JPH06209625A - 施肥防除機 - Google Patents
施肥防除機Info
- Publication number
- JPH06209625A JPH06209625A JP5023662A JP2366293A JPH06209625A JP H06209625 A JPH06209625 A JP H06209625A JP 5023662 A JP5023662 A JP 5023662A JP 2366293 A JP2366293 A JP 2366293A JP H06209625 A JPH06209625 A JP H06209625A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- fertilizer
- fertilization
- main tank
- pest
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Fertilizing (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1台の自走機体を使用して施肥と防除の異な
る作業を選択的に行え、また主タンクなどを施肥防除用
機器を使用して自動的に洗浄出来るようにした施肥防除
機を提供する。 【構成】 自走式走行機体1の上方に、施肥防除用の主
タンク20と補助タンク22を搭載し、かつ、機体の進
行に伴って所定ピッチで土中に流動状肥料を施肥する点
注施肥部Fと圃場の作物に連続的に薬液を散布する防除
部Sを装着可能に構成し、これら点注施肥部又は防除部
に肥料又は薬液を択一的に送給するポンプ27を装着
し、ポンプの吸引口側を主タンクと補助タンクに切換自
在に連通し、ポンプの吐出口側をアキュムレータ30,
30aを介して点注施肥部の間欠バルブ31,31aと
防除部にそれぞれ切換自在に連通すると共に、前記ポン
プの吐出側流路と主タンク間を切換バルブ55,55a
を有する戻し回路Rで連通させた。
る作業を選択的に行え、また主タンクなどを施肥防除用
機器を使用して自動的に洗浄出来るようにした施肥防除
機を提供する。 【構成】 自走式走行機体1の上方に、施肥防除用の主
タンク20と補助タンク22を搭載し、かつ、機体の進
行に伴って所定ピッチで土中に流動状肥料を施肥する点
注施肥部Fと圃場の作物に連続的に薬液を散布する防除
部Sを装着可能に構成し、これら点注施肥部又は防除部
に肥料又は薬液を択一的に送給するポンプ27を装着
し、ポンプの吸引口側を主タンクと補助タンクに切換自
在に連通し、ポンプの吐出口側をアキュムレータ30,
30aを介して点注施肥部の間欠バルブ31,31aと
防除部にそれぞれ切換自在に連通すると共に、前記ポン
プの吐出側流路と主タンク間を切換バルブ55,55a
を有する戻し回路Rで連通させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1台の自走機体を使用
して施肥作業と防除作業を選択的に行えると共に、作業
終了後はポンプなどの施肥防除用の機器をそのまま使用
して主タンクや配管を自動的に洗浄できるようにした施
肥防除機(管理機)に関するものである。
して施肥作業と防除作業を選択的に行えると共に、作業
終了後はポンプなどの施肥防除用の機器をそのまま使用
して主タンクや配管を自動的に洗浄できるようにした施
肥防除機(管理機)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自走型の管理機として、液状肥料やペー
スト状肥料などの流動状肥料を走行しながら所定ピッチ
で土中に点注施肥する施肥管理機は既に提案されてい
る。また殺虫剤、殺菌剤、除草剤など各種の薬剤を圃場
の作物に散布する防除機として、乗用田植機やトラクタ
を利用した大型のものは種々提案されかつ実用に供され
ている。
スト状肥料などの流動状肥料を走行しながら所定ピッチ
で土中に点注施肥する施肥管理機は既に提案されてい
る。また殺虫剤、殺菌剤、除草剤など各種の薬剤を圃場
の作物に散布する防除機として、乗用田植機やトラクタ
を利用した大型のものは種々提案されかつ実用に供され
ている。
【0003】また、防除作業の場合、薬液を収容するタ
ンク及びポンプを定置しておいて、そこからホースをの
ばして作物に噴霧したり、背中に動力噴霧機を背負いな
がら薬剤を散布する方式も採用されている。
ンク及びポンプを定置しておいて、そこからホースをの
ばして作物に噴霧したり、背中に動力噴霧機を背負いな
がら薬剤を散布する方式も採用されている。
【0004】しかし、1台の自走機械を使用しかつポン
プを兼用して点注施肥作業と防除作業を選択的に行い得
るようにした管理機は未だ提供されていない。
プを兼用して点注施肥作業と防除作業を選択的に行い得
るようにした管理機は未だ提供されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1台の自走
機械を使用して点注施肥作業と防除作業を選択的に行い
得るようにするには、点注施肥部と防除部それぞれの構
成部品を装備しなければならず、そのため機体の重量も
増大するばかりでなく、スペース的にも問題があるう
え、配管構造も複雑化するため、施肥防除兼用機は小型
軽量を旨とする管理機としてはなじまないものである。
機械を使用して点注施肥作業と防除作業を選択的に行い
得るようにするには、点注施肥部と防除部それぞれの構
成部品を装備しなければならず、そのため機体の重量も
増大するばかりでなく、スペース的にも問題があるう
え、配管構造も複雑化するため、施肥防除兼用機は小型
軽量を旨とする管理機としてはなじまないものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る施肥防除機
