JPH0620830A - 地上コイルの製造方法 - Google Patents
地上コイルの製造方法Info
- Publication number
- JPH0620830A JPH0620830A JP17824392A JP17824392A JPH0620830A JP H0620830 A JPH0620830 A JP H0620830A JP 17824392 A JP17824392 A JP 17824392A JP 17824392 A JP17824392 A JP 17824392A JP H0620830 A JPH0620830 A JP H0620830A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive layer
- ground coil
- coil
- mold
- manufacturing
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- Pending
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- Insulating Of Coils (AREA)
- Electromagnets (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 導電性の層と熱硬化性樹脂との接着力を強化
すると共に、金型を高温状態で効率良く活用して量産を
可能とした地上コイルの製造方法を得る。 【構成】 耐候性の層９と導電性の層１０から成る外被
材を、上記導電性の層１０を内側にして所望の地上コイ
ル形状に成形して外被８を形成し、この外被８とコイル
導体１を上下金型４，５内に配置したのち、熱硬化性樹
脂１３を金型４，５内に注入し硬化成形する。
すると共に、金型を高温状態で効率良く活用して量産を
可能とした地上コイルの製造方法を得る。 【構成】 耐候性の層９と導電性の層１０から成る外被
材を、上記導電性の層１０を内側にして所望の地上コイ
ル形状に成形して外被８を形成し、この外被８とコイル
導体１を上下金型４，５内に配置したのち、熱硬化性樹
脂１３を金型４，５内に注入し硬化成形する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気浮上式車両の推
進コイルや浮上コイルとなる地上コイルの製造方法に関
するものである。
進コイルや浮上コイルとなる地上コイルの製造方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】磁気浮上式車両の推進コイルや浮上コイ
ルとなる地上コイルは、風、雨、雪、汚損物さらに太陽
光に晒される過酷な屋外環境下に置かれている。よって
地上コイルの外側表面は、これら環境による特性低下を
防ぐために耐候性に富む樹脂層によって保護され、さら
に上記樹脂層の内側に感電の防止および地上コイル内部
の電界集中を防ぐために導電性の層が設けられている。
従来地上コイル表面の導電性の層は、金属を溶射するか
または導電性塗料を塗布することによって形成され、さ
らにこの導電性の層の上に耐候性の塗料を塗布する方法
が一般に採られている。さらに地上コイルの量産性を改
善するための手段として、例えば特開平２−６０１０７
号公報に示されたものがある。即ち、図３は上記公報に
示された従来の地上コイルの製造方法を示す縦断面図で
あり、図において、１はコイル導体、２は注型樹脂、３
は導電性塗料、４は下金型、５は上金型である。なお図
４は成形された地上コイル６の斜視図である。つまり上
記地上コイル６は、下金型４および上金型５の内面に導
電性塗料３を塗布したのち型内に注型樹脂２を注入し、
これらを同時に硬化させることによって得られる。
ルとなる地上コイルは、風、雨、雪、汚損物さらに太陽
光に晒される過酷な屋外環境下に置かれている。よって
地上コイルの外側表面は、これら環境による特性低下を
防ぐために耐候性に富む樹脂層によって保護され、さら
に上記樹脂層の内側に感電の防止および地上コイル内部
の電界集中を防ぐために導電性の層が設けられている。
従来地上コイル表面の導電性の層は、金属を溶射するか
または導電性塗料を塗布することによって形成され、さ
らにこの導電性の層の上に耐候性の塗料を塗布する方法
が一般に採られている。さらに地上コイルの量産性を改
善するための手段として、例えば特開平２−６０１０７
号公報に示されたものがある。即ち、図３は上記公報に
示された従来の地上コイルの製造方法を示す縦断面図で
あり、図において、１はコイル導体、２は注型樹脂、３
は導電性塗料、４は下金型、５は上金型である。なお図
４は成形された地上コイル６の斜視図である。つまり上
記地上コイル６は、下金型４および上金型５の内面に導
電性塗料３を塗布したのち型内に注型樹脂２を注入し、
これらを同時に硬化させることによって得られる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の地上コイルは以
上のような方法で製造されており、一般の従来例では、
導電性塗料および耐候性塗料の塗布工程が必要であり、
また注型樹脂表面と導電性層の接着力が弱いという問題
