JPH06208783A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH06208783A
JPH06208783A JP1812993A JP1812993A JPH06208783A JP H06208783 A JPH06208783 A JP H06208783A JP 1812993 A JP1812993 A JP 1812993A JP 1812993 A JP1812993 A JP 1812993A JP H06208783 A JPH06208783 A JP H06208783A
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JP
Japan
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cabinet
mechanical chassis
mechanical
board
chassis
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Application number
JP1812993A
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English (en)
Inventor
Masaharu Horie
正治 堀江
Yasushi Tezuka
靖 手塚
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP1812993A priority Critical patent/JPH06208783A/ja
Publication of JPH06208783A publication Critical patent/JPH06208783A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体の強度を高め、構成部品の統合や削
減により組立て等の作業性の改善と軽量化を図る。 【構成】 キャビネット1は筒状に成型され、メカシャ
ーシ2には機構(メカ)用部品を搭載しており、基板用
スティ6をかしめ等の加工により固定されている。該基
板用スティ6に各種電子部品が装着されたメイン基板3
をビス等締結部品9を用いて装着し、後面からも端子板
4を装着する。メカシャーシ2をキャビネット1の前方
より挿入し、前面パネル5を装着する。メカシャーシ2
には、四方外周を折曲端部4bを有した端子板4がビス
9にて固定される。該メカシャーシ2は外周が折曲げら
れており、端子板4とをビス締め用タップ穴2aが開い
ている。キャビネット1の後面には端子板4の折曲部4
bと嵌着する後面折曲部1bがキャビネット1の全周に
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープカセットを装填
されるビデオテープレコーダなどの磁気記録再生装置に
関し、より詳細には、機構(メカ)部品を装着したメカ
シャーシや各種電子部品を装着した基板等を収納するキ
ャビネットから構成される磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図21は従来のビデオテープレコーダの
分解斜視図で、図中、41はキャビネット、42はメカ
シャーシ、43はプラスチックフレーム、44は前面パ
ネル、44aはテープカセット挿入口、45は底板、4
6はメイン基板、47は電源、48はヘッドアンプ基
板、49は操作基板、50はタイマ基板、51は端子
板、52はスベリ材である。
【0003】一体成型されてなるプラスチックフレーム
43は、タイマ基板50、操作用基板49、シリンダ等
のメカ部品が搭載されるメカシャーシ42、ヘッドアン
プ等が搭載される基板48、電源用基板47、システム
コントローラ等が搭載されたメイン基板46などの各種
の基板および底板45、端子板51が装着され、各種の
検査やエージングテストの後、最終的にテープカセット
挿入口44aを有する前面パネル44およびキャビネッ
ト41が個々に装着されられることになる。また、プラ
スチックフレーム43にはスベリ止め部材52が貼付け
られている。
【0004】図22は、従来のビデオテープレコーダの
他の例の断面図で、図中、53aは立下部、53b,5
