JPH0718579U - 管理作業機における洗浄装置 - Google Patents

管理作業機における洗浄装置

Info

Publication number
JPH0718579U
JPH0718579U JP5661493U JP5661493U JPH0718579U JP H0718579 U JPH0718579 U JP H0718579U JP 5661493 U JP5661493 U JP 5661493U JP 5661493 U JP5661493 U JP 5661493U JP H0718579 U JPH0718579 U JP H0718579U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
cleaning
nozzle
pump
management work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5661493U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 大島
芳樹 馬庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP5661493U priority Critical patent/JPH0718579U/ja
Publication of JPH0718579U publication Critical patent/JPH0718579U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンクに着脱可能な洗浄ノズルにより所望の
箇所を的確且つ容易に洗浄できて、簡単な構成で高能率
な洗浄作業を行う。 【構成】 流動状肥料又は薬液等の液体をタンク20に
収容しポンプ27に連結してノズル16(23,23
a)から吐出させる管理作業機とし、上記ポンプ27と
ノズル16(23,23a)との間に切換バルブ55,
55a(57,57a)を介して管路53aを設けると
共に、該管路53aの端部には洗浄ノズル53を設け、
該洗浄ノズル53を前記タンク20内に連通する状態に
着脱可能に取り付けた管理作業機における洗浄装置とし
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、施肥又は防除等の管理作業を行う管理作業機における洗浄装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
走行機体に施肥部又は薬液散布用の防除部等の作業部を備え、タンクに収容さ れた流動状の肥料或いは消毒薬液等の液体をポンプによってノズルから点注吐出 させて施肥作業を行ったり、噴霧状に吐出させて防除作業等の管理作業を行う管 理作業機では、上記の作業終了後においてタンク及びポンプを含む流路内を水で 洗い流す洗浄作業が必要とされる。 このような管理作業機の洗浄作業は、タンク内の残留液体をドレンから抜き取 った後、近くの水道蛇口に接続されるホースからタンク内へ水を供給して洗浄す るか、或いは、上記洗浄手段では管理作業の終了毎に水道のある場所に管理作業 機を移動運搬させる手間を要する不便があるため、作業機自体に洗浄水を収容す る補助タンクを備えて自助洗浄を行うようにしている。 上記自助洗浄装置を備えた管理作業機の洗浄ノズルは液体収容タンク内を攪拌 する揺動攪拌装置の攪拌杆に、ポンプに連通する管路を介して一体的に設けたも のが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の構成によれば、洗浄時に洗浄ノズルは攪拌杆に装着されてタンク内 を揺動しながら補助タンクの洗浄水を噴出させるので、大容量なタンク内におい ては揺動範囲の特定箇所のみの洗浄しかできなく、そのため多数の洗浄ノズルの 装着が必要となる。また、タンク内に固まって付着したペースト状の流動肥料等 を洗い流すことは困難で、多くの洗浄水と時間を浪費する欠点があり、さらに、 各流路内の隅々を綺麗に洗浄することができ難い等の問題を有している。 そこで本考案は、上記従来の問題点を解消し洗浄ノズル数の少ない簡単な構成 で、所望の箇所を的確且つ容易に洗浄可能となし、能率のよい洗浄作業を行うこ とができる管理作業機における洗浄装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案の管理作業機における洗浄装置は、流動状肥料 又は薬液等の液体を収容したタンクをポンプに連通してノズルから吐出させるよ うにした管理作業機において、上記ポンプとノズルとの間に設けたバルブの上流 に戻り路を設けると共に、該戻り路の端部に洗浄ノズルを設け、該洗浄ノズルを 前記タンク内に連通する状態に着脱可能に取り付け、該洗浄ノズルの装着状態及 び離脱状態とにおいてそれぞれ洗浄作業が行えるようにしている。
