JPH06210957A - 可逆性感熱記録材料の洗浄方法 - Google Patents
可逆性感熱記録材料の洗浄方法Info
- Publication number
- JPH06210957A JPH06210957A JP32582393A JP32582393A JPH06210957A JP H06210957 A JPH06210957 A JP H06210957A JP 32582393 A JP32582393 A JP 32582393A JP 32582393 A JP32582393 A JP 32582393A JP H06210957 A JPH06210957 A JP H06210957A
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- JP
- Japan
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- cleaning
- recording material
- thermosensitive recording
- reversible thermosensitive
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- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可逆性感熱記録材料は繰り返し使用している
と、サーマルヘッドの熱や圧力のために可逆性感熱記録
材料の表面に滓、ほこり等が付着して良好な記録、消去
ができなくなる。本発明はそうした不都合の生じるのを
防止するものである。 【構成】 温度に依存して透明度又は色調が可逆的に変
化する可逆性感熱記録材料を用い、画像形成及び消去を
繰り返す記録方法において、洗浄手段が消去温度にほ
ぼ等しく加熱されており、その洗浄手段により消去とほ
ぼ同時に該記録材料の表面の洗浄を行なうか、加熱手
段で消去した後、その記録材料の表面の洗浄を行なう。
と、サーマルヘッドの熱や圧力のために可逆性感熱記録
材料の表面に滓、ほこり等が付着して良好な記録、消去
ができなくなる。本発明はそうした不都合の生じるのを
防止するものである。 【構成】 温度に依存して透明度又は色調が可逆的に変
化する可逆性感熱記録材料を用い、画像形成及び消去を
繰り返す記録方法において、洗浄手段が消去温度にほ
ぼ等しく加熱されており、その洗浄手段により消去とほ
ぼ同時に該記録材料の表面の洗浄を行なうか、加熱手
段で消去した後、その記録材料の表面の洗浄を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可逆性感熱記録材料の洗
浄方法に関し、詳しくは、温度による可逆的な透明度変
化又は色調変化をもたらす可逆性感熱記録材料を長期に
わたって使用しうるように、記録消去をも配慮した可逆
性感熱記録材料の洗浄方法に関する。
浄方法に関し、詳しくは、温度による可逆的な透明度変
化又は色調変化をもたらす可逆性感熱記録材料を長期に
わたって使用しうるように、記録消去をも配慮した可逆
性感熱記録材料の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一時的な画像形成(情報の記録)
が行なえ、不要となった時にはその画像の消去ができる
ようにした可逆性感熱記録材料が注目されている。その
代表的なものとしては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体のごとき樹脂母材中に高級脂肪酸のような有機低分子
物質を分散した可逆性感熱記録材料が知られている(特
開昭54−119377号、特開昭55−154198
号)。
が行なえ、不要となった時にはその画像の消去ができる
ようにした可逆性感熱記録材料が注目されている。その
代表的なものとしては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体のごとき樹脂母材中に高級脂肪酸のような有機低分子
物質を分散した可逆性感熱記録材料が知られている(特
開昭54−119377号、特開昭55−154198
号)。
【0003】かかる可逆性感熱記録材料は繰り返し使用
していると、サーマルヘッドの熱や圧力のために可逆性
感熱記録材料表面に滓、ほこり等が付着して正確な記録
及びその消去ができなくなるといったことが見受けられ
る。こうしたことの対策は幾つか提案されており、例え
ば(i)カード表面を装置本体に着脱自体に連結したク
リーニング函体を特定位置に設けてクリーニングする方
法(特開平3−296981号、特開平3−29698
2号)、(ii)直接洗浄効果を期待している訳ではない
が、湯の中に可逆性感熱記録材料を液浴に浸漬して加熱
することにより画像の消去を行なう方法(特開昭57−
89992号)等が知られている。
していると、サーマルヘッドの熱や圧力のために可逆性
感熱記録材料表面に滓、ほこり等が付着して正確な記録
及びその消去ができなくなるといったことが見受けられ
る。こうしたことの対策は幾つか提案されており、例え
ば(i)カード表面を装置本体に着脱自体に連結したク
リーニング函体を特定位置に設けてクリーニングする方
法(特開平3−296981号、特開平3−29698
2号)、(ii)直接洗浄効果を期待している訳ではない
が、湯の中に可逆性感熱記録材料を液浴に浸漬して加熱
することにより画像の消去を行なう方法(特開昭57−