4aは先端部、54bは立上部、55は飾り板、56は
ビス、57はキャビネット、58は底板、59はプラス
チックフレームである。プラスチックフレーム59と底
板58とともに弾性的に接触する一対の立上部54bが
両側に形成された金属製の底板58と立上部の先に折曲
した先端部54aを有し、キャビネット57の両側に形
成された立下部53aの折曲した先端部53bと導通す
ることを目的とし、底板の立上部54bには飾り板55
を装着させる。キャビネット57はビス56にてプラス
チックフレームに固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
磁気記録再生装置において、ビデオテープレコーダの主
要部品である機構(メカ)部品や各種基板などを複雑な
形状からなるプラスチックフレームにて装着させ、安定
している必要があった。このため、重量のあるメカ部品
が装備されると、強度的に弱いプラスチックフレームが
下側にたわみ易くこれを改善するためにプラスチックフ
レームの前面及びメカ下部を肉厚を厚くしたり、前面パ
ネルやキャビネットで補強しているが、十分な強度を得
るには限界があった。さらに、底板と上キャビネットの
導通方法で、高度の加工精度が要求されたり、ビス等を
用いて十分な磁気遮蔽効果を得ることが困難であった。
さらに底面部にしかスベリ材が取付けられておらず、本
体の設置方法も一方向であった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、装置全体の強度を高めるとともに、構成部品
の統合や削減により組立て等の作業性の改善と軽量化を
図り、平面度の確保を容易にすること、また、磁気遮蔽
効果を高めるようにした磁気記録再生装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、(1)各種電子部品を装着した基板と、
該基板上に設けられ、後面に端子板が装着されるととも
に機構用部品を装備したメカシャーシと、該メカシャー
シを収納し、前記端子板との嵌合のために内側に折曲部
を形成した筒状のキャビネットと、該キャビネットの前
面に設けられ、テープカセットの挿入口を有する前面パ
ネルとから成ること、或いは、(2)各種電子部品を装
着した基板と、該基板上に設けられ、後面に端子板が装
着されるとともに機構用部品を装備したメカシャーシ
と、該メカシャーシを収納し、弾性端部を有する底板と
上キャビネットを接合したキャビネットと、該キャビネ
ットの前面に設けられ、テープカセットの挿入口を有す
る前面パネルとから成ること、或いは、(3)各種電子
部品を装着した基板と、該基板上に設けられ、後面に端
子板が装着されるとともに機構用部品を装備したメカシ
ャーシと、該メカシャーシを収納し、底板と上キャビネ
ットを接合した環状のキャビネットと、該キャビネット
の網に巻装した環装スベリ止め部材と、前記キャビネッ
トの前面に設けられ、テープカセットの挿入口を有する
前面パネルとから成ること、或いは、(4)各種電子部
品を装着した基板と、該基板上に設けられ、後面に端子
板が装着されるとともに機構用部品を装備したメカシャ
ーシと、該メカシャーシを固定するための弾性部と該メ
カシャーシを装着するためのガイド部を有するホルダ
と、前記メカシャーシと前記ホルダを収納し、該ホルダ
を固定するための絞り部を有する筒状のキャビネット
と、該キャビネットの前面に設けられ、テープカセット
の挿入口を有する前面パネルとから成ることを特徴とし
たものである。
【0008】
【作用】メカシャーシ下には大型の1枚基板と後面端子
表示板を装着して、筒状キャビネットに挿入嵌合させ、
前面パネルを装着させる。また、メカシャーシ下には大
型の基板と端子板を装着して、弾性端部を有するキャビ
ネットに装着し、弾性端部を嵌着して、前面パネルを装
着させることにより製品全体の強度が高められることに
なり、従来に比べてたわみ現象を低減することが可能と
なり、かつ、構成部品点数の低減から組立作業性が向上
される。また、メカシャーシ下には大型の基板と端子板
を取付けて、環状に形成されたキャビネットにスライド
挿入し、前面パネルを装着させ、環装スべリ止め部材を
キャビネットに巻装させることにより、本体全体の強度
を高め、従来に比べてたわみ現象を低減することが可能
