JP3321472B2 - 施肥防除機 - Google Patents

施肥防除機

Info

Publication number
JP3321472B2
JP3321472B2 JP35673792A JP35673792A JP3321472B2 JP 3321472 B2 JP3321472 B2 JP 3321472B2 JP 35673792 A JP35673792 A JP 35673792A JP 35673792 A JP35673792 A JP 35673792A JP 3321472 B2 JP3321472 B2 JP 3321472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fertilizer
tank
pump
control
soil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35673792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06181613A (ja
Inventor
一 米村
清 高城
芳樹 馬庭
善久 百合野
圭介 三島
則和 藤間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP35673792A priority Critical patent/JP3321472B2/ja
Publication of JPH06181613A publication Critical patent/JPH06181613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3321472B2 publication Critical patent/JP3321472B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1台の自走機体を使用
して施肥作業と防除作業を選択的に行えるようにした施
肥防除機(管理機)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自走型の管理機として、液状肥料やペー
スト状肥料などの流動状肥料を走行しながら土中に施肥
する施肥管理機は既に提案されている。また、殺虫剤、
殺菌剤、除草剤など各種の薬剤を散布する防除機とし
て、乗用田植機やトラクタを利用した大型のものは種々
提案されかつ実用に供されている。
【0003】また、防除作業の場合、薬液を収容するタ
ンク及びポンプを定置しておいて、そこからホースをの
ばして作物に噴霧したり、背中に動力噴霧機を背負いな
がら薬剤を散布する方式も採用されている。
【0004】しかし、1台の自走機械を使用して施肥作
業と防除作業を選択的に行い得るようにしたものは未だ
提供されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自走式の管
理機は一般に小型であり、走行機体に大容量のタンクな
どを搭載することは、スペース的に困難であり、また、
タンクの内容量の多寡によって機体の前後バランスが崩
れ、操縦性が悪くなるため、タンク容量も比較的小容量
のものに制約されるなどの問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る施肥防除機
は、上記のような実状に基づきその問題点を解消すべく
創案されたものであって、後部にエンジン(E) を搭載
し、エンジン(E) 上方に後方へ延出したハンドル(H) を
有する自走式の歩行型走行機体(1) の上方に流動状肥料
又は薬液を択一的に収容するタンク(20)を搭載し、
た、土中施肥部(F)の土中へ突き刺して施肥する施肥ノ
ズル(23),(23a)を機体(1) の左右両側に装着すると共
に、多数の噴霧ノズル(16)によって圃場の作物に薬液を
噴霧する防除部(S) を機体(1) の最前部に装着し、そし
て、伝動機構(M) を介して前記エンジン(E) と連動連結
され、かつ前記タンク(20)に連通されたポンプ(27)の吐
出口(27b) 側を土中施肥部(F) と防除部(S) とに切換自
在に連通連結し、さらに、前記走行機体(1) は防除部
(S) によって防除作業を行う場合走行機体(1) を後進