【0005】
【作用】
上記した構成により、バルブ28を洗浄側に切換操作(タンク20側を閉、補 助タンク22側を開に)すると共に、バルブ55,55a及びバルブ57,57 aを戻し回路R側に切換えると、ポンプ27により補助タンク22内の洗浄水が 管路53aを経由し洗浄ノズル53からタンク20内へ向けて噴出されるので、 タンク20及び一連の流路が洗浄水で自動的に且つ速やかに洗浄される。 なおタンク20内の隅部や壁面に頑固に付着している付着物は、洗浄ノズル5 3をタンク20から外して、洗浄水を目的の付着物に集中的に吹きつけることに より、的確且つ容易に洗い落とすことができる。またこの状態においては洗浄ノ ズル53を移動させることにより、他の箇所に対しても適切に洗浄することが容 易にできる。
【0006】
【実施例】
本考案の構成を図面に示された一実施例について説明する。1は後部にエンジ ンEを搭載し、エンジンE上方に後方へ延出したループ状の走行ハンドルHを有 する自走式の走行機体である。この走行機体1は、後輪(駆動輪)2を軸支する ミッションケース3に、後方に延出したエンジン取付フレーム4と前方に延出し たメインフレーム5がそれぞれ一体的に連結構成されており、また、メインフレ ーム5には、土中施肥部Fの施肥フレーム5a及びポンプ取付ベース5bが一体 に連結されている。
【0007】 そして、施肥フレーム5aの前方で左右両側方にはブラケット6,6a等によ り、左右一対のチェンケース7,7aを前後の上下2段で固定すると共に、施肥 フレーム5aの前端に前輪ステー9を一体的に垂設し、調整ハンドル9aを介し て左右一対の前輪8を上下調節自在に支持している。 また、防除部Sの取付フレーム(防除フレーム)10は支持腕10aと下部取 付片10bとを突設し、該支持腕10aを前記施肥フレーム5aの中途に支軸1 0cで支持すると共に、下部取付片10bを施肥フレーム5aと一体枠とした既 述前輪ステー9から突設する固定片9bに、固定具9cで着脱可能に締着するこ とにより実線の防除作業姿勢に固定するようにしている。そして、防除フレーム 10は上記固定具9cを解除することにより、支軸10cを支点として図1の矢 印方向に傾倒させ点線で示す格納姿勢に切換可能に装着している。10dは上記 防除フレーム10をその傾倒時において機体上に沿わせて固定するフック状の固 定具である。
【0008】 上記防除フレーム10は正面ほぼ長方形の枠体で、その長手方向(上下方向) にはビーム(取付部材)15の取付用穴10eが所定間隔ごとに複数段設けられ ている。そして、ビーム15の両翼には枢軸15’を介して上方へ折畳み回動固 定自在な取付腕(取付部材)15a,15bが設けられ、この取付腕15a,1 5bにはそれぞれ屈曲自在で向き可変な複数の噴霧ノズル(ノズル)16を有す るフレキシブル噴管17が、図6の鎖線に示すように長手方向中途部を固定され た状態でまっすぐに、また実線図示のようにアーチ状に湾曲変形自在に装着され ている。 上述防除フレーム10はビーム15と押さえ板18により前後から挟持される と共に両者間に高さ調整ノブ19が螺挿され、該ノブ19の締緩操作によりビー ム15を適宜高さ位置の取付用穴10eにセットして、ビーム15の取付高さ調 整及び固定が容易に行えるようにしている。
【0009】 11はハンドルH部に設けられ手元操作により前記取付腕15a,15bを上 下に回動操作する操作レバーであり、ワイヤー12を介して上記取付腕15a, 15bを枢軸15’を支点として上方へ個別に、或いは同時に折り畳み可能に回 動するようにしている。また13は取付腕15a,15bのそれぞれの操作姿勢 を安定維持させる支点越え支持用の引っ張りスプリングである。13aは取付腕 15a,15bの張出し作業姿勢を受け止めるストッパーであり、前述ビーム1 5の両端下部に固着している。尚15fは取付腕15a,15bに適数設けた取 付片であり、該取付片15fにはビニールカバーが取着される。
