JPH06208218A - 感材の搬送システム - Google Patents

感材の搬送システム

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JPH06208218A
JPH06208218A JP1957093A JP1957093A JPH06208218A JP H06208218 A JPH06208218 A JP H06208218A JP 1957093 A JP1957093 A JP 1957093A JP 1957093 A JP1957093 A JP 1957093A JP H06208218 A JPH06208218 A JP H06208218A
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Makoto Nochida
真 後田
Hiroyuki Fujisawa
浩之 藤澤
Yasuhiro Sato
泰啓 佐藤
Takashi Kakihara
孝至 柿原
Hiroshi Okamoto
浩志 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さなスペースで、しかも簡単な構成で、現
像装置で行われる処理に応じて記録済みフィルムを画像
記録装置から現像装置に搬送することができる感材の搬
送システムを提供する。 【構成】 現像装置から搬送速度VB (第2の搬送速
度)に応じた送りパルス信号が画像記録装置に与えられ
る一方、その送りパルス信号を受けた画像記録装置で、
その送りパルス信号に応じて記録済みフィルム(感材)
EFが搬送速度VA(第1の搬送速度)で間欠的に現像
装置側に搬出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、感材に画像を記録す
る画像記録装置と、画像記録装置によって画像を記録し
た感材を現像する現像装置とを同期させながら両装置の
間で感材を搬送する搬送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録装置では、所定長さのフィルム
(感材)を記録ドラムに保持しながら記録ドラムを回転
駆動するとともに、フィルムの回転に同期して露光ヘッ
ドをそのドラムの回転軸とほぼ平行な方向に往復駆動す
ることによって、複製画像をフィルムに描画している。
そして、こうして画像が記録されたフィルム(以下「記
録済みフィルム」という)は現像装置に搬出され、現像
処理が施される。
【0003】ところで、画像記録装置による画像記録処
理と現像装置による現像処理とは連続した処理であるた
め、画像記録装置を自動現像装置と連結して使用するこ
とがよくある。しかしながら、画像記録装置におけるフ
ィルムの搬送速度と、現像装置におけるフィルムの搬送
速度とが異なる、また現像装置の搬送スピードムラがあ
る等の点から、単純に両装置を接続しただけでは、両装
置を同期させながらフィルムをスムーズに搬送すること
ができない。
【0004】そこで、従来より、例えば画像処理装置に
クラッチや減速機などの機械的要素を設けたり、画像記
録装置と現像装置との間に中間搬送機構を設け、画像記
録装置から現像装置への記録済みフィルムの搬送速度が
現像装置での搬送速度と一致するようにしている。ま
た、画像記録装置と現像装置との間に比較的大きな緩衝
スペースを設け、現像装置の搬送スピードムラを吸収す
るようにしている。すなわち、緩衝スペースでは、記録
済みフィルムが大きくたるんだ状態で現像装置に向けて
搬送されるようになっており、現像装置の搬送モータの
速度が例えば±数%程度変動したとしても、緩衝スペー
スでの記録済みフィルムのたるみ量が変化し、搬送スピ
ードの変動を吸収している。
【0005】しかしながら、従来例では、機械的要素や
中間搬送機構を追加することにより装置の機械構成が複
雑となるという問題や、中間搬送機構や緩衝スペースを
画像記録装置と現像装置とに間に設けるために広いスペ
ースが必要となるといった問題が生じる。
【0006】そこで、このような問題を解決する手段と
して、画像記録装置から現像装置に記録済みフィルムを
間欠的に搬送する方法が考えられる。ここで、そのよう
な搬送システム(画像記録装置から現像装置へ記録済み
フィルムを搬送するシステム)に適用可能と思われる間
