JPH06211463A - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

Info

Publication number
JPH06211463A
JPH06211463A JP562393A JP562393A JPH06211463A JP H06211463 A JPH06211463 A JP H06211463A JP 562393 A JP562393 A JP 562393A JP 562393 A JP562393 A JP 562393A JP H06211463 A JPH06211463 A JP H06211463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compensating
pulley device
passenger cage
compensating pulley
rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP562393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Yamaki
正光 八巻
Masayuki Shigeta
政之 重田
Tadashi Shibata
正 柴田
Hiroshi Miyoshi
寛 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd, Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP562393A priority Critical patent/JPH06211463A/ja
Publication of JPH06211463A publication Critical patent/JPH06211463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】プーリ7は軸10で連結アーム16に回転支持
され、連結アーム16は枠体12に回転支持軸受13で
支持され、装置枠体12は案内子17により案内レール
19に上下方向にガイドされる。また連結アーム16は
枠体12との間にある弾性体20で支持される。リンク
27,28は連結アームの動きをリンク26,31に伝
え、リンク26,31は装置枠体に軸37,43で支持
される。ダンパ22はリンク26,31間に軸36,4
5で支持される。ダンパ24は枠体12ピット18間に
設けられる。 【効果】乗かごと、つり合いおもりが逆相で振動するモ
ードの昇降機構系の振動に対しても効果的に減衰するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータ装置及びその
昇降機構に係り、運転時の乗かごの上下振動を少なくす
るエレベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータの乗かごは、制御装
置で速度制御された巻上機のシーブにかかる主ロープの
両端に乗かごと、つり合い重りがつるべ式に連結され、
巻上機の駆動トルクの制御により、上下に運転される
が、エレベータのサービス行程が長くなるとかご位置に
よって、主ロープの重量が変化し、巻上機の実効負荷が
変動する。この巻上機の負荷変動を最小限にするための
ロープ、すなわち、コンペンロープ(以下Cロープとい
う。)が、昇降路下部に設けられるコンペンプーリ装置
を介して、乗かごとつり合い重りの下側に連結される。
【0003】かかる昇降機構系において、主ロープやC
ロープの弾性及び、巻上機の回転慣性,乗かご,つり合
い重りの質量,コンペンプーリ装置の質量とその回転部
分の回転慣性より定まる、昇降機構系の上下振動モード
の挙動により、巻上機の速度制御系が不安定となった
り、エレベータとしての乗心地を損う場合がある。
【0004】この上下振動系に減衰を与える手段の従来
技術として、特願平4−116057 号明細書がある。本公知
例はコンペンプーリ装置のプーリを2連とし、かつ、そ
れぞれの中心軸を個々の連結アームでコンペンプーリ装
置の枠体に回転支持される構造で、乗かごが上下振動す
るとコンペンプーリ装置が上下し、さらに連結アームが
回転揺動する挙動に対して、減衰を与える手段を示して
いる。
【0005】この手段の欠点は、乗かごとつり合い重り
が共に同相で上下方向に振動する振動モードに対して
は、コンペンプーリ装置が上下に振動する、この振動は
3Hz付近の低い周波数で発生するため、振幅が大きく
効果的な減衰を与えることができる。しかし、乗かごと
つり合い重りが逆相で上下方向に振動する振動モードに
対しては、プーリの連結アームが回転揺動する、この振
動は6Hz付近の高い周波数で発生するため、回転揺動
の振幅が小さい、このため、このような微少振幅の連結
アームに効果的な減衰を与えることはできない。また、
このような微少振幅の振動に対して減衰を与えることの
できるダンパは、設計するのが困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、乗か
ごとつり合い重りが同相で上下方向に振動する振動モー
ドにのみ効果的な減衰を与えるが、逆相で上下方向に振
動する振動モードに対して効果的な減衰作用を与えな
い。
【0007】本発明の目的は、乗かごとつり合い重りが
逆相で上下方向に振動する振動モードに対しても、コン
ペンプーリ装置部で効果的に減衰を与える構造を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は連結アームの回転揺動を、装置枠体に回転
支持された上下のリンクにより拡大し、この拡大された
回転揺動にダンパにより減衰を与えることにより、昇降
機構系に減衰を与える。
【0009】
【作用】上記構成で、昇降機構系の振動挙動で、乗かご
とつり合い重りとが同相で振動するモードに対しては、
枠体が上下振動し、枠体とピート基底部間あるいは、枠
体と枠体案内レール間に減衰を与えることにより、制振
することが出来るし、プーリを支持する連結アームの一
端を枠体に回転支持し、プーリを支持する他端部と枠体
との間に弾性体を設けることにより、連結アームも連成
して回転揺動し、この回転揺動をリンクにより拡大し、
回転揺動が拡大されたリンクの他端部にダンパにより減
衰を付加すれば、上下振動系の減衰能が増し、制振する
ことが出来る。また、乗かごとつり合い重りとが逆相で
振動するモードに対しては、プーリの回転振動を誘超す
るが、プーリの回転慣性のため、同時にプーリを支持す
る連結アームも連成して回転揺動するため、前述同様
に、上下振動系に減衰を付加することが出来る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3を
用いて説明する。なお、図2は図1に示す。コンペンプ
ーリ装置9の説明図を示す。
【0011】速度制御される巻上機の出力軸に取り付け