【0010】 上記走行機体1の上方(実施例では後輪2と前輪8間の上方位置)には、液状 或はペースト状の流動状肥料、又は薬液(殺虫剤、殺菌剤、除草剤など)等の液 体を択一的に収容する二個のタンク20が搭載されている。このタンク20はメ インフレーム5の左右に対称状に並置して一対としたもので、その上部には大径 な蓋20aを有する供給口20bを形成すると共に、該供給口20bに着脱可能 に嵌合して保持される椀型状に金網で形成したフィルタ20cを設置している。
【0011】 21はタンク20内の収容物を攪拌する攪拌装置であり、上記タンク20の前 方で前輪8の上方位置には洗浄水を収容する補助タンク22,22が搭載されて いる。この補助タンク22に収容された洗浄水は施肥作業又は防除作業等の管理 作業終了時に、後述のポンプ27を利用してタンク20内に噴出させ、肥料、薬 液の各流路内の洗浄作業を容易に遂行できるようにしている。
【0012】 ところで、前記土中施肥部Fは、上下のクランク軸24,24aで支持された 左右一対の棒状施肥ノズル23,23aを左右180度位相を変えて変形円運動 させ、機体の走行に伴い上記施肥ノズル23,23aが前方から後方へ移動する とき、下端の吐出口側を土中へ突き刺して施肥(点注施肥)するように構成され ている。即ち、前記チェンケース7,7aには図1,図3に示すように、チェン 伝動で同期回転する上下2本のクランク軸24,24aをそれぞれ支持し、この 各クランク軸24,24aと左右の施肥ノズル23,23aをそれぞれクランク アーム25,25aにより上下方向に変形円運動するように連結している。
【0013】 27は前記タンク20の下方に位置してポンプ取付ベース5b上に固定したポ ンプであり、伝動機構Mを介し図4,図5に示すようにエンジンEと連動連結さ れ、ポンプ27の吸引口27a側は切換バルブ28及び管体29a,29b,2 9cを介して前記タンク20と補助タンク22とに切換自在に、また、吐出口2 7b側は後述のアキュムレータ30,30aにそれぞれ管体を介して連通されて いる。実施例に示すポンプ27は左右2本のプランジャー型のピストンKが往復 動し、吸引吐出作用を行う2連式のピストンポンプを採用している。
【0014】 上記ポンプ27の駆動軸(ポンプ軸)27’は、例えばエンジンのクランク軸 と同様な偏心カム部を有して、ポンプ軸27’の回転によりポンプ27に内蔵し た左右のピストンkが、所定のストロークでそれぞれ逆向きに往復運動するよう に構成している。 これにより操向ハンドル部に設けたバルブ55,55aをそれぞれのレバー操 作で開放すると共に、バルブ57,57aを閉止して行う施肥作業の場合は、吸 入口27aから管体29a,29cを介しポンプ27内に吸引されたタンク20 内の肥料は、吐出口27bから左右一対のアキュムレータ30,30aに管体3 0’,30’aを介してそれぞれ送給蓄圧され、各アキュムレータ30,30a から間欠バルブ31,31aを経由して施肥ノズル23,23a側に圧送されて 土中に点注施肥するようにしている。
【0015】 そして、上記バルブ55,55aを閉止し、バルブ57,57aを開放して行 う防除作業の場合は、上記同様にして吸入口27aからポンプ27内に吸引され たタンク20内の薬液は吐出口27bからアキュムレータ30,30aにそれぞ れ送給された後、管体32,32aを介して噴管17側に圧送され噴霧ノズル1 6から圃場の作物Tに連続的に噴霧されるようにしている。尚、この施肥と防除 に対応するポンプ駆動状態の切換は、図4に示す爪クラッチ33の切換操作によ り行われる。
【0016】 即ち、防除作業の場合には、多数の噴霧ノズル16から薬液を連続的に噴霧す る必要があるため、ポンプ27の吐出量を多くして吐出圧力を高める目的でポン プ軸27’を常時回転させる回転伝動部35aにより、ポンプ27の作動ストロ ークを最大の状態とし、一方施肥作業の場合には、ノズル数が少なく(2本)所 定間隔ごとに土中に施肥する点注施肥と相挨って、上記防除作業の場合と比較し て肥料の吐出量を少なくする必要があるので、点注施肥の伝動機構中には全スト ローク以下の往復動範囲で揺動させるクランク伝動部35bによって駆動し、こ れらの切換は前記爪クラッチ33を有する切換機構35cで行う。 また、上記クランク伝動部35bにはポンプ27の吐出量を点注施肥の施肥量 に合わせて調量させる吐出量の調量機構Dを付設している。