となり、本体をどのように設置させても塗装したキャビ
ネットを傷付けることなく保持することが可能となる。
さらに、絞り部を有する筒状キャビネット絞り部とホル
ダ部が嵌合して接合される。下側に基板及び後面に端子
板が装着されたメカシャーシをキャビネットへの挿入時
にホルダ部のガイド部を案内として挿入され、固定時に
はメカシャーシ側面用穴部にホルダの弾性部が嵌合して
固定される。
【0009】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1は、本発明による磁気記録再生装置の一実施
例を説明するための構成図で、ビデオテープレコーダの
分解斜視図である。図中、1はキャビネット、1aはビ
ス用穴、2はメカシャーシ、2aはタッピング用ビス下
穴、2bは開口、3はメイン基板、4は端子板、5は前
面パネル、5aはカセット開口、6は基板用スティ、7
はカセコンである。
【0010】キャビネット1は筒状に成型されており、
メカシャーシ2は、機構(メカ)用部品を搭載したもの
である。該メカシャーシ2には主にシリンダやカセコン
7等が搭載されており、基板用スティ6をかしめ等の加
工により固定されている。かつ、基板用スティ6に各種
電子部品が装着されたメイン基板3をビス等締結部品を
用いて装着する。又、後面からも端子板4を装着する。
各種部品を装着したメカシャーシ2をキャビネット1の
前方より挿入し、後に前面パネル5をフタをするように
前記キャビネット1に装着されることになる。この実施
例のキャビネット1には、各種部品を装着したメカシャ
ーシ2を完全固定するためにビス用穴1aを有してお
り、左右一対で形成している。メカシャーシ2には、ビ
ス用穴1aに対応してタッピング用ビス下穴2aを左右
一対有している。前面パネル5にはカセット挿脱用にカ
セット開口5aを有しており、メカシャーシ2上に装着
されたカセコン7と位置が一致することとなる。
【0011】図2は、本発明の磁気記録再生装置の縦断
面図で、メカシャーシをキャビネットに挿入した場合の
状態を示している。図中、1bは折曲部、4bは折曲端
部、5bは結合用リブ、8はスティ、9はビス等締結部
品で、その他、図1と同じ作用をする部分は同一の符号
で付してある。メカシャーシ2には四方外周を折曲端部
4bを有した端子板4がビス9にて固定されることにな
る。メカシャーシ2は、外周が折曲げられており、端子
板4とをタッピング用ビス下穴2aが開いている。キャ
ビネット1後面には端子板4の折曲部4bと嵌着する後
面折曲部1bがキャビネット1の全周に形成されてい
る。折曲部1bはクランク状に形成されており、輸送に
よる振動や衝撃等により容易に嵌合状態が外れない構造
をしている。
【0012】図3は、本発明による磁気記録再生装置の
横断面図で、図中、1c,1dは折曲端部、2cは周設
端部、3a電子部品、10は固定部材で、その他、図2
と同じ作用をする部分は同一の符号を付してある。キャ
ビネット1は、磁気記録再生装置全体を一枚の鉄板で折
曲げ加工にて形成されており、折曲端部1cと他方の折
曲端部1dとを固定部材10にて固定している。該固定
部材10はコの字形に形成されており、一対の折曲端部
1c,1dは隙間なく嵌合されている。メカシャーシ2
には、各種電子部品挿入用の開口2bを有しており、メ
イン基板3上に装着された電子部品3aがメカシャーシ
2と、メイン基板3間との隙間以上の高さの場合、前記
開口2bによって装着が可能となる。
【0013】メイン基板3には、該メイン基板3とキャ
ビネット1間の隙間を確保するためにスティ8が装着さ
れている。メカシャーシ2をキャビネット1内に挿着し
た時、メカシャーシ2をキャビネット1にビス9を用い
て締結しようとするとタッピング用ビス下穴2aとビス
用穴1aは上下にオフセンタしており、ビス9を締めよ
うと作業し始めると穴位置が合致される。メイン基板3
下のスティ8とキャビネット1間には、若干の隙間が生
じることになる。隙間は0.5>隙間となる。上記の隙
間が生じるので、メカシャーシ2はキャビネット1によ
りビス9にて固定される。
【0014】従来のプラスチックフレームのように、キ
ャビネットと底板で構成されていた構造では、図21に
示されるように、重量のあるメカ部品と電源と比較的軽
量なメイン基板が製品の左右に分割装着されるので、プ