欠搬送技術としては、例えば特開平2−108050号
公報に開示されたものがある。この公報によれば、フィ
ルムを搬送する搬送システムが2つの搬送駆動機構に分
割されており、それらの搬送駆動機構のうち後続フィル
ムを搬送する機構の駆動源としてパルスモータが用いら
れている。そして、フィルム搬送経路に配置されたセン
サからの信号に基づき、後続のフィルムが搬送経路内で
間欠的に搬送される。
【0007】つまり、上記公報記載の技術を画像記録装
置と現像装置との間でフィルムを搬送する搬送システム
に適用するということは、画像記録装置と現像装置との
間のフィルム搬送経路にセンサを設け、そのセンサによ
ってフィルムの現在位置を検出し、そのデータに基づき
画像記録装置に設けられたパルスモータを制御して、記
録済みフィルムを現像装置に向けて間欠的に搬送するこ
とであり、これによって、機械的要素等の追加やスペー
スの増大といった問題を発生させることなく、画像記録
装置と現像装置とを同期させ、フィルムをスムーズに搬
送することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の技術(フィルムの間欠搬送)が適用された感材
の搬送システムでは、先行するフィルムの現在位置を検
出して、後続フィルムの間欠スピードを決定しているた
め、きめ細かな搬送制御を行う場合、画像記録装置と現
像装置との間の搬送経路に多くのセンサを配置する必要
がある。また、現像装置の現像処理では、フィルムや現
像液の種類の相違等によって、フィルムの搬送速度を変
更する必要があるが、この搬送システムはこれに対応す
ることができない。つまり、先行フィルムの位置をセン
サで検出しても、その先行フィルムが搬送されている速
度に応じて後続フィルムを現像装置に間欠搬送しなけれ
ば、例えば先行フィルムと後続フィルムとが接触する等
の問題が生じてしまう。
【0009】この発明は、上記課題を解消するためにな
されたもので、小さなスペースで、しかも簡単な構成
で、現像装置で行われる処理に応じて記録済みフィルム
(感材)を画像記録装置から現像装置に搬送することが
できる感材の搬送システムを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、感材に画像
を記録して記録済み感材を作成した後、その記録済み感
材を第1の搬送速度で搬出する画像記録装置と、前記記
録済み感材を前記第1の搬送速度より遅い第2の搬送速
度で搬送しながら現像する現像装置との間で、前記記録
済み感材を搬送する搬送システムであって、上記目的を
達成するため、前記現像装置に、前記第2の搬送速度に
応じたパルス信号を発生するパルス信号発生手段を設
け、前記画像記録装置に、前記現像装置から出力される
パルス信号を受け、そのパルス信号に応じて記録済み感
材を前記第1の搬送速度で間欠的に前記現像装置側に搬
出する搬出制御手段を設けている。
【0011】
【作用】この発明では、現像装置から第2の搬送速度に
応じたパルス信号が画像記録装置に与えられる一方、そ
のパルス信号を受けた画像記録装置で、そのパルス信号
に応じて記録済み感材が第1の搬送速度で間欠的に現像
装置側に搬出される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明のかか
る感材の搬送システムを構成する画像記録装置および自
動現像装置の一例をそれぞれ説明した後、その搬送シス
テムの動作について説明する。
【0013】A.画像記録装置 図1は、この発明にかかる感材の搬送システムを構成す
る画像記録装置の一例を示す概略図である。この画像記
録装置Aは本体1に着脱自在な3つのマガジン2A,2
B,4を備えている。これら3つのマガジンのうち、供
給マガジン2A,2Bは装置本体1の正面中央部(同図
の左手中央部)にセットされ、それぞれ未感光の感材フ
ィルムFA,FBを収納する。一方、排出マガジン4は
装置本体1の上方部にセットされる。なお、この排出マ
ガジン4は、後述するように、記録済みフィルムを一時
的に保管する。
【0014】供給マガジン2Aは、感材フィルムFAを
収納するためのマガジン本体6Aと、そのマガジン本体
6Aに回転自在に取り付けられたローラー8A,8Aと
で構成されており、ローラー8A,8Aでマガジン本体
6A内の感材フィルムFAを挟んだ状態で、後述する搬