させて作業を行うように伝動機構(M) を介して前進と後
進に切換操作可能に構成してあることを要旨とする。
【0007】
【作用】施肥作業を行う場合は、タンクに流動状肥料を
収容した後、エンジンを始動させ伝動機構のクラッチを
入れて機体を走行させると、タンク内の肥料はポンプに
より土中施肥部に圧送され施肥ノズルから土中に施肥さ
れる。また、防除作業を行う場合は、タンク内に所望の
薬液を収納した後、上記同様にして機体を走行させると
タンク内の薬液は上記ポンプを兼用して防除部側に吐出
され噴霧ノズルから作物に噴霧される。
【0008】
【実施例】本発明の構成を図面に示された一実施例につ
いて説明すれば、1は後部にエンジンEを搭載し、エン
ジンE上方に後方へ延出したループ式の操向ハンドルH
を有する自走式の走行機体である。この走行機体1は、
後輪(駆動輪)2を軸支するミッションケース3と、後
方に延出したエンジン取付フレーム4、前方に延出した
メインフレーム5がそれぞれ一体的に連結構成されてお
り、また、メインフレーム5には、土中施肥部Fの施肥
フレーム5a及びポンプ取付ベース5bが一体に連結さ
れている。そして、施肥フレーム5aの左右両側方には
ブラケット6,6a,6bなどを介して左右一対のチェ
ンケース7,7aが前後両側の上下2段で固定されると
共に、施肥フレーム5aの前部には、上部が互いに接近
し下部が外側に拡開する方向にハの字状に倒れた(トー
アウト)縦軸回りに操向自在な左右一対の前輪8を調整
ハンドル9aを介して上下調節自在に支持する前輪ステ
ー9が一体的に立設されると共に、防除部Sの取付フレ
ーム(防除フレーム)10に突設した上段取付プレート
11と下部取付プレート12がそれぞれブラケット1
3,14及びボルト13a,14aを介し着脱自在に装
着されている。前輪8をトーアウトにしたことにより、
後述の左右一側の施肥ノズルが土中に突入するときの打
込み反力を反対側の前輪が効果的に受け止める反力受け
としての作用を果たすようになっている。上記防除フレ
ーム10は正面ほぼ長方形の枠体で、その長手方向(上
下方向)にはビーム15の取付用穴15cが所定間隔ご
とに複数段設けられている。そして、ビーム15は両翼
がボルト15’を介して上方へ折畳み回動固定自在な噴
管取付部15a,15bとなっており、この噴管取付部
15a,15bにはそれぞれ屈曲自在で向き可変な複数
の噴霧ノズル16を有するフレキシブル噴管17が長手
方向中途部を固定された状態で鎖線図示のようにまっす
ぐに、また実線図示のようにアーチ状に湾曲変形自在に
装着されている。上記防除フレーム10はビーム15と
押さえ板18により前後から挟持されると共に両者間に
は高さ調整ノブ19が螺入され、このノブ19の締緩操
作によりビーム15を適宜高さ位置の取付用穴15cに
セットしてビーム15の取付高さ調整及び固定が容易に
行えるようになっている。
【0009】そして、走行機体1の上方(実施例では後
輪2と前輪8間の上方位置)には、液状或はペースト状
の流動状肥料、又は薬液(殺虫剤、殺菌剤、除草剤な
ど)を択一的に収容するタンク20が搭載されている。
このタンク20は実施例では左右に並置した2分割式の
もので内底部に撹拌羽根21を揺動自在に備えたものが
例示されているが、一体型のタンクを搭載しても良い。
上記タンク20の前方で前輪8の上方位置にはタンク2
0に対応して左右一対の補助タンク22が搭載されてお
り、この補助タンク22に洗浄水を収納しておくことに
より、施肥作業又は防除作業の終了時には、補助タンク
22内の洗浄水を後述のポンプを利用してタンク20内
及び肥料、薬液の流路に噴出することができ、これらタ
ンク0及び流路内の洗浄作業を容易に遂行し得るよう
になっている。また、重量物である肥料タンク20を後
輪2と前輪8間の上方に配置してあるので、内容物の多
寡によって機体の前後バランスが崩れるのを防止出来、
操縦性を犠牲にすることなく大容量のタンクを装備する
ことが可能となり、これにより内容物の補給頻度を極力
少なくし得て作業性を高めることが出来るように配慮さ
れている。
【0010】ところで、前記土中施肥部Fは、上下のク
ランク軸24,24aで支持された左右一対の棒状施肥
ノズル23,23aが左右180度位相を変えて変形円
運動を行い、施肥ノズル23,23aが前方から後方へ
移動するとき下端の吐出口側を土中へ突き刺して施肥