点があった。また特開平２−６０１０７号公報に示され
たものでは、導電性塗料を上下金型に塗布するに際し
て、金型を加熱した高温状態として塗布すれば特に金型
の曲線または凹形状のある部分では塗料層の厚さが不均
一になる。また低温状態で塗布すれば、金型の回転率が
低くなり量産性が損なわれこれを補うために、金型数を
多くすれば生産コストが上昇するという問題点があっ
た。
上のような方法で製造されており、一般の従来例では、
導電性塗料および耐候性塗料の塗布工程が必要であり、
また注型樹脂表面と導電性層の接着力が弱いという問題
点があった。また特開平２−６０１０７号公報に示され
たものでは、導電性塗料を上下金型に塗布するに際し
て、金型を加熱した高温状態として塗布すれば特に金型
の曲線または凹形状のある部分では塗料層の厚さが不均
一になる。また低温状態で塗布すれば、金型の回転率が
低くなり量産性が損なわれこれを補うために、金型数を
多くすれば生産コストが上昇するという問題点があっ
た。
【０００４】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、導電性の層と注型樹脂との接着
力を強化すると共に、金型を加熱した高温状態で効率良
く活用して量産を可能とした地上コイルの製造方法を提
供することを目的とする。
ためになされたもので、導電性の層と注型樹脂との接着
力を強化すると共に、金型を加熱した高温状態で効率良
く活用して量産を可能とした地上コイルの製造方法を提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明に係る地上コイ
ルの製造方法は、耐候性の層と導電性の層から成るシー
ト状外被材を、上記導電性の層を内側にして所望の地上
コイル形状に成形して外被を形成し、この外被とコイル
導体を金型内に配置したのち、熱硬化性樹脂を注入して
硬化成形するようにしたものである。
ルの製造方法は、耐候性の層と導電性の層から成るシー
ト状外被材を、上記導電性の層を内側にして所望の地上
コイル形状に成形して外被を形成し、この外被とコイル
導体を金型内に配置したのち、熱硬化性樹脂を注入して
硬化成形するようにしたものである。
【０００６】
【作用】この発明における地上コイルの製造方法は、シ
ート状外被材として導電性の層が平面をなす耐候性の層
面に均一な厚さに形成される。また熱硬化性樹脂が未硬
化で樹脂の反応活性があり、粘度が低く浸透し易い状態
で導電性の層に接し強固に接着硬化する。
ート状外被材として導電性の層が平面をなす耐候性の層
面に均一な厚さに形成される。また熱硬化性樹脂が未硬
化で樹脂の反応活性があり、粘度が低く浸透し易い状態
で導電性の層に接し強固に接着硬化する。
【０００７】
【実施例】実施例１．以下この発明の実施例１を図につ
いて説明する。図１はこの発明の実施例１における地上
コイルの製造方法を示す縦断面図、図２は図１の方法に
より製作された上下外被の斜視図であり、図において、
先に説明した従来のものと同一または相当する部分は同
一符号を付して説明を省略する。８は上下２体から成る
外被であり、これは耐候性に富む例えばふっ素樹脂系フ
イルムに接着性活性化処理を行った耐候性の層９と、上
記耐候性の層９上にはけまたはスプレーで導電性塗料を
塗布し乾燥または硬化させた導電性の層１０の２層から
成るシート状外被材を、上記導電性の層１０を内側にし
て所望の地上コイル形状に成形されたものである。つま
り上記外被８は、図１に示すように上下金型４，５に対
応した形状寸法のものを別々にプレス成形または真空成
形で成形し、不要部分を切除する。なお成形時において
適当な部所に樹脂注入口１１およびコイル導体１に励磁
電流を流すための高電圧端子取り出し口１２を開設し、
また上下外被が導通する部分としてヒダ１０ａを設けて
おく。次に上記外被８を、グリース粘着または真空吸着
で上下金型４，５内に装着し、続いて樹脂系材料を用い
て作られたスペーサ（図示せず）を介してコイル導体１
を金型内中央の所定位置に配置し、金型を予熱した後熱
硬化性樹脂１３（注型樹脂未硬化混合物）を注入して硬
化させる。このようにして成形された地上コイル６の上
記樹脂注入口１１およびヒダ１０ａは所要の仕上げ処理
を施し、導電性塗料を塗りさらにその上に耐候性塗料を
塗るかまたは耐候性フイルムを接着する。
いて説明する。図１はこの発明の実施例１における地上
コイルの製造方法を示す縦断面図、図２は図１の方法に
より製作された上下外被の斜視図であり、図において、
先に説明した従来のものと同一または相当する部分は同
一符号を付して説明を省略する。８は上下２体から成る
外被であり、これは耐候性に富む例えばふっ素樹脂系フ
イルムに接着性活性化処理を行った耐候性の層９と、上
記耐候性の層９上にはけまたはスプレーで導電性塗料を
塗布し乾燥または硬化させた導電性の層１０の２層から
成るシート状外被材を、上記導電性の層１０を内側にし
て所望の地上コイル形状に成形されたものである。つま
り上記外被８は、図１に示すように上下金型４，５に対
応した形状寸法のものを別々にプレス成形または真空成
形で成形し、不要部分を切除する。なお成形時において
適当な部所に樹脂注入口１１およびコイル導体１に励磁
電流を流すための高電圧端子取り出し口１２を開設し、