送ユニット10のパルスモータ(図示省略)を駆動する
ことによってローラー8A,8Aが連動して、感材フィ
ルムFAが引きだされ、あるいは巻き戻されるようにな
っている。なお、供給マガジン2Bは、供給マガジン2
Aと同一構成であるため、ここでは相当符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0015】搬送ユニット10は、上記パルスモータと
連結されたローラー対12,14,16と、カッター機
構部20とを備えている。そして、パルスモータを作動
させることにより供給マガジン2A(あるいは2B)か
ら感材フィルムFA(あるいはFB)を引き出した後、
さらに所定位置でカッター機構部20によって切断し
て、感材フィルムFA(あるいはFB)から適当な長さ
(例えば長さL)のフィルムFを切取った後、そのフィ
ルムFに所望の画像を描画する画像記録ユニット22に
搬送する。
【0016】この画像記録ユニット22は、矢印P方向
に回転自在な記録ドラム24と、その記録ドラム24の
回転軸と平行な方向(図1の紙面に垂直な方向)に移動
自在な露光ヘッド26とを備えている。露光ヘッド26
は記録ドラム24の回転と同期して移動しながら、レー
ザービームを記録ドラム24に巻き付けられたフィルム
Fに照射して、所望の画像を記録する。こうして、この
画像記録ユニット22において、所望の画像が記録され
た長さLの記録済みフィルムが形成される。
【0017】さらに、同図に示すように、画像記録ユニ
ット22の上方位置に搬出ユニット28が設けられてい
る。この搬出ユニット28は剥離ツメ30を有してお
り、その剥離ツメ30が記録ドラム24表面に摺接され
た状態で記録ドラム24が矢印P方向に回転することに
よって、記録ドラム24から記録済みフィルムが剥ぎ取
られるようになっている。また、こうして剥ぎ取られた
記録済みフィルムは、切り換え部材32,ローラー対3
4,36,38からなる搬出機構部40によって排出マ
ガジン4に搬出される。さらに、適宜、後述する自動現
像装置からの送りパルス信号に基づいて搬出機構部40
の駆動源たる搬出用パルスモータ62(図2)が間欠的
に作動し、排出マガジン4から記録済みフィルムが取り
出され、後述する自動現像装置に搬出される。なお、こ
の搬出動作については、後で詳説する。
【0018】次に、上記画像記録装置Aの電気的構成に
ついて図2を参照しつつ説明する。制御ユニット42は
メインコントロール部44,モータコントロール部46
および通信部48の組合せによって構成されている。メ
インコントロール部44は入出力制御部50と、CPU
52と、メモリ54とを有しており、入出力制御部50
には剥離ツメ30等を駆動するためのアクチェータ5
6,画像記録処理に関連する情報などを入力するための
操作パネル58およびフィルムの搬送制御などを行うた
めに画像記録装置の各部に設けられたリミットスイッチ
およびセンサ60が接続されている。
【0019】また、モータコントロール部46には、ロ
ーラー対34,36,38を駆動するための搬出用パル
スモータ62およびローラー対12,14,16等を駆
動するモータ64が接続されている。なお、モータコン
トロール部46の出力は、パルスドライブユニット66
およびドライブユニット68を介して搬出用パルスモー
タ62およびモータ64に信号がそれぞれ与えられて、
駆動する。
【0020】さらに、通信部48は、画像記録装置から
搬出される記録済みフィルムに現像処理を施す自動現像
装置(後述する)と接続されている。そして、これらの
間で、双方向の通信が行われる。
【0021】B.自動現像装置 図3は、この発明にかかる感材の搬送システムを構成す
る自動現像装置の一例を示す概略図である。この自動現
像装置Bでは、その正面側(同図の左手側)に記録済み
フィルムを挿入するための挿入部70が設けられてい
る。この挿入部70は画像記録装置Aの搬出口72(図
1参照)とほぼ同一高さの位置に設けられており、画像
記録装置Aと自動現像装置Bとを連結配置した状態で画
像記録装置Aから記録済みフィルムを搬出すると、その
挿入部70を通過して自動現像装置B内部に搬入される
ようになっている。なお、図3の符号74はフィルムを
検出するためのセンサであり、上記のようにして挿入部
70に記録済みフィルムが挿入され、そのセンサ74に
よって検知されると、自動現像装置Bは待機状態から処