ラスチックフレームは下側にたわみ易くなり、製品とし
て長距離輸送される場合の振動あるいは衝撃などによっ
てフレームにクラックが生じたりするという難点があ
る。これに対して、本発明の実施例では上述のように、
キャビネット1を筒状に一枚材で形状させ、キャビネッ
ト1の内部を全域にメカシャーシ2で「ハリ」のように
補強して延在形成させることにより、メカシャーシ下の
強度が製品全体の強度を向上させ、製品がたわみにくく
なる。
【0015】さらに、平均肉厚2mm程で形成されたプ
ラスチックフレームが廃止されることにより、従来に比
べキャビネット内部の容量が増加でき、より多くの電子
部品の装着が可能となる。又、同一機能の製品を比較す
ると製品の外形サイズを小さくすることが可能となる。
【0016】さらに、上述の実施例では、図3の固定部
材10として導通性の優れた金属を採用することによ
り、磁気記録再生装置に要求される製品全体のシールド
効果を向上させることができる。さらに、メイン基板3
をメカシャーシ2の下側に装着させることにより、メイ
ン基板3もメカシャーシ2と同様に製品全域にわたって
延在形成させることとなり、従来例にあるように、基板
の分割装着(小基板対応)を行わなくてすみ、基板と基
板間のコネクタ部品やハーネス類、かつ、基板を保持さ
せるに有する基板ホルダが削減されることとなる。図3
において、固定部材10は金属製であるため、メイン基
板3のパターン面と磁気遮蔽効果を得ようとする場合に
は接触させ、磁気遮蔽効果を得ないようにさせる場合
(パターンを導通させたくない場合)には隙間を設けて
接触させないようにすることが可能である。
【0017】図4は、本発明による磁気記録再生装置の
他の実施例を示す図で、図中、11はキャビネット、1
1aは咬口部、11bは開口、11c,11dはビス
穴、11eは立設端部で、その他、図1と同じ作用をす
る部分は同一の符号を付してある。キャビネット11
は、底板と上キャビネットとを接合してあり、メカシャ
ーシ2は機構(メカ)部品を搭載してある。該メカシャ
ーシ2には主にシリンダやカセコン7等が搭載されてお
り、基板用スティ6をかしめ加工等を有している。該基
板スティ6には各種電子部品が装着されたメイン基板3
をビス等締結部品9を用いて固着する。メカシャーシ2
には後面より端子部の表示や保持機構を有した端子板4
を固着する。メイン基板3や端子板4を固着してメカシ
ャーシ2をキャビネット11に挟装させる状態を示して
いる。
【0018】この実施例のキャビネット11には、各種
機構部品を装着したメカシャーシ2を固定するために、
天面側に覆設された一辺を有し、その先に形設された側
面部を有し、該側面部には突設された咬口部11aを有
する。延在形成された側面部には突設された咬口部11
aを複数個併設されている。かつ、キャビネット11の
底面側より覆設された他辺の先には側面部を形設させ、
該側面部に対して立設させた端部を有し、該端部には、
上方より延在形成されて突設された咬口部11aと咬口
するための開口11bを併設させている。前面パネル5
にはカセット挿脱用にカセット開口5aを有しており、
メカシャーシ2に固定されたカセコン7と位置が一致す
ることとなる。
【0019】図5は、図4における磁気記録再生装置の
縦断面図である。メカシャーシ2に下方に周設された端
面を有し、その後方端面には端子板4に穿設された穴を
介してビス9で螺入固定する。前面パネル5には、立設
された結合用リブ5bを有し、該結合用リブ5bはキャ
ビネット11の前方に折曲された結合端と連設されてお
り、前面パネル5本体をキャビネット11に嵌合する際
に咬口する。キャビネット11と端子板4とは、天面側
と底面側共に各々折曲された端部をビス9にて固定す
る。これによりキャビネット11はメカシャーシ2と端
子板4とを把持する。
【0020】図6は、図4における磁気記録再生装置の
横断面図である。キャビネット11は、磁気記録再生装
置全体を一枚の鉄板で折曲形成されていることを示し、
メカシャーシ2の底面より延在形状された端部と天面よ
り延在形成された端部をビス9にて螺入固定される。か
つ、他方の側面も同様にビス9にてメカシャーシ2に螺
入し固定される。したがって、メカシャーシ2は、キャ
ビネット11の両側面と端子板4よりビス9を1本づつ
にて固定され、3点支持にて係合された状態となり、メ