(点注施肥)するように構成されている。すなわち、前
記チェンケース7,7aには、図5及び図6に示すよう
に、チェン伝動により同期回転する上下2本のクランク
軸24,24aをそれぞれ支持し、この各クランク軸2
4,24aと左右の施肥ノズル23,23aをそれぞれ
クランクアーム25,25aにより上下方向に変形円運
動するように連結すると共に、下部のクランクアーム2
5aに設けたクランクピン25bを施肥ノズル23,2
3a側に設けたブラケット26の長孔26aに対し、該
長孔26aの前方側に弾発付勢された状態で遊嵌させた
ものである。
【0011】27は前記タンク20の下方に位置してポ
ンプ取付ベース5b上に固定されたポンプで、このポン
プ27は、図1及び図7に示すように、伝動機構Mを介
し前記エンジンEと連動連結され、かつ、ポンプ27の
吸引口27a側は切換バルブ28及び管体29a,29
b,29cを介して前記タンク20と補助タンク22に
切換自在に、また、吐出口27b側は後述のアキュムレ
ータにそれぞれ管体を介して連通されている。実施例で
はポンプ27として左右2本のプランジャー型のピスト
ンが往復動して吸引・吐出作用を行う2連式のピストン
ポンプを使用したものが例示されている。すなわち、ポ
ンプ27の駆動軸(ポンプ軸)27’は、例えばエンジ
ンのクランク軸と同様な偏心カム部を有して該偏心カム
が回転し、このポンプ軸27’の回転によりポンプ27
に内蔵した左右のピストンkが所定のストロークでそれ
ぞれ逆方向に往復運動するように構成されており、これ
により、図8に示すように、バルブ57,57aを開放
し、バルブ55,55aを閉止して行う施肥作業の場合
は、吸入口27aから管体29a,29cを介しポンプ
27内に吸引されたタンク20内の肥料は、吐出口27
bから左右一対のアキュムレータ30,30aに管体3
0’,30’aを介してそれぞれ送給蓄圧され、各アキ
ュムレータ30,30aから間欠バルブ31,31aを
経由して施肥ノズル23,23a側に圧送されて土中に
点注施肥されるようになっている。また、バルブ57,
57aを閉止し、バルブ55,55aを開放して行う防
除作業の場合は、上記同様にして吸入口27aからポン
プ27内に吸引されたタンク20内の薬液は吐出口27
bからアキュムレータ30,30aにそれぞれ送給され
た後、管体32,32aを介して噴管17側に圧送され
噴霧ノズル16から圃場の作物Tに連続的に噴霧される
ようになっている。そして、施肥と防除に適応するポン
プ駆動状態の切換は後述のように爪クラッチ33の切換
操作により行うようにしてある。
【0012】すなわち、防除の場合は、多数の噴霧ノズ
ルから薬液を連続的に噴霧する必要があるため、ポンプ
27の吐出量を多くして吐出圧力を高める目的でポンプ
軸27’を常時回転させることにより、ポンプ27の作
動ストロークを最大の状態とし、一方、施肥の場合は、
ノズル数が少なく(2本)、所定間隔ごとに土中に施肥
する点注施肥と相俟って、上記防除の場合と比較して、
肥料の吐出量を少なくする必要があるので、点注施肥の
伝動機構中には、ポンプ27の吐出量を点注施肥の施肥
量に合わせて調量させる吐出量の調量機構Dを介在させ
てある(図7参照)。実施例では、図3に示すように、
第4軸34と第5軸35にそれぞれ固定された駆動側ク
ランクアーム34aと従動側クランクアーム35a間を
クランクロッド36で連結して吐出量の調量機構Dを構
成したものである。この調量機構Dを介し、ポンプ軸2
7’を回転運動させずに所定角度揺動(正逆揺動)さ
せ、ポンプ作動ストロークを小にしてピストンkを小刻
みに作動させることによりポンプ27の吐出量を減少し
て調量させており、さらに、クランクロッド36と従動
側クランクアーム35aの枢結点Pを調整用雄ネジ37
aと被調整用雌ネジ37bからなるストローク調整装置
37の回動操作で駆動側クランクアーム34aと従動側
クランクアーム35aのアーム比を変えることによりピ
ストンkのストロークを無段階に調整出来るように構成
されている。上記のようにポンプ27の作動ストローク
を減少させてピストンkを小刻みに往復動させることに
より粘性の高いペースト状肥料でも円滑に吐出させるこ
とが可能となっている。
【0013】なお、ピストンkのストロークを有段的に
調整するように構成することも可能である。図4はその