は、上記のような実状に基づきその問題点を解消すべく
創案されたものであって、自走式走行機体の上方に、施
肥防除用の主タンクと補助タンクを搭載し、機体の進行
に伴って所定ピッチで土中に流動状肥料を施肥する点注
施肥部と圃場の作物に連続的に薬液を散布する防除部を
装着可能に構成し、これら点注施肥部又は防除部に肥料
又は薬液を択一的に送給するポンプを装着し、ポンプの
吸引口側を主タンクと補助タンクに切換自在に連通し、
ポンプの吐出口側をアキュムレータを介して点注施肥部
の間欠バルブと防除部にそれぞれ切換自在に連通すると
共に、前記ポンプの吐出側流路と主タンク間を切換バル
ブを有する戻し回路で連通させたことを要旨とする。
は、上記のような実状に基づきその問題点を解消すべく
創案されたものであって、自走式走行機体の上方に、施
肥防除用の主タンクと補助タンクを搭載し、機体の進行
に伴って所定ピッチで土中に流動状肥料を施肥する点注
施肥部と圃場の作物に連続的に薬液を散布する防除部を
装着可能に構成し、これら点注施肥部又は防除部に肥料
又は薬液を択一的に送給するポンプを装着し、ポンプの
吸引口側を主タンクと補助タンクに切換自在に連通し、
ポンプの吐出口側をアキュムレータを介して点注施肥部
の間欠バルブと防除部にそれぞれ切換自在に連通すると
共に、前記ポンプの吐出側流路と主タンク間を切換バル
ブを有する戻し回路で連通させたことを要旨とする。
【0007】
【作用】点注施肥作業を行う場合は、主タンクにペース
ト肥料などの流動状肥料を収容した後、エンジンを始動
させ伝動機構のクラッチを入れて機体を走行させると、
主タンク内の肥料はポンプで吸引されてアキュムレータ
に送給蓄圧された後、間欠バルブを介して施肥ノズルか
ら所定ピッチで土中に点注施肥される。また、防除作業
を行う場合は、主タンク内に所望の薬液を収容した後、
流路を防除側に切換え機体を走行させると主タンク内の
薬液はポンプを兼用して吸引・吐出され上記同様にして
アキュムレータに蓄圧された後、防除部の噴霧ノズルか
ら圃場の作物に噴霧される。
ト肥料などの流動状肥料を収容した後、エンジンを始動
させ伝動機構のクラッチを入れて機体を走行させると、
主タンク内の肥料はポンプで吸引されてアキュムレータ
に送給蓄圧された後、間欠バルブを介して施肥ノズルか
ら所定ピッチで土中に点注施肥される。また、防除作業
を行う場合は、主タンク内に所望の薬液を収容した後、
流路を防除側に切換え機体を走行させると主タンク内の
薬液はポンプを兼用して吸引・吐出され上記同様にして
アキュムレータに蓄圧された後、防除部の噴霧ノズルか
ら圃場の作物に噴霧される。
【0008】
【実施例】本発明の構成を図面に示された一実施例につ
いて説明すれば、1は後部にエンジンEを搭載し、エン
ジンE上方に後方へ延出したループ式の操向ハンドルH
を有する自走式の走行機体である。この走行機体1は、
後輪(駆動輪)2を軸支するミッションケース3と、後
方に延出したエンジン取付フレーム4、前方に延出した
メインフレーム5がそれぞれ一体的に連結構成されてお
り、また、メインフレーム5には、点注施肥部Fの施肥
フレーム5a及びポンプ取付ベース5bが一体に連結さ
れている。そして、施肥フレーム5aの左右両側方には
ブラケット6,6a,6bなどを介して左右一対のチェ
ンケース7,7aが前後両側の上下2段で固定されると
共に、施肥フレーム5aの前部には、上部が互いに接近
し、下部が外側に拡開する方向にハの字状に倒れた(ト
ーアウト)縦軸回りに操向自在な左右一対の前輪8を調
整ハンドル9aを介して上下調節自在に支持する前輪ス
テー9が一体的に立設されると共に、防除部Sの取付フ
レーム(防除フレーム)10に突設した上段取付プレー
ト11と下部取付プレート12がそれぞれブラケット1
3,14及びボルト13a,14aを介し着脱自在に装
着されている。前輪8をトーアウトにしたことにより、
後述の左右一側の施肥ノズルが土中に突入するときの打
込み反力を反対側の前輪8が効果的に受け止める反力受
けとしての作用を果たすようになっている。上記防除フ
レーム10は、図11に示すように正面ほぼ長方形の枠
体で、その長手方向(上下方向)にはビーム15の取付
用穴15cが所定間隔ごとに複数段設けられている。そ
して、ビーム15は両翼がボルト15’を介して上方へ
折畳み回動固定自在な噴管取付部15a,15bとなっ
ており、この噴管取付部15a,15bにはそれぞれ屈
曲自在で向き可変な複数の噴霧ノズル16を有するフレ
キシブル噴管17が長手方向中途部を固定された状態で
鎖線図示のようにまっすぐに、また実線図示のようにア
ーチ状に湾曲変形自在に装着されている。そして上記防
除フレーム10はビーム15と押さえ板18により前後
から挟持されると共に両者間には高さ調整ノブ19が螺
入され、このノブ19の締緩操作によりビーム15を適
宜高さ位置の取付用穴15cにセットしてビーム15の
取付高さ調整及び固定が容易に行えるようになってい
る。
いて説明すれば、1は後部にエンジンEを搭載し、エン
ジンE上方に後方へ延出したループ式の操向ハンドルH
を有する自走式の走行機体である。この走行機体1は、
後輪(駆動輪)2を軸支するミッションケース3と、後
方に延出したエンジン取付フレーム4、前方に延出した
メインフレーム5がそれぞれ一体的に連結構成されてお
り、また、メインフレーム5には、点注施肥部Fの施肥
フレーム5a及びポンプ取付ベース5bが一体に連結さ
れている。そして、施肥フレーム5aの左右両側方には
ブラケット6,6a,6bなどを介して左右一対のチェ
ンケース7,7aが前後両側の上下2段で固定されると
共に、施肥フレーム5aの前部には、上部が互いに接近
し、下部が外側に拡開する方向にハの字状に倒れた(ト
ーアウト)縦軸回りに操向自在な左右一対の前輪8を調