カシャーシ2上の各種機構部品の性能安定の確保のため
の平面度が得られやすいこととなる。また、メカシャー
シ2には、基板上の電子部品を逃げるべく開口2bを有
しており、メイン基板3はメカシャーシ2の基板スティ
6によって係止され、近設状態となっているが、メカシ
ャーシ2の開口2bによって電子部品を装着させる制限
を与えないこととなる。メカシャーシ2をキャビネット
11とビス9にて螺入固定すると、メイン基板3下のス
ティ8とキャビネット11との間には若干の隙間が生
じ、本体に長距離輸送時の振動や衝撃が衝打されても何
ら影響を受けるものではない。
【0021】図7は、キャビネットにメカシャーシを挿
入する際の手順を示す図であり、メカシャーシの上面か
ら最下限点のスティ8までの距離(ロ)はキャビネット
11の天面から延在された側面と、底面から延在された
側面とを隙間(イ)まで摺動させメカシャーシを遊挿さ
せる。キャビネット11は隙間(イ)まで摺動させても
弾性限度内での変形であり隙間(ハ)まで元に戻るもの
である。図8は、キャビネット内にメカシャーシが挿入
された状態を示す図である。
【0022】図9は、キャビネットの天面の側面端部と
底面の側面端部が重着された状態を示す図であり、底面
の側面より折曲された立設端部11eがメカシャーシ2
に周設された端面とキャビネットの天面側の側面端部と
に重着されている。図10は、キャビネットの天面側の
側面端部と底面側の側面端部が咬口された状態を示す図
である。キャビネットの天面側の側面端部に有する咬口
部11aは、先端が折曲されており、底面側の側面端部
に立設された端部に有する開口部とに咬合すると容易に
は外れないこととなる。天面側の側面は自然状態から圧
下されて咬口していることとなり、底面側の側面端部の
立設部がメカシャーシ2の周設端部2cの下方に位置す
ることから、底面側の立設部がメカシャーシ2の周設端
部2cから容易にずれないかぎり、キャビネット11の
咬口部が外れることはない。
【0023】図11は、本発明による磁気記録再生装置
の更に他の実施例を示す図で、図中、21は環状キャビ
ネット、21aはビス用穴、21bは折曲部、21cは
環装スべリ止め部材である。環状キャビネット21は底
板と上キャビネットを接合したものであり、前面パネル
5が嵌着されている。環状キャビネット21には環装ス
べリ止め部材21cが前方と後方の2ケ所に巻装されて
いる。
【0024】図12は、図11の分解斜視図で、図中、
図1と同じ作用をする部分は同一の符号を付してある。
メカシャーシ2には機構(メカ)部品を搭載してあり、
該メカシャーシ2には主にシリンダやカセコン7等が搭
載されており、基板用スティ6をカシメ加工にて配設さ
せる。かつ、基板用スティ6に各種電子部品が装着され
たメイン基板3をビス等の締結部品を用いて締着させ
る。メカシャーシ2には大形の穴2bが具備されてお
り、メイン基板3上に装着された電子部品を嵌通させる
ようになっている。また、メカシャーシ2には後面より
メイン基板3上の電子部品の外部入力用端子等の表示と
本体後面を覆設させることを目的として端子板4が装着
させる。メカシャーシ2には、環状キャビネット21の
側面とビス等締結部品にて固定するため穴2aが穿設さ
れており、環状キャビネット21にも同様にビス用穴2
1aが穿設されている。
【0025】図13は、図11における磁気記録再生装
置の縦断面図である。メカシャーシ2には、後面の周設
端部2cに端子板4がビス9にて固定される。ビス9は
1本にて固定される。端子板4には外周端に折曲端部4
bが形設されており、メカシャーシ2を環状キャビネッ
ト21内に挿着する際、環状キャビネット21の折曲部
21bに挟持させる。前面パネル5には立設された結合
用リブ5bを有し、結合用リブ5bは環状キャビネット
21の前方の折曲部に咬止させる。メイン基板3にはス
ティ8が嵌入されており、メカシャーシ2によりメイン
基板3と端子板4の組品を環状キャビネット21に挿着
する際の下側への案内を目的とする。環装スべリ止め材
21cは、スティ8の近傍で環状キャビネット21に巻
装し、本体が床等に配置された際に環状キャビネット2
1の変形を最小のものとする。
【0026】図14は、図11における磁気記録再生装
置の横断面図である。環状キャビネット21は、磁気記
