるものである。
【0123】R18ーR21に代表されるアルキル基の代表
例としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペン
チル、ヘキシル、オクチル、ステアリルなどが挙げられ
る。アルキル基は、置換されてもよく、たとえば、1以
上のハロゲン、シアノ、アシロキシ、アシル、アルコキ
シ、またはヒドロキシ基により置換されてもよい。R18
ーR21に代表されるアリール基の例としては、フェニ
ル、ナフチル、および置換アリール基が挙げられ、メチ
ルフェニル、ジメチルフェニルなどのアルカリルおよび
アニシルなどが使用される。R18ーR21に代表されるア
ラルキル基の代表例としては、ベンジル基が挙げられ
る。代表的な脂環式化合物は、シクロブチル、シクロペ
ンチル、およびシクロヘキシル基である。アルキニル基
の例としては、プロピニルおよびエチニルが挙げられ、
アルケニル基の例としては、ビニル基が挙げられる。
【0124】好ましくは、R18ーR21のうちの少なくと
も1つが3つ以下が、アルキル基である。各R18ーR21
は、20炭素数まで含有可能であり、典型的には、1か
ら7の炭素数を有する。より好ましくは、R18ーR
21は、アルキル基およびアリール基またはアラルキル基
をくみあわせたものがよく、たとえば、アルキルトリフ
ェニルボレートのような、1つのアルキル基と3つのア
リール基を組み合わせたものがより好ましい。有用な塩
は、米国特許第4950581号に記載されている。
【0125】現在は、たとえば黒体放射硬化インクにお
いて、高速が必要とされる場合、共開始剤として、Nー
フェニルグリシン(NPG)およびジイソプロピルジメ
チルアニリン(DIDMA)の組み合わせが使用されて
いる。
【0126】本願発明において使用される、遊離ラジカ
ル付加重合、または架橋可能な化合物の最も典型的な例
は、エチレニカリー(ethylenically )不飽和化合物、
より好ましくは、ポリエチレニカリー(polyethylenica
lly )不飽和化合物である。これらの化合物は、ビニル
基、アリル基、および末端、またはペダントエチレニッ
ク不飽和化合物を有するポリマーのような一つ、または
それ以上のエチレニカリー不飽和基を有するモノマーを
含有する。一般に、遊離ラジカル架橋によって固体に変
化する不飽和化合物が、ここでは使用される。そのよう
な化合物は、当該技術においては周知であり、トリメチ
ルオルプロパン(trimethylolpropane)ペンタエリトリ
トール、およびそのようなもの、アクリレイト、または
メタクリレイトターミネイティドエポキシ樹脂、アクリ
レイト、またはメタクリレイトターミネイティドポリエ
ステル、その他のようなアクリリック、およびメタクリ
リックエステルのポリヒドリックアルコールを含有す
る。典型的な例は、エチレングリコールジアクリレイ
ト、エチレングリコールジメタクリレイト、トリメチル
オールプロパントリアクリレイト(trimethylolproppan
e triacrylate)(TMPTA)、ペンタエリトリトー
ル、テトラメタクリレイト、ジペンタエリトリトール、
ヒドロキシペンタクリレイト(DPHPA)、ヘキサン
ジオール−1、6−ジメタクリレイト、ヘキサンジオー
ル、ジアクリレイト、ジエチレングリコール、ジメタク
リレイト、ジグリシジルエーテルジアクリレイト(MW
=390)、トリメチルオール(trimethylol )プロパ
ンエトキシレイトトリアクリレイト、ネオペンチルグリ
コールプロポキシレイトジアクリレイト、(MW=42
8)である。N−ビニルピロリジン(NVP)のよう
な、他のビニル化合物もまた、使用される。モノマーは
選択され、フォトグラフィックスピード、および/また
は製造において所望の物理的特性を与えるためにブレン
ドされる。モノマー選択、およびブレンドは、光触媒の
充分な溶解性を保証するためになされる。特に好ましい
モノマー組成物は、87%DPHPA、13%NVPで
ある。他の好ましい成分は、TMPTA、DPHPA、
およびNVPである。
【0127】本願発明の組成物においては、組成物の感
度を制御するために、および/またはその感度を増加さ
せるために、感光剤を混合することが望ましい。使用さ
れる感光剤は、アントラセン、およびそのナフタレン誘
導体、アセトフェノン、ベンゾフェノン、2−アセトナ
フトン(2-acetonaphthone)、その他のように当該技術
において知られているものを含有する。
【0128】溶媒は、かりに、光触媒が、モノマーに充
分溶解しないなら、溶解させるために必要である。溶媒
は、吸収スペクトルを、組成物の感度を一致させるため
のシフトに使用される。使用される溶媒としては、N−
ビニルピロリドン(N-vinylpyrrolidone)、およびニト
ロベンゼンを例として挙げることができる。使用される
他の溶媒は、容易に、明らかになる。
【0129】本発明にかかる光硬化組成物におけるフル
オロン(fluorone)、および補触媒の量、モノマーの性