また上下外被が導通する部分としてヒダ１０ａを設けて
おく。次に上記外被８を、グリース粘着または真空吸着
で上下金型４，５内に装着し、続いて樹脂系材料を用い
て作られたスペーサ（図示せず）を介してコイル導体１
を金型内中央の所定位置に配置し、金型を予熱した後熱
硬化性樹脂１３（注型樹脂未硬化混合物）を注入して硬
化させる。このようにして成形された地上コイル６の上
記樹脂注入口１１およびヒダ１０ａは所要の仕上げ処理
を施し、導電性塗料を塗りさらにその上に耐候性塗料を
塗るかまたは耐候性フイルムを接着する。
【０００８】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば耐候性
の層と導電性の層から成るシート状外被材を、導電性の
層を内側にして所望の地上コイル形状に成形して外被を
形成し、この外被とコイル導体を金型内に配置したの
ち、熱硬化性樹脂を金型内に注入して硬化成形するよう
にしたので、地上コイル表面は均等な厚さの外被で覆わ
れ、しかも注入される熱硬化性樹脂と上記外被の内側導
電性の層が強固に接着硬化した精度の高い地上コイルが
得られる。また金型を高温状態で効率良く活用すること
ができるので量産が可能となりコストの低下が期待でき
る等の効果を奏する。
の層と導電性の層から成るシート状外被材を、導電性の
層を内側にして所望の地上コイル形状に成形して外被を
形成し、この外被とコイル導体を金型内に配置したの
ち、熱硬化性樹脂を金型内に注入して硬化成形するよう
にしたので、地上コイル表面は均等な厚さの外被で覆わ
れ、しかも注入される熱硬化性樹脂と上記外被の内側導
電性の層が強固に接着硬化した精度の高い地上コイルが
得られる。また金型を高温状態で効率良く活用すること
ができるので量産が可能となりコストの低下が期待でき
る等の効果を奏する。
【図１】この発明の実施例１における地上コイルの製造
方法を示す縦断面図である。
方法を示す縦断面図である。
【図２】図１の方法により製作された上下外被の斜視図
である。
である。
【図３】従来の地上コイルの製造方法を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図４】従来の地上コイルの斜視図である。
１ コイル導体 ４ 下金型 ５ 上金型 ６ 地上コイル ８ 外被 ９ 耐候性の層 １０ 導電性の層 １３ 熱硬化性樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｋ 101:10 Ｂ２９Ｌ 31:34 4Ｆ
Claims (1)
- 【請求項１】 耐候性の層と導電性の層から成るシート
状外被材を、上記導電性の層を内側にして所望の地上コ
イル形状に成形して外被を形成し、この外被とコイル導
体を金型内に配置したのち、熱硬化性樹脂を上記金型内
に注入して硬化成形したことを特徴とする地上コイルの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17824392A JPH0620830A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 地上コイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17824392A JPH0620830A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 地上コイルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620830A true JPH0620830A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16045100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17824392A Pending JPH0620830A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 地上コイルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620830A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008312353A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Honda Motor Co Ltd | 蛇行環状コイル及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP17824392A patent/JPH0620830A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008312353A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Honda Motor Co Ltd | 蛇行環状コイル及びその製造方法 |
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