録再生装置全体を一枚の鉄板で折曲形成されていること
を現わし、メカシャーシ2の周設端部2cの穴2aに環
状キャビネット21の側面の穴21aとを合致させ、ビ
ス9にて固定させる。これによりメカシャーシ2は、環
状キャビネット21と端子板4とを3本のビス9にて保
持されることとなる。3点にて保持する目的はメカシャ
ーシ2の走行・性能の安定が図れるよう平面度を容易に
確保させるためである。メカシャーシ2はメイン基板3
に嵌入されたスティ8より、環状キャビネット21内に
挿着する際の下側への案内となるがメカシャーシ2の周
設端部2cに周設された穴2aと環状キャビネット21
の側面に周設された穴21aとは若干であるが上下にズ
レが生じている。そのズレは、環状キャビネット21の
外側より螺入されるビス9にて各々の穴は同真円とな
り、スティ8と環状キャビネット21との間に隙間が若
干生じる。環状キャビネット21は本体底面部で封止さ
れることとなり、該環状キャビネット内部に折曲された
折曲部21d,21eとコの字形成された金属製の固定
部材10とで封止する。金属製の固定部材10は、環状
キャビネット21の折曲部21d,21eとを橋絡する
状態となり、固定部材10を環状キャビネット21の前
方から押圧させて固定させる。固定部材10を金属製に
することにより、環状キャビネット21は、十分な磁気
遮蔽効果が得られることが可能となる。
【0027】図15は、図11に示したキャビネットを
示す図で、21fは溝、21gは突起である。環状キャ
ビネット21には、溝21fが形成され、該溝21fに
環装スべリ止め材21cが巻装される。溝21fは前方
と後方の2ケ所、形成され互いに平行状態となる。環装
スベリ止め材21cはキャビネット21単体に巻装さ
れ、本体に嵌入されるものである。溝21fの内側には
突起21gが突設されており、環装スべリ止め材21c
は溝21fと突起21gに緊合するようになる。
【0028】図16(a),(b)は、図15に示すキ
ャビネットの断面図である。環状キャビネット21に巻
装された環装スべリ止め材21cは、突起21gにより
緊合して突出部21hとなり、段差(ロ)を生じさせ
る。また、巻装された環装スベリ止め材21cは環状キ
ャビネット21の溝21fに入り、環状キャビネット2
1の表面と段差(イ)を生じさせる。これにより、巻装
された環装スベリ止め材21cの突出部21hが床等に
接触することとなる。また、環状キャビネット21に巻
装された環装スベリ止め材21cは本体の底面側でけで
なく、天面および両側面に覆設していることから、その
スベリ効果を発揮するものである。環装スベリ止め材2
1cは環状キャビネット21に対して外れるなどのゆる
みなく張力を図れる長さは云うまでもなく、溝21fか
ら容易には外れない。
【0029】図17は、本発明による磁気記録再生装置
の更に他の実施例を示す図で、ビデオテープレコーダの
分解斜視図である。図中、31はキャビネット、31a
は絞り部、31bは穴、32はホルダ、32aはガイド
部、32bは弾性部で、その他、図1及び図2と同じ作
用をする部分は、同一の符号を付してある。
【0030】キャビネット31は上部と下部に絞り部3
1aを有し、筒状に形成されている。メカシャーシ2は
機構(メカ)用部品を搭載したもので、主にドラムやカ
セコン7等が搭載されており、底部には基板用スティ6
が取り付けてある。該基板用スティ6に電子部品が装着
されたメイン基板3をビス等締結部品9にて固定する。
後面からはメカシャーシ2に端子板4が装着されてい
る。前面パネル5は操作ボタンとカセット挿入口5aを
有している。ホルダ32は、メカシャーシ2を挿入,固
定するためのガイド部32aと、メカシャーシを固定す
るための弾性部32bとを有する。キャビネット31に
は、ホルダ32を固定するための絞り部31aが上部と
下部に形成されており、側面にはホルダ32とメカシャ
ーシ2を分離する時に弾性部32bを押すための穴31
bが左右に形成されている。メカシャーシ2の側面に
は、ホルダ32の弾性部32bと嵌合する穴2aが左右
に形成されている。
【0031】ビデオレコーダの組立は、キャビネット3
1にホルダ32を後面から挿入する。ホルダ32の外形
とキャビネット31の絞り部31aが嵌合し、キャビネ
ット31とホルダ32が固定される。次に、メイン基板