理状態になる。
【0022】この自動現像装置Bには、搬入されてきた
記録済みフィルムを現像する現像部76と、現像された
フィルムを定着する定着部78と、定着されたフィルム
を水洗する水洗部80と、水洗されたフィルムの水分を
除去する絞り部82と、絞られたフィルムにファンヒー
タ84からの温風を吹き付け、そのフィルムを乾燥する
乾燥部86とが設けられている。また、挿入部70の近
傍に入口ローラー88が設けられており、可変速制御可
能な搬送モータ90(図2参照)で入口ローラー88及
び各部の搬送ローラーを駆動制御することによって、画
像記録装置Aからの記録済みフィルムが現像部76,定
着部78,水洗部80,絞り部82およびる乾燥部86
に順次搬送され、一連の処理が完了する。なお、上記の
ようにして処理が完了したフィルムは乾燥部86の下方
部に設けられたフィルム受け92に排出される。
【0023】次に、自動現像装置Bの電気的構成につい
て図2を参照しつつ説明する。制御ユニット94は、画
像記録装置Aのそれとほぼ同様に構成されている、つま
り、メインコントロール部96,モータコントロール部
98および通信部100の組合せによって構成されてい
る。また、メインコントロール部96は入出力制御部1
02と、CPU104と、メモリ106とを有してお
り、入出力制御部102にはポンプ、ヒータ108,操
作パネル110およびリミットスイッチおよびセンサ1
12が接続されている。
【0024】また、モータコントロール部46には、モ
ータドライバ114を介して搬送モータ90が接続され
ている。
【0025】さらに、通信部100は、画像記録装置A
と接続され、双方向の通信を行うようになっている。
【0026】C.搬送システムの動作 次に、画像記録装置Aと自動現像装置Bとからなる搬送
システムの動作について説明する。
【0027】自動現像装置Bでは、図4に示す処理(送
りパルス発生処理)が連続的に実行され、通信部100
を介して画像記録装置Aに送りパルス信号を送信する。
すなわち、ステップS1で、制御ユニット94に内蔵さ
れたパルスカウンター(図示省略)をクリアした後、搬
送モータ90を駆動するためのモータドライバ114か
ら出力される信号のパルス数をカウントしていく。
【0028】そして、ステップS2でパルスカウンター
のカウント数が設定値になったかどうかを判別する。な
お、設定値をセットするにあたっては、予めフィルムを
どれだけ搬送するごとに送りパルス信号を発生させるか
を決めておき、その搬送量に対応した値を設定値として
メモリ106に記憶させておく。例えば、モータドライ
バ114から出力されるパルス信号ごとにフィルムが
0.065mmだけ搬送される自動現像装置Bにおい
て、フィルムを10mm搬送するごとに送りパルス信号
を出力するには、設定値を77(=10÷2÷0.06
5)にセットすればよい。
【0029】上記ステップS2でカウント数が設定値に
なったと判別された時点で、通信部100を介して送り
パルス信号を画像記録装置A側に送信する(ステップS
3)。一方、カウント数が設定値未満の場合には、画像
記録装置Aからリセット信号が入力されたかどうかを判
別し(ステップS4)、”NO”と判別されている場合
には、モータドライバ114から出力されるパルス数を
継続してカウントし、ステップS2を実行する。このよ
うに、画像記録装置Aからリセット信号が入力されてお
らず、しかもカウント数が設定値未満の間、モータドラ
イバ114からのパルス数を連続的にカウントし、カウ
ント数が設定値となった時点で、画像記録装置Aに搬送
速度VB に応じた送りパルス信号を出力する。すなわ
ち、搬送速度VB が比較的早い場合には比較的短い間隔
で送りパルス信号を画像記録装置Aに向けて送信する一
方、搬送速度VB が比較的遅い場合には比較的長い間隔
で送りパルス信号を送信するようになっている。
【0030】なお、上記のようにして画像記録装置Aに
向けて送りパルス信号を送信する、または画像記録装置
Aからリセット信号が入力されると、ステップS1に戻
って上記一連の処理が実行される。
【0031】また、自動現像装置Bでの送りパルス発生
処理と並行して、画像記録装置Aでは図5に示す処理
(フィルム搬出処理)が実行され、記録済みフィルムが
自動現像装置Bに向けて搬出される。なお、ここでは、
説明の便宜のため、自動現像装置Bでは搬送速度VB で