質は、特に使用する組成物、放射源の放出特性、製造過
程、重合生成物における所望の物理特性、およびその他
のファクターによって変わる。このため、本願発明にか
かる組成物は、一般に、以下に示す重量での組成範囲
(トータル100部をベースとする。)の中に含まれ
る。
【0130】 重合可能な化合物 50から99.7 フルオロン(Fluorone) 0.05から0.05 電子供与体 0.2から1g 自動酸化剤 0から3g 感光剤(任意) 0.3から1g
【0131】より一般的な本願発明にかかる組成物は、
以下に示す式を有するものであると予想される。
【0132】 重合可能な化合物 10g フルオロン(Fluorone) 2mgから10mg 電子供与体 20mgから100mg 自動酸化剤 0から3g 感光剤(任意) 20mgから100mg
【0133】本願発明にかかる光硬化組成物は、通常の
方法における支持物によりコートされており、親油性ポ
リマー現像剤を形成するために、フォトリソグラフィ
ー、またはフォトレジストに使用される。本願発明にか
かる光硬化組成物の開発は、周知、または通常の方法で
ない方法、つまり、非重合モノマーのための溶媒は、晒
されない場所の光硬化組成物を除去するために使用され
るということが起因となった。
【0134】本願発明の組成物もまた、U.S.Pa
t.No.4,399,209、No.4,440,8
46に開示されているように、カプセルに入れられてお
り、そして現像形成試薬の溶出を制御するために使用さ
れる。後者の工程は、一般的に、光化学作用を有する放
射に晒される光感光層、および圧力のような均一な破壊
力に対して晒されるマイクロカプセルの層のイメージ−
ワイズを改良する。
【0135】本願発明にかかる光硬化組成物はまた、H
ullによって、U.S.Pat.No.4,575,
330に開示されているような3次元的なモデリング工
程において、好ましく使用されている。核の厚さをより
厚くすることが、可能であるために、モデルは、大きく
横断面を増加される。これにより、モデルを作るために
必要な総合時間が減少する。特許請求された3次元モデ
ルをもたらす化合物の他の利点は、緑の強度が高いとい
うことである。吸光度係数にに依存して、本願発明にか
かる組成物、および光感光物質は、この範囲において、
放射するどのような源に対しても晒され、特にHe/C
dレーザー、または水素アークランプにも晒される。
【0136】本願発明はまた、総量計のフルオロン(fl
uorones )、さらに特には、UV検出、可視光線、およ
び赤外線レーザーパルスの検出に使用される。放射に晒
される時、フルオロン(fluorones)は、変色するの
で、それらは、記録のために使用され、光化学作用を有
する放射に晒されたものを量的に表示できる。この目的
のため、それらは、ポリビニルアルコール、ポリメチル
メタクリレイトのような混合しても化学変化を起こさな
いバインダーに拡散され、そして支持物でコートされ
る。検出器に使用するために、色が単独で変化すること
が好ましくない時、さきに示された光硬化組成物が役に
立つ。組成物を晒すことは、タイプの表示、または晒さ
れる量の表示を変化を生じさせる。
【0137】感光剤物質に使用することに加えて、本願
発明にかかる組成物はまた、光硬化インク(photocurab
le inks )、被覆剤、光粘着剤、印刷プレート、印刷回
路製造、および光硬化剤を使用するものを含む他の広い
ものに使用される。
【0138】本願発明は、遊離ラジカル重合が可能な組
成物に関するものであることは、さきに述べたが、さき
に述べたフルオロンはまた、イオンを含有する重合可能
な組成物に使用され、特には、陽イオンイオンを含有す
る重合可能な組成物に使用されるということは予想され
る。本発明のこの実施例において、フルオロンは、ヨー
ドニウム、ホスホニウム、スルホニウム、およびピリリ
ウムスラットのようなオニオム塩と共に使用されてい
る。オニウムスラットをベースとした陽イオン性重合可
能な組成物は、U.S.Pat.No.4,264,7
03、およびNo.4,307,177(Crivel
lo)、ヨーロッパ出願0408227A1に開示され
ている技術に示されている。
【0139】本発明の詳細を、より好ましい実施例を参
照して説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限
り、種々の応用、および改良が可能であるということは
明白である。
【0140】
【発明の効果】本発明の化合物は、長波長の光を吸収す
ることができるという利点を有し、蛍光剤、光重合開始
剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 255/47 9357−4H 317/24 7419−4H C07D 311/84 9360−4C 311/88 9360−4C 311/92 9360−4C 335/12 335/14 335/18 345/00 C08F 2/50 MDN 7442−4J C09B 11/28 7306−4H C09K 11/06 Z 9159−4H G03F 7/028 (72)発明者 ジアミン・シ アメリカ合衆国・オハイオ・43402・ボー リング・グリーン・ナポレオン・ロード・ アパート・14・214