整ハンドル9aを介して上下調節自在に支持する前輪ス
テー9が一体的に立設されると共に、防除部Sの取付フ
レーム(防除フレーム)10に突設した上段取付プレー
ト11と下部取付プレート12がそれぞれブラケット1
3,14及びボルト13a,14aを介し着脱自在に装
着されている。前輪8をトーアウトにしたことにより、
後述の左右一側の施肥ノズルが土中に突入するときの打
込み反力を反対側の前輪8が効果的に受け止める反力受
けとしての作用を果たすようになっている。上記防除フ
レーム10は、図11に示すように正面ほぼ長方形の枠
体で、その長手方向(上下方向)にはビーム15の取付
用穴15cが所定間隔ごとに複数段設けられている。そ
して、ビーム15は両翼がボルト15’を介して上方へ
折畳み回動固定自在な噴管取付部15a,15bとなっ
ており、この噴管取付部15a,15bにはそれぞれ屈
曲自在で向き可変な複数の噴霧ノズル16を有するフレ
キシブル噴管17が長手方向中途部を固定された状態で
鎖線図示のようにまっすぐに、また実線図示のようにア
ーチ状に湾曲変形自在に装着されている。そして上記防
除フレーム10はビーム15と押さえ板18により前後
から挟持されると共に両者間には高さ調整ノブ19が螺
入され、このノブ19の締緩操作によりビーム15を適
宜高さ位置の取付用穴15cにセットしてビーム15の
取付高さ調整及び固定が容易に行えるようになってい
る。
【0009】そして、前記後輪2と前輪8間の上方位置
には、液状或はペースト状の流動状肥料、又は薬液(殺
虫剤、殺菌剤、除草剤など)を択一的に収容する主タン
ク20が搭載されている。この主タンク20は、実施例
では左右に並置した2分割式のもので、内底部に撹拌羽
根21を揺動自在に備えたものが例示されているが、一
体型のタンクを搭載しても良い。また、主タンク20の
前方で前輪8の上方位置には主タンク20に対応して左
右一対の補助タンク22が搭載されており、この補助タ
ンク22に洗浄水(清水でも可)を収納しておくことに
より、点注施肥作業又は防除作業の終了時には、補助タ
ンク22内の洗浄水を後述のポンプ及び配管を利用して
主タンク20内及び肥料、薬液の一連の流路に噴出する
ことができ、これら主タンク20及び流路内の洗浄作業
が容易に遂行出来るようになっている。さて、主タンク
20を前輪8と後輪2の中間付近上方に配置したので、
満タン時でも、内容物が減量した場合でも機体の前後バ
ランスが崩れて操縦性が悪化するようなことがない。ま
た、補助タンク22は主タンク20の前方で前輪8の上
方に配置したので、補助タンク22に収容する洗浄水な
どの量の加減によって機体の前後バランスを適宜変える
ことが出来るようになっている。
には、液状或はペースト状の流動状肥料、又は薬液(殺
虫剤、殺菌剤、除草剤など)を択一的に収容する主タン
ク20が搭載されている。この主タンク20は、実施例
では左右に並置した2分割式のもので、内底部に撹拌羽
根21を揺動自在に備えたものが例示されているが、一
体型のタンクを搭載しても良い。また、主タンク20の
前方で前輪8の上方位置には主タンク20に対応して左
右一対の補助タンク22が搭載されており、この補助タ
ンク22に洗浄水(清水でも可)を収納しておくことに
より、点注施肥作業又は防除作業の終了時には、補助タ
ンク22内の洗浄水を後述のポンプ及び配管を利用して
主タンク20内及び肥料、薬液の一連の流路に噴出する
ことができ、これら主タンク20及び流路内の洗浄作業
が容易に遂行出来るようになっている。さて、主タンク
20を前輪8と後輪2の中間付近上方に配置したので、
満タン時でも、内容物が減量した場合でも機体の前後バ
ランスが崩れて操縦性が悪化するようなことがない。ま
た、補助タンク22は主タンク20の前方で前輪8の上
方に配置したので、補助タンク22に収容する洗浄水な
どの量の加減によって機体の前後バランスを適宜変える
ことが出来るようになっている。
【0010】ところで、前記点注施肥部Fは、上下のク
ランク軸24,24aで支持された左右一対の棒状施肥
ノズル23,23aが左右180度位相を変えて変形円
運動を行い、施肥ノズル23,23aが前方から後方へ
移動するとき下端の吐出口側を土中へ突き刺して施肥
(点注施肥)するように構成されている。すなわち、前
記チェンケース7,7aは、チェン伝動により同期回転
する上下2本のクランク軸24,24aをそれぞれ支持
し、この各クランク軸24,24aと左右の施肥ノズル
23,23aをそれぞれクランクアーム25,25aに
より上下方向に変形円運動するように連結すると共に、
下部のクランクアーム25aに設けたクランクピン25
bを施肥ノズル23,23a側に設けたブラケット26
の長孔26aに該長孔26aの前方側に弾発付勢させた
状態で遊嵌させたものである。
ランク軸24,24aで支持された左右一対の棒状施肥
ノズル23,23aが左右180度位相を変えて変形円
運動を行い、施肥ノズル23,23aが前方から後方へ
移動するとき下端の吐出口側を土中へ突き刺して施肥
(点注施肥)するように構成されている。すなわち、前
記チェンケース7,7aは、チェン伝動により同期回転
する上下2本のクランク軸24,24aをそれぞれ支持
し、この各クランク軸24,24aと左右の施肥ノズル
23,23aをそれぞれクランクアーム25,25aに
より上下方向に変形円運動するように連結すると共に、
下部のクランクアーム25aに設けたクランクピン25
bを施肥ノズル23,23a側に設けたブラケット26
の長孔26aに該長孔26aの前方側に弾発付勢させた
状態で遊嵌させたものである。
【0011】27は前記主タンク20の下方に位置して
ポンプ取付ベース5b上に固定されたポンプで、このポ
ンプ27は、図1及び図9に示すように、伝動機構Mを