一例を示す。すなわち、このものは、従動側クランクア
ーム35’a側に枢結ピン38のピン穴39を複数個設
け、このピン穴39のいずれかにクランクロッド36’
を付け替え(ピン穴の差し替え)て駆動側と従動側のア
ーム比を有段的に変えるようにしてある。
【0014】さて、図7には本発明の伝動機構Mの一例
が示されている。すなわち、エンジンEからの動力は前
進用ベルトテンションクラッチ40又は後進用ベルトテ
ンションクラッチ41によりトランスミッション3aの
前進用軸42又は後進用軸43にそれぞれベルト伝動さ
れる。そして、後輪2は上記ベルトテンションクラッチ
40又は41の切換操作により前進又は後進するように
なっているが、上記後進用軸43はPTO軸をも兼ねて
いるため、動力は後進用軸(PTO軸)43から第1軸
44に伝達され、施肥の場合は、さらに点注用クラッチ
45を介して第2軸46へ、次いでピンクラッチ47に
より第3軸48へと順次伝わり、チェン49により第4
軸34及び間欠バルブ31,31aのバルブ軸31’を
回転駆動させる。上記第4軸34の回転により前記クラ
ンクロッド36が往復動し、爪クラッチ33を経て第5
軸35が回動するため、ポンプ駆動チェン50が往復移
動しポンプ27を作動させるようになっている。なお、
第2軸46と第3軸48間には点注ピッチ(例えば20
cmと30cm)の切換装置Qが設けられており、ピン
クラッチ47の切換操作で点注ピッチを複数段に切換え
得るように構成されている。
【0015】一方、防除の場合は、点注用クラッチ45
を切ると共に、ピンクラッチ44aを防除側に切換える
と、エンジンEから第1軸44に入力された動力は、チ
ェン51又は52を介して爪クラッチ33により第5軸
35に伝達されてこの第5軸35を回し、さらにポンプ
駆動チェン50を常時回転駆動することによりポンプ2
7を作動させるようになっている。図7において、aは
第1軸44への入力後の防除時使用エリア(防除系)、
bは同じく施肥時使用エリア(点注施肥系)を示し、そ
の切換は前述のように爪クラッチ33の操作で行う。
【0016】図8において、符号Rは戻し回路、53は
ドレン、54,54aはリリーフバルブ、55,55a
は切換バルブ、56,56aはストレーナ、57,57
aはストップバルブ、58タンク20内に設けた洗浄ノ
ズルである。
【0017】さて、施肥作業を行う場合は、上述のよう
にバルブ57,57aを開放し、バルブ55,55aを
閉止する。そして、タンク20に流動状肥料を収容した
後、エンジンEを始動させ伝動機構Mの前進用ベルトテ
ンションクラッチ40を入れ(後進用ベルトテンション
クラッチ41はOFF)機体1を前進させ、かつ点注用
クラッチ45を入れると、タンク20内の肥料はポンプ
27によりアキュムレータ30,30aへ送給されて蓄
圧され、次いで、間欠バルブ31,31aを経由して土
中施肥部Fに圧送され施肥ノズル23,23aから土中
に点注施肥される。また、防除作業を行う場合は、バル
ブ57,57aを閉止し、バルブ55,55aを開放す
ると共に点注用クラッチ45を切りにしておき、タンク
20内に所望の薬液を収容した後、後進用ベルトテンシ
ョンクラッチ41を入れて機体1を後進させると、タン
ク20内の薬液はポンプ27によりアキュムレータ3
0,30a、管体32,32aを経由して防除部Sに圧
送され管体17の噴霧ノズル16から作物Tに連続的に
噴霧される。
【0018】ところで、施肥又は防除作業が終了した後
は、タンク20内の残量をドレン53から袋などの容器
に抜き取った後、切換バルブ28を洗浄側に切換操作
(タンク20側を閉、補助タンク22側を開に)すると
共に、切換バルブ55,55aを戻し回路R側に切換え
ると、ポンプ27により補助タンク22内の洗浄水がア
キュムレータ30,30aに送給蓄圧された後、戻し回
路Rを経由して洗浄ノズル58からタンク20内に噴出
される。このため、タンク20、ポンプ27、アキュム
レータ30,30a、切換バルブ55,55a及びそれ
らを連通連結する一連の管路が洗浄水で自動的に、かつ
速やかに洗浄される。そして、洗浄後の廃液はドレン5
3から圃場に排出される。なお、洗浄後の薄められた肥
料はそのまま排出しても良いが、袋などに入れておいて
後日、圃場の表面散布などに使用することも可能であ
る。