89992号)等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の装置・方法によったのでは、可逆性感熱記録材料を必
ずしも効率よくかつ長期にわたって繰り返し行なえない
のが実情である。本発明の目的は(1)カード状、シー
ト状、ベルト状等すべての形状の可逆性感熱記録材料の
表面に付着した滓、ゴミ等による印字ムラ及び消去ムラ
をなくし、(2)必要に応じて、印字した画像を均一に
白濁化又は透明化すると同時に洗浄を行ない、また
(3)可逆性感熱記録材料の耐久性を向上させることに
よって、効率よくかつ長期にわたって記録・消去が行な
える可逆性感熱記録材料の洗浄方法を提供するものであ
る。
の装置・方法によったのでは、可逆性感熱記録材料を必
ずしも効率よくかつ長期にわたって繰り返し行なえない
のが実情である。本発明の目的は(1)カード状、シー
ト状、ベルト状等すべての形状の可逆性感熱記録材料の
表面に付着した滓、ゴミ等による印字ムラ及び消去ムラ
をなくし、(2)必要に応じて、印字した画像を均一に
白濁化又は透明化すると同時に洗浄を行ない、また
(3)可逆性感熱記録材料の耐久性を向上させることに
よって、効率よくかつ長期にわたって記録・消去が行な
える可逆性感熱記録材料の洗浄方法を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は温度に依存して
透明度又は色調が変化する可逆性感熱記録材料の表面を
洗浄する方法において、洗浄手段が記録された情報を
消去する温度にほぼ等しく加熱されており、その洗浄手
段により情報の消去とほぼ同時に洗浄するか、又は記
録された情報を加熱手段で消去した後、その記録材料の
表面を洗浄手段で清浄にすることを特徴としている。
透明度又は色調が変化する可逆性感熱記録材料の表面を
洗浄する方法において、洗浄手段が記録された情報を
消去する温度にほぼ等しく加熱されており、その洗浄手
段により情報の消去とほぼ同時に洗浄するか、又は記
録された情報を加熱手段で消去した後、その記録材料の
表面を洗浄手段で清浄にすることを特徴としている。
【0006】以下に本発明をさらに詳細に説明する。本
発明における可逆感熱層に用いられる「温度に依存して
透明度又は色調が可逆的に変化する可逆性感熱記録材
料」とは、温度変化によって目に見える変化を可逆的に
起こす材料である。目に見える変化は色の状態の変化と
形状の変化に分けられるが、本発明では主に色の状態の
変化を起こす材料を使用する。色の状態の変化には、透
過率、反射率、吸収波長、散乱度などの変化があり、実
際の可逆性感熱記録材料はこれらの変化の組合せで表示
を行なっている。
発明における可逆感熱層に用いられる「温度に依存して
透明度又は色調が可逆的に変化する可逆性感熱記録材
料」とは、温度変化によって目に見える変化を可逆的に
起こす材料である。目に見える変化は色の状態の変化と
形状の変化に分けられるが、本発明では主に色の状態の
変化を起こす材料を使用する。色の状態の変化には、透
過率、反射率、吸収波長、散乱度などの変化があり、実
際の可逆性感熱記録材料はこれらの変化の組合せで表示
を行なっている。
【0007】より具体的には、熱により透明度や色調が
可逆的に変化するものならばなんでも良いが、例えばポ
リマーを2種以上混合してその相溶状態の違いで透明、
白濁に変化するもの(特開昭61−258853号)、
液晶高分子の相変化を利用したもの(特開昭62−66
990号)、常温より高い第一の特定温度で第一の色の
状態となり、第一の特定温度よりも高い第二の特定温度
で加熱し、その後冷却することにより第二の色の状態と
なるもの、等が挙げられる。
可逆的に変化するものならばなんでも良いが、例えばポ
リマーを2種以上混合してその相溶状態の違いで透明、
白濁に変化するもの(特開昭61−258853号)、
液晶高分子の相変化を利用したもの(特開昭62−66
990号)、常温より高い第一の特定温度で第一の色の
状態となり、第一の特定温度よりも高い第二の特定温度
で加熱し、その後冷却することにより第二の色の状態と
なるもの、等が挙げられる。
【0008】特に第一の特定温度と第二の特定温度で色
の状態が変化するものが好適に用いられる。これらの例
としては、第一の特定温度で透明状態となり、第二の特
定温度で白濁状態となるもの(特開昭55−15419
8号公報)、第二の特定温度で発色し、第一の特定温度
で消色するもの(特開平4−224996号、特開平4
−247984号、特開平247985号)、第一の特
定温度で白濁状態となり、第二の特定温度で透明状態と
なるもの(特開平3−169590号)、第一の特定温
度で黒、赤、青等に発色し、第二の特定温度で消色する
もの(特開平2−188293号、特開平2−1882
94号)等が挙げられる。これらの中でも、有機低分子
物質を樹脂中に分散したもので第一の特定温度で透明状
態となり、第二の特定温度で白濁状態となるものが感度
及び耐久性の面から好適に用いられる(特開昭63−3
9378号、特開昭63−130380号、特開平2−
1363号、特願昭63−14754号明細書、特願平
1−140109号明細書、特開昭64−14079
号、特開平3−7377号、特開昭63−221087
号、特開昭63−317385号、特開平2−566
号、特開平4−85077号、特開平1−138781
号、実開平2−3876号、特開平3−130188
号)。
の状態が変化するものが好適に用いられる。これらの例
としては、第一の特定温度で透明状態となり、第二の特
定温度で白濁状態となるもの(特開昭55−15419
8号公報)、第二の特定温度で発色し、第一の特定温度