フィルムの現像処理が実行される一方、図6に示すよう
に画像記録装置Aの排出マガジン4にはすでに所望の画
像が記録された記録済みフィルムEFが一時的に保管さ
れており、しかも切り換え部材32が搬出側に切り換わ
りフィルムの搬出経路116(図6の1点鎖線)が形成
されているものと仮定する。
【0032】まず、ステップS11で、搬出用パルスモ
ータ62を作動させて、記録済みフィルムEFを搬出速
度VA (>VB )で自動現像装置Bの挿入部70に向け
て高速搬送する。そして、自動現像装置Bの挿入部70
に設けられたセンサ74によってフィルムEFの先端部
が検出され(ステップS12)、さらに、その時点(画
像記録装置Aからの記録済みフィルムEFの先端部がセ
ンサ74の位置まで搬送された時点)から停止ラグ時間
だけ経過する(ステップS13)と、画像記録装置Aに
よるフィルム搬送を停止する(ステップS14)。これ
によって、記録済みフィルムEFの先端部が画像記録装
置Aの排出マガジン4から自動現像装置Bの挿入部70
に搬送され(図7参照)、さらに入口ローラー88に挟
持される。そして、画像記録装置Aからの搬送速度VA
が自動現像装置Bでの搬送速度、つまり入口ローラー8
8による搬送速度VB より早いため、図8に示すよう
に、フィルムEFが入口ローラー88に挟持されてから
画像記録装置Aによるフィルム搬送を停止するまでに
間、まず挿入部70でたるみ部120が形成され、さら
に時間経過とともに、たるみ部120のたるみ量が大き
くなっていく。
【0033】次に、上記のようにして挿入部70にたる
み量が数十mm程度のたるみ部120が形成された状態
で、画像記録装置Aから通信部48を介して自動現像装
置Bにリセット信号を送信した(ステップS15)後、
自動現像装置Bからの送りパルス信号が通信部48を介
して入力されるのを待つ(ステップS16)。この間、
図9に示すように、自動現像装置Bでは入口ローラー8
8によるフィルム搬送が行われるのに対し、画像記録装
置Aでのフィルム搬送は停止されており、挿入部70で
のフィルムEFのたるみ量は時間経過にしたがって減少
していく。
【0034】そして、自動現像装置Bから送りパルス信
号が入力されると、再び画像記録装置Aによるフィルム
EFの搬送が開始され、フィルムEFが搬送速度VA で
一定量だけ自動現像装置Bに向けて高速搬送される(ス
テップS17)。そのため、図10に示すように、送り
パルス信号待ちの間に減少したたるみ量が再び増加す
る。なお、この実施例では、画像記録装置Aによる搬送
量を、自動現像装置Bでの搬送量(例えば、上記のよう
に、10mmごとに送りパルス信号を送信する場合に
は、その搬送量は10mm)に、自動現像装置Bの搬送
モータ90の搬送スピードムラを考慮して補正量αを加
えた値としている。
【0035】こうしてたるみ部120のたるみ量が増加
すると、ステップS16に戻り、再度送りパルス信号待
ちとなる。このように、この実施例では、自動現像装置
Bからの送りパルス信号に基づき搬出機構部40を制御
して、フィルムEFを画像記録装置Aから自動現像装置
Bに間欠的に搬送している。
【0036】なお、送りパルス信号待ち(ステップS1
6)の間に、搬出完了の旨の信号が与えられる(ステッ
プS18)と、フィルム搬出処理を終了する。
【0037】以上のように、この実施例によれば、自動
現像装置BでのフィルムEFの搬送速度VB に応じて適
当な送りパルス信号を画像記録装置A側に与え、その送
りパルス信号に基づきフィルムEFを間欠的に自動現像
装置Bに向けて搬送するようにしているので、以下のよ
うな効果が得られる。
【0038】(1) 画像記録装置Aから自動現像装置Bへ
の記録済みフィルムEFの搬送速度を変更するための機
械的機構(例えば、クラッチや減速機など)や中間搬送
機構が不要となり、搬送システムの構成が簡単なものと
なる。
【0039】(2) 画像記録装置Aと自動現像装置Bとを
直接連結することができ、省スペース化を図ることがで
きる。
【0040】(3) 上記のようにステップS17で自動現
像装置Bでの搬送モータ90のスピードムラに起因する
搬送誤差を補正するようにしているので、自動現像装置
Bでの搬送スピードムラに追従したフィルム搬送が可能
となる。
【0041】(4) 自動現像装置Bで行う現像処理が変更
されて、自動現像装置Bでのフィルム搬送速度VB が変