【0019】本実施例では、施肥作業時には走行機体1
を前進させて行うが、防除作業時には走行機体1を後進
させて行うようになっているため、防除作業時にオペレ
ータが噴霧された薬液を浴びるようなことが極端に少な
くなり、作業環境が著しく高められる。また、走行機体
1の前進、後進ともエンジンEの回転数に比例して走行
速度が変わり、PTO軸43及びポンプ27の回転数も
同様にエンジンEの回転数に比例して変わるように構成
されているため、施肥量及び薬液噴霧量とも予め設定し
た単位面積当りの量が確保され、したがって、初心者が
エンジン回転を低速で作業したときも、熟練者が高速で
作業したときも単位面積当りの施肥量、噴霧量にバラツ
キがなく常に設定量どおり正確な施肥又は防除作業を行
うことが出来る。
【発明の効果】
【0020】本発明は上述のように構成したので、1台
の自走式の歩行型走行機体からなる施肥防除機によって
防除作業と施肥作業を兼用して行うことが可能となり、
極めて便利で経済効果の高い機械を得ることが出来る。
【0021】しかも、防除作業時に、定置式のタンク、
ポンプからなる防除機のようにホースを引き回して防除
作業をするなどの煩わしさがなく、歩行型で小回りも利
くため作業性が大幅に高められる。
【0022】そのうえ、防除と施肥の異なる作業形態で
ありながら、エンジン、ポンプ、タンク及び伝動機構の
主要部の共用化が可能なので、製造コストを極力削減出
来ると共に、機械の軽量化を達成出来る。さらに、防除
部はオペレータが操縦する機体後部のハンドル位置から
最も離れた機体の最前部に装着する一方、走行機体は伝
動機構を介して前進と後進に切換操作可能に構成して、
防除作業を行う場合は、機体を後進させて作業を行うこ
とができるので、オペレータが噴霧された薬液を浴びる
ようなことが極端に少なくなり、作業環境が著しく高め
られる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る施肥防除機の側面図である。
【図2】本発明に係る施肥防除機の平面図である。
【図3】ポンプ吐出量調量機構の拡大側面図である。
【図4】ポンプ吐出量調量機構の他の例を示す拡大側面
図である。
【図5】土中施肥部の施肥ノズルの正面図である。
【図6】施肥ノズル部の分解斜視図である。
【図7】伝動機構図である。
【図8】本発明の配管図である。
【図9】防除作業状態を示す防除部の概略正面図であ
る。
【符号の説明】
1 走行機体 2 後輪 5 メインフレーム 5a 施肥フレーム 8 前輪 10 防除フレーム 20 タンク 22 補助タンク 23,23a 施肥ノズル 27 ポンプ 30,30a アキュムレータ 31,31a 間欠バルブ E エンジン F 土中施肥部 M 伝動機構 S 防除部
フロントページの続き (72)発明者 三島 圭介 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1三菱農機株式会社内 (72)発明者 藤間 則和 神奈川県平塚市東八幡5丁目5番1号全 国農業共同組合連合会 農業技術センタ ー 農業機械研究部内 審査官 関根 裕 (56)参考文献 実開 平2−138509(JP,U) 実開 平4−49913(JP,U) 実開 平6−7414(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 23/00 A01M 7/00 B05B 15/00 - 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部にエンジン(E) を搭載し、エンジン
    (E) 上方に後方へ延出したハンドル(H) を有する自走式
    の歩行型走行機体(1) の上方に流動状肥料又は薬液を択
    一的に収容するタンク(20)を搭載し、また、土中施肥部
    (F) の土中へ突き刺して施肥する施肥ノズル(23),(23a)
    を機体(1) の左右両側に装着すると共に、多数の噴霧ノ
    ズル(16)によって圃場の作物に薬液を噴霧する防除部
    (S) を機体(1) の最前部に装着し、そして、伝動機構
    (M) を介して前記エンジン(E) と連動連結され、かつ前
    記タンク(20)に連通されたポンプ(27)の吐出口(27b) 側
    を土中施肥部(F) と防除部(S) とに切換自在に連通連結