介し前記エンジンEと連動連結され、かつ、吸引口27
a側は切換バルブ28及び管体29a,29b,29c
を介して前記主タンク20と補助タンク22に切換自在
に、また吐出口27b側は後述のアキュムレータ30,
30aにそれぞれ管体を介して連通されている。一方、
ポンプ27の吐出側流路と主タンク20間は後述の切換
バルブ55,55aを有する戻し回路Rで連通されてい
る。。本実施例ではポンプ27として左右2本のプラン
ジャー型ピストンkが往復動して吸引・吐出作用を行う
2連式のピストンポンプを使用したものが例示されてい
る。すなわち、ポンプ27の駆動軸(ポンプ軸)27’
は、例えばエンジンのクランク軸と同様な偏心カム部を
有して該偏心カムが回転し、このポンプ軸27’の回転
によりポンプ27に内蔵した左右一対のピストンkが所
定のストロークでそれぞれ逆方向に往復運動し、これに
より、図10に示すように、バルブ57,57aを開放
し、バルブ55,55aを閉止して行う点注施肥作業の
場合は、吸入口27aから管体29a,29cを介しポ
ンプ27内に吸引された主タンク20内の肥料は左右の
吐出口27bからそれぞれ左右のアキュムレータ30,
30aに管体30’,30’aを介して送給蓄圧され、
各アキュムレータ30,30aから間欠バルブ31,3
1aを経由し施肥ノズル23,23a側に圧送されて土
中に所定ピッチで点注施肥されるようになっている。ま
た、バルブ57,57aを閉止し、バルブ55,55a
を開放して行う防除作業の場合は、上記同様にして吸入
口27aからポンプ27内に吸引された主タンク20内
の薬液は左右の吐出口27bからアキュムレータ30,
30aにそれぞれ送給された後、管体32,32aを介
して噴管17側に圧送され噴霧ノズル16から圃場の作
物Tに連続的に噴霧されるようになっている。そして、
点注施肥と防除に夫々適応するポンプ駆動状態の切換は
前述のように爪クラッチ33の切換操作により行うよう
にしてある。上記のように吐出側流路にアキュムレータ
30,30aを介在させたことにより、ピストンポンプ
27から脈動して吐出される肥料又は薬液を脈動の極力
少ない状態で点注施肥部F又は防除部Sに圧送出来るよ
うになっている。
ポンプ取付ベース5b上に固定されたポンプで、このポ
ンプ27は、図1及び図9に示すように、伝動機構Mを
介し前記エンジンEと連動連結され、かつ、吸引口27
a側は切換バルブ28及び管体29a,29b,29c
を介して前記主タンク20と補助タンク22に切換自在
に、また吐出口27b側は後述のアキュムレータ30,
30aにそれぞれ管体を介して連通されている。一方、
ポンプ27の吐出側流路と主タンク20間は後述の切換
バルブ55,55aを有する戻し回路Rで連通されてい
る。。本実施例ではポンプ27として左右2本のプラン
ジャー型ピストンkが往復動して吸引・吐出作用を行う
2連式のピストンポンプを使用したものが例示されてい
る。すなわち、ポンプ27の駆動軸(ポンプ軸)27’
は、例えばエンジンのクランク軸と同様な偏心カム部を
有して該偏心カムが回転し、このポンプ軸27’の回転
によりポンプ27に内蔵した左右一対のピストンkが所
定のストロークでそれぞれ逆方向に往復運動し、これに
より、図10に示すように、バルブ57,57aを開放
し、バルブ55,55aを閉止して行う点注施肥作業の
場合は、吸入口27aから管体29a,29cを介しポ
ンプ27内に吸引された主タンク20内の肥料は左右の
吐出口27bからそれぞれ左右のアキュムレータ30,
30aに管体30’,30’aを介して送給蓄圧され、
各アキュムレータ30,30aから間欠バルブ31,3
1aを経由し施肥ノズル23,23a側に圧送されて土
中に所定ピッチで点注施肥されるようになっている。ま
た、バルブ57,57aを閉止し、バルブ55,55a
を開放して行う防除作業の場合は、上記同様にして吸入
口27aからポンプ27内に吸引された主タンク20内
の薬液は左右の吐出口27bからアキュムレータ30,
30aにそれぞれ送給された後、管体32,32aを介
して噴管17側に圧送され噴霧ノズル16から圃場の作
物Tに連続的に噴霧されるようになっている。そして、
点注施肥と防除に夫々適応するポンプ駆動状態の切換は
前述のように爪クラッチ33の切換操作により行うよう
にしてある。上記のように吐出側流路にアキュムレータ
30,30aを介在させたことにより、ピストンポンプ
27から脈動して吐出される肥料又は薬液を脈動の極力
少ない状態で点注施肥部F又は防除部Sに圧送出来るよ
うになっている。
【0012】さて、ポンプ27は2連ポンプが使用され
ているが、ポンプ27よりも下手側の各機器は図10に
示すように左右それぞれ独立して配置してあり、作業
中、畦際などで左右片側だけ吐出を止めたい場合は、一
方のストップバルブ(57又は57a)を止め、又は一
方の切換バルブ(55又は55a)を戻し回路R側に操
作することにより、簡単なバルブ操作のみで片側停止が
出来るように構成されている。
ているが、ポンプ27よりも下手側の各機器は図10に
示すように左右それぞれ独立して配置してあり、作業
中、畦際などで左右片側だけ吐出を止めたい場合は、一
方のストップバルブ(57又は57a)を止め、又は一
方の切換バルブ(55又は55a)を戻し回路R側に操
作することにより、簡単なバルブ操作のみで片側停止が
出来るように構成されている。
【0013】ところで、防除の場合は、多数の噴霧ノズ
ルから連続的に噴霧する必要から、ポンプ27の吐出量
を多くして吐出圧力を高める目的でポンプ軸27’を常
時回転とし、ポンプの作動ストロークを最大の状態と
し、また、点注施肥の場合は、ノズル数が少なく(2
本)、所定間隔ごとに土中に点注施肥することと相俟っ
て上記防除の場合に比較し肥料の吐出量を少なくする必