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式、 【化1】 示される化合物であって、 式中、Aは、水素、アルキル基、アルケニル基、アルキ
    ニル基、ジクロロトリアジニルアミノまたはフェニル基
    もしくは置換されたフェニル基より強い電子吸引性を有
    する電子吸引基であり、 WおよびW’は、OおよびO-、ならびにNR2 +および
    NR2からなるグループからそれぞれ選択されたもので
    あり、 Rは、水素原子、低級アルキル基、アラルキル基、もし
    くはアリル基、およびZが水素原子もしくは対イオンで
    あり、 さらに本化合物は2、4、5および7位が非置換もしく
    は置換されたものであってもよく、 Aが水素原子もしくはメチルである場合は、化合物が
    2、4、5および7位の内少なくとも1つが置換されて
    いることを特徴とする化合物
  2. 【請求項2】 Aが、水素、アルケニル、アルキニル、
    ジクロロトリアジニルアミノ、COOR、COR5、C
    ONR2、C(O)OCOR、CN、NO2、NCS、N
    CO、SO25、SO3R、SO2NR2およびCX3から
    なるグループから選択されたものであり、かつここでR
    が水素、アルキル基、アリル基、またはアラルキル基を
    示し、Xがハロゲン原子を示し、R5が水素、アルキ
    ル、アリル、アラルキル、N−イミドもしくはNR2
    示すことを特徴とする請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 一般式(v)で示され、 【化2】 式中、EGWがCOOR、COR5、CONR2、C
    (O)OCOR、CN、NO2、NCS、NCO、SO2
    5、SO3R、SO2NR2およびCX3からなるグルー
    プから選択された電子吸引基であり、かつここでRが水
    素、アルキル基、アリル基、またはアラルキル基を示
    し、Xがハロゲン原子を示し、 WおよびW’は、OおよびO-、ならびにNR2 +および
    NR2からなるグループからそれぞれ選択されたもので
    あり、Rが前記と同義であり、 R1−R4が、同じでも異なってもよく、かつ水素、ハロ
    ゲン、アルキル、アルケニル、アリル、アラルキル、ア
    ルカニル、(CH2nCOOR5、(CH2nCON
    2、(CH2nX、SO3R、SO25、SO2NR2
    NO2、(CH2nNR2、NCO、NCS、(CH2n
    NCS、CNおよび(CH2nCNからなるグループか
    ら選択されたものであり、さらにnが1〜6であり、R
    およびXが前記と同義であり、 R3とR4が、10から12員環で形成されてもよく、 R5が、アルキル基、アリル基、アラルキル基、N−イ
    ミド、もしくはNR2であり、Rが前記と同義であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R1およびR2が、アルキル基であること
    を特徴とする請求項3記載の化合物。
  5. 【請求項5】 WがNR+ 2であり、W’がNR2である
    ことを特徴とする請求項4記載の化合物。
  6. 【請求項6】 WがOであり、W’がO-であることを
    特徴とする請求項4記載の化合物。
  7. 【請求項7】 EWGがCNであることを特徴とする請
    求項6記載の化合物。
  8. 【請求項8】 EWGがCNであることを特徴とする請
    求項5記載の化合物。
  9. 【請求項9】 EGWがCNであることを特徴とする請
    求項1記載の化合物。
  10. 【請求項10】 EWGがCF3であることを特徴とす
    る請求項3記載の化合物。
  11. 【請求項11】 WがOであり、W’がO-であること
    を特徴とする請求項1記載の化合物。
  12. 【請求項12】 Aがジクロロトリアジニルアミノであ
    ることを特徴とする請求項1記載の化合物。
  13. 【請求項13】 R3および/またはR4が、前記化合物
    を配位子類似体もしくは抗体へ結合させるための官能基
    を有することを特徴とする請求項3記載の化合物。
  14. 【請求項14】 前記官能基が、COOR5もしくはN
    2であることを特徴とする請求項13記載の化合物。
  15. 【請求項15】 R3およびR4が、環を形成するように
    結合していることを特徴とする請求項3記載の化合物。
  16. 【請求項16】 R1〜R4の内の少なくとも1つが、前