で消色するもの(特開平4−224996号、特開平4
−247984号、特開平247985号)、第一の特
定温度で白濁状態となり、第二の特定温度で透明状態と
なるもの(特開平3−169590号)、第一の特定温
度で黒、赤、青等に発色し、第二の特定温度で消色する
もの(特開平2−188293号、特開平2−1882
94号)等が挙げられる。これらの中でも、有機低分子
物質を樹脂中に分散したもので第一の特定温度で透明状
態となり、第二の特定温度で白濁状態となるものが感度
及び耐久性の面から好適に用いられる(特開昭63−3
9378号、特開昭63−130380号、特開平2−
1363号、特願昭63−14754号明細書、特願平
1−140109号明細書、特開昭64−14079
号、特開平3−7377号、特開昭63−221087
号、特開昭63−317385号、特開平2−566
号、特開平4−85077号、特開平1−138781
号、実開平2−3876号、特開平3−130188
号)。
【0009】本発明方法においては、実際の洗浄に用い
られる湿式又は乾式の洗浄部材ないし材料の温度を可逆
性感熱記録材料の変化温度すなわち透明度又は色調が可
逆的に変化する温度にほぼ等しくして洗浄することがで
きる。この場合、湿式の洗浄方法では、図2に示したご
とく、液温が画像の消去に適する温度になるように、洗
浄液(液浴)1をヒーター等で加温し、望ましくは一定
範囲になるように液を循環させる。図2で、2はヒート
ポンプ、3はエアー吹きつけ、4は可逆性感熱記録材料
を示している。
られる湿式又は乾式の洗浄部材ないし材料の温度を可逆
性感熱記録材料の変化温度すなわち透明度又は色調が可
逆的に変化する温度にほぼ等しくして洗浄することがで
きる。この場合、湿式の洗浄方法では、図2に示したご
とく、液温が画像の消去に適する温度になるように、洗
浄液(液浴)1をヒーター等で加温し、望ましくは一定
範囲になるように液を循環させる。図2で、2はヒート
ポンプ、3はエアー吹きつけ、4は可逆性感熱記録材料
を示している。
【0010】ここでの洗浄は可逆性感熱記録材料4を画
像消去に適する温度である液浴に浸漬する(図3)こと
によっても、画像消去に適する温度であるクリーニング
メーラの間に挟持させながら移動させる(図4)ことに
よってもできる。図3及び図4において、5は印字用サ
ーマルヘッド、6はヒートローラ、7は液滴除去ロー
ラ、8はクリーニング兼消去用ヒートローラ、9は消去
用サーマルヘッドを表わしており、洗浄液1中の点は有
機又は無機微粒子を示している。なお、クリーニング兼
消去用ヒートローラ8については、一方向回転可能にす
ることにより逆回りによるカス、ゴミ等の再付着をなく
すとともに、着脱可能にすることによりクリーニング兼
消去用ヒートローラ8の洗浄及び交換が可能となる。ま
た、複数回、可逆性感熱記録材料を送り戻りさせること
により、複数回クリーニングさせ、さらに洗浄度を向上
させることができる。
像消去に適する温度である液浴に浸漬する(図3)こと
によっても、画像消去に適する温度であるクリーニング
メーラの間に挟持させながら移動させる(図4)ことに
よってもできる。図3及び図4において、5は印字用サ
ーマルヘッド、6はヒートローラ、7は液滴除去ロー
ラ、8はクリーニング兼消去用ヒートローラ、9は消去
用サーマルヘッドを表わしており、洗浄液1中の点は有
機又は無機微粒子を示している。なお、クリーニング兼
消去用ヒートローラ8については、一方向回転可能にす
ることにより逆回りによるカス、ゴミ等の再付着をなく
すとともに、着脱可能にすることによりクリーニング兼
消去用ヒートローラ8の洗浄及び交換が可能となる。ま
た、複数回、可逆性感熱記録材料を送り戻りさせること
により、複数回クリーニングさせ、さらに洗浄度を向上
させることができる。
【0011】湿式の洗浄方法としては、上記液浴の他に
クリーニングローラ、クリーニングブラシ、クリーニン
グベルト、クリーニングブロック部が繊維布又は不織
布、吸水性材料からなるベルトをかけたロール又は巻取
ったロール、ブロックであり、液滴を浸らせるか又はそ
れ自身の一部又は全部が液浴中にあり、その液を随時、
被クリーニング部分に供給する湿式洗浄方法もある。ま
た、ウォータージェットの様に、水圧0.5kgf〜1
0kgf(特に1.0kgf以上が洗浄効果が大きく、
しかし10kgf以上であると可逆性感熱記録材料自身
のダメージが大きい)を利用して汚れを落とす洗浄方法
がある。そして、湿式の場合は、液を加熱する場合と、
クリーニングローラ等に遠赤外などの加熱手段を設ける
場合のどちらも選択できる。
クリーニングローラ、クリーニングブラシ、クリーニン
グベルト、クリーニングブロック部が繊維布又は不織
布、吸水性材料からなるベルトをかけたロール又は巻取
ったロール、ブロックであり、液滴を浸らせるか又はそ
れ自身の一部又は全部が液浴中にあり、その液を随時、
被クリーニング部分に供給する湿式洗浄方法もある。ま
た、ウォータージェットの様に、水圧0.5kgf〜1
0kgf(特に1.0kgf以上が洗浄効果が大きく、
しかし10kgf以上であると可逆性感熱記録材料自身
のダメージが大きい)を利用して汚れを落とす洗浄方法
がある。そして、湿式の場合は、液を加熱する場合と、
クリーニングローラ等に遠赤外などの加熱手段を設ける
場合のどちらも選択できる。
【0012】しかし、単に液浴中又はウェット状態で洗
浄するだけであるならば、可逆性感熱記録材料にかえっ
てホコリ等が付きやすくなる。それに、油脂などの汚れ
分が水面に浮き、それがまた可逆性感熱記録材料に付着
する等の2次汚染を起こすことも心配される。そこで、
液浴浸漬後に乾式の拭き取り部を設けて、繊維布又は不
織布(特に超極細繊維布である東レ社製のワイピングク
ロス“ミラクル”で0.06デニール、繊維太さ約2μ
mのもの)を使用すると、汚れ除去及び水滴除去効果が
さらに向上する。この様な布で液滴除去をする他に、熱
風乾燥、輻射熱乾燥等の熱乾燥方法と、ゴム製のブレー
ドにより拭き取ったり、エアーブラシにより、吹き飛ば
したりする方法もある。
浄するだけであるならば、可逆性感熱記録材料にかえっ
てホコリ等が付きやすくなる。それに、油脂などの汚れ
分が水面に浮き、それがまた可逆性感熱記録材料に付着
する等の2次汚染を起こすことも心配される。そこで、
液浴浸漬後に乾式の拭き取り部を設けて、繊維布又は不
織布(特に超極細繊維布である東レ社製のワイピングク
ロス“ミラクル”で0.06デニール、繊維太さ約2μ
mのもの)を使用すると、汚れ除去及び水滴除去効果が
さらに向上する。この様な布で液滴除去をする他に、熱
風乾燥、輻射熱乾燥等の熱乾燥方法と、ゴム製のブレー
ドにより拭き取ったり、エアーブラシにより、吹き飛ば
したりする方法もある。
【0013】一方、乾式の洗浄方法としては、湿式の洗
浄方法と同様、クリーニングローラ、クリーニングベル
ト、クリーニングブロック等があるが、これらの材質に
は繊維布又は不織布の他に粘着材、研磨材も考えられ
る。構成としては研磨材で表面汚れを削り落して、その
後、粘着材により、ホコリと一緒に削りカスを取り除く
方法が考えられる。クリーニングローラの構造として
は、真中に赤外線ヒータ等があり、それをセラミックパ
イプで覆い、そのまわりに繊維布をはりつけた形態のも
のがある。クリーニングベルトの構造としては、前記ヒ
ートローラ(セラミックパイプ)を介してベルトをはわ
せベルトを加熱する形態のものがある。また、クリーニ
ングブロックの構造としては、ヒートブロック(セラミ
ックヒータ)の周りに不織布をはり合わせた構造のもの
がある。
浄方法と同様、クリーニングローラ、クリーニングベル
ト、クリーニングブロック等があるが、これらの材質に
は繊維布又は不織布の他に粘着材、研磨材も考えられ
る。構成としては研磨材で表面汚れを削り落して、その
後、粘着材により、ホコリと一緒に削りカスを取り除く
方法が考えられる。クリーニングローラの構造として
は、真中に赤外線ヒータ等があり、それをセラミックパ
イプで覆い、そのまわりに繊維布をはりつけた形態のも
のがある。クリーニングベルトの構造としては、前記ヒ
ートローラ(セラミックパイプ)を介してベルトをはわ
せベルトを加熱する形態のものがある。また、クリーニ
ングブロックの構造としては、ヒートブロック(セラミ
ックヒータ)の周りに不織布をはり合わせた構造のもの
がある。
【0014】洗浄には水又は揮発性溶媒(特にアルコー
ル等(鎖式又は脂環式炭化水素の水素原子を水酸基(O
H基)で置換したヒドロキシ化合物)の揮発性溶媒が望
ましい)が有利である。そして、この洗浄液には界面活
性剤及び/又は有機或いは無機微粒子が添加されるのが
好ましい。界面活性剤の存在は可逆性感熱記録材料の表
面の洗浄効果を更に向上させることができ、また、有機
或いは無機微粒子(粒径が10〜50μmと小さいと可
逆性感熱記録媒体に再付着するため、特に粒径50μm
以上のものが好ましい)で可逆性感熱記録材料とは接着
性のない物質(Fe、Al等の金属粉又はセラミックス
の微粒子)の存在は、これら微粒子が可逆性感熱記録材
料の表面をたたくことにより洗浄効果を更に向上させる
ことができる。
ル等(鎖式又は脂環式炭化水素の水素原子を水酸基(O
H基)で置換したヒドロキシ化合物)の揮発性溶媒が望
ましい)が有利である。そして、この洗浄液には界面活
性剤及び/又は有機或いは無機微粒子が添加されるのが
好ましい。界面活性剤の存在は可逆性感熱記録材料の表
面の洗浄効果を更に向上させることができ、また、有機
或いは無機微粒子(粒径が10〜50μmと小さいと可
逆性感熱記録媒体に再付着するため、特に粒径50μm
以上のものが好ましい)で可逆性感熱記録材料とは接着
性のない物質(Fe、Al等の金属粉又はセラミックス
の微粒子)の存在は、これら微粒子が可逆性感熱記録材
料の表面をたたくことにより洗浄効果を更に向上させる
ことができる。
【0015】本発明での洗浄で使用される液体として
は、沸点が可逆性感熱記録材料の透明化温度より高く、
可逆性感熱記録材料を白濁化又は消色する温度より高い
温度の液であればよく、例えば、水、又は水より常温に
おける蒸発スピードが速い揮発性溶媒である。こうした
温度で使用できる液としては中沸点溶剤(沸点100〜
150℃)で下記の様なものが挙げられる。正ブチルア
ルコール、イソブチルアルコール、第2ブチルアルコー
ル、正アミルアルコール、第2アミルアルコール、メチ
ルアミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコー
ル、ジプロピルケトン、メチルプロピルケトン、メチル
正ブチルケトン、メチル正アミルケトン、シクロヘキサ
ノン、メチルシクロヘキサノン、酢酸正ブチル、酢酸イ
ソブチル、酢酸第2ブチル、酢酸3−メトキシブチル、
酢酸正アミル、酢酸第2アミル、プロピオン酸正ブチ
ル、乳酸イソプロピル、炭酸ジエチル、“セロソル
ブ”、メチル“セロソルブ”、ジエチル“セロソル
ブ”、イソプロピル“セロソルブ”、“セロソルブ”ア
セテート、メチル“セロソルブ”アセテート、フルフラ
ール、メシチルオキシド、モノクロルベンゼン、高引火
点ナフサ、V.M.&P.ナフサ、トルエン、キシレ
ン、“ソルベッソ”No.1,No.2。更に、これら
の溶剤と水との混合溶媒であってもよく、混合比は沸点
が可逆性感熱記録材料の変色温度以上であれば良い。
は、沸点が可逆性感熱記録材料の透明化温度より高く、
可逆性感熱記録材料を白濁化又は消色する温度より高い
温度の液であればよく、例えば、水、又は水より常温に
おける蒸発スピードが速い揮発性溶媒である。こうした
温度で使用できる液としては中沸点溶剤(沸点100〜
150℃)で下記の様なものが挙げられる。正ブチルア
ルコール、イソブチルアルコール、第2ブチルアルコー
ル、正アミルアルコール、第2アミルアルコール、メチ
ルアミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコー
ル、ジプロピルケトン、メチルプロピルケトン、メチル
正ブチルケトン、メチル正アミルケトン、シクロヘキサ
ノン、メチルシクロヘキサノン、酢酸正ブチル、酢酸イ
ソブチル、酢酸第2ブチル、酢酸3−メトキシブチル、
酢酸正アミル、酢酸第2アミル、プロピオン酸正ブチ
ル、乳酸イソプロピル、炭酸ジエチル、“セロソル
ブ”、メチル“セロソルブ”、ジエチル“セロソル
ブ”、イソプロピル“セロソルブ”、“セロソルブ”ア
セテート、メチル“セロソルブ”アセテート、フルフラ
ール、メシチルオキシド、モノクロルベンゼン、高引火
点ナフサ、V.M.&P.ナフサ、トルエン、キシレ
ン、“ソルベッソ”No.1,No.2。更に、これら
の溶剤と水との混合溶媒であってもよく、混合比は沸点
が可逆性感熱記録材料の変色温度以上であれば良い。
【0016】本発明で使用できる界面活性剤としては、
下記のようなものがあげられる。 (1)アニオン活性剤 1.脂肪酸塩類 RCOONa 2.高級アルコール硫酸エステル塩類 ROSO3Na 3.液体脂肪酸硫酸エステル塩類 R(OSO3Na)
COOR′ 4.脂肪族アミンおよび脂肪族アマイドの硫酸塩類 RCONHR′CH2CH2OSO3Na 5.脂肪族アルコールリン酸エステル塩類 ROP(O
Na)2 7.脂肪酸アミドスルホン酸塩類 RCONR′CH2
CH2SO3Na 8.アルキルアリルスルホン酸塩類
下記のようなものがあげられる。 (1)アニオン活性剤 1.脂肪酸塩類 RCOONa 2.高級アルコール硫酸エステル塩類 ROSO3Na 3.液体脂肪酸硫酸エステル塩類 R(OSO3Na)
COOR′ 4.脂肪族アミンおよび脂肪族アマイドの硫酸塩類 RCONHR′CH2CH2OSO3Na 5.脂肪族アルコールリン酸エステル塩類 ROP(O
Na)2 7.脂肪酸アミドスルホン酸塩類 RCONR′CH2
CH2SO3Na 8.アルキルアリルスルホン酸塩類
【化1】
【化2】
【化3】 9.ホルマリン縮合のナフタリンスルホン酸塩類 10.その他アニオン系活性剤 (2)カチオン活性剤 1.脂肪族アミン塩類
【化4】 2.第四アンモニウム塩類
【化5】 3.アルキルピリジウム塩
【化6】 4.その他のカチオン系活性剤 (3)非イオン活性剤 1.ポリオキシエチレンアルキルエーテル類 RO(C
2H4O)nH 2.ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル類
2H4O)nH 2.ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル類
【化7】 3.ポリオキシエチレンアルキルエステル類 RCOO
(C2H4O)nH 4.ソルビタンアルキルエステル
(C2H4O)nH 4.ソルビタンアルキルエステル
【化9】 5.ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類
【化10】 6.その他の非イオン系活性剤 (4)両性活性剤 (5)界面活性剤混合物 1.アニオン系混合型 2.カチオン系混合型 3.非イオン系混合型 4.アニオンおよび非イオン系混合型 5.カチオンおよび非イオン系混合型 6.その他の混合型
【0017】また、本発明方法においては、加熱手段に
よって画像消去した後、その可逆性感熱記録材料の表面
を洗浄手段によって清浄にするようにしてもよい。この
場合、洗浄手段が加熱されている必要はない。更に、こ
の方法が採用された場合にあっても乾式、湿式のいずれ
の方式も適用できる。
よって画像消去した後、その可逆性感熱記録材料の表面
を洗浄手段によって清浄にするようにしてもよい。この
場合、洗浄手段が加熱されている必要はない。更に、こ
の方法が採用された場合にあっても乾式、湿式のいずれ
の方式も適用できる。
【0018】本発明に係る可逆性感熱記録材料は、その
表面層の表面エネルギー(表面張力)が30dyn/c
m以下であれば濡れにくく、かつ、油等の汚れが付着し
ても取れやすくなる。可逆性感熱記録材料の表面層に用
いられるポリマーとしては、例えば下記のものがあげら
れる。 ポリテトラフルオロエチレン 18.5dyn/cm ポリジメチルシロキサン 24dyn/cm ポリビニリデンフルオライド 25dyn/cm ポリ1,2−ブタジエン 25dyn/cm ポリ2−メチルプロパン 27dyn/cm ポリビニルフルオライド 28dyn/cm ポリビニルメチルエステル 29dyn/cm ポリプロピレン 29dyn/cm 材料的には、特に表面張力の低いフッ素系ポリマー(代
表的には4フッ化エチレンである)が良く、表面として
従来ある保護層の上に化学コーティングするか、また、
保護層中に添加剤として混入させても良い。更には、表
面とは別にプラズマ重合やグロー放電によって、表面を
フッ素化することも可能である。
表面層の表面エネルギー(表面張力)が30dyn/c
m以下であれば濡れにくく、かつ、油等の汚れが付着し
ても取れやすくなる。可逆性感熱記録材料の表面層に用
いられるポリマーとしては、例えば下記のものがあげら
れる。 ポリテトラフルオロエチレン 18.5dyn/cm ポリジメチルシロキサン 24dyn/cm ポリビニリデンフルオライド 25dyn/cm ポリ1,2−ブタジエン 25dyn/cm ポリ2−メチルプロパン 27dyn/cm ポリビニルフルオライド 28dyn/cm ポリビニルメチルエステル 29dyn/cm ポリプロピレン 29dyn/cm 材料的には、特に表面張力の低いフッ素系ポリマー(代
表的には4フッ化エチレンである)が良く、表面として
従来ある保護層の上に化学コーティングするか、また、
保護層中に添加剤として混入させても良い。更には、表
面とは別にプラズマ重合やグロー放電によって、表面を
フッ素化することも可能である。
【0019】
【実施例】次に本発明を実施例をあげてさらに具体的に
説明する。ここでの部はすべて重量基準である。
説明する。ここでの部はすべて重量基準である。
【0020】実施例1 約100μm厚のポリエステルフィルム上に ステアリン酸(ミヨシ油脂社製 C18FA) 6部 エイコサン2酸(岡村製油社製 SL−20) 4部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20部 (電気化学工業社製 デンカビニール#1000MT) テトラヒドロフラン 150部 よりなる液を塗布し、加熱乾燥して約10μm厚の可逆
性感熱記録材料層(可逆感熱層)を設けた。この様にし
て得られた可逆性感熱記録材料は白濁状態であった。ま
た、この可逆性感熱記録材料の透明化温度巾は80〜1
05℃であった。この可逆性感熱記録材料を80℃に加
熱して全体を透明化した。続いて、この感熱記録材料に
サーマルヘッド(KYOCERA製 typeKST−
256−8wlGD1 1261Ω)にて、4kgf/
A4幅、0.7msecパルス幅、24Vの条件で印字
を行なった。このシート上に切削油(綿実油)、潤滑油
(グリセリン:63.4dyn/cm)、圧延油(ナタ
ネ油:31.7dyn/cm)、防錆油(オレイン酸)
をそれぞれ表面に2、3滴たらし、そのまま一日室温で
保管し、油汚れサンプルを作った。この可逆性感熱記録
材料のシートを80℃一定水温にして図2に示した水槽
中に入れた。この時、液浴中にメチルアミルアルコール
を水80に対して20の割合で投入し、界面活性剤とし
てアルキル硫酸ナトリウムを約2%と、微粒子として球
形鉄粉(約50μm径)を液浴1リットル中に対して1
00g投入したうえで、水槽中にラボスターラー(ヤマ
ト科学社製LR−51型シリーズ)を入れ、液浴を撹拌
した。この温浴にシート(油汚れサンプル)を入れるこ
とにより、印字画像を消去し、水槽中でシート表面の洗
浄を行った後、水槽から取り出し、直線上に配したエア
ーノズルの前を通過させ、エアー圧5.0kgf/cm
2のエアーにより水滴を吹き飛ばした後に、この印字消
去後の可逆性感熱記録材料の表面の洗浄度及び再度印字
時の印字ムラ発生度、耐久性について評価した。この結
果を表1及び図5に示す。
性感熱記録材料層(可逆感熱層)を設けた。この様にし
て得られた可逆性感熱記録材料は白濁状態であった。ま
た、この可逆性感熱記録材料の透明化温度巾は80〜1
05℃であった。この可逆性感熱記録材料を80℃に加
熱して全体を透明化した。続いて、この感熱記録材料に
サーマルヘッド(KYOCERA製 typeKST−
256−8wlGD1 1261Ω)にて、4kgf/
A4幅、0.7msecパルス幅、24Vの条件で印字
を行なった。このシート上に切削油(綿実油)、潤滑油
(グリセリン:63.4dyn/cm)、圧延油(ナタ
ネ油:31.7dyn/cm)、防錆油(オレイン酸)
をそれぞれ表面に2、3滴たらし、そのまま一日室温で
保管し、油汚れサンプルを作った。この可逆性感熱記録
材料のシートを80℃一定水温にして図2に示した水槽
中に入れた。この時、液浴中にメチルアミルアルコール
を水80に対して20の割合で投入し、界面活性剤とし
てアルキル硫酸ナトリウムを約2%と、微粒子として球
形鉄粉(約50μm径)を液浴1リットル中に対して1
00g投入したうえで、水槽中にラボスターラー(ヤマ
ト科学社製LR−51型シリーズ)を入れ、液浴を撹拌
した。この温浴にシート(油汚れサンプル)を入れるこ
とにより、印字画像を消去し、水槽中でシート表面の洗
浄を行った後、水槽から取り出し、直線上に配したエア
ーノズルの前を通過させ、エアー圧5.0kgf/cm
2のエアーにより水滴を吹き飛ばした後に、この印字消
去後の可逆性感熱記録材料の表面の洗浄度及び再度印字
時の印字ムラ発生度、耐久性について評価した。この結
果を表1及び図5に示す。
【0021】実施例2 図4に示したように、可逆性感熱記録材料フィルムベル
トの中間部又はカードの出入口に、一方向回転可能なセ
ラミック製のパイプで中に遠赤外線ヒーターを有し外周
には不織布が貼りつけてあるクリーニングローラを設
け、そして、ヒーターにより80℃一定にしたクリーニ
ングローラーに定量ポンプにてくみ上げた水をローラー
全面に一直線に配したスプレーノズルより供給し、常に
ウェットな状態で拭き取り作業ができる様にした。この
状態で感熱記録材料の画像形成・消去を行なった後、実
施例1と同様にしてその評価をまとめて表1及び図5に
示す。
トの中間部又はカードの出入口に、一方向回転可能なセ
ラミック製のパイプで中に遠赤外線ヒーターを有し外周
には不織布が貼りつけてあるクリーニングローラを設
け、そして、ヒーターにより80℃一定にしたクリーニ
ングローラーに定量ポンプにてくみ上げた水をローラー
全面に一直線に配したスプレーノズルより供給し、常に
ウェットな状態で拭き取り作業ができる様にした。この
状態で感熱記録材料の画像形成・消去を行なった後、実
施例1と同様にしてその評価をまとめて表1及び図5に
示す。
【0022】実施例3 実施例1と同様の処方にて得た約10μm厚の可逆性感
熱記録層の上に、さらに下記の方法の液を塗布し、乾燥
して、UV硬化し約3μm厚の低エネルギー表面層を設
けた(表面張力19.6dyn/cm)。 UV硬化型フッソ系樹脂(UV98%) (DEFENSA 239−1、大日本インキ化学社
製) 適宜溶剤MIBKにて希釈 このようにして作成された可逆性感熱記録材料を用い、
実施例1と同様の印字消去を繰り返し評価を行った。そ
の評価をまとめて表1及び図5に示す。
熱記録層の上に、さらに下記の方法の液を塗布し、乾燥
して、UV硬化し約3μm厚の低エネルギー表面層を設
けた(表面張力19.6dyn/cm)。 UV硬化型フッソ系樹脂(UV98%) (DEFENSA 239−1、大日本インキ化学社
製) 適宜溶剤MIBKにて希釈 このようにして作成された可逆性感熱記録材料を用い、
実施例1と同様の印字消去を繰り返し評価を行った。そ
の評価をまとめて表1及び図5に示す。
【0023】実施例4 実施例1のエアーノズルのかわりにゴム製ブレードによ
り液滴を除去する方法を使用し、実施例1と同様の評価
を行った。その評価をまとめて表1及び図5に示す。
り液滴を除去する方法を使用し、実施例1と同様の評価
を行った。その評価をまとめて表1及び図5に示す。
【0024】比較例1 実施例1の様に作成し印字した可逆性感熱記録材料につ
いて、これを80℃にした熱ローラ(ホットラミネータ
ー)を通し、印字画像の消去を行なった。その後、実施
例1と同様にしてその評価を行なった。その評価をまと
めて表1及び図5に示す。
いて、これを80℃にした熱ローラ(ホットラミネータ
ー)を通し、印字画像の消去を行なった。その後、実施
例1と同様にしてその評価を行なった。その評価をまと
めて表1及び図5に示す。
【0025】
【表1】
【0026】実施例5 実施例1と同じ可逆性感熱記録媒体を用い、油汚れのサ
ンプルを作った後、これを80℃に熱したローラーで印
字の消去を行ない、続いて、実施例1と同じ水槽(ただ
し洗浄液は常温とした)に入れてシート表面の洗浄を行
なった。その結果、実施例1とほぼ同様な評価が得られ
た。
ンプルを作った後、これを80℃に熱したローラーで印
字の消去を行ない、続いて、実施例1と同じ水槽(ただ
し洗浄液は常温とした)に入れてシート表面の洗浄を行
なった。その結果、実施例1とほぼ同様な評価が得られ
た。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、可逆性感熱記録材料の
表面が洗浄により良好な状態に維持されているため、良
好な記録を繰り返し得ることができる。
表面が洗浄により良好な状態に維持されているため、良
好な記録を繰り返し得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法で用いられる可逆性感熱記録材料の
特性を説明するための図である。
特性を説明するための図である。
【図2】本発明方法の実施に用いられる装置の一例の概
略図である。
略図である。
【図3】本発明方法の実施に用いられる他の装置の一例
の概略図である。
の概略図である。
【図4】本発明方法の実施に用いられる更に他の装置の
一例の概略図である。
一例の概略図である。
【図5】画像の形成・消去を繰り返し行なった時の可逆
性感熱記録材料の変化を測定した図である。
性感熱記録材料の変化を測定した図である。
1 液浴(洗浄液) 5 印字用サーマルヘ
ッド 2 ヒートポンプ 7 液液滴除去ローラ 3 エアー吹きつけ 8 クリーニング兼消
去用ヒートローラ 4 可逆性感熱記録材料
ッド 2 ヒートポンプ 7 液液滴除去ローラ 3 エアー吹きつけ 8 クリーニング兼消
去用ヒートローラ 4 可逆性感熱記録材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀田 吉彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 野際 通 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (13)
- 【請求項1】 温度に依存して透明度又は色調が変化す
る可逆性感熱記録材料の表面を洗浄する方法において、
洗浄手段が記録された情報を消去する温度にほぼ等しく
加熱されており、その洗浄手段により情報の消去とほぼ
同時に該可逆性感熱記録材料を洗浄することを特徴とす
る可逆性感熱記録材料の洗浄方法。 - 【請求項2】 温度に依存して透明度又は色調が変化す
る可逆性感熱記録材料の表面を洗浄する方法において、
記録された情報を加熱手段で消去した後、その記録材料
の表面を洗浄手段で清浄にすることを特徴とする可逆性
感熱記録材料の洗浄方法。 - 【請求項3】 前記洗浄手段が湿式又は乾式である請求
項1又は2記載の可逆性感熱記録材料の洗浄方法。 - 【請求項4】 前記乾式の洗浄がクリーニングローラ、
クリーニングブラシ、クリーニングベルト又はクリーニ
ングブロックによりなされる請求項3記載の可逆性感熱