3を装着したメカシャーシ2がホルダ32のガイド部3
2aに添って後面から挿入される。完全に挿入される
と、ホルダ32の弾性部32bとメカシャーシ2の左右
側面の穴2aが嵌合してロックされる。この後、背面の
端子板4とキャビネット31を後面よりビス等締結部品
9により固定する。最後に、前面より前面パネル5が装
着され、組立が終了する。
【0032】図18〜図20に基づき、図17の実施例
について説明する。図18は、ホルダの弾性部の縦断面
図である。キャビネット31の絞り部31aとホルダ3
2の外形が嵌合されて固定されている。メカシャーシ2
の側面穴2aとホルダ32の弾性部32bが嵌合されて
いる。これにより、背面よりビス9で端子板とキャビネ
ットを固定するまでの仮止めと前側での固定を行う。
又、ホルダ32がキャビネット31の側面全域にわたり
装着されていることにより、強度の向上を図っている。
【0033】図19は、メカシャーシとホルダとの嵌合
部の縦断面である。メカシャーシを背面より挿入する時
は、ホルダ32のガイド部32aにL字に曲げられたメ
カシャーシ2を挿入して取り付ける。メカシャーシ2の
上面とホルダ32のガイド部32aには隙間33があ
り、この隙間33は前面部になる程小さくなるような傾
斜がホルダ32に備えてある。これにより、メカシャー
シ2の挿入をし易くし、作業性の向上を図っている。
【0034】図20は、ホルダの弾性部の横断面図であ
る。メカシャーシ2をキャビネット31より取りはずす
時は、後面の端子板4とキャビネット31を固定してあ
るビス9を取りはずす。次に、キャビネット31の側面
の穴31bから治具によりホルダ32と弾性部32bを
押すことにより、メカシャーシ2の穴2aと弾性部32
bとの嵌合がはずれ、メカシャーシ2を後面にスライド
させることにより取りはずす。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 (1)底板と上キャビネットを統合した筒状キャビネッ
トと、内部全域に延在形成されたメカシャーシと、前面
パネルと、後面端子板とによって製品全体の強度を高め
ることが可能となり、構成部品の統合と削減により安価
なものとなり、組立てやサービス等の作業性の改善とな
る。また、メカシャーシを3点支持することによる平面
度の確保から各種機構部品の性能安定が図れるものとな
る。 (2)底板と上キャビネットを接合した弾性端部を有す
るキャビネットと、延在形成されたメカシャーシと、前
面パネルと、後面端子板とによって製品全体の強度を高
めることが可能となり、構成される部品の接合による点
数の削減により安価なものとなり、組立やサービス等の
作業性の改善となる。また、メカシャーシを3点支持す
ることによる該メカシャーシの平面度の確保から、機構
部品の性能安定やシールド効果などの効果も図れるもの
である。 (3)底板と上キャビネットを接合した環状キャビネッ
トにスベリ止め材を巻装することにより、本体全体の強
度を高め、たわみ現状を低減させる。また、本体をどの
面を下面に設置させても塗装仕上されたキャビネットを
傷付けることがなく、かつ、メカシャーシを3点にて支
持することからメカシャーシのテープ走行させる基本要
素である平面度の確保が可能となって性能安定を図り、
さらに、十分な磁気遮蔽効果を得ることが可能となる。 (4)キャビネットを筒状にし、両側面全域にわたりメ
カシャーシを保持するホルダを装着させることにより、
製品強度の向上が図れる。又、プラスチックフレームを
廃止することによりキャビネット内部容積が増加し、電
子部品の装着の増加、製品の軽量化、部品点数の削減に
よるコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録再生装置の一実施例を説
明するための構成図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の横断面図である。
【図4】本発明による磁気記録再生装置の他の実施例を
示す図である。
【図5】図4の縦断面図である。
【図6】図4の横断面図である。
【図7】図4の実施例におけるキャビネットにメカシャ
ーシを挿入する手順を示す図である。
【図8】図7におけるキャビネット内にメカシャーシが
挿入された状態を示す図である。
【図9】図4の実施例におけるキャビネットの天面側の