    し、さらに、前記走行機体(1) は防除部(S) によって
    防除作業を行う場合走行機体(1) を後進させて作業を
    行うように伝動機構(M) を介して前進と後進に切換操作
    可能に構成してあることを特徴とする施肥防除機。
JP35673792A 1992-12-22 1992-12-22 施肥防除機 Expired - Fee Related JP3321472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35673792A JP3321472B2 (ja) 1992-12-22 1992-12-22 施肥防除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35673792A JP3321472B2 (ja) 1992-12-22 1992-12-22 施肥防除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06181613A JPH06181613A (ja) 1994-07-05
JP3321472B2 true JP3321472B2 (ja) 2002-09-03

Family

ID=18450525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35673792A Expired - Fee Related JP3321472B2 (ja) 1992-12-22 1992-12-22 施肥防除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3321472B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108934369A (zh) * 2018-09-10 2018-12-07 农业部南京农业机械化研究所 一种果园液肥深施机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06181613A (ja) 1994-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5533676A (en) Multi-purpose lawn care machine
US4483486A (en) Method and apparatus for treating lawns with both granular and liquid treatment materials
JP5446075B2 (ja) 中耕散布作業機
JP3321472B2 (ja) 施肥防除機
EP0357154B1 (en) A device for spraying liquids
KR200304127Y1 (ko) 농약살포기
JP3285407B2 (ja) 施肥防除機
JPH0670574U (ja) 施肥防除機
JPH06209625A (ja) 施肥防除機
AU739872B2 (en) Multiple blade brush-cutting mower
JPH06181612A (ja) 施肥防除機
JPH0670515U (ja) 施肥防除機
JPH06261616A (ja) タンクの撹拌装置
JPH0670514U (ja) 施肥防除機
JP3383035B2 (ja) 施肥防除機の伝動機構
JPH0718578U (ja) 管理作業機の伝動配置機構
CA2199611A1 (en) Wheeled spraying unit with variable rates of pressurisation
JPH0718582U (ja) 施肥防除機における液体収容タンク
JP3739762B2 (ja) 水肥施肥作業機
JP2756751B2 (ja) 高圧液噴射作業車
CN216087621U (zh) 一种自走式水肥喷雾机
CN220000527U (zh) 一种具有施肥喷药的蔗田作业车
JPH0718580U (ja) 防除機の防除フレーム格納装置
JPH0750890Y2 (ja) 田植機用液剤散布装置
JPH0135625Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees