JPH0620962U - 吸気弁付逆流防止弁 - Google Patents

吸気弁付逆流防止弁

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JPH0620962U
JPH0620962U JP5337391U JP5337391U JPH0620962U JP H0620962 U JPH0620962 U JP H0620962U JP 5337391 U JP5337391 U JP 5337391U JP 5337391 U JP5337391 U JP 5337391U JP H0620962 U JPH0620962 U JP H0620962U
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JP
Japan
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valve
intake valve
valve seat
circular inner
inner groove
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JP5337391U
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JPH0716947Y2 (ja
Inventor
靖浩 佐藤
Original Assignee
株式会社光合金製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 散水用給水栓への汚水の混入を完全に遮断し
うる逆流防止効果を持ち,水抜き時にも何ら影響を与え
ないうえに,水抜き時に発生する負圧をも解消すること
のできる逆流防止弁を提供する。 【構成】 流入口2,円形内溝3,3′,弁座4,弁室
5及び流出口6を同一軸心上に形成し,2個の円筒形空
間部7,7′を円形内溝3と弁室5の間に設け,連通孔
8,8′を穿った円形内溝3,3′に2個のクリップリ
ングを装着し,下流側クリップリング10の保持部に装
着した円筒形支持体11の中空部と,上流側クリップリ
ング9の保持部を摺動する弁体12を,パッキン13を
介して弁座4に当接させコイル状のばね14で付勢す
る。円筒形空間部に装着した中空部22,22′と吸気
弁座23,23′を有する吸気弁座部材15,15′
に,ガイド部と環状パッキンとを備えた吸気弁体16,
16′を装着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は寒冷地における散水用給水栓に使用する逆流防止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、寒冷地で使用される散水用給水栓は、水抜栓を使用して冬期間、給水栓 内の水抜きを行っているが、例えば、蛇口にホースをつなぎ、そのホースの一端 を、汚水の入ったバケツに入れた状態のまま水抜きを行うと、給水栓内に負圧が 生じ、その負圧によって、ホースから汚水が吸引され、給水栓内を通って排水さ れるが、給水栓内は負圧の状態を維持しており、水は完全には排水されず、汚水 も給水栓内に残留することになる。 従って、再度散水用給水栓を開栓して、その水を飲用した場合には、汚染され た水を飲用することになり、食中毒などの事故につながる可能性がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
散水用給水栓はホースをつないで使用する場合が多く、潜在的に上記のような 事態を招く要因を抱えているといえる。 本考案はかかる事態を想定して、汚水の吸引を完全に遮断しうる逆流防止効果 を持ち、水抜き時にも何ら影響を与えないうえに、水抜き時に発生する負圧をも 解消することのできる弁構造を有する逆流防止弁を、提供することを目的として いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案においては、中心に円筒を保持しうる円形のクリップリングを2本弁箱 に装着し、下流側クリップリングの保持部に、一部に大径のつば部を有する円筒 形支持体を保持させ、前記つば部に支持されたばねに押圧される弁体のガイド部 が、前記円筒形支持体内及び上流側クリップリングの保持部を、弁箱の中心軸に そって自由に移動しうるようにするとともに、弁箱の弁座を境界とし、それぞれ 流入口側及び流出口側から吸気することのできる2つの吸気弁を形成する。
【0005】
【作用】
本考案の逆流防止弁は、上流側に水などの流体の圧力が作用すると、その圧力 でばねが圧縮されて弁体が移動し弁座が開放され、流体は上流側から下流側へ流 動する。このときに吸気弁体は流体の圧力によって、吸気弁座部材の吸気弁座に 当接し、吸気弁体に装着した環状パッキンが水漏れを防止している。 又、水抜きを行った場合には、上流側の圧力がなくなるから、ばねが弁体を弁 座に圧接し、給水管側への流体の逆流を阻止する。そして弁体によって仕切られ た給水栓、蛇口内の流体は、それぞれ水抜栓、ホース側へ排水されるが、そのと きに発生する負圧によって、吸気弁体が吸気弁座から開放され、負圧が解消し、 確実に水抜きが行われる。
【0006】
【実施例】
本考案の逆流防止弁の一実施例を図2について説明する。 図において1は弁箱であり、図面左方向の上流側から順に流入口2、円形内満 3、弁座4、弁室5、円形内溝3′、流出口6が同一軸心上に形成され、前記上 流側円形内溝3と弁室5の間には、一方を大気に開放した、前記弁箱1の軸心に 垂直な軸を持つ2つの円筒形空間部7、7′が設けられ、かつ、前記円筒形空間 部7、7′より、それぞれ流入口2側、流出口6側へ連通孔8、8′が形成され ている。前記円形内溝3、3′には図3に示すクリップリング9、10がはめ込 まれており、下流側クリップリング10の保持部には、中空の円筒形支持体11 が装着されている。 弁体12は、上流側クリップリング9の保持部と円筒形支持体11の中空部を スライド可能とし、前記円筒形支持体11と弁体12に介在させたコイル状のば ね14によって、弁座4の方に付勢されている。 吸気弁座部材15及び15′は、中心に中空部22、22′を有し、一端面に 吸気弁座23、23′が形成されており、前記弁箱1の円筒形空間部7、7′に ねじ込まれている。そして、前記吸気弁座部材15、15′の中空部22、22 ′を、環状パッキン17、17′を装着した吸気弁体16、16′が摺動する。
【0007】 このように構成された逆流防止弁は、例えば図1に示したように、水抜き機構 を持つ散水用給水栓18に取付けて使用される。この図において、19はホース 20を取付けた蛇口であり、この蛇口19の直前に前記弁箱1が取付けられてい る。又、21はバケツであり、ホース20の一端が入れられている。 上記の構成において、前記散水用給水栓18に水圧が作用すると、図2におい て、弁体12の上流側に前記圧力が作用し、弁体12がばね14を圧縮して下流 側へ移動し、弁座4が開放され、水は弁座4と弁室5から流出口6へ流動する。 前記散水用給水栓18を用いて水抜きを行うと、弁体12に対する前記の圧力が なくなるから、ばね14により弁体12が弁座4に圧接され、下流側から上流側 、即ち、図1においてバケツ21側から散水用給水栓18側に水が逆流すること を阻止する。そして、前記弁体12によって仕切られた散水用給水栓18、及び 蛇口19内の水は徐々に排水されていくが、水が排水される過程で負圧が発生す ると、図2における吸気弁体16、16′が吸気弁座23、23′から開放され 、負圧が解消し、確実に水抜きが行われる。 なお、図1において散水用給水栓18と弁箱1の取付けは、ねじによって行わ れるが、このときの弁箱1における吸気弁体16、16′の位置は、上下に配置 するようねじ込む必要はなく、任意にすることが可能である。
【0008】
【考案の効果】
以上のように、本考案の逆流防止弁は、弁座をはさんで2つの吸気弁を装着し ているから、水抜き時において、散水用給水栓内や、散水用給水栓に取付けられ たホース内に発生する負圧を解消することができるとともに、水などの流体を水 抜栓側とホース側へ、確実に排水させることができる。 従って、散水用給水栓内に汚水が吸引される心配がなく、常に安心して使用す ることが可能である。 又、弁体の先端部と末端部が支持され、なおかつ、弁座とばねとの間に弁体を 配置しているから、常に同じ状態で、弁座に対して弁体を圧接することができ、 高いシール性が実現可能である。 そして、更に本考案は、クリップリングを弁体の案内としているため、細かい 土砂等の沈澱によって、案内の機能が損なわれる心配がなく、長期間安定して使 用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を使用する装置概略図である。
【図2】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図3】本考案に使用されるクリップリングの縦断面図
である。
【符号の説明】
1 弁体 2 流入口 3 円形内溝 4 弁座 5 弁室 6 流出口 7 円筒形空間部 8 連通孔 9 流入口側クリップリング 10 流出口側クリップリング 11 円筒形支持体 12 弁体 13 パッキン 14 ばね 15 吸気弁座部材 16 吸気弁体 17 環状パッキン 22 中空部 23 吸気弁座