要があるため、点注施肥の伝動機構中には、ポンプ27
の吐出量を点注施肥の施肥量に合わせて少なくする吐出
量の調量機構Dを介在させてある。すなわち、本実施例
では、第4軸34と第5軸35にそれぞれ固定された駆
動側クランクアーム34aと従動側クランクアーム35
a間をクランクロッド36で連結して調量機構Dを構成
したものである。この調量機構Dを介し、ポンプ軸2
7’を回転運動させずに所定角度往復揺動(正逆揺動)
させ、ポンプストロークを小にして小刻みに作動させる
ことによりポンプ27の吐出量減少を図っており、さら
に、クランクロッド36と従動側クランクアーム35a
の枢結点Pを調整用雄ネジ37aと被調整用雌ネジ37
bからなるストローク調整装置37の回動操作で駆動側
クランクアーム34aと従動側クランクアーム35aの
アーム比を変えることによりピストンkのストロークを
無段階に調整出来るように構成されている。上記のよう
に、ポンプ27のストロークを減少させてポンプ27を
小刻みに往復動させることにより粘性の高いペースト状
の肥料でも円滑に吐出させることができるようになって
いる。
ルから連続的に噴霧する必要から、ポンプ27の吐出量
を多くして吐出圧力を高める目的でポンプ軸27’を常
時回転とし、ポンプの作動ストロークを最大の状態と
し、また、点注施肥の場合は、ノズル数が少なく(2
本)、所定間隔ごとに土中に点注施肥することと相俟っ
て上記防除の場合に比較し肥料の吐出量を少なくする必
要があるため、点注施肥の伝動機構中には、ポンプ27
の吐出量を点注施肥の施肥量に合わせて少なくする吐出
量の調量機構Dを介在させてある。すなわち、本実施例
では、第4軸34と第5軸35にそれぞれ固定された駆
動側クランクアーム34aと従動側クランクアーム35
a間をクランクロッド36で連結して調量機構Dを構成
したものである。この調量機構Dを介し、ポンプ軸2
7’を回転運動させずに所定角度往復揺動(正逆揺動)
させ、ポンプストロークを小にして小刻みに作動させる
ことによりポンプ27の吐出量減少を図っており、さら
に、クランクロッド36と従動側クランクアーム35a
の枢結点Pを調整用雄ネジ37aと被調整用雌ネジ37
bからなるストローク調整装置37の回動操作で駆動側
クランクアーム34aと従動側クランクアーム35aの
アーム比を変えることによりピストンkのストロークを
無段階に調整出来るように構成されている。上記のよう
に、ポンプ27のストロークを減少させてポンプ27を
小刻みに往復動させることにより粘性の高いペースト状
の肥料でも円滑に吐出させることができるようになって
いる。
【0014】なお、ピストンkのストロークを有段的に
調整するように構成することも可能である。図6はその
一例を示す。すなわち、このものは、従動側クランクア
ーム35’a側に枢結ピン38のピン穴39を複数個設
け、このピン穴39のいずれかにクランクロッド36’
を付け替え(ピン穴の差し替え)て駆動側と従動側のア
ーム比を有段的に変えるようにしてある。
調整するように構成することも可能である。図6はその
一例を示す。すなわち、このものは、従動側クランクア
ーム35’a側に枢結ピン38のピン穴39を複数個設
け、このピン穴39のいずれかにクランクロッド36’
を付け替え(ピン穴の差し替え)て駆動側と従動側のア
ーム比を有段的に変えるようにしてある。
【0015】さて、図9には本発明の伝動機構Mの一例
が示されている。すなわち、エンジンEからの動力は前
進用ベルトテンションクラッチ40又は後進用ベルトテ
ンションクラッチ41によりトランスミッション3aの
前進用軸42又は後進用軸43にそれぞれベルト伝動さ
れる。そして、後輪2は上記ベルトテンションクラッチ
40又は41の切換操作により前進又は後進するように
なっているが、上記後進用軸43はPTO軸をも兼ねて
いるため、動力は後進用軸(PTO軸)43から第1軸
44に伝達され、点注施肥の場合は、さらに点注用クラ
ッチ45を介して第2軸46へ、次いでピンクラッチ4
7により第3軸48へと順次伝わり、チェン49により
第4軸34及び間欠バルブ31,31aを回転駆動させ
る。上記第4軸34の回転により前記クランクロッド3
6が往復動し、爪クラッチ33を経て第5軸35が回動
するため、ポンプ駆動チェン50が往復移動しポンプ2
7を作動させるようになっている。なお、第2軸46と
第3軸48間には点注ピッチ(例えば20cmと30c
m)の切換装置Qが設けられており、ピンクラッチ47
の切換操作で点注ピッチを複数段に切換え得るように構
成されている。
が示されている。すなわち、エンジンEからの動力は前
進用ベルトテンションクラッチ40又は後進用ベルトテ
ンションクラッチ41によりトランスミッション3aの
前進用軸42又は後進用軸43にそれぞれベルト伝動さ
れる。そして、後輪2は上記ベルトテンションクラッチ
40又は41の切換操作により前進又は後進するように
なっているが、上記後進用軸43はPTO軸をも兼ねて
いるため、動力は後進用軸(PTO軸)43から第1軸
44に伝達され、点注施肥の場合は、さらに点注用クラ
ッチ45を介して第2軸46へ、次いでピンクラッチ4
7により第3軸48へと順次伝わり、チェン49により
第4軸34及び間欠バルブ31,31aを回転駆動させ
る。上記第4軸34の回転により前記クランクロッド3
6が往復動し、爪クラッチ33を経て第5軸35が回動
するため、ポンプ駆動チェン50が往復移動しポンプ2
7を作動させるようになっている。なお、第2軸46と
第3軸48間には点注ピッチ(例えば20cmと30c
m)の切換装置Qが設けられており、ピンクラッチ47
の切換操作で点注ピッチを複数段に切換え得るように構
成されている。
【0016】一方、防除の場合は、点注用クラッチ45
を切ると共に、ピンクラッチ44aを防除側に切換える