【0017】 図5において符号Rは、本考案に係わる洗浄ノズル53を有する可撓性の透明 管(管路)53aからなる戻し回路であり、施肥部F及び防除部Sの管路が合流 するバルブ57,57aの下流に連通して接続構成され、その端部に前記洗浄ノ ズル53を設けて、施肥作業及び防除作業時等に生ずる溢流をタンク20に戻す ようにしている。 上記洗浄ノズル53は図7に示すように、一方のタンク20に構成したノズル 受60に着脱可能に取り付けている。即ち、洗浄ノズル53に構成する53bは 管路53aに接続した取付管であり、その端部に吐出口53cを有するノズル頭 53dをねじ込み式に固着すると共に、外周にゴム筒61を挿着し且つその上部 には鉤型の把手62を取着している。
【0018】 また、前述ノズル受60はタンク20内に連通して固着されるT型継管63の 上部に、筒状に形成した下端を水密性を有して取り付けると共に、開放された上 部の筒内に前記洗浄ノズル53のゴム筒61が水密性を有して着脱可能に嵌挿す るようにして、管路53aを介し吐出口53cから吐出される液体が漏出される ことなく、具合よくタンク20内に還流できるように構成されている。 そして、上記洗浄ノズル53をノズル受60から抜き外して洗浄作業をする場 合には、把手62を把持して操作することにより狭小な箇所における洗浄をも的 確且つ安全に行うことができる。
【0019】 58は可撓性を有する透明なビニール管よりなるブリーザ口であり、他方のタ ンク20内に連通して固着したT型継管63aの上端に所定長さに挿着され、両 タンク20,20内に通じて外気の吸排気を可能としている。58aは前記T型 継管63,63aの分岐管部を互いに連通接続している連管である。56,56 aは防除部のストレーナである。 また、上記一対の両タンク20,20の底部は管路29aで連通されており、 補助タンク22,22が合流するバルブ28より上流において、栓又は適宜な蓋 (不図示)を有するドレン(ドレン管)59を分岐して設けている。
【0020】 図8に示すように実施例によるドレン構成は、タンク20とバルブ28間の管 路29aに設けたドレン59を、ポンプ27の吸入口27aと同等若しくは以下 の高さとなるように位置させて設けたので、図9に示す従来構成のものと比較し てドレン59の排出が的確で、管路29a内の残留液体を可及的に少なくできる ので、液体を無駄にすることなくまた洗浄作業を高能率に行うことができる特徴 がある。
【0021】 次に図4に示す伝動機構Mについて説明すると。エンジンEからの動力は前進 用ベルトテンションクラッチ40又は後進用ベルトテンションクラッチ41によ り、トランスミッション3aの前進用軸42又は後進用軸43にそれぞれベルト 伝動され、後輪2は上記両クラッチ40又は41の切換操作により前進又は後進 する。 このとき上記後進用軸43はPTO軸をも兼ねているため、動力は後進用軸( PTO軸)43から第1軸44に伝動され、施肥作業の場合は、さらに点注用ク ラッチ45を介して第2軸46へ、次いで、ピンクラッチ47により第3軸48 へと順次伝わり、チェン49により第4軸34及び間欠バルブ31,31aのバ ルブ軸31’を回転駆動させる。
【0022】 そして、上記第4軸34の回転によりクランクロッド36が往復動し、爪クラ ッチ33を経て第5軸35が回動するため、ポンプ駆動チェン50が往復移動し ポンプ27を作動させるようになっている。なお、第2軸46と第3軸48間に は点注ピッチ(例えば20cmと30cm)の切換装置Qが設けられており、ピ ンクラッチ47の切換操作で点注ピッチを複数段に切換え可能に構成している。 また防除作業の場合は、タンク20内に所望の薬液を収容してバルブ55,5 5aを閉止し、バルブ57,57aを開放すると共に点注用クラッチ45を切り にしておき、後進用ベルトテンションクラッッチ41を入れて機体1を後進させ て行う。