られるシーブ1とそらせ車2に、主ロープ3を介して、
乗かご4とつり合い重り5が連結され、乗かご4の位置
による主ロープの乗かご側の重量変化を補償するコンペ
ンプーリ6が、2個のプーリ7,8をもつコンペンプー
リ装置9を介して、乗かご4とつり合い重り5の下側に
連結される。
【0012】2個のプーリ7の軸10は、コンペンプー
リ装置9の枠体12に一端が回転支持軸受13で支持さ
れる2組の連結アーム16にそれぞれ支持される。枠体
12は枠体案内子17により、エレベータピット部18
に立てられる二本の案内レール19で上下方向にガイド
される。また、連結アーム16の端部に弾性体20が設
けられる。
【0013】リンク27は軸40,38により、連結ア
ーム16,リンク26間に、リンク32は軸42,44
により、連結アーム16,リンク31間に設けられ、リ
ンク26,31はそれぞれ枠体12に軸37,44で支
持される。
【0014】ダンパ22はリンク26,31に軸36,
45で回転支持される。
【0015】図3に連結アーム16が回転揺動したとき
のリンク27,26,32,31、の動作を示す。一点
鎖線は連結アーム16が片振幅eだけ上昇したときを示
し、軸38,37間の距離をc,軸37,36間の距離
をd,軸43,44間の距離をc,軸44,45間の距
離をfとしダンパのストロークをiとする。ただし各軸
間の距離はd>c,f>cとする。アーム16が片振幅
eだけ上昇したときのダンパ22の圧縮量は、近似的に
ほぼ次式で表わされる。
【0016】
【数1】i=e(d/c+f/c) すなわち、アーム16の上昇量に対し、ダンパ22のス
トロークを(d/c+f/c)倍拡大することができ
る。
【0017】図1において、乗かご4とつり合い重り5
との上下加速度振動の振動位相を矢印aとしたとき、す
なわち、乗かご4とつり合い重り5とが同相で振動する
モードのとき、プーリ7を支持する連結アーム16が連
成して回転揺動すると同時に枠体12も上下に連成して
振動する。
【0018】このときの連結アームの回転揺動は非常に
小さいものであるが前述のリンクの動作により、ダンパ
22のストロークを回転揺動量の(d/c+f/c)倍
にし効果的に回転揺動を減衰させることができる、ま
た、このリンクによる回転揺動量の拡大動作はダンパの
設計上きわめて有利な手段である。また枠体12の上下
動は、枠体案内子17と枠体案内レール19との摺動減
衰及び枠体12の下部とエレベータピット部18との間
に設けられるダンパ24によって減衰し、昇降機構系の
振動に対して減衰能を増すことができる。
【0019】乗かご4とつり合い重り5との上下加速振
動の振動位相を矢印bのように、乗かごとつり合い重り
5とが逆相で振動するモードのときは、プーリ7の回転
振動となり、枠体12の上下動の連成成分はないが、プ
ーリ7の回転慣性効果により、連結アーム16は回転揺
動が連成して起き、その結果、リンクにより拡大された
回転揺動をダンパ22により、減衰を与え系に減衰を付
加することが出来る。なお、乗かご4、あるいは、つり
合い重り5が急停止したとき、連結アームの異常揺動を
防止するために、ストッパ51を設けている。また、コ
ンペンプーリ装置9をセット時、図2のように、プーリ
の中心軸10の高さを連結アームの回転揺動時を含め枠
体への回転支持軸受13より高い位置でバランスするよ
うに、弾性体20の長さを定めると、弾性体20には常
に圧縮荷重が作用し、装置として安定する。
【0020】図2ではストッパとして、連結アーム16
の上側に設けてあるが、プーリ7の中心軸の高さが、枠
体への回転支持軸受13より低くならないようにストッ
パ52が設けてある。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、乗かごやつり合い重り
の上下振動を伴う、昇降機構の振動系に、コンペンプー
リ装置の内部で効果的に減衰を付加することが出来るた
め、巻上機のモータのトルク脈動による乗かごの上下振
動の発生を低減することができ、乗心地の良いエレベー
タの運転が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータ装置の一実施例を示す
説明図。
【図2】本発明によるエレベータ装置を用いるコンペン
プーリ装置の説明図。
【図3】本発明によるエレベータ装置を用いるコンペン
プーリ装置の連結アームの動作の説明図。
【符号の説明】
4…乗かご、5…つり合い重り、6…コンペンロープ、
7,8…プーリ、9…コンペンプーリ装置、10,3
6,37,38,40,42,43,44,45…軸、
12…枠体、13…回転支持軸受、16…連結アーム、
17…枠体案内子、19…枠体案内レール、20…弾性
体、22,24…ダンパ、27,26,31,32…リン
ク、51,52…ストッパ。
フロントページの続き (72)発明者 柴田 正 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 三好 寛 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻上機の出力軸に取り付くシーブ,そらせ
    車、前記そらせ車に掛けられる主ロープ、前記主ロープ
    に懸垂される乗かごと、つり合い重り、該主かごとつり
    合い重りの下側に、コンペンロープが取付けられ、前記
    コンペンロープは、コンペンプーリ装置のプーリ部に掛
    けられ、前記コンペンプーリ装置を吊り下げるエレベー
    タ装置、前記コンペンプーリ装置は、案内子と案内レー
    ルとによって、上下方向に案内され、前記コンペンプー
    リ装置のプーリを2個用い、前記コンペンプーリ装置の
    枠体に対して2組の回転支持軸受で一端が回転支持され
    る2組の連結アーム、前記連結アームの他端部に前記プ
    ーリをそれぞれ設け、連結アームの前記回転支持軸受ま
    わりの枠体との回転揺動に対して復元力を与える弾性体
    を各連結アームと枠体との間に設けるエレベータ装置に
    おいて、 前記枠体に対する前記回転支持受けまわりの回転揺動
    を、リンクを用いて回転揺動の量を拡大させる機構を備
    え、前記リンクを介して減衰を付加するダンパを上下リ
    ンク間に設けることを特徴とするエレベータ装置。
JP562393A 1993-01-18 1993-01-18 エレベータ装置 Pending JPH06211463A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP562393A JPH06211463A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 エレベータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP562393A JPH06211463A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 エレベータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06211463A true JPH06211463A (ja) 1994-08-02