と、エンジンEから第1軸44に入力された動力は、チ
ェン51又は52を介して爪クラッチ33により第5軸
35に伝達されてこの第5軸35を回し、さらにポンプ
駆動チェン50を常時回転駆動させることによりポンプ
27を作動させるようになっている。図9において、a
は第1軸44への入力後の防除時使用エリア(防除
系)、bは同じく点注施肥時使用エリア(点注施肥系)
を示し、その切換は前述のように爪クラッチ33の操作
で行う。
を切ると共に、ピンクラッチ44aを防除側に切換える
と、エンジンEから第1軸44に入力された動力は、チ
ェン51又は52を介して爪クラッチ33により第5軸
35に伝達されてこの第5軸35を回し、さらにポンプ
駆動チェン50を常時回転駆動させることによりポンプ
27を作動させるようになっている。図9において、a
は第1軸44への入力後の防除時使用エリア(防除
系)、bは同じく点注施肥時使用エリア(点注施肥系)
を示し、その切換は前述のように爪クラッチ33の操作
で行う。
【0017】図10において、符号Rは戻し回路、53
はドレン、54,54aはリリーフバルブ、55,55
aは切換バルブ、56,56aはストレーナ、57,5
7aはストップバルブ、58タンク20内に設けた洗浄
ノズルである。
はドレン、54,54aはリリーフバルブ、55,55
aは切換バルブ、56,56aはストレーナ、57,5
7aはストップバルブ、58タンク20内に設けた洗浄
ノズルである。
【0018】さて、点注施肥作業を行う場合は、バルブ
57,57aを開放し、バルブ55,55aを閉止して
主タンク20に流動状肥料を収容した後、エンジンEを
始動させ伝動機構Mの前進用ベルトテンションクラッチ
40を入れて(後進用ベルトテンションクラッチ41は
OFF)機体1を前進させ、かつ点注用クラッチ45を
入れると、主タンク20内の肥料はポンプ27によりア
キュムレータ30,30aへ送給されて蓄圧され、次い
で間欠バルブ31,31aを経由して点注施肥部Fに圧
送され施肥ノズル23,23aにより土中に点注施肥さ
れる。また、防除作業を行う場合は、点注用クラッチ4
5を切りにしておき、バルブ57,67aを閉止し、バ
ルブ55,55aを開放して、主タンク20内に所望の
薬液を収容した後、後進用ベルトテンションクラッチ4
1を入れて機体1を後進させると、主タンク20内の薬
液はポンプ27によりアキュムレータ30,30aを経
由して防除部Sに圧送され管体17の噴霧ノズル16か
ら作物Tに連続的に噴霧される。
57,57aを開放し、バルブ55,55aを閉止して
主タンク20に流動状肥料を収容した後、エンジンEを
始動させ伝動機構Mの前進用ベルトテンションクラッチ
40を入れて(後進用ベルトテンションクラッチ41は
OFF)機体1を前進させ、かつ点注用クラッチ45を
入れると、主タンク20内の肥料はポンプ27によりア
キュムレータ30,30aへ送給されて蓄圧され、次い
で間欠バルブ31,31aを経由して点注施肥部Fに圧
送され施肥ノズル23,23aにより土中に点注施肥さ
れる。また、防除作業を行う場合は、点注用クラッチ4
5を切りにしておき、バルブ57,67aを閉止し、バ
ルブ55,55aを開放して、主タンク20内に所望の
薬液を収容した後、後進用ベルトテンションクラッチ4
1を入れて機体1を後進させると、主タンク20内の薬
液はポンプ27によりアキュムレータ30,30aを経
由して防除部Sに圧送され管体17の噴霧ノズル16か
ら作物Tに連続的に噴霧される。
【0019】ところで、点注施肥又は防除作業が終了し
た後は、主タンク20内の残量をドレン53から袋など
の容器に抜き取った後、切換バルブ28を洗浄側に切換
操作(主タンク20側を閉、補助タンク22側を開に)
すると共に、切換バルブ55,55aを戻し回路R側に
切換えると、ポンプ27により補助タンク22内の洗浄
水がアキュムレータ30,30aに送給蓄圧された後、
戻し回路Rを経由して洗浄ノズル58から主タンク20
内に噴出される。このため、主タンク20、ポンプ2
7、アキュムレータ30,30a、切換バルブ55,5
5a及びそれらを連通連結する一連の管路が洗浄水で自
動的にかつ速やかに洗浄される。そして、洗浄後の廃液
はドレン53から圃場に排出される。なお、洗浄後の薄
められた肥料はそのまま排出しても良いが、袋などに入
れておいて後日、圃場の表面散布などに使用することも
可能である。
た後は、主タンク20内の残量をドレン53から袋など
の容器に抜き取った後、切換バルブ28を洗浄側に切換
操作(主タンク20側を閉、補助タンク22側を開に)
すると共に、切換バルブ55,55aを戻し回路R側に
切換えると、ポンプ27により補助タンク22内の洗浄
水がアキュムレータ30,30aに送給蓄圧された後、
戻し回路Rを経由して洗浄ノズル58から主タンク20
内に噴出される。このため、主タンク20、ポンプ2
7、アキュムレータ30,30a、切換バルブ55,5
5a及びそれらを連通連結する一連の管路が洗浄水で自
動的にかつ速やかに洗浄される。そして、洗浄後の廃液
はドレン53から圃場に排出される。なお、洗浄後の薄
められた肥料はそのまま排出しても良いが、袋などに入
れておいて後日、圃場の表面散布などに使用することも
可能である。
【0020】なお、上記点注施肥作業時には、左右の施
肥ノズル23,23aが位相を変えて上下方向に常時変
形円運動し、ノズル先端を土中に打ち込みながら機体1
が前進するが、土壌が硬いと施肥ノズル23,23aの
打ち込み反力で前輪8側が浮き上がり気味となることが
ある。このような場合には、補助タンク22にペースト
肥料を入れて前輪分担加重を多くすることも可能であ
る。これにより安定した作業を行うことが出来る。この
場合、主タンク20が空になったら切換バルブ28を切