化した場合であっても、その変更に容易に対応すること
ができる。というもの、例えば搬送速度VB が遅くなっ
た場合には、それに応じて送りパルス信号を画像記録装
置A側に送信する間隔が長くなるので、画像記録装置A
でのフィルムEFの搬送間隔も長くなる、つまり常に画
像記録装置Aと自動現像装置Bとの同期を取りながら画
像記録装置AからフィルムEFが画像記録装置Aから自
動現像装置Bに向けて搬送されるからである。
【0042】なお、本発明にかかる搬送システムに適用
することができる画像記録装置および自動現像装置は上
記のものに限定されるわけではなく、感材に画像を記録
して記録済み感材を作成した後、その記録済み感材を搬
送速度VA で搬出する画像記録装置と、記録済み感材を
搬送速度VB (<VA )で搬送しながら現像する現像装
置とで搬送システムを構成してもよく、その現像装置か
ら搬送速度VB に応じた送りパルス信号を発生し、画像
記録装置に与える一方、その送りパルス信号を受けた画
像記録装置で、その送りパルス信号に応じて記録済み感
材を搬送速度VA で間欠的に現像装置側に搬出するよう
に構成すれば、上記と同様の効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、現像装置に第2の搬送速度に応じたパルス信号を発
生するパルス信号発生手段を設けるとともに、画像記録
装置に前記現像装置から出力されるパルス信号を受け、
そのパルス信号に応じて記録済み感材を第1の搬送速度
で間欠的に前記現像装置側に搬出するようにしているの
で、小さなスペースで、しかも簡単な構成で、現像装置
で行われる処理に応じて記録済みフィルムを画像記録装
置から現像装置に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる感材の搬送システムを構成す
る画像記録装置の一例を示す概略図である。
【図2】この発明にかかる感材の搬送システムの電気的
構成を示す概略図である。
【図3】この発明にかかる感材の搬送システムを構成す
る自動現像装置の一例を示す概略図である。
【図4】図3の自動現像装置の動作(送りパルス発生処
理)を示すフローチャートである。
【図5】図1の画像記録装置の動作(フィルム搬出処
理)を示すフローチャートである。
【図6】この発明にかかる感材の搬送システムの動作を
示す概略図である。
【図7】この発明にかかる感材の搬送システムの動作を
示す概略図である。
【図8】この発明にかかる感材の搬送システムの動作を
示す概略図である。
【図9】この発明にかかる感材の搬送システムの動作を
示す概略図である。
【図10】この発明にかかる感材の搬送システムの動作
を示す概略図である。
【符号の説明】
A 画像記録装置 B 自動現像装置 EF フィルム(感材) VA 搬送速度(第1の搬送速度) VB 搬送速度(第2の搬送速度)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 泰啓 京都市南区久世築山町465番地の1 大日 本スクリーン製造株式会社久世工場内 (72)発明者 柿原 孝至 京都市南区久世築山町465番地の1 大日 本スクリーン製造株式会社久世工場内 (72)発明者 岡本 浩志 京都市南区久世築山町465番地の1 大日 本スクリーン製造株式会社久世工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感材に画像を記録して記録済み感材を作
    成した後、その記録済み感材を第1の搬送速度で搬出す
    る画像記録装置と、前記記録済み感材を前記第1の搬送
    速度より遅い第2の搬送速度で搬送しながら現像する現
    像装置との間で、前記記録済み感材を搬送する搬送シス
    テムであって、 前記現像装置に、前記第2の搬送速度に応じたパルス信
    号を発生するパルス信号発生手段が設けられるととも
    に、 前記画像記録装置に、前記現像装置から出力されるパル
    ス信号を受け、そのパルス信号に応じて記録済み感材を
    前記第1の搬送速度で間欠的に前記現像装置側に搬出す
    る搬出制御手段が設けられたことを特徴とする感材の搬
    送システム。
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