記録材料の洗浄方法。 - 【請求項5】 前記乾式の洗浄に使用されるクリーニン
グローラ、クリーニングブラシ、クリーニングベルト又
はクリーニングブロックが繊維布、不織布、粘着材、研
磨材の1又は2以上から形成されてなる請求項4記載の
可逆性感熱記録材料の洗浄方法。 - 【請求項6】 前記湿式の洗浄が液浴の浸漬による洗浄
又はウォータージェット、クリーニングローラ、クリー
ニングブラシ、クリーニングベルトあるいはクリーニン
グブロックによる洗浄である請求項3記載の可逆性感熱
記録材料の洗浄方法。 - 【請求項7】 前記湿式の洗浄におけるクリーニングロ
ーラ、クリーニングベルトあるいはクリーニングブロッ
ク部が繊維布又は不織布、吸水性材料からなるベルトを
かけたロール又は巻取ったロール、ブロックであり、液
滴を浸らせるか又はそれ自身の一部又は全部が液浴中に
あり、その液を随時、被クリーニング部分に供給する請
求項6記載の可逆性感熱記録材料の洗浄方法。 - 【請求項8】 前記湿式の洗浄に用いられる液が水又は
揮発性溶媒である請求項3、6又は7記載の可逆性感熱
記録材料の洗浄方法。 - 【請求項9】 前記湿式の洗浄に用いられる液中に界面
洗浄剤及び/又は有機或いは無機の微粒子が添加される
請求項8記載の可逆性感熱記録材料の洗浄方法。 - 【請求項10】 前記湿式での洗浄後にその洗浄で使用
した液滴を除去する手段を設ける請求項1、2、6又は
7記載の可逆性感熱記録材料の洗浄方法。 - 【請求項11】 前記液滴の除去を熱乾燥、拭き取り及
び/又はエアーの吹き付けにより行なう請求項10記載
の可逆性感熱記録材料の洗浄方法。 - 【請求項12】 前記可逆性感熱記録材料の表面層の表
面エネルギー(表面張力)が30dyn/cm以下であ
る請求項1又は2記載の可逆性感熱記録材料の洗浄方
法。 - 【請求項13】 前記可逆性感熱記録材料の表面がフッ
素物質からなる請求項1又は2記載の可逆性感熱記録材
料の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32582393A JPH06210957A (ja) | 1992-11-30 | 1993-11-29 | 可逆性感熱記録材料の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-345422 | 1992-11-30 | ||
JP34542292 | 1992-11-30 | ||
JP32582393A JPH06210957A (ja) | 1992-11-30 | 1993-11-29 | 可逆性感熱記録材料の洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06210957A true JPH06210957A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=26571965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32582393A Pending JPH06210957A (ja) | 1992-11-30 | 1993-11-29 | 可逆性感熱記録材料の洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06210957A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169320A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Shachihata Inc | 熱可逆性発色組成物を用いた記録媒体用洗浄剤 |
JP2007261121A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Ricoh Co Ltd | 可逆性感熱記録媒体用洗浄方法 |
JP2011056734A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 可逆性感熱記録材料 |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP32582393A patent/JPH06210957A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169320A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Shachihata Inc | 熱可逆性発色組成物を用いた記録媒体用洗浄剤 |
JP2007261121A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Ricoh Co Ltd | 可逆性感熱記録媒体用洗浄方法 |
US8148298B2 (en) | 2006-03-29 | 2012-04-03 | Ricoh Company, Ltd. | Method for cleaning reversible thermosensitive recording medium, and image processing method |
JP2011056734A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 可逆性感熱記録材料 |
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