【0023】 以上に詳述した通り実施例による管理作業機で施肥作業或いは防除作業等の管 理作業が終了した後は、タンク20,20内の残量分をドレン59から袋などの 容器に抜き取って後、補助タンク22内に収容された洗浄水で、タンク22及び ポンプ27他各流路の洗浄を行う洗浄作業は以下のように行われる。 先ず、切換バルブ28を洗浄側に切換操作(タンク20側を閉、補助タンク2 2側を開に)すると共に、バルブ55,55a及びバルブ57,57aを戻し回 路R側に切換えると、ポンプ27により補助タンク22内の洗浄水がアキュムレ ータ30,30aに送給蓄圧された後、戻し回路Rの管路53aを経由し洗浄ノ ズル53の吐出口53cからノズル受60を介してタンク20内へ向けて噴出さ れる。
【0024】 このためタンク20,ポンプ27,アキュムレータ30,30a、バルブ55 ,55a、バルブ57,57a、及び、それらを連通連結する一連の流路が洗浄 水で自動的に且つ速やかに洗浄され、洗浄後の水は開放されたドレン59から圃 場或いは適宜な容器内へ排出される。このときドレン59の開閉とバルブ28と の開閉を選択開閉することにより、ややきれいな状態の洗浄水をタンク20内に 溜めながら循環させて再利用することができるので、補助タンク22内の洗浄水 を具合よく節約することが可能となるものである。また、上記流路内がきれいに 洗浄された状態において、バルブ55,55a又はバルブ57,57a等を適宜 開放することにより、施肥部F及び防除部Sのノズル及び流路内の洗浄を詰まり 等の心配のない状態で能率よく行うことができるものである。
【0025】 このようにして洗浄ノズル53をタンク20に装着した状態の上述せる一次洗 浄がなされた後、なおタンク20内の隅部や壁面に付着している付着物は、洗浄 ノズル53をノズル受60から抜き外して、蓋20aが除去された供給口20b から挿入し、洗浄水を目的の付着物に集中的に吹きつけることにより、的確且つ 容易に洗い落とすことができドレン59から機外に排出することができる。 また、施肥部Fや防除部S等への泥土の付着や薬液の汚損等がある場合、或い は機体の汚泥がある場合等には、管路53aを介し把手62を持って移動して上 記洗浄ノズル53で洗浄水を吹きつけることにより、他の箇所に対しても適切に 洗浄することが容易にできるので、補助タンク22内の洗浄水を有効活用できて 便利であると共に、管理作業機の長期使用を助長することができる。
【0026】 また、洗浄ノズル53は戻り路Rの管路53aを兼ねてバルブ55,55a、 或いはバルブ57,57aを切り換えることにより、着脱可能な洗浄ノズルとし て用いられるものであるから、構成が簡潔で廉価に製作することができる利点が ある。 さらに、上述したようにバルブ28並びにドレン59の開閉を適宜に組み合わ せ選択することにより、補助タンク22内の洗浄水を節約しながらより的確で広 範囲な洗浄作業が可能となるものである。 尚、洗浄後の薄められた肥料はそのまま排出しても良いが、袋などに入れてお いて後日圃場の表面散布などに使用するとよい。
【0027】
【考案の効果】
本考案は上記構成したので、液体収容タンク及び補助タンクと切換バルブを介 してポンプと連通されるノズルを、液体収容タンクに着脱可能に設けたことによ り、タンクに洗浄ノズルを装着したままの一次洗浄が可能となると共に、洗浄ノ ズルを外した状態で液体収容タンク内の所望箇所への洗浄が容易にできるので、 液体収容タンクや流路内の洗浄を的確且つ速やかに行うと共に、施肥又は防除等 の作業後の洗浄作業をその場で能率よく行うことができ、また、補助タンクの小 型化を図ることが可能となる。
【0028】 さらに、液体収容タンクから外した洗浄ノズルは可撓性の管路により任意箇所 に移動させて、ドレンの口内や機体の外側に洗浄水を直接吹きつけることができ るので、液体収容タンク及びその流路のみに限ることなく他所の洗浄装置として 便利に有効活用することができる。 また、実施例のように洗浄ノズルを液体収容タンクの戻り路に構成すると、管 路が共有化できて洗浄装置を簡潔で廉価に提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案施例を備えた施肥防除機の側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の正面図。
【図4】伝動機構を示す系統図。
【図5】施肥防除の回路図。
【図6】防除作業を示す正面概要図。
【図7】洗浄ノズルの構成を一部破断して示す要部の正
面図。
【図8】ドレンの実施例を示す正面図。
【図9】ドレンの従来例を示す正面図。