換操作して補助タンク22内の肥料を土中に打ち込んで
行けば良い。
肥ノズル23,23aが位相を変えて上下方向に常時変
形円運動し、ノズル先端を土中に打ち込みながら機体1
が前進するが、土壌が硬いと施肥ノズル23,23aの
打ち込み反力で前輪8側が浮き上がり気味となることが
ある。このような場合には、補助タンク22にペースト
肥料を入れて前輪分担加重を多くすることも可能であ
る。これにより安定した作業を行うことが出来る。この
場合、主タンク20が空になったら切換バルブ28を切
換操作して補助タンク22内の肥料を土中に打ち込んで
行けば良い。
【0021】また、必要に応じて(例えば圃場が広く肥
料などの補給回数が多くなるような場合)主タンク20
と補助タンク22の双方に肥料又は薬液を入れて作業す
ることも可能である。
料などの補給回数が多くなるような場合)主タンク20
と補助タンク22の双方に肥料又は薬液を入れて作業す
ることも可能である。
【0022】本実施例では、点注施肥作業時には走行機
体1を前進させて行うが、防除作業時には走行機体1を
後進させて行うようになっているため、防除作業時にオ
ペレータが噴霧された薬液を浴びるようなことが極端に
少なくなり、作業環境が著しく高められる。また、前
進、後進ともエンジンEの回転数に比例して走行速度が
変わり、PTO軸43及びポンプ27の回転数も同様に
比例して変わるように構成されているため、点注施肥量
及び薬液噴霧量とも予め設定した単位面積当りの量が確
保され、したがって、初心者がエンジン回転を低速で作
業したときも、熟練者が高速で作業したときも単位面積
当りの点注施肥量、噴霧量にバラツキがなく常に設定量
どおり正確な点注施肥又は防除作業を行うことが出来
る。
体1を前進させて行うが、防除作業時には走行機体1を
後進させて行うようになっているため、防除作業時にオ
ペレータが噴霧された薬液を浴びるようなことが極端に
少なくなり、作業環境が著しく高められる。また、前
進、後進ともエンジンEの回転数に比例して走行速度が
変わり、PTO軸43及びポンプ27の回転数も同様に
比例して変わるように構成されているため、点注施肥量
及び薬液噴霧量とも予め設定した単位面積当りの量が確
保され、したがって、初心者がエンジン回転を低速で作
業したときも、熟練者が高速で作業したときも単位面積
当りの点注施肥量、噴霧量にバラツキがなく常に設定量
どおり正確な点注施肥又は防除作業を行うことが出来
る。
【0023】本発明は上述のように構成したので、1台
で防除作業と点注施肥作業を兼用することが可能とな
り、極めて便利で経済効果の高い機械を得ることが出来
る。
で防除作業と点注施肥作業を兼用することが可能とな
り、極めて便利で経済効果の高い機械を得ることが出来
る。
【0024】また、防除と点注施肥の異なる作業形態で
ありながら、エンジン、ポンプ、タンク、アキュムレー
タ及び伝動機構の主要部の共用化が可能なので、製造コ
ストが削減されると共に、機械の軽量化を達成出来るう
え、配管構造を極力単純化することが出来る。
ありながら、エンジン、ポンプ、タンク、アキュムレー
タ及び伝動機構の主要部の共用化が可能なので、製造コ
ストが削減されると共に、機械の軽量化を達成出来るう
え、配管構造を極力単純化することが出来る。
【0025】しかも、防除作業時に、定置式のタンク、
ポンプからなる防除機のようにホースを引き回して防除
作業をするなどの煩わしさがなく、小回りも利くため作
業性が大幅に高められる。
ポンプからなる防除機のようにホースを引き回して防除
作業をするなどの煩わしさがなく、小回りも利くため作
業性が大幅に高められる。
【0026】そのうえ、補助タンクに洗浄水を収容して
おくことにより防除又は施肥作業の終了後は主タンク並
びに薬液などの流路を戻し回路を利用して速やかに洗浄
することが出来、しかも、その洗浄をポンプやアキュム
レータなど施肥防除用機器をそのまま利用して自動的に
行うことが出来る。
おくことにより防除又は施肥作業の終了後は主タンク並
びに薬液などの流路を戻し回路を利用して速やかに洗浄
することが出来、しかも、その洗浄をポンプやアキュム
レータなど施肥防除用機器をそのまま利用して自動的に
行うことが出来る。
【0027】さらに、必要に応じて主タンクと補助タン
クの双方に肥料又は薬液を入れて作業を行うことも可能
で、これにより、肥料などの補給回数を極力少なくして
作業能率を一層高めることが出来る。
クの双方に肥料又は薬液を入れて作業を行うことも可能
で、これにより、肥料などの補給回数を極力少なくして
作業能率を一層高めることが出来る。
【0028】また、補助タンクを機体の前後バランスを
調整するバランサーとしても利用出来る。
調整するバランサーとしても利用出来る。
【図1】本発明に係る施肥防除機の側面図である。
【図2】本発明に係る施肥防除機の平面図である。
【図3】配管状態を示す走行機体の概略側面図である。
【図4】配管状態を示す走行機体の概略平面図である。
【図5】ポンプ吐出量の調量機構の拡大側面図である。
【図6】ポンプ吐出量の調量機構の他の例を示す拡大側
面図である。
面図である。
【図7】点注施肥部の正面図である。
【図8】点注施肥ノズル部の分解斜視図である。
【図9】伝動機構図である。
【図10】配管図である。
【図11】防除作業状態を示す防除部の概略正面図であ
る。
る。