側面端部と底面側の側面端部が重着された状態を示す図
である。
【図10】図4の実施例におけるキャビネットの天面側
の側面端部と底面側の側面端部が咬口された状態を示す
図である。
【図11】本発明による磁気記録再生装置の更に他の実
施例を示す図である。
【図12】図11の分解斜視部である。
【図13】図11の縦断面部である。
【図14】図11の横断面部である。
【図15】図11に示したキャビネットを示す図であ
る。
【図16】図15の断面図である。
【図17】本発明による磁気記録再生装置の更に他の実
施例を示す図である。
【図18】図17におけるホルダの弾性部の縦断面図で
ある。
【図19】図17におけるメカシャーシとホルダとの嵌
合部の縦断面図である。
【図20】図17におけるホルダの弾性部の横断面図で
ある。
【図21】従来のビデオテープレコーダの分解斜視図で
ある。
【図22】従来のビデオテープレコーダの他の例の断面
図である。
【符号の説明】
1b…折曲部、1c,1d…折曲端部、2c…周設端
部、3a…電子部品、4b…折曲端部、5b…結合用リ
ブ、8…スティ、9…ビス、10…固定部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種電子部品を装着した基板と、該基板
    上に設けられ、後面に端子板が装着されるとともに機構
    用部品を装備したメカシャーシと、該メカシャーシを収
    納し、前記端子板との嵌合のために内側に折曲部を形成
    した筒状のキャビネットと、該キャビネットの前面に設
    けられ、テープカセットの挿入口を有する前面パネルと
    から成ることを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 各種電子部品を装着した基板と、該基板
    上に設けられ、後面に端子板が装着されるとともに機構
    用部品を装備したメカシャーシと、該メカシャーシを収
    納し、弾性端部を有する底板と上キャビネットを接合し
    たキャビネットと、該キャビネットの前面に設けられ、
    テープカセットの挿入口を有する前面パネルとから成る
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 各種電子部品を装着した基板と、該基板
    上に設けられ、後面に端子板が装着されるとともに機構
    用部品を装備したメカシャーシと、該メカシャーシを収
    納し、底板と上キャビネットを接合した環状のキャビネ
    ットと、該キャビネットの網に巻装した環装スベリ止め
    部材と、前記キャビネットの前面に設けられ、テープカ
    セットの挿入口を有する前面パネルとから成ることを特
    徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 各種電子部品を装着した基板と、該基板
    上に設けられ、後面に端子板が装着されるとともに機構
    用部品を装備したメカシャーシと、該メカシャーシを固
    定するための弾性部と該メカシャーシを装着するための
    ガイド部を有するホルダと、前記メカシャーシと前記ホ
    ルダを収納し、該ホルダを固定するための絞り部を有す
    る筒状のキャビネットと、該キャビネットの前面に設け
    られ、テープカセットの挿入口を有する前面パネルとか
    ら成ることを特徴とする磁気記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108983892A (zh) * 2017-06-05 2018-12-11 联想企业解决方案(新加坡)有限公司 包括具有磁性耦合的母板的计算机服务器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108983892A (zh) * 2017-06-05 2018-12-11 联想企业解决方案(新加坡)有限公司 包括具有磁性耦合的母板的计算机服务器
CN108983892B (zh) * 2017-06-05 2021-10-12 联想企业解决方案(新加坡)有限公司 包括具有磁性耦合的母板的计算机服务器

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