Family

ID=11616296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP562393A Pending JPH06211463A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 エレベータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06211463A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1142815A1 (de) * 2000-03-31 2001-10-10 Inventio Ag Mechanische Spannvorrichtung für Unterseil eines Aufzugs
US6488125B1 (en) * 1998-03-12 2002-12-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Traction elevator
US6499566B2 (en) 2000-03-31 2002-12-31 Inventio Ag Tensioning device for at least one trailing rope
US7117978B2 (en) 2003-08-12 2006-10-10 Draka Elevator Products, Inc. Dampening device for an elevator compensating cable and associated system and method
ES2304077A1 (es) * 2003-01-21 2008-09-01 Otis Elevator Company Tension de cable para sistemas de ascensor de accionamiento por traccion.
CN105084156A (zh) * 2015-09-15 2015-11-25 赵忠义 一种用于双主机驱动电梯的补偿装置
WO2017022020A1 (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 三菱電機株式会社 エレベータ装置
CN107416648A (zh) * 2016-05-23 2017-12-01 株式会社日立大厦系统 电梯装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6488125B1 (en) * 1998-03-12 2002-12-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Traction elevator
US6712183B2 (en) 1998-03-12 2004-03-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Traction elevator
EP1142815A1 (de) * 2000-03-31 2001-10-10 Inventio Ag Mechanische Spannvorrichtung für Unterseil eines Aufzugs
US6499566B2 (en) 2000-03-31 2002-12-31 Inventio Ag Tensioning device for at least one trailing rope
ES2304077A1 (es) * 2003-01-21 2008-09-01 Otis Elevator Company Tension de cable para sistemas de ascensor de accionamiento por traccion.
US7117978B2 (en) 2003-08-12 2006-10-10 Draka Elevator Products, Inc. Dampening device for an elevator compensating cable and associated system and method
WO2017022020A1 (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 三菱電機株式会社 エレベータ装置
JPWO2017022020A1 (ja) * 2015-07-31 2017-10-19 三菱電機株式会社 エレベータ装置
CN107922156A (zh) * 2015-07-31 2018-04-17 三菱电机株式会社 电梯装置
CN105084156A (zh) * 2015-09-15 2015-11-25 赵忠义 一种用于双主机驱动电梯的补偿装置
CN107416648A (zh) * 2016-05-23 2017-12-01 株式会社日立大厦系统 电梯装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3428042B2 (ja) エレベータの振動防止装置
US4899852A (en) Elevator car mounting assembly
US6158354A (en) Roller coaster
JP2546465B2 (ja) 構造物の振動制御装置
JPH06280934A (ja) 振り子型構造物の動吸振器
JP2865949B2 (ja) エレベータの制振装置
JPH06211463A (ja) エレベータ装置
JP2000086123A (ja) エレベータ装置
JPH05310382A (ja) エレベーター装置
JP2760676B2 (ja) 高速エレベータ
JPH09133180A (ja) 構造物制振装置の重錘支持構造
JPH07187543A (ja) 補償装置
JPH04157233A (ja) 動吸振器
JP2674459B2 (ja) 振り子式制震装置
JP2875876B2 (ja) 動吸振器
JP2001247263A (ja) エレベータの振動抑制装置
JPH08232503A (ja) 制振装置
JPH1121045A (ja) 小型エレベーターのかごの支持方法
JPH07330250A (ja) エレベータのかご吊り機構
JP3021138B2 (ja) 振子状構造物の制振装置
JPH085993Y2 (ja) 荷役機械
JPH05256049A (ja) 制振装置
JP3576264B2 (ja) 上下方向制振装置
JPH08296344A (ja) 上下方向アクティブ制振装置
JPH04108756U (ja) 構造物の制振装置