1 走行機体 2 後輪 8 前輪 16 噴霧ノズル 20 タンク 22 補助タンク 23,23a 施肥ノズル 27 ポンプ 28,55,55a 切換バルブ 30,30a アキュムレータ 31,31a 間欠バルブ E エンジン F 点注施肥部 M 伝動機構 R 戻し回路 S 防除部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 百合野 善久 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1三菱農機株式会社内 (72)発明者 三島 圭介 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1三菱農機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 自走式走行機体の上方に、施肥防除用の
主タンクと補助タンクを搭載し、機体の進行に伴って所
定ピッチで土中に流動状肥料を施肥する点注施肥部と圃
場の作物に連続的に薬液を散布する防除部を装着可能に
構成し、これら点注施肥部又は防除部に肥料又は薬液を
択一的に送給するポンプを装着し、ポンプの吸引口側を
主タンクと補助タンクに切換自在に連通し、ポンプの吐
出口側をアキュムレータを介して点注施肥部の間欠バル
ブと防除部にそれぞれ切換自在に連通すると共に、前記
ポンプの吐出側流路と主タンク間を切換バルブを有する
戻し回路で連通させたことを特徴とする施肥防除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5023662A JPH06209625A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 施肥防除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5023662A JPH06209625A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 施肥防除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06209625A true JPH06209625A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12116711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5023662A Pending JPH06209625A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 施肥防除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06209625A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102812942A (zh) * | 2012-09-14 | 2012-12-12 | 徐立君 | 一种追肥灭草打药机 |
CN117378342A (zh) * | 2023-10-30 | 2024-01-12 | 山东润浩水利科技有限公司 | 一种在线式水肥机 |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP5023662A patent/JPH06209625A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102812942A (zh) * | 2012-09-14 | 2012-12-12 | 徐立君 | 一种追肥灭草打药机 |
CN117378342A (zh) * | 2023-10-30 | 2024-01-12 | 山东润浩水利科技有限公司 | 一种在线式水肥机 |
CN117378342B (zh) * | 2023-10-30 | 2024-03-26 | 山东润浩水利科技有限公司 | 一种在线式水肥机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06209625A (ja) | 施肥防除機 | |
KR20110007506A (ko) | 무인 살포기 | |
JP3321472B2 (ja) | 施肥防除機 | |
JP3285407B2 (ja) | 施肥防除機 | |
JPH06261616A (ja) | タンクの撹拌装置 | |
JP3383035B2 (ja) | 施肥防除機の伝動機構 | |
JPH0670574U (ja) | 施肥防除機 | |
JPH06181612A (ja) | 施肥防除機 | |
KR200304127Y1 (ko) | 농약살포기 | |
JPH0670514U (ja) | 施肥防除機 | |
JPH0670515U (ja) | 施肥防除機 | |
JPH07127701A (ja) | 揺動伝動機構の揺動角調節装置 | |
JPH0718578U (ja) | 管理作業機の伝動配置機構 | |
JPH0718582U (ja) | 施肥防除機における液体収容タンク | |
JPH0718580U (ja) | 防除機の防除フレーム格納装置 | |
JP2565116Y2 (ja) | 散布機 | |
JP3739762B2 (ja) | 水肥施肥作業機 | |
JPH0750890Y2 (ja) | 田植機用液剤散布装置 | |
US4546570A (en) | Apparatus for applying agricultural chemicals including contact type herbicides | |
CN220000527U (zh) | 一种具有施肥喷药的蔗田作业车 | |
JPH0718579U (ja) | 管理作業機における洗浄装置 | |
JP2541353Y2 (ja) | 薬液散布車 | |
JP2686575B2 (ja) | 点状施肥機 | |
JP2520993Y2 (ja) | 液体散布装置 | |
JPH0856443A (ja) | 揺動伝動機構のクラツチ装置 |