【符号の説明】
1 機体(走行機体) 2 駆動輪 10 防除フレーム 15 ビーム(取付部材) 16 噴霧ノズル(ノズル) 20 タンク(液体収容タンク) 23,23a 施肥ノズル(ノズル) 27 ポンプ 53 洗浄ノズル 53a 透明管(管路) 55,55a バルブ 57,57a バルブ 60 ノズル受 62 把手 R 戻り路 E エンジン F 施肥部 S 防除部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動状肥料又は薬液等の液体を収容した
    タンクをポンプに連通してノズルから吐出させるように
    した管理作業機において、上記ポンプとノズルとの間に
    設けたバルブの上流に戻り路を設けると共に、該戻り路
    の端部に洗浄ノズルを設け、該洗浄ノズルを前記タンク
    内に連通する状態に着脱可能に取り付け、該洗浄ノズル
    の装着状態及び離脱状態とにおいてそれぞれ洗浄作業が
    行えるようにしたことを特徴とする管理作業機における
    洗浄装置。
JP5661493U 1993-09-24 1993-09-24 管理作業機における洗浄装置 Pending JPH0718579U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5661493U JPH0718579U (ja) 1993-09-24 1993-09-24 管理作業機における洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5661493U JPH0718579U (ja) 1993-09-24 1993-09-24 管理作業機における洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0718579U true JPH0718579U (ja) 1995-04-04

Family

ID=13032145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5661493U Pending JPH0718579U (ja) 1993-09-24 1993-09-24 管理作業機における洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0718579U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4602742A (en) Mobile spraying unit with selectable spray position
JP2007082558A (ja) 薬液噴霧機
US8640972B2 (en) Sprayer having spray solution agitation system
US4826083A (en) Direct injection fluid sprayer
JPH0718579U (ja) 管理作業機における洗浄装置
US20060180187A1 (en) Window cleaning apparatus
US4936096A (en) Drive mechanism
US4930702A (en) Detachable chemical sprayer
JP3285407B2 (ja) 施肥防除機
JPH0718582U (ja) 施肥防除機における液体収容タンク
JPH06261616A (ja) タンクの撹拌装置
KR200407660Y1 (ko) 농약 자동 분무기
JP3321472B2 (ja) 施肥防除機
JPH06209625A (ja) 施肥防除機
JPH0670515U (ja) 施肥防除機
JPH0718578U (ja) 管理作業機の伝動配置機構
KR200257505Y1 (ko) 다목적 손수레 약액 살포기
JPH07123828A (ja) 施肥防除機の伝動機構
JPH06181612A (ja) 施肥防除機
JPH0670574U (ja) 施肥防除機
JPH0670514U (ja) 施肥防除機
JPH0718580U (ja) 防除機の防除フレーム格納装置
JP3154175B2 (ja) 薬剤散布車
JPH0545137Y2 (ja)
JPH0632209Y2 (ja) 薬液散布装置