    記化合物の分子内イオン化を形成する官能基を有するこ
    とを特徴とする請求項3記載の化合物。
  17. 【請求項17】 一般式(X)で示され、 【化3】 式中、Aが水素、アルケニル、アルキニル、ジクロロト
    リアジニルアミノ、COOR、COR5、CONR2、C
    (O)OCOR、CN、NO2、NCS、NCO、SO2
    5、SO3R、SO2NR2およびCX3からなるグルー
    プから選択されたものであり、かつここでRが水素、ア
    ルキル基、アリル基、またはアラルキル基を示し、Xは
    同じでも異なってもよくかつハロゲン原子を示し、 WおよびW’は、OおよびO-、ならびにNR2 +および
    NR2からなるグループからそれぞれ選択されたもので
    あり、Rが前記と同義であり、 R5が水素、アルキル基、アリル基、アラルキル基、N
    −イミドもしくはNR2を示し、 そしてA’は、配位子類似体もしくは抗体を意味し、Y
    が結合基であり、A’(Y)の基が、2、4、5、もし
    くは9位であり、残りの部分が置換されもしくは非置換
    であることを特徴とする化合物。
  18. 【請求項18】 オイル媒体と蛍光染料とを有するオイ
    ル漏れを検出するための組成物において、 前記染料が、以下の一般式で示され、 【化4】 式中、EWGが、フェニル基もしくはハロゲンもしくは
    カルボニル基で置換されたフェニル基より強い電子吸引
    性を有する電子吸引基であり、 WおよびW’は、OおよびO-、ならびにNR2 +および
    NR2からなるグループからそれぞれ選択されたもので
    あり、 Rが、水素、アルキル基、アラルキル基、もしくはアリ
    ル基であり、 Zが、水素原子もしくは対イオンであり、 前記化合物の2、4、5、および7位の内の少なくとも
    1つが、親油性の基で置換されていることを特徴とする
    オイル漏れを検出するための組成物。
  19. 【請求項19】 光化学作用を有する放射線で蛍光を発
    することを特徴とする請求項1記載の化合物。
  20. 【請求項20】 単独もしくは共開始剤の存在下で光化
    学作用を有する放射線の吸収によりフリーラジカルを発
    生させ得る化合物であることを特徴とする請求項1記載
    の化合物。
  21. 【請求項21】 Aが水素であり、R1〜R4の一つがC
    N、NCO、NCS、(CH2nNCOまたは(C
    2nNCSであり、ここでnが1から6であることを
    特徴とする請求項3記載の化合物。
  22. 【請求項22】 官能基が、オキシアリル、スルフォニ
    ル、N−イミドまたはカーボアミドスルフォニルである
    ことを特徴とする請求項14記載の化合物。
  23. 【請求項23】 R3およびR4が、10〜12員環を形
    成して結合していることを特徴とする請求項3記載の化
    合物。
  24. 【請求項24】 一般式(III)または(VI)で示さ
    れ、 【化5】 式中、Xが、酸素、イオウ、セレン、テルルまたはC=
    0であり、Aが水素、アルケニル、アリル、または第4
    級アミノ基、ニトロ基、ニトロソ基、シアノ基、−SO
    3R’、−SO2R’、ハロゲン、トリハロメチル、−C
    HO、カルバモイル、サルファモイル、サルフィニルお
    よび−COOR’からなるグループから選択される電子
    吸引基であり、かつここでR’が水素、アルキル基、ア
    リル基、またはアラルキル基であり、 R11〜R16が、同じかでも異なっていてもよく、かつ水
    素もしくはハロゲン原子を示し、 R17が、ハロゲン原子または−OR’基であることを特
    徴とする化合物。
  25. 【請求項25】 前記フルオロン(fluorone)が、式(V
    I)で示され、 【化6】 式中、A、R’およびR11〜R14が、一般式(III)内
    で定義されているものであることを特徴とする請求項2
    4記載の化合物。
  26. 【請求項26】 Aが、電子吸引基であることを特徴と
    する請求項25記載の化合物。
  27. 【請求項27】 Aが、水素原子、アルキル基、アルケ
    ニル基またはアリル基であることを特徴する請求項25
    記載の化合物。
  28. 【請求項28】 Aが水素であり、R11〜R14が臭素で
    あることを特徴とする請求項27記載の化合物。
  29. 【請求項29】 R11〜R16が、水素であることを特徴
    とする請求項24記載の化合物。
  30. 【請求項30】 光重合開始剤として用いられることを
    特徴とする請求項24記載の化合物。
JP12778592A 1991-05-20 1992-05-20 フルオロンおよびピロニンy誘導体 Withdrawn JPH06211831A (ja)

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