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側から流入口2、円形内溝3、弁座
    4、弁室5、円形内溝3′、流出口6を同一軸心上に形
    成し、前記軸心に垂直な軸を持ち、一方を大気に開放し
    た2つの円筒形空間部7、7′を前記上流側円形内溝3
    と弁室5の間に設け、前記2つの円筒形空間部7、7′
    より、それぞれ流入口2側、流出口6側へ連通孔8、
    8′を穿った弁箱1と、前記円形内溝3、3′に嵌合す
    る外周部を有し、実質的に弁箱1の中心線上に円筒を保
    持しうる保持部を有する2個のクリップリング9、10
    と、前記下流側クリップリング10の保持部により保持
    された、一部に大径のつば部を有する円筒形支持体11
    と、前記弁座4に密着するパッキン13を装着し、前記
    円筒形支持体411内及び前記クリップリング9の保持
    部を摺動する、細径のガイド部を有する弁体12と、前
    記円筒形支持体11のつば部に支持されて、前記弁体1
    2に押圧力を与えるばね14と、前記弁箱1の円筒形空
    間部7、7′に螺合し、中心に中空部22、22′を有
    し、一端面に吸気弁座23、23′を形成する吸気弁座
    部材15、15′と、前記吸気弁座部材15、15′の
    中空部22、22′を摺動するガイド部を有し、吸気弁
    座23、23′に当接する環状パッキン17、17′を
    装着した吸気弁体16、16′とを備えたことを特徴と
    する逆流防止弁。
JP1991053373U 1991-04-10 1991-04-10 吸気弁付逆流防止弁 Expired - Lifetime JPH0716947Y2 (ja)

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JPH0620962U true JPH0620962U (ja) 1994-03-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019027439A (ja) * 2017-07-25 2019-02-21 株式会社テージーケー 逆止弁

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6099367U (ja) * 1983-12-12 1985-07-06 株式会社 光合金製作所 寒冷地用逆流防止弁
JPS6129172U (ja) * 1984-07-24 1986-02-21 株式会社 光合金製作所 逆流防止弁
JPH0238575U (ja) * 1988-09-05 1990-03-14
JPH02122280U (ja) * 1989-03-20 1990-10-05

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JPH0716947Y2 (ja) 1995-04-19

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